2008/12/31

さよなら2008!

Cow風邪に見舞われた年越しとなってしまいましたが、小さな掃除をちょこっとしました。気持ちだけね。



それから、金魚ですが元気になりました。
塩水浴したら2時間後には寄生虫が離れてくれて、あっという間にピチピチに。
(濃度0.5%の塩水です)



2008年はー。



まずは2年前に札幌に戻ってきて、直後は体調を崩したりで大変でした(遠い目・・・)。ふふ、無理はしないんだー。
で、今年はその反動なのか、とても安定感にあふれた、変化のない感じの1年でした。つまらなかった訳じゃないけど、自分から新しいことはしなかったです。充電だったかな?



新しい年を前に来年はちょっと動こうかなという気分になっています。その一歩が大事ってことで。



それから、大学時代の恩師、青木正次先生(元藤女子大学)が亡くなりました。個人的なことですが・・・。
そもそもの、考え方、考えるときのあり方、という点からして、私に大きな影響を与えた方でした。今でも 「それって何だよ?」という声が耳に残っています。この私を作っているものの大きな部分は、先生と先生の講義と、大学生活で培われたと思います。感謝しかありません。
常に先生のことは心にありながら、そのうち会いたいだなんてぼんやり思っていたら、先にいってしまったのでした。



会いたいと思ったら、その日のうちに連絡を取ろう!
生きているのってすごいことです。そしてそんな誰かと時間を共有できているのは貴重なことですね。シアワセなことだと思います。



☆☆笑門来福☆☆



2008/12/30

2008年観劇総括

今年の傾向をここでまとめてみましょう。



1、2月なし。
3月
『ベガーズ・オペラ』26日(夜)、27日(昼)、28日(昼)
4月
『レベッカ』15日マチソワ、16日(夜)、17日(昼)
5月なし。
6月
『レベッカ』27日(昼)、28日(昼)
7、8月なし。
9月
『Les Miserables』
@London
『Chicago』
@London
10月
『ミス・サイゴン』9日(夜)
『55Steps』10日(夜)
 11日(土)はスタパでフィーバーでした・・・飛行機乗り遅れ事件発生。
11月
『ジーザス・クライスト=スーパースター』6日(夜)@札幌
『エリザベート』11日(昼)、12日(昼)
12月
『ラ・カージュ・オ・フォール』11日(夜)
『エリザベート』9日(昼)、10日(昼)、11日(昼)、13日(昼)



観劇せず、つまり上京しなかったも6ヶ月。半分でした。



08年は最高に高い飛行機代、最高に高いポンドの時期にロンドンに飛んでったので、お財布が軽くなりましたけど、観劇にはけっこう地味目な出費だったような



バリエーションに乏しい観劇となりました。さみしいのう。
大きな要因は、私が観劇のスケジュール管理しなかったからなんですよねぇ~反省です。



何はともあれ、祐一郎にj確実に会わねばと思い、初日・千秋楽といった人気のある日程を外しました。そのお陰か、座席はどの公演でもわりに良かったですね。



でも、来年はもうちょっとうまく予定を組みたいところです。



今年は祐一郎さんの『篤姫』ご出演で、会えない期間も何とか元気に過ごせました。



祐一郎さん中心に私の予定は動いている・・・。ソワレを見てから飛行機に乗れるなら、選択肢も広がるんだけどな! 昔は深夜便ってあったのにー。



4月に『回転木馬』『ダウンタウン・フォーリーズ』で行けたらいいなぁと思ってますが、まだ予定が立てられませぬ。4月って動きにくいのよん。





2008/12/29

回復かも・・・?

Dscn1152miniいやいやー、咳のしすぎで食べたご馳走が出てしまうかと思ったわ。



土曜日、楽しくおしゃべりしすぎて日曜日は24時間寝てました。ヘンな嫌な夢とか見ちゃったよ・・・。



これ以上寝てるのも飽きたし、24時間寝が効いたような気がしたので、今日は洗濯して年賀状印刷しました! やっと! もう元日には届かないですね。



ひどい咳なので、噂の肺結核かとも疑ってしまったけど、何となく咳込む回数が減ってきたのでこのまま年越しへ突入です。



もう何もしないんだー。掃除も雪解けしてからだし。



↑目の保養に。
秋に行ったロンドン郊外にあるキュー・ガーデンにて。



2008/12/27

クリスマス&忘年会

クリスマス&忘年会クリスマス&忘年会

相変わらず咳が残って腹筋もイタイ。ゲホゲホ。
今年の例会はいつもより遅い今日でしたぁ
ケーキはピスタチオ、グリオットチェリー(訂正ズミ)ベリー、ホワイトチョコレートの3つのムース! 酸味とやさしい甘さのハーモニー♪



2008/12/25

祐一郎@近衛文麿

昨日の放送、なかなか面白いドラマでした。『あの戦争は何だったのか』



自然(ゴルフ場だけど)と祐一郎、というあまり見慣れない景色に、目がきらきらしちゃいました。
あのスイングはご本人ですよね・・・?まだ再確認してないんですけど、なんて華麗なスイング!



