2004/06/30

司書は竹とりに行った

蒸し暑いなか、七夕用の竹を区内の公園まで取りに行きました。
6メートルくらいの竹2本を、自転車2台に前後に渡して手押し。笹の葉部分がハンドル周りにくくりつけられていて、私の腕に細かい傷をつけるのでかゆい~ 通行人、運転手にすみませーんと言いながら30分。図書館まで押して歩きました・・・汗だくです。着替えが無いことをこんなに後悔したことはありません。明日、館内に飾り付けします。

ところで札幌の七夕は8月7日、竹が生えないので(これを言うとかなり驚かれます・・・私は竹藪ってものを京都で初めて見たときは感激した)、家庭や学校で七夕飾りを作ったという記憶がありません。こちらにきてから本を見て何とか作っているという感じ。これは札幌で育った人くらいしか歌えないようだけど、ハロウィンのように「ろうそくだーせー♪ 」と提灯片手に子どもたちが各家をまわる行事も。楽しいんですよ。ろうそくよりも、お菓子もらうんですけどね。ふだん遊ばない子と一緒にまわったりして良い思い出です。

2004/06/27

CANADA-9 [al dente.please!]

May 30 2004

ひと眠りして、体力回復。Bloor st.の大型書店でしばらくうろうろ。なかなか良いなぁという文房具が無いのが残念です。オットは地図を買っていました。

Osgoode stn,降りシネコンやCity TVのある方面へ。今晩は美味しいものを食べるのです。ガイドブックに載っていた店に向かいますが、隣の店も雰囲気が良さそうでした(今回は最初に決めた方へ)。Chaptersの東向かいの店です。オススメ。

サービスを担当する女性も明るくてよいし、料理もワインもとっても美味しかった。エスカルゴとホタテが特に美味と思います。北海道育ちですが、きっと美味しいホタテは築地に行くに違いない。これはとっても新鮮でくさみもなく、エビみたいな食感。今まで食べたホタテのなかで一番でした。そしてどこで食べても美味しいのがパン。さすが小麦生産大国、香ばしい小麦の香りがして、しっかり噛み応えがあるけど固いわけでなく。ワインは本日おすすめの赤をオーダー、これがまた美味しいくて。フルーティー、でも渋みもあり。

それなのにパスタは何故?の茹で過ぎ。スパゲティを口に入れたあと、妙な顔で見つめあうオットと私。ソースは美味しくて、大満足なのに。なぜ~ 持ってきてくれたのはジャストタイミング!という感じだったので、これが基本・・・なんでしょうね。リトル・イタリーの皆さんはal denteを指導しないのでしょうか。あんなに美味しいソースがあるのに勿体無い。

茹で過ぎ以外は、とっても満足してホテルへ帰りました。明日はWaterlooへ向かいます。

CANADA-8 [Toronto Harbour]

May 30 2004

今日も快晴、オットとオンタリオ湖の水際まで行くことにしました。路面電車(street car)に乗り、終点で降りればいいねと調子よく景色を眺めていたら、電車がどんどん終点と思った地点よりも先に進んでいきました。こりゃマズイと慌てて降車。湖沿いに歩けるので気持ちは良かったけど、意外と遠くに運ばれてしまいました。歩いていくと、ゴミの浮く湖面にカモの親子がいたので、パンを投げてみます。するとハハガモはコガモを置いきぼりにして、パンに突進してきました。慌ててハハを追うコガモ、パンちょうだいと夢中のハハガモ。

途中、水上消防船?湖水に面した消防署の横に、真っ赤な船が停泊しててカッコ良かったです。消防士もひまらしく観光客に見学させてました。我々にも語学力があったら色々見せてもらいたかったです。

確かHarbour Squareという名の観光客向け施設だったと思うのですが、入っている店のセンスが良かったです。開店したばかりの調理器具を扱う店で赤いスパチュラ購入。数日前にはへら部分2センチのかわいいスパチュラをウイリアム・ソノマで買ったばかりというのに。・・・今回のは一体型で素敵だったんですよ。
オットも好みな店が多かったので、いろいろ見て歩きました。イヌイットのデザインのマグカップは、ほのぼのした絵で気に入っったものの、家にあるたくさんのマグカップを思い出して我慢しました。あとは動物の足型がいろいろプリントしてあるTシャツが良かったけれど、これは希望サイズが売り切れでした。

