2007/06/29

『レ・ミゼラブル』6/22昼-4 岸アンジョルラス&泉見マリウス

強奪~



手に手を取ってテナ夫妻の家から出た二人、そして10年後のパリ。すっかり追いはぎみたいになったテナ夫妻と手下、それからエポニーヌ(新妻さん)。



いやー、岸さん初見でした(たぶん・・・・) 全く想像とか予想しないで見たのですが、大きい方ですねぇ がっしりしているというのか。特に後姿が、というかおしりがキレイ・・・とても頼りになるリーダー風情でした。



泉見くんは、何度見ても「堅物マリウス♪」の名に恥じない、女心のカケラもわからないピュアな青年ー。相変わらずかわいいのだった。



自分の記憶を疑いまくってたこの日なのですが、テナ夫妻たちに捕まったあとジャベがやってきて、悪党たちが離れます。ここでさとしバルジャンはコゼットを抱き寄せ、自分のコートの前身頃で庇ってあげてたんです。
あら・・? 祐バルは、抱き寄せてただけだったような? これはさとしさんオリジナルかなぁ、うーん、うーん。悩む。
別所バルは腕を大きく伸ばして、コゼットを庇ってあげてましたねぇ 次回はちゃんと見てみよう。



うつむき加減で、ジャベールの視線をかわすバルジャン。はらはらするわー。



星よ



岡ジャベール。この日は抑え気味だなぁと思って見てました。マリウスしてたし、橋本バルジャンとは初共演だったからかもしれませんね。



執拗な感じはむらむらと出ていたけど、怖い人だ、っていうのはあまり思わない程度のしつこさでした。意外とあっさりにしたのかなと思ったくらい。
だけど、声の美しさというのは同じで! ふー、コートの裾をぱっと払ってお祈り☆ポーズは今日もキマリましたよ! すてきーっ



ABCカフェ



岸アンジョ、またまたじっくり拝見。歌声はしっかり、カラダもしっかり、頼りになるわー。こういうオトナ系のリーダーもいいものなのね。
彼女はまぼろし♪ と歌う泉見マリウスも、恋に墜ちた青年が嫌味なくてよいです。



赤い布がテーブルにかかったあたりから、私も(心の中で)一緒に拳を握り締め、天に向かって突き出してみた。燃える!
今年は拍手してくれよん、というタイミングになってますよね? 3秒くらい、学生たちが固まってたので・・・・拍手しやすいな。



そうして、どんどんテンションが上がっていき、私も叫びたくなる、ワー!



祐一郎@ジャベール・・・

27日夜公演、見たかったーーー!!



鼻毛が伸びてもいい、蒸し暑くてもいい、空が青くなくてもいい!



そこに祐一郎がいるなら! 



東京に住んでたかったー!



カテコでジャベールの制服、祐さん着ちゃったのね・・・ って、一番近くで見ていた岡幸二郎さんが一番目がはぁと♪だったかもしれませんけど。



だってー、「麗しのラウル子爵(岡幸二郎さんによる表現)」を思い出すくらい素敵だったと言われたら(涙) 東宝のブログでアップしてくれないかしら。はあぁ



圭吾さん/DVD化

あら・・・気づいてなかった。2作品がDVD化されるんですね。これは買いだ!



『ダウンタウン・フォーリーズ番外編 そっとおやすみ』
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あの!ランニング姿のイタリア男~☆にまた会えるのか! うひゃひゃっ



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まさか2階席しか残ってないとは思わず、の悔しい『宝塚BOYS』。札幌公演は7/12、これからですが気に入ったら予約してきますっす。チケットが売れたのって、やっぱりNACSの重ちゃん効果なのだろうか・・・ちえっ



地方公演では、山路さんは羽つけたりしないのかしら? 楽しみにしてます。



『レ・ミゼラブル』6/22昼-3 やさしいパパ

この調子で書いてて大丈夫だろうか・・・ 翌日の、祐一郎×今さんもすごかったからなぁ



幼いコゼット



原作で、コゼットは自分の人形なんかもってなくて、ナイフだけもってたんですよ。なので「蝿の頭を切って遊びます」(ヒイィ)とバルジャンに答えてたのは、びっくりしたわ、とか思い出しながらカタンカタンと椅子を下ろしていくリトコゼちゃんを見てました。



服はひどくぼろぼろなのですが、靴はボロじゃなさそう。とか気になったりして。



瀬戸内さんのテナ妻は、怖いっていうより愛嬌がけっこうありますね。テナルディエの支配下にあるのかなぁという部分も見えます。



ジャベールをダウンさせてやってきたさとしバルジャン。大きな桶を暗い森で運んでいるコゼットを見かけ、手を差し伸べようとします。
さぁもう、怖がらないで♪ ~名前を教えて♪



さとしさん、セリフと歌の間のいい具合にコゼットに優しく声をかけてました! すでに慈愛に満ちた感じ・・・ ものすごい勘が良いのかも。それか、ものすごく練習したのかも。



はい コゼット♪」と名乗ったときの、反応も温かいのー。
コゼット!って驚きながら呼びかけて、ぎゅうーっとハグ私は泣いたですヨ。ファンテにはすぐハグしなかったけど、それってオトナの女性だったからかしら?



一緒に桶を持って歩くとこは、毎回こんなにエコーかかってたのですか? 初めて気づきました。今回は、アリアでもかなりエフェクトがかかってたんですねぇ
目と目を合わせて、今ここで会ったばかりのバルジャンに、ものすごく信頼を寄せている様子のリトコゼ。そのおじさんはいいおじさんだ! ラララララ~♪



黄色いコートのバルジャン、テナ妻を冷たそうな目で見て、
森でこの子を見つけた~ この子は連れて帰る~♪」。



上手側のベンチ椅子にリトコゼちゃんを、よいしょっと(たぶん暖炉の前)座らせて、
私が二人に~聞かせよう」のあたり。
寒いので暖炉の火に手をかざしてるリトコゼちゃんの足もとに座って、一緒に火に手をかざしてた・・・ やーん、もうっ、優しすぎじゃない? ね、暖かいね、とかって言ってる雰囲気です。テナ夫妻に向き直るときも、コゼットにそりゃぁ温かい眼差しを注いでました。



コゼット、私の子だ♪ 静かに、でも力強くゆっくり頷いて、つ完全に信頼しているといった風情のコゼット。空の上の人みたいに見えたのかもしれないですね。だって遊びが蝿の首切りですよ・・・・ この後よくぞ素直にすくすく育ったものだ。



あ、怒りで椅子を倒すのは、ちゃんと「椅子だけ」高速で倒してました。お金もデコに貼り付けたりはしてないですヨ・・・ 祐一郎、どうやったら机まで倒せちゃったのかしら。



哀しい喪服に急いでお着替えして、お人形を鞄から出してプレゼント。
おいで!」は、どのバルジャンの場面でも見てる私もシアワセに包まれますねー。コゼットも夢心地でしょうし、バルジャンも「妹の子」「ファンテ」と守ってやれなかったのが、今度は命に代えても守る、と誓ったコゼットを抱くことができたんだし。きっとシアワセよ。



ふふ、一度ハグしたのを離したあと、さとしバルジャンは、もう一度にこっと笑ってハグ! ハグ2回したのって、初めて見たような。当然だけど、号泣だ。



駒田さん



なかなか駒田テナを観る機会を逸してたんですけど、この日に初めて拝見。うわわ、舞台をさらっていきますね。噂どおり、リトコゼちゃんを逆さ吊り~



ワハハの佐藤さんテナによく当たってたので、全然違ってて面白かったデス。奥さんを尻に敷いてる感じもあります。佐藤さんは凄みが出てなくて~ 駒田さんはひょうひょうとしてるのかと思ってたら、骨太なしたたか者って感じでした。歌もうまい!



2007/06/28

『レ・ミゼラブル』6/22昼-2 さぐりあう岡ジャベールとさとしバルジャン

ファンテーヌの死



渚あきさん、声量は少なめだけど楚々とした感じはもちろんのこと、案外良かったのが娼婦になっちゃってからのすさみっぷり。非常に哀れ、でもってコゼットに向かって歌う最期の母性は聖母かというくらい、浮世離れしたような感じすらあって良かった!



