2005/12/31

ありがとうございました

いつも見てくれている方、何かの検索でお越しの方(お役にたってればいいのですけど)、リンクでいらっしゃる方・・・



みなさま、私のうつつを抜かした言動におつきあいくださってありがとうございました!



今年は特に、ミュージカル、山口祐一郎さんについて、いろんな方とメッセージを送りあえまして、ブログって楽しいなぁと実感する一年になりましたねぇ。



ブログ書いてみようかと思ってるそこのアナタ(とくに北国にお住まいのKちゃん!)、まずは書いてみて続けるか考えるのもいいのでは?



ミュージカルの話ばっかりで面白くないと言われたりしますが、でも興味のあることをご報告していきます。あっははは。ごめんね。来年もさらにマイラブ祐一郎の周辺を飛び回っている予定です。



それでは、これからもよろしくお願いしまっす。



ちなみに来年最初のお楽しみは「落語」です。林家正蔵にするかどうかお悩み中。



『天空の草原のナンサ』

2005 ドイツ The Cave of the Yellow Dog

監督・脚本:ビャンバスレン・ダバー



長女ナンサ:ナンサル・バットチュルーン
父:ウルジンドルジ・バットチュルーン 母:バヤンドラム・バットチュルーン
老女:ツェレンプンツァグ・イシ
次女:ナンサルマー・バットチュルーン 長男:バトバヤー・バットチュルーン
犬:ツォーホル

内容について書いてます。これから映画を見る方はご注意





051230_192101 あとあとにじーんと温かくて胸がきゅんとなってくるような映画でした。特に大事件で物語がすすむわけではなく、草原に暮す一家をゆっくりと映し出しています。



で、もう何といってもナンサちゃんはじめ、子供たちがめんこい。(かわいい、以上にもう!めんこいの~)。そしてお父さん、お母さんがとっても素敵なのでした。



普段はパンフ類は買わないんですけど、あまりの可愛さにポストカードと購入。で、ほぼ日手帳に挟んでみました。うふっ



キャスト名でわかるように、役者ではなくて素人の普通の一家が出演しています。フィクションなのですが、ドキュメンタリー的手法で、ある枠を用意したあとは辛抱強く撮影していったそうです。



大袈裟なものはなにもなくて、遊牧民のつつましい生活が映し出されます。劇的な物語はないのです。犬が活躍する感動物語! と思って見ると、ちょっと違うのです。



舞台はモンゴルの草原。空が広い。



寄宿生活からもどった6歳のナンサは、牛のフン拾いのお使いの途中で、ほら穴にいた子犬を見つけ連れて帰ります。しかし、野生にいた犬は狼と生活したかもしれないし、狼を呼んでしまうかもしれないから、返してくるように父親に言われてしまうのでした。
狼害って多いのですね。



飼いたいなぁ、とナンサは父から犬が見えないように隠してみたり(隠れてないけど!) いじらしいよ~。



雨宿りさせてもらったおばあさんの語るモンゴルに伝わる「黄色い犬」のお話。



ほの暗いゲルにほんのりランプの明りに、歯がないおばあちゃんのお話。コワイような楽しみなような、入り混じった雰囲気です。いいなぁ、こういうのってしっかり子供の心に残るんだろうな。



そして、季節は夏から秋へ向かい、一家も放牧地を移動することに。



ゲルの解体シーン、丁寧に撮影していました。骨組みがどうやって組まれているのか、どれくらいの皮や布で覆ってたのか。これは最低限の家と表現してもいいし、生活に必要なものが全てある、とも言える家ですよね。とってもきれいでした。



ナンサと次女の子がお手伝いしてて絨毯をしまってたのですけど、すっごくムダのない動きでびっくりしました。新聞紙に紐もうまくかけられない人に見せてやりたい! 



それで、お父さんが、もー素敵。
羊の皮をはいだりロープを結ぶ時の手際のよさ。薪割りの時に見える働く人のたくましい体とか手とか。
さらに良いのは、子供や奥さんを大事にしてて、子供の話をきいてあげて、ちゅーっとして、抱きしめて。なんて素晴らしい父ちゃんなんだ!







もちろんお母さんは優しくて働きもので料理洗濯裁縫完璧。夫の留守中はしっかり子供を見て、歌も上手。犬を返してきなさいといわれたナンサに言って聞かせるところも良かったな・・・



このお二人はいくつなんだろう・・・ 私と同じ位とか、実は年下だってこともあり得るか。何もできない、私。



最後に危機にさらされる長男くん、元気いっぱい。髪を縛ってたので、てっきり女の子かとしばらく思ってました。にかーっと笑って、イタズラ好き。



そうそう、肝心のツォーホルちゃんなんですが。



子犬なので、遊びたがりですぐ寝ちゃう。すぴーっと。ナンサが「前世はきっとなまけものだったんだ!」って笑いながら、寝てるところを撫でてあげてるメイキング映像がありました。そうかもね。いやぁかわいかったなぁ



賢そうじゃなくて、けっこうぽやっとしてマイペース。ナンサちゃんの方が、ずっと賢そうだったわねぇ でもそこがとっても愛らしい犬なんですよ。もし犬を飼うなら、こういう賢すぎなさそうなほうがいい! でもきっと家族への愛情がたっぷりな犬になるに違いありません。



顔が黒くて、体が真っ白。ボーダーコリーのような犬です。胸のふわふわした毛の感じ、まだ柔らかそうな足、いいなぁ 触りたい~
草をくわえて、もごもごするのもばかっぽくてかわいかった! もごもご。



モンゴルでは、子供をあまり甘やかすとガラスのような子になる、と言われるそうです。1歳ちょっとくらいの長男がテーブルの上のミシンに馬乗りになってても、ぴょんぴょん跳ねてても、おかあさんはそのままにしてました。見習いたいものですねぇ。



私の周りには随分モノがいっぱいあるよなぁと思い返してしまう一家の暮らしでした。モンゴルでも完全な遊牧だけで暮す人は激減しているそうです。



広い空とみどりの草原と、白い小さなゲルの暮らしも残っていけるといいんだけど。



2005/12/30

『ジキル&ハイド』千穐楽

12/28  13:30@日生劇場 A席



2階の真正面最前列でした。こりゃ観やすいです。当日券もキャンセル待ちがあったようで、満席です。

ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド:鹿賀丈史
ルーシー:マルシア  エマ・カルー:鈴木蘭々  アターソン:石川禅
ダンヴァース・カルー:浜畑 賢吉  ストライド:宮川浩
ベイジングストーク大司教、スパイダー、市民、物乞い、客:大須賀でひき
伯爵、市民、客:林アキラ ほか

冒頭の気が触れた父に語りかける場面から、びりびりした気迫がありました。セリフがやや早めで、美しく歌うんじゃなくて情熱で歌っているような。



技術的にジキルとハイドを演じ分けている印象が強かったけど、今日は技術よりも気持ちが先にあるみたい。



というわけで、ジキル博士の時の鹿賀さんの裏声(もはや裏声!)は、さらにヒートアップ。理性の人?なジキルですが、フツウの人が狂気に走りそうな一歩手前風、に見えなくもないです。



今日のS席前方には熱烈鹿賀ファンが多数いたみたいで、わぁぁという声やら、Bravo~!! の声も。



最初の群集シーン、いろいろな雑念もぶっとびました。一人一人の方の声と、うしろに隠れているオケの音がするどくキレてて、私も心の中でブラーヴォォ!



理事会メンバーのいやらしい演技もいかにも高慢で、あ、今日はみなさん、死にっぷりがますます良かったです。



なかでも林アキラさんの心臓が!の演技はサイコーでしたねぇ 
「私は助けようとしたんだ!」と言いながら、もう息も絶え絶え、セリフも迫真にせまる爆発モード。



何もしないのに死んだ」が今まで見た中で1番コミカルに言ってました。私はハイド風のままダークに言うほうが好きでしたけど、最後なのでサービスかな。



アキラさんは、死んだ直後にロンドン市民になって復活するわけですけど、コ芝居(ゴメンナサイ・・・褒めてるの)が味わい深かったですねぇ





ハイドの暴力、殺人は恐ろしいけど、それ以外のどろどろしてそうな人間性はわかるような気がするなぁと思えてきました。



ルーシー殺害場面の「あいつにあって、俺にないものは何だ!」(スカー@「ライオンキング」でもありますね。嫉妬?)という問いかけは、かなり人間らしいです。



マルシア・ルーシー。マルシアも情熱をぶつけたようで、お国訛りが・・・ でもそれもそんな気になるものではなくて、彼女の魅力のひとつかも。鹿賀さんもそうだったけど、ソロで歌ってる時はぞくぞくっとします。天国の師匠も喜んでるよ。



声量強化!の蘭々、か細いだけ、ではないんですよね。丁寧に歌うので、音符をなぞってるだけのように聞こえがちでしたが。高音は裏声だけど、低音はけっこうがっつり歌えるみたいだし。ルーシーと二重唱する In his eyes、この日はあまり枠をつくらないようにガン、と歌ってくれた気がします。



禅さんも千穐楽は飛ばしてました。やはりセリフのスピード早めで、テンション高い。「どん底」でルーシーを見ながらにこにこしてる顔もしっかり確認。



Your work 歌ってくれる数少ない場面なので、出来るだけ聞き取れるように集中です。今日もいい声! 長めのジャケットの裾をぱっとひるがえして去る姿も見事です。



アターソンはこの中では1番、明るくて健康的な人格の人。でもって、狂言回しの役目もあります。それをさらっと好ましい人物に演じてくれて、とっても素敵でした。ありがとう!



さてさて。ほとんど雑念なしで舞台を楽しんでたものの、やはり「飲料問題」は確認したくて、ずっとビーカーと試験管を見てました。



ビーカーに入ってるときは、赤も青もシャバシャバしてます。



最初の変身の時に確認できたのは(赤い方)、スポイトで入れた試験管の隣のものを、実際は手にとってました。で、飲んだようにみえる仕掛けになっているんでしょうね。この仕掛けはイマイチわからなかったけど・・・



青い方は、この前後になってるのを使ってます。最初に前側の試験管にスポイトで入れて、アターソンが来たときに隠そうと、後側に入れます。で、また隣にある仕込みありのものを飲む場面では手にしてるんだと。



別にどうでもいい話でしたけど・・・ 気になってたので。結論としては、とりあえず飲んではいない、でした。



お待ちかね千穐楽のカーテンコール。



おお、万雷の拍手。上演中も、次のシーンに移ってるのに鳴り止まずにセリフに被ってしまったりするくらい拍手が賑やかでしたね。



4-5回、普通に全員で出てきてくれたあとに、鹿賀さんから挨拶がありました。



新しく加わった蘭々、役が変わった(禅さん)メンバーともに、素晴らしいチームで作ることがでできました。ムフ、このとき紹介された禅さんがぐいっとガニマタ(ひげダンスの足・・・ね)で客席にアピール。いやー、お茶目さん。伯爵夫人の荒井さんと、ぎゅっと抱き合ったりも。



で、千穐楽を迎えられて嬉しい、・・・このあたりで隣にいたマルシアが涙。もちろんオーケストラも最高です、とずっと舞台後にいたメンバーが登場。黒ずくめで、何人かは「ジキル&ハイド」Tシャツでした。うーん、オケも少なめに感じますね。精鋭で作ってたんだわ。(千穐楽については演出の山田和也さんブログにも記事があり)。



そして、クールにお話していた鹿賀さんが、近いうちにまたやりたい!と嬉しいことを。客席からはうぉー、きゃーっ!と悲鳴やら拍手やら。



その後も幾度か拍手に応えてカーテンコール。はけるときは、ルーシーとアターソンが上手側、ジキルとエマが下手側。アターソン禅さんが、ちゃんとルーシーをリードしてました。エマはダンヴァース卿と一緒なので、あら、鹿賀さんは一人・・・



最後の最後は、鹿賀さんが下手の端っこで丁寧なお辞儀をして終りになりました。



暗い音楽、暗い話だけど、メロディがキレイ。蘭々の声量意外は、とっても満足で楽しかったです。欲を言えば、もう一回り小さい劇場でムンムンの熱気の中で観てみたいかな。



2005/12/29

ばくらい

静岡にいる弟が遊びに来てます。



で、オットと3人で谷中の「千尋」にて飲んでました。年末であまり魚の種類がないんです、といわれましたが。何の十分!



美味しかったのは「ばくらい」。あと、トラフグの白子を焼いたの。鯖のへしこも。あ、平目のお刺身もぷりぷりで美味しかった・・・。



昼は『天空の草原のナンサ』を観て、うるるるっと。お父さんが素敵で!





完敗

昼は『ジキル&ハイド』の千穐楽観てました。とっても良かった。



夜は職場の人とお疲れさまの飲み会。



で、東宝ナビザーブの結果とフジモトマサルさんのカレンダープレゼントの結果を、つい先ほど確認です。



あぁぁ・・・ 両方とも撃沈しました。もう寝ます。



祐一郎! 敗者復活で会えますように~



2005/12/27

999枚限定ですって

nine THE MUSICAL』TPT the new Tokyo cast live(2005)



今年5月末~6月にかけて上演されたミュージカル『nine the musical』ライブCDの案内がようやく届きました。夏に「完成間近!」ってハガキ届いたっきりだったので、このまま企画倒れかと心配してたっす。

"Overture"から"Reprise"までの全25曲にカーテンコールを加え2枚組CDに収録。豊富な舞台写真とデヴィッド・ルヴォーからのメッセージを掲載したブックレット付き。



¥3500+500(送料)

申込方法の詳細は、TPTオンラインショップへお問い合わせ下さいね~。



webmaster@tpt.co.jp



口座振込か、現金書留で申込み。1/15までに入金か書留到着だと、送料¥500をTPTが負担してくれるそうです。しかも1/20に届くとのこと。





私は今月中に申し込むつもりデス。
別所哲也、アツイ奴だったな・・・(05/06/11に感想あり)



2005/12/26

ベリー&ベリー

祝土日勤務もやっとおわり。お客さまは少なかった・・・ ま、かわりにいろいろ整理が進みましたが。



ケーキシリーズ3つめ!



051225_123201 しっとりチョコレートたっぷりの本体に、大粒いちごとブルーベリー。職場のアルバイトの方が(数少ない・祐一郎好き☆な)クリスマスに作ってきてくれました。



けっこう甘いケーキにフルーツの酸味が心地よい・・・



ありがとう、ありがとう! 一緒にヴァンパイア観にいきましょうね!



2005/12/24

マージ・マジ・・・

051224_171001  やったぁぁ 金土日と働く私たちに
魔法戦隊マジレンジャー・クリスマスケーキよ!
同僚が持ってきてくれたのです。



ケーキ真ん中には(たぶん)マジ・レジェンドに変身するはずの上半身が。合体させちゃうとケーキが箱に入らなくなっちゃうので、まだくっついてません。明日合体させてみよう~っ



最初、子供たちに今は「マジレンジャー」だと教えてもらったとき、本気と書いてマジと読む、のマジだと思ったんだよ。え、違うの? じゃ、マジック? それも違う?



・・・マジカルなマジでした。



あぁぁ、やっぱりクウガ見たいよう。レンタルしちゃうかなぁ







2005/12/23

ハッピーハッピー

札幌では、某S会のクリスマス例会が行われた模様。くーっ いいなぁ
何が羨ましいって、みんなに会えるのと同じくらいに羨ましいのは、パティシエR嬢のスィーツを頂けること・・・



オットとことあるごとに、Rちゃんのお菓子食べたい~っと飢えていて。でもやはりクリスマスはお願いしよう! ということで、メール。
クリスマスにケーキ作って~!(もちろん御代は支払いまする)



そのお返事が、
もう土台は出来てるからいつ送るか連絡しようと思ってたの 。だったんですヨ。



IMG_2439 感激ひとしお。うう、で、そのケーキが届きました。なんか上手く写せなくて面目ない。ブッシュ・ド・ノエルとクッキーと。ケーキは白樺かな??



札幌の例会に参加できないのは残念だけど、関東支部でも小さく会を開けました。



ありがとう! いただきまーす!