ぼーっと湖を眺めながら、昼食。目の前をボートに乗ったおじいさん二人が漂っていて、トロント市民が羨ましかったです。

昼食後は、オットの希望でLittle Italyへ。
これが大きな間違いでした。ガイドブックにも載っている派手な激安の店に入ったものの、笑えるようなヘンなもの、もないし良い品が安くというのでもなかったです。安そうなものが安くという感じです。夜食用にカップヌードルを買って来たのですが・・・後日開けようとしたオットがうわぁと悲鳴を。なんと虫が入り込んでいて子孫を増やしてたらしいです。見なくて良かったです、ほんと。ここで買うのは食べ物以外のほうが良さそうですね。

で、目的のイタリア人街へ向かうのですが、私たちがイメージしていた(以前行ったN.Yのリトルイタリー。素敵な店がたくさん)感じではなく、イタリア人が普通に多く暮らしている町、というものでした。うーん。隣にあったコリアン街のほうが活気がありそう。落胆するオットと私、けっこう歩いて疲れたし宿に戻ることにしたのですが、ちょうど良い交通機関がなくてまた歩く羽目に。つ、疲れた。

やっとのことで地下鉄駅に辿り着き、ホテルへ。しばし休憩です。

2004/06/22

CANADA-7 [Icewine]

May 29 2004

NiagaraはIcewineの産地でも有名(今回初めて知った)、という訳でワイナリーにも行ってみました。川沿いに下り、森の中を抜ける気持ちの良い道をしばらく行くと、ワイナリーの表示が出てきます。まずは手作りジャムなどを売っている店で買い物、そこでInniskillinというワイナリーがオススメと教えてもらったので、さらに奥へ進みました(その後調べたらここは日本のガイドブックでも紹介されているワイナリーでした)。
IMG_0116.jpg
広々としたブドウ畑のなかにワイナリーが建っています。販売所もあったので入ってみると、閉店まであと30分もないとのこと。ゆっくり試飲してみたかった・・・。本格的なIcewineとなると非常に甘くて$50以上。我が家分にはもっとお手軽価格のものを購入です。時間があればワインが作られる過程など、見学したかったです。道の途中には川を眺めながらピクニックをしている家族もいました。買ったワインをこの場で飲みたいよう、という欲求を抑えてTorontoへ再び戻ったのでした。

ところで、今回は国際運転免許証も取得して私もオットも運転するつもりだったのです。が、意外なことにカナダで借りるレンタカーは高かった。オットたちの出張先の会社の計らいで、安く手配してもらったものの、登録者以外が運転するとこれまた高くなってしまうのでした。そういう訳で、ずーっとKensho父(風邪を引きつつ)が運転してくれたのです。私とオットをTorontoに置いて、さらにKensho一家はWaterlooへ。ありがとうございました!

この日はMetropolitan Hotelに宿泊。昨日までのDays Innの倍の価格です。高いといってもシェラトンなどに比べると半額以下でした。やや繁華街と離れているものの市庁舎の裏ですし、歩ける範囲で困ることはありません。
高層階をリクエストしたら16階でした。夕暮れの街がきれいに見えます。ベッドサイドにはToronto交響楽団の未開封CDが。プレゼントってこと? 早速CDプレイヤーに入れました、知られた曲をピックアップしたもので非売品とのこと。うふ、素敵。それから高速ネット回線もあったので、当日セルゲイ通信にも投稿です。

ここでアクシデント。朝預けておいた私の荷物、チェックインの時に引換札を渡したので、てっきり部屋まで運んでくれるのねと思って待っていたのですが、来ない・・・。フロントの人は用済みの札だと思ったのかも?と電話してみると別のスタッフが対応してくれ、茶色で小さいバッグ~という説明をしたら大急ぎで持ってきてくれました。確認しなかった私が悪かったのですが、すぐ持ってきてくれて良かった良かった。
適当に出来合いのものを買って、部屋で夕食。観光したなぁという気分で就寝となりました。

CANADA-6 [Niagara Falls]

May 29 2004

Waterlooに出張しているkensho一家とオットと、今夜の宿であるMetoropolitan Hotelロビーで待合せ。ところがしばらく待っても来ない。うかつに動けないので絵葉書を書くなどしつつ待っていると、フロントの女性に「電話よ」と言われました。名前も確認されぬまま電話に出ると「道に迷ったので遅れる」とオットでした。それじゃ、ということで持ってきた一泊分の荷物をベルの人に預けて近所散歩に出かけました。意外と穴場的な草原迷路や教会を見つけて1時間くらいで戻ると、今度はオットがロービーてお待ちかね。互いに待たせてしまったけれど、いよいよNiagaraに出発!