ちょびひげがキュートな祐一郎さーん、頬もむっちりに見えるわ! お腹は何か詰めたのかなぁ?本物っすか?(詰め物だと言ってほしい)



今ごろムービーメーカーで映像編集できるんだと気づいたので、お正月は祐一郎ばっかりDVDとか作りたい。あーっ、篤姫の映像もこうやっておけば良かったのね、真面目に45分ずつ録画してたよー。 



それから、エリザの楽日の様子も教えていただき感謝感激しています。ありがとうございまーす。元気いっぱいでのりのりだったそうですね。
初観劇のイトコからも、大きいんだねーという可愛いメールをもらいました。そうなの、大きいんですよう~うふふふ。



2008/12/23

明日は昼夜レポをじっと待つのみ

峠は越えたけど、気管支が炎症起こしてるようで。
仕事中もげほげほするわ、飲み物取りに走るわでした・・・これ以上悪くはならないと思うので、いまは辛抱。



さてさてー、いやー、エリザ@帝劇ももう前楽&千秋楽を迎えてしまうんですね。



観劇がからむと、1ヶ月なんてあっという間で目が回りそう。おっと首も回らなくなりかける。



明日は、昼も、夜も、お友達が私の分もきっと楽しんでくれるでしょう。
躍動感あふれる閣下とか、ますます演技に奥行きが出てそうな殿下とか、愛と苦悩でいっぱいに違いない陛下とか、それから涼風シシィを作り上げつつある、もうひとりの殿下とか。



仕事しながらご報告、じいっと待つつもりです~



行ってらっしゃい!





2008/12/22

引き続きダウンダウン

私もオットも同じく風邪(咳込みます)
そして元気がないわ・・・と思っていたら金魚までもが病気に! いやーん。



これから塩水浴してみようと思います。わが家のなかであの子が1番、過保護なお部屋に住んでるんですが、お年かしら・・・元気になるといいんだけど。





2008/12/21

閣下は元気らしい

カード会社の貸切公演にて、クリスマス&新年のご挨拶をなさったらしい。



クリスマスソングをみんなで歌います!」と急に言って、禅さんら出演者をびっくりさせたそうだ。というのは冗談で、とのこと。ふふふ、でも言われたら期待しちゃいますよね。



私は今日もお仕事で、「微熱が・・・♪」と手をひらひらさせつつ閣下の登場を待っているのですが、誰も来ませんよ! 
自分がぼわんと熱いので、ぜひとも閣下の冷たそうな手で脈を取ってほしいです。





2008/12/20

コレは風邪ひきか

乾燥が激しいよう〜 のどがイガイガします。

寝るに限る。明日も仕事だ。

酔っ払い〜

酔っ払い〜
忙しくてなかなか会えなかった友人と焼き鳥屋で5時間…くらい飲み。

好きなことをするぞ(出来る範囲で♪)同盟?

画像は大通公園☆今日は寒かったぁ

2008/12/19

妻夫木くんじゃなかった

けど、瀬々監督と、檀れいさんが舞台挨拶にいらしてた『感染列島』試写会でした。



お顔の印象より、筋肉質な壇さんの足に目が釘付けでっす。おお、鍛えてますねー。そして、美しい方でした。



上映時間、2時間18分と聞いたときは長い・・・と呟きそうになったのですが、パンデミックの恐怖、感染源での自然と人間の関係、そして医師や一般市民の思い・・・というものを盛り込むと、こんな時間に。長いってほどは思いませんでしたヨ。



感染拡大し、かつ原因も特定できず、死亡者が続出していく過程はエンタメ作品としての怖さ。妻夫木くんと壇さんはじめ、医療関係者の疲労と、協力して治療にあたる勇気。
意外と骨のある作品だったと思いますー。



当然ながら、私、妻夫木くんを目当てに試写会に行ったんですけどー。ヒーローぶらない、ひとりの一生懸命な医者を好演! で、ブッキーの腕が思ってたよりたくましくて嬉しくなっておりました。でへへへ。顔が小さいしオトコ!って感じじゃないけど、やっぱり男のひとだなぁ



あと、どこが1番好きか(聞いてないですね・・・?でも書く)といえば、声。落ち着く声なので。それから、笑顔ですよね。



まったく、ちっとも見るつもりじゃなかった『天地人』。見てもいいかと思いなおしちゃいましたぁ







2008/12/18

つづくとか言っておいて

Sn390265昨日は職場の忘年会(と言っても有志の女子7名)でしたが、いろんな話を一生懸命聞いていたらぐったりしました。



家の近くの小さなお店だったけど、おいしかったな。ただ禁煙じゃないのがツライ。カラダじゅうがタバコの臭いになるのがいやなんだー。



『エリザベート』東京公演もあっという間のラストスパートって時期ですね。毎日盛り上がってそうだわ・・・



年賀状とか大掃除とか、忘年会とかこっそり飲み会、映画、など私にしては予定があるなぁの年末。エリザはいつもいつも頭の中で絶賛上演中!!ですが、ココに書く余裕ややなし・・・言葉にするよりも、まだ感覚を楽しんでいたいのもありまして。時間をちょこちょこつくって書きたいものだと思うけど、後回しになるかもです。



とにかく、祐一郎は私を最高に喜ばせる方でした!あーあ、楽しかったな。



と言うわけで、年賀状作ります~ 





2008/12/16

12月のエリザ観劇、感激。

12/9、10、11、13の昼公演を見てきました。



カワイイバッグも、素敵な靴も買えちゃうわね・・・それ以上の価値があると思うから見ちゃうんですけど、5枚のチケットの半券を見てると「アタシばかよねー♪」と歌うのが正解なんでしょう。



11月に感じたノリノリ閣下の雰囲気より、ちょっとおとなしめ、かな。
長い公演を乗り切るためにも、調整しつつ、と思っているのかどうなのか? どの回も、1幕の出だしはあら?大人しいの?と思わせておいて、徐々にテンション上がっていくという流れでした。結局、楽しくて元気になってきちゃうんじゃないかなぁと勝手に想像。いい人だ(と想像)。