4Knights

『ベスト・ミュージカル』4Knights をやっと聴いてます。



石井一孝、岡幸二郎、戸井勝海、吉野圭吾の4人によるミュージカルソング。それぞれらしい曲を選んますね。



1 「レント」 シーズンズ・オブ・ラブ(石井一孝)
2 「マイ・フェア・レディ」 君住む街で(吉野圭吾)
3 「オペラ座の怪人」 ミュージック・オブ・ザ・ナイト(岡幸二郎)
4 「ヨセフと不思議なテクニカラーのドリームコート」 エニー・ドリーム・ウィル・ドゥ(戸井勝海)
5 「ヘアー」 アクエリアス レット・ザ・サンシャイン・イン (石井一孝)
6 「ミス・サイゴン」 ブイ・ドイ(戸井勝海)
7 「ビッグ」 クロス・ザ・ライン(吉野圭吾)
8 「ラ・カージュ・オ・フォール」 アイ・アム・ホワット・アイ・アム(岡幸二郎)
9 「ジキルとハイド」 ディス・イズ・ザ・モーメント(石井一孝)
10 「アスペクツ・オブ・ラブ」 ラブ・チェンジズ・エブリシング(岡幸二郎)



2002年発売ということで、写真が若くてこそばゆい。石井さんが1番変わらない感じ?



先日の「マイ・フェア・レディ」での石井さんは、まだ乗り切れてないような印象で消化不良だったんですが、このCDではノビノビ歌ってて気分いいです。



いやー、1曲目のRent のSeasons of loveからして、聞き惚れちゃいますね。甘めで優しげな。早く映画の「レント」も観たくなる! 
Let sunshine in~♪もいいし(5曲目)、This is the momentはきらきらしてます。覚悟して、って感じじゃなくて、これでついに成功だぁぁ~というわくわくしてそうな雰囲気だ。



こんな風にいきいき歌う石井さんを観たい・・・ 石井バルジャンってソフトなのかな? 4月のレミゼ取れるか・・・



さらに、岡幸二郎。岡さ~ん、選曲がナイスです。ファントムに、ゲイに、恋する青年。
まぁファントムはきっと妖しく美しく(醜い顔だが~♪と歌っててさえ、美しそう)お似合いなはず。声もびびっと引き締まってるし。



この中では、ゲイな I am what I amが1番好き☆
さあ みて頂戴 これこそ 本当の アタシなの!



でもって、Love changes everything を聴いてて、猛省点がありました。



ラストのキーがかなり高いので、岡さん意外とキツキツで歌ってます。ということは、四季の誇る貴公子・石丸幹二の歌う高音部はものすごいワザだったのね・・・ 



王子は美しすぎて特長が・・・とかむかしむかしは暴言を言いまして、あぁ全く! わたしったら。丸サマの声の素晴らしさにやっと頭を垂れている次第です。このラストが無理なさそうにすーっと歌う王子はすごかった。うっとりです。奥深いわ~ 



吉野さん。ジャケ写が1番若いというかまだ子供?みたいな顔に見えるよ。



でも歌ってる曲がエンタテイメント♪ 2曲しかなくて惜しい。みんなで3曲ずつ歌ってくれたら良かったのに。2曲とも、舞台なら素敵に踊りながら歌ってくれるのに~と思っちゃいます。いろんな歌で聴きたい人で。



戸井さん・・・ ここではじめて聴きました。たぶん。選曲が寄り道ラインで気になります。声はしっかり、音程もしっかり。見た目はすっきり。えぇぇ、生歌で聴きたい! 



2005/12/22

カラスvs.

ここ2日、暴力的な眠気に勝てずぐうぐうぐうと寝てました。睡眠不足が続いたので体が「寝ろよ!」と怒ったのかもしれません。



さて、午前11時、青空に冷たい風がふくある日のことでした。



お使いから職場への帰り道、日比谷公園内を
「バラが枯れかけてるなぁ・・・ このまま日生劇場に流れて行きたいよ~!」
といろいろ関係ないことをつぶやきながら、駅に向かって歩いておりました。



すると枯葉が積もった花壇で一羽のカラス茶色の何かをつっついてます。
近づくにつれ、その茶色の何かが動いているような・・・。
ヒナが首を動かしているように見えたので、大変!と駆け寄りますと。



それは冬眠しかけの(と思う)カエル



茶色で、全身の大きさは私の手くらい(けっこう大きい)。
寒いので、すっかり動きがニブくなったようで、カラスに手足・体をつっつかれてて逃げたいのにうまく動けないのでした。



ぎゃーっ、
食べるんなら一撃しちゃえばいいのに、遊んでるならやめなさいよ~! 
趣味悪い!



ということで、石でも投げて追い払ってやろうと思ったらですね。日比谷公園は掃除が行き届いてて、石ころも落ちてないんですよ。まーっ。



しょうがないので、花壇と通路をへだててるポールをガンガンと蹴ってみました。
しかし、カラスはそんな私をチラっと見ると、哀れなカエルの足をくわえてずるずる~っと奥の茂みに向かって引きずって行きます。



さらに花壇のポールを蹴る私をみて、サラリーマン風のおじさんと、気ままな生活風のおじさんが寄ってきて。
「カラスってのは・・・」「これは遊んでるんじゃないの?」「自然のことだからねぇ」。



ちょっと夢中になってたけど、おじさんたちがやって来て我に返り、仕事場に戻らねばならなかったと思い出したのでした。で、すごすごと地下鉄駅へと退却。



カエル救出に失敗した私は、カラスへの敗北感を胸に職場に戻ったのでした。



おしまい。



2005/12/20

ウッチー元気かな

□「ベガーズ・オペラ」の有料公開舞台稽古チケット発売。詳細はコチラ



初日前日の1/7に行うそうです。いいなぁ観てみたい。でも発売日の23日は仕事。ハンカチ齧って悔しがってやるーっ 7日は仕事もなくて空いてるのに! きいいっ



□同じくベガーズ関連。公式HPの宣伝室ニュースに顔寄せの記事が。
りりしいウッチーです。もうすぐ会える~



きっと年越ししながらお色気ビームの照射練習に打ち込んでいることでしょう。 



□「メタル・マクベス」劇団新感線 生バンドのメンバーがちょこっと変更になって、今年中に第1回の打合せだとか。岡崎司さんのブログに記事あり。↓

今回の芝居は、いわゆるミュージカルってモノではないらしいです。(byいのうえさん)
曲数も未定ですけど、SHIROHみたいなコトにはならないそうです。(byいのうえさん)

って、一体どんなもの?



2005/12/19

『ジキル&ハイド』12/17

12/17 18:30@日生劇場 B席

ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド:鹿賀丈史



ルーシー:マルシア エマ・カルー:鈴木蘭々 アターソン:石川禅



ダンヴァース・カルー:浜畑 賢吉 ストライド:宮川浩



ベイジングストーク大司教、スパイダー、市民、物乞い、客:大須賀でひき 



伯爵、市民、客:林アキラ



私はB席センター、一緒に観劇したゴンザちゃんはS席センターで。



5日に観た時より流れに余裕があった。観客にも笑う余裕があったというか。



鹿賀&マルシアの好演っぷりは安心してられるので、今回も充分に楽しみました。



ミュージカルって、演技から離れて「歌いあげる」になることもありますが(あー、祐一郎はそのあたりの危険信号が)。山田和也さんの演出もいいんだと思うのですが、このお二人は意外と(失礼)演技から離れなくて、ストーリーに集中できます。 



石川禅さん、いいトコで掴んでて良かったです! じっくりとメガネ&ひげのアターソン姿も観ました、ステキ~ 1番ウケてたのが「花火終わっちゃったんだけど・・・」で。これだけでもいい声でした。 



禅さんは来年7月にまた「ピーターパン」でフック船長になるそう。「エリザ」「M.A」もあるけど、これも観にいきたいな。・・・えぇっ、「スチュアートリトル」のスチュアートの声だったの?! 多才ね。



私にも余裕があったので、今日はさらに阿部よしつぐさん、大須賀ひできさんの七変化を楽しむことに。



新聞売り少年の阿部さんは、聞きやすくていい声だなぁと耳に残ってました。もう一度聴きたかったの。舞台奥から新聞抱えてピタっと静止してる姿がいいっす。いかにもロンドンの少年風で衣装も可愛い。帽子もいいなぁ ウチで新聞売りごっこ、というのか、あの振りつけを真似して歌ってしまうのだ。



大須賀さんは、背が高いので役が変わっても大丈夫・・・すぐ見分けが付きます。それにしてもスパイダーと大司教をするというのがスゴイ。ま、どちらもいやーな雰囲気を出してます(笑) お嬢さんの胸にお支払いするの楽しそうよ。 



毎回ハイドに踏んづけられて、串刺しで持ち上げられて、燃やされて・・・ スパイダーはセクシィ胸もとがはだけたシャツ~ ステキなむなげがちらり。きゃーっ、というかぎゃーっというか。体当たりで素晴らしい。お疲れ様なのです。



パーティーの後に着るエマ衣装、前は玉虫色としか思ってなかったのですが、あれって青地だけど赤い糸も織り込んであるんですね。×
ハイドが暴走し始めてからのジキルの衣装のベストは、エマと反対に赤地青い糸が織り込んであるんじゃないかな。



でもって、ルーシー衣装はつねにジキルを愛してみても、追いかけてくるのは
ハ~イド~! そう、ジキルには愛されない・・・切ない!



前回はコワさが先に立って、ハイドのロングコートにもえず。でも今回はそれなりに楽しめました。パブのルーシーに会いに来て♪罪なあーそびー、と歌う場面。ハイドがテーブルに足を乗っけるのっていいなぁ コートがキレイ。



そうそう、ジキル・ハイドともに女好きな感じがありません。マシなのはジキルの方かな、研究一筋だけどたまにエマに甘えてそう。しかしハイドは女好きじゃなくて快楽殺人者っぽい。ルーシーを付け狙うのってジキルへの復習なのかしら。



鹿賀ジキルの時、声が高く、ハイドは低くなるんですけど、高いジキル声はふと笑ってしまいそうになるよ~ ごめんなさい~。



年齢がよく分からないからかなぁ いくつの設定なんですかね。禅アターソンのほうがかなり若く感じます。高い声なので、情けない風です。
ハイドになってからの声の強さもあって、鹿賀さんも変身したほうが活き活きとしている様子。大司教を踏んづけてるのもとっても楽しそうだ。



ラスト。エマに抱かれてハイドからジキルに戻って、「エマ・・・」と高め声でつぶやく。切ないシーンのはずが、笑えてくる罪深い私を許して、エマ!
(私はココロの中でぷっ、と吹いてました。隣席の女性は思いっきり「ぷっ」と・・・)



最後のジキルvs.ハイドの見せ場は、前回は鹿賀さんのフリが、音楽のテンポより早く役が変わっている感じがしました。そういう演出なのかなぁと思ってたけど、違ったみたい。今回は音楽とジキル・ハイドの入れ替わりのタイミングがちゃんと合ってました。オーケストラは舞台の奥に隠れてるから、大変なんでしょうね。



それからすごく気になることが。



そのまま飲んでるの?



ハイドを抑えるための薬が青くなる場面、実験室が奥にはけていっても光ってて面白い。でもあれって、コンサートとかで光ってるスティックと同じものが入ってるのかしら。そんなものは飲めないっすよ、鹿賀さん教えて~ 一体何どうなってるのーっ



この疑問をS席のゴンザちゃんと帰り道に協議したところ、彼女は「減ってたから飲んだと思う」と。確かに減ってましたが・・・ 赤と青がおなかの中で混じって発光してるのかも、と余計な心配してます。



次は28日千穐楽。



2005/12/18

「ワダエミの衣装世界展」

ワダエミの衣装世界展@梅窓院 祖師堂 ブログはコチラ。12/25まで。



051217_125001 ワダエミさんの手がけた衣装を展示。



映画からは『HERO』『LOVERS』チャン・イーモウ/監督、『夢』黒澤明/監督、
オペラ『マクベス(2004)』、演劇『浪人街(2004)』、
新春ドラマの『里見八犬伝』
音楽劇『コーカサスの白墨の輪(2005)』
清水寺 青龍会の龍、装束、インタビュー映像。



唯一,触れていい『浪人街』の衣装、これ唐沢寿明が実際に着たのかしら~といいながらさすってみました。表は麻だけど、裏地が絹。
場内にあった舞台映像見てたら、水やら血のりやらが飛び散っているので、この衣装は何着も作ったにちがいありません。だから触れてもいいのかな。



映画や舞台衣装、ワダエミさんのつくるものは天然素材がほとんど。気に入る色が出るまで、何度も何度も染めを行うとか。色が鮮やかであっても、どこか落ち着いた感じもあるのは、天然だからかも。



一緒に見たゴンザちゃんと、着てみたい!と言いまくってみてました。素敵すぎるんだもん。



『マクベス』の魔女の衣装、面白かったです。



服は薄い絹でグレーのグラデーション。顔には同じ布でベールをつけ、頭には骸骨。この衣装で舞台に出ると、幻想的になりそう。
あと、貴族たちの衣装が40着も同じデザインで、グリーン系のグラデーションで変化していくものでした。並ぶと壮観ですね。



『LOVERS』でチャン・ツィイーが着てぐるりの太鼓を長い袖で叩いていた場面の衣装もありました。映画でのイメージより、色がシックに感じる。明るいのに静かな色、というのかなぁ



ワダエミさんの初仕事は、夫の和田勉さんが担当した番組の予算がなくて、手伝ったのが始まりだそうです。・・・あのガハハのダジャレおじさんがねぇ、面白いものですよね。



実際に映画などで使われた布、6センチ四方のハギレのセットなども販売。スカーフは売り切れ御免。
そんな小さい布じゃなくて、衣装を着て写真撮るとかできたらいいのに! チャン・ツィイーのか、金城武が着てた青いのを着てみたかったです。



出口に「エミブルー」と呼んでいる深めの水色に染められたシルクがひらひらと風になびいてまして、触ることが出来ます。



さらさら柔らかくて気持ちいい・・・ 思わずゴンザちゃんと同じ言葉をつぶやいてしまいました。語彙すくなすぎじゃない?私たち。



それと、先月行ったのに気づかなかった。京都の清水寺の青龍会のためにデザインした龍、龍を持つ男衆、お清めの水をまく巫女さんっぽい人、奉行などなどの衣装が展示されてます。春と秋(4.・9月)にのみ公開されるものだそう。



実際の映像もあり、マネキンが着るよりも実物が着たほうがしっくりくるのがすごいなぁというところ。



「フェデリコ・エレーロ展」@ワタリウム美術館



1978年コスタリカ生まれのエレーロ氏。って、年下だったのか。ま、いいけど。



この方については何も知らないのですが、ま、見てみようかと入ってみた。吹き抜けの壁に直接描いた絵とか、ひと休みしてね、と置いてあるハンモックに大喜び。



ハンモック初体験~☆ ゆらゆらする感じがとても気持ちいいっす。家に一個欲しいよねぇ でも柱がないねぇ とまったりな二人でした。寝ていいよと言われたら、10分で寝れたよ。



あ、肝心の絵ですが。飛び散った真っ赤な絵の具が妙に緊張感をかもしだすけど、基本の絵はパステルですっきり目で可愛らしいものがほとんど。



架空の案内板とかを屋外などに置いて、写真に撮るという活動もしているそう。新宿御苑のような原っぱのなかの大木の前に「女子トイレ」マークを立ててるものなんか、面白かった。ここで目的を果たせたら、さぞ爽快でしょう。



2005/12/17

展覧会のハシゴ

甲府から遊びに来たゴンザちゃんと。



ワダエミの衣装世界@梅窓院・祖師堂
フェデリコ・エレーロ展@ワタリウム美術館
「ジキル&ハイド」ソワレ@日生劇場



とハシゴして、それぞれ楽しみました。



詳細はまたあとで。



2005/12/16

『CATS』12/16

12/16 18:30@キャッツ・シアター(五反田) C2(レフト)



051216_180001猫にご挨拶を~♪
10年ぶりのCATS、劇団四季のは15年振りくらいかな? 
猫世界のサイズの小道具をみてて、マイ・ファースト・ミュージカルがCATSだったと思い出してました。あぁもう感激~

グリザベラ:早水小夜子 ジェリーロラム=グリドルボーン:秋夢子 
ジェニエニドッツ:鈴木由佳乃 ランペルティーザ:磯谷美穂 
ティミーダ:眞弓ヴァネッサ ボンバルティーザ:南千繪
シラバブ:八幡三枝 タントミール:高倉恵美 ジェミマ:王クン 
ヴィクトリア:金井紗智子 カッサンドラ:増嶋あゆみ 
オールドデュトロノミー:青井緑平 
アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ:田島雅彦
マンカストラップ:趙宇 ラム・タム・タガー:キムスンラ ミストフェリーズ:蔡暁強
マンゴジェリー:李涛 スキンブルシャンクス:ユチャンミン コリコパット:荻原隆匡
ランパスキャット:幸田亮一 カーバゲッティ:村瀬美音 ギルバート:千葉ヒカル
マキャヴィティ:赤瀬賢二 タンブルブルータス:岩崎晋也

C2席でも、正面ではないこと以外は問題なく楽しめます。ジェリクル・ギャラリーに来たタガーとも見つめあった!!(・・・思い込み? いいや、合ったね)



・・・15年前(札幌公演)とは比べ物にならんというくらい進化してて、興奮しっ放し。最初の目がチカチカするのだって、えぇぇ、目が変化するよ!



