2005/06/29

汗にも気づかず

先日の大阪は、風があったのでそんなに大変じゃなかったです。あ、USJでは
スパイダーマンに2回乗って、気弱な船頭とともにジョーズに襲われ、ターミネーターではある方の長髪に首を傾げ、T-レックスの股下をくぐり、ビートルジュースが関西のノリで付いていけず、ウォーターワールドではちょこっとしぶきを受けました。あとは・・・レストランで頼んでないビールまで請求され(代金は返してもらったけどさ)た。

お好み焼き屋では、たぶん・そうだよね? で「B'zのギター弾く人(あるいは稲葉氏ではない方)」とテーブルが隣でした。普通に食べてました。普段はオーラも出ないようにしてるんだな☆

今日は36度越えたんですって。たぶん最高に暑い3時に私は自転車を漕いでました。普段なら汗が出れば風を受けて、すううっとするもんです。でも今日は違った。汗に気づかず、ぽっちゃんと目に入った&つつつーっと胸を伝った、時点で自分が滝のような汗をかいていることに気づきました。遅いよ。女子とは思えぬ汗まみれだったね。これで赤ちゃんたちに会ってきちゃったですよ。ふう。

さらに帰り道では夕立に遭いびっくり。大きめの庭木の下で休もうと自転車を止めたら、その家のおじさんが「傘貸そうか」と言ってくれました。有難いってことで借りましたヨ。親切感謝です。

あー、ただひとつ。『エリザベート』の「ぴあ」での抽選は友人部隊も全滅。ううう、帝劇に並んじゃうんだから!

2005/06/26

明日は大阪

暑そうだ・・・ 職場の人たちと大阪へ。一泊してUSJで遊ぶのが一番の目的です。

昨日は34度の前橋まで、普通列車でお出かけしてました。遠かった。2時間近くかかったよ。中学時代の友人に会いに行きました。生まれて半年のベビーの成長を見たの。すっごくむちむちしてて、びっくりしました。その代わり、マミーである我が友人はすっかり栄養を取られているようで、細くなってた・・・ もっと食べてね!



2005/06/22

Italia Vaticano編 2

1 システィーナ礼拝堂へは 
建物の一番外に、へばりつくように張り巡らされた入館者用のルートを訳もわからずたくさん通過(分かっていたのはガイド役のK嬢のみであろう)します。そして到着。薄暗くなったので目が慣れるまでちょっと時間がかかります。
「シーッ!(警備のヒト)」しばし、堂内もしーん・・・ また、がやがやがや・・・「シーーーッ!」の繰り返しが日々行われているようでした。注意書きは「寝てはいけない」。だってねぇ 天井画だもの、寝たいですよねぇ

絵については青がとてもきれいだった、オペラグラスが活躍した、きんぴかかと思い込んでいたけど豪華絢爛という雰囲気ではなかった、やはり聖書の物語は教養として持っているべきだ、です。けっこう痛々しい絵もありました。そして天井に向かって描き続けたミケランジェロの根性に敬服しました。局部を噛まれた方の絵も確認しましたよ。意地悪ね。
仕方のないことだけど、びっしりと堂内には人がいます。礼拝堂という雰囲気は全くなく、絵画観賞の部屋になっていました。この鮮やかな創世記の物語に囲まれて、静かに祈るのはどんな気持ちでしょうか。

2 息も絶え絶え
気づくと「ピナコテカ(絵画館)」にも行ってないことに気づくも、すでに閉館時間・・・間近。入り口にあった素敵なミュージアムショップも諦めて「ピナコテカどこー!」と走ったのですけど、なんだか迷ってしまい、時間もなくてたどり着けず。またの機会に・・・しくしく。

3 水は飲んだが食事はしていなかった
当然よれよれに疲れていたのです。早く座りたい、ゴハン食べたい、の一心で、博物館出口に近いある店に。選ぶ気力がなかったんですね。パン生地のピザが並んでいて、注文しました。で、レシートが出ないまま席で待っておれ、と言われます。まともな旅行者は価格が出ていないところで入店しないのですが(我々も通常は)、何せ疲労困憊の極み。何でもいい、という投げやりな気分で座ってしまったのでした。ダメ旅行者の見本だな。

私がトイレから戻ると、やっと正気に戻った仲間が眉をひそめていました。「値段を聞いても言わないんだよ!」 !!!
これは問題です。でもまぁ食べてから対処しようかなと出たものに口をつけたものの、疲れた体でもイヤンな味。とても不味い。私、ほとんど残しました。テーブルに広がる反省と悔しさと怒りの感情・・・ やってしまっただよ。
おおっと、隣のテーブルでは請求書を見て「こんなのおかしいわよ」「高いわよ」なジェスチャーを出してます。払うのかなぁと見ていたら、払って出て行きました。うう、負けないぞ。

唯一悔しさを完食行為であらわしたT嬢、にっこり笑いながら日本語で「すごくまずいねぇ」と調子のいいウエイターに向かって言い放ち、「全員分のレシートを出して」ガツンと一言、続いてマダムなA嬢もお怒りオーラで「幾らなの」とダメ押し。あ、私とK嬢ははただにらむ係でした。お役に立てなくて。

さっきから我々のテーブルの背後にぷかぷかタバコを吸っている姉さんがいたのでしたが。どうもそのヒトがオーナーだかで、ウェイターは彼女に相談。相談かい、え。そしてなぜか店内でピザを温めてたおじさんが登場し、レシートを渡しに来ました。ふーん。価格は観光地価格ながら、許容範囲。何も言わないでいると、ウエイターの手書きの水増しいっぱい価格が請求されるという仕組みじゃないかなと思います。