13日(カード会社貸切公演)は、おお!というくらい、はじめからノリノリ閣下で、嬉しかったですー。カラダ全体で音に乗っている御様子。



最後のダンス」でシシィの真後ろに立って、大音響でお歌いに!最後に勝つのはこの俺さ・・・のとこだったかな、両手をずごごーっと持ち上げていくトコですね。
祐一郎さんの大きなカラダ全体で音を出すかのように、動いてて、私は泡吹くかと思いました!危なかったっす。ワナワナ震えちゃいましたよー!
思い出すだけで、脳の真ん中というか、カラダの芯が震えているような気になる。



歌い終わった後の、俺はやったぜ!歌ったぜ!と言いたげなローブの裾バッサバッサのパフォーマンスも、相当にチャーミングな閣下ですよん。シシィに歌ったはずだけど、そんな俺に酔いしれた、俺♪って感じです。さすが閣下!



涼風シシィはさらに進化しまくっていて、ますます感情移入できちゃう?!シシィでした。ルドルフとの最後のやりとりから、死んだ後の嘆きのあたりも、胃が締め付けられるような嘆きっぷり。亡き父との対話場面での「努力したわ」の重さに今頃納得したりね。涼風シシィは私のしらないところで、努力したに違いないのでした。



「私が踊る時」の丁々発止な雰囲気、好きですねー。いけいけなシシィvs.鼻で笑ってる閣下。がっぷり四つに組みました!
そうそう、つかの間の女王~今だけさぁ~♪(ルキーニ)も好きなフレーズ。ルキーニもいけいけになってて音楽は楽しい。



それから、お初だった朝海ひかるシシィ。まぁ・・・・お美しい!人形のように♪ってそのまんまだ。歌唱力っていうよりも、歌いながら感情表現することが、まだまだのようです。比較相手が涼風さんなので、厳しいですけどね。



舞台に立つ、演じるってことを思うのに一杯で、きっとシシィその人になる、という風にはなっていなんですね。演じている感が強いのでした。トート閣下ともぶつかり合って作っているっていうよりー、閣下は朝海シシィに合わせている風です。あくまで雰囲気ですが。



今年最後の思い出し劇場、しばらく続く。



『ラ・カージュ・オ・フォール』 2 アクロバティック☆な美女たち

プログラムを見てはみたものの、お1人ずつはっきり区別しにくかったのが残念~



■真島茂樹、ハンブルグのハンナ!
いやぁ・・・素晴らしいダンサーでした。振り付けも担当しているけど、真島さんのキレ味抜群のダンスが目に焼きついてますよー。くるくるっとターンする動きがキレイです。



しかし猛獣、ハンナ! 初演時からこの役だそうで、もう、板につきまくりっす。初演のとき、ムチの練習のために夜の公演で振り回してたらおまわりさんに連れて行かれたことまであるそうな。おおー。
刺激的な衣装は豹柄かしら?前はハイレグ、うしろはほとんど紐(Tバックといえばいいのか)?状態、のレオタードを着て、ムチをばしばし振り回して凶暴でした。セリフっていうより叫び声が・・ステージ上でこだましていたっけ。



■新納慎也、シャンタル
新納さんは美声を披露する役どころでした。う・つ・く・し・い! その声、どこから出したのかなぁ 男の地声と天を震わす高音を交互に出すのって喉が大変そうな気がしますが、新納さん軽くやってらっしゃった印象。
若いこともあって、羽やスパンコールで飾られた衣装を華やかに着こなしてます。



■水野栄治さん
「ベガーズ・オペラ」くすね屋ネッドを演じてらした方だわ、と水野さんは一生懸命に見分けたいと思って見てました。しかし割りとすぐ見失っていた・・・私。



で、その水野さんはじめカジェルたちの能力が激しく発揮されるのが、「カンカン」を含む1幕ふたつめのレビュー場面です。



もー、びっくり。(そもそもカンカンってものの定番が分かってないんですけど・・・ゴメン
バック転、側転、勢いよく前後開脚(これはフレンチ・カンカンでも見たことあるー)。などなど。



見ている私までもが息つくまもなく、ガンガン攻めまくりのダンスシーンでした。妖艶に2階建ての鉄骨から出てきたかと思ったら、あっという間にヒューヒュー叫びながら、次から次にくるくるくるーっと回ったり側転したりー。どうなってるの?
劇場内はどんどんコーフン度が増して、熱気を帯びてくるのが分かりましたねー。



プロってこういうことかー、と。ザザ&ジョルジュたちのセリフや歌も、ダンサーたちのショウアップされた動きや表情も、指揮の井村さん(すごく手の動きが大きくて見ていて気持ちが良かったです)とオケ、照明・・・とにかく作り手のレベルが高いって、それだけで感動します。はぁぁ



そうそう、カジェルたちの美脚っぷりに嫉妬ー。
間近で見たら「男らしい足」なのかもしれませんが、2階席から見ていると、ほんっとうに美脚ぞろいのおねえさまたちでした。
おしりからもものふくらみが少ない分、かえってIのラインになってすっきり見えるからかしら?



オトコらしい踊りだって!
面白い~というのが、2幕。愛する息子ジャン=ミシェルのためにパーティに出席したいアルバン。ならばおじさんとしてなら、と言われ女性らしい仕草じゃなく、シュワルツェネッガー風のオトコ!ならなくちゃとジョルジュに指導される楽しい場面。や、本人たちは大変なんですが見てるほうは楽しいですよね。



街にいる港の男たちの、これでもかこれでもかのオトコらしい動きが続くダンス場面。うーむ、さっきまでセクシーでゴージャスな衣装で踊ってたのに、Tシャツにパンツ、という格好でこれ踊ってるのってスゴイな。どちらも無理なくやってしまわないといけないんだよね。
こんなに筋肉質で足だって特別長くもない(あああ、ゴメンなさい)皆様だったの?!とびっくりしました。役者さんたちってすごすぎます!



