2006/02/28
2006/02/27
道東の旅 オマケ
のろっこ号を引っ張るディーゼル。
のろっこ号「北浜駅」
10分ほど停車するので、降りて駅に設置してある展望台から網走方面を。・・・流氷がいない。でも晴れてきれい。
この画面の右手には知床連山が見えてました。
網走にてお寿司。「たち」もうっとりするほど美味しかったけど、こちらもそりゃぁ美味しかった。
あと、カニの内子と外子をそれぞれ握ってもらいました。
きゃーっ うまい!
阿寒湖上より雄阿寒岳を。こちらもきれいな形です。このテントはワカサギ釣り用のもの。ちなみにここじゃなくて、もっと奥のほうが釣れるみたいです。
噴火が活発になっている雌阿寒岳からは、もくもく煙が見えました。
2006/02/26
六花亭喫茶室
札幌は雨・嵐(暴風警報)で春が来たのかという天気。歩道がつるつるで恐ろしい状態になってます。
今日は大学からの友達とおしゃべりです。
本当は公園付近を散歩したかったけど、諦めてお茶だけにしました。
その後、イタリア料理のお店でのんびり食事。
いまいち反応が悪いサービス係について。うーん。しゃきっとしてほしいわね…
またまた満腹で帰宅しました。
2006/02/25
2006/02/24
阿寒湖
素敵な宿です。花火を湖から見るつもりだったけど、フィギアを見てたら始まってしまいました。
なので窓から鑑賞。白い湖に映えてきれい。
これからお風呂。明日はのんびり阿寒で過ごす予定です。湖の上に行きたい〜
2006/02/23
オーロラファンタジー
風もなく気温もあって過ごしやすかったです。
皆で巨大雛段に並んで見物してて、おかしかった…
レーザーのオーロラより、開始前の星のほうがきれいでした。私は見逃したけど、イトコは流れ星も見たそう。
明日は真冬日の予想か〜 いよいよ流氷です。
2006/02/22
2006/02/21
今日も暖かく
■私が帰ってきてからの札幌はとっても暖かいです。足下がぐちゃぐちゃ~
今日は高校時代の友達と久々にのんびりおしゃべり。私達はマジメだったよねぇ・・・
子供の行く末からあみぐるみまで、ゆるゆると。
■明日は家を6時出発。7時の特急で釧路へ向かいます。カイロも買ったし、膝までのダウンのコートも買いました。準備万端!
早起きだから、フィギアスケート見ようかな。
2006/02/20
cats@Sapporo
ネコネコクラブ札幌編。実家の猫デス。
画像の耳が切れちゃったわ・・・
左:イライザ たぶん18才(歯が抜けて無いの~)
右:アルマンゾ たぶん8才(ダイエット中 7キロ切ったらしい)
「大草原の小さな家」シリーズのワイルダー兄弟の名前をもらいました。
迷惑顔されるけど、猫の触りだめ。いじってます。
クタクタ
山の手線が止まってて、大混雑の京浜東北線。日暮里から上野に行くまで20分。ぎゅうぎゅうぎゅうの車内で、上野で銀座線に乗換えたいが、降りられず。ますますぎゅうぎゅうの車内…
40分後にやっと秋葉原で無理矢理降りて日比谷線で新橋、またJRに乗換えて浜松町からモノレール。
そして愛用のエアドゥははしっこなのでロビーを激走しました。ひ〜、ギリギリ間に合いました!
なのになのに〜
��滑走路は、直前まで閉鎖されてまして。飛行機に鳥がぶつかったためだそう。
結局、離陸は40分遅れでした。
早めに出ておいて良かったよ…
久しぶりの北海道、飛行機から羊蹄山がきれいに見えました。
しかも暖かい!
2006/02/19
『オリバー・ツイスト』
2005年 イギリス ロマン・ポランスキー/監督
物語に新鮮さはないけど、こういう映画も映画らしく大掛かりでいいなぁと思います。
この時代のイギリスって面白いし、ていねいに作ってあるので
☆☆☆☆4点。
舞台は19世紀・ヴィクトリア朝。産業革命でイケイケだったロンドンですね。賑やかな表通りと、汚泥でぬかるんだ裏道の世界との対比も見やすかったです。
80億掛けたそうで。どこにかかったんだろう、実物大セット? セットもしっかり作ってあるけど、それより衣装が良かったです。いかにも時代劇な感じじゃなくて、普通に着こなしてます。
オリバー役のバーニー・クラークは、セリフのほとんどが恐怖や悲しみ悔しさで涙ぐんでました。こんなに泣き虫の役も大変。
無垢な少年だから、どん底から引き上げてもらえたのか? 美しいって素晴らしい。過酷な環境で育ったわりには純真無垢すぎないかい、という疑問はありますけど。
彼を助けようとして殺される者、彼を殺そうとする者、が死んでしまいます。こんな人生ってつらい。この先、オリバーがどんな人生を送るのか見てみたいかも。
で、オリバーの憂いのある表情が、イギリスの男の子らしくて可愛いの何の。
将来が楽しみですが、大人になると急にごつごつしちゃったりするので分からないですね。ヒュー・グラントのようになってくれないかしら。
すっかりオリバーくんに肩入れして見てたので、ハッピーエンドなんだろうと分かっていても、あぁ!危ない!ひどい!逃げて! といちいち反応してました。思うつぼです。
ロンドンで行き倒れ寸前を助けてくれたスリ少年のドジャー(ハリー・イーデン)は、大人みたいな格好のスリ少年たちのリーダー格。
「スタンド・バイ・ミー」のリバー・フェニックスを思い出します。かすれ気味の声とか、最後に勇気を示すところとか。
物語の後半でオリバーを守ってくれるブラウンロー氏はエドワード・ハードウイック。
というか、ワトソン君~!(NHKで放送してたBBC制作「シャーロック・ホームズ」出演)
ワトソン君も出世したもんだ・・・
原作をちびちび読んでいます。笑えるところが多くて面白い。映画で飛ばされてるところも楽しみます。
Happy Birthday to ME
■『オリバー・ツイスト』を観ました。札幌に帰ってるうちに終わりそうだったので。
純真無垢じゃなくなった自分を振り返ってしまいました・・・
■GAPで、ピンクのバッグと黄色のスカーフを買いました。すっかり売り場が春~
■誕生日でした。
たくさんおめでとうメールやら手紙、ワインなどいただきました。どうもありがとう!!
■明日から月末まで北海道です。今年は東京にも雪が積もったから、もう見なくていい気分でいます。冬はきれいだけど、寒いから・・・苦手。
『アンナ・カレーニナ』2
■葛山信吾レイヴィン
ヨコシマなクウガ鑑賞会ですっかり一条刑事のファンに。そしてアン・カレに出演するんだとハッと気づいた時は、これは運命かと。
最近はJUNNONBOYがミュージカル進出ですね。一路&井上の押し出しの強いところでどうかと思ってましたが、これが思いのほか良かったです。舞台用の声がガッツリでてて、音も外さないし、声質も優しい。褒めすぎか?
カチコチに真剣演技のアンナとヴロンスキーと夫のカレーニン。
ところがほかのキャストは、かなり和ませる演出。レイヴィンも真面目なのが可笑しい、という役です。
プロポーズする前のもじもじが可愛い。体育座りしたり、寒風摩擦みたいに足をすりすりさすったり。
2度目のプロポーズの黒板メッセージは、日本だけなんでしょうか? あれを解読できるって、そりゃ愛がなくちゃ出来ません。ほのぼのしちゃいます。
キティに振られてしまい、田舎に帰ります。忘れるために体と頭を鍛えようと
「やるぞ!やるぞ! 肉離れするまで♪」の
I shall work は執事(ひのあらたさん。はーい、の重低音な返事最高!)とのやりとり、いじらしくて胸がきゅーん。
葉加世太郎の2歩手前のような、昔の少女漫画にありそうな・・・王子様ヘアもあり。
入り口で販売してた写真集の表紙写真にも、かなりドッキリ(興味ある人はアマゾンなどで確認してみてください)でした。
■山路ニコライ・カレーニン
堅物な仕事人間。This can't go on 太刀打ちできぬあの情熱♪ アンナ、ヴロンスキー、ニコライの3人で歌うとこ。
アンナとヴロンスキーの不倫が噂になり、しかも自分の家で会っている二人に遭遇。離婚なんかとんでもないと言っていたが、ここまで来るともう行き場がない。
うわぁ、現場見ちゃったよ。昼メロのようでした。身も凍る・・・
でもアンナが出て行ってしまうと、彼女への愛情がよみがえるようでした。アンナへの思いをOnly at night で歌う山路さん。まぁ・・・そんな情熱を隠していたのね!
