2007/06/19

『キサラギ』 SHOW ME!!

2007 佐藤祐市/監督



小栗旬 ユースケ・サンタマリア 小出恵介 塚地武雄 香川照之 宍戸錠
如月ミキ(酒井香奈子)



☆☆☆☆



自殺したアイドル如月ミキの一周忌、ファンサイトで知り合った男、5人。この部屋で事件は起こる。
それぞれの思い出やお宝交換をして楽しく過ごそうと思っていたら、一人が「殺されたんだ」と発言したことから、事態は急変。5人の如月ミキとの関係が明らかになるにつれ、互いの疑惑は深まり、謎は広がり、そして・・・



うーん、面白かったぁ~ 「ハートフル・ワンシチュエーション・サスペンス!」の宣伝文句がすべて指してますヨ。ほんわか、元気が出そうなラスト、でも核にはサスペンスが。



         ☆☆☆☆ネタバレ含みますご注意くださいませ☆☆☆☆



伏線が一気にひとつに集約されていくとこ、ぞくぞくしました。しかも、一度じゃないのがますます楽しい脚本。



私が行った劇場(シアターキノ)ではリピーター割引してました。これ、見終わったあともう一度最初から見たくなりますっ そーかそーかと知ってしまった各人の秘密、伏線をチェックしながら見るのって、楽しいですよねー。



しかしこの映画の良さって、謎解きよりも5人の掛け合いが全てだったと思います。下手な人にはやってほしくない。
ワンシチュエーション、大好き。会話と想像力で物語が進むのって、ミステリ小説でも好きなジャンルなので、かなり楽しかったのでした。



あと、ヲタ(何で「オタ」じゃないのかなぁ)のヲタたる言動に、わが身を振り返ること数度。その輝く笑顔に会うために、日々切り抜きや盗撮(これはしてはいけない)などを敢行、もちろん歌にあわせて掛け声とダンスも忘れません。ミキちゃーん☆



ミキちゃんを語るみんなの目はきらきらと輝いているのー。ぎゃーーーっ、これって私も同じだ。そうね、私もオタク道の入り口くらいには立っているかも・・・。



小栗旬家元) 
さすが家元のコレクション。後半の気持ちの乱高下ぶりがナイス♪ 「虫けらだ・・・」って言うひと、いまどき珍しい。職場のロッカーに驚きました・・・頑張れ!



あと、彼を初めて見たの・・・・ 名前をよく聞くようになったころには、テレビで人気がある人って感じで興味がなかったのでした。出演ドラマにも興味なかったし。
しかし今日、認識を変えました。小栗旬、いい! 声・・・声もいいんですねぇ 声を出しなれてる話し方します。キメ☆の表情も臆面なく出してくれるのがまた良いです。照れずにありがとう~ 



ユースケ・サンタマリアオダ・ユージ
変身しすぎでしょう。ふふ。事件は現場で起きてるんだ! 織田裕二の許可は取ったそうですね。ユースケが「憧れてるんだ?」ってからかわれるのって、可笑しい~ 



小出恵介スネーク
いまいちキャラが掴みきれてなさそうな気がしました。ああいうタイプってアイドルオタクになるの? 遅れてきた清純派だぞ!



塚地武雄安男
上と下もげろげろ、それだけの役かと思ったら。すごい切り札でした。ジョニデ! ありえんー。しかし優しい人ですね。



香川照之いちご
カチューシャつけて、にこっと笑う香川さんを見て釘付け。この人の得体の知れなさって演技を超えてるような気がする。一番殴られ蹴られてたけど、イチゴ娘の繰り出したあの一発は効いてました。
それがストーカーって言うんだよ!って、そこにも裏があったとは。参りました。



如月ミキ
そそっかしいにも程がある。それに、あんなもの点けたまま寝ちゃダメだろ・・・ 怖いって。



0 件のコメント:

コメントを投稿