2005/12/31

ありがとうございました

いつも見てくれている方、何かの検索でお越しの方(お役にたってればいいのですけど)、リンクでいらっしゃる方・・・



みなさま、私のうつつを抜かした言動におつきあいくださってありがとうございました!



今年は特に、ミュージカル、山口祐一郎さんについて、いろんな方とメッセージを送りあえまして、ブログって楽しいなぁと実感する一年になりましたねぇ。



ブログ書いてみようかと思ってるそこのアナタ(とくに北国にお住まいのKちゃん!)、まずは書いてみて続けるか考えるのもいいのでは?



ミュージカルの話ばっかりで面白くないと言われたりしますが、でも興味のあることをご報告していきます。あっははは。ごめんね。来年もさらにマイラブ祐一郎の周辺を飛び回っている予定です。



それでは、これからもよろしくお願いしまっす。



ちなみに来年最初のお楽しみは「落語」です。林家正蔵にするかどうかお悩み中。



『天空の草原のナンサ』

2005 ドイツ The Cave of the Yellow Dog

監督・脚本:ビャンバスレン・ダバー



長女ナンサ:ナンサル・バットチュルーン
父:ウルジンドルジ・バットチュルーン 母:バヤンドラム・バットチュルーン
老女:ツェレンプンツァグ・イシ
次女:ナンサルマー・バットチュルーン 長男:バトバヤー・バットチュルーン
犬:ツォーホル

内容について書いてます。これから映画を見る方はご注意





051230_192101 あとあとにじーんと温かくて胸がきゅんとなってくるような映画でした。特に大事件で物語がすすむわけではなく、草原に暮す一家をゆっくりと映し出しています。



で、もう何といってもナンサちゃんはじめ、子供たちがめんこい。(かわいい、以上にもう!めんこいの~)。そしてお父さん、お母さんがとっても素敵なのでした。



普段はパンフ類は買わないんですけど、あまりの可愛さにポストカードと購入。で、ほぼ日手帳に挟んでみました。うふっ



キャスト名でわかるように、役者ではなくて素人の普通の一家が出演しています。フィクションなのですが、ドキュメンタリー的手法で、ある枠を用意したあとは辛抱強く撮影していったそうです。



大袈裟なものはなにもなくて、遊牧民のつつましい生活が映し出されます。劇的な物語はないのです。犬が活躍する感動物語! と思って見ると、ちょっと違うのです。



舞台はモンゴルの草原。空が広い。



寄宿生活からもどった6歳のナンサは、牛のフン拾いのお使いの途中で、ほら穴にいた子犬を見つけ連れて帰ります。しかし、野生にいた犬は狼と生活したかもしれないし、狼を呼んでしまうかもしれないから、返してくるように父親に言われてしまうのでした。
狼害って多いのですね。



飼いたいなぁ、とナンサは父から犬が見えないように隠してみたり(隠れてないけど!) いじらしいよ~。



雨宿りさせてもらったおばあさんの語るモンゴルに伝わる「黄色い犬」のお話。



ほの暗いゲルにほんのりランプの明りに、歯がないおばあちゃんのお話。コワイような楽しみなような、入り混じった雰囲気です。いいなぁ、こういうのってしっかり子供の心に残るんだろうな。



そして、季節は夏から秋へ向かい、一家も放牧地を移動することに。



ゲルの解体シーン、丁寧に撮影していました。骨組みがどうやって組まれているのか、どれくらいの皮や布で覆ってたのか。これは最低限の家と表現してもいいし、生活に必要なものが全てある、とも言える家ですよね。とってもきれいでした。



ナンサと次女の子がお手伝いしてて絨毯をしまってたのですけど、すっごくムダのない動きでびっくりしました。新聞紙に紐もうまくかけられない人に見せてやりたい! 



それで、お父さんが、もー素敵。
羊の皮をはいだりロープを結ぶ時の手際のよさ。薪割りの時に見える働く人のたくましい体とか手とか。
さらに良いのは、子供や奥さんを大事にしてて、子供の話をきいてあげて、ちゅーっとして、抱きしめて。なんて素晴らしい父ちゃんなんだ!







もちろんお母さんは優しくて働きもので料理洗濯裁縫完璧。夫の留守中はしっかり子供を見て、歌も上手。犬を返してきなさいといわれたナンサに言って聞かせるところも良かったな・・・



このお二人はいくつなんだろう・・・ 私と同じ位とか、実は年下だってこともあり得るか。何もできない、私。



最後に危機にさらされる長男くん、元気いっぱい。髪を縛ってたので、てっきり女の子かとしばらく思ってました。にかーっと笑って、イタズラ好き。



そうそう、肝心のツォーホルちゃんなんですが。



子犬なので、遊びたがりですぐ寝ちゃう。すぴーっと。ナンサが「前世はきっとなまけものだったんだ!」って笑いながら、寝てるところを撫でてあげてるメイキング映像がありました。そうかもね。いやぁかわいかったなぁ



賢そうじゃなくて、けっこうぽやっとしてマイペース。ナンサちゃんの方が、ずっと賢そうだったわねぇ でもそこがとっても愛らしい犬なんですよ。もし犬を飼うなら、こういう賢すぎなさそうなほうがいい! でもきっと家族への愛情がたっぷりな犬になるに違いありません。



顔が黒くて、体が真っ白。ボーダーコリーのような犬です。胸のふわふわした毛の感じ、まだ柔らかそうな足、いいなぁ 触りたい~
草をくわえて、もごもごするのもばかっぽくてかわいかった! もごもご。



モンゴルでは、子供をあまり甘やかすとガラスのような子になる、と言われるそうです。1歳ちょっとくらいの長男がテーブルの上のミシンに馬乗りになってても、ぴょんぴょん跳ねてても、おかあさんはそのままにしてました。見習いたいものですねぇ。



私の周りには随分モノがいっぱいあるよなぁと思い返してしまう一家の暮らしでした。モンゴルでも完全な遊牧だけで暮す人は激減しているそうです。



広い空とみどりの草原と、白い小さなゲルの暮らしも残っていけるといいんだけど。



2005/12/30

『ジキル&ハイド』千穐楽

12/28  13:30@日生劇場 A席



2階の真正面最前列でした。こりゃ観やすいです。当日券もキャンセル待ちがあったようで、満席です。

ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド:鹿賀丈史
ルーシー:マルシア  エマ・カルー:鈴木蘭々  アターソン:石川禅
ダンヴァース・カルー:浜畑 賢吉  ストライド:宮川浩
ベイジングストーク大司教、スパイダー、市民、物乞い、客:大須賀でひき
伯爵、市民、客:林アキラ ほか

冒頭の気が触れた父に語りかける場面から、びりびりした気迫がありました。セリフがやや早めで、美しく歌うんじゃなくて情熱で歌っているような。



技術的にジキルとハイドを演じ分けている印象が強かったけど、今日は技術よりも気持ちが先にあるみたい。



というわけで、ジキル博士の時の鹿賀さんの裏声(もはや裏声!)は、さらにヒートアップ。理性の人?なジキルですが、フツウの人が狂気に走りそうな一歩手前風、に見えなくもないです。



今日のS席前方には熱烈鹿賀ファンが多数いたみたいで、わぁぁという声やら、Bravo~!! の声も。



最初の群集シーン、いろいろな雑念もぶっとびました。一人一人の方の声と、うしろに隠れているオケの音がするどくキレてて、私も心の中でブラーヴォォ!



理事会メンバーのいやらしい演技もいかにも高慢で、あ、今日はみなさん、死にっぷりがますます良かったです。



なかでも林アキラさんの心臓が!の演技はサイコーでしたねぇ 
「私は助けようとしたんだ!」と言いながら、もう息も絶え絶え、セリフも迫真にせまる爆発モード。



何もしないのに死んだ」が今まで見た中で1番コミカルに言ってました。私はハイド風のままダークに言うほうが好きでしたけど、最後なのでサービスかな。



アキラさんは、死んだ直後にロンドン市民になって復活するわけですけど、コ芝居(ゴメンナサイ・・・褒めてるの)が味わい深かったですねぇ





ハイドの暴力、殺人は恐ろしいけど、それ以外のどろどろしてそうな人間性はわかるような気がするなぁと思えてきました。



ルーシー殺害場面の「あいつにあって、俺にないものは何だ!」(スカー@「ライオンキング」でもありますね。嫉妬?)という問いかけは、かなり人間らしいです。



マルシア・ルーシー。マルシアも情熱をぶつけたようで、お国訛りが・・・ でもそれもそんな気になるものではなくて、彼女の魅力のひとつかも。鹿賀さんもそうだったけど、ソロで歌ってる時はぞくぞくっとします。天国の師匠も喜んでるよ。



声量強化!の蘭々、か細いだけ、ではないんですよね。丁寧に歌うので、音符をなぞってるだけのように聞こえがちでしたが。高音は裏声だけど、低音はけっこうがっつり歌えるみたいだし。ルーシーと二重唱する In his eyes、この日はあまり枠をつくらないようにガン、と歌ってくれた気がします。



禅さんも千穐楽は飛ばしてました。やはりセリフのスピード早めで、テンション高い。「どん底」でルーシーを見ながらにこにこしてる顔もしっかり確認。



Your work 歌ってくれる数少ない場面なので、出来るだけ聞き取れるように集中です。今日もいい声! 長めのジャケットの裾をぱっとひるがえして去る姿も見事です。



アターソンはこの中では1番、明るくて健康的な人格の人。でもって、狂言回しの役目もあります。それをさらっと好ましい人物に演じてくれて、とっても素敵でした。ありがとう!



