2019/03/14

『レベッカ』5 甘えるマキシム・・・甘い甘い

♪君は幸せか?
食後に二人でチェス・・・ チェスしてる二人。
ちーイッヒのチェックメイト! の声が可愛すぎたので、そりゃデレるよね・・・マキシム。ああ~(はあと)!でした。キャッキャしてる。

何それ、祐一郎! デレてる・・・!!

前はここまでではなかったように思うのだけど。マキシムがイッヒちゃんと居るときに、どういう自分でいられるかってことを早めに出してるのかなーと思ったり。いいんじゃない? 客席で私もデレた。ああーん、祐一郎が可愛いよう。

ここは退屈じゃない? 君の年頃の女の子がいいと思うことだよ(はあと!) とこれまたあまーい声。はぁ・・・ DVDがあれば毎日再生するのに。

ちーちゃんは、けっこう落ち着いて今の生活に満足してるって答えてた。

綾イッヒは、もう少し若い女の子っぽくて、キャピキャピしてたな。若さでマキシムまできゃぴっとさせて、非常にデレてました。甘えんぼさん風だった。わたし衝撃受けたよ。このアグレッシブさをチラリ感じるのが、綾イッヒの特徴かもね。

お邪魔して申し訳ございません。

ひいいいいー。イチャイチャしてるとこに、ミセス・ダンヴァースが入ってきたよ。
モーニングルームのキュービッドの置物が見当たらない。ロバートが悪者にされてるぅ・・・

ドキドキ、爪かんじゃう、ち―イッヒ。

なんだ。
(↑さっきまでの甘いデレたマキシムから、屋敷の主/クール不機嫌そうver.へ。なんだか可笑しくて好きです、態度が世間向け、ダニー向けのものにガラッと変わるマキシム)

そんなことで煩わせて・・・と顔に書いてあるマキシム。居たたまれなくて、自分が壊してしまったと白状するイッヒ。
言ってくれればいいのにと思うマキシムと、あれだけ脅されてたイッヒでは自分の立場をどう見てるかが全く違うんだよね。

これまでモーニングルームでモノが壊れたことなど・・・とグチグチ言い始めるダニーを、下がってよろしい!と一喝するマキシム。

♪あなたは幸せ?
キューピッドの件はまるで子供だね、と怒らないのに、次の一言でマキシム激怒。
迷惑かけたくないのに。悪い噂とか。

何を聞いた!

ということは、レベッカの死について噂になっていたのかな?(夫があやしい、とか)
何も、と答えるイッヒ。いや、噂って自分で言っておいてそれは言い訳だし。

理解したい、教えて、と呼びかけるイッヒを、拒絶のマキシム。
ひどいー。どいひー。
夫婦とは、って説教したい・・・。

それにしても、自分勝手に怒りすぎよねー。
甘くデレるのもいいが、大事なのは穏やかさよ・・・
ただ、マキシムのこの性格がレベッカの死にまつわる事件を起こすのだし、自分から心を開かない感じも伝わるシーンでした。マキシムも子供っぽいんだよっ

♪こんな夜こそ
すっかりショゲて自室に戻ったイッヒ。下手のソファではマキシムが、上手ではイッヒがそれぞれ思いを歌います。

いい曲。
イッヒは、それでも愛してる気持ちが全く揺らがないことは確か。

ちーちゃんは、とてもとても切なく。ひたすら愛情をマキシムにそそぐ姿に泣いた。
綾ちゃんは、悲しみと何故?と疑問が心にくすぶってそうで、愛情の発露の仕方がここでもWイッヒが違うので、面白い。

(私が見た1/20、祐一郎さまはお声の調子がさほど良くなかったのです。時々ゆれたのだけど、さすがちーちゃん。合わせてくれてるなぁっていう優しい声で歌ってて、それがさらにイッヒの優しさにも感じられて、また泣きそうになる私だった)

レベッカの影に覆われる屋敷のなかで、マキシムだけが寄る辺なのに。イッヒちゃんの心細い感じ。

一方のマキシムは、偽りの日々、自分を見失って。やり直せると何故信じたのだろう?
イッヒに救ってもらいたいのは分かったが、あまりに心を開かなすぎ。

うな垂れて暗闇に下がっていくマキシムが、やだカッコイイ・・・キュン。
マキシムがかなりひどい男であるのに、何だか赦してしまう心境になるのは、祐一郎が演じてるからとしか思えません。祐一郎のせい

♪何を悩む
ベアトリスの曲。
電話で(かわいい電話)イッヒがマキシムを怒らせたとか的な相談をしてるようだ。
心配ない、怒りっぽいけれど大丈夫と答える。

若くして父の跡を継いだ、責任が重いのだ。とベアトリス。
つまり、マキシムは若いうちに父を亡くし、財産と地位を相続したのだなと。それをレベッカが狙ったのだな・・・フムフム、な歌。

弟への愛情がたっぷりの歌で、癒されます。
どう見ても女主人の器でないイッヒに対しても、あたたかく見守るところもいい。

2019/03/10

『レベッカ』4 ミセス・ダンヴァァァース

風邪ひいたりしてたら、3月になってました。このままでは「笑う男」が開幕してまう!