2008/12/14

『ラ・カージュ・オ・フォール』 1 市村&鹿賀コンビ

12/11 18:30~@日生劇場



ザザことアルバン:市村正親 ジョルジュ:鹿賀丈史
ジャン・ミッシェル/山崎育三郎 
ジャクリーヌ:香寿たつき
シャンタル:新納慎也 ハンナ:真島茂樹
ダンドン議員:今井清隆 ダンドン夫人:森公美子 アンヌ/島谷ひとみ



市村ザザ、ラスト!ということもあり(評判だけは聞いていたので機会があればラ・カージュは見たかったんです)観てきましたー。
映画『バードケージ』でお話は分かっているものの、アメリカンな映画の雰囲気とはまた違って、情の部分が素敵にきらめく東宝版って感じでした。想像以上に楽しくて~、東宝には舞台DVD化かせめてCD化を!とお願いしたい。



■歌姫、地中海の真珠!



劇場に入ると、La Cage aux follesの電飾が点ってまして、いい雰囲気。
オープニング曲に続いて、キラキラ☆スパンコールできらめくジャケットを着た鹿賀さんが「ようこそ!」とご挨拶。おおー、冒頭からすっかりラ・カージュの観客席にいるかのようにワクワクします。



ますはカジェル(ラ・カージュの女装のオトコの踊り子)たちが、抑え目の曲に乗ってひとりひとり舞台へ。いやーん、カラフルでひらひらの衣装がたまりません。背中を向けながら出てきて、くるっと客席にカラダを向けるので、やっぱりオペラでチェックしなきゃね~とお1人ずつコテコテメイクなどを拝見いたしました。メイクだけでも重そうよー。



完璧女っぽいのか、それども男っぽいのか・・・と思っていたのですが、どちらでもなく、両方の魅力があふれるカジェルたちの大ファンになりました。





■「マスカラ」 
塗るわ、マスカラたっぷりと♪ マスカラさえあれば元気になれる!と言いながらおばちゃんだったアルバンが、夜の蝶、皆の視線を集める歌姫ザザに変身していきます。



舞台中央にザザの座るドレッサーだけがぽっと明るい。花の盛りが過ぎたような・・・アルバンだけど、メイクとドレスとふわふわの羽を持って歌いだすと、すっかり魅了されてしまうオーラが!



普段は、痒くなるので滅多にマスカラやアイシャドウは付けない私なんですが、でもマスカラで気分が上がるっていうのは分かります~ 女なら、そうですよね♪



■鹿賀ジョルジュのエレガンス、
市村さんがひとりスポットライトを浴びるのではなく、ジョルジュとアルバンの二人がお互いを思いやり、光を当て合う絆がとても麗しいのでした。



砂に刻む歌」では、20年も付き合って(夫婦ということですね)いるけれど、僕の心は20年前と変わらず君を思っているんだよ、という鹿賀さんの甘い歌にアルバンのみならず、私もめろめろ。ハミングっぽくDaDaDaDa~♪と歌うだけでも、ぽわわーんでした。
このように甘い曲を嫌味なく、チャーミングに歌える方はそうはいないでしょう。しかも、スーツが恐ろしいばかりにエレガントでキマっているんですねぇ・・・ぽわーん。



息子に結婚したいアンヌちゃんの両親が堅物議員だから、あの彼=アルバンは、どこかへ隠しておいてよ、と言われたときの鹿賀さんの「見てごらん」は、じわじわと心に訴える切ないお歌でした。息子もかわいい、でも、アルバンを傷つけたくないジョルジュの訴えでした。ここでガミガミ怒らずに、君を誰より愛してくれたのは誰?と問いかけるのって、オトナですね。息子自身自信に気づかせようという親心だなぁ



■市村アルバンの健気さ
アルバン/ザザは、舞台に立てば緩急自在の歌で魅了。誰よりもゴージャスな衣装も必見です!



ピンクの羽がひらひらと豪華なドレス。次は総スパンコールの深い青色のマーメイドドレス。20キロもあるのよう~とお話してましたが、ホントかしら?
女装というより、ゴージャスな歌手がいるという感じでしたねー。たぶん、もっと女っぽく演じることも出来るんでしょうけれど、あくまでも女性らしく振舞う人、というところで抑えてるのがいやらしくなくて良いなぁと思いました。



そう思って見てると、まさにその気持ちが歌になったようなのが「ありのままの私」。
I am what I am♪ ゲイのアルバンがこの場面で歌うことで、さらに意味が深く大きく聴こえる名曲。
曲自体は知っていたけれど、ここでこういう美しい衣装を着て、最初は静かに歌い始める曲だったとは知らず。胸に感動の嵐!歌い終わって、これまた静かに舞台から去っていく姿にも、じーんと来ちゃいます・・・
くねくね頼りなさそうにしてるアルバンだけど、実は思慮深くて頑張り屋さんで、素敵すぎるママですよ!