さてさて。ほとんど雑念なしで舞台を楽しんでたものの、やはり「飲料問題」は確認したくて、ずっとビーカーと試験管を見てました。



ビーカーに入ってるときは、赤も青もシャバシャバしてます。



最初の変身の時に確認できたのは(赤い方)、スポイトで入れた試験管の隣のものを、実際は手にとってました。で、飲んだようにみえる仕掛けになっているんでしょうね。この仕掛けはイマイチわからなかったけど・・・



青い方は、この前後になってるのを使ってます。最初に前側の試験管にスポイトで入れて、アターソンが来たときに隠そうと、後側に入れます。で、また隣にある仕込みありのものを飲む場面では手にしてるんだと。



別にどうでもいい話でしたけど・・・ 気になってたので。結論としては、とりあえず飲んではいない、でした。



お待ちかね千穐楽のカーテンコール。



おお、万雷の拍手。上演中も、次のシーンに移ってるのに鳴り止まずにセリフに被ってしまったりするくらい拍手が賑やかでしたね。



4-5回、普通に全員で出てきてくれたあとに、鹿賀さんから挨拶がありました。



新しく加わった蘭々、役が変わった(禅さん)メンバーともに、素晴らしいチームで作ることがでできました。ムフ、このとき紹介された禅さんがぐいっとガニマタ(ひげダンスの足・・・ね)で客席にアピール。いやー、お茶目さん。伯爵夫人の荒井さんと、ぎゅっと抱き合ったりも。



で、千穐楽を迎えられて嬉しい、・・・このあたりで隣にいたマルシアが涙。もちろんオーケストラも最高です、とずっと舞台後にいたメンバーが登場。黒ずくめで、何人かは「ジキル&ハイド」Tシャツでした。うーん、オケも少なめに感じますね。精鋭で作ってたんだわ。(千穐楽については演出の山田和也さんブログにも記事があり)。



そして、クールにお話していた鹿賀さんが、近いうちにまたやりたい!と嬉しいことを。客席からはうぉー、きゃーっ!と悲鳴やら拍手やら。



その後も幾度か拍手に応えてカーテンコール。はけるときは、ルーシーとアターソンが上手側、ジキルとエマが下手側。アターソン禅さんが、ちゃんとルーシーをリードしてました。エマはダンヴァース卿と一緒なので、あら、鹿賀さんは一人・・・



最後の最後は、鹿賀さんが下手の端っこで丁寧なお辞儀をして終りになりました。



暗い音楽、暗い話だけど、メロディがキレイ。蘭々の声量意外は、とっても満足で楽しかったです。欲を言えば、もう一回り小さい劇場でムンムンの熱気の中で観てみたいかな。



2005/12/29

ばくらい

静岡にいる弟が遊びに来てます。



で、オットと3人で谷中の「千尋」にて飲んでました。年末であまり魚の種類がないんです、といわれましたが。何の十分!



美味しかったのは「ばくらい」。あと、トラフグの白子を焼いたの。鯖のへしこも。あ、平目のお刺身もぷりぷりで美味しかった・・・。



昼は『天空の草原のナンサ』を観て、うるるるっと。お父さんが素敵で!





完敗

昼は『ジキル&ハイド』の千穐楽観てました。とっても良かった。



夜は職場の人とお疲れさまの飲み会。



で、東宝ナビザーブの結果とフジモトマサルさんのカレンダープレゼントの結果を、つい先ほど確認です。



あぁぁ・・・ 両方とも撃沈しました。もう寝ます。



祐一郎! 敗者復活で会えますように~



2005/12/27

999枚限定ですって

nine THE MUSICAL』TPT the new Tokyo cast live(2005)



今年5月末~6月にかけて上演されたミュージカル『nine the musical』ライブCDの案内がようやく届きました。夏に「完成間近!」ってハガキ届いたっきりだったので、このまま企画倒れかと心配してたっす。

"Overture"から"Reprise"までの全25曲にカーテンコールを加え2枚組CDに収録。豊富な舞台写真とデヴィッド・ルヴォーからのメッセージを掲載したブックレット付き。



¥3500+500(送料)

申込方法の詳細は、TPTオンラインショップへお問い合わせ下さいね~。



webmaster@tpt.co.jp



口座振込か、現金書留で申込み。1/15までに入金か書留到着だと、送料¥500をTPTが負担してくれるそうです。しかも1/20に届くとのこと。





私は今月中に申し込むつもりデス。
別所哲也、アツイ奴だったな・・・(05/06/11に感想あり)



2005/12/26

ベリー&ベリー

祝土日勤務もやっとおわり。お客さまは少なかった・・・ ま、かわりにいろいろ整理が進みましたが。



ケーキシリーズ3つめ!



051225_123201 しっとりチョコレートたっぷりの本体に、大粒いちごとブルーベリー。職場のアルバイトの方が(数少ない・祐一郎好き☆な)クリスマスに作ってきてくれました。



けっこう甘いケーキにフルーツの酸味が心地よい・・・



ありがとう、ありがとう! 一緒にヴァンパイア観にいきましょうね!



2005/12/24

マージ・マジ・・・

051224_171001  やったぁぁ 金土日と働く私たちに
魔法戦隊マジレンジャー・クリスマスケーキよ!
同僚が持ってきてくれたのです。



ケーキ真ん中には(たぶん)マジ・レジェンドに変身するはずの上半身が。合体させちゃうとケーキが箱に入らなくなっちゃうので、まだくっついてません。明日合体させてみよう~っ



最初、子供たちに今は「マジレンジャー」だと教えてもらったとき、本気と書いてマジと読む、のマジだと思ったんだよ。え、違うの? じゃ、マジック? それも違う?



・・・マジカルなマジでした。



あぁぁ、やっぱりクウガ見たいよう。レンタルしちゃうかなぁ







2005/12/23

ハッピーハッピー

札幌では、某S会のクリスマス例会が行われた模様。くーっ いいなぁ
何が羨ましいって、みんなに会えるのと同じくらいに羨ましいのは、パティシエR嬢のスィーツを頂けること・・・



オットとことあるごとに、Rちゃんのお菓子食べたい~っと飢えていて。でもやはりクリスマスはお願いしよう! ということで、メール。
クリスマスにケーキ作って~!(もちろん御代は支払いまする)



そのお返事が、
もう土台は出来てるからいつ送るか連絡しようと思ってたの 。だったんですヨ。



IMG_2439 感激ひとしお。うう、で、そのケーキが届きました。なんか上手く写せなくて面目ない。ブッシュ・ド・ノエルとクッキーと。ケーキは白樺かな??



札幌の例会に参加できないのは残念だけど、関東支部でも小さく会を開けました。



ありがとう! いただきまーす!



4Knights

『ベスト・ミュージカル』4Knights をやっと聴いてます。



石井一孝、岡幸二郎、戸井勝海、吉野圭吾の4人によるミュージカルソング。それぞれらしい曲を選んますね。



1 「レント」 シーズンズ・オブ・ラブ(石井一孝)
2 「マイ・フェア・レディ」 君住む街で(吉野圭吾)
3 「オペラ座の怪人」 ミュージック・オブ・ザ・ナイト(岡幸二郎)
4 「ヨセフと不思議なテクニカラーのドリームコート」 エニー・ドリーム・ウィル・ドゥ(戸井勝海)
5 「ヘアー」 アクエリアス レット・ザ・サンシャイン・イン (石井一孝)
6 「ミス・サイゴン」 ブイ・ドイ(戸井勝海)
7 「ビッグ」 クロス・ザ・ライン(吉野圭吾)
8 「ラ・カージュ・オ・フォール」 アイ・アム・ホワット・アイ・アム(岡幸二郎)
9 「ジキルとハイド」 ディス・イズ・ザ・モーメント(石井一孝)
10 「アスペクツ・オブ・ラブ」 ラブ・チェンジズ・エブリシング(岡幸二郎)



2002年発売ということで、写真が若くてこそばゆい。石井さんが1番変わらない感じ?