何もない(ガードレールもない)高速道路をがんがん飛ばして、2時間強。最初は知らない人だなぁという顔をしていた2歳のちびっこKenshoとも、大分仲良くなれたころに着きました。まずは腹ごしらえ、ベジタブルバーガーなのに肉ばっかりバーガーとか、食べきれないパスタとかを食べ、いざいざ。

滝までの道はホラーハウス・レストランやゲームセンター、アトラクションコーナーなど遊園地のよう。やがて道の向こうに見えるアメリカ滝を見た時、アトラクションのひとつのようで、期待していたような「うおおお」という気持ちの高ぶりはありませんでした・・・しくしく。でもこれは小さい方の滝。カナダ滝はきっとわくわくするに違いない。
Maid of the Mist(霧の乙女号 $13)の列に並びました。20分ほどで乗船です。アメリカ滝とカナダ滝の両方から船が交互に出ていますが、私たちはカナダ側からの観光となります。青いビニールカッパを着ると・・・おお、やっとわくわくして来ました!
まずはアメリカ滝の横を通ります、滝の横に小さく見えるのは人? 対照物があると非常に大きいことが分かりました。巨大な岩に水が落ちて砕けるところは近くに寄ると、とても迫力があります。あそこにいる人たちはびしょぬれでしょう。カモメがたくさん飛んでいるのは、落ちて気絶した魚でも狙っているのでしょうか。
 img_0102_niagara.jpg
さらに船は辛そうなエンジン音をたてながら、カナダ滝へ向かって進んでいきました。徐々に水けむり(シャワー?)が多くなって、青空が見えなくなってきます。ウオンウオンと奮闘するエンジン、もう進めないというくらい前進した場所は、太陽は見えず、白く泡立つ水面は「冬の日本海」か。私たちは子どももいるので大人しく屋根のある1層目に乗ったのですが、2階からは叫び声が・・・びしゃびしゃ? そして私たちもいつのまにか、うわぁ~っとはしゃいでいたのでした。進めば進むほど、何も見えなくなる(目も開けづらい)という矛盾した観光船を楽しみ、Kensho一家としばしお別れ。それぞれのペースで観光です。

私とオットは、「川が滝になる場所も見たい」と川に沿って整備された道路を上流へ進みました。たくさんの観光客が歩いていて、カナダじゃないみたい。英語以外で話す人の方が多い感じです。写真を撮るのも大変(ひとり旅らしき女の子にシャッター押してと頼まれました。ちゃんと映ってたかしら)。
STC_0110.jpg
森を抜けて、この滝を見たならば・・・と想像したくなるような、観光地化された場所でした。わがままなもので旅が楽になるのは歓迎なのに、秘境がなくなるのは悔しいとは。

CANADA-5 [CHINA TOWN]

May 28 2004

風が冷たい。最高気温は15度行くかな? 10時ころホテルを出て適当に歩きながらChina town方面へ。

スーパーには日本向け輸出と思しきお菓子などもあって、ここは横浜中華街?と笑ってしまいました。さくらんぼがキロ300円くらい。買いたいけど、朝イチでこんなにたくさん買うわけにもいかず、試食だけ(美味しかった)。さらに歩くとKensington Market界隈のようです。古着屋が並ぶことで有名だそうですが、私に合いそうなものはありませんでした。大きすぎで。
そのかわりナチュラルフード・グッズを扱う店が幾つかありました。普段から石けん派なので嬉しくなって真剣に商品選びです。Emu OilやTea Tree入りの石けん、昨年の何とかコンテストで一位になった歯磨き粉、ラヴェンダーのシャンプーとコンディショナー(これはとっても良かった。日本では販売してないようで残念)、ナッツバーを購入。重くなってしまった・・・

その後、住宅街のなかの雑貨店やら公園をうろうろして、また中心部方面を歩きました。Toronto Unv.の雰囲気ある建物を眺めながらQueen's Parkへ。それにしても寒くてハナミズが垂れそうです。荷物が重いので、ホテルへ置きに戻ってランチ。