アンナは彼は息子を可愛がらない、と思っていたけど、カレーニンなりに深く静かにセリョージャを愛していて、聖書を暗記させている場面は、涙が出そう。自分には親がなくて、と一人ごちたりして、初めて内面を見せます。
セリョージャをぎゅっと抱きしめるとこ、男親の不器用な愛情いっぱいで、素敵。
アンナにもその愛情を示せば、もしくは自分の心を開けば。こんなことにはならなかったのに。うまくいかないもんだよ。
■新谷真弓キティ
ナイロン100℃でご活躍なんですか・・・ 声優、俳優。面白い声でした。篠原ともえのような。
召使と踊ったり嘆いたり、かわいいんですけど、かわいいけど、その歌声は如何なものかその是非を問う。と。彼女が歌ってると、眉間にシワが寄るような気分になりまして。
想像以上に葛山レイヴィンが真面目に歌ってくれたので、そことのギャップもつらい。ウブな乙女の役ですし、素直に歌ってほしいなぁ あれ、素直だったのかな。んんー。
■小市慢太郎スティーバ
浮気してアンナに家出した妻との仲を取り持ってもらう、ひょうひょうとした兄。本気にならずに恋愛を楽しむ人です。
いつも動きが(レイヴィンよりもさらに)くねくねしてて、なぜここまでヘンテコなキャラにしているのかしらと不思議でした。アンナがあまりにシリアスだから、これくらいでバランス取れるのかなぁ
でも、ホント、動きが・・・コントみたい。葛山さんもかなりコントだったけど。
■噂好きの春風ひとみプリンセス
社交界の噂する人々の描写、面白かったです。春風さん、ともてお似合い。破廉恥!って歌うとこ大好き。
あと、海辺のヴロンスキー邸で甘い時を過ごすアンナ&ブロンスキーを、噂するとこも。バカじゃないの~と言いたげでした。ホホホ。
■フェンシングもしてた
王子キャラまっしぐらの井上芳雄。シャツのボタンを外しまくってフェンシングです。マンガのようだよ。A席からも眩しく。前方の皆様は、正気でいられたんでしょうか。
男らしくなったとはいえ、まだまだつるつるでした。つるっと。
■ハンティングしてた
失恋の痛手をいやしてた葛山レイヴィン。ハンティングスタイルが可愛いです。転ぶ姿もうまい。体格は案外むっちりしてるのか・・・へぇ。
隣の席の方と、双眼鏡をセットするタイミングがほとんど同じで嬉しはずかし。アナタも一条さんファン?と聞きたいけど聞けないし。その方は風邪引いてて辛そうで、おお同士よ!と心の中で訴えてみましたよ。届いてなかっただろうけど。
■
小市スティーバを筆頭に、シリアスな3人のほかがかなりオーバーな演技でして、真逆の雰囲気をすんなりとは受け入れられず。笑いって難しいですよねぇ
でもこうやって思い出すと、その和ませ演出に救われてるのかなとも思います。ひとつの出会いで何もかも失っていくアンナには、あまり救いがないから。幸せそうなレイヴィン家を思い出すと、ほっとしますし。
■音楽など
オーヴァチュアのヴァイオリンが特に悲しくて切ない。これを家でも聴きたくてCD買ったようなものです。
全体的に弦楽器で構成されてて、大変に美しい。しかし歌うのは難しそうなメロディです。キティの新谷さん・・・えー、お願いもっと頑張って!
オケって指揮が塩田さんで、あとは6名(みなさん女性でした)のみ。少数精鋭だったんだとカテコの時びっくりでした。
あと雪。冒頭とラストで雪が降りますが、きれいでした。あぁいう雪の日は寒いんだよね、ほんとに寒気がした。
舞台には長方形(階段で繋がれた一方が高く、一方が低い)の回り舞台があって、うまく場面展開で使われます。心がかき乱れている時には、舞台も一緒にぐるぐる回ってました。またまた昼メロ風。
このくらいの劇場はコンパクトでいい。濃くていい!
2006/02/18
『アンナ・カレーニナ』1
2/17 18:15@ル・テアトル銀座 A席
ネタバレしますのでこれから観劇の方はご注意を。
ル・テアトル銀座はシューボックス型で傾斜があり、とっても観やすかったです。椅子が高いので、足がやや疲れたけど、私がチビッコだからでしょう。
遠い昔に読んだと思っていたトルストイの「アンナ・カレーニナ」
実はあの冒頭の汽車の場面とそのちょっと先までしか読んでいなかったらしい。読んだうちに入らなかった。
だってあんな悲劇だったという印象がないんです。ロシア人の名前が長くて読みにくくて、読むの辛かったの。中学生くらいだったし・・・。
■
1幕
時代は19世紀末。15歳年上の政府高官で地位ある男カレーニン(山路和弘)との、愛が感じられない単調で空虚な毎日に疲れはじめていた美貌のアンナ(一路真輝)。
唯一の慰めは愛する息子セリョージャのみ。
ところが兄の浮気騒動のため、サンクトペテロブルグからモスクワへ行く列車内で、若き将校ヴロンスキー(井上芳雄)と出会うのでした。
当初、ヴロンスキーはアンナの兄嫁の妹キティ(新谷真弓)に思いを寄せていたが、アンナに出会い気持ちが変わってしまう。
また、同じ汽車にはキティに駄目もとでもプロポーズしようとしているレイヴィン(葛山信吾)もいて、4名はキティの部屋でそれぞれの思いを交差させつつ会話を。キティはヴロンスキーが好きだと思い込んでいて、この時はレイヴィンの申し込みは断るのでした。
貞淑だったはずのアンアが、情熱的なヴロンスキーとの不倫に身を投じ、愛する息子まで置いて家出。
義理の妹の恋人と付き合うことになったわけです。
2幕
アンナはヴロンスキーの子どもを産むものの、モルヒネに頼る毎日を送っていた。最愛の息子セリョージャは、夫が手放そうとせず、誕生日に会うことすらできない。
セリョージャを悲しませたくないと、夫は「ママは死んだのだ」と嘘を言っていたのでした。
嫉妬と怒りに襲われる夫カレーニンだったが、息子に会いに夜に駆け込んできたアンナに、帰ってくるならゆるして受けいれようと提案。しかし、それはアンナにはもう受け入れることは出来なかった。
八方塞りと追い詰められたアンナ。死んだ人は、心と天国にいるのだと信じている息子に会うには、もう死ぬしかない・・・
■
感情移入できるのは葛山レイヴィンですね。田舎暮らしがスキで、キティへの愛情を大事にして、最後は幸せな家庭を持つことができます。
アンナは、かのエリザベート様のように、下々には分からないところで人生に歓喜したり絶望したりしています。衣装の雰囲気も近いせいで、うっすらイメージが被りかけました。
もー全部は手に入らないよ、家出したなら息子は諦めなさいよ、ってそれ言うと話が終わっちゃうのですが。短気なので、恋愛モノっていつもそう思ってしまう。
美貌、夫、地位、社交界、息子、すべて持っていたわけですが、心は満たされていなかったんですねぇ。
自分で選んだことだけど、どんどん悪いほうへ落ちていくさまが苦しいです。
印象ですけど、たぶん原作と雰囲気がかなり違うんじゃないかなぁと思います。トルストイって信仰心とか、社会のありかたとか、書き込んでいたと思うので。ヒマヒマになったら、読んでみよう本リストに入れておきます。読めるのはいつだろう。
■一路さん、井上くん
息子を見守る母心か。井上芳雄は観るたびにどんどん成長してるのが手に取るように感じられます。まだまだ人生始まったばかりの、青年を素敵に演じてて、そして歌がこんなに安定してきたのね。
これは非の打ちようがないのでは・・・恐ろしい。
軍服マニアの皆さん、ぜひご覧くださいませ。冒頭とラストに着るマント姿なんか、気絶しかけました。似合いますね~ そして、いつのまにか(母心再来)こんなに男らしくなって!
で、アンナとの恋の炎がメラメラ燃えるほどに、シャツの胸元が・・・ボタンがどんどん外されていきました。
えぇ、見逃しませんとも。だからラストはまたカッチリした軍服姿に戻るんですね、むふふ。アンナが何もかも置いてやってきた時は、2/3は開けてたですよ。
一路さんは、(またエリザに似てて)引き裂かれる自分、息子との別れ、という役どころ。
ヴロンスキーに賭けて、「抱いて♪」と歌いだすWaiting for you は井上くんとのデュエットで、まさに今この時、な恋愛を歌ってます。
雪の降る中、追い詰められたアンナが息子セリョージャを想って歌うSERYOZHA ちょっと演歌にも聞こえ・・・え、ます。(曲のアレンジのせいです、きっと)こぶしがまわるかと心配になりました。
歌い上げます!息子への愛!
この後、走ってくる汽車に向かってしまうので、ますます背筋が凍るような気持ちになりました。ものすごい熱唱です。
やめて~そんなことしちゃダメ~っ と心の中で叫びっぱなしでした。
ともかく、一路さんは舞台にいるだけで美しくて目の保養ですね。細いし・・・ デコルテもきれいだ。衣装もタックたっぷり、レースたっぷり、色もピンク系もあったりして、とっても素敵でした。
まだつづく。
2006/02/17
アン・カレ観てきました
アンナ・カレーニナ観てきました。
一路さんと井上くんは、ホントにきらきら輝いてました。ちゃんと親子じゃなく、男女に見えたよ。眩しかったです。
しかし、私の今回の目的は一条さん(一般的には葛山信吾と呼ぶ)の歌声です。いや、チケット取ったときは違ったけど・・・。
なかなか素敵な声! しかも役はカチコチなアンナとヴロンスキーに対して、和み担当で。もじもじしてる田舎を愛する男、いやん、かわいい!
彼の役はハッピーエンドだしね。よかったよかった。
うっかりスタジオ録音のCDを買ってしまいました。DVDはお高かったし、ま、ね。音楽がとっても良かったんですよ。
2006/02/16
アハー!
きゃーっ 「メタルマクベス」のチケットが取れました!
友人とどちらかでも当たればいいねということで、お互いに日程をずらしつつ、ぴあで「メタマク」のプレオーダーしてたんです。なんとなんと2人とも当選。すっごく運がいいっ
これで私の6月は幸せいっぱい確実。ららら~♪
明日、どっちの席がいいか見てみます。が、・・・私は両日とも行くつもり☆
2006/02/15
ハズレS席
五反田に行きタイ
週末、お誕生日なんです。
何が欲しいって、CATSのチケットがほしい・・・ 芝さん!
「マッドな殺し屋天骨さん」してるとばかり思ってたのに、猫ですか。何故? いやいや、何でもいいです、猫のアナタが観たいのよう~
あと、北海道新聞を取ってる人がいたら(特に友人へ念力発射!)
日曜インタビューなるページに、劇団四季の「下村尊則」というキラキラした人のインタビューが載ったらしいです。古紙回収に出す前に、ひっくり返して~
お礼は谷中せんべいでどう?
2006/02/14
祐一郎便り・・・
地球のみなさんこんにちは。
マイラブといいつつ、なぜか「ウッチー☆カテゴリ」を先に作っていたのですが、ろっくりばーのFC入会記念!「マイラブ祐一郎」カテゴリも追加しました。
ほとんどの方には無益なカテゴリですけど、ま、同じ愛を語ってくれる方には少し使っていただけるかもしれません。よろしく。
ところでいつも祐一郎は、こんな文章をお書きに?