劇場に入ると、La Cage aux follesの電飾が点ってまして、オープニング曲に続いて、キラキラ☆スパンコールできらめくジャケットを着た鹿賀さんが「ようこそ!」とご挨拶。おおー、冒頭からすっかりラ・カージュの観客席にいるかのようにワクワクします。



ますはカジェル(ラ・カージュの女装のオトコの踊り子)たちが、抑え目の曲に乗ってひとりひとり舞台へ。いやーん、カラフルでひらひらの衣装がたまりません。背中を向けながら出てきて、くるっと客席にカラダを向けるので、やっぱりオペラでチェックしなきゃね~とお1人ずつコテコテメイクなどを拝見いたしました。メイクだけでも重そうよー。



近づきすぎるとヤケドするぜぇ~

帰宅して、『OLにっぽん』最終回チェック。



よしおくーーん!



ミュージカル界の貴公子が!



ドライドライドライ!熱風戦隊ドライヤー! フーッ!



スリムなボディが全国のお茶の間に流れたのですね。チャレンジャーですねぇ・・・王子も。しかし、こっけいに見えず、何をしてもカッコ良いというのはさすが王子です。





2008/12/13

とても楽しそう

今日の昼公演を観劇。

祐一郎さんとても楽しそうでした! リズムにのりのりのご様子で、もちろん!皇太子ルドルフをうおうりゃ〜っと踊って歌って操っておられました。

今回のはカード会社の貸し切り公演で、涼風さんに続いてトート閣下山口祐一郎さんからもカテコでご挨拶あり。
涼風さんがMUFJカード、DCカード、UCカード、NICOSカード会員の皆様…とご挨拶なさったので、
閣下も同じく「MUFJカード…、DCカード…、」と4会社を間違いなく覚えたようです。偉い!
上演中の、のりのり気分のまま話したので、歌うように「あぁ〜りがとぅっ ごーざいましたぁ〜っ!」と元気いっぱい。きゃ〜

クリスマスと新年の挨拶まで先取りして頂いて、幸せでございます!

そして私はすでに北国に帰って来ました。寒い!寒い!
長い冬は、ルドルフ♪ルドルフ♪と踊りながら一人ミュージカルで過ごす事にしますっ

枯葉サクサク

枯葉サクサク
��2日、観劇なし。
きれいに晴れたので三鷹「ジブリ美術館」へ行きました。今日の映画は『めいとこねこバス』かわいい〜

夕方まで見て、井の頭公園を経由して吉祥寺。
夜は出張で東京に来ている夫と私の友人とで「横尾」で飲み。楽しい飲み会でした!

2008/12/11

ブラボー!!!

マチネの『エリザベート』は朝海さん、色々と聞かされてから見たので、ダンスが得意…と念じてましたが…。美しくて一生懸命なシシィでした。一路さ 思い出しましたねぇ
さて閣下は今日もまた元気になりつつあるようでしたよ〜。つくづく、何てかっこいいんだあ!と思ってました。素敵☆

さて♪ 夜はお隣日生劇場『ラ・カージュ…』です。
もう!素晴らしいショウでしたぁ 笑ってコーフンして、ちょっとじんわりさせられて!
鹿賀さんの甘い包容力ある歌に酔いしれたし、ザザ市村さんのショウと愛のこもった歌には胸がいっぱい。
山崎育三郎くんはかわいい息子でした。歌も良いですし〜

そしてそして、ラ・カージュの踊り子たちが!凄い!…ま、まずは美脚。ダンスは休む間もないカンカン♪が一番すごかったわ〜 しかも男らしいダンスもしていて、二つの違う動きは大変だったろうなと思います。
上演中からも客席からは拍手に掛け声で、大盛り上がりです!迷ってたら行くべきですよう〜是非。
カテコでは市村さんのヒュウヒュウ言う事も聞こえて、日生は熱かったッス☆

このキャストのCDか映像残して欲しいです。

2008/12/10

背中にテープ

10日のメモ:番外。

お名前が分からないのだけど、トートダンサーのお一人…背中にテーピングしてました。痛々しいなぁ
あれだけ激しいダンスを全公演するんですよね、背骨の両側に肩から腰近くまでびーっと貼ってました〜 ほんとは動かないほうが良いのかもですよ!早く治りますように。

それからお稽古帰り?石丸幹二さんをお見かけしました。意外と体格がしっかりしたように見えてびっくり。スーツ姿でしたー。
お顔はそりゃあもう小さいうえに、ハンサム(何か古い言い方ですけどね…)!

大満足です!

大満足です!
今日も帝劇です。宿が浅草なので浅草寺で公演成功(今頃…ごめん〜)をお祈り。

昨日の昼の公演は戴冠式での幕が変なタイミングで開いたり、ルキーニが帽子くるくるするのを失敗したりと、あららな感じでした…
が!今日はそんな残念場面は皆無でしたよ!よかったよかった。

4列目下手寄りだったので、踊りまくる閣下を拝見して来ましたぁ
ふふ、やっぱりルドルフを放り投げる時に、おりゃ〜!と雄叫びでした。
今まで気付かかなかったけど、浦井ルドルフもマイヤーリンクでTDたちに放り投げられた時、ああ!(「あ」に濁点って感じ)と叫んでるんですね〜

闇が広がる、会心の出来でした!祐一郎さんに負けないくらい堂々とした歌に演技に。一番の拍手が起こったように思います。
浦井くんが素敵過ぎて、帰りにふらふら売店へ。カレンダーお買い上げしちゃったよう 来年は浦井くんが私の机に…。きゃ〜

あとは禅さんがホントに素晴らしいです。青年時代の繊細で真面目な姿、息子との対立の苦悩〜!最後までシシィを愛する姿。切ないよお いい男じゃないか!
明日は今度こそ朝海さんシシィを拝見です。夜は『ラ・カージュ…』。