階段の上につながる通路から静かに黒い人影が出てくる。ぎゃー。ミセス・ダンヴァース! コワイ。
涼風さんの怖さと、知寿さんの怖さ、全然性質が違って面白かったです。

涼風さんは、全体的にファンタジックな(妖精だから・・・)おもむき。イッヒのことも思念で殺しそうな感じです。血も青いかもしれない。一途にレベッカを崇拝している。

知寿さんは、反対にすごく人間っぽい。血は赤くたぎってるし、イッヒを拳で殺しそう(比喩だよ〉
普段、チャーミングなお役ばかり見ていたので、こんなに怖い顔できるんだな・・・とびびった。

♪新しいミセス・ド・ウィンター

急な雨、濡れてしまう。
波乱を予感させるスタート、おずおずした態度のイッヒと主のマキシムの態度の違いがさらに協調されます。

ダニー:ディナーは
フランク:7時
ダニー:早すぎる。

何で家政婦頭のダニーと館の管理者のフランクがこういう会話してるのか、未だに意図がよくわかってません。通常は、女主人が家政婦頭にディナーの時間を指示しますよね。
通常ではないやりとりが日常化してるってことなのかなぁ
マキシムは直接ダニーに指示しないで、フランクを通してるっていうことだろうか。
ムムム。

使用人たちの出迎えを受け、挨拶するマキシム。新しい女主人を紹介。
最後に女王みたいに控えてる「みせす・だんばーす」って声かけるときの、心のこもってないマキシムの言い方。まだ居る・・・って感じ。望んでダニーを妻の死後も置いてるわけではないことは分かります。

上流の作法が身についていないイッヒを、ダニーは メイドが居ない!というし、使用人たちも興味津々。

アニーなんか、小娘ついてこい(どうせすぐに追い出す)って余裕の顔してイッヒを連れていこうとしてます。

ああ! マキシム、我が家に戻ったらあっという間にその地位の人らしく振る舞って、イッヒのケアは頭にないようです。ひどい、あとは勝手によろしくね的な。ひどいです。寂しい・・・・

♪何物にも負けない
ますます妖艶になっていくこの場面。

両ダニーともに、見てはいけないものをのぞき見しているようでドキドキしました。
レベッカは憧れだし、世のすべての人も崇拝すべきだし、レベッカ以外は自分にはゴミだしっていう歌(ちょっと違うけど意訳すると)

原作読んでて、馬を早駆けさせて泡吹かせて死ぬまで走らせたっていうエピソードを、ダニーがうっとり思い出してたような気が。すべてを支配するレベッカ。
単に女主人と長年ついてるメイドじゃなく、自分もレベッカの一部かのように感じたり、彼女のふるまいを楽しみにしてたんですね。きっと。

だから、レベッカの死は、自分自身の一部が欠けたと感じて、「今もここにいる」と言うことで穴を埋めようとしてるんだわー。

そんなところへ入ってくるイッヒ、ちょっと見られたくなかったという表情になる両ダニー可愛い。弱みになると思ったのか。

レベッカ様の書き物机や陶器の天使を自慢するダニー。ミセス・ド・ウィンターは〇〇でした、といちいち言ってイッヒを圧迫。

で、天使の置物を手に取ってみたイッヒ、話し声に驚いて落として割ってしまう。とっさに引き出しに隠し、自分も机の後ろに隠れちゃう。子供!

♪親愛なる親戚!
かなりまともな温かみのあるご親戚、というかマキシムの姉、ベアトリス。
夫君もお気楽そうで親しみやすい。

どうも二人はレベッカにいい印象はなかったようだし、おどおどするイッヒも可愛い子って思ってくれてる。

くるくるダンスさせられるイッヒ、ちーイッヒは楽しそうだし、このお二人は親しくなれそうって安心の顔。
綾イッヒは小柄なのでほんと可愛かったし、ほんとはニコニコ明るい子なんだなーって思える場面。