→会報誌の「祐一郎便り」
あまりにワケがわからなくて、嬉しくさえあります。これでこそ、ちきゅう生まれのスーパースター(怪人@帝劇)。
先月からお話が繋がっているのかなぁ それとも唐突に始まってるのかなぁ 激しく混乱中です。誰かたーすーけーてー・・・・
今まで、柱の陰からこっそり眺めるどころか、双眼鏡越しに美しい手に見惚れているだけの私でしたが。こういうヘンテコなとこが気に入ると、ますます愛が深まってしまうじゃないの。
罪なひと。
遅いぞ、五代!
ムフーッ やや間を空けてしまったが、『仮面ライダークウガ』ヨコシマな目で見ようマラソン2を行いました。
17話~28話です。
ネタばれします、もしも楽しみにしてる方がいたらお気をつけて。
17話 は、1-16話のまとめがあり、途中から観ている人へのサービス回でした。詳しくはないけど、白/赤/青/緑のクウガが紹介されるし、グロンギたちについても説明してます。
さて、ヨコシマ同盟のハートを掴んだ回は、18話。
毒キノコ型グロンギ、人間型の時は
ロング銀髪に白い女物の帽子を被り、セクシーキャミを着た男。
でもって必殺技は毒の胞子をキッスで相手に送り込むこと。・・・なよなよしてます。猛毒を吐く以外の点では、とってもひ弱なのに・・・なのに。
何とクウガの唇を奪っちゃったんです!
闘いの最中に、クウガはかなりのダメージをこのグロンギに与えてたんですが、接近戦になった時にキッスされちゃったのです。あぁぁ、ぶちゅーっと。
ダメージを受けてたグロンギは逃亡したものの、クウガはマイティな赤から弱い白クウガに・・・そして人間の姿へ。
そこへ一条さんが駆けつけるんだけど、真っ青な唇と白目をむいた五代くんの姿に衝撃。ヒーローなのに! 苦悩の表情で五代くんを抱きしめる一条さん。
一条さんが五代くんを抱きしめるってのも、まぁかなりきゃーっ!な場面だったんですが。
それ以上に、ICUで毒胞子と闘って、ついに心肺停止、死亡確認に至る流れに恐怖です。五代くんの苦しむ姿が続き、心拍モニターがピーッと平らになるところなんか、もう、クウガファンのチビッコは泣いちゃいますよ。
クウガになればスゴイけど、土台は普通の人なんだって見せつけられるんですからね~
それにしても女装の男がキスで命を奪うって。日曜日の朝の子供向け番組なんですか? いや、ちがう。しかも死亡しちゃうし。
もちろんクウガは死んでたんじゃなくて、ワザと自らを仮死状態にして、人の体温くらいが一番活動する毒胞子を死滅させていただけでした。
復活は19話で。
医師から死亡確認したと告げられた一条刑事、悲しみをクールな顔で押し込めてグロンギ捜索を続けます。切ない・・・
で、ダメージを受けてたはずのキッス怪人(こいつは、ダメージを受けるほど耐性が出来て強くなるのです)と、病み上がりの白クウガが闘い、クウガ辛勝。
そう、ここで一条刑事「遅いぞ、五代!」と一声掛けて、あの親指立てるジェスチャーを背を向けながらやってくれました。
えぇ、死んだと思ってた恋人が復活して闘ったっていうのに、それだけ?
五代くんが復活して嬉しくて、駆け寄りたいのに、奥ゆかしいんだから~(妄想)
2006/02/13
再びクウガ!
今日は待ちに待った「仮面ライダークウガ・マラソン 2」
しかもメンバーが増えました。
新たに参加の、超かわいい同僚Kさま。しかも1話~4話まで自宅で予習済み、完璧な準備です。素晴らしいです。この会の趣旨であるヨコシマ目線で観る、というのも大丈夫らしい。
今日はおでんをつつきながら、五代&一条さんの恋の行方を見守りマス。
楽しみ~☆
2006/02/12
トミ~
今日も仕事の日曜日、夕方に恐ろしい強風になってびっくり。
■さて、今夜は素敵なサシでの飲み会に、ぐいぐい割り込んでました。えへ。
そこで私のオススメする独身の男、トミーについての勝手な妄想が始まったらしいです。
数少ない・・・私がいい人だと思っている人:仮称・トミーさん。彼についての少ない情報を今夜飲んだ同僚に言ったところ、彼女は「今日のトミー(妄想)」を考えてくれるという。
・・・こんな飲み会の話にあがっているとは知らず、トミーは静かに暮していることでしょうけど。あ、トミーは常識ある日本の人です。
■この間、シアターガイドを買っておけばよかった、と書いたら、札幌の友人が大型書店で捜索してくれました。この場を借りて、ありがとう。
素敵なウッチーの笑顔は、借りている間に毎日眺めて目に焼き付けてマス。
■そうそう、オリンピックらしい話題。
昨夜はオットと、ジャンプのニッカネンについて懐かしく語りました。覚えてますか?ニッカネン。まだスキー板をぴったり並行にして飛んでた頃の王者ですよ~ いまはアホネンね。
実際にジャンプ競技を見るのも楽しいです。高いところから、斜面を滑る音、ホントに飛んでくる選手たちの風を切ってくる音と、着地の時の緊張感とか。ものすごいスピードで落ちてくるんですヨ。
2006/02/11
エリザどうでしたか~
■ハナから帝劇に行くのは仕事のため断念してました。並ばれた方、どうでしたか? 去年並んだのが、懐かしいよう(ダメだったんだったわ)。
一体「生協」のチケットがどのくらいあるのか分からないんですが、コレがわたしの最後の結果待ち。ここで外れたら、チケットを求めて放浪することになります。そうなりそう。きっと。
しばし封印していた祐一郎をまた解禁。久しぶりに『レ・ミゼラブル』CDを聴いて、涙。
この声は誰もたどり着けない~。例えるならチョモランマの頂上? 日生レミゼは一度しか行けなさそうだから、しっかり観ておこう。
あ、ウッチーにうつつを抜かしてはいたけど、TBSの黒木瞳フェア(TBS的には・・・。私にとっては山口祐一郎フェア)はちゃんと観てましたヨ。
オンアエ時も見てたけど『魔女の条件』の五代先生役、素敵すぎでした。悪そうなヤツで冷たい顔もいい・・・
『恋を何年休んでますか』のいっちゃん~♪ こっちはかわいい。そしてまたも細かった・・・
■さて、事務所内の台所排水溝から良い臭いが漂ってくるというので、塩素系洗浄剤を使ってました。
・・・窓を締め切っていたので、室内に塩素のにおいが充満してて、頭痛。っていうか締め切ってちゃだめだよ! 死ぬ!
ハー(窓を開けて深呼吸)。このにおいは苦手だ。
■出勤途中、信号待ちしてたら目の前の車道内で自転車のおじさんがコケました(信号無視してるよ・・)。道路工事関係の人が近くにいたから、助けてくれるかと思ったら、助けず。あ、ひどい。
休日なので車は来てなかったけど、自転車の下でもがいてるので自転車を起こしに行ってみたら、おじさんは足がもつれて立てない模様。ケガ?と思って手を貸したら、おっと酔っ払いでした。朝っぱらから、ダメだよ。
■
きょうのおやつ。
いつも素敵なお手製のケーキを差し入れしてくれる方がいます。ちょっと早いけどバレンタイン? チョコレートのしっとりケーキにイチゴ。
おいしかった、ありがとうございます☆
2006/02/10
ウッチーにピッタリ
一ヶ月遅れで雑誌を見てます(図書館から借りるから)。
『シアターガイド』2006/2号
買っておけば良かったよ! 『ベガーズ・オペラ』関係の取材写真のなかで、一番いい・・・
たった¥400なのに買えないんだよねぇ 書店でチェックすればいいのにさ。あたしったら、もう。カラーページで、『クラウディア・・・』の蔵之介もいるし、『グランドホテル』の男爵二人もいるし。うう。
取材中の笑顔のウッチーがこれでもかって並んでます。
『レプリークBis vol2』のキメ斜め立ちもいいけど、ベガーズなら、笑顔たっぷりのこっち。
『「気持ちいいもんは気持ちいいんだよ、お前も気持ちよがれよ」みたいなところに、女性も「いいもんだわ」って思えるというか。心を開放させる才能に長けてるんじゃないのかな』
(ハマリ役な気がする、とインタビュアに言われ) 「・・・最初から似てる人物だとかは思わないようにしているところがあります、たとえ端から見ると「ウッチーにピッタリ」というような役でも(笑)」
『シアターガイド』2006 2
ぶっ。これ(特に最初のほうね)ナマ声で聴いたら、ウッチーファンは悶えますよね?
私は文章読んでるだけで、ニタニタ。
同僚が私の机に置いてあるのを見つけて、めくったらウッチー!で、付箋つけてくれてました・・・ どうもありがとう。めくるたびに目が合うよ!
ところで、内野さんは自分でよく「ウッチー」って言うし、言われるのは自覚してるんですよね。いつからウッチーなんですか?
私は潜伏期間が長かったファンで、メタマクのライブで彼が自分のことを「ウッチー!」って叫んでるのを聞いてから、勝手に呼んでるんですけど。
どなたかご存知かしら。
あと『月刊ミュージカル』1月号 でも、ベガーズ特集。
こっちはモノクロ写真だけど、大きめで衣装を着けてのお稽古場面のようです。
ちょぼちょぼヒゲが。かわいい・・・
『ワールド ゴーズ ラウンド』
2/9 19:00@東京芸術劇場 中ホール S席
ブロードウェイに数々の名曲を送り出してきた偉大なソングライター・コンビ、ジョン・カンダー&フレッド・エッブの珠玉の名曲で綴るショー。(チラシより)
東京芸術劇場「第8回 ミュージカル月間」の2週目。戸井勝海さんが出演というので、1週目の『スウィングボーイズ』のほうも観たかったんですが・・・
大澄男爵(『グランドホテル』)が観れなかったことだし、ま、どんな感じかなぁと、観て来ました。
カンダー&エッブというラインがあるので、曲の雰囲気が似てます。40年に渡ってコンビを組んだ二人の作品から、選りすぐってショーにしてあるんですね。
『Chicago』『Cabaret』『Kiss of the spider women』『The Rink』『70,Girls,70』『The Act』『The happy time』『Woman of the year』
映画から『New York,New York』『Funny Lady』
ちょうど前の方がプログラムを広げてて・・・えー、見た感じだと↑このあたりからの選曲のようです。覗いちゃってごめんなさーい。
彼らの作品は、ひとつも舞台で観たことがない!と分かっただけでも収穫で。いい曲揃いだったので、これからあれば観てみようと思いマス。
出演者は 香寿たつき/大澄賢也/シルビア・グラブ/泉見洋平/今陽子 の5名。全員はじめましての方でした。
ジャズっぽい曲が多かったです。ハイライト集だと思えばいいですね。
物語が短く切れてしいまうかと思ってたんですが、そこそこストーリーがあるように組み合わせてあったので、意外と飽きずに3時間を楽しみました。
さて、大澄賢也は、一緒に出る女性をきれいに見せてくれます!すごーい!