先日の「マイ・フェア・レディ」での石井さんは、まだ乗り切れてないような印象で消化不良だったんですが、このCDではノビノビ歌ってて気分いいです。



いやー、1曲目のRent のSeasons of loveからして、聞き惚れちゃいますね。甘めで優しげな。早く映画の「レント」も観たくなる! 
Let sunshine in~♪もいいし(5曲目)、This is the momentはきらきらしてます。覚悟して、って感じじゃなくて、これでついに成功だぁぁ~というわくわくしてそうな雰囲気だ。



こんな風にいきいき歌う石井さんを観たい・・・ 石井バルジャンってソフトなのかな? 4月のレミゼ取れるか・・・



さらに、岡幸二郎。岡さ~ん、選曲がナイスです。ファントムに、ゲイに、恋する青年。
まぁファントムはきっと妖しく美しく(醜い顔だが~♪と歌っててさえ、美しそう)お似合いなはず。声もびびっと引き締まってるし。



この中では、ゲイな I am what I amが1番好き☆
さあ みて頂戴 これこそ 本当の アタシなの!



でもって、Love changes everything を聴いてて、猛省点がありました。



ラストのキーがかなり高いので、岡さん意外とキツキツで歌ってます。ということは、四季の誇る貴公子・石丸幹二の歌う高音部はものすごいワザだったのね・・・ 



王子は美しすぎて特長が・・・とかむかしむかしは暴言を言いまして、あぁ全く! わたしったら。丸サマの声の素晴らしさにやっと頭を垂れている次第です。このラストが無理なさそうにすーっと歌う王子はすごかった。うっとりです。奥深いわ~ 



吉野さん。ジャケ写が1番若いというかまだ子供?みたいな顔に見えるよ。



でも歌ってる曲がエンタテイメント♪ 2曲しかなくて惜しい。みんなで3曲ずつ歌ってくれたら良かったのに。2曲とも、舞台なら素敵に踊りながら歌ってくれるのに~と思っちゃいます。いろんな歌で聴きたい人で。



戸井さん・・・ ここではじめて聴きました。たぶん。選曲が寄り道ラインで気になります。声はしっかり、音程もしっかり。見た目はすっきり。えぇぇ、生歌で聴きたい! 



2005/12/22

カラスvs.

ここ2日、暴力的な眠気に勝てずぐうぐうぐうと寝てました。睡眠不足が続いたので体が「寝ろよ!」と怒ったのかもしれません。



さて、午前11時、青空に冷たい風がふくある日のことでした。



お使いから職場への帰り道、日比谷公園内を
「バラが枯れかけてるなぁ・・・ このまま日生劇場に流れて行きたいよ~!」
といろいろ関係ないことをつぶやきながら、駅に向かって歩いておりました。



すると枯葉が積もった花壇で一羽のカラス茶色の何かをつっついてます。
近づくにつれ、その茶色の何かが動いているような・・・。
ヒナが首を動かしているように見えたので、大変!と駆け寄りますと。



それは冬眠しかけの(と思う)カエル



茶色で、全身の大きさは私の手くらい(けっこう大きい)。
寒いので、すっかり動きがニブくなったようで、カラスに手足・体をつっつかれてて逃げたいのにうまく動けないのでした。



ぎゃーっ、
食べるんなら一撃しちゃえばいいのに、遊んでるならやめなさいよ~! 
趣味悪い!



ということで、石でも投げて追い払ってやろうと思ったらですね。日比谷公園は掃除が行き届いてて、石ころも落ちてないんですよ。まーっ。



しょうがないので、花壇と通路をへだててるポールをガンガンと蹴ってみました。
しかし、カラスはそんな私をチラっと見ると、哀れなカエルの足をくわえてずるずる~っと奥の茂みに向かって引きずって行きます。



さらに花壇のポールを蹴る私をみて、サラリーマン風のおじさんと、気ままな生活風のおじさんが寄ってきて。
「カラスってのは・・・」「これは遊んでるんじゃないの?」「自然のことだからねぇ」。



ちょっと夢中になってたけど、おじさんたちがやって来て我に返り、仕事場に戻らねばならなかったと思い出したのでした。で、すごすごと地下鉄駅へと退却。



カエル救出に失敗した私は、カラスへの敗北感を胸に職場に戻ったのでした。



おしまい。



2005/12/20

ウッチー元気かな

□「ベガーズ・オペラ」の有料公開舞台稽古チケット発売。詳細はコチラ



初日前日の1/7に行うそうです。いいなぁ観てみたい。でも発売日の23日は仕事。ハンカチ齧って悔しがってやるーっ 7日は仕事もなくて空いてるのに! きいいっ



□同じくベガーズ関連。公式HPの宣伝室ニュースに顔寄せの記事が。
りりしいウッチーです。もうすぐ会える~



きっと年越ししながらお色気ビームの照射練習に打ち込んでいることでしょう。 



□「メタル・マクベス」劇団新感線 生バンドのメンバーがちょこっと変更になって、今年中に第1回の打合せだとか。岡崎司さんのブログに記事あり。↓

今回の芝居は、いわゆるミュージカルってモノではないらしいです。(byいのうえさん)
曲数も未定ですけど、SHIROHみたいなコトにはならないそうです。(byいのうえさん)

って、一体どんなもの?



2005/12/19

『ジキル&ハイド』12/17

12/17 18:30@日生劇場 B席

ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド:鹿賀丈史



ルーシー:マルシア エマ・カルー:鈴木蘭々 アターソン:石川禅



ダンヴァース・カルー:浜畑 賢吉 ストライド:宮川浩



ベイジングストーク大司教、スパイダー、市民、物乞い、客:大須賀でひき 



伯爵、市民、客:林アキラ



私はB席センター、一緒に観劇したゴンザちゃんはS席センターで。



5日に観た時より流れに余裕があった。観客にも笑う余裕があったというか。



鹿賀&マルシアの好演っぷりは安心してられるので、今回も充分に楽しみました。



ミュージカルって、演技から離れて「歌いあげる」になることもありますが(あー、祐一郎はそのあたりの危険信号が)。山田和也さんの演出もいいんだと思うのですが、このお二人は意外と(失礼)演技から離れなくて、ストーリーに集中できます。 



石川禅さん、いいトコで掴んでて良かったです! じっくりとメガネ&ひげのアターソン姿も観ました、ステキ~ 1番ウケてたのが「花火終わっちゃったんだけど・・・」で。これだけでもいい声でした。 



禅さんは来年7月にまた「ピーターパン」でフック船長になるそう。「エリザ」「M.A」もあるけど、これも観にいきたいな。・・・えぇっ、「スチュアートリトル」のスチュアートの声だったの?! 多才ね。



私にも余裕があったので、今日はさらに阿部よしつぐさん、大須賀ひできさんの七変化を楽しむことに。



新聞売り少年の阿部さんは、聞きやすくていい声だなぁと耳に残ってました。もう一度聴きたかったの。舞台奥から新聞抱えてピタっと静止してる姿がいいっす。いかにもロンドンの少年風で衣装も可愛い。帽子もいいなぁ ウチで新聞売りごっこ、というのか、あの振りつけを真似して歌ってしまうのだ。



大須賀さんは、背が高いので役が変わっても大丈夫・・・すぐ見分けが付きます。それにしてもスパイダーと大司教をするというのがスゴイ。ま、どちらもいやーな雰囲気を出してます(笑) お嬢さんの胸にお支払いするの楽しそうよ。 



毎回ハイドに踏んづけられて、串刺しで持ち上げられて、燃やされて・・・ スパイダーはセクシィ胸もとがはだけたシャツ~ ステキなむなげがちらり。きゃーっ、というかぎゃーっというか。体当たりで素晴らしい。お疲れ様なのです。



パーティーの後に着るエマ衣装、前は玉虫色としか思ってなかったのですが、あれって青地だけど赤い糸も織り込んであるんですね。×
ハイドが暴走し始めてからのジキルの衣装のベストは、エマと反対に赤地青い糸が織り込んであるんじゃないかな。



でもって、ルーシー衣装はつねにジキルを愛してみても、追いかけてくるのは
ハ~イド~! そう、ジキルには愛されない・・・切ない!



前回はコワさが先に立って、ハイドのロングコートにもえず。でも今回はそれなりに楽しめました。パブのルーシーに会いに来て♪罪なあーそびー、と歌う場面。ハイドがテーブルに足を乗っけるのっていいなぁ コートがキレイ。



そうそう、ジキル・ハイドともに女好きな感じがありません。マシなのはジキルの方かな、研究一筋だけどたまにエマに甘えてそう。しかしハイドは女好きじゃなくて快楽殺人者っぽい。ルーシーを付け狙うのってジキルへの復習なのかしら。



鹿賀ジキルの時、声が高く、ハイドは低くなるんですけど、高いジキル声はふと笑ってしまいそうになるよ~ ごめんなさい~。



年齢がよく分からないからかなぁ いくつの設定なんですかね。禅アターソンのほうがかなり若く感じます。高い声なので、情けない風です。
ハイドになってからの声の強さもあって、鹿賀さんも変身したほうが活き活きとしている様子。大司教を踏んづけてるのもとっても楽しそうだ。



ラスト。エマに抱かれてハイドからジキルに戻って、「エマ・・・」と高め声でつぶやく。切ないシーンのはずが、笑えてくる罪深い私を許して、エマ!
(私はココロの中でぷっ、と吹いてました。隣席の女性は思いっきり「ぷっ」と・・・)



最後のジキルvs.ハイドの見せ場は、前回は鹿賀さんのフリが、音楽のテンポより早く役が変わっている感じがしました。そういう演出なのかなぁと思ってたけど、違ったみたい。今回は音楽とジキル・ハイドの入れ替わりのタイミングがちゃんと合ってました。オーケストラは舞台の奥に隠れてるから、大変なんでしょうね。



それからすごく気になることが。



そのまま飲んでるの?