私の記憶していたものよりも、今の猫たちはスピーディでした。グリザベラも女っぽさがちらっと見えるし、オールドデュトロノミーもあんなにさっさと歩いてたかしら。それにスタイルもいいし、ダンスのレベルも上がってる。素晴らしいです。



全部の猫を見分けられなかった・・・ので、見分けられた猫だけ。



まずは早水グリザベラ。歩いてるだけで胸が詰まりました・・・ そして歌。ヤサグレ風じゃなくて、哀しみ寂しさが伝わる声で。シャーッと威嚇されるのを見るのが辛いわ。



ヴィクトリアの体のしなやかな美しさと色気、すらっとしたタントミールにうっとり。ジェミマ、ジェリーロラムの3匹でのシーン、きれいでした。いいなぁ 



ジェニエニドッツおばさんのゴキブリ隊、テカテカいい照りねぇ ここは観るたびに可愛いんだか、きもちわるいんだか、複雑な気持ちに。



祐一郎がタガーを歌ってるCDでの「ゴムゴムゴム~♪」があまりに強烈で、いまも歌うのかどきどき楽しみにしてたら、ゴムゴム~♪とは・・・・歌いませんでした。もうゴムゴム言わないんだな。う。



今日のキムスンラ・タガーは西条秀樹なロッカーです。華麗なダンスというよりも、がっしり男だぜ!をアピールね。
タガー好きだけど、今日のタガーにはあまりときめかなかったなぁ でも正面から観たらドッキンかもしれない。 



ときめきNO.1だったのはマンカストラップ。後姿とか、立ち姿、歩く姿もかっこいい~っ 
リーダー格というのもポイント高いけど、うう、オシリとふとももがきれいだった・・・ 



あと、李涛マンゴジェリーも。観終わってからキャスト表を見ておお!と納得。アナタが李涛さんですか。シンバもやってるけど、サバンナではお会いできてません。
ランペルティーザとのダンスでは、体格のよさとキレのある動き、それにいい声! と、注目マークつけて観ました。また会いたい~ 
そーか、シンバするってことはやっぱり評価高いんですね。



この役は何はともあれ回転、蔡暁強ミストフェリーズ。拍手、拍手! 小柄でかわいいよ~



どういうわけか祐一郎のプログラム買ってないのに、休憩時間にプログラムを買ってしまった。猫だから? やっぱCATSだから? わくわく楽しくて大好き、と再確認。



うーん実はオペラ座より好きなのかなぁ うーん。それはないか?
ただ猫はたくさん出てくるので、その日のお気に入りを見つけて楽しめるのがいいですよね。オペラ座は例えば怪人やクリスとウマが合わなかったら、けっこう大変。



はー、まだ感激しててうまく言葉に出来ません。次は正面から観よう。それまでに挨拶の仕方を練習しとこうか・・・ 



私もしっぽをくるくるまわしたい!!



いきもの

051216_092201  みなさんこんにちは。今日はヒマネタをお送りします。



まずはばら(品種はニューヨーク)。
先日つぼみが付いて喜んでいましたが、今が見頃ときれいに咲きました。ますますビューティ!





続きましては、5歳になった2匹の和金ちゃん。名前はデカチビ♪ 
ハーイ!はじめまして。



051216_100101もらってきた時は3cmくらいだったのに、いまじゃ10cm越えの立派なオトナです。水温が下がると寄生虫が元気になるので、常に水温25℃以上の素敵な水槽内で暮してます。



ヒトを見ると、とりあえずふりふり愛想を振り撒いてみます。ご馳走降ってこいこいダンスです。和金たちはたっぷりえさをくれる夫のほうが、私よりも好き。





・・・今日は髪を切ってから10年ぶりのCATS観劇。席が円形劇場の端っこ、どんな感じなのかどきどきするなぁ



2005/12/15

『キャンディード』

2004/5/3 東京国際フォーラムC 



演出:宮本亜門 指揮:デヴィッド・チャールズ・アベル



キャンディード:中川晃教 ヴォルテール:辰巳琢郎
パングロス:岡幸二郎 クネゴンデ:幸田浩子 
マキシミリアン:新納慎也 カカンボ:坂元健児 
パケット:宮本裕子 マーティン:佐山陽規 オールド・レディ:郡愛子
※WOWOWにて放送したものを録画。

レナード・バーンスタインが「ウェスト・サイド・ストーリー」と同時期に作曲したものです。オペラ歌手による演奏会形式のもので、♪Oh Happy We は何度か聴いたことはありましたが、ちゃんと上演されたものはこれが初めてです。



原作を書いたヴォルテールの時代に流行した「楽天主義」という思想が中心にあって、

この世の出来事はすべて神の意志によるものだ。よってこの世に起こることすべてが最善の結果につながるのであって、それゆえこの世は最高の世界である。



この楽天主義に批判的な作者ヴォルテールが、物語の進行役として登場します。舞台での辰巳琢郎って体も大きいし、いいですねぇ ちょっと訛ったしゃべり方をするのもうまい。



で、楽天主義者の家庭教師パングロスに教えられた私生児キャンディードが主人公です。



楽天主義の実験と称し、クネゴンデと結婚する!というと、私生児のくせにと彼女の親から城を追い出されてしまうキャンディード・・・



ウェストフェリア→ブルガリア→オランダ→リスボン→カディス(スペイン)→ブエノスアイレス→南米のジャングル→エルドラド→ベニス
と世界をぐるっとひとまわり。



その彼の心にはいつもクネゴンデへの一途な愛が。でもって、この二人はやっと再会したと思ったら、いろんな横槍が入って分かれてしまう、というのを何度か繰り返すことになります。
だからキャンディードはクネゴンデちゃんを追い求めて大変!「君の名は」のようだ。



家庭教師だけでなく、城主、国王、聖職者、下働きの女たち、船乗り、などなど。いろんな登場人物が出て来ます。
事件に遭遇し、何度もヒドイ目に遭い(防衛のためとはいえ殺人も犯してしまうし)、絶望しそうになりながらも、素直なキャンディードはそのたびに人生について考えるのでした。



ちょっと足りない人?という雰囲気もありながら、人の言うことをただ信じるのではなくて、自分の経験や体験などから、自分にとっての幸せについて知るというわけですね。



各場面についてコメントしようとすると大変なので印象に残ったことだけ書いてみます。



衣装は大袈裟なところと、すっきりしてるところのメリハリあり。パングロス先生のいぼは、「にほんごであそぼ」のコニたんのような(分かりますか・・・?)衣装で面白い。いぼいぼ。



演じてる岡さん、背が高いところにマンガみたいに大きな山高帽を被ってるので、すごく大きいです。すらっとしててお見事。そんなに歌う場面があるわけではないけど、記憶に残る役どころです。



さらに新納さんの女装が見れました。背が高いので映えて素敵~ 自分にうっとりしている役が似合ってる! 2001年初演の時は、この役は岡さんが演ったそうです。それはハマるよ!



新納さんは、指揮のアベルさんからロックの歌い方封印と言われてたそうです。確かにロックっぽくなかったですねぇ ただしいつもの感じが分からないの。ごめんなさい。



歌といえば、音楽はそもそも歌いにくそうなものなのに、日本語に訳詞するとさらに大変そうです。
オペラの人と、ミュージカルな人と、舞台系の人と。確かにクネゴンデの幸田さんのうまさは突出してたけど、この役の歌をこなすには相当の人じゃないと出来ないでしょう。全体としては歌のバランスはいいんじゃないかな。



中川くんはクネゴンデだけの場面以外は出ることになるので、相当出ずっぱり。こういうピュアな役がすんなり似合うなぁ 演技っぽさがないわ。



♪Oh Happy We 結婚しようという二人が未来の生活を夢見て歌うのですが、キャンディードは 質素でも地に足のついた生活、一方クネゴンデは宝石、舞踏会~と贅沢を歌う楽しい曲です。このすれ違いが、ラストではお姫様育ちのクネゴンデが歩み寄っていくんですねー。愛の勝利・・・?



♪Glitter and be Gay クネゴンデのソロ。身売りされ、ユダヤ人の金持ちと聖職者半分ずつの愛人にされている。お姫様だったのに、穢れてしまった・・・ と嘆く場面に歌われます。
でも生まれがいいからハッハッハーン! (宝石を見ながら)キレイじゃないハッハハーン!」と素晴らしい歌声。見せ場ですね。



キャンディ・ディ・ディ・ディ~♪アホなんだ・バカなんだ♪」と船の客から大合唱されるキャンディード、ほんとにお馬鹿さん! ここのピンクの羊ちゃんもかわいい。あ、沈没・・・ 



タイトルが分からないんですが、クネゴンデがベニスで皿洗いしてる女性たちと歌う曲。またまたいい暮らしとは言えないけど、に楽しそうだ。不満をいうわりには、クネゴンデとオールド・レディは逞しい。女は強いな。



我ら~はおんなよ かよわいおんな♪ 極めつけはキスさそう 美しい唇 これぞおんなのなせる技♪



女というだけで虐げられるのはどうして? それは女が魅力的すぎるから! ですって。
オホホ。







・・・と、まぁ。
遭遇するエピソードをひとつずつちょこちょこ観ている感じでした。あ、さすがにラストは今までの流れがぎゅっと集中していきますけれど。



クネゴンデちゃんは贅沢好きという性格だけど、それは育ちによるもので、どんどんヒドイ経験をしていくうちに(明るいんだけど)、それ以外の価値にも気づいていきます。そこが可愛らしい。
最初から素直なキャンディードより、クネゴンデのほうが人物としては面白いな。世の中の汚い面というか、机上の思想でわかった風に片付けられないこともあるんだって、カラダで知ったというか~。この話は女性のほうがとっても魅力的に描かれてます。



劇場で観たかった~ 



2005/12/13

一線越えたか

昨日「ろっくりばー」へ入会申込書を送りました。ついに・・・



コホン、「ろっくりばー」とは。
ROCKRIVER所属(堀内敬子・小暮清貴・今拓哉・鈴木綜馬・田澤啓明・山口祐一郎※ABC順)の俳優たちと、応援してくださる皆様とを結ぶ後援会。・・・入会案内より



ファンクラブというものに入会するのは久しぶり。でも大昔(ミスチルとかオリラブとかフラキ・・・とか)とは違う、何って、ちょこちょこ漏れ聞く祐一郎関係のイベントの濃さよ!



俳優は舞台で輝いてさえいれば満足で、プライベートには興味ない(ガッカリしたくないんだもん)ので、祐一郎ラブ!でも入会しようとか思わなかったのです。



でも来年のチケットのことが第一、さらに見本の会報誌を見たところでは、プライベートに触れてガッカリしそうにないと判断。ますますもって謎でいてくれそう。うふ。



ちなみに。
来年は佐々木蔵之介強化年?(とりあえず二人で「クラウディアからの手紙」観に行くの決定) かもしれない同僚から、ファンクラブ入会したくらいじゃまだイタくない!と励ましてもらいました。ありがとう。
でも、お互いになぐさめあってるような気が・・・ごほごほ。                      



2005/12/12

「文楽観賞教室」

第三七回文楽観賞教室@国立劇場 12/6-12/18



初めて文楽を観ました。堅苦しいのかと思ってたら大間違い。笑いあり、涙あり、アクションあり、てんこ盛りの楽しさでした。



しかも休憩はさんで2時間半、たっぷりあるのに大人3600円。私はイープラスの割引だったのでさらにお得。



文楽は観たいと思ってたけど、最近楽しく読んでいるのがポプラビーチで連載の「あやつられ文楽観賞」。またも三浦しをんですが、国文出身者にはたまらん連載なり。



文楽の人形は3人で動かすことと、1番手が裃を着てることだけは知ってました。でもって、黒子はまだしも、裃なんか着てたら邪魔だよと思ってたんです。
ところがどっこい。ま、邪魔は邪魔であっても、気にならないのです。演じている人形たちとも違う世界の裏方に見えます。不思議です。



人形たちがお芝居をしている。というものに見えます。



さて内容ですが・・・



鬼一法眼三略巻 義経と弁慶 五条橋の段
[解説]文楽の楽しみ 義太夫節について 人形の遣い方
新版歌祭文 野崎村の段



●鬼一法眼三略巻 義経と弁慶 五条橋の段
有名な義経と弁慶が出会う場面です。NHK大河ではCGでキラキラになってましたよね。



弁慶のなぎなたを、牛若が(からかってやろうと)すれ違いざまに払います。今まで柳よりも細い腰の女性だ、とオレは法師なのにいかんいかん、と牛若に照れてた弁慶、余計に怒りがこみ上げてなぎなたをぶんぶん振り回します。



ところが牛若様、ひらひらひらとかわし、ついに橋の欄干に一本足でバランス! すごい!ついでにそのまま扇をひらいて見得を切ったぁ~ すてき!
と思ったら、次は弁慶のなぎなたを扇の柄でカンカンと切り結ぶ。おっと、ついに弁慶の武器が取り払われました。観念する弁慶。



この弁慶に大汗かかす汝は何者
ホホ我こそは源の牛若丸
シタリ道理で大抵の人でないと思ふた。今より後はご家来、コレ可愛がって下んせ



今までオレ様だった弁慶が、牛若の武芸やら魅力に参って(というように見えた)「可愛がって下んせ」ってさ、すごいセリフだよなぁ この時、弁慶は頭を地面にすりつけて、さらに足に取りすがるみたいにして頼むんですヨ。はぁぁラブだね!







[解説]文楽の楽しみ 義太夫節について 人形の遣い方
若手出演者による解説だそうで、義太夫節は太夫と三味線の二人が漫才のように説明してくれました。



武家の笑い方と町人の笑い方が違うとか、武家の娘=お姫様と、町娘の歩き方を三味線で引き分けていることとか。笑い方、独特で面白かったです。
ムーフ、フーハ、フーハ!(武士)と聞こえました・・・ 実際に聞くべし!



人形遣いについては、足に10年、左手に10年だそう。頭と右手を担当する人形遣いになるまでに20年かかるのか! 
時間がかかる理由に、人形の動きは1番手の人形遣い(裃つけてる人です)が指示を出すので、その指示の出し方をマスターするのに時間がかかるのだとか。



そう、足に10年。足だけひたすら動かす役の人がいるのです。屈んで客席もあまり見えない状態で。その3人が息を合わせて人形を動かしてるというのって、びっくりです。



最後に「お越しくださってありがとう」と娘の人形で挨拶してくれたのですが、動きが滑らかで美しい~ 
女性の時は、直線的な動きはせずに、曲線でうごく・・・しなを作る感じね。



あ、人形は想像よりも大きかったです。150センチくらいのもあるそうなので、ほとんど私と一緒の大きさ。小劇場で観る限り、オペラグラスも必要ない見易さです。



●新版歌祭文 野崎村の段
歌舞伎でも人気のものだとか。



大阪の油屋の丁稚・久松は養父である野崎村の百姓・久作の娘と結婚の約束をしているにもかかわらず、奉公先のお嬢さん・お染と恋仲に。主人の娘と丁稚の恋は許されるはずもない。お染お嬢さんの縁談が決まったうえに、久松は悪いヤツに店の金を騙し取られて野崎村に返されてきた。



アナタは縁談相手と結婚し、私のことは忘れなさいという手紙を久松からもらったお染お嬢さんだったが、諦めきれずに野崎村まで追いかけてきたのでした・・・ベベベン!