えー、前に見た祐バルがどうだったかが定かでないのですが、さとバルにはすごく印象的なことがいくつか。



女子憧れのお姫様抱っこ、は当然、軽々とファンテをベッドへ優しく連れて行きます。
このシーンでは、いくら素敵なさとしさんでも祐一郎以上のバルジャンは私にはいません・・・。うぎゃーっ いいなぁ・・・っ



それで、「命かけてコゼットは守り通す♪」と誓ったあと、すぐにここを出なきゃならないのだ、という仕草を。いつジャヴェールが踏み込んでくるか分からない、とドア(下手側)のほうを気にしてます。そうよね、法廷からそのまま来ちゃったんだし。
あまり祐バルでそういう印象はなかったんですよね~ 祐一郎はもっと、いまはファンテのためにここにいる、という雰囲気がしてたような。



そこにファンテの「この手冷たくなるわ・・・♪」が重なるので、行こうとしたのを止めて温めよう♪と移ってました。
うんうん、さとしバルジャン、ファンテに対してはパパ風じゃなくて、市長とかよき隣人って態度かな。



さらに「抱いて眠るまで~♪」・・・いつも、すごく羨ましい気分でこのセリフを聞く私・・・フゴフゴ。



ふふふ、よしきた!、とぎゅっとハグしないあたりが素敵なバルジャンでしたよー。もう、命の火が消えかけていることと、女性を抱きしめることの両方に戸惑ってるに違いない。ウブよね、バルジャンったら。
ぎゅっとハグしたのは、ファンテが目を開いたまま亡くなったあとでした。ううっ、さらにコゼットを守るのは自分だけだ!と決意したんですね。



対決



私の記憶が正しければですが、さとバルは逃亡しようという素振りをすぐに見せてました。ちょこちょこ、動く感じがあったような。



この、バルジャーン、ついに~ また出会ったな! のトコは傑作!
いや、二人の対決シーンは、2幕も含めてほんっと傑作だと思います。まさに鏡、お互いに引き合ってしまう関係が、メロディにも歌詞にも、動きにも表れてます。



必ず戻るさ」「お前みたいなやつ・・・死ぬまで変わるものか♪



うわぁ、幸二郎くん、↑こう言いながら、さとバルの胸を警棒でぐりぐりぐりーっとねじ込みましたよ! 全くもって、厭らしいやつ!



岡ジャベの特徴としては、非常にプライドが高そうだ、というのがありますよね。いつもアゴをぐっと上げて、上から見下してます。髪はくるくる巻。方向を変えるときは、かかとで華麗にターン♪。



まだこの時は、「ついに見つけたぞ!」と情念を意気揚々と発散させながら、ぐいぐい、ねちねちとバルジャンを追い詰めていくのです。



お二人は歌いながら、ファンテのベッドを挟んで行ったりきたり。 
あら?岡ジャべ、相当余裕があるようです。ばたばた動きません。ゆっくりとベッドの足元(下手側)を左右に動くのみ。ものすごくバルジャンを薄汚いものでも見るかのように見てますね! キーッ、ほんとにいやなやつだ。で、警棒を横にして、体の前で美しく保持しながら、お歌も歌います。なぜお供を連れてこなかったんだろう、怪力バルジャンを捕まえるのに!



さとバルも、お前なんかに負けはしない~!とジャベールに捕まる気なんか少しもない。



椅子を壊して残った棒切れを手にもつバルジャンと、警棒を構えるジャベール。
すぐに、バルジャンは棒を打ち捨ててまっすぐジャベールの横を通り過ぎていこうと・・・バルジャンは、ばっと手を振り払い、ついで追いすがるジャベールの背中を殴って勝利! どうなったのか見もしないで、「コゼットー!」ってな感じで颯爽と、大股歩きで去って行きました。カッコいい~
岡ジャベ、それでも追いかけようとしたけど、ダメでした。お盆はくるっと回転。



哀れ、床に転がるジャベール。いい気味だ、と思ったのは前回でした。今年はちょこっと可哀相かもと思った。職務なんだもんね・・・



帰ってきてから気づいたのですが、橋本×岡、はこの日が初だったんですね? そのせいだったのかもしれないけど、まだ一歩引いたような抑えた感じでした。お互い、どこまでやるのか? どういう組み合わせなんだ?って、さぐってたのかも。



まだコゼットを引き取れない・・・ ここもさとしさん、良かったんです! 



2007/06/27

「牢獄に19年汗で罪を清めた」事件



2007/06/26

『レ・ミゼラブル』6/22昼1 さとしバルジャンに心奪われる

1階S席 センター
バルジャン:橋本さとし ジャベール:岡幸二郎
エポニーヌ:新妻聖子 ファンテーヌ:渚あき コゼット:辛島小恵
マリウス:泉見洋平 アンジョルラス:岸祐二
テナルディエ:駒田一 テナルディエの妻:瀬戸内美八



ジャ、ジャーン♪



この最初の音を聞いた瞬間、わけのわからない興奮が襲ってきて、幕が下りるまでレミの世界にどっぷりでした。水分も抜けたー。



さて、野獣っぽく荒々しいバルジャン、というのを橋本さとしさんご本人も、インタビューなどで「期待されていると思う」と言ってました。それが! 違うんですよ!
非常に思慮深く、かつ包容力があり、過去の過ちをいつも感じながら光を求めて生きている、あ、「求道者」ってイメージかもしれません。



意外でしたー。そして、そんなさとしバルジャンに惚れた。



それで、声がホント素敵。特にファルセットとかは、祐一郎さんに近いかもって思ったのでした。すごくきれいに伸びます。叫んでも、ダミ声にならずちゃんと聞き取れるっていうのがさすがの舞台俳優です。



オレは、ジャン・バルジャン!



岡ジャベをぐっと睨みつけるさとしバル。パンひとつだ!に、知性を感じます。已むに已まれぬ理由があるんだ、という感じで。



このあたりの岡ジャベのツンツンした表情、いいですよね。最後ににらみ合うとこ、効果音でもつきそうなくらい。



シャキーン! 永遠のライバル、いま、まさに誕生。



司教の館



今年の司教様、お二人ともに美声派。力強くて優しくて良かったですね(この日は中井智彦さん)
パンは恥ずかしさ半分、って感じで食いついてます。左右の手のパンを交互にお召し上がりだった。



オヤスミ、の挨拶のあとの「真夜中に・・・げっへっへ♪」は、あぁ本当に良心ってものを持っていては生きていけないくらいに、ヒドイところにいたんだね!というすさみっぷり。ただ、生きていくことだけを考えてるんです。お可哀相なり。



捕まって、取り囲まれるところではすでに茫然自失、どうにでもしろよっていう気力すらなさそうにぐったりのさとバル。
司教様が優しく鞄を持たせてくれてもぼーっとしてます。呼びかけが白熱し、あなたの魂私が買った~♪ の手前くらいで、はっとして「この人なに言ってるの?」って顔に。ふう、すでに私の目からは水分が・・・防波堤決壊注意報。



司教様が去って、ふらふらっと歩いていくうちにガツン!っと脳天をカチ割られたらしい。あまりの恥ずかしさに、自分を消してしまいたそうに見えました。



石のように心を閉じてっ! そうしなければ生きてこれなかった、と過去の辛さを振り返り。でも・・・
生まれ変わるのが 神の御心か・・・? ♪ 私は、「なのか?」と天に問いかけているように聞こえたなぁ この世に、自分に手を差し伸べてくれる人がいることに驚き、その愛にヒドイ態度をとったことへの深い後悔。そして、魂の叫び、決意を。



生まれ変わるのだ! 私の涙・防波堤は決壊~ああ、バルジャーン!! あなたの人生は苦難の連続なのよ! 



私の工場だぞぉ、市長だ~



舞台中央奥から、さっそうと登場するさとしさんに、私の心は完全に捕まってしまった。いやーーーっ たぶん、顔が「きゃーっ 市長様、ラブ」になってたと思う。



それでですね、一番参ったとこは、「君が解決したまえ~」とエロエロ工場長に指示して出て行くときに、ファンテが「あの・・・」って助けを求めてますよね。それを「あの男に任せたからお話しなさいね」っていう身振りをするんですけれど。説明長くてゴメン



この身振りが、とっても優しいんですっ どこぞの王子様かってくらい、とても上品に手をすけべ工場長に向け、ファンテに「大丈夫だよ」という目くばせをして、出て行くんですよねー。ああん。市長様、その男は最低なのに!
ちなみに、別所バルは早足のままぐいっと人差し指で工場長を指して、偉そうでした・・・ あまり尊敬されてる市長っぽくなかったのよねぇ 野獣バルだからか!?



馬車が・・・



ふふっ 岡ジャベの語り。信じられない~♪ コートとお帽子の持ち方がきっちり、きっちり! 胸には焼印がある♪ってジャベが言ったときに、正直バルジャンは自分の胸のあたりに手を動かしちゃいました。そんな、うろたえちゃダメよ!