ハイドを抑えるための薬が青くなる場面、実験室が奥にはけていっても光ってて面白い。でもあれって、コンサートとかで光ってるスティックと同じものが入ってるのかしら。そんなものは飲めないっすよ、鹿賀さん教えて~ 一体何どうなってるのーっ



この疑問をS席のゴンザちゃんと帰り道に協議したところ、彼女は「減ってたから飲んだと思う」と。確かに減ってましたが・・・ 赤と青がおなかの中で混じって発光してるのかも、と余計な心配してます。



次は28日千穐楽。



2005/12/18

「ワダエミの衣装世界展」

ワダエミの衣装世界展@梅窓院 祖師堂 ブログはコチラ。12/25まで。



051217_125001 ワダエミさんの手がけた衣装を展示。



映画からは『HERO』『LOVERS』チャン・イーモウ/監督、『夢』黒澤明/監督、
オペラ『マクベス(2004)』、演劇『浪人街(2004)』、
新春ドラマの『里見八犬伝』
音楽劇『コーカサスの白墨の輪(2005)』
清水寺 青龍会の龍、装束、インタビュー映像。



唯一,触れていい『浪人街』の衣装、これ唐沢寿明が実際に着たのかしら~といいながらさすってみました。表は麻だけど、裏地が絹。
場内にあった舞台映像見てたら、水やら血のりやらが飛び散っているので、この衣装は何着も作ったにちがいありません。だから触れてもいいのかな。



映画や舞台衣装、ワダエミさんのつくるものは天然素材がほとんど。気に入る色が出るまで、何度も何度も染めを行うとか。色が鮮やかであっても、どこか落ち着いた感じもあるのは、天然だからかも。



一緒に見たゴンザちゃんと、着てみたい!と言いまくってみてました。素敵すぎるんだもん。



『マクベス』の魔女の衣装、面白かったです。



服は薄い絹でグレーのグラデーション。顔には同じ布でベールをつけ、頭には骸骨。この衣装で舞台に出ると、幻想的になりそう。
あと、貴族たちの衣装が40着も同じデザインで、グリーン系のグラデーションで変化していくものでした。並ぶと壮観ですね。



『LOVERS』でチャン・ツィイーが着てぐるりの太鼓を長い袖で叩いていた場面の衣装もありました。映画でのイメージより、色がシックに感じる。明るいのに静かな色、というのかなぁ



ワダエミさんの初仕事は、夫の和田勉さんが担当した番組の予算がなくて、手伝ったのが始まりだそうです。・・・あのガハハのダジャレおじさんがねぇ、面白いものですよね。



実際に映画などで使われた布、6センチ四方のハギレのセットなども販売。スカーフは売り切れ御免。
そんな小さい布じゃなくて、衣装を着て写真撮るとかできたらいいのに! チャン・ツィイーのか、金城武が着てた青いのを着てみたかったです。



出口に「エミブルー」と呼んでいる深めの水色に染められたシルクがひらひらと風になびいてまして、触ることが出来ます。



さらさら柔らかくて気持ちいい・・・ 思わずゴンザちゃんと同じ言葉をつぶやいてしまいました。語彙すくなすぎじゃない?私たち。



それと、先月行ったのに気づかなかった。京都の清水寺の青龍会のためにデザインした龍、龍を持つ男衆、お清めの水をまく巫女さんっぽい人、奉行などなどの衣装が展示されてます。春と秋(4.・9月)にのみ公開されるものだそう。



実際の映像もあり、マネキンが着るよりも実物が着たほうがしっくりくるのがすごいなぁというところ。



「フェデリコ・エレーロ展」@ワタリウム美術館



1978年コスタリカ生まれのエレーロ氏。って、年下だったのか。ま、いいけど。



この方については何も知らないのですが、ま、見てみようかと入ってみた。吹き抜けの壁に直接描いた絵とか、ひと休みしてね、と置いてあるハンモックに大喜び。



ハンモック初体験~☆ ゆらゆらする感じがとても気持ちいいっす。家に一個欲しいよねぇ でも柱がないねぇ とまったりな二人でした。寝ていいよと言われたら、10分で寝れたよ。



あ、肝心の絵ですが。飛び散った真っ赤な絵の具が妙に緊張感をかもしだすけど、基本の絵はパステルですっきり目で可愛らしいものがほとんど。



架空の案内板とかを屋外などに置いて、写真に撮るという活動もしているそう。新宿御苑のような原っぱのなかの大木の前に「女子トイレ」マークを立ててるものなんか、面白かった。ここで目的を果たせたら、さぞ爽快でしょう。



2005/12/17

展覧会のハシゴ

甲府から遊びに来たゴンザちゃんと。



ワダエミの衣装世界@梅窓院・祖師堂
フェデリコ・エレーロ展@ワタリウム美術館
「ジキル&ハイド」ソワレ@日生劇場



とハシゴして、それぞれ楽しみました。



詳細はまたあとで。



2005/12/16

『CATS』12/16

12/16 18:30@キャッツ・シアター(五反田) C2(レフト)



051216_180001猫にご挨拶を~♪
10年ぶりのCATS、劇団四季のは15年振りくらいかな? 
猫世界のサイズの小道具をみてて、マイ・ファースト・ミュージカルがCATSだったと思い出してました。あぁもう感激~

グリザベラ:早水小夜子 ジェリーロラム=グリドルボーン:秋夢子 
ジェニエニドッツ:鈴木由佳乃 ランペルティーザ:磯谷美穂 
ティミーダ:眞弓ヴァネッサ ボンバルティーザ:南千繪
シラバブ:八幡三枝 タントミール:高倉恵美 ジェミマ:王クン 
ヴィクトリア:金井紗智子 カッサンドラ:増嶋あゆみ 
オールドデュトロノミー:青井緑平 
アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ:田島雅彦
マンカストラップ:趙宇 ラム・タム・タガー:キムスンラ ミストフェリーズ:蔡暁強
マンゴジェリー:李涛 スキンブルシャンクス:ユチャンミン コリコパット:荻原隆匡
ランパスキャット:幸田亮一 カーバゲッティ:村瀬美音 ギルバート:千葉ヒカル
マキャヴィティ:赤瀬賢二 タンブルブルータス:岩崎晋也

C2席でも、正面ではないこと以外は問題なく楽しめます。ジェリクル・ギャラリーに来たタガーとも見つめあった!!(・・・思い込み? いいや、合ったね)



・・・15年前(札幌公演)とは比べ物にならんというくらい進化してて、興奮しっ放し。最初の目がチカチカするのだって、えぇぇ、目が変化するよ!



私の記憶していたものよりも、今の猫たちはスピーディでした。グリザベラも女っぽさがちらっと見えるし、オールドデュトロノミーもあんなにさっさと歩いてたかしら。それにスタイルもいいし、ダンスのレベルも上がってる。素晴らしいです。



全部の猫を見分けられなかった・・・ので、見分けられた猫だけ。



まずは早水グリザベラ。歩いてるだけで胸が詰まりました・・・ そして歌。ヤサグレ風じゃなくて、哀しみ寂しさが伝わる声で。シャーッと威嚇されるのを見るのが辛いわ。



ヴィクトリアの体のしなやかな美しさと色気、すらっとしたタントミールにうっとり。ジェミマ、ジェリーロラムの3匹でのシーン、きれいでした。いいなぁ 



ジェニエニドッツおばさんのゴキブリ隊、テカテカいい照りねぇ ここは観るたびに可愛いんだか、きもちわるいんだか、複雑な気持ちに。



祐一郎がタガーを歌ってるCDでの「ゴムゴムゴム~♪」があまりに強烈で、いまも歌うのかどきどき楽しみにしてたら、ゴムゴム~♪とは・・・・歌いませんでした。もうゴムゴム言わないんだな。う。



今日のキムスンラ・タガーは西条秀樹なロッカーです。華麗なダンスというよりも、がっしり男だぜ!をアピールね。
タガー好きだけど、今日のタガーにはあまりときめかなかったなぁ でも正面から観たらドッキンかもしれない。 



ときめきNO.1だったのはマンカストラップ。後姿とか、立ち姿、歩く姿もかっこいい~っ 
リーダー格というのもポイント高いけど、うう、オシリとふとももがきれいだった・・・ 



あと、李涛マンゴジェリーも。観終わってからキャスト表を見ておお!と納得。アナタが李涛さんですか。シンバもやってるけど、サバンナではお会いできてません。
ランペルティーザとのダンスでは、体格のよさとキレのある動き、それにいい声! と、注目マークつけて観ました。また会いたい~ 
そーか、シンバするってことはやっぱり評価高いんですね。



この役は何はともあれ回転、蔡暁強ミストフェリーズ。拍手、拍手! 小柄でかわいいよ~



どういうわけか祐一郎のプログラム買ってないのに、休憩時間にプログラムを買ってしまった。猫だから? やっぱCATSだから? わくわく楽しくて大好き、と再確認。



うーん実はオペラ座より好きなのかなぁ うーん。それはないか?
ただ猫はたくさん出てくるので、その日のお気に入りを見つけて楽しめるのがいいですよね。オペラ座は例えば怪人やクリスとウマが合わなかったら、けっこう大変。



はー、まだ感激しててうまく言葉に出来ません。次は正面から観よう。それまでに挨拶の仕方を練習しとこうか・・・ 



私もしっぽをくるくるまわしたい!!