私が「主人公は僕」みたいなものばかり観てるせいかもしれないけど。あー、男爵素敵だったと思う。観たかったなーっ
踊りも「どーだ、見てみろ」風にしないで(そういうのも出来ると思う)、とっても押さえ気味にしていたのがまた素敵。一緒に踊る女性とのバランスを取るのが上手いんですね、きっと。
歌もクセがあんまりなくて、違和感なかったです。ダンスと組み合わさると、すっごく舞台栄えしてました。また素敵な人を見つけてしまった。
あと、クネクネした振付師の役で出まして、洋平くんがお気に入りという設定。こういうのもうまく出来るんですか、ますます、いい・・・
かわいい顔に、キーの低い声、美脚・・・ う・・・同い年。ですか。本当に?
どこで私の人生は間違ったかとジェラシーを覚えつつ見惚れてました。
大澄賢也と Arthur in the afternoon と All that Jazz を演りまして、下品じゃないボディアピールで。
こういうガイジンちっくな曲や演出に違和感がないって、いいですね。アムネリスも観てみたかった・・・
泉見洋平 かわいい役を担当してましたが、Kiss of the spider womenを歌った時は、なかなかアダルト。ぞくぞくしました。もしかして、かわいすぎるお顔で損?
タカラヅカ出身の香寿たつき たーたん?(と前列のおば様が)
あ、きれいな声ですね。やはりタカラヅカというのは基本みっちりなんだ。最後、5名で and world goes round♪と歌ってるときは、いちばん「女優よぉ」な動きで、面白かった・・・スキ。
で、ピンキー!な今陽子 「恋の季節」はリアルタイムじゃないですけど、知ってます。歌はもちろん悪くない。
それよか、すっごく足がきれい。またまた私は「やはりダンスか?タップか?」と思ってました。3人の中ではいちばんきれいだったと思う。締まってて・・・ほーっ
■舞台は質素で・・・あ、シック・・シンプル・・・。
ドーナツ型で、しかも傾斜がついてる回り舞台がありまして、ドーナツの穴部分に、バンドが入ってます。
この舞台がくるくるとまわって、一番高いところが手前にくると、ミニミニ・プライドロック。低いところが手前だと・・・坂道っぽい。
背景も幕も黒、出演者の衣装も黒×白。
回ってる(幅は1.5Mくらい)上を上手にローラースケートでまわる大澄賢也にびっくりでした。うまい!
楽しくなったところで、1曲おわり、また次の曲。楽しいけれど、物語を観たい。歌だけでは楽しさも半分になっちゃいますね。うすうす知ってたけど、そうなのだった。
とりあえずCDで『Chicago』聴いてます。観たいなぁ
2006/02/09
『屋根の上のヴァイオリン弾き』2
■2幕
キエフでの集会に行かなくては、というパーチック。では・・・さようなら、勝手に。と言う次女ホーデル。しかし二人は思い合ってることを確かめ、結婚の約束をします。手を取り合う二人にバッタリ会うテヴィエ。あぁっ・・・もしや。
長女は「結婚を許してください」と頼んだが、お前たちは「祝福してください」と言う、「しきたり」は!と怒るテヴィエ。進歩的なパーチックにとって、結婚は男女の気持ちが第一なのです。
しかし娘が好きな人と結婚するのは神様もお許しくださる、と二人の結婚を認めるテヴィエなのでした。優しいパパだ・・・。
この驚いたり、怒ったり、悩む市村テヴィエが最高~ いじらしくて、かわいいのです。
新しい言葉・・・「愛」。 自分はどうだろう?と ゴールデに do you love me?♪ 愛してるかい? と尋ねます。
ヘンよ! 私は妻なのよ!と照れてるゴールデ。結婚式の日に初めて会ったけど・・・
「愛してる」とちゃんと言ってくれました。娘たちも親も幸せを噛み締める一瞬。
またまた、じーん。このあたりが、日本のお父さんたちもじーんとくるポイントでしょうか。
長女には子供が産まれ、夫のモーテルはミシンを買います。
次女のフィアンセ、パーチックはキエフの集会にでたことで、捕まり、シベリアへ送られます。
三女チャヴァは、ロシア人青年と知り合い、(こっそり)交際するように。
far from the home I love♪ シベリアのパーチックのもとへ、家族から離れて向かう決意のホーデル。初冬の冷たい風がふく駅で、テヴィエとホーデルが歌います。
ホーデル役は剱持たまきさん(細い・・・)。静かな曲なので、難しいところです。
彼に会いに行く決意と、家族や育った土地から離れる辛さを歌にしていかなくちゃならないので。
えぇ、私がわりと絶唱系がスキなので、もうちょっと歌を聴かせてほしいなぁ・・・と。
汽車がくるまで待たずに、逡巡する様子のホーデルの背中をぐいっと押して、手放すテヴィエ。テヴィエの偉いところは、こうやって背中を押してやる父親であることですね。
しょんぼりしてるところに、三女チャヴァから、ロシア人の青年フョートカのことが好きなの!と衝撃告白をされます。
ユダヤ人じゃないのはダメだ! 宗教が違う者とは結婚なんかできっこない! こればっかりは受け入れられないテヴィエ。
思い余ったチャヴァは、家を飛び出してロシア人の教会で結婚式をしてしまうのでした。
chava ballet sequence♪ 幼い頃からのチャヴァを思い出す場面。
かわいいチャヴァ・・・ 親なら(あ、親じゃないけど)涙腺が危険信号。娘の幸せを誰よりも祈ってる、でも受け入れられないこともあるんだ! 娘は死んだ!と叫び、引き裂かれる思い。びぇーん
Anatevka♪ ロシアの政府は、ロシアにいるユダヤ人排斥を決め、3日以内に土地を出ろと命令を出します。紙切れ一枚で! 3日で何ができる、家も売れない。
怒るものの、ここは神様の約束したところじゃなかったんだ、新しいところでその日を待ちましょうというラビの言葉に決心する人々。
テヴィエ夫妻は四女五女とともに、アメリカの親戚のところへ行くことに。
移住の準備が終わる頃、チャヴァがロシア人とともにお別れにやってきました。目を合わせようとしないテヴィエ。
チャヴァはさようなら、と、ユダヤ人排斥をするロシアを好まないロシア人もいる、だからフョートカとポーランドへ移住します、と告げるのでした。
しかしチャヴァを心配しつつも、最後まで和解できないテヴィエでした。
そして悲しさで泣き崩れる妻をしっかり抱き、勇気付けるのです。それでこそパパ!
それにしても辛い運命だわ。どうしたらいいの~! あまりの悲劇に席でかたまる私・・・。
馬が引くはずの家財を積んだ重い荷車を、テヴィエが引き、後ろを妻と娘二人が押していきます。
テヴィエの心を表してきたヴァイオリン弾きも、哀しみで弾くことができません。
夕日をバックに荷車を引くテヴィエ一家・・・ もの悲しいヴァイオリンの音色とともに。
幕!
うわぁーん。悲しいよう。拍手を送るものの、呆気にとられてました。
もういちどテヴィエ父さんの笑顔が見たい! このまま帰れない~っ
Finale♪ で、もう一度幕があがり、村人たちが出て来て笑顔のテヴィエもいました。よかった・・・ ほんとよかった・・・
この笑顔がなかったら、寒風吹く外になんか出て行けないところだったよ。
■
奥さんの浅茅さん。歌謡曲風な歌でしたけど、母親役としてはよかったです。
長女役の匠ひびきさん、歌もよかったけど(駅での別れの歌はこちらの歌で聞きたいかも)、ダンスがきれいでした。ちゃんと身に付けてる人っていう踊りできれいです。
どんな感じかなぁと思っていた三女の安倍麻美さん。好演かも。可愛い声が剱持さんとカブるのが、お互いにもったいない気がしてならないです。政治活動家を追いかける次女は、もう少しきりっとしててもいいかなぁ
初代が森繁さんで、西田敏行と来て、市村正親。前の二人のもきっとそれぞれいいパパぶりだったでしょうけど、市村さんは身軽で素敵でした。
文章にうまく書けないんですが、動きがかわいいんです。べたべたした愛嬌じゃなくて、さっぱりした愛嬌。娘たちよりもかわいい。
まだお席に余裕がありそう。新テヴィエをぜひご覧あれ。土台は哀しいけど・・・テヴィエは元気ですから!
そうそう、ことあるごとに聖書の言葉を引用するテヴィエですが、ユダヤの格言というのもあり。タイトルの「屋根の上でヴァイオリンを弾く」ように冷静でいるのだ、というのもそうなんですって。
原作も読んでみようかな。
テヴィエ:市村正親
妻ゴールデ:浅茅陽子
長女ツァイテル:匠ひびき
次女ホーデル:剱持たまき
三女チャヴァ:安倍麻美
モーテル:駒田一
パーチック:吉野圭吾
ラザール:鶴田忍
『屋根の上のヴァイオリン弾き』1
2/7 18:00@日生劇場 2階A列(下手端)
テヴィエ役者がどれだけ愛すべきお父さん像を見せてくれるか、によりますね。
このミュージカルは、てっきり明るいホームドラマだと思って今まで生きてました。ごめんなさい。明るいのには訳があったんですね。
貧乏ながら静かにアナテフカというロシアの田舎でユダヤのコミュニティを築いている、テヴィエ一家の物語です。長女、次女、三女の結婚(恋愛)にからんで話は進み、そして流浪の民、ユダヤ人の悲劇も織り込まれていきます。
ま、あらすじとかは、公式HPを見ていただくことにして。
自宅に帰ったときは、喜劇と思ったら悲劇的なラストに衝撃を受けすぎたらしく、再見したいかな?と思ってたんですが。時間を置くと、また見たいような気になってきました。哀しいのに・・・ それは。
市村テヴィエ。いい~!