名乗れば牢獄、黙っていても地獄・・・♪ この逡巡、見ているのも苦しいわ。バルジャンが正しい道を選ぶのは知っているし、そうすべきだとも思うけど。しかも、悩んでいるのは保身のためっていうより、町の人のことを考えて悩んでいる、というように見えました。いい人だ。



恥ずかしくはないのか!/かわりに得たのだ 生きていく力を♪



この表現もすごく真摯で切なかった・・・ 焼印も、しっかり描いてありました。優しく身代わりになりかけた男を立たせ、家族に渡してから、ジャベールに向かって「24653~♪」とぐいぐい宣言です。
あら、今年はサーン♪は上がっていく歌い方なんですね? オリジナル・キャストのコルム・ウィルキンソンさんに似た感じで、美しい高音になってましたよん。



もー、さとしさん、ホント素敵なんだから
(丙午だし!→私の愛する人の多くが丙午1966年生まれ。豊作年よねぇ うはは)



次はファンテ&リコトゼちゃんにも優しいさとしバルジャンのお話・・・。長いの、ごめん。



2007/06/25

別所バルジャンは野獣ジャン

日曜日マチネで初・別所バルジャン。
優しさより厳しい印象のバルジャンでした〜
囚人時代は臭そうな(失礼を…)汚い暴れん坊。パンには突進して食いつきますか!

原田アンジョ&山崎マリの初々しいコンビも見れて満足! よかったです!

しかし今年の今ジャベールはものすごい迫力と恐さを出してます。今さんが素晴らしければバルジャンもさらに引き立つんですね…
新妻エポも渚ファンテも素晴らしくて。はああ

あ、徳井さんが下水道で死体をどう運ぶのか気になってたんですが、ズルズル引きずって…

帰宅したらぼちぼち書きます〜

2007/06/24

山口バルジャン

カード会社の貸切公演でした。モリクミさんの司会で、祐一郎から一言。
「(手でアルファベットを作った)オー・エム・シー!」

久しぶりに人間役の祐一郎。絶好調ではない感じだったけど、愛情いっぱいのパパ〜 遠目から見たので帽子のかわいらしさには気付かず… 彼を帰して♪は美しくため息というか、吸い込まれるというのか?

今さんは前回よりも熱いジャベール!自殺のとこは祐一郎風の叫びも。ふふっ

ソワレはまた橋本バルジャンと阿部ジャベール… 橋本さんは全体では一番好きなバルジャンかも。で やはり声が祐一郎に似てる気がします。優しくて一途なバルジャンですね。

阿部さんは己にも厳しいジャベールにしては美味しいものを食べ過ぎ疑惑だった。ビジュアルも含めて役柄よと思ってみたよ。バリケードに上れるか心配だったし!

玲奈ちゃんは素晴らしく深みがありました。辛いよ!
で、楽しみだったのが原田アンジョ。清廉潔白冷静なリーダー。いい声でした♪そして山崎マリウス!誠実で真面目で美声!二人とも凄くいい〜

明日は別所バルジャンです。

2007/06/22

満足

満足
『ウィキッド』すごかった…ちからのないキャストには務まらない主役二人です! カテコが客電ついてからも。熱いスタンディングでコーフン〜

あ、たぶん予定外の無茶苦茶シリアスないいとこで李トウさんが笑われました… 私も笑っちゃったんですが。エヘッ
明日はレミでマチソワ。すでに満腹ぽい…

橋本バルジャンは思慮深い

これです。この熱く切ない物語〜 『レミゼラブル』橋本バルジャン 岡ジャベール 泉見マリウス 岸アンジョ
さとしさん、野獣じゃなくて情が深く思慮深さもあり。しかし罪を背負っている影もあり。
凄く良い! 歌もまだまだ上手くなるだろうなと思わせます。今も問題にするものはないけどね♪
しかもファルセットが祐一郎に違い声質かなと思って聞いてました。明日は会える…

初だった岸アンジョの頼もしさといったら! 坂元さんがアニキ…なら彼は後ろ姿が美しいリーダーですか? やっと会えて嬉しかったです!

岡様。ますます深く表現しますね。素敵でちた〜

あぁ、書ききれない!これから汐留に向かいます〜

いってきまーす

明日は朝8時の便で向かいます。東京と言っても、またもや空港と友人宅と日比谷あたりにしかいない感じですが、わくわくです。



おじいさん度が増したと噂の祐一郎バルジャン、意外と野獣度が低めのさとしバルジャン、そして初のベッシー、高・野獣度らしい別所バルジャンも。



ぎゅうぎゅうに詰め込んだ日程に、私の耳が持つのか心配ですが、何も考えないで熱い舞台に酔ってきますっ



2007/06/20

チケットありマスのお知らせ

びっくりだ。あぁぁ、祐一郎のスケジュールを追ってるだけで一年が過ぎていくんだ。あれには参加できないけど・・・・しくしく。



前回のお知らせ時も、いろいろ手を上げていただき感謝でした。まだ残っているコがいるので、もう一度ご案内です。よろしくお願いシマス!!



7/3(火) 13:00 1階C列10番台(後半) 
1枚橋本・今・新妻・シルビアグラブ・菊地・小西・安崎・森・岸
13500円→11500円 



7/3(火) 18:15 1階O列40番台(後半) 1枚
山口・岡・坂本・今井・富田・山崎・駒田・田中・東山
13500円→9000円 お買い得~



7/10(火) 18:15 1階Q列20番台 2枚(連番)
山口・阿部・島田・山崎・辛島・石川・駒田・森・坂元
20周年のSP
13500円→12500円



みなさまありがとうございました!! 完売です!







今朝も『Wicked』BW版のCDを聞きながら出勤。まさにディズニー音楽の王道、このままパレードになりそうだ、などと感心しつつも、完璧に盛り上げてくれる音楽と物語に熱いものがこみ上げ、朝っぱらから涙腺決壊・・・ いやー参った。



しかもレミのレポを拝読して歩いてると、気分がますます盛り上がって、マイ初日で、アハン、アハン♪のとこから洪水になりそうでコワイ。流れで、『Wicked』オーヴァチュアでも決壊必至。ちなみに『CATS』オーヴァチュアでも泣きます。



泣くのを自慢してるみたいだな。そうじゃなくて!



そうそう、『レ・ミゼラブル』原作、コゼットが蝿の頭をナイフで切って遊ぶのよ、とバルジャンに教えてて哀しい。ううっ 本当に、バルジャンにとっては彼女の幸福が全てなんだね。おじいちゃーん。



『MA』千秋楽5 黄金を求めて~

1-5 カリオストロの実験室



M11 『幻の黄金を求めて』
前楽は、がっつりバズーカでありながら、全体のバランスは保っていた祐一郎。



千秋楽も前楽のように、冷静なのかしら?と思わせる、出だし。あれ、やっぱり声は張り気味で、ノリもいいなぁ~っと惚れ惚れしていたのでした。



そう、でしたのです。



後半のラパン夫人がお盆中央でマルグリットに手を差し出して、カリオストロが下手で「どーだいっ」って感じに見得を切るココ!



風が叫ぶ 空が揺れる すべて砕け散る
混乱から やがて 現れる まだ見ぬ世界
そして無から有を生もうと 人は皆もがく
それぞれの 黄金を求めて
幻の黄金を求めて♪



・・・私は上手側にいたので、遠かったのが残念無念。



文字で書くと
か、ぜっっっっっっが! さ、けっっっっっっぶ、そ、らっっっっっが、ゆれっっっっる!
以下、こんな感じで進行・・・激しいスタッカートに、よくマイクの音が割れないものだと感心するくらいのバズーカ! でましたよーっ ふふ



ひとっっっっっは、み、なっ もっが、くー



で、祐一郎の歌う前のブレス音がガンガン マイクに入って聞こえてました。



ま、ぼっ、ろ、しっ、のっ



(ささやいて~)おうごんを・・・・・・・・・・・・・・



(ぐいーっと、ブレス~っブレス~っ)



もとぉーーーーめぇーーーーー 
てぇーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!



誰に言ってんだかと思うけど、その時の私「やりましたね!祐一郎!」と実況してたような・・・ 



ヤンヤヤンヤ♪ってこんな感じ? というくらいの拍手喝采が沸き起こり、もしかしたら私は「ひやーーーっ」とか「ふほーっ」くらいは声に出してたかもです。



当然、祐一郎様のマント付きの大きな体はゆらゆらと左右に揺れ、美しい両手はロボットのようにガコンガコンと上がり下がり。メロディにあわせて、上手近くを見たり、2階席方面に顔を向けたりしますよ! 抜かりないですからねっ



1-6 ホテル・オルレアンのロビー



M12 『心の声(ラパン夫人ver.)』



M13 『お望み叶えて』



2007/06/19

『キサラギ』 SHOW ME!!