休憩してから、Queen's Parkにあるオンタリオ州議事堂へ。14:30に着いて外観を見ていたら警官が15:00から職員による無料ツアーがあると教えてくれました。そこでしばらくベンチに座って待っていたら、ツアーの大型バスが乗次々に乗り付けて、5分程度写真を撮ったりしてまた去っていきました。添乗員つきツアーは苦手。自分のペースで立ち止まれませんから。
IMG_0071.jpg
そして15:00 小柄でチャーミングな女性職員が、集まった豪州・英国・韓国・日本からのの観光客を案内してくれました。英語圏以外の私などにも分かりやすいように、ゆっくりハッキリと話してくれます。

議会の仕組みは英国にならっており、党首討論も行うそうです。議事堂では州内で選ばれた学生たちが、実際の議会開催時に議事録などを議員に配るボランティアをし、それは非常に名誉あることだとか。壁に嵌っているかわいげのないレリーフは、ビクトリア女王を模した顔(と言われている)とか、The Mace(職杖)の由来やアメリカから返還されたいきさつ、英国領から、英連邦になった当時のことなど、とても楽しく聞きました。

無料ツアーでこれだけ楽しませてくれるとは、素晴らしいです。もしも観光で行かれたら、ここはオススメ。公園もリスがぴょんぴょん飛び跳ねていて、なごみます。

CANADA-4 [MAMMA MIA !]

May 27 2004 MAMMA MIA ! ※音が出ます注意

日本からネットでチケットを購入済み(窓口に取りに行くつもりだったが日本までの郵送扱いになっていた。枝番を書かなかったのに届けてくれた郵便局の方、本当に感謝してます!)。ちなみに一番高いカテゴリで選んだチケットは$84.00(\7730位)で、予約時に席が指定できます。

20:00開演、10分まえに到着。劇場はThe Royal Alexandra Theaterで、1階席の他は、左右のボックス席とせりあがった2階席が囲んでいます。そして赤と金の装飾が華やかな雰囲気を演出。オトナの世界です。舞台下には当たり前のようにオーケストラが待機。さらにまわりはオシャレした素敵な人々が座っていました。舞台真正面・7列目ということもあり、ひらひらスカートとヒールを選んでおいて良かったです。

 舞台はエーゲ海に浮かぶ小島。シングルマザーのドナと二人で暮らす20歳のソフィには夢があります。それは純白の結婚式を挙げて、幸せな生活をおくること。でもそのためには、ひとつしなければならないことがあるんです。父親をみつけて、バージンロードをエスコートしてもらわなきゃ!母の昔の日記をこっそり持ち出して読んでみると、なんと父親の可能性があるのはサム、ビル、ハリーという3人。ソフィは母にはナイショで彼らに結婚式の招待状を送ります。来てくれるように願いをこめて・・・。 劇団四季 マンマミーア!より


ソフィーの結婚式前夜と当日の出来事を、母子の長年の思い、未だ見ぬ父親への思いをからめて、ABBAのヒット曲にのって明るく元気に進行していきます。家族モノとか動物モノに滅法弱い私、うるうるしながら観ました。ふと気づくと周囲のマダムたちも泣いているようです。
それにしても、自分の父親の可能性があるのは3人とか、ドナの友人の熟女に言い寄る青年とか、このままのセリフで劇団四季も上演しているのでしょうか? いやらしくならない、からりとした男女の恋愛を表現するのはまだ難しいかなぁと感じます。腰がクイクイ(笑)する表現とかは・・・? 観た方がいたら聞いてみたい。

ABBAの曲を選んだところで、もうかなり観客の心をわしづかみしているような気がします。曲は歌えるくらい知っているし、知らなくてもすぐ分かる歌詞。しかも世界共通の親子と男女の関係で、観終わった後に暗くなることもないハッピーエンドのお話です。生身の人が表現するチカラってとても強いですね。オトナの女性もすごいのよっ と憧れてしまいます。笑って泣いて、元気をもらい幸せな気分にもなれたミュージカルでした。

2004/06/21

CANADA-3 [CN TOWER]