いきもの

051216_092201  みなさんこんにちは。今日はヒマネタをお送りします。



まずはばら(品種はニューヨーク)。
先日つぼみが付いて喜んでいましたが、今が見頃ときれいに咲きました。ますますビューティ!





続きましては、5歳になった2匹の和金ちゃん。名前はデカチビ♪ 
ハーイ!はじめまして。



051216_100101もらってきた時は3cmくらいだったのに、いまじゃ10cm越えの立派なオトナです。水温が下がると寄生虫が元気になるので、常に水温25℃以上の素敵な水槽内で暮してます。



ヒトを見ると、とりあえずふりふり愛想を振り撒いてみます。ご馳走降ってこいこいダンスです。和金たちはたっぷりえさをくれる夫のほうが、私よりも好き。





・・・今日は髪を切ってから10年ぶりのCATS観劇。席が円形劇場の端っこ、どんな感じなのかどきどきするなぁ



2005/12/15

『キャンディード』

2004/5/3 東京国際フォーラムC 



演出:宮本亜門 指揮:デヴィッド・チャールズ・アベル



キャンディード:中川晃教 ヴォルテール:辰巳琢郎
パングロス:岡幸二郎 クネゴンデ:幸田浩子 
マキシミリアン:新納慎也 カカンボ:坂元健児 
パケット:宮本裕子 マーティン:佐山陽規 オールド・レディ:郡愛子
※WOWOWにて放送したものを録画。

レナード・バーンスタインが「ウェスト・サイド・ストーリー」と同時期に作曲したものです。オペラ歌手による演奏会形式のもので、♪Oh Happy We は何度か聴いたことはありましたが、ちゃんと上演されたものはこれが初めてです。



原作を書いたヴォルテールの時代に流行した「楽天主義」という思想が中心にあって、

この世の出来事はすべて神の意志によるものだ。よってこの世に起こることすべてが最善の結果につながるのであって、それゆえこの世は最高の世界である。



この楽天主義に批判的な作者ヴォルテールが、物語の進行役として登場します。舞台での辰巳琢郎って体も大きいし、いいですねぇ ちょっと訛ったしゃべり方をするのもうまい。



で、楽天主義者の家庭教師パングロスに教えられた私生児キャンディードが主人公です。



楽天主義の実験と称し、クネゴンデと結婚する!というと、私生児のくせにと彼女の親から城を追い出されてしまうキャンディード・・・



ウェストフェリア→ブルガリア→オランダ→リスボン→カディス(スペイン)→ブエノスアイレス→南米のジャングル→エルドラド→ベニス
と世界をぐるっとひとまわり。



その彼の心にはいつもクネゴンデへの一途な愛が。でもって、この二人はやっと再会したと思ったら、いろんな横槍が入って分かれてしまう、というのを何度か繰り返すことになります。
だからキャンディードはクネゴンデちゃんを追い求めて大変!「君の名は」のようだ。



家庭教師だけでなく、城主、国王、聖職者、下働きの女たち、船乗り、などなど。いろんな登場人物が出て来ます。
事件に遭遇し、何度もヒドイ目に遭い(防衛のためとはいえ殺人も犯してしまうし)、絶望しそうになりながらも、素直なキャンディードはそのたびに人生について考えるのでした。



ちょっと足りない人?という雰囲気もありながら、人の言うことをただ信じるのではなくて、自分の経験や体験などから、自分にとっての幸せについて知るというわけですね。



各場面についてコメントしようとすると大変なので印象に残ったことだけ書いてみます。



衣装は大袈裟なところと、すっきりしてるところのメリハリあり。パングロス先生のいぼは、「にほんごであそぼ」のコニたんのような(分かりますか・・・?)衣装で面白い。いぼいぼ。



演じてる岡さん、背が高いところにマンガみたいに大きな山高帽を被ってるので、すごく大きいです。すらっとしててお見事。そんなに歌う場面があるわけではないけど、記憶に残る役どころです。



さらに新納さんの女装が見れました。背が高いので映えて素敵~ 自分にうっとりしている役が似合ってる! 2001年初演の時は、この役は岡さんが演ったそうです。それはハマるよ!



新納さんは、指揮のアベルさんからロックの歌い方封印と言われてたそうです。確かにロックっぽくなかったですねぇ ただしいつもの感じが分からないの。ごめんなさい。



歌といえば、音楽はそもそも歌いにくそうなものなのに、日本語に訳詞するとさらに大変そうです。
オペラの人と、ミュージカルな人と、舞台系の人と。確かにクネゴンデの幸田さんのうまさは突出してたけど、この役の歌をこなすには相当の人じゃないと出来ないでしょう。全体としては歌のバランスはいいんじゃないかな。



中川くんはクネゴンデだけの場面以外は出ることになるので、相当出ずっぱり。こういうピュアな役がすんなり似合うなぁ 演技っぽさがないわ。



♪Oh Happy We 結婚しようという二人が未来の生活を夢見て歌うのですが、キャンディードは 質素でも地に足のついた生活、一方クネゴンデは宝石、舞踏会~と贅沢を歌う楽しい曲です。このすれ違いが、ラストではお姫様育ちのクネゴンデが歩み寄っていくんですねー。愛の勝利・・・?



♪Glitter and be Gay クネゴンデのソロ。身売りされ、ユダヤ人の金持ちと聖職者半分ずつの愛人にされている。お姫様だったのに、穢れてしまった・・・ と嘆く場面に歌われます。
でも生まれがいいからハッハッハーン! (宝石を見ながら)キレイじゃないハッハハーン!」と素晴らしい歌声。見せ場ですね。



キャンディ・ディ・ディ・ディ~♪アホなんだ・バカなんだ♪」と船の客から大合唱されるキャンディード、ほんとにお馬鹿さん! ここのピンクの羊ちゃんもかわいい。あ、沈没・・・ 



タイトルが分からないんですが、クネゴンデがベニスで皿洗いしてる女性たちと歌う曲。またまたいい暮らしとは言えないけど、に楽しそうだ。不満をいうわりには、クネゴンデとオールド・レディは逞しい。女は強いな。



我ら~はおんなよ かよわいおんな♪ 極めつけはキスさそう 美しい唇 これぞおんなのなせる技♪



女というだけで虐げられるのはどうして? それは女が魅力的すぎるから! ですって。
オホホ。







・・・と、まぁ。
遭遇するエピソードをひとつずつちょこちょこ観ている感じでした。あ、さすがにラストは今までの流れがぎゅっと集中していきますけれど。



クネゴンデちゃんは贅沢好きという性格だけど、それは育ちによるもので、どんどんヒドイ経験をしていくうちに(明るいんだけど)、それ以外の価値にも気づいていきます。そこが可愛らしい。
最初から素直なキャンディードより、クネゴンデのほうが人物としては面白いな。世の中の汚い面というか、机上の思想でわかった風に片付けられないこともあるんだって、カラダで知ったというか~。この話は女性のほうがとっても魅力的に描かれてます。



劇場で観たかった~ 



2005/12/13

一線越えたか

昨日「ろっくりばー」へ入会申込書を送りました。ついに・・・



コホン、「ろっくりばー」とは。
ROCKRIVER所属(堀内敬子・小暮清貴・今拓哉・鈴木綜馬・田澤啓明・山口祐一郎※ABC順)の俳優たちと、応援してくださる皆様とを結ぶ後援会。・・・入会案内より



ファンクラブというものに入会するのは久しぶり。でも大昔(ミスチルとかオリラブとかフラキ・・・とか)とは違う、何って、ちょこちょこ漏れ聞く祐一郎関係のイベントの濃さよ!