2007 佐藤祐市/監督



小栗旬 ユースケ・サンタマリア 小出恵介 塚地武雄 香川照之 宍戸錠
如月ミキ(酒井香奈子)



☆☆☆☆



自殺したアイドル如月ミキの一周忌、ファンサイトで知り合った男、5人。この部屋で事件は起こる。
それぞれの思い出やお宝交換をして楽しく過ごそうと思っていたら、一人が「殺されたんだ」と発言したことから、事態は急変。5人の如月ミキとの関係が明らかになるにつれ、互いの疑惑は深まり、謎は広がり、そして・・・



うーん、面白かったぁ~ 「ハートフル・ワンシチュエーション・サスペンス!」の宣伝文句がすべて指してますヨ。ほんわか、元気が出そうなラスト、でも核にはサスペンスが。



         ☆☆☆☆ネタバレ含みますご注意くださいませ☆☆☆☆



伏線が一気にひとつに集約されていくとこ、ぞくぞくしました。しかも、一度じゃないのがますます楽しい脚本。



私が行った劇場(シアターキノ)ではリピーター割引してました。これ、見終わったあともう一度最初から見たくなりますっ そーかそーかと知ってしまった各人の秘密、伏線をチェックしながら見るのって、楽しいですよねー。



しかしこの映画の良さって、謎解きよりも5人の掛け合いが全てだったと思います。下手な人にはやってほしくない。
ワンシチュエーション、大好き。会話と想像力で物語が進むのって、ミステリ小説でも好きなジャンルなので、かなり楽しかったのでした。



あと、ヲタ(何で「オタ」じゃないのかなぁ)のヲタたる言動に、わが身を振り返ること数度。その輝く笑顔に会うために、日々切り抜きや盗撮(これはしてはいけない)などを敢行、もちろん歌にあわせて掛け声とダンスも忘れません。ミキちゃーん☆



ミキちゃんを語るみんなの目はきらきらと輝いているのー。ぎゃーーーっ、これって私も同じだ。そうね、私もオタク道の入り口くらいには立っているかも・・・。



小栗旬家元) 
さすが家元のコレクション。後半の気持ちの乱高下ぶりがナイス♪ 「虫けらだ・・・」って言うひと、いまどき珍しい。職場のロッカーに驚きました・・・頑張れ!



あと、彼を初めて見たの・・・・ 名前をよく聞くようになったころには、テレビで人気がある人って感じで興味がなかったのでした。出演ドラマにも興味なかったし。
しかし今日、認識を変えました。小栗旬、いい! 声・・・声もいいんですねぇ 声を出しなれてる話し方します。キメ☆の表情も臆面なく出してくれるのがまた良いです。照れずにありがとう~ 



ユースケ・サンタマリアオダ・ユージ
変身しすぎでしょう。ふふ。事件は現場で起きてるんだ! 織田裕二の許可は取ったそうですね。ユースケが「憧れてるんだ?」ってからかわれるのって、可笑しい~ 



小出恵介スネーク
いまいちキャラが掴みきれてなさそうな気がしました。ああいうタイプってアイドルオタクになるの? 遅れてきた清純派だぞ!



塚地武雄安男
上と下もげろげろ、それだけの役かと思ったら。すごい切り札でした。ジョニデ! ありえんー。しかし優しい人ですね。



香川照之いちご
カチューシャつけて、にこっと笑う香川さんを見て釘付け。この人の得体の知れなさって演技を超えてるような気がする。一番殴られ蹴られてたけど、イチゴ娘の繰り出したあの一発は効いてました。
それがストーカーって言うんだよ!って、そこにも裏があったとは。参りました。



如月ミキ
そそっかしいにも程がある。それに、あんなもの点けたまま寝ちゃダメだろ・・・ 怖いって。



『MA』千秋楽4 マリーのため息とルイ

1-4 ベルサイユ宮殿の王妃の一室



M9 『完璧な王妃』



けっこう、ここも半年で変わりました。「妃殿下」「から「陛下」に・・・ そう!、たぶんこのせいで私はまだルイが王位についてないって思ってたんですよ! いや、最初にボーマルシェが「若き王だ」って言ってくれてたんだけど、聞いてない~



どういうマリーにするのか、試行錯誤だったんだろうなと思うシーンですね。



上演開始まもなくは、ただのバカ?っていう深みも悩みもなさそうなマリーだったけど、12月になるころには「あーあ、つまらない」という表情に。その後タメ息の音が「はぁっ」とちゃんと聞こえるように。



東京に帰ってきた凱旋公演、そして千秋楽では、王妃の立場ならではの孤独、それから権力の使い方に無頓着な感じ(悪い子じゃないかもしれないけど、思慮が足りない)が見えました。



千秋楽で、ツボだったのは「大切な友人には心からのおもてなし」の、マリーの仕草。しばらく、私もお友達と「おもてなし」!と遊んでました。



はい、アナタもぜひ。「心からの」で両腕を胸に~、「おもてなし」で両腕を肩の高さに広げます! このあと、オルレアン公もこんなカッコしてたっけ・・・



M10 『不器用な王』



でもって、ルイ! 禅さんのルイは、「みなに愛されるように」を心に秘めて演じてたそうですが、その通りになったわ。愛すべき、マジメな一人の男。ただ国王には向かなかった、のかもしれない、いや、ただ生まれる時代を間違えたのね~ 残酷な処刑を廃止したのだし。もっと、狡猾さがあれば生き延びることもできたかもしれないのに。



アメリカの独立戦争をフランスは支持、それが財政をとことん悪化させてフランス革命を呼び起こした、というのが時代の流れとか。ルイのお陰で、アメリカは独立できたのか! 歴史って皮肉。



あなたぁをぉ~ あぁーいぃーしぃーてぇるぅ♪ 必死に表現するルイに対して、きちんと受け止めないマリー。かなしいーっ マリーがルイの良さに気づくのは、まだ後のこと・・・



ところで、フランスの王様って自分でお着替えしないのでは? どうしたら、国王にこんなヒドイ事が起こるんでしょ。映画『マリーアントワネット』byコッポラ、でマリーは高位の貴族から着替えしてもらってたよ。 なのに靴が左右違うってさ! 意地悪されたの?って心配になります。お着替え係(靴係か?)はクビにするのです!と、思ってた。



M11 『完璧な王妃(Rep.)』
凱旋で見たら、繰り返しが増えててびっくりした。いやらしい取り巻きを強調したのでしょうか。シーンとしては、最後に歌ったね、で終わるのでまとまった感じがするのか? 歌えば歌うほど、マリーは自分をなくしていくようでした。



やっとカリオストロ登場。待て次号~



2007/06/18

ルイの首を刎ねた男

まだ途中までなのですが、『死刑執行人サンソン―国王ルイ十六世の首を刎ねた男』を読んでます。ふらっと歩いてて見つけました。



ルイ16世に謁見し、ギロチンにもたずさわったサンソンが、王家の人々を処刑する立場になったのです。辛いですよ。



職業による差別がひどいため、やむなく死刑執行人は世襲制となり、また死刑執行人のネットワーク内で婚姻も行われたのだそう。学校にも行けず、恋愛もできず、普通に友人もつくれない。



ある裁判を起こされたサンソンが、弁護士すらついてくれないために自分で自分を弁護したときの記録が面白い。
軍人は国の平和のために無辜の人を殺しても称えられるのに、なぜ国家(国王、そして裁判官)が定めた刑を罪人に執行する自分たちが、差別を受けるのか? ええ、ごもっとも!



当時のフランスの様子も分かるし、特殊な仕事を受け継いだ人の苦悩も興味深いです。新書なので、読みやすい。



「汝、殺すなかれ」という言葉と、向き合っているようでした。



・・・・途中に何気なく登場する刑の様子がコワイのがねー。こういう時は輝く想像力は封印しておきたいものです! 痛い!



2007/06/17

『見仏記』いとうせいこう みうらじゅん

ISBN:4-12-002239-0 1993 中央公論社



「海外編」が面白かったので、最初の回から読み始めた。



京都、奈良、東北、九州のブツを見て歩く二人の初めての旅。



文章のほとんどはいとうせいこう、イラストがみうらじゅん(以後MJ)なので、これはいとうせいこうのモノサシなのだけど。仏像への目線は、非常に素人。一番面白かったのが、二人の関係がまだ初々しい感じだったことー!