東京の初日がテヴィエ役100回目だったそうですね。おめでとうございます!
楽天家で心優しく、時に愚痴りつつも信心深い。
「しきたり~!」が大事なんだ~♪ とユダヤ人としての誇りを持ち、一見、恐妻家でちょっと情けないところがある。でも一家の大黒柱なんだっていうのは、伝わってきます。
奥さんのゴールデがガミガミ言ってても、一家のことを決めるのはパパ。辛い目にあったとき、家族を導いて守ってくれるのもパパ。
ガニ股歩きに、もじゃヒゲ、濃い眉毛(繋がりそう・・・)、赤いほっぺ。愛すべきパパです。
10年前なら娘たちに自分を重ねたでしょうけど、最近はもう、パパママ目線。娘たちを嫁がせる気分にリンクしちゃって、泣かせられました。
号泣じゃないんですよ~ 喉の奥がきゅうっとなるような気分です。
何だかんだといっても、娘たちの選択を応援してあげたいって思う気持ちに心打たれます。
■1幕
名曲揃いで、どれも素敵でした。
オープニングの tradition♪ しきたりの歌♪ アナテフカ村のユダヤ人たちの価値観を見せてくれます。一家のことを決めるのはパパ~ 家庭を守るのはママ~♪
matchmaker♪は長女、次女、三女がお掃除しながら、素敵な人と結婚したいなの歌。現実は仲人の紹介から、親の決めた人と結婚するのがユダヤのしきたり。
歌に関しては、ちょっとねぇ という姉妹でした。熱唱型ではなかったです。こういうのもかわいいですけど。うーん物足りないなぁ
if I were a rich man♪ けっこう長い歌を、時に神様に向かって、テヴィエ一人が舞台で歌います。これをやれる市村さん、ほんと素敵でした。
で、「神様への目線」が私の座ってた位置のやや上あたりだったらしく、市村さんがこっち見てる!でした。もうちょっと暮らしが楽になれば・・・ねぇ?と問い掛ける(明るい)んで、すまんなテヴィエ~と返事したい気分になります。
sabbath prayer♪ 安息日のお祈り。服も着替えて、ろうそくを灯し、静かに祈ります。きれいで厳粛な歌。
to life♪ 自分より年上の肉屋から長女を妻にくれと言われ、イヤなやつだけど金がある、長女は飢えずにすむ、そのほうが幸せだ、と結婚を承知する場面。
男ばっかりの酒場で居合わせたロシア人はコサック風のダンスで一緒に祝いの酒盛り。
肉屋のラザールの注ぐ酒がちょこっとで、ケ~チ!と呟くテヴィエ。そんなケチなやつにツァイテルを嫁がせちゃだめ!と会場中で念を飛ばしてたはず。
Tevye's dream♪
ツァイテルと貧乏なモーテルが結婚したいというのを聞いて、娘の幸せを願わない親がどこに? と肉屋との約束はナシにしようと言ったものの・・・ お金のあるラザールとの結婚にウキウキの妻ゴーデルにどう説明しよう? ぶるぶる。
思いついたのは、夢に死んだラザールの妻フルマ・セーラが出て恨みを言い、ゴールデの母が出て来て、「結婚相手はモーテル!」と告げた、とウソを言うこと。
新演出とのことで、フルマ・セーラの夢場面も新しいそうです。(たぶん)肩車されてて、背はとっても高く、そこへ真っ赤な長いドレスを着て、手は魔女のようなながーーーい指。
ぎゃーっ こわいんですけど!
2階でよかった・・・とちょっと思いつつ、真下からあの亡霊を見てみたいような・・・ 見モノです!
そして、sunrise,sunset♪ から wedding celebration and the bottle dance♪
じわーん。涙。
日暮れの結婚式。ユダヤ式の誓いの杯を割る場面もありました。
ほかにもユダヤ式の習慣がいろんなところに出てきますが、男女が一緒にダンスしないんですね(だけど聖書には書いてないね、とラビがいうのも面白い)。
これを、革新的な思想に燃える吉野パーチックが仕切りをひょいっと越えて、一同びっくり。誰も一緒に踊ろうとしないが、次女ホーデルは手をとり踊り始め・・・ さらにテヴィエもゴールデと踊り、賑やかになっていくのが楽しい。
ボトルダンス、帽子の上にワイン瓶を乗っけてダンスするんですけど、ただ乗っけてるんですか? やはり仕掛けくらいあるの? 一芸披露って感じでコレも楽しいです。
吉野バーチック。吉野さんは革命に燃える運命なのか・・・ いやいや。
チラシのもじゃヒゲがなくて、すっきりしてて素敵でした。押し付けがましさもないし、新しい世界を求めている青年をさわやかに、です。
さて1幕は、ロシア人警官たちが結婚式で暴れ、ぶち壊してしまったところで終り。
このささやかな結婚式すらきちんと終えることが出来ないの?
がーん。悲劇の足音が・・・ 悪い予感だよう。
2006/02/07
喜劇じゃなかったの
『屋根の上のヴァイオリン弾き』観てきました。
テヴィエ役次第で、印象がかわりそうですね~ 吉野さん、チラシじゃもじゃヒゲつけてますが、舞台ではつるつるでした。チラシこっちに替えてもっと大きく写せばいいのになぁ
笑ったまま終わるのかと思ったら、胸がつまるラストシーン! えぇぇえ??
長年、このミュージカルは喜劇だと思ってましたヨ・・・私。
楽しくなるつもりで観にいったので、余計に心臓に悪い。哀しい気分と頑張れテヴィエパパ!の気分が入り混じって複雑です。いや、笑わせてもらったんですけどもね。
それはそうと、今日、暖かくなるって言ってたのに寒いままじゃありませんでしたか? 職場も冷え冷えで、そのせいか風邪っぽいです。
感想はまた明日。
2006/02/06
月曜日はお掃除日
うっかりいろんな事を忘れるのは、このとっちらかった机のせいかも・・・
横に長く150センチもある机の上にはCD、チラシ、本、雑誌、ビデオ、DVD、作りかけの刺しゅうなどなど散乱中。
だいたい、月曜日ごとに机上をきれいにしようキャンペーンをしてるんですけど(つまりは月曜ごとにこの汚い机のせいで頭もぐちゃぐちゃ!と考えてる)3日も持ちません。
何で?何で?
あと、私はコレクション趣味がないので、けっこう捨て魔です。捨ててるはずなのに!
なので、どんな思い出の品もぽいぽい捨てます。捨てられずに困っている人がいたら呼んでください。憎まれ役になって捨ててさしあげます。
しかしこれだけは・・・となかなか手が出せなかったものが、村上春樹の本。
卒論がハルキだったもので、学生時代の頭のなかはハルキ一色。
「やれやれ」、とか「冷えたきゅうり」「配電盤」、とか呟いて毎日過ごしてたのです。
まぁでも、ついにこの日がやってきました。
ここ数年、全然読んでない、と改めて自分に問い掛けた。ハイ、しかも読んだら暗くなる・・・から、そうそう手が出せないんだよね・・・ハイ。キミは図書館というとこに務めているんだし、読みたけりゃ借りればいいじゃないか、ハイ。これは邪魔だ。ハイ。捨てよう。ハイ。
近所の古書店に持って行ってみたら、文庫化されてないもののみ引き取り。
4冊200円でした。チーン!
ブッ〇オフよりはマシな買取だと思いますが、なんだか哀しい気分になりましたヨ。
さようなら、ハルキさん。『東京奇譚集』も『アフターダーク』も未読なの。ゴメンナサイ!
また会う日まで!
さて、片付けの続きします。
2006/02/05
「THE 有頂天ホテル」
2005 136分 脚本と監督/三谷幸喜
☆☆☆★
ホテルに集まる客、従業員、芸人が交錯する人間模様・・・ 模様ってほど大それた感じじゃないな。あるホテルの大晦日の物語。
5点満点で。役者さんたちは5点ですが。
面白かったぁ! という気分まではいかなくて、ふんふんふん♪(・・・鼻歌)ふーん♪と歌う余裕はあるけど、テレビでもいいかもね、とも思えるような。
だけど、何かじんわり効いてくるものがあるんですよ。何だろう? あ、仕事頑張ろうとか、そういう気分ですね。大人って頑張ってるよね、ヨシ、と、思っていいよね?とか。
走り回ってる人がいるのに、全体的にバタバタ感が思ったよりも少なかったのが、物足りない原因かも。
もっと役所広司がバッタバタに焦るのかと思ってましたが、けっこう落ち着いてて頼れるホテルマンなので。めちゃくちゃだよ!ということが案外なかったし。
長回しで撮影してるらしいんですけど、緊迫感が出ないのもそのせい? 意外と、同時進行してるんだっていうドキドキした雰囲気が薄かったなぁ
堀内敬子さんがギター背負うのも誰も咎めないし! そんなのロッカーに転がしとけばいいよ。いくらその後使うからって・・・ しかもベルボーイが叫んでるし(慈英) このバカップルもどうしようもないっす。パンツなんか! 支配人は洗顔グリーム持って来いってばかり言いつづけてるしな。
こんなホテル嫌だー。
ダブダブの声が山寺宏一さん、ってのが可笑しかったかも。いい声で!
YOUの歌を久々に聴けてよかった~ もうちょっと長く歌ってくれればいいのに。
耳の大きい親子、意味のない遊びはスキ。
コールガール役の篠原涼子、バカで頭のいい、っていう役が似合う!