急に帰ってきた久松に嬉しさ爆発のいいなずけ・おみつ。いそいそと鏡をだして髪を整え、お化粧をし、「なます」作りに精を出す。・・・明日は自分たちの祝言なのでなますを作ってるのかしら。
で、びっくり仰天です。

本物の大根が舞台に登場! 
しかもおみつちゃん、きゃーっ帰ってきて嬉しいわ、という風に大根をぶっつり切ります。本物の包丁だ~



で、軒先にキレイな格好のゴージャスで美人の女が「久松さんに会わせて」と来たもんだから、まぁ久松さんの恋人なんだわ、と悟ったおみつちゃん、大根を切るのも怒りにまかせてバンバンバン! 田舎の女だからってバカにしないでよ~!



養父の肩をもんであげてる久松の動きといい、お怒りモードのおみつちゃんのもぐさといい(煙がもくもく出てるもぐさを使うんです)、三里のツボは頭にはないんだよとアチチの養父も、も、可笑しい!



お嬢さんが覗けないように戸を閉めるんだけど、またお嬢さんが開ける、また閉める、開ける・・・ 煙の出てるもぐさで追い払うのも笑ったわー。



久松がお染お嬢さんに再度、言い含めるんですが、お嬢さんはアナタと一緒でなきゃ死ぬ、とカミソリを出して暴れます。必死で止める久松、泣き崩れるお嬢さん。そこまで思ってくれるなら、とほだされて一緒になれなきゃ死のう、という久松。



それを見ていた養父が、恩に背いてはいけないと聞かせます。表面上は分かりましたという二人だけど、叶わぬ時は心中しようと決めるのだった・・・



この話の落ち着く先は、これまたびっくりの展開で。



一部始終を聞いていたおみつちゃん、婚礼の綿帽子の下は髪を切った尼の姿! 自分と久松が結婚したら、この二人は死んでしまうわと思い、二人のために自分の結婚を諦めたのでした。



結婚やめてもいいけど、尼になることないのに!



このお礼は観音様にしましょう、とお嬢さんの母まで登場して、久松も大阪に連れて行くことに。川を母娘が、その川の堤を籠に乗った久松が一緒にゆくところでラスト。



離れていく二人から見た、野崎村の養父とおみつのいる家がだんだん遠くなるという演出にまたまた驚く私(何だか今日は驚きすぎだと思う)
ぐいぐいっと舞台奥に家が引っ込み、川が舞台前にばーんと登場、堤も出てきて・・・という演出でした。
この場面で演奏された三味線が、テンポが速い曲でして、ぼっーっと聴いてるとジャズみたいにも聴こえました。モダンな感じがしたな。



最後に笑わせてくれるのは、籠を担ぐ人と、船の船頭さん。ある程度走って汗だく。てぬぐいでパーンと体を拭いて、汗をぬぐう仕草・・・ 芸が細かいです。



船頭さんは竿を川岸に差したと思ったら、抜けなくなってそのまま川におちちゃった!必死で泳いで船に戻ってました。やれやれ大変だった~ 





まずは暗い話じゃなくて、楽しそうな演目を選んでじっくり観てみたいかな。義太夫の語りのリズムが何となく大阪弁風なのも、面白かったですね。



人形の表情までも、客の脳内では表現されていくのが摩訶不思議です。わざわざ人形で演じるとも言えるし、人では難しいから人形なのかもしれないし。



また観にいこうと思います。文楽観賞教室の目的、私には達成されてたな。
すごく興味がわいてきた~



2005/12/11

韓国のジキル&ハイド

「マラソン」で知りました、チョ・スンウ。見てないけど。



ミュージカルでも活躍していて、韓国では2004年に「ジキル&ハイドで」主演。10万人を魅了し、韓国ミュージカル大賞主演男優賞を受賞したそうです。
今年のはじめには、「ヘドウィッグ・アンド・アングリーインチ」のヘドウィグを演じたそうです。おおー。



詳しくはイープラスのこの記事で。



歌声は韓国ジキル&ハイド公式HPで聴けます。炎も日本より燃えてそうだな~ あれ、英語で歌ってますね。韓国では英語のものは英語のままで上演するのでしょうか?



当たり前だけど声が若いから、重厚な鹿賀さんは違ったジキルだなぁ 比べて観たい~ HPで聴ける♪This is the moment 若々しくていいですヨ。



3/14~3/19 東京 ゆうぽうと簡易保険ホール
3/22~3/24 大阪 NHK大阪ホール
どうやらマチソワで、ジキルはWキャストです。もう一人は、リュ・ジョンハンさん。



ジキル役のお二人について何か知ってる方は教えてほしい~





2005/12/10

クレーム

毎朝ヨーグルトにプルーン3粒入れて食べてます(貧血防止)。



で、プルーンは無●良品(伏字にする意味ないか)のを愛用してるんですが、この間食べたもののなかにヘンな味だなぁ・・・というのが。
渋い味がして、しかもそれが2袋続いたのでした。



気に入ってたので、連絡してみました。いわゆるお客様相談室、とかいうところです。
すると確認したいので現物があれば着払いで送って下さいとのこと。送りました。



・・・届きましたという連絡がないまま1ヶ月少々、このまま放置~? と思っていた矢先に、担当から連絡がありました。味がヘンとかいって連絡した後も、何せ気に入ってるので、また買って食べていたんですけどね。



一部はこんな感じ

お申し出品の官能検査を行ったところ、外観・味覚の異常は
ございませんでした。
また、お申し出品と同日製造品の菌検査
(検査項目:酵母菌・カビ菌・大腸菌・一般生菌)を行いましたが、
異常はありませんでした。

(略)
製造当日の記録を確認したところ、殺菌温度・時間について
異常は無く、製造数と殺菌数が合致しており、
殺菌温度も異常ないことから、全製品数において殺菌は
正常であったものと判断いたします。
製造上問題無いことから、未熟な粒が商品の中にあり
その粒の味が違う様に感じられたと推察いたします。

さらに、商品購入代に相当する400円分の郵便為替が届きました。



味がヘン~と送ったものをそんなに検査したのか。ありがとう。菌が発生してなくて良かったっす。未熟ね・・・・ 相当、渋かったのよ。



さらに最近、別件で公務員に向かって苦情をいうことがありました。
やーね、なんか年取った? 文句言い過ぎ?



その時、私も窓口に立つ仕事なので、普段受けてるクレームを思い出してましたねぇ



こういう気持ちで私に向かって苦情やなんかを言ってるんだ! と。



反対の立場にたてて面白かったです。色々反省しましたし。たまに、それはただのワガママです、というのもあるけど・・・



2005/12/09

カワイイコ

買ってきた時についていた花は、すべて咲いて摘んでしまいました。
こちらはその後、新しくついたつぼみ。週末にはほころんでくるかな。



051209_rose 枯らすの得意・・・だけど。手塩にかけてかわいがってます。
うーん、ビューティ



パルムドッグってご存知?

東京では12/23~日比谷シャンテで公開の映画



天空の草原のナンサ



も、このナンサちゃんがかわいくて予告編だけでボロ泣きしてるんですけど。



もう一人の主役である犬のツォーホルが、今年度のカンヌ映画祭「PALM DOG(パルムドッグ)」を受賞したんだそうです。



この賞は映画祭の正式な賞ではなくて、映画祭に出品されたなかから記者たちが選んで授賞しているとのこと。犬in映画さんにも情報ありマス。画像もありますよ~



モンゴルというと、国語の教科書に載っていた司馬遼太郎のエッセイが強くココロに残ってます。『街道を行く』からのようなので、調べてみよっと。
あやふやですけど、ゲルの中から星空を観るとか、ひんやり冷たい空気と透き通った星空のイメージが未だに思い出されますねぇ 読み直したくなるな。



全国順次公開。
道産子のみなさま。北海道はシアターキノで1/7からヨ。



2005/12/07

期限切れでした

暗闇に光る留守電ありの点滅。



「期限切れチケットが一枚ありましたので、お返しします」



・・・AIR DOの無料航空券の申し込みをしていたのですが、期限切れがあったらしい。
えぇぇぇぇ、18ヶ月内って確認したつもりだったのに!



※北の翼、AIRDOは18ヶ月以内のチケット8枚で片道分と引き換えてくれます。けっこういい率ですよね。4往復で、1片道。



札幌のみなさん、これで私の冬の帰省が怪しくなって・・・、ってそんなワケないけど。ガッカリ。
ついでに書くと、オットから「マイレージたまったから帰省に使いなよ」と言われて喜んでいたら、こちらは300ポイント足りなくて不可だったと判明。



自力で帰んなさいって神様が言ってるようです。



しょっぱい・・・

シアターガイドに「ジキル&ハイド」初日のレポートが掲載されました。



満足そうな鹿賀さんとマルシア、あ、禅さんも。に比べて蘭々の硬めの表情も画像で見れます。蘭々、この二人始めその他の出演者らのなかでやっていくのは、プレッシャーでしょうねぇ 喉つぶさないようにね~



17日に一緒にいく甲府のゴンザちゃんから見どころは?と聞かれたので、考えてみました。



全部!



・・・なんですが、ネタばれしない範囲でいうと、



殺人場面の舞台効果、小道具の使い方。
「しょっぱい」
アンサンブルの迫力と、四重唱のとこ(曲と声の混じり方が好き)



です。



あとは、幕が上がる前からロンドンの音と道行く人が舞台上を行き来しているので、見ておこう・・・ですか。ゆらゆら動くカンテラが見えます~



ふー、いまだに余韻に浸ってます!



2005/12/06

『ジキル&ハイド』12/5

12/5 18:30@日生劇場 B席

ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド:鹿賀丈史



ルーシー:マルシア エマ・カルー:鈴木蘭々 アターソン:石川禅



ダンヴァース・カルー:浜畑 賢吉 ストライド:宮川浩



大司教、物乞いなど:大須賀でひき 伯爵、市民など:林アキラ

初めて日生劇場内へ。2階最後列でも充分見やすいサイズ、ぐるりと囲んでいる端っこはどうなんだろう。舞台を斜めから見る感じになります。B席だったけどセンターよりだったので、とても見やすかったです。



なにやらガウディ風の曲線&モザイク壁。ロビーも広々してるし、日本生命って大きな企業なのねぇ



始まったばかりだし、舞台上では面白いしかけがいろいろありまるが、ネタばれになるので避けますね。別の日にも観劇予定なので、それから書くことにします。



※仕掛けに一々びっくりして、うひゃとかふごっとかヘンな声出しながら驚いてて、隣の人にはうるさかったかも。



で、うぉぉ~ 良かったですよ
まだお席に余裕が・・・ 



迷ってる方は行ってください。ぜひ!ぜひ!。公式HPはこちら



鹿賀丈史の声、というか歌い方にはかなりクセがあるので、私はレミゼのCD(バルジャン役)を聴いてる限り、苦手だなと思ってました。



なのに、舞台って面白いですよねぇ そこに立って歌っている鹿賀さんを苦手だなんて思わない。それどころか、その迫力ある演技や歌に魅了されました。



ともかく恐ろしいハイド。次々と殺人を犯すところでは、かなりの狂気を振りまいてます。
私の萌え(萌え、でいい?)アイテムのぶわりばさりのコートを着て娼婦ルーシーを抱くとこでは、萌えると思いきや、殺されるよ~と恐怖でいっぱい。シルエットはキレイだったけど、恐怖の勝ち。



殺人の場面、どれもぎゃーっと凍る恐ろしい演出でした・・・ って、他の人はそんなに怖くなかったのかもしれませんが。私は怖かったの!



ソロナンバーである「時が来た」 (実験器具も好き)なども胸ぐらをがっしり捕まれたような気分で聴き入るのでした。自分自身のハイドと戦う「ミラー(対決?ってトコかな)」も、いつハイドがハーッハハッ!と笑い出すかとドキドキです。



あ、ハイドが「ルゥ~シィ~」と呼ぶの、今日のツボ。発音もLで完璧♪



娼婦ルーシー役のマルシア。春にレミゼで聴いた時より、歌いあげる系が多いせいか、とっても響いてきれい。
身を落とした暮らしのなかでジキルと出会って、新しい人生の希望を歌うところ、よかった・・・ いじらしくてカワイイ。



脚線美も堪能しました。



ジキル博士の婚約者エマは鈴木蘭々。知念里奈の降板で急きょキャスティングですが、頑張っているなぁという感じです。腹筋とか鍛えるといいかもしれないデス。
声質はいいと思うな、私は好き。精進あるのみ。



あとはドレスの着こなしですか。いいとこのお嬢さんなので、もう少し動作が慣れるといいのに。ヘンリィ♪と呼ぶときはRで素晴らしい。



まだ演技がコチコチに固まってる感があるけど、冷静で意思もしっかりあって、愛情深い雰囲気は出ていると思います。頑張れ蘭々!



思いもよらず素敵オーラ出してくれたのが、ジキルの友人アターソンの石川禅さん。
「エリザ」で扉をヨレヨレと叩く姿しか知らなかったけど、セリフが自然でいいんですねぇ 当たり前だけど、普通の声もまた素敵。普通の人を演じてて素敵、ってけっこう貴重な人かも。もっと注目していこう・・・っと。



ラストはとても重要な役だし、観客目線で舞台にいる役なのかなぁ 
歌が少ないのが寂しいですけどね。



そうそう、殺人の被害者になる人物らの死に様がいろいろで。
ひとり、笑える死に方もあってちょっとした息抜き。そのタイミングの入れ方が鹿賀さん、慣れてるっす。笑いました。



あとはカーテンコール。
アンサンブルの人もいれてこれしかいないの? と最後もびっくり。



そのアンサンブルによる場面、どれもきりっと締まっていて素晴らしいんです。お稽古がこなれてるなぁ
パブでは、マルシアが歌ってる奥の暗闇で、セクシィ演出であんなことやらこんなことをしてて~どきどき。



舞台装置の入れ替えも面白いし、照明が色と明暗をうまく使ってて、これまたメリハリの利いて良かったです。



次は17日ソワレを観劇予定。



2005/12/04

マイフォト更新

イタリア/フィレンツェ編アップしました。1.5日分あるのでちょっと量が多いです。



特産ワインのキャンティ・クラシコが半額以下! 自宅用には3本買って帰ってきたけど、あっという間に飲んでしまったのよねぇ。あぁまた飲みたい。食事してても、ハウスワインがちゃんと美味しいのです。素敵だよ。



フィレンツェはローマ・ヴェネツィアの三都市のなかで1番雰囲気がのんびりしてました。ここはまずは行ってほしいオススメの街です。田舎のワイン畑めぐりとかしてみたかったな。ウフィッツィも行かなかったし。



2005/12/03

密航猫帰る

アメリカのウィスコンシンで2ヶ月間も行方不明になっていた雌猫のEmily



ところが見つかったのはフランスのナンシーにある工場! 
貨物に紛れてで大西洋横断してしまったらしい。



識別票をつけていたので、工場の人がアメリカの獣医師に連絡して身元が明らかになったそう。いい人でよかったねぇ



今朝の朝日新聞によれば、工場が検疫代を、コンチネンタル航空が移送を担った。ビジネスクラスに係員と乗り、ミルウォーキーの空港に到着。飼い主一家と再会を果たしたとのこと。



同家の息子ニックくん曰く「前より大きく、重くなった
記者会見の間、エミリーは泣いてマイクを引っかこうとしたという~



NNKとしては見逃せない話題でした。



Yahoo!はココビジネスクラスの座席から下界を見下ろすEmily)に記事&スライドショウはココ



最近読んだネコと旅に関する本を。



ヨーロッパを旅してしまった猫のはなし」平松謙三著
ブルースイインターアクションズ

本当に飛行機の座席に座って、飼い主と一緒にヨーロッパを旅した黒猫ノロちゃんのお話。リードに慣れさせ、知らない場所にも慣れさせ・・・ると旅猫になれるそうです。
実家の猫たちは永遠にムリそう~



美人ネコジェニーの世界旅行」エスター・アベリル著
旺文社ジュニア図書館



実は絶版!! 
ニューヨーク・キャッツ シリーズの1です。黒猫ジェニーは絵本にもなっているのですが、都会に暮らすネコたち、キャット・クラブのお話が読めます。
ジェニーはいつも赤いマフラーを巻いてて、とってもかわいいのです。これは、そんなネコ3匹がご主人について世界一周旅行するお話。



2005/12/02

M.A.公式HPもできた

マリー・アントワネット」公式HPも立ち上がりました。



12/1に行われた制作発表で発表された劇中歌も、動画でアップの予定とのこと。楽しみ!