お互いに好ましいと思っているけど、とりあえず、いとうせいこうはまだ、MJを観察中って感じ。旅の最後に握手して別れたっていうのが、なぜか泣けるー。じーん。



九州は大陸から新しいものが押し寄せるところで、交通の要所。でもって、東北は京都あたりの仏像を模写した仏師が記憶にたよって北国でつくったから、パースが崩れているとか。アテルイとのかかわりがあるのでは、という黒石寺の薬師如来についての考察も、歴史学者じゃなく、見たまま、感じたままに書いているのが面白いところだ。



仏像への思い入れがまだ、花開いたばかりの1作目だった。そういえば、京都の「三十三間堂」見に行ったことがなかった、と思い出す。行って見たい。



祝初日! いい笑顔

何を言えばいい~♪ 何も~♪ 



マリウス&コゼットの声が聞こえてきそう。だってー、だってーっ あんまりにも素敵なんだもん。おじいちゃんになったバルジャンを見ると、どんなに祐一郎が輝く笑顔でも、天に召される場面が浮かんで、切ないっす。初日の動画は『レ・ミゼラブル』公式ブログで。



囚人の帽子ってこれなんですね。か、かわいいっ 妖精のようだわ。



汚いケド・・・









2007/06/16

wicked witch みどりの世界

今朝、めざまし土曜日で『ウィキッド』劇団四季 プレビュー公演の様子がちらっと放送されてましたねー。



朝ごはんを食べてたんですが、オーヴァチュアを聞いて濱田さんのキメの歌声が流れただけで、涙ー! オットには「ヘンだよー」と言われた。いいんだい。



キラキラの電飾、衣装、迫力満点のドラゴン、パンチの効いた歌、もーっ! 胸がふるふる震えますって。感動っていうよりも、感極まって涙。エンタメ度満点のミュージカルになってるはず。と、BWオリジナルキャストのCDを聞いてても思えます。



観劇は来週、楽しみ!



五穀豊穣をいのり

お餅いただき!



北海道神宮大祭が行われてます。お休みだったので、奉納行事の神楽を見に出かけました。
朝までは雨がひどかったけど、昼にはぱーっと晴れました。うーむ、神楽は太陽が真正面の席でー。
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悪魔祓・・・エイヤ!
勇壮な感じの舞でした。ひらりひらりと袖や裾が動くのがカッコよかったー。
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先稚児(の舞)
見とれてしまうくらい、清らかな雰囲気が漂いました。しゃん、しゃん、と鈴を鳴らしながらゆっくりと二人の女の子が舞います。
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五穀散
名前は忘れちゃいましたが・・・神さまが、四方に向かって「豆~/稲穂~」などと言いながら、河童風の農民たちに恵みを与えてくれたあと、私たちにはお餅を!
オトナもわらわらと駆け寄って紅白餅に手を差し出す、ってあら。ライブ会場みたい。



綿あめを食べたかったんですけど・・・¥500って! 高いよー。高いーっ 買うのやめました。今日の札幌は、夕方には「寒い」感じ、いつもの気温に戻りましたね。
070615
だったら、と円山にある「地蔵商店」でコーヒーを飲んで帰宅。ここのミルクは本物のミルクをホイップして出してくれるので、嬉しい。クロワッサンは売り切れてましたー。



2007/06/14

いちにーさん?

ガブローシュの最期に変更が・・・なのね。タイミングよくってことなんだろうか? あの場面は、何度見ても音にびっくりして胸が張り裂けそうになるのよね。数え歌風だと、どういう感じなのかドキドキします。



読売新聞掲載の広告PDFと、もちろんフィナーレの音つきでじっくり見る。さとしさん! うーむ、改心する前だったか。立派な囚人ぷりですね。



もうすぐ、我らが祐一郎の初日。無事に迎えられますように。



そうだ、キミからの楽しいお誘いですが、どうにも都合がつけられません! 無理! しかもこの日程って! 
馬車馬以上の労働よ?大丈夫かしら・・・・ 本当に、動いてないと死んじゃうんだろうな。お馬鹿さん~



『輝ける女たち』

2006 フランス ティエリー・クリファ監督



ジェラール・ランヴァン カトリーヌ・ドヌーヴ エマニュエル・ベアール
ミュウ=ミュウ ジェラルディン・ペラス ミヒャエル・コーエン



☆☆☆★



シワ万歳! 年輪万歳!



オトナが偉い世界だ・・・フランス。ぴちぴちしてるのも、そりゃ魅力的だけど、それは単に若いだけ。若い子はそれなりに素敵だから。



いいなぁ シワやたるみが、画面いっぱいだよ! 色々ある人生だけど、それを受け入れて前に進んでる人は、素敵なの。オトナも迷うし、辛いこともあるし、でも自分で決めてきたことだから、ね。



ニースにあるキャバレー「青いオウム」オーナーのガブリエルが亡くなった。
息子同様に可愛がり、今は脚光を浴びていた時代からは遠ざかって、彼のキャバレーでショウをするマジシャンの
ニッキー、そして彼の元妻たちのシモーヌアリス
それからそれぞれの子どもたち(ゲイの息子
ニノ、不妊と養子縁組、離婚でもめている娘マリアンヌ)そしてキャバレーの歌姫レア、が集まる。彼の死によって、再び顔を合わせた人々の過去のしがらみ、悩み、未来を描く。



こんな感じかな? 大事件はなくて、ガブリエル、という大きな人を失って、それぞれが自分に向き合う過程が描かれてました。



邦題は『輝ける女たち』だけど、原題のLE HEROS DE LA FAMILLE(FAMILY HERO)のままのほうが、しっくりします。女性たちももちろん輝くけど、男性たちも輝こうとしている再出発の物語でしたので。



モテモテのニッキーの、ちょっとダメ男っぷりも愛おしい。ダメダメってわけじゃないけど、脇が甘いタイプとみた! もうっ マジックの相棒、真っ白ふわふわのウサギちゃんを元妻たちが冗談で「食べちゃったわよ!」って言ったときの顔、ふふふー。本気でショック受け手怒ってるのが正直な人なんだなぁというところ。



ニッキーも悪くないけど、息子役のミヒャエル・コーエンの目はよかった・・・ 一番ねじくれてない役だったかも。父を憎むように母親のアリスに仕向けられてきたけど、お互いを認め合って、キャバレー運営を始めるあたり、頼もしかったです。
フランス風のジャケットの着こなしについて、考えてみたりしてました。イギリス風とは違うよね? フランスのほうが、大きめというか・・・・ 英国紳士は体型のようにすらりピッタリ、フランスムッシュは上半身を大きめに作っているのかと思われます。まだまだ調査の必要あり。



さて、女優編。夜も朝も、完璧なメイクのドヌーヴでした・・・ 朝からそのメイクは濃いのでは? だけど、私の人生は私のもの、と息子に向かっていう場面はとても説得力がありましたね。



対するベアールは、ほぼすっぴんのお顔も拝見。そばかすとか、シワとかいっぱいなのですが、夜ステージで歌うときのゴージャスさを見ると、自然に見せる化粧って(いわゆるナチュラルメイクという技法ですか)つまらないかもしれないとさえ思わせます。



真っ赤な口紅が、しっくり似合ってるお二人。最後には娘のマリアンヌもステージで歌ってくれて、ますます良かったです。



そうそう、ベアールの普段着が、ジーンズによれっとしたニットで、真似っこしたいと思った。かわいかった。



ハリウッドの大作、ドカドカした映画を良く見ていたのですが、最近はこういう人間の話を楽しめるようになりました。やっとオトナになってきたみたい。



『MA』千秋楽3 澄みわたる声

1-3 パリのある通り



M7 『100万のキャンドル』



笹本マル。
マリーにシャンパンをかけられたあたりで、ものすごく打ちのめされた感じ、自分のことを可哀相だと思う余地さえないのかもと思うくらいに、深く深く哀しい思いに沈んでいるよう。



舞台上手にセリ出た部分で、胎児のように小さくなったまま、静かに歌が始まります。



歌いだす前のこの姿を見るだけで、身分の差、生活環境の差に動揺して、私もあんまりだわーっ、と泣きたくなる。けれども泣いてもパンは降ってこない!ああ!です。
玲奈ちゃんのこの姿ったら、本当に痛々しくて哀しかったよ。



眩しすぎたの~♪ の歌詞がいつも胸に凍みてました・・・ マルグリットってオトナだ! 一時は憎しみいっぱいの激情にかられるわけですが、基本的にはとても理知的なコですよね~。だからこそ、いきなり怒ってる出だしに違和感があったのかも。
(凱旋になってからは、余計に神に仕えるアニエスとかなり根っこが近くなった。)



完全に希望を失いそうになって、生気が抜けちゃいそうなほどにノック・アウトだった玲奈マルグリット、後半のお怒りモードに入っても、この哀しみを背負ってたような印象でした。



新妻マル
玲奈ちゃんより(似てるけど)堅い声の聖子ちゃん、同じ歌詞でも、ただ打ちのめされてはいない様子。どん底だけど気合あります。哀しみが怒りへと変化していくのが、この時点でもけっこう出てて、言葉にできないけど、「怒った気分」らしい。



何となく研ぎ澄ました刃物っぽい。



そうそう、どちらかと言うと、気持ちで怒ってるのが笹本マルで、理性から怒っているのが新妻マル、という印象です。でもって、新妻マルは、男にうつつを抜かさなさそうだな、とか作品に関係ない想像したりして・・・。ゴメンなさいー。