生瀬さんも動くだけでオカシイっす。出番が増えればいいのに。
戸田恵子の歌声もいいですね~ さっすが。
慎吾ちゃん&西田敏行の歌は、かなりよかった。作ったの甲本ヒロトでした。
で、西田敏行のお腹に目がクギヅケ・・・ あの表情の変化はすごいです。印象に残ります。
筆耕係のオダギリジョーはナイス。その髪型。こういうホテルの仕事のウラが見れちゃうようなネタがもう少し混ぜてあれば。尚嬉しかったです。
松たか子・・・ かわいいし、いいんだけど、私はどうも声(話し方)が苦手で。行きがかり上、愛人と間違われる役ですけど、これも拒否できそうなスキがあるんですよねぇ もっと強引な逃げられない状況にしてくれたらいいのに。
このもやもや感を、先日放送してた『ラヂオの時間』のビデオで吹き飛ばしました。ええ、コチラの方がまとまってて楽しく見れました。
2006/02/04
神様またもやありがとう
■『メタル・マクベス』 1公演、取れました! ららら~♪
取ってくれたのは職場の同僚のお友達。ご一緒させてもらえることに。幸せ・・・ 会いに行くぜ、ランダムスター!
■武田トート
おー、さっき気づきました。東宝の公式HPの写真がトート仕様に。まだ本番用かどうかは分からないけど、こりゃかなり若々しい閣下ですねぇ
黄泉の帝王のご子息って雰囲気です。内野トートより、さらに駄々ッ子ちゃんになるのかも。すっかり皇后の風格の一路さんとどう絡むのか、観たい!(残る抽選は、生協ルート・・・)
NHK『氷壁』にも出演の武田真治、今日はダークサイドな演技でして。これならトートいけるよ、と確信。暗がりが似合ってました。
ところで山口トートはリニューアルしないのかしら?
目の錯覚でも何でもいいから、すっきり風にできないんですかね。ねぇ?
レッツ・ダンス!
『チャーリーとチョコレート工場』の初回限定盤DVDが昨日届きました。
限定盤と知らず予約してたんですが、楽しいのでOK。
特典として、原作者ダールについて、リスのトレーニング、などなどの他、ウンパ・ルンパの秘密(撮影メイキング)、そして・・・
ウンパ・ルンパによるダンスレッスン! やった!
ただパートごとに分かれてるレッスンのとこ、うまく再生できないんですけど。通しのは動くけど、パートごとの映像が一発で再生できません。ウチの機械のせいかなぁ?
愛らしく凶暴なリスのトレーニングも面白かったです。殻割りをマスターしたのは賢いエリートたちなんですって。本物・アニマトロニクス・CGを併用して作られていました。
リスはかわいいけど、家で飼うには活発すぎるかも。
■
オットの帰りを待ってたら夜中の2時半過ぎになり、寝たのは3時。起きたら、11時。
11時・・・? ぎゃーっ!
そうです、「エリザベート」の一般発売日だったのに、ぐうぐう寝てて逃した。
ま、買えたとは限らないわけですけど。
参戦したのと、寝坊したのでは全然違う~!
はぁ・・・でも暗い気分はウンパ・ルンパ・ダンスで吹き飛ばす!
『鹿鳴館』
2/3 18:30@劇団四季自由劇場 A席(1階)
三島由紀夫作
ネタばれしますので、
これからご鑑賞の方はお気をつけあそばしくださいましね。
満席で、年配の男性が一人観劇をしてる姿がちらほら。この間まで女ばっかりの日生劇場だったので、新鮮です。私の両隣も男性だし、片方は男性二人でした。
2時間半、ようござんす!とかお慕いしております、とか、ごめんあそばせ~という異世界の言葉のみが舞台にありました。段々、面白気分で見入ってしまいましたねぇ。
みなさんはどういう気分でご覧あそばすのかしら? わたくし笑ってもよござんすか・・・ はぁ・・・この言葉は苦しい。
筋書きは昼メロお得意の愛憎劇でして、最後は悲劇。
しかし、ただ嘆いて終わるんじゃなくて、急激な西欧化の象徴的な鹿鳴館の舞踏会場へ、偽りの夫婦は偽りの笑顔で戻っていくのでした。ひーっ コワい。
さすが三島。仮面ですねぇ
チラシには、「宿命的な人間関係の縦糸に政治的陰謀や暗殺という横糸が絡み合って描かれる愛と憎しみのドラマ」とあります。
ふーん、で? と思っちゃだめなんですか・・・ で?
仮面人間の哀しさとか、美しさとか? ともかく欲望うずまく世界が一見美しく着飾った権力者たちを中心に繰り広げられるのを、今の私たちが見るのって!
自分に引き寄せてみるポイントが見つからないまま、呆然と見ていた気がいたしますわ。
■
影山伯爵夫人・朝子/野村玲子
いやぁ、やっぱりすんごい人です。良くなかった前回観た『李香蘭』、その日の調子は悪かったんだ!と思いました。
元芸妓の気骨ある女性役で、これがまたびしーっと決まってて美しいのなんの。小柄ですけど、オーラが出てます。凄んでも、笑っても、いい!
「わたくし、夜会の女主人になりますわ! デコルテを着て(公式の場に出ない、洋服を着ない、と自分に誓っていたのを、あなたのために破ると宣言)出ますわ!」
このセリフで、元恋人で反政府論者の清原を説得しちゃうんですからね~ 私のためにそこまで!って打たれちゃうんです。女の手練手管の恐ろしさよ。爪の垢をいただきたいものです。
影山伯爵/日下武史
日下さん、5秒ほどセリフが止まってました・・・ 最初はそういう演出なんだと思ったけど、空きすぎだし、セリフ的にも空ける必要はないところだったので、あ、飛んだんだなぁと判明。血も凍るような静寂でございましたのよ・・・おほほ。
だんだんと、天骨を使った政治の裏世界が見えてくると、伯爵の薄汚れた感が前面に出てきます。すごくヤな奴です。心の奥底まで湿気ってる! いやらしい! うわぁ!
奥女中を手なずけるのに、あの方法は・・・三島には「美しい」という言葉は呪縛できる言葉だったんですかね・・・。
飛田天骨/芝清道
ヘンな名前だと思ったら殺し屋でした。茶の袴姿にジャケットと帽子、ブーツという衣装。まぁぁ素敵! お似合いだこと。
「おっしゃる通りです 御前」ってバカの一つ覚えみたいにお返事してまして、・・・複雑。いまだ弾けて歌う芝さんを観られない私でした・・・次こそ。
殺し屋といっても、実際に立ち回る場面もないしね。背が高いのを、猫背気味で歩いて、ウツウツとした人を演じてます。血の赤が一番美しい・・・って呟くような、マッドネスです。殺人は趣味らしい。
清原/広瀬明雄
自由党の残党で、朝子の元恋人。家庭を顧みなかったことを反省し、家出した息子久雄が帰ってくるのを待っている。この濃いメンバーのなかでは、一番共感しやすかったです。政治活動家ってのは別にして。
ラスト、息子をそうとは知らずに自分の手で殺してしまいます。
「(父である自分への憎悪による復讐として)あいつは俺に殺されたかったんだ!」。
お耽美・・・
清原久雄/福井晶一
福井さんも大きい。猫の福井さんを観たいのに、やはり未見。
まっすぐなのに、両親からの愛情に飢えた青年役。恋人がいても、親との関係に悩みつづけています。
下駄の歩き方は板についてないし、仁王立ちしてくれるので・・・これから!と密かに応援してました。ただ立つ、っていうのが、ウソくさく見えないようにするのって、難しいものなんだろうなぁ
自分だけ兄弟のなかで、母親が違う。それもどこに居る誰かも知らないまま。それが父が狙っている影山伯爵の夫人本人から、自分が実の母だと言われるのでした。
面白いのは、久雄くんは母親への恨み言は言わない点。自分と母親を引き離した上に、家庭を顧みない理想家の父への反発を、より強めるのでした。
大徳寺公爵娘・顕子/濱田めぐみ
『李香蘭』で軍服着てクールに歌ってた人とは思えない、可憐なご令嬢に変身してました。雄雄しく歩くドレスの着こなしはどうかと思いますが、これからね! かわいいからさ・・・
まだセリフをどうやって言うか、迷ってる印象です。強さを見せるべきか、女々しくすべきか。もっとかわいい女の子に徹しても、いいんじゃないかと。
■
休憩時間に肩がぶつかっちゃった小母様から「ごめんあそばせ」と言われました。えー、それいつも言うのかな・・・。
衣装は森英恵。きれいでした。でもタカラヅカばりのきらきらしたものではなくて、シックでしたね。
セットは2パターン。影山邸の庭と、鹿鳴館の舞踏場へ繋がる階段前。
この2つとも中央にある一段高い舞台に階段をつけた構造を使っているので、人の動きが同じになるのです。というわけで、セットが変わった!という気持ちになりにくい。
あと、まぁ素敵な衣装でワルツを踊るシーンも見たかったものです。せっかくなのに、もったいない~ 群舞シーンも希望です!