2008/12/09

2階席から

エリザベート、マチネでした。
上からだと照明が良くわかりますね〜TDたちのダンスも流れが見えて良いです。
う〜む、今日の祐一郎さんは声に精彩を…ちょっと欠いた部分もあり。疲れかしら?もしや中だるみ?!
最後のダンス♪のラストのウンショ!の動きは今までにないくらいに大きく体を動かしてました!サービスかな…
2幕はわりにバランスを取り戻したかもしれないです。一人一人のキャストたちは素敵なんだけど全体のまとまりが物足りないような。こういう日もあるよね。
浦井ルドはしっかり素晴らしい演技に歌に踊りでした!トート閣下とのダンスもすごい跳躍で素敵☆

禅さんがまた忍耐の皇帝陛下を熱演です。夜のボート♪は胸が熱くなりました。切ないッス!!

間に合わなかったですよ

実は数日前から、突然PCでDVDが再生できなくなってしまい、それに試行錯誤してました。マイクロソフトのHPを漂い、ググッては意味分からん・・・と途方に暮れ。
で、さきほどデル(私のPCはDell)のHPでアップデート必要なものを見つけて直せました。



11月の観劇メモももうちょっとだったんですけど。明日から今年度最後の観劇遠征です。冬は大人しくしています。



さて、明日は昼公演です。2階から全体を楽しもうと思っています。途中に、『ラ・カージュ・・・』も観ますしー、呑んだり食べたりしてます。東京は雨で暖かいとか。でも12月なのでウールのコートで行くよ?大丈夫だよね?



最後は13日の昼公演。何と別々に取った友人Pちゃんとは、同じ列の上手と下手でした。二人で祐一郎さんに熱烈ビームを送っておきまーす。







2008/12/07

『エリザベート』11/11-12 12 待っていたぁ~

■皇后の勝利
コンコン扉を叩いて聖職者や軍人らを呼び出す皇太后様。
ゾフィー様のお怒りは、やはり最愛の息子が取られたってことなんですね。政治がどうのというのももちろん考えているんでしょうけれど、結局、息子を嫁に取られた!ことの恨みー。



だからって、売春婦をあてがうというのがあまりにびっくりな展開です。シシィのフランツへの影響力や絆を邪魔しようとしたにしても、そりゃあんまり!



■マダム・ヴォルフのコレクション
一緒に観に行った友人Pちゃん、『レベッカ』での役と違いすぎて驚いてました。私はこちらのほうが伊東弘美さん初観劇だったので、ビー役のほうが新鮮でした。



ムチをばしばし鳴らすの、効果音入れたんですね。いつの年か忘れたけど、ぺチン、としか鳴らない日もあって、今日は鳴るかなぁとどきどきして観てたんです。これで安心? でも私は本当にべしべし鳴らしてほしい。



マデレーネは柏木ナオミさんだと思うんですが、美脚にマイッタ。ほっそりだけど華奢でもなくて、魅惑の娼婦でした! 羨ましい。



■落下
ここのシシィの運動スタイルが好き。袖がふんわりしてて、ウエストがきゅっとなってて。男役の頃はこんな感じ?と思う素敵衣装です。



ふらついてるのに運動しようとするシシィ・・・・意思が強いのか、自己愛が激しいのか、完璧主義者なのか(小さな頃は完璧主義ってほどな感じはなかったですね)。
倒れたら、ドクトル。ドクトル、とすでに私の両頬は緩んでおります。ムフ。



■微熱
うーん、扉に対してドクトルのシルエットが大きいのう!お帽子もマントもおしゃれです。
もし私がトート閣下だったら、医者の振りして近づくなんて、いかがわしくて楽しくなってしまうだろうな・・・。なので閣下も非常にわくわくしてるはずだ。
もったいぶって脈を取ってみたりさー、悪いコですよ。まったく。



カウチに横たわっているシシィのすぐそばに、そっと腰を下ろすあたり、もぞもぞしませんか~? 私はもぞもぞと・・・真正面から来られるよりドキドキします。我が友Pちゃんも、ここでさらにテンションがあがったとか。
客席にカラダを斜めにしてる感じも良いのかしら? 状況にコーフンしてるんだろうか? シシィが気づいていないことに、ドキドキなのか?



■第四の諍い、最後のチャンス
あれ・・・各シーンのタイトル書いてていまびっくりしました。「諍い」ってずっと皇帝陛下とシシシィの話だと思ってましたけど。とにかく「諍い」なら相手は関係なかったのねー。あら。



待ぁっていたぁ!エリザベェイート!
本当に心底嬉しそうで楽しそうな「まぁっていたぁぁ!」が聞けました。羽織っていたコートをぐるんぐるん回してから放り投げ、ずんずんとシシィに向かって突進。
今こそー出かけよう黄泉の国へ お前の愛する俺と二人で♪
↑この短い歓びの言葉に、どれだけ閣下が世間ばなれしたお考えを持っているかが分かりますねぇ
黄泉の国ってお出かけする場所だったんですよ、ピクニックみたいにー。
あ、お前の愛する俺、っていうのは「命を絶ちます!」て言うのを聞いて、舞い上がって言った言葉ですよね。キリスト教では命を絶ったら地獄行きだから、ここは閣下に連れて行ってもらうのが良さそう♪



そんな有頂天な閣下が楽しい場面。うきうきでずんずんでシシィに迫る祐一郎さんの背中が堪りませんっ 楽しすぎてへらへら笑いながら見守ってましたわ。嬉しそうで、私も嬉しい!です。