大楽だし、どういう風に歌うのかしらと思ったら、とても丁寧に大事に歌ってくれました。私のほうが、勝手に感極まってましたね。



M8 『流れ星のかなた』



オープニングからここまでの流れ、最高に好き! つながりもスムーズです。舞台奥にずるずる引きずられる小さな男の子の母親の、悲惨すぎる最期に悲鳴をあげますわ!と慄いていると、聞こえてくるのが天使の声ですもの。



哀れに思うのは簡単だけど、アニエスには信仰があって、そして希望を失ってはいけないのだ、としっかりした土台があるんですよね。素敵。



まぁ、強いて言えばマルグリットと再会するキイになる歌のため、二人が互いに気づくと、今母を失ったばかりの男の子はそっちのけになってしまったのか・・・というのが、ちょっと寂しかった。仕方ないんですが、この子には、最後のフレーズまで歌ってあげてほしかったわ。



笹本マルとの時、ものすごく二人の表情に感情の高まりを見ましたよ! こみ上げてきたらしく、うるうる。安定してた土居アニエスの声が少しうわずってました。本当の先生と生徒か、姉妹みたいに絆がありそう~



新妻マルとのときは、聖子ちゃんが落ち着いた風だったものの、気合200%だったので、土居アニエスもついに千秋楽だわ、と感情をのせて力強い歌い方に。あら・・・激しいシスターは初めて。



というわけで、ハーモニーは笹本マルの前楽のときのほうが美しかったです。楽は、気持ちで歌います!でしたので。



あと、子守唄歌いながら、離れて座ったマルグリットの肩を自分のほうに抱き寄せるところは、なかなか力強い感じでぐいっと抱いてあげてますよね。このあたりの土居さんの仕草も好きでした。



お、次はやっとカリオストロ伯爵・・・長い。本当に終われるのだろうか・・・?



2007/06/12

チケット救済のお願いです。

予定通りにならないのが人生・・・ しくしく。7月上旬に張り切っていくつもりが、行けなくなったため、『レ・ミゼラブル』チケが宙に浮いてます。まさに、私と友はミゼラブル・・・ 



見てみようかしら、と思っている方がいらしたら、ぜひご連絡ください。メアドはブログの左サイドのEmail Meからどうぞ。ただいまバーゲン中デス。



①7/1(日)12:00 S席2枚 1階P列センター



②7/3(火)13:00 S席1枚 1階C列10番台(橋本さとしバルジャン)
③7/3(火)18:15 S席2枚 1階O列40番台
④7/4(水)18:15 S席2枚 2階B列10番台

④7/26(木)13:00 S席2枚 1階P列50番台



⑤7/10(火)18:15 S席2枚 1階Q列20番台 13500円/枚
(エポ:島田歌穂さん、マリウス:石川禅さん)



3日昼以外は、山口バルジャン 
2枚セットでもらってあげても良いわ、という優しい方は、S席額面13.500円からおおよそ25%オフ(10.000円)、1枚だけなら、という方はおおよそ10%オフ(12.000円)。
送料はこちらで負担しますが、振込み手数料はご負担ください。



心苦しいお願いですが、⑤の7/10については額面の13500円となります、③④のいずれかを2枚セットで男らしくお引受くださった方のみに、お譲りいたします。ごめんなさい・・・



席は連続席です。詳細についてはメールでお知らせしますので、ご連絡いただければと思います。



みなさまよろしくです!!



週末は藤むすこ

2007_hujimatu



遠軽町まで日帰りドライブの週末。



運転は父、私は後部座席でお茶をすすりながら、車窓の景色を眺めてました。
札幌から丸瀬布(今は遠軽町ですが、合併前は丸瀬布町)まで、5時間くらい? 高速をびゅんびゅん、朝6時出発でした。



2007_huji_12007_huji11キロにおよぶ藤棚が名物だそうですが、まだ5-6分咲き。なかなかワイルドに咲き乱れる藤の香りを楽しみましたヨ。お祭りも、非常にこじんまりと牧歌的でした。



到着時刻には終わってたんですけど、「藤むすめ、藤むすこ」の発表があったらしい。娘はともかく、「むすこ」がどんなコだったのか、とても興味があったのに! 間に合わず・・・





2007_huki_2 さて、ここはドコだったか。石北峠だった気がしますが、まだ硬くなってない蕗がもさもさと生えているのを見て、両親が嬉しそうに「これがいい、あっちも良さそうだ」と言いながら蕗狩りしてました。



しっとり濡れていて、確かにおいしそうでした。



2007_michi_1



置戸から、層雲峡方面へ抜ける途中。いきなりの雨でした。道はまっすぐ、牛たちがまったりと濡れたまま寝てるのが面白かったです。





2007/06/09

神の音

神の音
「世界オルガン名曲シリーズ10人のオルガニスト マテュー・マニュゼスキ」@札幌コンサートホールkitara
一人の人があんなに多彩な音やメロディを奏でるというのは、まさに奇跡!でした♪ 何だか天国に運ばれそうな気分でしたよ〜

滅ぼっせ、よぉ このっ、身、をーーっ

劇団四季のCD『美女と野獣』、芥川英司(現:鈴木綜馬)さんが野獣のね を、久々に通して聞いてると、ゴツイ野獣のくせに、しなしなと狂い踊ったりしそうで、ついオルレアン公と重ねてしまって、かなり笑えます。ごめんごめん。野獣だから、髪が長くても平気だし、普通じゃなさそうな容貌、だしねぇ



舞台は未見(散々、札幌で上演してたのに・・・)、野獣がくるくる回りながらプリンスに変身するというミラクル☆イリュージョンは、当然見ていません。いつかの楽しみにしてます。



このCD、ガストンは今井清隆さんで、ほかのキャストも素晴らしく、大好きな1枚。



ああぁぁっ それはっ も、ちろんっ いえっす、でっす!



↑これ言うときの綜馬さんも、見たかったなぁ 振り返ってみると・・・・役にまっすぐに取り組むまじめそうな印象、しかし茶目っ気のある性格、があいまってあのような素敵なオルレアン公となったのかも。「野獣」の綜馬さんも、ガストンと張り合って変な口調だもの~



2007/06/08

ドキドキする

ああ、もう今日ですね。『レ・ゼミゼラブル』の幕があがります。初日は別所バルジャン&鹿賀ジャベール。熱い。いや、暑苦しいくらいの組み合わせだ。



鹿賀ジャベは見れないのですけど、「自殺」の場面のザンバラ髪をみたら、きっと「ハーイド♪(from-ジキル&ハイド)」って思うんだろうなとか想像。



私の『MA』感想は遅々として進まず。なぜか最近ぐったり倦怠感に襲われているのだが、遅れてきた5月病か? それとも、暑いからか(職場が暑くて昨日は29度になってた。外は爽やかなのに・・・) あと寝不足もある?



ぱらっと手に取った「血液型」の本。ほんとに4つに分類できるとは思わないけど、私のお友達は
ほとんどがB型
たまにAB、
ほんのちょっぴりA、
かなりまれなO、
というのを考えると、ある程度「類友?」と思うのは仕方ないー。
(日本人に一番多いのはA型って本当かなぁ 常々ウソじゃないかと思えて仕方ないんだけど)



そう、私は好きなことには寝食忘れるが、興味のないことには一瞥もくれないと評判のB型。生まれたときから、マイペース。うふー。って、言い訳のようにしてますね。



↑何でこんなの書いたかというと、『MA』の感想が進まないのは、作品への集中が足りないのかも、って思ったから。個々の表現は好きだけど、全体を好きか(つまり、キャストが全然違っても作品として好きかってことです)というと、ふーっ、好き、ってただ言うほどには無邪気になれず・・・・ううっ



土日はお休みなので、ちょこちょこお出かけする予定。



2007/06/07

『MA』千秋楽2 あの方よオルレアン公

1-2 パリ、パレ・ロワイヤル



M5 「ご覧 王妃を」
ここのマリーのドレス、思いっきりふわふわ。かわいいけど、この後の衣装のほうがすっきりしてて好きだったな。ぴょんぴょん、はしゃくマリーのドレスの裾がかなりめくれてたのが残ってます。



凱旋公演のお楽しみ、まずは今フェルセン伯爵登場。



微妙なラヴェンダー色のコート、真っ白タイツをどう着こなすのかと思っていたら、今さん非常にきっちりな感じで(ふくらはぎが気になってました・・・いい筋肉が!)。そして、広げた扇の向こうでマリーといいこと・・・? やーん、オ・ト・ナ。



井上くんはやはりなぁ、若かったです。年下の社会経験がさほどなさそうな、カワイイコって感じだったもの。いや、素敵だったけど、今さんのアダルトな魅力(清潔感もあり、しかし社会の裏表もちゃんと知っているという落ち着きあり)のほうが、マリーとのバランスが良かったです。歌も落ち着いた感じをよく表現してたと思う。



・・・2日続けてみてると、シャンパンを振りかけられた子が、数年後に手を差し伸べているのね、と今更ずーん、と感じた。これ、1回の観劇だったらそのことにまで思い至るかどうか? 私はまず無理。



ふっふ、でもってオルレアン公~♪初登場です! 凱旋公演をみた最初の日から、その衝撃度はおさまるどころか、どんどん楽しみに、そして笑激度もぐいぐい上がっていったのでした。



ひとつ不思議なセリフ、「ここに何の用だ」の直前。どうしても聞き取れなくて~



綜馬オルレアン公、「ウヌ!」とか「グフ!」に近いような短い言葉を言ってました。なんて言ったの?