カテコでは、白い花に囲まれた三島の写真がすすっと舞台へ降りてきます。それを出演者が見守るという演出。そんなに三島というのを強調したいんですかねぇ けっこう恥ずかしかったんですヨ。この演出が。
影山伯爵:日下武史
同夫人 朝子:野村玲子
大徳寺公爵夫人 季子:末次美紗緒
その娘 顕子:濱田めぐみ
清原永之輔:広瀬明雄
その息子 久雄:福井晶一
飛田天骨:芝清道
女中頭 草乃:坂本里咲
宮村陸軍大将夫人 則子:木村不時子
坂崎男爵婦人 定子:大橋伸予
2006/02/03
『クラウディアからの手紙』
1/25 19:00@世田谷パブリックシアター
公式制作日記はこちら。
佐々木蔵之介を見よう、ってことで深く考えずにチケットを取ったのですが、とっても胸に染みる舞台でした。
□ 蜂谷弥三郎:佐々木蔵之介 久子:高橋惠子 クラウディア:斉藤由貴 ほか
実話でなければ、大袈裟な話だと言いたくなりそうなストーリー。50年もの間、異国の地に捕らわれたままだった人がいたということが、驚きです。
ソ連に捕まって収容所へ送られた夫を残して赤ちゃんと帰国し、育てた妻。
収容所を出たあとも、なおスパイ容疑を掛けられながら、無実だといいつづけた弥三郎を信じて守りぬいたロシア人の妻クラウディア。
休憩を挟む2幕構成。
□1幕
もともとガスの後遺症で、体が丈夫でなかった弥三郎は、入隊するものの返されます。そして入院先で看護婦をしていた久子と出会うことに。
父の事業の失敗もあり、朝鮮(平壌)に新天地を求めて移住することにした父のため、久子と結婚し、二人も朝鮮へ。
太平洋戦争の終結とともに、ソ連軍が朝鮮へ。スパイ容疑で捕まり、あやしい裁判にかけられ、シベリア送りに~
前半の久子さんとの素敵な出会いのあとは、ひたすらどんどん肉体的に悲惨な目に遭いつづける弥三郎さんです。
四季の『異国の丘』の寒そうじゃない収容所に比べて、非常に、本当に!寒そう。みんなガタガタ震えてるし、こちらも心身ともに凍えてきました。
歩けなくなり、離れにあるトイレまでたどり着けずに・・・ あぁぁ 人間として、最低限の尊厳すらここにはないのです。
ソ連兵ですら、飢えている。こんなシベリアの収容所には彼らも居たくないようなところで、リンチされたり、飢えてたり、いっそ死にたいと思っても、弥三郎さんはぎりぎりのところで、行きようと気力を振り絞ります。
特殊技能のある囚人は、料理長からオコボレをもらったり、兵から痛めつけられない・・・足の悪い弥三郎は、理容師の技術を得て、収容所で生き延びることが出来たのでした。
□2幕
さらに厳しい収容所へ送られるが、ここでも理容師としての腕を買われ、署長に目を掛けてもらうことに。10年の刑が7年になって、出所。
しかしなぜか容疑は残っている、からといって日本への帰国は許されません。生きていくため、ついにソ連の国籍を取得(国籍があれば国内移動ができるから)。そして同じような境遇のクラウディアと支えあい、つつましい生活を送る日々。
さらに月日は流れ、1991年のソ連崩壊を迎えます。
弥三郎さんが日本に帰りたがっている(言わないけど)と分かっているクラウディアは、信頼できる細い細いツテを辿って日本政府と連絡を取り、夫の帰国のため力を尽くすのでした。
クラウディアの手紙の一節、
「他人の不幸の上に自分の幸せを築くことは、私にはできません」
ものすごく端折ってもこんな感じ。これを本当に自分の人生に降りかかったと、想像しても全然現実味が沸きません。国の思惑やらなにやらで、ここまでひどい目に遭う人もいるんだ・・・と恐怖でもあったりしますね。
ラストは、平成になってようやく帰国を果たした時の、実際の映像を舞台奥に大きく写し、それを演じている弥三郎と久子さんも寄りそって観るというもの。
実際の映像を使うのは賛否あるでしょうけど、このお芝居では、私は嫌ではなかったです。
盛大な拍手を送るという気分でもなく、胸がいっぱいで。静かな拍手が響きました。
■さて、主演の佐々木蔵之介。
テレビでは軽い感じとか、良く分からない人とか、そんなのが多いですけど、シリアスな話を淡々と演じてました。真っ当な普通の人間が、普通にしているだけで罪に問われた恐ろしい状況を、余計に引き立てたと思います。
で、背もひょろっと高いし、何より落ち着いてて、カツゼツの非常に良い、低い声が良かった!
舞台向きの人ですね~ また何かで観たいなと思います。
高橋惠子さんは、美しいです。3階からもなにやら女優の光が見えました。
戦後になってからのあたりでは、着物姿なんですが、とーっても色っぽい。女手一つで子供を育て守った女性にしては、かなりの色香が・・・
斉藤由貴さんは。私の時代のアイドルだったので・・・由貴ちゃん? どうなんだいと思っていたら、これがけっこうじーんと来るのでした。
カツゼツは悪いです。でも、一生懸命なクラウディアと重なって、素朴な人柄の一部として見ました。
ずうっと笑いのカケラもない進行で、もうこのまま悲惨な気分のままラストまで行くのかと思ってたら、彼女のところはちょっとほっとする演出になっています。
メエメエ~
□
1幕で朝鮮人の抗日運動をあらわすところで、6畳分はありそうな大きな布(日本人は帰れ、とか漢字で書いてある)がバン!と落ちてくるんですが、丸まったままで開きませんでした。こういう演出かと思ってたけど・・・
シーンが転回する時に、どなたかがジャンプして布を解いて落ちてきました~ ブログ見てたら、この前の日も落ちなかったようです。
□世田谷パブリックシアター
世田谷区はお金持ち~? 床や椅子にいい木を使ってます。帰るときに1階最後列から舞台を見てみたところ、とっても観やすいと分かりました。次の機会には1階で見ます。
前後もあるし、互い違いだし。3階構造で、2階までは問題ないですね。ただし、私の居た3階は、舞台は観えるけど椅子が高い。足台が椅子とくっついて降りてくるんですが、ここに足をのせるとかなり窮屈です。チビッコの私でさえ!
席は2階までがオススメですよ~
2006/02/02
うっかりしすぎ
自分にびっくりの、うっかり事件。
「エリザベート」武田トートがナビザーブで当選してたのに!!! 引き取りに行きませんでした。1日勘違いしてたんす。ばかばかばか。
今日は今日で、同じく「エリザベート」
10時からイープラスでキャンセル分の販売だったのですけど、一心不乱に部屋の掃除してる間に10時過ぎてました。気づいた時には売り切れてました。
うっかりしすぎ。ウッチーのことを思い出しすぎなんだわ・・・
あ、でもCNチケで山口トートの日が1枚、取れたんです! これはもう決済されて送られてくるから大丈夫。
その他は・・・
シアターガイドで制作発表の記事が出てました「メタル・マクベス」
FCのツテは一次敗退。これはかなり取れない予感濃厚。一公演で我慢するから観たいよう。
それにしても、ウッチーも忙しい。メタ・マクのあとは大河ドラマだな~
『ベガーズ・オペラ』千秋楽 カテコ
■カテコ■
観客総立ちで踊ります。立って立って!という仕草で、2階席の私もがーっと立とうとしたら、急に心臓が・・・うぐぐ。コーフンしすぎ?
この後3回目くらいのアンコールの時に、ご挨拶がありました。ほとんどの方は立って一座を迎えてあげてたんですけど、どうも胸が・・・ 私は座って挨拶を伺いました。
先にお断りいたしますが。何せコーフンしたまま聴いてたので、以下に書くみなさんのコメントは、言葉通りにきちんと再現できてないです。こんな意味のこと、ってことでお許しを。
まずは内野/マッコリ/マクヒース
みなさんと一緒に3時間、楽しみました。本当に良かった。乞食一座も今日で解散です! 稽古ではケンカも・・・(と、村井さんを見る)
千秋楽ということなので、他の方からも挨拶を・・・
義理の父で、(自分を)死刑台におくった、ピーチャム役のジョン
高嶋/ジョン/ピーチャム
ジョンです(あ、ジョンっていうんだ~と一座から声あり)。ジョンです。
当時は本当に縛り首覚悟で上演したらしいですが、僕は楽しかったです。どうもありがとう云々。
村井/ジェームズ/ロキット
汚い乞食の芝居をご覧いただきまして・・・
噂ではこの一座は数年後に帰ってくるとか(ハイ、場内沸きます! 再演か!) 噂ですが。
5週間のワークショップ、勉強、稽古と、このために全員で取り組んできました。18世紀のイギリスの話ですが、現代にも通じるテーマがあったと思います・・・などなど。
では作者の橋本さとし・・・
橋本/フィルチ/トム
あ・・・書いたのはトムで、僕は書けません! 36回の公演ごとに「1回だけのオペラ」と言いつづけましたが、やっと本当の最後になりました。このような作品に出演できて嬉しい、みなさんの熱気に後押しされて36回公演も、千秋楽を迎えられました。など。
では劇場を貸してくださった老役者役、金田龍之介さん!
金田/老役者
また一座が戻ってくるということですので、再演まで元気で劇場を守りたいです。その時は私もまた老役者として参加できるよう、元気でいたいと思います。
(島田歌穂さんを紹介)
※
文字で書くと普通の話ですけど、金田さんって78歳なんですね。足も悪いようで杖を使っているのに、意外とあの舞台を左右上下に動いている役なので、けっこう負担があります。
で、再演まで元気で、と言ったあたりで後方にいた原田くんがううっと。隣の山崎ちかさんにもたれて頭ぽんぽんされてました(きゃー、・・・私もぽんぽんしてあげるのにー)。
金田さんの気持ちとか、原田くんの素直なところ見てる私も、じぃーん。
島田/ルーシー/エリザベス
(胸がいっぱいの様子)ジョン・ケアードとまた一緒に素晴らしい仕事ができてとっても嬉しい。感謝でいっぱいです。どうもありがとうございました。役は不幸だったけど、幸せでした。
私の恋敵、ポリー役の仲良しの笹本玲奈ちゃん・・・あ、そんなに仲良くないか(笑) ウソウソ!
笹本/ポリー/マーガレット
今年20歳になりました。成人式を舞台の上で迎えられて嬉しいです(と、感極まって言葉に詰まる。会場からは大拍手! 20歳、若い・・・可愛い・・・っ)
胃袋の母、森公美子さん~
森/ミセス・ピーチャムとダイアナ・トレイプス/モリー
大変な貰い物をしてしまいました! みなさんから頂いたもので、貸し倉庫はいっぱいです。
あと夢に出るような怖い思いをさせてしまったようで・・・(ミセス・ダイのメイクのこと)特に前列の方、すいませんでした。すっかりメイクに凝ってしまい、原型をとどめないほどになってしまいました!
もう一度、このメンバーで戻って来たいです!
みなさーん、また踊りたくないですか?
♪
音楽! モリクミさんの挨拶のあと、また観客をどんどん舞台に上げて踊る踊る。けっこう後ろの方も誘って踊ってたみたいです。大勢あがって、足の踏み場もないくらいの大盛況。
♪
何度もカテコで場内アナウンスが流れても2度ほど。拍手喝采、最後は全員でまた並んで、そしてウッチーから
「残念ですが、本当に最後です!」
ありがとう! さよーならー! ぜひ再演を!!