俳優は舞台で輝いてさえいれば満足で、プライベートには興味ない(ガッカリしたくないんだもん)ので、祐一郎ラブ!でも入会しようとか思わなかったのです。



でも来年のチケットのことが第一、さらに見本の会報誌を見たところでは、プライベートに触れてガッカリしそうにないと判断。ますますもって謎でいてくれそう。うふ。



ちなみに。
来年は佐々木蔵之介強化年?(とりあえず二人で「クラウディアからの手紙」観に行くの決定) かもしれない同僚から、ファンクラブ入会したくらいじゃまだイタくない!と励ましてもらいました。ありがとう。
でも、お互いになぐさめあってるような気が・・・ごほごほ。                      



2005/12/12

「文楽観賞教室」

第三七回文楽観賞教室@国立劇場 12/6-12/18



初めて文楽を観ました。堅苦しいのかと思ってたら大間違い。笑いあり、涙あり、アクションあり、てんこ盛りの楽しさでした。



しかも休憩はさんで2時間半、たっぷりあるのに大人3600円。私はイープラスの割引だったのでさらにお得。



文楽は観たいと思ってたけど、最近楽しく読んでいるのがポプラビーチで連載の「あやつられ文楽観賞」。またも三浦しをんですが、国文出身者にはたまらん連載なり。



文楽の人形は3人で動かすことと、1番手が裃を着てることだけは知ってました。でもって、黒子はまだしも、裃なんか着てたら邪魔だよと思ってたんです。
ところがどっこい。ま、邪魔は邪魔であっても、気にならないのです。演じている人形たちとも違う世界の裏方に見えます。不思議です。



人形たちがお芝居をしている。というものに見えます。



さて内容ですが・・・



鬼一法眼三略巻 義経と弁慶 五条橋の段
[解説]文楽の楽しみ 義太夫節について 人形の遣い方
新版歌祭文 野崎村の段



●鬼一法眼三略巻 義経と弁慶 五条橋の段
有名な義経と弁慶が出会う場面です。NHK大河ではCGでキラキラになってましたよね。



弁慶のなぎなたを、牛若が(からかってやろうと)すれ違いざまに払います。今まで柳よりも細い腰の女性だ、とオレは法師なのにいかんいかん、と牛若に照れてた弁慶、余計に怒りがこみ上げてなぎなたをぶんぶん振り回します。



ところが牛若様、ひらひらひらとかわし、ついに橋の欄干に一本足でバランス! すごい!ついでにそのまま扇をひらいて見得を切ったぁ~ すてき!
と思ったら、次は弁慶のなぎなたを扇の柄でカンカンと切り結ぶ。おっと、ついに弁慶の武器が取り払われました。観念する弁慶。



この弁慶に大汗かかす汝は何者
ホホ我こそは源の牛若丸
シタリ道理で大抵の人でないと思ふた。今より後はご家来、コレ可愛がって下んせ



今までオレ様だった弁慶が、牛若の武芸やら魅力に参って(というように見えた)「可愛がって下んせ」ってさ、すごいセリフだよなぁ この時、弁慶は頭を地面にすりつけて、さらに足に取りすがるみたいにして頼むんですヨ。はぁぁラブだね!







[解説]文楽の楽しみ 義太夫節について 人形の遣い方
若手出演者による解説だそうで、義太夫節は太夫と三味線の二人が漫才のように説明してくれました。



武家の笑い方と町人の笑い方が違うとか、武家の娘=お姫様と、町娘の歩き方を三味線で引き分けていることとか。笑い方、独特で面白かったです。
ムーフ、フーハ、フーハ!(武士)と聞こえました・・・ 実際に聞くべし!



人形遣いについては、足に10年、左手に10年だそう。頭と右手を担当する人形遣いになるまでに20年かかるのか! 
時間がかかる理由に、人形の動きは1番手の人形遣い(裃つけてる人です)が指示を出すので、その指示の出し方をマスターするのに時間がかかるのだとか。



そう、足に10年。足だけひたすら動かす役の人がいるのです。屈んで客席もあまり見えない状態で。その3人が息を合わせて人形を動かしてるというのって、びっくりです。



最後に「お越しくださってありがとう」と娘の人形で挨拶してくれたのですが、動きが滑らかで美しい~ 
女性の時は、直線的な動きはせずに、曲線でうごく・・・しなを作る感じね。



あ、人形は想像よりも大きかったです。150センチくらいのもあるそうなので、ほとんど私と一緒の大きさ。小劇場で観る限り、オペラグラスも必要ない見易さです。



●新版歌祭文 野崎村の段
歌舞伎でも人気のものだとか。



大阪の油屋の丁稚・久松は養父である野崎村の百姓・久作の娘と結婚の約束をしているにもかかわらず、奉公先のお嬢さん・お染と恋仲に。主人の娘と丁稚の恋は許されるはずもない。お染お嬢さんの縁談が決まったうえに、久松は悪いヤツに店の金を騙し取られて野崎村に返されてきた。



アナタは縁談相手と結婚し、私のことは忘れなさいという手紙を久松からもらったお染お嬢さんだったが、諦めきれずに野崎村まで追いかけてきたのでした・・・ベベベン!



急に帰ってきた久松に嬉しさ爆発のいいなずけ・おみつ。いそいそと鏡をだして髪を整え、お化粧をし、「なます」作りに精を出す。・・・明日は自分たちの祝言なのでなますを作ってるのかしら。
で、びっくり仰天です。

本物の大根が舞台に登場! 
しかもおみつちゃん、きゃーっ帰ってきて嬉しいわ、という風に大根をぶっつり切ります。本物の包丁だ~



で、軒先にキレイな格好のゴージャスで美人の女が「久松さんに会わせて」と来たもんだから、まぁ久松さんの恋人なんだわ、と悟ったおみつちゃん、大根を切るのも怒りにまかせてバンバンバン! 田舎の女だからってバカにしないでよ~!



養父の肩をもんであげてる久松の動きといい、お怒りモードのおみつちゃんのもぐさといい(煙がもくもく出てるもぐさを使うんです)、三里のツボは頭にはないんだよとアチチの養父も、も、可笑しい!



お嬢さんが覗けないように戸を閉めるんだけど、またお嬢さんが開ける、また閉める、開ける・・・ 煙の出てるもぐさで追い払うのも笑ったわー。



久松がお染お嬢さんに再度、言い含めるんですが、お嬢さんはアナタと一緒でなきゃ死ぬ、とカミソリを出して暴れます。必死で止める久松、泣き崩れるお嬢さん。そこまで思ってくれるなら、とほだされて一緒になれなきゃ死のう、という久松。



それを見ていた養父が、恩に背いてはいけないと聞かせます。表面上は分かりましたという二人だけど、叶わぬ時は心中しようと決めるのだった・・・



この話の落ち着く先は、これまたびっくりの展開で。



一部始終を聞いていたおみつちゃん、婚礼の綿帽子の下は髪を切った尼の姿! 自分と久松が結婚したら、この二人は死んでしまうわと思い、二人のために自分の結婚を諦めたのでした。



結婚やめてもいいけど、尼になることないのに!



このお礼は観音様にしましょう、とお嬢さんの母まで登場して、久松も大阪に連れて行くことに。川を母娘が、その川の堤を籠に乗った久松が一緒にゆくところでラスト。



離れていく二人から見た、野崎村の養父とおみつのいる家がだんだん遠くなるという演出にまたまた驚く私(何だか今日は驚きすぎだと思う)
ぐいぐいっと舞台奥に家が引っ込み、川が舞台前にばーんと登場、堤も出てきて・・・という演出でした。
この場面で演奏された三味線が、テンポが速い曲でして、ぼっーっと聴いてるとジャズみたいにも聴こえました。モダンな感じがしたな。



最後に笑わせてくれるのは、籠を担ぐ人と、船の船頭さん。ある程度走って汗だく。てぬぐいでパーンと体を拭いて、汗をぬぐう仕草・・・ 芸が細かいです。



船頭さんは竿を川岸に差したと思ったら、抜けなくなってそのまま川におちちゃった!必死で泳いで船に戻ってました。やれやれ大変だった~ 





まずは暗い話じゃなくて、楽しそうな演目を選んでじっくり観てみたいかな。義太夫の語りのリズムが何となく大阪弁風なのも、面白かったですね。



人形の表情までも、客の脳内では表現されていくのが摩訶不思議です。わざわざ人形で演じるとも言えるし、人では難しいから人形なのかもしれないし。



また観にいこうと思います。文楽観賞教室の目的、私には達成されてたな。
すごく興味がわいてきた~



2005/12/11

韓国のジキル&ハイド

「マラソン」で知りました、チョ・スンウ。見てないけど。



ミュージカルでも活躍していて、韓国では2004年に「ジキル&ハイドで」主演。10万人を魅了し、韓国ミュージカル大賞主演男優賞を受賞したそうです。
今年のはじめには、「ヘドウィッグ・アンド・アングリーインチ」のヘドウィグを演じたそうです。おおー。



詳しくはイープラスのこの記事で。



歌声は韓国ジキル&ハイド公式HPで聴けます。炎も日本より燃えてそうだな~ あれ、英語で歌ってますね。韓国では英語のものは英語のままで上演するのでしょうか?