29日は、「グフ!」って聞こえて、な、何だー?とびっくり。で、今日はどうなんだろうの千秋楽では、「うぬ」と聞こえました。これは、えーと、相手を見下して「you」の意味で使う言葉?と思ったんですけど。台本にはないのー。



目が乾くよーっ、眼球が落ちちゃうよーっ、と心配なほどのぐわっと見開いた目のまま、カブキにヒントを得たという怪しいメイク(Wキャストの高嶋兄さんのキッスメイクなんか、健康そうに思えてくるもんね)。



高嶋オルレアンがうまく思い出せない私(ひたすらカリオストロを追うのに必死だった・・・)ですが、マリーとフェルセンが見つめあってる真ん中を、どけどけオレ様だーって不遜な態度で割って歩く背中を見れば、彼が王妃(と、王)をどのように見ているのかが分かりますよね。



M6 「なぜケーキを食べない(Rep.M5)」
CDに収録されてるように、最初「恥を知るべきですよ、マダム」とだけ言っていたフェルセン、改定されて「マダム、あなた恥を知るべきですよ」に。ほんのちょっとした変更だけど、改定後のほうが人間味がでますね。面白いものです。



若い井上くんが言うと、なおさら偉そうな物言いに聞こえてたセリフ。そういうキミは清廉潔白なのかい?と反抗したい気分になりそう。
でも、今さんのいう「あなた」入りのセリフだと、年齢からくる落ち着いた感じもあり、よりマルグリットを庇っているのかな?とまで思えます。押し付けがましくないけど正義漢なんだな、という好印象になりましたー。



2007/06/06

腰痛

高校生のころから、ある一定の期間、寝てても目が覚めるくらい腰が痛くなることがあり。



来たかー。



この時期があるのは年に数回、って程度なのですが、どうしてなのかは調べてないから分かりません。しかし、高校時代に腰が痛い、と言ったら「あなたには腹筋も背筋もないから、衝撃が全部腰の骨に伝わってるんだ」とリハビリのセンセイに指摘されました。



たぶん、それがひどくなるとこうなるんだなー。むむー。ここんとこ、毎晩のように目が覚め、暗闇のなかで「ネオパスタノーゲン」をスリスリすり込んでます。



※ネオパスタノーゲン 札幌市で作られてます。もとは競走馬用の・・・ものらしい。塗ると、ぽわーんと温かくなります。トウガラシ入ってるから~ 旅先にも持っていってます。



腰は痛いけど、今日は素敵なことがいろいろあった。ありがとう~っ



2007/06/05

『見仏記 海外編』いとうせいこう みうらじゅん

ISBN:4-04-883510-6



仏教伝来逆ルートツアー敢行! 韓国→タイ→中国→インド



何となく読んだ『見仏記』だったけど、これは素晴らしい仏像めぐり記。



二人が勝手に語り合う仏教伝来にまつわる変化、仏像のカタチについての考察が、学者の言葉じゃなく(この人たちなら、学者っぽく言おうとすれば出来そう。大嫌いだろうけど)普通のひとの視点から、ああでもない、こうでもない、と言い合うところ。素晴らしかった。



しかも、先々で羨ましいくらいに思いやりと友情を見せる二人なのだった。おじさん二人が・・・巨乳だ、巨根だと言うわりに男くさくない二人がまた、面白いし。



あと、仏教思想についてみるのではなく、あくまでも、「仏像」。くどいようだけど、その造型にほとんどの気合を注ぎ込んでいるのも、天晴れな態度。



いいなぁ。広隆寺の弥勒菩薩のたおやかさ、おだやかさとか、興福寺の阿修羅像のりりしい表情とか、信仰心からじゃなく、ほとんどアイドルを見る眼差しだったけど、この本を読むと、それもひとつの楽しみ方なんですね!と自信がつく。四天王とか、十二神将なんか、もう戦隊モノだし。



ふざけてるようで、マジメに「仏=ブツ」を見て歩く姿に感動、ちゃんとシリーズの最初から読もうと思う。





しまったーっ うわあん

ぎゃーーーーーーっ



メモってたつもりだったのに・・・・



シアターテレビジョンで放送「TOKYO KAIKAN MUSICAL GALA CONCERT vol.2」忘れてまちた。5月ってもっと先かと思ってたよ・・・ もう6月だ!



圭吾さーーーーーん! しくしくしくしくしくしくしく。



また放送しないのかなぁ 誰か録ってなかったかなぁ(ない・・・・)



レミのブログに載ったぼけぼけの祐バルジャンの姿に、ちょっと慰めてもらったり。祐一郎、もうすっかり燭台にろうそくつけて、祈ってるんですね。忙しすぎだよ!



原作読書、急にワーテルローの戦いについて、ユゴー翁は語り始めました。ナポレオンの戦術について詳しく記述なさってます。歴史も学べて、ラッキー♪ なのか? そういうものかのかい、当時の文学ってやつは!



2007/06/04

『MA』千秋楽1 プロローグ

5/29ソワレ、5/30マチネの感想をー。



もう公演も終わってしまったので、しみじみと思い出しながらメモしておく。※数字は台本(東京凱旋公演)にそってます。のんびりしてるので、レミも開幕しそうだ。



プロローグ
M1 「1779年」
このまま、時よ止まれ、と何度念じたことか。



だってーっ こんなに綺麗な人がいていいのか? 
この画像をポスターにしてくれたら買うのに! 



私に人形師の才能があれば間違いなく作ったとも。プロローグのカリオストロ、ひらひら袖口と美しい手と、マントのドレープに心血を注いでさ。しかしその才能のない私と友達は、『スター・ウォーズ』のシスフィギュアを買えば、それっぽいねと手抜き発言だった。とかく、マントに弱い。



舞台を覆うパネルが、斜めに割れて左右へ。暗い舞台にまさに刃のようにすーっと入る直線が、美しくて恐ろしい予感。そして奥にはカリオストロ伯爵~! するするーっと前に出て、お盆の回転とともに何かをまぜまぜしたり、念を天に向かって飛ばしてたり。



初演時の歌詞より、変更後のほうが(説明調ですけど)いいような気がしました。



これは一貫してました。「それはカリオストロ伯爵!」と言ってくれるボーマルシェですら、伯爵と目を合わせることはない・・・さみしい。



この世界とは違う次元からやってきたんですってねー。新曲「Illusion」でもって、初めて理解したのは、この私・・・遅い。でもね、カリオストロがあまりに美しくたっているので、歌詞の意味を確認したくても右から左だったんです。



そんな彼はいろいろ画策して、パリの情勢を怪しく動かそうとしてるらしい。



ささいな原因ほど大きな結果を生む!」の「うむーっ」のとこで、いつも脳がへろへろに。ヒィィ、だ。うわあーって叫んで、そのへんをぐるぐる走りたいくらいに、やられてました。



奥のスクリーンに映す「若き王だ ルイ16世 そしてマリー・アントワネット!」ふふ、ここの山路さんの言い方ってものすごくアタマに残るみたいでした。歩いてるときに、ふっと浮かぶのは「マリィ・アン・トワ・ネッッット!」って言う山路さんの声~



で、カリオストロは長いマントをこれまた美しくざあっとなびかせて、舞台中央にでてるパネル(やはり真ん中あたりが斜めに切れている)の隙間から、闇に消えていくのでした。さよーならー。長いマントの裾がひらひら流れて消えていくのも(パネルに引っ掛けないのかしら?と心配しつつ)見事でした。



1-1 パリの路上
M1 「もうなくすものもない」
始まりの、「ドォーン!」という低い音、暗くて絶望してるのが分かります。メロディは切なくきれいだけど、重唱になるとどちらかのパートしか上手く聞き取ることはできません~ それは残念。暗いハミングも、どんどんキレイに重なってくるようになった。



M2 「なぜ」
世界初演の初日から、半年。深く深くこの曲、役に向きあってきたんだなぁと感動してました。
私が観劇できた昨年11月、この歌は「勝手にものすごくマリーを憎んでる子」だったんだもの。なぜ、革命に走ったか? 舞台上での動機付けがないまま、この時点でえらく怒ってたんですよね。唐突に感じてたけど、半年後、共感できる社会の底辺から、マリーを見る女の子になってくれました!