涼風さんの「私自由になれる!」と歌うときの動き、とてもオトコらしくてカッコいいです。ロック魂注入みたいに感じました。



誤魔化すなよお前はあいつを愛しちゃいない お前が求めるのはこの俺だ!
さらに「俺だ!」とたたみ掛ける閣下の猛攻に負けず、シシィは全身で拒否。まっすぐに腕を扉に向けて伸ばし、帰るように閣下に指示です。強い。
まだダメかよ、手ごわいぜい、とでも思ったでしょうかー、閣下はわずかの間、そんなシシィを見つめてから指差された扉からお帰りになったのでした。大変素直な去り方だったな。



悔しいって感じはないですねー。あ、またダメか。楽しかったのに、ってくらいに感じましたヨ。まぁ、少々背中に哀愁が漂いがちかもしれませんが。



2008/12/06

昼食を食べ忘れてました

びっくりした・・・今日は二人きり(土日は最低職員数になります)の職場で、何だか休憩のタイミングがズレて勘違いしてしまい、3時くらいに「お昼だな!」とお弁当を出してしまいました。



だー。



もう1人の人は、「何でいま弁当!」とびっくりするし(本当はとっくの昔に食べているはずだったのです)、
私はびっくりしてるのを見て、「だってお昼だよ!」とびっくり。
ああ、びっくりびっくり。



私の腹時計では、本当の12時のころは「11時くらい」の感覚だったんですよねぇ お腹空かなかったんだよー。



何だ?



やっぱり、新作の発表に動揺してたに違いない。





2008/12/05

保坂さんと共演ですか・・・はー。

女海賊グレイスに保坂さん、恋人ティアナンに山口祐一郎。



お友達からメールをもらいました。うっ、ありがとう。
嬉しいんですけど、でもでも、いま、私の口はとんがらかって鳥みたいになってますよ。ふーーん。ふぅーーん。←気に食わないらしいです、私。
事務所的には良いキャスティングなのよね? 



海賊の恋人にしては堂々としまくりな祐一郎さんですが、今度の衣装にはマントがないかもな。それに!
アイリッシュダンスを踊らなきゃいけないのでは・・・? とても心配だ。ああ、他にもくだらないことでいろいろと心配ですっ



それに・・・それに、私はどうも保坂さんの声が苦手なのでした。ただこういう元気な役は似合いそうですね。



音楽に関しては、アイリッシュミュージックが好きな上に、盛り上げることにあかけては素晴らしいクロード=ミッシェル・シェーンベルグなので非常に楽しみ。



じつは今朝は「252」関連で出まくりのウッチーがあまりにカッコよくてデヘデヘっとしてたのに~
昼に長谷川博己さんの芸能ネタでヘコんでて、さらにこのニュース。ちょっと心が掻き乱れすぎました。長谷川さんは舞台「トートソング・トリロジー」(観劇メモ2006/11/21の記事参照)でしか拝見してないんですが、あまりに素敵でココロのブックマークを付けて再会の日を楽しみにしてる俳優さんだったのでした。



というわけで(とにかくお天気も悪くて気合も足りなくて)252のドラマはあとでゆっくりと思い今日は見なかったです。良かったのかな?



パイレート・クィーン」2009/11/28-12/25@帝国劇場



ブロードウェイの公式HP、The Pirate Queen
storyのトコで公演映像が出てましたヨ。



『エリザベート』11/11-12 11 その手!

■ママ、何処なの?
確か11日の公演のとき、ちびルドが巨大本の上で立ってる後半の場面で、閣下はものすごい勢いではっし!とちびルドの手か腕を掴んだのです。たぶん、ぐらついたんでしょう。
掴んだまま、ちびルドちゃんをじいっと見つめながら大丈夫だねってとこまで側にいてあげて、ゆっくりと手を離して闇の中へ去っていかれました。



いやーーーっ 小学3年生のコにまで嫉妬しそうでしたよう ぎらぎらの嫉妬ではなかったけどー、あら、あら!って感じでした。君が羨ましいぞぅ~っ



帰り道、あの素早い動きが印象深くて、とっさに頼りになる男はいいなと胸に刻みました。あの本の上で立ち上がってるとこ、前の公演時は最初から手を添えたりしたこともあったっけ。後ろで座って待機のTDたちも、落下時要員かなとも思います。



ところで、孤独なちびルドがママへの思慕を募らせる横で、お友達・トート閣下は剣を彼の首もどに向けてみたり。この子はまだ命をとらないほうがいいなぁとか思ってるらしい、ちょこっと考え中の顔だったりします。どんな気持ちなのかが分からないような、適当に遊んでるような表情ですねー。ここでも余裕の閣下ぶりを発揮してくれてました。



■精神病院、魂の自由
これまで政治的なシシィの面は出てこなかった(パレードはありますけれど、手を振るだけだ)ので、やや唐突感もあるしで・・・この場面、これまでの私なら、どんどんラストに近づいてて嫌だなぁと思うポイントっていうのが強かったです。



もう、何だか涼風さんの惹きつける力って半端じゃないなぁと思うばかりです。
あなたのほうが自由」と歌う心を思うと、わがままな一面もあるにせよ、シシィなりに耐えたり考えたりして成長してきたのだよね、と応援した気分になるんでした。
ひとつ前の場面ではルドルフ放置してたのに!なのに、シシィなりに頑張ってきたはず、と思わせられちゃいましたね。



それから、ここは河合篤子さんのお声が聴けるのも楽しみでした。お美しい。傘バトルの場面も前より動きがよくなったようですね。



皇后エリザベート♪」というのも、いいやアタシが皇后だから!と訂正してるだけのように思っていた自分を恥じましたよ!ゴメンナサイ。
つまりは、「皇后エリザベート」である自分が、今までどういう日々を送ってきたのか、その重さを知り尽くしているからこそ、それをずっと背負ってきたのはこの私、と言ってるんですねぇ 深い場面だったのに、ラストが近づく寂しさばっかり思っていたとは!ばかでしたよ。



2008/12/03

来週は東京

それならば満足か~♪(ダンスオブヴァンパイア TDV)のフレーズが何故か頭の中を駆け巡っていたなぁ 何でだろ。まだ早いよね。来年の夏に向けてチョキンギョしないとな。



今日はこんな人には決してなるまい、という悪い見本を見た。このごろ心がけることは、笑顔で、冷静に! 