当たり前だけど声が若いから、重厚な鹿賀さんは違ったジキルだなぁ 比べて観たい~ HPで聴ける♪This is the moment 若々しくていいですヨ。



3/14~3/19 東京 ゆうぽうと簡易保険ホール
3/22~3/24 大阪 NHK大阪ホール
どうやらマチソワで、ジキルはWキャストです。もう一人は、リュ・ジョンハンさん。



ジキル役のお二人について何か知ってる方は教えてほしい~





2005/12/10

クレーム

毎朝ヨーグルトにプルーン3粒入れて食べてます(貧血防止)。



で、プルーンは無●良品(伏字にする意味ないか)のを愛用してるんですが、この間食べたもののなかにヘンな味だなぁ・・・というのが。
渋い味がして、しかもそれが2袋続いたのでした。



気に入ってたので、連絡してみました。いわゆるお客様相談室、とかいうところです。
すると確認したいので現物があれば着払いで送って下さいとのこと。送りました。



・・・届きましたという連絡がないまま1ヶ月少々、このまま放置~? と思っていた矢先に、担当から連絡がありました。味がヘンとかいって連絡した後も、何せ気に入ってるので、また買って食べていたんですけどね。



一部はこんな感じ

お申し出品の官能検査を行ったところ、外観・味覚の異常は
ございませんでした。
また、お申し出品と同日製造品の菌検査
(検査項目:酵母菌・カビ菌・大腸菌・一般生菌)を行いましたが、
異常はありませんでした。

(略)
製造当日の記録を確認したところ、殺菌温度・時間について
異常は無く、製造数と殺菌数が合致しており、
殺菌温度も異常ないことから、全製品数において殺菌は
正常であったものと判断いたします。
製造上問題無いことから、未熟な粒が商品の中にあり
その粒の味が違う様に感じられたと推察いたします。

さらに、商品購入代に相当する400円分の郵便為替が届きました。



味がヘン~と送ったものをそんなに検査したのか。ありがとう。菌が発生してなくて良かったっす。未熟ね・・・・ 相当、渋かったのよ。



さらに最近、別件で公務員に向かって苦情をいうことがありました。
やーね、なんか年取った? 文句言い過ぎ?



その時、私も窓口に立つ仕事なので、普段受けてるクレームを思い出してましたねぇ



こういう気持ちで私に向かって苦情やなんかを言ってるんだ! と。



反対の立場にたてて面白かったです。色々反省しましたし。たまに、それはただのワガママです、というのもあるけど・・・



2005/12/09

カワイイコ

買ってきた時についていた花は、すべて咲いて摘んでしまいました。
こちらはその後、新しくついたつぼみ。週末にはほころんでくるかな。



051209_rose 枯らすの得意・・・だけど。手塩にかけてかわいがってます。
うーん、ビューティ



パルムドッグってご存知?

東京では12/23~日比谷シャンテで公開の映画



天空の草原のナンサ



も、このナンサちゃんがかわいくて予告編だけでボロ泣きしてるんですけど。



もう一人の主役である犬のツォーホルが、今年度のカンヌ映画祭「PALM DOG(パルムドッグ)」を受賞したんだそうです。



この賞は映画祭の正式な賞ではなくて、映画祭に出品されたなかから記者たちが選んで授賞しているとのこと。犬in映画さんにも情報ありマス。画像もありますよ~



モンゴルというと、国語の教科書に載っていた司馬遼太郎のエッセイが強くココロに残ってます。『街道を行く』からのようなので、調べてみよっと。
あやふやですけど、ゲルの中から星空を観るとか、ひんやり冷たい空気と透き通った星空のイメージが未だに思い出されますねぇ 読み直したくなるな。



全国順次公開。
道産子のみなさま。北海道はシアターキノで1/7からヨ。



2005/12/07

期限切れでした

暗闇に光る留守電ありの点滅。



「期限切れチケットが一枚ありましたので、お返しします」



・・・AIR DOの無料航空券の申し込みをしていたのですが、期限切れがあったらしい。
えぇぇぇぇ、18ヶ月内って確認したつもりだったのに!



※北の翼、AIRDOは18ヶ月以内のチケット8枚で片道分と引き換えてくれます。けっこういい率ですよね。4往復で、1片道。



札幌のみなさん、これで私の冬の帰省が怪しくなって・・・、ってそんなワケないけど。ガッカリ。
ついでに書くと、オットから「マイレージたまったから帰省に使いなよ」と言われて喜んでいたら、こちらは300ポイント足りなくて不可だったと判明。



自力で帰んなさいって神様が言ってるようです。



しょっぱい・・・

シアターガイドに「ジキル&ハイド」初日のレポートが掲載されました。



満足そうな鹿賀さんとマルシア、あ、禅さんも。に比べて蘭々の硬めの表情も画像で見れます。蘭々、この二人始めその他の出演者らのなかでやっていくのは、プレッシャーでしょうねぇ 喉つぶさないようにね~



17日に一緒にいく甲府のゴンザちゃんから見どころは?と聞かれたので、考えてみました。



全部!



・・・なんですが、ネタばれしない範囲でいうと、



殺人場面の舞台効果、小道具の使い方。
「しょっぱい」
アンサンブルの迫力と、四重唱のとこ(曲と声の混じり方が好き)



です。



あとは、幕が上がる前からロンドンの音と道行く人が舞台上を行き来しているので、見ておこう・・・ですか。ゆらゆら動くカンテラが見えます~



ふー、いまだに余韻に浸ってます!



2005/12/06

『ジキル&ハイド』12/5

12/5 18:30@日生劇場 B席

ヘンリー・ジキル/エドワード・ハイド:鹿賀丈史



ルーシー:マルシア エマ・カルー:鈴木蘭々 アターソン:石川禅



ダンヴァース・カルー:浜畑 賢吉 ストライド:宮川浩



大司教、物乞いなど:大須賀でひき 伯爵、市民など:林アキラ

初めて日生劇場内へ。2階最後列でも充分見やすいサイズ、ぐるりと囲んでいる端っこはどうなんだろう。舞台を斜めから見る感じになります。B席だったけどセンターよりだったので、とても見やすかったです。



なにやらガウディ風の曲線&モザイク壁。ロビーも広々してるし、日本生命って大きな企業なのねぇ



始まったばかりだし、舞台上では面白いしかけがいろいろありまるが、ネタばれになるので避けますね。別の日にも観劇予定なので、それから書くことにします。



※仕掛けに一々びっくりして、うひゃとかふごっとかヘンな声出しながら驚いてて、隣の人にはうるさかったかも。



で、うぉぉ~ 良かったですよ
まだお席に余裕が・・・ 



迷ってる方は行ってください。ぜひ!ぜひ!。公式HPはこちら



鹿賀丈史の声、というか歌い方にはかなりクセがあるので、私はレミゼのCD(バルジャン役)を聴いてる限り、苦手だなと思ってました。



なのに、舞台って面白いですよねぇ そこに立って歌っている鹿賀さんを苦手だなんて思わない。それどころか、その迫力ある演技や歌に魅了されました。



ともかく恐ろしいハイド。次々と殺人を犯すところでは、かなりの狂気を振りまいてます。
私の萌え(萌え、でいい?)アイテムのぶわりばさりのコートを着て娼婦ルーシーを抱くとこでは、萌えると思いきや、殺されるよ~と恐怖でいっぱい。シルエットはキレイだったけど、恐怖の勝ち。



殺人の場面、どれもぎゃーっと凍る恐ろしい演出でした・・・ って、他の人はそんなに怖くなかったのかもしれませんが。私は怖かったの!



ソロナンバーである「時が来た」 (実験器具も好き)なども胸ぐらをがっしり捕まれたような気分で聴き入るのでした。自分自身のハイドと戦う「ミラー(対決?ってトコかな)」も、いつハイドがハーッハハッ!と笑い出すかとドキドキです。



あ、ハイドが「ルゥ~シィ~」と呼ぶの、今日のツボ。発音もLで完璧♪



娼婦ルーシー役のマルシア。春にレミゼで聴いた時より、歌いあげる系が多いせいか、とっても響いてきれい。
身を落とした暮らしのなかでジキルと出会って、新しい人生の希望を歌うところ、よかった・・・ いじらしくてカワイイ。



脚線美も堪能しました。



ジキル博士の婚約者エマは鈴木蘭々。知念里奈の降板で急きょキャスティングですが、頑張っているなぁという感じです。腹筋とか鍛えるといいかもしれないデス。
声質はいいと思うな、私は好き。精進あるのみ。



あとはドレスの着こなしですか。いいとこのお嬢さんなので、もう少し動作が慣れるといいのに。ヘンリィ♪と呼ぶときはRで素晴らしい。



まだ演技がコチコチに固まってる感があるけど、冷静で意思もしっかりあって、愛情深い雰囲気は出ていると思います。頑張れ蘭々!