May 27 2004 CN TOWER

中世の城のあと、天気が良いので夕方にCN TOWERに行くことにしました。

まずは腹ごしらえです。ブランドショップが並ぶ繁華街も見つつランチしようと思い、Bloor st へ。Royal Ontario Museum(ROM)との交差点角に古めかしい教会がありました。前にはホットドッッグワゴン。ボーリッシュソーセージを挟んでもらい、教会脇のベンチでお昼です。直火でごうごうと焼いていて美味しい。
人懐こい小鳥が ちょうだいな、と鳴くのでパンをちぎって投げてみと、一口ごとに近づきます。無くなると「チチチ」と木の上から催促。かわいい~っ 最後は50センチくらいのところまでやってきました。

ブランドショップには興味ないので素通りし、大型書店(Chapters)へ。児童&ティーン向けのコーナーが広くてかなりじっくり見ました。大好きなDWJの未翻訳本や観光用の地図などを購入。朗読されたものでCDがあれば欲しいと思い、スタッフに聞いてみたところ私の希望するものはカセットテープしかありませんでした。残念。
あとは「yu-yu(幽遊白書)」「One Piece」「DRAGON BALL」などなど、日本のコミックがかなり翻訳されていました。日本のアニメ・コミックの分野は本当に抜きんでているという感じです。TVでもドラゴン・ボールは放送されていました。
少し周辺をぶらぶらしたあと、ホテルへ戻ってひと休み。

市内を歩いていてもたいてい目に入るので、方向が分かり便利なタワーへ。エレベータ&展望部分の観覧はビックリ価格の$20.32(税込)。いくらパラシュート降下と同じスピードで昇降するんだよ、と自慢されても 高いなぁ

周りに比べるものがあまりないせいで、そんなに高く見えませんが553.33メートル「世界一高い単立構造建築物」(東京タワーは333メートル)です。晴れているとナイアガラまで見えると言われたのですが、雲が出てしまってそれほど遠くまで見通せませんでした。でもまるで海のような湖を高いところから見るのは気持ちが良かったです。
IMG_0052.jpg
これは展望台の一階下にあるGlass floorで真下を覗いたところ。Teat your NERVE!(勇気試し)と書かれていますが、私は勇気なしなので片足でご勘弁。10メートルくらいの部分が真下が見える構造になっていて、勇気凛々の皆さんは寝転がったり飛び跳ねたりしてました。見てるだけで凍りつきましたよ。

午前中ならもっと晴れて見渡せたかなぁと思いながら、安心の1階へ。お土産コーナーをひとまわりしてから、絵葉書を買いました。旅先から絵葉書を送るのが趣味なのです。
外に出ると、雲行きが怪しくなってきました。天気予報では雨。ユニオン駅をちらっと見て、ぶらぶらしつつ夜のお出かけに備えてホテルに戻りました。

2004/06/18

CANADA-2 [CASA LOMA]

May 27 2004 CASA LOMA

IMG_0037.jpg
ぼうっとしつつ、快晴の天気に喜び出発。地下鉄は分かりやすいが、切符代わりのtokenが小さすぎて「おつり」なのかと思ってしまい、しばらく「tokenはどこ・・・?」と考え込んでしまいました(直径1センチ程度でおもちゃみたい)。

Depon stn.で降車。やや高級そうな住宅の並ぶ、普通の住宅地です。さて、目指すものはどちらに。太陽の位置をみて北へ向かうと、CASA LOMAの表示発見。その名の通り<丘の家>は、公園の階段を登り緑の中を進むと、左手に姿をあらわしました。
ここはエジソンの時代、電気(ナイアガラの水力発電)・鉄道・鉱山・保険・土地・・・幅広い事業を手がけたSir Henry M.Pellatt(1859-1939)が建てた中世の城(風)住宅。未完成ながら住みはじめてから10年後、事業失敗などで資産は人手に渡り、現在はToronto市が所有し公開しています。

��12の入場料を払い、日本語のオーディオ・ツアーの機械を借りました。外観は中世風だけれども、内部は明るい雰囲気です。彼が敬愛する英国女王にちなんだWindsor Roomや、ウエッジウッド・ブルーで統一された夫人の居室、天井のステンドグラスがきれいな温室、本は読まなかったらしいけど、立派な図書室などなど。

当時最先端だった<電話>が各部屋を繋いでいたり(市内にある回線より城内回線の方が多いと言われた程とか)、3段階の高さにある6つのシャワーからお湯が出る(全身まんべんなくかかる)シャワーなど、あたらしもの好きな面もうかがえるます。気になったのが、ベッドの大きさ。153センチの私でぎりぎりじゃない?という大きさに見えます。他の観光客も「小さい」と言っていたので、間違いではなさそう。幅も狭いし、足も伸ばせなかったのではないかな。それともご夫婦とも小柄だったのかしら? いやいや遺品のドレスはそんなことなかったのです。不思議です。