原作である遠藤周作『王妃マリー・アントワネット』ですが、新潮文庫版が1番入手しやすそうです。上下巻ですね。



朝日新聞社刊などのハードカバーのものは、絶版ではないけど、多く流通してない模様。
こういうものは図書館のほうがありますね。ちなみに私の住んでいる台東区立図書館にはありました。




祐一郎のコメントを読んでると、もしやキミは不思議ちゃんか?という気がしてきた。突き抜けてるわ~



それから、ろっくりばーのファンクラブに入ってる祐一郎ファンの方と話す機会がありました。そんなイベントもあるのか!とびっくり。楽しそう。ってか、話す彼女が幸せそう。



何となく案内請求してみたので、もしかしたら私も入っちゃうかもです。ついに・・・



「ブルーノ・ムナーリ」展

ブルーノ・ムナーリ もっと豊かに もっと自由に」展@こどもの城
11/15-12/18



造形、デザイン、建築、評論、子供のための造形教育など幅広い活動を行ったブルーノ・ムナーリ(1907-1998)。



小柄で笑顔の素敵なミラノっ子、ムナーリさんに触れて来ました。



しかけ絵本を多く手がけていて、実際に遊べるように置いてありました。一緒に行った同僚とお話ゴッコで遊んでみたり。
透明なシートに草、鳥、月、こうもり、雲・・・の絵がプリントされていて、重ね合わせていくといろんな新しい絵になっていくというもの。
これ欲しい!



ものすごくモダンな(モンドリアンみたいな)絵から、象形文字、デスク用品、子供用のベッド兼遊び場、スウォッチ・・・などなど。



特にスウォッチは時間を示すはずの数字が文字盤のひとつ上でバラバラに動くようになっててかわいい。これ、普通に販売してたのかなぁ これも欲しい~!



こどもの城に入るのが初めてだったので、屋上に上がってみました。

051202_152201  くもり空で残念。遠く画面真中に見えているのが新宿方面で、エンパイア・ステートビル風なNTTドコモのビルがあります。手前は青山病院。



その後、オルネ ド フォイユで目の保養。



051202_160501疲れたので、熱帯魚水槽がきれいだったカフェでひと休みしてきました。



そうそう、表参道の駅がものすごい人でごった返していて、何事?と思ったら、エキナカではなく、エキチカ・・・エチカオープンの日でした。



食事もできるし、化粧品やらアンダーウェアも服も買えるようです。よし探検しよう!と二人で挑んだけど、人の波に負けました・・・
負けたところで、解散。



M.A.追記

え・・・このドラマの全てを紡ぎ出してゆく、
この宇宙の支配者である錬金術師カリオストロに

山口祐一郎、・・・
                (@niftyシアターフォーラム記事より)

これって東宝側の宣伝文だよね。他の出演者の方について等は、@niftyの記事をご覧下さい。



いいねぇ!「この宇宙の支配者」かぁ ただの詐欺師を超えた役に違いない。どんな暗躍をするのか早く観てみたいものです。詐欺師で錬金術師、ってキーワードは私好み。
気障なのかしら? 「M!」の猊下のようなきらびやかな衣装で魅了されたい~



けっこう人物が入り組んでるのかと心配ですが、衣装や音楽で振り分けてくれるよね。ヨロシクお願いします。あんまり登場すると分からなくなるの。



それにしても、自分の無知には哀しくなりました。
オルレアン公も、アナタ誰?の気分だし・・・。



2005/12/01

マリー様でした

もったいつけた仮題のわりに普通でした・・・



東宝が世界に向けて発信する超大作は
『マリー・アントワネット』。 シアターガイドで速報出てます。



まぁ長年の蓄積のあるマリー様なら、東宝も自信をもってお届けなんでしょう。祐一郎の出番が多いといいなぁ~



来年11.12月の帝国劇場のあとは、1月に博多座、2月に梅田芸術劇場とのことです。



で、まとめるとこんな感じですか? なんか間違ってたらごめんなさい。



マリー・アントワネット:涼風真世  マルグリットアルノー:笹本玲奈、新妻聖子
フェルゼン:井上芳雄        ルイ16世:石川禅
カリオストロ:山口祐一郎      オルレアン:高嶋政宏
ボーマルシェ:山路和弘      アニエス :土居裕子



外国に興味がなかった私・・・ マリー・アントワネット様とルイ16世以外は何がなにやらわかりません。
フェルゼンはタカラヅカでちょこっと分かるんだけど・・・



まずは、池田理代子大先生の不朽の名作「ベルサイユのばら」でお勉強し直します!
(大昔に読んだけど、ちっとも覚えていない~)



TdV サラ役

東宝HP ダンス オブ ヴァンパイア



サラ役に大塚ちひろ、剱持たまき決定。



大塚さんは舞台では聞いたことがないけど、ゲキシネ「SHIROH」で。剱持さんは「レミゼラブル」「ナイン」で。
二人とも細くてかわいらしい。声もパワフル系ではなくて、透明感がある印象です。



「ナイン」での剱持さんはスパの女神の役で、ゴールドの衣装が似合ってて、ミステリアスな雰囲気とか、声質がとっても合ってて良かったんですヨ。また観たい舞台の一つです。



クロロック伯爵が存在感あふれるでしょうから、サラはとにかくかわいらしい方を選んだのでしょうか。ウィーン盤を聴くときは、さらにこの二人を重ねて聞いてみようかな。



伯爵は、すでに私の脳内では祐一郎が(※)踊って歌って大変な騒ぎ~ 
(※)それはそれは華麗に踊っているのだ!



2005/11/30

月刊ミュージカル

神田の古書店では¥2000~¥2500くらいになっている、エリザ特集などの「月刊ミュージカル」バックナンバー。・・・買えないので借りました。



図書館バンザイ!!(東京都中央区立図書館ありがとう♪)



051130_232801 いま、せっせと付箋をペタペタ貼ってます。何の役にたつのやら、というこんな資料が少しずつ増えているのでした。





2005/11/29

来年は’06だ

武田真治トートに驚きすぎて、一年余計に数えていたらしい。来年はまだ2006だよ・・・(失礼しました。1コ前の記事のタイトル、訂正しました)



それから「帝劇2006年11月-12月公演ミュージカル『M.A.』制作発表オーディエンス募集」締め切られ、倍率は約32倍。
昨日、僅かな望みをかけてポストをのぞいたけど、何も配達されてませんでした。ガッカリ。



一体どんなミュージカルなんだ!帝劇の住人は出るの~? 
12/1の発表にいく方がいたら、伺いたいものです☆



2005/11/28

'06のエリザベート

東宝HPに出ましたねぇ 来年のエリザが!



まずは、マイラブ山口祐一郎は帝王でいてくれる! バンザーイ!



おう、でもウッチーは今年が最後でしたか・・・ 
ということは、先日のメタルマクベスがトート最後のお歌ってことですね。聞けてよかったヨー。



何と反応すべきか。もう一人の帝王は武田真治。へぇぇぇぇ・・・・
同じ道産子だしね、応援します。
しつこさではイケそう。ダンスもイケそう。でもちょっと小柄だよね? トートダンサーズに紛れて見失ったりしないかしら。



Wトート、あまりにキャラが違っててかなり面白い。盛り上がってほしいです。



キャスト表見たら、祐一郎も一路さん並に出演です。
1ヶ月に24公演、体調壊さないで乗り切ってほしいです。馬車からゆっくり降りてきても、もう何も言いません。ケガ&病気がないようにお祈りします。



で、劇場は日生劇場。がーん、SとA席のみ! 
5月がエリザ、7-8月がTdV、資金繰りが大変なことになりそう。今から準備しとかないと。



『マイ・フェア・レディ』

11/28 13:00(千穐楽)@帝国劇場 C席

イライザ:大地真央 ヒギンズ教授:石井一孝 ピッカリング:羽場裕一



ドゥーリトル:上條恒彦 フレディ:浦井健治 ピアス夫人:春風ひとみ 



ヒギンズ夫人:草村礼子 ゾルタン・カーパシー:藤木孝 



トランシルバニア女王:月丘夢路 ジェミイ:治田治 ハリィ:安崎求

大地真央さんは一度観たいと思っていたのと、浦井くんが出るというので取ってあったものでした。



21世紀ヴァージョンになってから、帝劇では初。すっきりした舞台で、衣装もごてごてしていません。場面転換もスムーズでした。



ところで大地真央という方はおいくつ? 
うおお!1956年生まれって・・・今年フィフティ! 若作りとかいうレベルじゃなくて、あの若々しさというのは驚くばかりです。どんな秘薬を飲んでるのか(失礼・・・)、舞台ひとすじの情熱があの美しさに繋がっているのでしょう。  



なので、花売り娘・イライザというのは違和感なかったです。これがとってもチャーミング♪で、ペンシルバニア女王の場面では、会場中がうっとり。淑女に変身してからは、目の保養気分でした。



さらに、大地真央には笑いのセンスもあるんですねぇ、てーへんだぁ!



アスコット競馬場(あの有名な、白黒の大きなリボンのドレス)で。
教授からの指示は、お天気&健康の話だけ!なのに、どんどん訛りが出て来ちゃって、でも浦井フレディくんは、そんなイライザにぞっこん、な場面です。



馬を夢中で応援するうちに、威勢のいい掛け声がぽんぽん飛び出す。さらに、インフルエンザが心配だわ~という奥様には、父親が病気のおばにジンを飲ませたらスプーンを割った、という話を訛り(江戸っ子なまり)を交えて愉快に話す。



とんでもねぇ お父様だって自分ののどにごっくごっく流し込んだわよ。お毒見だ、なんて言っちまってねぇ!



もー、こう書いても楽しさが全然伝えられなくてもどかしいんですが、間の取り方とか表情が絶妙だったんです! うまい!



石井一孝ヒギンズ教授、そういえば石井さんを舞台で観るのも初めてだったか。声は甘くもあり素敵です。



でも、大地真央のまばゆいオーラの前ではかすんで・・・



笑ってほしい場面で特に、セリフの間が早いような、観客との呼吸があっていない感じがしました。まだどういうヒギンズにするか、固まりきらなかったのかも。



中流で学者で独身主義者、でもってイライザを格下に扱う高慢な雰囲気が足りなかったなぁ ところどころ傲慢さは出るけど、やはり大地真央への遠慮が出てしまったのか?頑張って~ 



羽場裕一ピッカリング、テレビでよく拝見します。ミュージカルはそんなに経験がないそうですけど、セリフの声が素敵でよかったです(歌も少ないしね)。空回りしかけるカズヒギンズ教授を、受け止めてくれた気もする。



上條とっつぁん、あまりに低くてこもり声なので聞き取りにくい。ま、でも酔っ払いのとっつぁんだからいいのか。教会へ♪のシーンは群舞で楽しかった。担ぎ上げられて引っ込むのかと思ったら、また出て来てもうひと盛り上がりしていくのもいいですね。



春風ピアス夫人、こちらも良かったです。歩き方がきれい。教授にお小言を言ったり、イライザの面倒を見てくれたり。
イライザが居なくなって慌てる教授を見てる場面では、あらあらそれは恋ね!というような表情で見守ってました。もっと歌う場面があると嬉しかったです。



浦井フレディ、君住む街♪を歌ってる時、なんてこったい、髪がつぶれて(帽子かぶってたからだな)てちょっとヘンな髪型に。歌はまずまずでしょうか。上流のおぼっちゃん風ののんびりした雰囲気はあります。でも、掛け合いする相手がいない歌で寂しいね。片思いしてるだけの役だし。



そうそう、大地イライザが、一幕目のりんごを齧ってる時のこと。ぷぷっと齧ったのを飛ばしてジェミィ&ハリィがナイスキャッチ!
で、去り際に(千穐楽だったからですね)「これで(りんごを食べるのは)終わりだよ」とかいう意味のことを言ってました。かなりしっかり食べてて、半分以上食べちゃってました。お見事です。



カーテンコールは、千穐楽の挨拶が大地真央さんより。
1990年からの大地イライザが450回(11/12ヨル)、大地真央東宝ミュージカル主演2100回達成(11/21ヨル)もあり、とても嬉しい・・・etc。とのお話でした。



スターのオーラが眩しかった~



会場には熱烈真央ファンがいた模様で、各場面で登場するだけで拍手喝采だったし、このカテコではもちろんスタンディングで、指笛まで鳴ってましたヨ。



2005/11/27

『クロノス』

11/25 19:30 @サンシャイン劇場



演劇集団キャラメルボックス 
2005クリスマスツアー タイムトラベルシアターVOL.2



初・キャラメルボックス観劇。



原作『クロノス・ジョウンターの伝説』梶井真二。
これはクロノスというタイムマシンが登場する短編集で、収録の「吹原和彦の軌跡」が元になってます。
ちなみにタイムトラベルのVOL.1は『スキップ』北村薫、でした。



※さっきまで快調に書いてたクロノスの記事がどこかに消えた!これ、再度書いてます。きーっ

吹原和彦:菅野良一 蕗来美子:岡内美喜子 頼人:畑中智行



さちえ:藤岡宏美 海老名:坂口理恵 中林:左東広之 野方:西川浩幸



藤川:細見大輔 津久井:前田綾 圭:温井麻耶 辻堂:三浦剛



鈴谷:岡田さつき 久里浜:實川貴美子 足柄:筒井俊作



**ネタバレ ネタバレ**



       *



主役の菅野さんの、セリフの多さ、汗の多さ、倒れまくり、わめきまくりに拍手!
でも観てるだけで疲れちゃう~



えー、軸になる話は、
中学校のころから(たぶん現在20代後半くらい?)思いつづけている女性に、気持ちを伝えたい。だが、伝えようと思ったとき、彼女は事故で亡くなってしまった。過去に戻って、事故から守りたい。
です。



で、クロノス・ジョウンターというタイムマシンには、二つ問題があったのでした。



  1. 過去に物質をとばしたとき、無理やり送っているので戻ろうとする反発力が生まれる。ものの大きさ、思念の強さにより、その反発は変化。
    例えば、6時間前にもどったとして、戻るとき(自分の意志では戻れず。時間流のなかで決まるらしい)は出発してから12時間後になる。


  2. 2回目は1回目よりも過去には戻れない。
    例えば、1回目は9:30a.m.に戻り、10分滞在した。すると2回目は9:41a.m.以後の時間にしか戻れない。


この問題のお陰で、物語は緊迫していきます。
一度で救えずに何度も戻るものの、(1)そのたびに反発は強まってどんどん未来に飛ばされる(3回目で60数年後!)。(2)そして事故までの時間もどんどん短くなっていく。



この緊迫した感じは、良かったかな。



でも、過去を変えるのは自分のためじゃない、彼女のためなんだ、というのに違和感。情けは人のためならず、彼女の幸せを願ったとしても、それを望む自分のためにタイムマシンを利用するんだよね。



それって、ワガママじゃない?