さて、来週の9日-13日は日比谷あたりにイマス。東京は15度以上あるんですね、気温差が怖いです。



2008/12/02

『エリザベート』11/11-12 10 災いの種はお前自らがまいたのだ

ちょっとねじを巻かないと。次の観劇が来ちゃう



■キッチュ、カテドラル
ルキーニ高嶋お兄さんの変化も見逃せない2008エリザとなってまして、狂言回しの部分はしっかりと引きつけて、他の役者さんたちやオケとの間もしっかり取ってます。しかも、ご自分のお歌のパートとなれば、いい声が出るんです。
私は高嶋政宏さん、というとオルレアンかルキーニか、いいとこピーチャム(ベガーズオペラ)という位で「歌」よりも「セリフ」なイメージが強いし、そのセリフもテンションがおかしい・・・というイメージ。
今回は、セリフも歌もうまい! 気負い感がないけれども、緊張感があって、集中してます。慣れてきた、その先に進んでいる感じというのでしょうか。



■エーヤン
きゃーーーーっ コスプレイヤー閣下、御者バージョンです。もこもこファーがついた上着が活動的。1幕に引き続き、余裕あり気な表情で「あ、いい気になってるよねぇ・・・今のうちだけだぜ!」、上手からご登場~♪ 金髪と茶系の衣装がいい感じだなぁと思うんですが。どう?



災いの種は お前自らが蒔いたのだ!
もう誰にも歯車を止められやしないさ!

↑すごく好きなトコなので書いてみた。字数が多いですよね。舌も噛みそうだけど、当然のことですが閣下は一度も噛みません。ふふ。
たたみ掛けるようなメロディと、歌詞。最後の「止められやしない さぁ~」のさぁ~で、いつもバッタンと倒れてます。座席に座り続けているのが奇跡だというほどに、頭のなかは真っ白ですよ! キターッ!とか?そんな気分です。
そして、何故だか私ったら、ついつい笑顔になってしまうんです・・・・息子を見守る母ってほどじゃないなぁ、近いけど、ちょっと違うような。ついつい笑顔って、つまり嬉しすぎ?



ところで「お前自らが」ってどのあたりかなぁと思いつつ、何だかはっきり分かりません。皇后になったことでしょうか、息子の教育を人任せにしちゃうことでしょうか、閣下を選ばないその態度でしょうか?



今だけだぁ~とさらにたたみ掛けるルキーニの歌声も、明るいメロディにだまされそうですが残酷です。華やかになるほどに、シシィは大事なものを失いつつあるのですよ。



■私が踊る時
全く、2幕は怒涛の展開(話がというんじゃなくて、見所いっぱいってことね)で、心臓がコーフンで疲労困憊してしまうな。
「私が踊る時」、御者のフリしてる閣下に気づいたシシィの顔がたまりませんよ!「勝ったのね!」って! 自信に満ちたシシィと、ますますそんな彼女を手に入れたくなった閣下のデュエットです~っ



掛け合いで進むデュエットの面白さと、歌詞の面白さ。
飛ぶがいい/飛ぶわ/鴎よ/私/嵐の夜もそばにいよう・・・
こんなに愛されていながら、「命果てるせつなも一人舞う」とは。もったいない。ああもったいない。嵐の夜もそばにいるのかぁ(死にそうだから?)~いいなぁ
邪魔しないで!」とかさ。仕事中にヘンな人を見かけたときにも使えますよー。手袋を嵌めた手で振り払うと尚良し。



そんなに強く拒んでみせても いつか俺を求める
手を取って俺と踊るんだ俺が望むままに好きな音楽で

↑でへー。ケンカ越しのような二人ですが、閣下の強気な愛の言葉はさらに自信に満ち満ちておるのでした。



シシィがいつ「死=トート閣下」というものを認めたのか。この場面が「死」を認めたところなんじゃないかしらと思います。
けんか越し、というか会話を成立してる(お互い言うだけ言っててかみ合ってるワケじゃないですけどね)のは、認めたから。その上でまだ自分には無関係なはずだ、と振り払ってます。
いつかの死の際であっても、すべて思うままにする、と思い上がっているんです。シシィが「誰でもよかったんだ!」というルキーニに暗殺されることを思うと、思い上がっちゃだめよぅ~と哀しくなるわ。



馬車の上で面白い腕の運動する閣下、カッコよいです! 御者にあんなに見詰められたらどうしますかー。馬車から落ちるでしょう・・・
いつの間にか、舞台は二人きり(そっと去っていく皇帝陛下が寂しい)
仁王立ちで、勇ましく美しくたくましくなったシシィと歌う閣下の姿、声、ともに眩しくて、私はどちらを見ればいいのか迷ってしまうしで、大変です。あんな風に立ってるだけで素敵な人になってみたいよ・・・まず背を伸ばす・・・・か。