笹本玲奈(5/29)
聖子ちゃんに比べると、変化が遅かったということですが(友人談)。歌詞にあるきらきら輝くお姫様(たちのいる世界)への憧れ、みじめさ、嫉妬、漠然とした憎しみ、複雑な気持ちをマリーに持っていることを、見事に歌に込めましたよ!
「かなしみ」の気持ちが前面に出てた。



新妻聖子(5/30)
で、こちらの千秋楽は、あちらのキラキラした世界をまぶしく見ながら、自分との距離の遠さに、漠然と言葉にならないような「嫉妬、怒り」のようなもやもやしたものを、隠し持っているように思いました。玲奈ちゃんよりも、理屈から怒っているような印象。歌い方が硬いせいもあるかもしれない。



12月に観劇したころ、聖子ちゃんはわりとこういう複雑さを見せる歌い方になってた記憶が。いま、お二人ともに本当にマルグリットという役に奥行きを与えている姿に、努力をひしひしと感じます。



怒りの頂点って、マダム・ラパンの死のトコなので、ここで目いっぱい怒ってると、本当に怒髪天をつくのココがくっきり見えなくなってしまう。まずは、「なぜ」あの子だけなの?と素地はすでにあったんだ、と分かるだけで十分でした。



M3 「もう無くすものもない(Rep.)」
ボーマルシェに向かって、ろうそくの明かりなどで下からあおるライティングの貧民たちがぐわーっと手を伸ばす演出、こわかった・・・ ひいい、だったっす。



2007/06/03

ジャヴェール~

ちまちまと、『レ・ミゼラブル』原作読んでます。憎いけど、ジャヴェールにはジャヴェールの正しい人生なのよね・・・視野が狭いって恐ろしい限り、気をつけなくちゃ。



・・・ミュージカルよりも、衝撃的なファンチーヌの臨終場面に心臓が凍りついてました。うわあん、ヒドイ、ヒドイ最期だー。でもって、ジャヴェール! そして、マドレーヌ氏(バルジャンの市長時代の偽名)の苦悩よ!



この大河小説読んでると、ますます「!!!!」って使いたくなります!!



いや、ちゃんと昨夜も『MA』感想を書いてるんですよ! でもどう書いたら素晴らしくまとまっていたかをお伝えできるのかと、四苦八苦なの。



あと、体力の限界だ~ 先週の日曜からお休みなし、やっと勤務が終わったっす。



今日はこれでオヤスミナサイ。一息つきます。明日は病院二つハシゴ予定。



2007/06/02

眠いなぁ

これ、なーんだ。
070601_pan 他の仲間がいれば、分かってもらえそうなんだけどー。



札幌駅内のリトルマーメイドで買いました。オランウータン・・・!です!



中はつぶあん。ほかにはペンギン、アザラシ。そう、旭山動物園にあやかったパンなのだった。札幌にも動物園あるのにねー。



今日=6/1は、勤務後にいまさらの『フラガール』再鑑賞。分かってるけど、素直でかわいくてガンコな蒼井優の表情、みんなの気持ちにうるうる、いやずるっと泣いて見てました。トヨエツって天パなの?



遊んでた火・水もいれると日曜から休みなし。当然お部屋はぐちゃぐちゃー、土日勤務を乗り切ったらー、あ、月曜は病院だ。



『MA』の余韻にひたりまくってます。記憶をとどめておきたくて、CDも聞いてない。上書きされないように。祐一郎のイリューーーージョン! 今さんの器の大きさを感じさせる声、綜馬さんのあんあんあん♪ これらを。ぜひ。



マキシシングルでもいいからーーー!!



映像でも大歓迎だーーー!!



『夢から醒めた夢』5/31

劇団四季@北海道厚生年金会館



広いのよねー。ここは。奥行きが帝劇よりもあるんだと思う。と、遠い・・・出来れば、あまり大きすぎない劇場で見たいものだ。



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ピコ:吉沢梨絵 マコ:花田えりか マコの母:竹原久美子
メソ:飯村和也 デビル:味方隆司 エンジェル:石井雅登
ヤクザ:野中万寿夫 暴走族:韓盛治 部長:田中廣臣
老人:立岡晃 老婦人:北村昌子 夢の配達人:天野陽一



ロビーでピエロたちが交通整理と言う名の、渋滞作り。楽しくてロビー・パフォーマンス大好き~ 青いピエロは野中さんで、手にタッチ♪ きゃーん。



デビルが、味方さんで・・・どんな感じかなぁと思ってたら、いい声のデビルでしたー。もちろんダミ声で。ただしチビッコのハートをがっちり掴むまで、あともう一息! もっと、堂々とね♪



自分にも思い当たるようなキャラばかりなのが、いいんですよー。ベタって分かってるけど、じーんとしちゃうんだよなー。たまにはピュアな作品でリフレッシュ・・・しとかないと。



吉沢ピコ☆かわいい~っ 出来すぎのイイコなんだけど、嫌味がないの。見終わると、どうしてもマコと入れ替わる振りつけしながら歌いたくなる。くる、くる。「二人の世界」
ラストの誰も知らない私たちの夢があぁぁ~♪、も大好きだ!



それから、野中さんのヤクザ。一緒に見たお友達もダンスのキレがいい、と見てくれてました。羽織が風をうけてふわりとふくらんで、カッコいいの。野中さんはダンスのタメ、と動きのタイミングが抜群でした。素敵ー。



お母さんの竹原さん、声が美しい方でした。
メソ役の飯村さんも(たぶん)私には初、きっとこれはチャンスなのさぁ~っ♪を楽しみにしてました。ここのダンスも、曲も時代を感じる演出でレトロ・・・? 詰め襟で思いつめた感じで歌うメソ、が好きなんですよね。



愛をありがとう~♪ 



2007/06/01

『MA』5/30大千秋楽1 ざっくり感想

凱旋公演、4月13,14(感想はココなど)以来、運よく前楽(5/29ソワレ)と大千秋楽(5/30マチネ)を観劇してきました。



いままで、暗いとか、カリオストロは要るのか?とか思うところ多々あり、そんな気持ちで物語に入り込むことはなかったのだけど。
それが、この2公演では(特に前楽)人間って!人間って!な気持ちで、つまらない文句なんかまるでありませんでした。



やっと、チケット代に見合う舞台になったなぁ・・・としみじみ。だけど、振り返るとものすごく高いところを目指してたのね、自分の鑑賞力を棚に上げて悪かったよ! キャストのみなさんも、オケも、おそらく私も成長したんですね。
あ、でもやはり半年かけて作品の質がぐっと上がったからこそ、こう思えるのだと思います。



井上くんは素敵に青い感じで苦しむ青年でしたが、山路さんもカテコて言ったように「大人な」今フェルセン、そしてぶち切れまくってた綜馬オルレアン公、年齢的なものや声のバランスから、凱旋のメンバーのほうが安定してました。セリフも理解しやすく、ずいぶん変わってたし、なんだか面白い・・・新曲も入って(祐一郎ファンとしては、ね)楽しみも増えて。凱旋になってからの作品が好きですねー。





良くなったなぁ思ったのはー。



1、両・マルグリット。お怒り100%だったスタート時とは、ずいぶん違います。憧れ、境遇への諦めのような、でも身分差への怒り、王妃への憎しみを募らせる過程と、人間としてのマリーに触れ、それまでの革命への気持ちが揺らいで、処刑を見つめる目。



そうそう、前楽で物語に乗れたのって、マルグリットの気持ちにそったように見れたからかも。



2、タイミング。 何だろう? いろんな掛け合いとか、セリフの間とか、オケとの呼吸とか。それぞれが自分の血肉にしてきたな、って思えました。



3、マリーとフェルセン マリーが今フェルセンに甘えたいんだな、と彼の包容力が素敵でした。二人がぎゅっと抱き合う場面も、カタチじゃなく気持ちがそうさせた風になってたと思う。



4、ルイ16世一家 たとえば、オルレアン公率いる女だけのデモ隊に囲まれたとき、夫妻は子どもをしっかり守る仕草をしてくれるように。マリーが、母として人としても成長したのねと思わせる場面になりました。



5、カリオストロの役目 黄色の旗振りがシンプルになったのは大歓迎。イリュージョン・・・については、まぁ人間よ、って問いかけるんだから当の伯爵は人間以外のものなんだなぁ、と分かりやすくなった歌詞でもありました。妙に楽しくて、「東京都からお越しの、カリオストロさん、張り切ってどうぞぉ!」とのど自慢みたいな演出にさえ見え、嬉しいような、複雑な気持ちでしたけれど、見所が増えたし私は好きな場面になりましたーっ



「恐怖政治」でシャーマンみたいなゆらゆらも無くなってましたっけ。あれはどちらでも良かったかも。



えーと、書き終わりそうもない。これからシーンごとに感想書いていこうと思います~