※ここまで読んでくださった方に。
『ベガーズ・オペラ』公式HP(2月末で閉鎖)の宣伝室ニュースにて、カテコでの挨拶が紹介されてます・・・。
こっちのほうが正確デス・・・。
『ベガーズ・オペラ』千秋楽 4
□ニューゲイト監獄
いやらしーいロキット。白くてふわふわの手錠は誰にも嵌めたことはなかろう。
今日もWOMEN♪ 面白い歌。
男なんて、みじめなハエさ。あの魔物を相手にしたら
柔らかな肌で絞め殺す・・・その名はWOMEN♪
これ聴くと、食虫植物をイメージしちゃうんですヨ。ゆっくりどろどろにウッチーを溶かして・・・きゃー。花に吸い寄せられるハエ・マクヒース。ぐふ。
□二股発覚
マ・ダァーム、と おっじょうさま!って、しばらくこれだけで遊べます。・・・相手がいないので、脳内遊びだけど。
でも女の人ってこういうのよくしますよね? よくはしない? 厭味言うのけっこう好きじゃないかしら。私だけ?
ルーシー、マクヒース、ポリーの3人のかけあいは、どんどんいい感じ。
ポリーもどんどん男まさりの迫力を出し、ルーシーはより嘆き、マクヒースはさらにラッパッパッパ~♪と二人のケンカを放置。このラッパッパ♪って歌うウッチーの表情、手帳に挟んでおきたいくらい。あ、そんなことしたら仕事に差し支える。ダメ。
そして、「大事なだんな様・・・ 命をあげる」
涙腺が緩みかけ。
振り返るマクヒースも、計算づくでルーシーを利用してるんじゃないのは分かるから、あぁぁ!この後、また捕まるバカなのに! はやく逃げて~っ
1幕のポリーと同じ位置で、3階のウッチーと舞台のルーシー。下手ではポリーも想いを歌ってます。
この場面は美しくて哀しくて、大好き。またまた背中がぞくぞくっとします。
アァーンボォーラ~♪
■3幕■
□ネコイラズ! 絞首台に連れて行かれる場面でもそうだけど、ポリーはけっこうしっかり見届けよう派に対して、ルーシーは泣き崩れてます。身重だからかな。
怒りと嫉妬で殺人まで犯すところだったけど、はっと我に返るのがいじらしいよぅ。
□賭博場
「こんな立派な紳士が、なんで貴族なんかと付き合うのか・・・」 どっちもどっちっていうのが良く表現されるセリフですねぇ
この賭博のシーンから、ピーチャム&ロキットのシーンへの展開は、うまく出来てると毎度感心です。
貴族たちの白い持ち物を、ミセス・ダイがピーチャムから買ってるのが連続の場面にしてる上に、全然違う場所の話なのに、流れがスムーズです。演出力!
□ミセス・ダイ
でるでるでる!でたぁ! という楽しさいっぱいの、モリクミさんによるミセス・ダイアナ・トレイプス。期待を裏切らないキャラクターで、楽しみました。
携帯の着ボイスが「ファラララ~♪」とか、いいなぁ 作ってくれないかな。
□死刑宣告
むごいこの仕打ち 耐え切れぬ屈辱は・・・♪
悲しみを救うのはどんな友より 酒
ちらついた死の影を追い払うには 酒♪
音楽もなくなって、グリーンスリーブスのメロディで若い二人から歌が始まり、マクヒースが受け、最後はつながれている者だけでなく、全員で。「吊るされるのは誰だ」
このあたりからは、暗いし!コワイし!とドキドキしっぱなしです。あと、「キャープテン!」と呼ぶ役のトムの顔が1番コワイです。何の役って役じゃなくなって、このオペラの支配者って感じになってませんか。
ほっといてくれ こわいんだ・・・♪
このセリフはぐっと来ますね。こんなに女の人がいるのに、誰もマクヒースの心に添えないんですヨ。誰かに抱きしめてほしいんじゃなくて、ほっといてくれ、ですからねー。
私もダメなんだ・・・と。ウッチーファンは、駆け寄りたい気分になりますよ、えぇ。
□アデュウアデュウ!
吊るされて、また復活。すっごくほっとします(お隣のおばあさまもかなりほっとしてました)。
1分前まではお色気ムンムンだったのに・・・ マッコリになると、すっごく普通の人。
そうそう、村井ジェームスさんがマッコリの顔から黒い袋を取ってあげるんですが、すっと取れなくて、ウッチーの喉にぐえっと引っ掛けてました。苦笑いな二人。
2回目の2階席で、気づいたのが。
「恩赦だ!」と叫んで、内野マッコリが「踊ろう!」というあたり。
楽譜もない、台本もない、これは進行予定にないことだ、というのを照明でもやってたんですね。
これまで使われた牢獄の石畳風とか、細い線が動くのとかが、矢継ぎ早にバタバタ舞台を照らし、スポットライトもわざとウッチーの動きを追い損ねています。へーえ、細かい!
もう、このあたりからはお祭り騒ぎで、とにかく楽しくなってきます。
みんなのダンスも賑やか。宮モリーの側転、今日はいつもより多く回ってます!何回かしら、5、6回は連続で回ってたと思います。拍手~
お、ウッチーはカウント間違えてフリがみんなと一瞬ズレました。きっと気力体力も限界なのよ。
公式HPにも掲載されました。
愛し愛されて
苦しんで生きぬいて
どうせあきらめて
終わるさこの命
でも最後は悲劇と
限らない芝居だから
涙よりも あしたを探そう
最後は悲劇と限らない
人生なら
涙よりも
あした この手に
奥深い歌詞よの・・・。
さぁみなさんも歌ってください! 感動がまた押し寄せて来ます! どうぞ~
『ベガーズ・オペラ』千秋楽 3
■2幕■
□酒場~馬車襲撃
原田くんの声はこの日も絶好調、どこから出てるんだろうなぁ
ウッチーの「成功を、祈る!」ムン!
ラジオ体操第二のゴリラポーズみたい。両手を上げて、一味みんなでムン! 本当は私も一緒にムン!とポーズしたいのです。はた迷惑なのでしませんけど・・・ ムン!
馬もいないのに、ホントに馬に乗って襲ってるのが見えますね~ 銃声に驚いて馬車が急に動くところとか、面白い。あと、山崎さんの絶叫がかなり激しいです。酸素足りなくならないか心配になるほど。
□マクヒースの桃色夢色タ~イム♪□
さ、最後の「俺は、女が好きだ!」は、うふうふ身悶えしながら・・・・コホ、ありがとう、ウッチー。
「良く来たね! 待ってたよ!」 私も待ってたんすよ。にいさん!
男には女がどうして必要か みなさんよくご存知~♪
きゅきゅっと靴底を鳴らしてターンするとか、腰をくねくねさせるとか、観客の女性をひざに乗っけるとか、見納めだ。
あーあー、いい衣装だ。真っ赤で、ダーツがいっぱいのコート!
「音楽が愛を育むなら続けてくれ!」と、スペインの音楽をリクエスト。輪になって娼婦たちが踊り始め、マクヒースは真ん中です。とっても楽しそう。
ミセス・スラムキンのターン!ターン!の情熱の踊りに目を奪われつつも、やっぱりウッチーの素敵なダンスにやはり集中。
ここの踊り、かわいいです。コートの裾をひらひらさせながら、サイドにステップ・ステップ!
・・・ベティちゃんが娼婦で出るなら、アタシも出る! 一緒に踊りたいよう
奥のカウチではハリボテ胸の水野ミセス・コークサー(マクヒースからは両ちくび攻撃された)と宮モリーが、仲良く話をしてたんですねぇ カラっとしててこの二人は相性いいかも。
マ、ダァ~ム!のおしゃべりも高笑いもホント楽しい。
とくに山崎ちかさんは、他の場面でもきわどい動きをしてたり、衣装も露出高い系だけど、ここの娼婦たちは、みんなお色気より気合勝負って感じ。したたかな女たち。
しなしなっていう女らしさって、ポリーは元気だし・・・ ルーシーが逃がしてあげるとこが1番か弱い面だったのかも。
それにしても。
マクヒース! 鼻の下伸びすぎ!
□最後の晴れ姿~♪
ハメられてピーチャムに連れて行かれるマクヒース。でれでれに伸びきってたのに、一瞬で顔がきりっと。
笑え見事なこの姿・・・死刑台からぁ~ 笑い返そう! アハハハハ!♪
一大事なのに、この顔の変わりように、いつもびっくりです。あんなにピンク一色な舞台が、笛の音でどこかへ消えて、追いはぎの哀愁が。
ピーチャムを見て、そういやこの人追われたんだっけ、と思い出すんですよ・・・。
2006/02/01
『ベガーズ・オペラ』千秋楽 2
休憩時間は・・・
私のいた2階には、水野ネッドと川本ジェミーがまずやってきて、それから小此木さん、村井さんも。水野さんの超音波声も披露してくれました!
川本さんから、
「今日が最後だからってマクヒースばっかり見ないで下さい! 僕も出てますから!」
1階では、モリクミ詣で開催中。「来た来たぁ~」ってモリクミさんが言ってる・・・。
あ、原田くんが紙袋をもらってる~
おお、高嶋さんは(たぶん)手作りのお菓子だ。橋本トムも紙袋とか100万円の札束(お菓子のパッケージが束風)かかえてます。
そうそう、2階では村井さんにバナナ1本をプレゼントしていた方も。なかなか大胆な・・・ サル山・・・
□2幕オーバチュア
あ・・・今日は、ちゃんと舞台でスタンバイできてたのってほんの数人だけ!
六九さんはサービス満点な大コケを舞台中央でバタっとやらかしてくれました。戻って来てないので、全然スタート出来ません。
やめやめ!と割って入るトムだって、両手にいっぱいもらってるし。
「恵んでもらいすぎ!」だって。モリクミさんのところには「ソース」も入ってたみたいデス。
六九マットは、今日は「茨城から来たのって人がいて、遠くからね・・・」と言い訳。そこへ「札幌から」「熊本から」って人がいたよ、と一座から反論が起こるのでした。
いや、いまは18世紀のイギリスだから!!オペラなんだから!(by作家トム)
そのトム、「照明の大野さんfrom群馬~客電オフ!」 といった途端、ほどこし物を落っことしました。まわりが持ってあげようか?と手を出しかけたら、自分でがーっと。「取られるの嫌だ」だそうです。ぷぷ。
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