誰でも、死なないでいてほしいと思う人はいるでしょう。君だけに許されるものじゃない、という壁が見あたらなかったのが残念。彼女を想う気持ちに賛同しちゃって、周りが協力しはじめるのも早いしなぁ それがほんとに愛だろうか。なんかイヤ。



気持ちを伝えられなかった自分に怒って、後悔して・・・というところもあってほしい~



だけど、もう4回目のクロノスでは、過去に戻ったとしても、計算では4000年後にとばされることに。たとえ彼女を救えても、戻ったところに彼女は居ないのです。



それでも天寿をまっとうしてくれるなら、という吹原くん。このあたりになると、
バカにつける薬はない、という心境です。その事故が天寿なんだよ・・・



君の行為はワガママで自分勝手なだけだと思いつつも、せいぜいアタックしてこい!と見送る気持ちにもなっていたのが面白いですねぇ。でも、これは純愛じゃない~っ



それから登場人物が多くて整理しきれていない模様。どうもこのあとに続く舞台の伏線にもなっているらしいので、そのせいもある(のかな?)。



あと、物語は愛とか真面目な方向なんだけど、所々で笑いを入れるのです。これが噛みあってないのでした。でもって、シリアスななかで笑いをとるのはかなり高度な技です。今回の舞台では、ただのお笑いであって、物語とうまく入り込んでいるなかでの笑いは少なかったか。



さて、今回さそってくれたキャラメルに突如はまった同僚曰く、



スター☆がいないからね・・・



スターって誰? それは上川隆也



うーん、上川隆也が出るならぜひ観たいものです。彼が出るとオーラが出てて、周りもつられて舞台が輝くそうです。おお。でもしばらく大河主演だから忙しいな。



2005/11/26

下村尊則の食卓 62点

週刊新潮(2005.11.17号)「私の週刊食卓日記」に劇団四季・下村尊則



10/13~10/19分とのことで、「異国の丘」の初日(10/16)も含まれてます。



朝は野菜ジュースかホットミルクかミルクティー。移動の車内でユンケル、稽古中は飲むゼリー、水物が多いなぁ ビトンハイもよく摂取の模様。



笑ったのが



シベリア抑留の役で痩せこけるはずなのに、食べないともたない
  →かえって太る



の一文。もともと顔がむちっとしてるので、痩せこけた風貌になるのは大変でしょうねぇ・・・ 別に太ってる感じじゃなかったけど、健康そうな貴公子でしたっけ。



公演中も、幕間に飲むゼリーとかユンケルで補給してるらしいです。場面転換多いから、衣装替えが大変だ、とも。ごくろう!



62点というのは、この食事を管理栄養士が採点したもの。ジュースでない果物も、などのアドバイス付。



異国の丘にはあまり入り込めなかった・・・ 脚本(場面変わりすぎ)で疲れちゃうけど、下村さんはスキ。もっと歌って弾ける役で再会したい~



2005/11/25

「文部科学時報」追記

東京都内でこの雑誌を所蔵している図書館は、



文部科学時報 ※2001.1-,「文部時報」の改題
  足立(中央)10年 2001.1~
  江戸川(中央)1年
  杉並(中央)10年 2001.1~
  世田谷(保存庫)10年,(中央)1年
  中央(京橋)永年 2001.1~
  中野(中央)10年 2001.1~
  小平(中央)2年
  日野(市政)1年
  武蔵野(中央)10年



私は中央区で読んできました。



「文部科学時報」11月号



あのひとにこのはなし



しおんさんのブログで教えてもらいました、「文部科学時報11月号」に山口祐一郎登場~



えーと、あのー! 
嬉しくて感激してるので書きます
(自分で読みたい方は読まないで下さいませ)









なぜ俳優になったのか/舞台からお客様の顔を見ているものですよ/劇場という夢空間へいらっしゃい





オペラグラスを一斉にかけるたり、外すのは、ちゃんと分かってるそうです。で、



状況によって照明がパッと変わる。次の瞬間、
客席の誰かと目が合うんです。
「山口さん、あの日は私のためにお芝居をやってくださったんですね」とか
言われててね。

(略)
いちばん楽しそうにときめいている人、
その場にいることを楽しんでいらっしゃる人を見るけるっていうのかな。
むしろそこに目がいってしまうんです。

だ、そうですよ!! きゃーっ



そうか、あれはやはり目が合ってたのよ! という経験は誰しもお持ちでしょう。ふふふ、これでもう、それは妄想だ!と言われなくてすむかも(・・・99%妄想のような気もしますが)。



でもねぇ・・・「私のために」って! 
私、セルゲイの妄想はまだそのレベルまで達していないです。まだまだ未熟者であります。頑張りますっ



さ、いちばんたのしそうにしたら、祐一郎と目が合っちゃうかもしれませんヨ。



2005/11/24

マイフォト追加

サイドバー下にマイフォト追加です。



放置しっぱなしのイタリア旅行記・・・ あまりにかわいそうなので、簡単なコメント付きでいくつか入れてみました。



けっこう撮ってるようで、そんなに撮ってなかったんですよね。でもって、旅仲間のリラックスフォトを撮るのがスキなので、載せにくいものも多くて~



ちょこちょこ増やすつもりです。よかったら見てね☆





2005/11/23

お色気ビーム炸裂で

ウッチー本人の言い方だと



お色気ビーム炸裂で!ってことになるようです。
私生活と違うと協調。ウソだぁ



「全編歌の不自然なものじゃありません」byケアード
ってセリフもあるらしい。ふ、自分の業績をけなすのも余裕あってこそね~



共同インタビューの映像を何度も見返しては、うひうひと喜ぶのでした。
それに、新しいものを作っていくんだという意気込みが出てて、キャストの表情がいい!



よれたジャージ、このお稽古着、他でも見かけたような気がするんですが。
お気に入り?



ベガーズ・オペラ顔寄せ @niftyシアターフォーラムの動画でどうぞ。



チャイコフスキーな午後 11/23

チャイコフスキー 交響曲&ピアノ協奏曲 全曲連続演奏会
                   @すみだトリフォニーホール 



第三夜



交響曲第3番 ニ長調「ポーランド」
ピアノ協奏曲第3番 変ホ長調
交響曲第6番 ロ短調「悲愴」





ニコライ・ジャジューラ/指揮
エフゲニ・モギレフスキー/ピアノ
キエフ国立フィルハーモニー交響楽団



幸せな3日間も今日でおしまい。



初めて聴いた3番「ポーランド」。重々しくなくて楽しい曲だったけど、第5楽章が特に民族音楽風で気持ち良かったです。
昨日まで打楽器ヤングマンだった若手が、この曲のティンパニーを担当。昨日までのステキなおじさまよりは遠慮がちな風に聴こえましたが・・・真剣な表情でヨイ。



ピアノ協奏曲第3番は、交響曲にしようと思っていたものが土台になっているそう。1楽章形式で、20分もない曲になってます。



モギレフスキーさん、今日はテーピングなし。鍵盤も快調に叩いていて、段々調子があがってきたのかも。最後までぐぐっと上っていく感じで良かった!
拍手に応える姿が、指揮者と譲り合ってて可笑しい・・・イイ人そう。



さて、最後は「悲愴
第1、3楽章の激しい盛り上がりが楽しみデス。



ほー、意外と男らしい感じでした! もっと哀愁漂うのかなと想像していたのですが、緩急・強弱がきっちりある演奏です。



今日も、打楽器トリオに大注目していまして・・・ やはり先輩の方が重みのある音を、ドン!っと出してくれます。ヤングマンたちも、今日はニコニコ顔もなく真剣な表情で演奏。



あと、管楽器の皆さんがとっても安定していて素晴らしいんですヨ。若いメンバーも多かったし、これからどんどん活躍してほしいです。



体中にチャイコフスキーの音が入ったような3日間でした。
ありがとう キエフ・フィル!



2005/11/22

チャイコフスキーな夜 11/22

チャイコフスキー 交響曲&ピアノ協奏曲 全曲連続演奏会
                   @すみだトリフォニーホール 



第二夜



交響曲第2番 ハ短調「ウクライナ」
ピアノ協奏曲第2番 ト長調
交響曲第5番 ホ短調



アンコール 「くるみ割人形」より
花のワルツ



ニコライ・ジャジューラ/指揮
エフゲニ・モギレフスキー/ピアノ
キエフ国立フィルハーモニー交響楽団



ブラヴォー!!



今日のモギレフスキーさんは、なかなかの調子でした。双眼鏡で確認したら、両手指先にテーピングしてたので、ベストではないのかもしれません。でもオケとも合ってたし、集中した演奏だったと思います。



たぶん初めて聴いた交響曲第2番、第4楽章の民謡風なのが気に入りました。



ですが、今日の楽しみは5番。



先日観たミュージカル「眠らない音」でもモチーフに使われてました。激しい曲なので、大好きというわけではなかったけど、このミュージカルをきっかけに結構いいかも、と。



くらーい出だしから、あの有名な旋律になり、それがラストまで繰り返されます。
オーボエ、クラリネット、ファゴット(この楽器がこんなに優しく美しい音色だったとは!)が繋いでいく様子も、視覚的にもよく分かりました。



さらに、バイオリンとチェロの掛け合いも絶妙~



第3楽章から、第4楽章へと気を抜く間もなく、ぐいぐいテンポが上がって、緊張感で張り詰めていくホール。



全くもって、幸せです!



昨日も大活躍だったティンパニー奏者、今日もオケの最後尾で舞い踊ってました。
打楽器のヤングマン二人組は、自分の出番になるとニコニコ嬉しそうにしてた~ リズムを取りながらッッバン!とシンバルや大太鼓を叩く姿、こちらまで嬉しくなっちゃう。



5番を指揮し終わったジャジューラ氏、ちっちゃくガッツポーズしたそうです(オット談)。会心の演奏だったのかな。私はあまりに聞き入ってて、あまり目に入ってませんでした・・・





自宅にあるゲルギエフ&ウィーンフィルの5番より、好きな演奏☆ ゲルギエフのは粘っこいというか・・・ これはこれで満足してますけれど。どーだ!って感じにも聴こえちゃうのです。





ベガーズ顔寄せ

シアターガイドのココに記事。

「(女性にもてる役柄なので)人生でこんな瞬間はないと思いますし、私生活と全然違うので、それを楽しもうと思います(笑)。パワフルで、元気がよくて、少し毒がある芝居ができるんじゃないかな」

モテモテだと思うけどなぁ ご謙遜。日刊スポーツではこんな発言に。

「色男役なので、色気ビームを振りまきます」

ヨシ! それでこそウッチー☆ 色気ビームのシールドを用意して劇場に行ったほうがいいかな・・・ 倒れるかもしれないからな。準備!



ウッチー☆カテゴリ

マイラブ祐一郎のカテゴリ作るより先に、内野聖陽でいいのか・・・?。ま、大河記念ってことで。



先日母からは「地味な顔よ~」と言われた。むむーっ 声や動きがいいんデスッ。



ゴンザちゃんから早速、「風林火山」関連情報いただきましたので報告です。



● YAMANASHI FILM CMMISSION ロケ情報などが掲載されるでしょう。



●「北斎展」で山本勘助発見!kansuke
そういえば・・・武田軍団の絵があったー。観て来たのに、山本勘助って何の感心もなくて、信玄だけ見てたよ。不覚なり!



ちょっと調べてみたら、醜男、隻眼、片足が不自由、だそうです。
で、軍師。しかも入道。
この濃いぃ~いイメージと爽やかウッチーが繋がらない・・・。
                     
<ゴンザ様より調査報告>

隻眼というと独眼流政宗で胸を熱くしたっけ。あ、でも北斎の絵では特にアイパッチとかしてないね。シンボルっぽくて面白いのに。
醜男というのは熱演してもムリ(笑)だけど、カラダの演技はばっちりしてくれそう。





チャイコフスキーな夜 11/21

チャイコフスキー 交響曲&ピアノ協奏曲 全曲連続演奏会
                   @すみだトリフォニーホール 



第一夜



交響曲第1番 ト短調「冬の日の幻想」
ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調
交響曲第4番 ヘ短調



アンコール 「くるみ割人形」より
こんぺいとうの踊り  トレパーク



ニコライ・ジャジューラ/指揮
エフゲニ・モギレフスキー/ピアノ
キエフ国立フィルハーモニー交響楽団



今日から3夜連続で、チャイコフスキーの6つの交響曲らを連続演奏。すみだトリフォニーホールはゴージャス~ きらきらしくて、ゆったりしています。シュー・ボックス型のホールで音も良いみたい。私たちは3階だけど、正面なので音はまっすぐあがって来てる感じです。



キエフ・フィル&指揮のジャジューラさんは、丁寧に音を出している印象。
今まで、1番をうっとり聴いたことがなかったのに、今日の演奏はしっかり聴けた。音って見えないけど、何かの動きになって舞台からぐーっと昇ってきているよう。第2楽章でも聴けたクラリネット、オーボエも良かったなぁ あ、フルートもきれい。



ピアノ協奏曲のモギレフスキーさん。今日は調子がいまいちだった(と思う)。何となくオケとテンポが合ってない気がするし、音もぽろっと外した点もあり。
あと、ホールの問題なんだと思うけど、3階だと残響がけっこうあって、響きすぎた音が重なり合ってちょっと聞き難かったのでした。まぁ こんな日もあるでしょう。



前に都響で4番を聴いたときは、あっさり目な演奏でフツウ?と思ってたけど、今日はウクライナの風土なのか・・・ しっかりした演奏で、とっても良かったです。



そして今回、一番気に入ったのは打楽器トリオ。なかでもティンパニー! CD(ゲルギエフ&ウィーン・フィル)を聞いてる時は気づかなかったのですが、4番ってものすごくティンパニー奏者が大活躍なのでした。



スティック(・・・叩く棒のことなんていうの?)も忙しく取り替えながら、優しく、力強く、華麗に演奏してました。燕尾服の裾をひらひらさせながらね!
演奏後の拍手に応えるときに、両手をぐいっと挙げてガッツ・ポーズしたんですヨ~ そんな人も初めて見たよ。



自分の出番をまつ様子もキメキメで面白かったなぁ 片手を腰に当てて立ってたりして。自意識高いとみた。素敵でした!



満席ではなくて、とっても残念。初来日のオケですし、応援したいなぁ
お客さんたちも真面目な演奏に喜んでいた感じ。鬼気迫る演奏というよりは、着実で丁寧な演奏だと思います。そうそう、アンコールもチャイコで締めくくってくれました! 



2005/11/21

『ミュージカル異国の丘』

11/18 18:30@四季劇場[秋] C席

九重秀隆:下村尊則 宋愛玲:佐渡寧子 吉田:中嶋徹



神田:深水彰彦 西沢:深見正博 大森:江上健二



杉浦:香川大輔 平井:織田修二 宋美齢:中野今日子(劇団俳優座)



宋花蓮:岡本結花 劉玄:青山祐士 宋子明:日下武史  ほか

つ、疲れた。



時代を行き来しすぎるので、頭をリセットするのが大変すぎます。NYでの幸せ感とシベリアの寒さを、あんなに織り交ぜたら体がついてかないよう。時系列でいいのに。



幸せでいいね!とか、何てヒドイ目に!という気持ちが、私の中で頂点に行きかけたあたりで、場面転換しちゃうのです。泣くに泣けないもどかしさで胸いっぱいなんだよっ



愛玲との出会い関連が長いので、そのあたりはささっと済ませ、シベリアの辛い場面で盛り上げてくれたら、集中力も途切れずに済むかもしれないな。



そして「ミュージカル異国の丘」のタイトルに隠された真意の恐ろしいことよ! そうか、ミュージカルって書かなきゃならないほど、ミュージカルだと気づかない作品だったのね・・・ おおう。



たまに歌うの♪ でも歴史説明やら状況説明に傾いたセリフが続きます。ただでさえ暗い話なのに、あまり歌ってくれないので、ほんとぐったりしちゃった。





下村ボチさん、C席から見る分には濃いお顔の効果も届かず、悪くない。石丸貴公子のことを忘れて、これが九重さんね~と素直に見れば問題なし・・・でした。あぁ良かった。17歳っていうのは聞かなかったことにして。



で、今夜、ぼくに下さいっていうセリフにうろたえる私。



けっこう唐突にいきなりそういうことになってたのか! あーれー、愛玲ちゃんが押し倒されちゃったよぅ 逃げて~ (いやいや二人は真剣なんです。下村さんが何やら危険なカオリを醸し出すもんで、どきどき)



悪役で聴いてる時ははまってるなぁと思った大仰な言い方が、ここではぴったりとは行かないようです。シベリアに行くといい感じかなぁ 過酷だから?



