2007/06/07

『MA』千秋楽2 あの方よオルレアン公

1-2 パリ、パレ・ロワイヤル



M5 「ご覧 王妃を」
ここのマリーのドレス、思いっきりふわふわ。かわいいけど、この後の衣装のほうがすっきりしてて好きだったな。ぴょんぴょん、はしゃくマリーのドレスの裾がかなりめくれてたのが残ってます。



凱旋公演のお楽しみ、まずは今フェルセン伯爵登場。



微妙なラヴェンダー色のコート、真っ白タイツをどう着こなすのかと思っていたら、今さん非常にきっちりな感じで(ふくらはぎが気になってました・・・いい筋肉が!)。そして、広げた扇の向こうでマリーといいこと・・・? やーん、オ・ト・ナ。



井上くんはやはりなぁ、若かったです。年下の社会経験がさほどなさそうな、カワイイコって感じだったもの。いや、素敵だったけど、今さんのアダルトな魅力(清潔感もあり、しかし社会の裏表もちゃんと知っているという落ち着きあり)のほうが、マリーとのバランスが良かったです。歌も落ち着いた感じをよく表現してたと思う。



・・・2日続けてみてると、シャンパンを振りかけられた子が、数年後に手を差し伸べているのね、と今更ずーん、と感じた。これ、1回の観劇だったらそのことにまで思い至るかどうか? 私はまず無理。



ふっふ、でもってオルレアン公~♪初登場です! 凱旋公演をみた最初の日から、その衝撃度はおさまるどころか、どんどん楽しみに、そして笑激度もぐいぐい上がっていったのでした。



ひとつ不思議なセリフ、「ここに何の用だ」の直前。どうしても聞き取れなくて~



綜馬オルレアン公、「ウヌ!」とか「グフ!」に近いような短い言葉を言ってました。なんて言ったの?



29日は、「グフ!」って聞こえて、な、何だー?とびっくり。で、今日はどうなんだろうの千秋楽では、「うぬ」と聞こえました。これは、えーと、相手を見下して「you」の意味で使う言葉?と思ったんですけど。台本にはないのー。



目が乾くよーっ、眼球が落ちちゃうよーっ、と心配なほどのぐわっと見開いた目のまま、カブキにヒントを得たという怪しいメイク(Wキャストの高嶋兄さんのキッスメイクなんか、健康そうに思えてくるもんね)。



高嶋オルレアンがうまく思い出せない私(ひたすらカリオストロを追うのに必死だった・・・)ですが、マリーとフェルセンが見つめあってる真ん中を、どけどけオレ様だーって不遜な態度で割って歩く背中を見れば、彼が王妃(と、王)をどのように見ているのかが分かりますよね。



M6 「なぜケーキを食べない(Rep.M5)」
CDに収録されてるように、最初「恥を知るべきですよ、マダム」とだけ言っていたフェルセン、改定されて「マダム、あなた恥を知るべきですよ」に。ほんのちょっとした変更だけど、改定後のほうが人間味がでますね。面白いものです。



若い井上くんが言うと、なおさら偉そうな物言いに聞こえてたセリフ。そういうキミは清廉潔白なのかい?と反抗したい気分になりそう。
でも、今さんのいう「あなた」入りのセリフだと、年齢からくる落ち着いた感じもあり、よりマルグリットを庇っているのかな?とまで思えます。押し付けがましくないけど正義漢なんだな、という好印象になりましたー。



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