また、Sir Henryの書斎には秘密階段があって、2階と、地階のワインセラーへ通じています。夜中にこっそりワインを飲むことも出来るのか。いいなぁ それから、2階居室の窓を開けると吹き抜けのメインホールが見渡せ、来客がすぐわかるようになっています。広いけれども抜け道があって意外とコンパクトに動けるのかも。
夫人はガール・スカウトの前身、ガール・ガイドの創始者だそう。当時所属していた女の子の手紙があって、楽しそうな様子が伝わります。馬に乗ったりと活動的なので親が心配しているが、Lady Pellatの主催なので大目に見てくれている、とか。

狭い螺旋階段を登ってタワー最上部まで登ると、Toronto市内が一望。空はくっきりした青、気温はあがって来ているけれども、オンタリオ湖から吹く風が冷たいのでジャケットは脱がなくても良いくらいでした。緑が多い街だというのも良く分かります。
こんなに青い空を見たのは久しぶりだわ、と育った札幌を思い出していました。碁盤の目状の道路、ひんやり冷たい空気と明るい緑(東京の植物の方が色が濃いと思うのですが)、それにライラックの匂い。すっかり幸せ気分になって城から出たのでした。

CASA LOMAの隣にも、何やら素敵な住宅があります。OPENとあるので、裏庭から入ってお散歩しました。ここも古い邸宅を公開しているようなのですが、ぐるぐる回ってもメイン・エントランスに行けず・・・ 外観だけ楽しませてもらいました。

CANADA-1 [Narita to Toronto]

May 26 2004

Air Canada 成田発19:00、トロント直行便は定刻より15分ほど早く滑走路へ。

オットがカナダに出張するのに便乗し、私は彼らより4日後の出発。9日間のToronto-Waterloo旅行を組みました。テロ警戒で厳しいアメリカ経由を避け、やや割高の直行便にしたものの、手数料コミで¥80.000程。Torontoは夏の観光シーズン入口で、宿泊費は高くなり始めた時期、私が泊まったのはシングル¥7.000程。それでもツアーで行くよりもずっと安いです。ANAとの共同運航便のため、ツアーでナイアガラ観光などをするおばさまたちと乗り合わせました。トイレ待ちのときに日程のことなどを話したら、代金20万とか38万という方々。お互いに、へぇぇと言い合ってしまいました。

今回はひとりで移動することもあって、ホテルや空港-市内の移動、ミュージカルチケットをネット予約。10年前に初めて海外に行った時はこんなに便利じゃなかったなぁと感慨深いです。代理店経由でなくても楽に旅行が楽しめるようになったと実感。ネット時代の良い側面です。

��時間少々で時差9時間のToronto着、サマータイムのせいもあり夕方の雰囲気すらありません。見た目は3時くらい? まだ気温は15度くらいだそうで肌寒いです。市内までは予約していたAirport Express(バス)で向かいました。ガンガン高速を走るとにょっきり背の高いCN Towerが見えました。空港周辺の景色はまるで北海道のようで、実は旅の実感がなかったのですが、一挙にわくわくした気分に。中心部に入ると映画撮影で使われるのが分かるな、という、クールな高層ビル群が林立しています。

宿泊するDays Innまでは、最寄の降車地よりハードケースをがらがら押して5分。ほぼ東急イン。
私の部屋はリスが走りまわる中庭のある6階でした一休みしてから、時計を見ると8時近くなっていたので、途中で見かけた小さなスーパーへ。明日の朝用のベーグルやヨーグルト、今晩用にサンドイッチなど購入。

出国した時間とほぼ同じ時間に到着していて、外は明るいし眠気は感じません。とりあえず12時過ぎにベッドに入ったものの、すでに時差ぼけなのか2時、4時と目が覚めつつの就寝となりました。

2004/06/15

海猿ウミザル

海猿ウミザル 監督/羽住英一郎 120分 フジTV他 2004

☆☆☆☆

以下の理由により☆4つつけました。
伊藤英明主演、日に焼けた男14名(裸つき)、制服、おじさんたちも素敵。これらがスキな方にはお勧めします。

主題歌JOURNEYのOpen Arms 聴くだけで感動モードにスイッチ・オン。熱いものがこみ上げて!と思ってたんです。たとえストーリーがよくある青春成長物語だとしても、友情やら絆ってものにもっと真正面にぶつかってほしかった。ある程度悩んで、周りの人の助けがあったら、それでスイスイっと乗り越えちゃったように見えたのです。海猿=海上保安庁の潜水士たちは、そもそも気持ちも相当にタフだったということなのね? 