思いもよらず素敵オーラ出してくれたのが、ジキルの友人アターソンの石川禅さん。
「エリザ」で扉をヨレヨレと叩く姿しか知らなかったけど、セリフが自然でいいんですねぇ 当たり前だけど、普通の声もまた素敵。普通の人を演じてて素敵、ってけっこう貴重な人かも。もっと注目していこう・・・っと。



ラストはとても重要な役だし、観客目線で舞台にいる役なのかなぁ 
歌が少ないのが寂しいですけどね。



そうそう、殺人の被害者になる人物らの死に様がいろいろで。
ひとり、笑える死に方もあってちょっとした息抜き。そのタイミングの入れ方が鹿賀さん、慣れてるっす。笑いました。



あとはカーテンコール。
アンサンブルの人もいれてこれしかいないの? と最後もびっくり。



そのアンサンブルによる場面、どれもきりっと締まっていて素晴らしいんです。お稽古がこなれてるなぁ
パブでは、マルシアが歌ってる奥の暗闇で、セクシィ演出であんなことやらこんなことをしてて~どきどき。



舞台装置の入れ替えも面白いし、照明が色と明暗をうまく使ってて、これまたメリハリの利いて良かったです。



次は17日ソワレを観劇予定。



2005/12/04

マイフォト更新

イタリア/フィレンツェ編アップしました。1.5日分あるのでちょっと量が多いです。



特産ワインのキャンティ・クラシコが半額以下! 自宅用には3本買って帰ってきたけど、あっという間に飲んでしまったのよねぇ。あぁまた飲みたい。食事してても、ハウスワインがちゃんと美味しいのです。素敵だよ。



フィレンツェはローマ・ヴェネツィアの三都市のなかで1番雰囲気がのんびりしてました。ここはまずは行ってほしいオススメの街です。田舎のワイン畑めぐりとかしてみたかったな。ウフィッツィも行かなかったし。



2005/12/03

密航猫帰る

アメリカのウィスコンシンで2ヶ月間も行方不明になっていた雌猫のEmily



ところが見つかったのはフランスのナンシーにある工場! 
貨物に紛れてで大西洋横断してしまったらしい。



識別票をつけていたので、工場の人がアメリカの獣医師に連絡して身元が明らかになったそう。いい人でよかったねぇ



今朝の朝日新聞によれば、工場が検疫代を、コンチネンタル航空が移送を担った。ビジネスクラスに係員と乗り、ミルウォーキーの空港に到着。飼い主一家と再会を果たしたとのこと。



同家の息子ニックくん曰く「前より大きく、重くなった
記者会見の間、エミリーは泣いてマイクを引っかこうとしたという~



NNKとしては見逃せない話題でした。



Yahoo!はココビジネスクラスの座席から下界を見下ろすEmily)に記事&スライドショウはココ



最近読んだネコと旅に関する本を。



ヨーロッパを旅してしまった猫のはなし」平松謙三著
ブルースイインターアクションズ

本当に飛行機の座席に座って、飼い主と一緒にヨーロッパを旅した黒猫ノロちゃんのお話。リードに慣れさせ、知らない場所にも慣れさせ・・・ると旅猫になれるそうです。
実家の猫たちは永遠にムリそう~



美人ネコジェニーの世界旅行」エスター・アベリル著
旺文社ジュニア図書館



実は絶版!! 
ニューヨーク・キャッツ シリーズの1です。黒猫ジェニーは絵本にもなっているのですが、都会に暮らすネコたち、キャット・クラブのお話が読めます。
ジェニーはいつも赤いマフラーを巻いてて、とってもかわいいのです。これは、そんなネコ3匹がご主人について世界一周旅行するお話。



2005/12/02

M.A.公式HPもできた

マリー・アントワネット」公式HPも立ち上がりました。



12/1に行われた制作発表で発表された劇中歌も、動画でアップの予定とのこと。楽しみ!




原作である遠藤周作『王妃マリー・アントワネット』ですが、新潮文庫版が1番入手しやすそうです。上下巻ですね。



朝日新聞社刊などのハードカバーのものは、絶版ではないけど、多く流通してない模様。
こういうものは図書館のほうがありますね。ちなみに私の住んでいる台東区立図書館にはありました。




祐一郎のコメントを読んでると、もしやキミは不思議ちゃんか?という気がしてきた。突き抜けてるわ~



それから、ろっくりばーのファンクラブに入ってる祐一郎ファンの方と話す機会がありました。そんなイベントもあるのか!とびっくり。楽しそう。ってか、話す彼女が幸せそう。



何となく案内請求してみたので、もしかしたら私も入っちゃうかもです。ついに・・・



「ブルーノ・ムナーリ」展

ブルーノ・ムナーリ もっと豊かに もっと自由に」展@こどもの城
11/15-12/18



造形、デザイン、建築、評論、子供のための造形教育など幅広い活動を行ったブルーノ・ムナーリ(1907-1998)。



小柄で笑顔の素敵なミラノっ子、ムナーリさんに触れて来ました。



しかけ絵本を多く手がけていて、実際に遊べるように置いてありました。一緒に行った同僚とお話ゴッコで遊んでみたり。
透明なシートに草、鳥、月、こうもり、雲・・・の絵がプリントされていて、重ね合わせていくといろんな新しい絵になっていくというもの。
これ欲しい!



ものすごくモダンな(モンドリアンみたいな)絵から、象形文字、デスク用品、子供用のベッド兼遊び場、スウォッチ・・・などなど。



特にスウォッチは時間を示すはずの数字が文字盤のひとつ上でバラバラに動くようになっててかわいい。これ、普通に販売してたのかなぁ これも欲しい~!



こどもの城に入るのが初めてだったので、屋上に上がってみました。

051202_152201  くもり空で残念。遠く画面真中に見えているのが新宿方面で、エンパイア・ステートビル風なNTTドコモのビルがあります。手前は青山病院。



その後、オルネ ド フォイユで目の保養。



051202_160501疲れたので、熱帯魚水槽がきれいだったカフェでひと休みしてきました。



そうそう、表参道の駅がものすごい人でごった返していて、何事?と思ったら、エキナカではなく、エキチカ・・・エチカオープンの日でした。



食事もできるし、化粧品やらアンダーウェアも服も買えるようです。よし探検しよう!と二人で挑んだけど、人の波に負けました・・・
負けたところで、解散。



M.A.追記

え・・・このドラマの全てを紡ぎ出してゆく、
この宇宙の支配者である錬金術師カリオストロに

山口祐一郎、・・・
                (@niftyシアターフォーラム記事より)

これって東宝側の宣伝文だよね。他の出演者の方について等は、@niftyの記事をご覧下さい。



いいねぇ!「この宇宙の支配者」かぁ ただの詐欺師を超えた役に違いない。どんな暗躍をするのか早く観てみたいものです。詐欺師で錬金術師、ってキーワードは私好み。
気障なのかしら? 「M!」の猊下のようなきらびやかな衣装で魅了されたい~



けっこう人物が入り組んでるのかと心配ですが、衣装や音楽で振り分けてくれるよね。ヨロシクお願いします。あんまり登場すると分からなくなるの。



それにしても、自分の無知には哀しくなりました。
オルレアン公も、アナタ誰?の気分だし・・・。



2005/12/01

マリー様でした

もったいつけた仮題のわりに普通でした・・・



東宝が世界に向けて発信する超大作は
『マリー・アントワネット』。 シアターガイドで速報出てます。



まぁ長年の蓄積のあるマリー様なら、東宝も自信をもってお届けなんでしょう。祐一郎の出番が多いといいなぁ~



来年11.12月の帝国劇場のあとは、1月に博多座、2月に梅田芸術劇場とのことです。



で、まとめるとこんな感じですか? なんか間違ってたらごめんなさい。



マリー・アントワネット:涼風真世  マルグリットアルノー:笹本玲奈、新妻聖子
フェルゼン:井上芳雄        ルイ16世:石川禅
カリオストロ:山口祐一郎      オルレアン:高嶋政宏
ボーマルシェ:山路和弘      アニエス :土居裕子



外国に興味がなかった私・・・ マリー・アントワネット様とルイ16世以外は何がなにやらわかりません。
フェルゼンはタカラヅカでちょこっと分かるんだけど・・・



まずは、池田理代子大先生の不朽の名作「ベルサイユのばら」でお勉強し直します!
(大昔に読んだけど、ちっとも覚えていない~)



TdV サラ役

東宝HP ダンス オブ ヴァンパイア



サラ役に大塚ちひろ、剱持たまき決定。



大塚さんは舞台では聞いたことがないけど、ゲキシネ「SHIROH」で。剱持さんは「レミゼラブル」「ナイン」で。
二人とも細くてかわいらしい。声もパワフル系ではなくて、透明感がある印象です。



「ナイン」での剱持さんはスパの女神の役で、ゴールドの衣装が似合ってて、ミステリアスな雰囲気とか、声質がとっても合ってて良かったんですヨ。また観たい舞台の一つです。



クロロック伯爵が存在感あふれるでしょうから、サラはとにかくかわいらしい方を選んだのでしょうか。ウィーン盤を聴くときは、さらにこの二人を重ねて聞いてみようかな。



伯爵は、すでに私の脳内では祐一郎が(※)踊って歌って大変な騒ぎ~ 
(※)それはそれは華麗に踊っているのだ!