佐渡寧子・宋愛玲。美しい声でした。「哀しみの祖国」で中国を想って歌うところなんか、素晴らしかったです。また聴きたい。下村ボチさんが濃いので、それを冷静に受け止めた様子でよい組み合わせかも。



シベリア・・・にいるわりには寒そうに見えなかったです。そんなに足を放り出したら寒いからね! と北国出身な私。演出上、ほんとに寒そうな格好したら誰が誰やらわからないでしょうけどねぇ 



あと、C席なので舞台上部が見切れます。ほとんど問題はないんですが、NYから二人が日本と中国に向かう別の船の舳先で歌う場面だけ、舳先に立つと、ちょうど顔が見えなかったのです。



ところが・・・おお! 歌いはじめると船が前後左右に動いて、無事二人の顔まで見えました~ ワーイ。 



2005/11/20

ウッチー大河主演!

ついに内野聖陽、NHK大河ドラマ主演とのこと。マキマキ様、情報ありがとう! しらべてみたらココにも。



ウッチーの役は信玄の軍師。なぞの多い人物とは、面白そう。

【山本勘助晴幸】



 武田信玄の軍師。生年生地には諸説ある謎の人物。若い頃から諸国を遍歴し、軍略や築城術などの兵法を身につける。武田晴信(後の信玄)の武将としての器に惚れ込み、晴信の天下取りを補佐すべく武田家に仕官する。合戦の作戦を立てるだけでなく謀略にも優れ、戦わずして数々の勝利を武田軍にもたらす。晴信の側室、由布姫を敬慕し、二人の子・勝頼が武田家の跡継ぎになるべく画策する。川中島の戦いで自ら編み出した啄木鳥(きつつき)の戦法を上杉謙信に見破られ、命を落とす。



NHKドラマ情報より。

再来年・・・ということは、エリザ再演でもウッチーはないのかしら。一年、毎週ウッチーを見れるのは嬉しい!が、舞台には出ないんですねぇ おおう、「メタル・マクベス」チケット取りたいよ~っ



まだ一年たっぷりありますので。予習しておこうっと。甲府のゴンザちゃんにも協力を仰ぐべし。ふふ。



>追記<



葉月様からも大河主演情報いただきました。ありがとうございますっ 義経も功名が辻も飛び越えて、心は山梨県へ~



『オペラ座の怪人』

11/19 17:30@四季劇場[海] A席

ファントム:高井治 クリスティーヌ:高木美果



ラウル子爵:北澤裕輔 カルロッタ:種子島美樹



マダム・ジリー:秋山知子 メグ・ジリー:荒井香織



ムッシュー・アンドレ:林和男 ムッシュー・フィルマン:小林克人



ピアンジ:半場俊一郎 ブケー:塚本伸彦 ほか

高井ファントム~! 



何て素敵なお声なの!



私も連れて行って~っ (・・・どこへ?)



11月上旬は舞台に上らず心配だったのですが、私の願い通じて高井さん復活♪でした。ありがとう! 



ブラヴァ♪

とささやき声が聴こえたところから、すっかり高井ファントムの虜。声楽科出身というので、もっと力強いのを想像してたんですが、そんなステレオ・タイプな予想はハズレでした。





甘くて切ないような、でもって抑え目なのに感情豊かな、ほんっと素晴らしい声なんですねぇ フーッ。



いわゆるとろけるような声って・・・こういう声のことだったんですか。開眼した気分ですヨー。ファントム・オン・ステージ!を開いてほしいなぁ。ラウルのパートも歌っちゃうとかね~ 



最初に仮面をクリスに取られたあとの、ファントムの切ないことと言ったら、もーっ。にじりよる姿が哀しい・・・ 直前までセクシーに妖しく甘い歌声で誘ってたのに。そう、誘惑の歌声とそのキレイな手が合体して、客席はうっとりの洪水よ(と、思うわ!)



高井さんの手がキレイなのは「ラ・アルプ11月号」でも確認。肉体労働者じゃない人の手よ~



あ、もちろんマント好きとしては、高井さんのマントさばきも大注目でした。さすが、美しい!脱ぎっぷりも良いんですが、ランタン片手にクリスを戻す場面で、見つからないようにささっとクリスと明りをマントで隠すとこもいい。



いつもしつこく聴いてる山口祐一郎ファントムは、押せ押せ強気、でも同時に切ない気持ちで迫ってくる感じ。



今回の高井ファントムは、強気とかじゃなくて、これが当然の流れなのだーという、なにか運命を感じさせます。ただ強引に迫るんじゃなくて、自分の魅力というのもけっこう知ってそう。あの声だから! 容姿にコンプレックスがあるだけで、あとは正常っぽく見える・・・ 殺人を犯すのも、彼の中では追い詰められて犯すんじゃなくて、当然のことみたいに見えました。うーん、ファントムびいきで見てますね・・・



ラストになってやっと感情を前面に表すので、そのギャップが肝ですね~ 人形を椅子からぼーんと放り投げた時は、びっくりしました。ゴンってすごい音してるし。



あぁぁ、ラストの I love you は切ない! 



ただ・・・高木クリスが私の好みではなかったのが惜しい。高音部分よりは、低めのパートのほうが、キレイに響くひとなのかも。



歌は安心して聴いてられるんだけど、セリフと歌の間あたりになるとあまりに歯切れよくセリフ(&メロディ)を発声するので、落ち着かないし、とっても元気よく聴こえるのでした。全体的には意志の強いクリスという印象。こういうきりりとした感じのクリスも良いなぁと思いつつ、やはり歯切れいい歌が気になりました。慣れればいい?



種子島カルロッタ。まるくてカワイイので憎まれ役じゃなくて、カルロッタはお笑い担当だったんだねぇ、と新発見です。支配人コンビと一緒の「プリマ・ドンナ」なんか、とっても楽しかった~



ワケのわかんない長いファーをずるずる引きずりながら、高らかに歌ってる姿がチャーミング☆ (高音部はクリスよか、私の好きな感じで・・・えへ)



北澤ラウルは、なかなかの好青年ぶりでした。赤いスカーフ♪のあと、帽子をぴゅーっと走って取りにいく様子は、落ち着いたオトナの男性というより、お坊ちゃま風情。



裾が飛び出たシャツの着こなしは、石丸大先輩を参考にさらに磨いてほしい! ただのだらしないボンボンのようだよ? 髪も乱れてると良かったのにねぇ ファントムに向かって指差すポーズも、まだ堅いような。戦隊ヒーローのよう・・・



席について。



A席レフトでした。2階席のせり出しのために、シャンデリアとファントムが登場する乗り物(・・・)の行方は、追跡不可です。他は見えてますが、同じAなら2階のほうが途中から見えなくなった~、と思わずに済むのかも? どうなんですかね。次は2階席で見てみたいです。











埼玉スタジアムにて

浦和vs.東京V
センターの招待席で観てます。浦和の応援は地鳴りみたい…051120_140101.jpg


高井ファントム登場!

とにかくうっとり甘く切なく・・・ はぁぁ でした。詳しくはまた後ほど。



1時間も遅刻して、甲府から遊びにきてるゴンザちゃんと自由が丘で待合せ。大地震が起きたのに体が重くて動けない夢をみてました。夢でよかった。どうやら遊びすぎて疲れてたらしいです。ゴメンなさい・・・



時間つぶしで、先に偵察してたゴンザちゃんが発見した、ピーター・ラビットのレストランでランチ。それからピープル・ツリーなどでお買い物。ここのニットはかわいいものがたくさんあるなぁ でも私はフリンジが気に入ったスカートを買いました。他の店ではゴンザちゃんは帽子をお買い上げです。



051119_165001さて、ちょっと早目に新橋まで移動。観劇前の腹ごしらえは、日テレプラザ地下のドーナッツ・プラント。ピスタチオのドーナツを食べてみたんだけど、かなり甘かったです。おいしいんだけど鼻血でそう~





このころには、すっかり二人ともオペラ座のオーバーチュアが頭の中を駆け巡ってました。四季の「海」ってどこよ?と不安ながら到着し、キャスト案内に「高井」の名前を見た瞬間のヨロコビといったら! ますます脳内ではオルガンが鳴るのでした。



>追記<



ゴンザちゃんも息を詰めて(笑) オペラ座の怪人を楽しんでくれたみたいで良かった。この勢いのまま、今度は四季じゃないミュージカルも観にいこうよ~



あと、私が持ってるサラ・ブライトマンから劇団四季の3バージョン、先日の映画サントラの各オペラ座CDを送ることに決定~ 迷惑だろうが送ります。聞き比べてお楽しみあれ。





2005/11/18

岡幸二郎トーク&ライブ

Special ivent @アップルストア銀座 12:00~



アップルストア3階の小さなホールにて。でも椅子がゆったりしてて傾斜付きという素晴らしい環境&無料で岡さんを拝見~ ジーンズに薄茶のシャツ、茶のジャンバー(もこもこファーつき)



し・あ・わ・せ!



まずは「スターズ」from レ・ミゼラブル。これくらい小さいとこならマイクなしでもいい位。エコーが・・・ ちょっと耳が痛かったです。



というのはさておき、私には初・岡ジャベール。後半にいくにしたがって気持ちがゆっくり盛り上がって、うるうる・・・ 誓う俺は~♪でマイクのコードを持ちながら手を挙げた岡さん!きゃーっ 最高ッス。



そしてトークへ。短めの髪がいい(最近ツボだ。ウッチーといい・・・すっきりしててナイス)



  • 近況:「義経」「レミゼ」「グランド・ホテル」TV「いただきます」(11/24.25.28)への出演


  • iTune配信状況:現在 4Knights、タナボタ のものが配信中。12月にはLove collection も配信開始だそう。


  • iTuneのこれからについて:CDになっていないものも、ネット配信から始めることもあり得る。人気がでたものを集めてCD化ということだって。


岡→じゃぁ北島三郎の「まつり」とか「北の漁場」とか歌って聴いてもらうのも?(歓声!)・・・サブちゃんの歌もイケるのか。聴いてみたい! 映像配信もしてるということで、大漁旗をバックに漁船に仁王立ちの岡幸二郎! アハー。妙に美しい猟師風情になるでしょう。ぜひぜひいつか。



機械に弱いんですという岡さんですが、あのブログの楽しさで充分。で、岡さんは肝心のiPod持ってないそうです(笑)



最後に「ローズ」。いい訳詞だなぁ・・・誰の訳だろう。でもって岡さんの声がまたきれいでうっとり。雑味のない声というんでしょうか、低音でもきれいに歌いますね。



30分でしたが、うっとり楽しかったですっ ありがとうアップル。



MacもiPodも使ってないけど、PCにはiTunesを入れてます。コンポで聴くよりミュージカル☆シャッフルがいくらでもできるし。 PC立ち上げてるときはずっとこちらを使用。Music storeだとCDより安いしね。まだ4Knights聴いてなかったので、DLしてみようかな~



2005/11/17

高井さん復活?

明日は「異国の丘」で、明後日は「オペラ座の怪人」です。



今月に入ってしばらくの間、キャスト表から高井さんが消えていて心配でした。さっき確認したら、高井ファントム復帰。村さんとのダブルキャストになってますが、さて土曜日はどちらになるのでしょうか。マチ・ソワなので五分五分。



高井ファントムの美声に痺れて鳥肌がたった!といっていた友人が羨ましい。私も高井ファントムに連れ去られたい~ のどの調子も気がかりだし、無理してほしくはないけど。会いたい!



明日の下村ボチさんは、あらゆる点でわくわくです。これが戦争の悲劇を扱ったものだということも忘れてしまいそうなくらい。



私の貴公子像を変革する事態になるか・・・ 



追記



明日18日12:00 アップルストア銀座

岡幸二郎トーク&ライブスペシャルイベント
「レ・ミゼラブル」をはじめ数多くの舞台で活躍する人気ミュージカル俳優、岡幸二郎。ミュージカルスター4人を一同に集めた企画アルバム『4Knights』は現在、iTunes Music Storeで配信中です。そんな彼が急遽Appleストア銀座店に登場、今後配信予定の楽曲等、トークとあわせてお楽しみください。

11月18日 (金) 12:00 p.m.







暗黒厄日・・・

逃れられない暗黒厄年(TV「トリック」より)



じゃありませんように・・・



今日は



財布を忘れてた



勤務後にお茶する約束だったのに。でも心優しいマキマキ様が立て替えてくれた~(涙)



ピアスを無くした



10年くらい愛用のもの。別に高価なものじゃないけど、サミシイ。



自宅の鍵を(自宅に)忘れてた



寒空のもとオットの帰宅をぢっと待つ(40分)。何せお財布がないのでお茶もできず。駅のほうが暖かいと気づく頃にはもう冷え切っていた。祐一郎ばっかり編集のMDを聴きながら、怪しく自宅前で運動しながら待つのみ。





だいたいあまりに不注意だったのが原因であろう。事故に遭いそうな暗黒シリーズだったので、明日からは気を引き締めておきマス。



2005/11/15

来年の手帳

●来年の手帳は1年ぶりに再び「ほぼ日手帳(ネイビー)」



051116_000201 やっと届いたので決まってる予定を書き込む。私はいつもファッションショウのように次の季節の心配をしてる仕事が多くて、1日1ページより、ざっと見通せる体裁のほうがいい、と今年はハイタイドの2ヶ月見開きにしてました。



でも・・・ 仕事もある程度把握できるようになったし、公演情報書くのにはほぼ日タイプもいいんでは、と改心。さてどう使っていくべきか。ミュージカル愛を書き込む予定・・・



ほぼ日ネットストアで申し込んだので、Store Noteのオマケ付でした。ほぼ日のネットストアの買い物メモに使うらしい。ここだけじゃなく、ネット会社ごとにまとめてメモしておくのも良さそう。



IKEAのキッチン手袋



SA310005 これは台所用のゴム手袋です。うーんカワイイ! 水が冷たい季節の大事なパートナーですが、日本で売ってるのってピンクばっかりで面白くないだもん。これならちょっとはやる気になるってものです。



来春にはついに千葉にIKEAが進出。早くオープンして~









●今日は健康診断



採血後、血がすぐに止まらなくてびっくりしました。朝ご飯抜くとやる気がでなくてダメです。貧血でひっかかりませんように。



2005/11/14

「レプリークBis vol.2」

思わず歌いだしたくなる私たちのミュージカルライフ



ってことで、一冊ミュージカル。トップ特集は「井上芳雄のミュージカルな日々」・・・記事見出しはおじさん雑誌っすね。内容はいいけど、もうちょっと考えてほしいなぁ。「坂元健児がアドバイス ミュージカルソング カラオケ」とかさ・・・そのまんまだよ。



え、でも井上くんのページはオイシイです。山口&内野トートと一緒のところが掲載されてます。小さいけど御者になってムチをゆるゆる回す祐一郎の雄姿も~ ふんがー(鼻息) ここんとこエリザのCD聴いてなかったので、大音量で聴いてみました。泣けてきました・・・ 再演までどのくらいまてばよろしいんでしょうか。



今回見たかったのは内野聖陽『ベガーズ・オペラ』のインタビュー。



3ショットあるけど、どれも凛々しい表情でした。髪が短いと、バランス良い☆ 1コくらい笑ってくれてもよくってよ~っ あたしこの人の手に弾き飛ばされたんだわ・・・としばし妄想



他の記事も楽しいんですが、



岡幸二郎・島田歌穂・石井一孝・吉野圭吾が日本で上演されてるミュージカルから3本えらぶ特集があります。



岡さん、写真がいちいちカワイイ。一緒にウフ、と笑っちゃいます。エリザも挙げてるので、また山口&内野登場。ワーイ。岡さんのトートとか・・・美を競い合っちゃいそうでダメ? ビジュアルではかなり素晴らしくなりそう。タナボタでも・・・あ、あれはエリザベール



吉野さんの写真も動きがあってキレイだなぁ この人、ほんと動きがキレイですよねぇ 立ってるだけでも色気もあるし。



それから、ダンス・オブ・ヴァンパイアの記事も1ページ ここに載ってるウィーン初演の写真が気になって仕方ないっ



牙つけてるからヴァンパイアなのは分かるけど、伯爵かなぁ? 女性を肩に担ぎ上げて、衣装はシースルーシャツです! 割れた腹筋までよく見えるんですけど。その他ヴァンパイアかなぁ



いんや、伯爵かな? 祐一郎が?シースルー? ふんがー(鼻息再び) 心配だったりして、腰・・・



それから記事読んで判明したことがありまして、私がドイツ盤CD聴いたとき(11/3)、クローロック♪と歌ってると思ってたのは、そうじゃなくて KNOBLAUCH(にんにく)♪だったみたい! ドイツ語は全くわからないや・・・ にんにく♪にんにく♪って歌うのかな?