見終わって「海上保安庁」に対する尊敬の気持ちは湧くのだけれど、スッキリ爽快になれない。もやもやが残る。素材は良いのに勿体無いなぁ すぐ分かり合っちゃうんだもん、優しすぎる気がしてしまいました。人物たちの葛藤や苦悩は私たちが想像で補うべきなのか。違うはず。それから2時間で訓練生の成長を描くなら、女は要らないのよね。邪魔。後半は教官役のおじさま・藤竜也の気持ちのほうに、ついつい共感する始末。もっと主人公の気持ちに共感しながら見たかったよう。

私はほぼカナヅチで、ゆえに海は恐怖の対象です。2分半の息止めとか、40メートル潜水とか、急浮上すると肺が破裂する話とか。観てるこちらまで一緒に息を止めてしまい、苦しくなりました。

とまぁもどかしくもあるのだけれど。伊藤英明の笑顔は眩しい~ 本人もマスターダイバーだそうです。「白い巨塔」の彼を見ててぐっと表現力がついたと感じていたのが、今回は発揮されていました。体力系もいけるなんて素敵、それに声が良い。次は嫌な男の役とかしてみて欲しい。下品にならないのが良いところかと思います。花王サクセスの踊りを見たときは・・・どう反応して良いのやら居間で赤面してましたが、このままシワも似合う男になっていくと期待。

既に「海猿2」続編決定らしく、特報が最後に流れました。見に行く方はご注意。Next stage・・・訓練より現場の方が危険も多くて思うようにならないことが多い。続編の方がうまくストーリーも構成できるかもしれないですね。

DVD出たら欲しいなと思いつつ。期待していた分、いろいろ気になった映画でした。

2004/06/10

LA BETTOLA bis

職場で大ボケ2連発を出してがっくり。でもいいの、今日は美人とディナー。



2度目の LA BETTOLA bis(銀座1-27)。お腹いっぱい、幸せ。それにしても全体的に塩が効いているなぁ・・・私はもうちょっと控えめがスキかも。塩辛い料理もあったので。



彼女とは大学時代からのおつきあい。私も彼女から遅れて都内在住となったので、たまにゴハン食べたりしています。山の緑よりも街の灯りの方が落ち着くねと頷きあったり、職場の新人さんをどう鍛えるか相談したり(あ、愚痴?)、「キャシャーン」は母界だったとため息ついたりしました。



それからゼミ仲間でもあるので、愛する恩師に久々にお会いしたい!といつものように盛り上がりました。先生にカンフル注射してもらいたいです。そしてノートに共同幻想とか書きなぐりたいわ。すっかり諦観モードなオトナになりつつあるんだもの。



そうそう今シーズン、初。蚊に両くるぶしを刺されました。かゆい。



2004/06/05

時差ぼけぼけ

無事カナダから戻りましたが、やっと馴れたと思ったころ再び戻った感じです。何とか寝ても夜中の2時過ぎに一度起き、さらに夕方には強い眠気が襲ってきます。フラフラ。スーツケースも朝から開いたくせに、さっきようやく片付け終わりました。

明日はともかく仕事。机上には書類の山か・・・ あうー。時差ぼけと闘いつつ励みます。

2004/06/01

Waterloo

トロントからグレイハウンドに2時間乗り、Waterlooという町に来ました。10度・・・雨。とても寒いです。

泊まるのはロマンチックなインテリアのB&B。Hodaさんという女性がホストです。どうやら帰国の日までもずっと雨のようなので、地方都市をのんびり散歩しようかと思っています。

外で食べた今日の夕食も美味しかったです。シーフードはかなり質が良いですね。帰り道に寄ったスーパーではお菓子など買いました。

そうそう、お洒落な文房具屋になかなかめぐり合えません。カナダ人は文房具への愛が少ないのでしょうか?