バトンしないけど名前バトン

えー、さまからいただきました。でも渡すあてもなく。お答えだけしてみます。



貴方のLN又はHNは何ですか?
HNはセルゲイ。LNって何?

LN又はHNの由来は?
メーラーの「ポストペット」でセルゲイという名前のペンギンを使ってました。それで。



差し支えなければ本名もお願いします
日本の首相と同じ苗字。名前はややめずらしいので勘弁。

本名の由来はなんですか?
2月の紀元節にちなみ。あと、第一子だったこともあり「紀」が入ってます。祖母が考えてくれました。

過去に使っていたLN又はHNを教えてください
なし。

過去につけられたあだ名を教えてください
名前か、苗字の一部をとって「コイ」とか。あ、「ヒメ」とかあった・・・

今までにこの名前は可愛いと思ったことはありますか?
「櫂(カイ)」くん。

一番大切な恋人に何と呼ばれたいですか?
気安くファーストネームを呼ぶ人は嫌いだ、と付き合い始めに爆弾落として以来、オットから名前で呼ばれず。もう呼んでもいいよ、というタイミングを逃したらしい。



LN又はHNと本名どちらが好きですか?
本名のほうでしょうか。



また生まれ変わっても本名でいたいですか?
違う名前がいいです。愛されまくる美猫に生まれかわりたいのです。





名前に関しては、けっこう気に入ってます。今の苗字も馴染んできたけど、結婚してもそれまでの姓名のままでいたかったかな。仕事場での旧姓使用もなかなか認められなくて、残念です。



入籍したあとの苗字変更に関する事務手続きが面倒だった・・・ この時に銀行印を名前のみにしました。もし離婚しても印を買い換えなくてもいいように(笑)



北斎展

北斎展」@東京国立博物館 10/25-12/4



午後に入館したので大混雑を覚悟してたけど、案外大丈夫でした。ま、好きなようには動けないけど我慢していけば全部ちゃんと観賞できます。



「富嶽三十六景」においても、三役といわれる



「神奈川沖浪裏」「凱風快晴(通称:赤富士)」「山下白雨」が並び、しかも刷りの状態やら保存状態が素晴らしいものが揃っているのです。(※METから借りているビッグ・ウェーブは11/13までの展示、以降は東博所蔵のものに)



いずれもポスターとか教科書とかで何度もコピーをみているものばかり。しかしです、すっとした線やぼかしの効果を実際見ると、ほんとビューティフル!



これだけのものが、世界中から同時に観賞できる機会はそうはないそうです。迷ってる方は見るべき、ぜひ。



「凱風快晴」なんかは、先日富士登山したので、おおこんな山肌だったよ!と拍手したい。・・・赤といっても、実際はちょっと黒ずんでいる鉄錆色だし。そういうイメージがぱーっと晴れた日の景色として表現されてるんですねぇ すがすがしい絵です。



北斎は90歳という長命(1760-1849)だったことでも知られますが、年表をみてて北斎のイメージが変わりました。って、いつもどうして私は何も知らないでいたんでしょうかとびっくりするんですけど・・・



没2年後1951はロンドン万国博、このころは肖像写真が流行、電信会社ができ、光の速度が測定され、ブロンテ姉妹は『嵐が丘』『ジェーン・エア』を書いて、AP通信も設立されてる・・・ 佐久間象山が電信実験を成功させてもいます。



で、1854は日本開国。



晩年になるほど北斎の絵がものすごくモダンなのは、近代人に片足いれてたからだったんだ、と目から鱗がぴゅーんと飛んでいきました。北斎の孫くらいの時代(例えば夏目漱石とか、天寿をまっとうしたら近藤勇だって)には、T型フォードに金谷ホテルが登場(10/14参照)するんですよ、あぁもうびっくりです。



漱石と北斎がカチカチっと頭のなかで繋がっていった・・・



美人画も描いていますが、顔より着物に注目。襦袢なのかなぁ、それがフリルっぽくてかわいい。そういうのが流行ったのかしら。美女たちは足が長そうで小顔でもあります。



北斎漫画を見てると、こりゃ「サザエさん」だなと思うし、忠臣蔵のような舞台の絵や挿絵をみると山本タカトさんを思い出すし。もっと北斎先生をたたえなくちゃいけないよ



短大ゼミでやったのにねぇ ゴメンよ原ちゃん・・・



2005/11/12

京都三日目

11/7



昨日の雨はどこかへ、美しい朝。泊まった長楽館での朝食(素敵な内装)を済ませ、お買い物成就と友人の安産祈願。



そして今日のメイン・・・ じゃーん一澤帆布へ。旅発つ前からカタログを眺めては悩んたけど、横長トートにしようと決めたのは前日。でも色まで決められず。実物を持ってみて考えるつもり。



9時開店のちょっと前に着いたところ、すでに5組くらいの人がいたかな。ドキドキする! エプロンとかも素敵~、でも私は先日こぐまちゃんエプロンを買ったばかりじゃないの、今回は我慢。



横長トートは、持ってみて使いやすいサイズだと確信しました。さて、色・・・ コレ!というのが実はぴんと来なかったので、自分の持ってる服やバッグを思い出しながら選ぶ。それはレンガ色。次は赤がほしい・・・



初日の偵察時に気に入ったのが「酒屋さんの配達袋」の短めアレンジ。色は麻布の黒希望ですが、作れるけど実物はないということなので、注文しました。届くのは3-4ヵ月後。



旅メンバーの二人も、何やらオーダー。誰のが一番に届くのか? 競争中です~



余は満足である! と向いの知恩院三門へ。特別拝観で三門が公開されていました。急な階段を昇り、楼上へ。風がさわやかで、大文字焼きの「大」もよくみえるのね。何となく紅葉してきた木もきれい。



狩野派による天井画などが残ってます。で、知恩院の七不思議のひとつ「白木の棺」もココに。三門を請け負った大工の棟梁夫妻が安置されているそう。なんでも予算を大幅オーバーしてしまったので、責任を取ります!と自害しちゃったのだそうです。何てこと~



京都駅でお土産などを買い、バスと路面電車で京都大学周辺へ。



まずは進々堂でランチ。051107_133101 パンが美味しいそうですが、お腹が空いたのでカレーライス! 懐かしい味。うーん、ここは中庭もあって雰囲気がいいのです。人間国宝・黒田辰秋さんの長テーブルで寛げるのです。天井が高くて長居しちゃうなぁ こんな家に住みたい・・・と 3人で頷きあうのでした。





つづいては一乗寺の恵文社。こんなに楽しい一日があっていいんでしょうか。シアワセ!051107_145401 アート系もあれば幻想系(でも軽めかな?)も。木の本棚がいい味だしててます。雑貨コーナーなんか、いつまでも居られそう・・・ しかし散財三昧で財布のクチは固いなぁ(自業自得)しくしく。



関美穂子さんのサーカス柄の手ぬぐいとポストカード、猫柄の使用済み切手を選びました。他にも心ひかれるものが山のようにありましたが。



待て次回!です。この店も天井が高くて居心地よかった・・・



シアワセといってもさすがに疲れてきました。三条まで行くバスで六曜(ホントは「日に玉」のくずし字)へ。1階と地下があり、Gちゃんおすすめの地下へ。



おおう、ソファもカウンターが年季を感じさせます。やや薄暗い感じながら、これまた何と居心地のよいところなの~ コーヒーを入れてくれる方は素敵だし、ウエイトレスのお二人はかわいらしくて。051112_230001



で、今回一番私好みのコーヒーだったのが六曜社でした。しっかり香りも苦味もある。酸味は抑え目。バリスタが真剣に淹れてくれて¥400ですよ! スタバよりこっちだわ、ウチの近くにこういう店があれば通っちゃうのに・・・ カモーン。 画像はかわいらしい店のマッチ。



すっかり元気になったので、SOU・SOUへ。モダンすぎないかわいい手ぬぐいがあります。一度にこんなに買えぬのだ・・・とじっと見つめるコでした。うう。ここもまた来よう。



そろそろ暗い。ランプのかさがありそうだよ、とタチバナ商会へ行くが閉まってました。がーん。さらに近くにある内藤商店へ。こちらはたわしやほうきを扱っているのです。たわし製のゾウや亀が・・・ 泥落としにする? 小さいほうきってささっと床を刷くのに便利だよね。



ふう、お買い物タイムもタイムアップの頃。夜行バスは11時なのでそれまで、ACE CAFEでまったりと。旅の思い出をむふむふと思い出したり、お気に入りの役者について思いを馳せたり(・・・・・・ここまで来ても!)。



女性専用バスにて、夜11時京都駅出発。朝7時半東京駅着。停車のたびに目が覚めるので、寝たような寝てないような。夜行バスは疲れが残っちゃいますね。



こんなに何の準備もしないで、ただ人の後ろをのんびりついて歩いた旅行は初めて・・・ 新選組マニアと方向感覚の良いひととの旅行って、素晴らしかった!



2005/11/11

『ライオンキング』

11/11 18:30@四季劇場[春] S席

ラフィキ:康理愛 ムファサ:内田圭 ザズ:岡崎克哉



スカー:栗原英雄 プンヴァ:荒木勝 ティモン:藤川和彦



ナラ:黒木ますみ シンバ:田中彰孝 ほか

これがS席かぁ いろんな舞台効果がよく分かる・・・ やっとゾウがのっしのっしとやってくるのが見れた。ムーの大群のとこ、ちゃんと怖かったもの。前回(7/29)はC席で、ムーが準備されるとことか見えてたもので。ま、それも楽しかったけれど。もちろん、プライドロックの上で雄叫びあげる姿もしっかり観ましたっ



今日一番素敵だったのは田中彰孝シンバ



前回の友石さんは、かなりしっかり体型なので、うっかりするとムファサ寄りのどっしり感。声質も若き獅子というよりは、もうちょっと年輪重ねたような声に思えたのです。あ、そのわりにバカっぽい雰囲気もある面白い感じではありました、が。



田中さんは体型もシャープできびきび動いてて溌剌!なシンバで、私の好みでした。声も優しく歌ってていいなぁ 小顔だしかわいいし~ いい胸筋~ これから気をつけておこう。



栗原スカーは、江戸っ子のひねくれ次男って雰囲気でした。CDでも写真でも下村スカーが刷り込まれているので、ついつい頭の中で比べてしまいますねぇ まだ自分のものになりきれてない感じはあったけど、良かった。ダークな策士というよりは、不良がオトナになったらこんな感じかしら。下村さんより若そうなおじさんで、なかなかいいかも。



メスライオンが狩りをするシーンで一匹のライオンちゃんのマスクが取れかけて心配しちゃいました。でも、ご本人はささっと直して、冷静だと感心した。



今日の館内は高校生(中学生かな)の団体、それからえらく反応のいい一群が私の背後に。メスライオンが泣くとこ、おもいっきり爆笑してくれました・・・ うー、ヘンテコだけど流れでいけば悲しいとこだからさ! ・・・S席ならでは、死んだムファサのお腹が激しく上下しておるのがよく拝見可。あら、死んだように見えず。



これ、もしかして前も書いたかもしれないんだけど、ライオンキングはパートごとにはとても楽しいが、全体としてはカタルシスは感じない話です。父も叔父も死んだってのにそれを重く表現したりしない。そこが物足りない点だなぁ 



いろいろアッサリ解決しすぎなのかも。愛があればいいのかい・・・?と仲良くプライドロックを昇るシンバ&ナラに言いたくなっちゃうひねくれものさ、すまねぇなぁ。









2005/11/10

京都二日目

11/6



朝の清水寺へ、雨。目的はイノダコーヒの朝食です。051106_092101 バターでふわふわの卵に厚めのハム。オレンジジュース。コーヒ、はですねぇ・・・ けっこう酸味がしっかりです。私は苦いのにミルク入れるのが好きなので、うむうむ、美味しいけど好みじゃないなぁというところ。



お腹いっぱいでシアワセな私たちは、清水の坂道を下りながら(よーじや、とかに寄る)洛匠のわらび餅食べるぞ!と意欲を燃やすのでした。 燃やしてみたら、かなり参りましたの量。すっかりお昼ごはんの様相を呈しております。



ホテルに寄って、おしゃべり好きなタクシーにて壬生へ。ココは新選組マニア☆なマキマキ嬢がガイドしてくれました。素晴らしい! 新選組が華やかなりし頃に住んだ八木家、その後の前川邸、大勢の隊士が眠る光縁寺へ。



芹沢鴨を斬った夜の刀傷など、皆が触るので丸くなってます。保護のためアクリル版がつけてありました。飲ませて寝込みを襲うというのも、ナマナマしい話だよ・・・ 変革のために人殺しが正しい行いだったといえる日が来るのかしら。恐ろしいので来なくていい、と思いながら八木家でのボランティア氏の話を聞いてました。 



そうそう、壬生寺で新撰組の格好でふらりと歩いてる人がいました。あの人も歴史ボランティアだったのかなぁ さらに、この寺では隊長の胸像なども立ってまして、三橋美智也の歌う「ああ新撰組」が¥100で聴けます~ えぇ、聴きましたとも! 哀しみの漂う歌ねぇ ヌッツォさんの方がいいな。



さて、それからてくてくてくてく歩いて。COCON KARASUMA到着。



リスンのお香に酔いしれたり、KIRA KARACHOへも(オットが雪形コレクターなので雪形のを二つ買いました)。どれも素敵だけど、気軽に買うにはお高い。



さすがのわらび餅も消化されてお腹が空いて来たので、地下にある天天有(※おっと!旅行中にアップした時に「天天府」って書いてた~ ごめんなさい。間違えです、訂正。)へ。さっぱりめとこってり系スープが選べます。麺は細くてまっすぐ。



満腹。そしてまた元気になって市役所前方面へ。私の希望でアンティークショップへ向かいます。その前に a little beaver  発見。ネットショップではよく見てるトコで、ここにあるとは知らなかった。ふふ、いくつかお買い物しました。



目指す店の10メートル前で引き返したりしつつ、WRIGHT商会へ。ショウウインドウにあった素敵な電気のかさは13万円・・・ おおう。素敵。



近くの一保堂も寄ってみたところ、グループ客がいて混雑してたので見るだけに。お茶が入った壷が並んでていい店内の様子でした。くんくん、かおりも。



収穫なしねぇ・・・とバスでホテル付近まで。着物の小物を見て、鍵善良房へ。くずきり! 甘いものの許容量がどうやら平均値以下の私、今日は一ヶ月分くらいの甘味をいただきましたよっ くろみつを付けなきゃ全部食べられるかしらと思うものの、さすがに付けなきゃ美味しくなかったデス。はー、美味しい、でも苦しい。



お腹いっぱいだけど、夜に小腹が空くかも? というわけで、いづう(ぐるなび情報)へ。勘の素晴らしくよいGちゃんが、発見です。目もいいのね・・・ 鯖半分で一人前、2000円をちょっと越えるお値段でした。ホテルに戻っていただいたところ、まぁっ 厚い昆布でシメてあって、鯖の身も厚い~ 美味しゅうございました。



あとは京都クラフトセンターというところでてぬぐい発見。ありんこ柄のが珍しくてかわいいので、マキマキ嬢の真似っこして買いました。



滝のような雨のなかホテルへ戻って、一日終了。