空腹は判断を誤らせる! ツライ時ほど、冷静であれ! 山で遭難する時もこんな感じ?と空腹を憎み店をあとにしましたとさ。

2005/06/21

スパシーバ再び

阿佐ヶ谷のラピュタで「ユーリー・ノルシュテイン旭日小綬章・叙勲記念レイトショー」を再び観る。

プログラムB  作品紹介
『25日・最初の日』
『ケルジェネツの戦い』
『アオサギとツル』
『話の話』
 計4作品(60分)


「話の話」、所々記憶がありません。寝てました。がーん。レイトショウって眠いんですヨ。全体的にプログラムBは暗かった・・・戦争やら革命やらで。

眠い原因は、満腹だったのと(ヴィレッジ・ヴァンガードのハンバーガー屋。阿佐ヶ谷と吉祥寺だけみたいですね。美味しかったです)、
昨日夜中2時頃まで本を読んでいたせいもあります。↓

『Q&A』恩田陸
恩田陸の小説は、読ませるし、ドキドキするし、学園ものの懐かしさも好きです。ラスト以外は・・・ どうも、この方のオチの付け方がだいたい好きになれません。とっても残念です。これも、あれーそこに行ったのか、超常現象って扱いが難しいんだよう。陳腐に感じがちだからね。
という訳で、☆☆☆.5 です。

それから、ミュージカル『エリザベート』のオリジナル・ウィーン・キャスト盤を借りました。東宝版のチケットを取るべく奮闘してますが、抽選はダメダメ。くじ運はないんだよな。
日本では、宝塚版からトートの場面が増えているそうです男役が映えるように)、でもこのオリジナル盤でも、音楽がぐいぐい引っ張るのです。意味が全く分からないドイツ語でも伝わります。これを祐一郎が歌うのを聴きたいものだわ・・・ 恍惚のあまり頭がまっしろになりそうです。

2005/06/18

Italia Vaticano編 1

早起きして10時前に(・・・)ホテル出発、テルミニ駅から40番のバスでヴァチカンに向かいました。停留所が少ないのですりも少ないらしい。以前、バリ島でのラフティング体験で川に放り投げられて青ざめたこともあるK嬢が、今回はバス内で片足を軸にくるっと回転、シスターの膝に倒れこむ。今日のガイドは君だ、無事でなによりだったね

1 サン・ピエトロ広場
バスから降り広い道に出ると、その向こうに大きなクーポラが見えました。きっとあれが大聖堂ね~ ここのところ法王逝去のニュースで何度も見た広場に行くんだ。ずんずん、今日も日差しが暑いわ・・・ 

聖人たちと柱がぐるりと囲む広場に到着、大聖堂へ入る列がすでに出来ているけど、まずはここから動けない我々です。どこかからの観光客一家と写真を撮り合ったりしつつ、このために持ってきた双眼鏡で聖人チェック。小さい子ども(いや天使なんだろうか)を連れてたり動きがそれぞれ違ったりして、面白いです。ココに立つと、二重になっている列柱が重なって一本に見えるヨ、のポイントにも当然立ち「一本だぁ」と叫ぶのも抜かりなく忘れません。

2 ヴァチカン博物館
が「世界最大の博物館」って建物規模かな収蔵品かな。ともかくとても広かったけど。まずは入場までに1時間以上かかりました。高い高い塀に囲まれたヴァチカンの外を、偽ブランドバック売り・物乞いの人・うわさのジプシーに注意しながら並びました。世界的観光地なので、とても塀の外は俗っぽいです。さてようやく入館。私の護身等用のナイフは預けました。

ギリシャ彫刻ばっかりずらーり置かれたところでは、ヘンな顔やポーズばかり鑑賞。こんなにいっぱい、一体何のために集めたんでしょうか。欲張りにも程があります。

続いてピーニャの中庭という場所へ。巨大松ぼっくりと、やたらと現代美術な地球儀(?)が対照的なところです。とても可愛らしいライオンが松ぼっくりの下にいたので、一緒に撮りました。

八角形になっているところでは、「ラオコーン」が有名とのこと。襲われるラオコーン、息子たちが小さいのがポイント? 人がいっぱいいて、ギリシャ彫刻を散々見た後だったので、もうなんだか記憶が曖昧。あぁ何たること!

さらに進み、キリストの生涯を織り込んだ巨大タペストリのシリーズ、地図の間と言いつつゴージャスな天井に目が大忙し、うっかり踏んでいる床もモザイクが素敵だった。IMG_1398大理石のモザイクテーブルもお見事でした。

そしてラファエロの間。へとへとになりつつある頃に「アテネの学堂」に辿り着く。そうか、キャンバスじゃなくて壁画なんだ・・・と初めて理解。反対の壁まで後ずさっても、全体を一目では見れません。宗教モチーフが続いた後に観ると、人間を描いているのがより分かりやすかった。戦争して勝った!だっけ、そんな絵もあった・・・ むむむ、記憶がピンチです! 助けてKちゃん~

2005/06/16

あーれー

イタリア バチカン編を頑張って書いてたんですが、PCが「メモリ不足」と言って書いたデータと一緒にダウンしたよぅ・・・ 書き直す気力がないので、また今度ね。もぉぉ

今日はイタリアでずっと同室のA嬢と仕事の後に会いました。私がポータブルストレージに預かってたデータを、CD-ROMにやいたものを渡しつつ、楽しかったねぇ!と振り返ったの。次はミラノお買い物ツアーしたいものだね。

で、妻がこうやって楽しく旅やらミュージカル、または着物などなどにうつつを抜かし、楽しく生き生きしていればオットも幸せに違いない、と二人で頷きあいました。身勝手~? 自分が楽しくないと、相手を楽しくさせる気分になれないってのもあるしね。おほほ。

夏用に。マリー・クワントにてぶどう色のネイルポリッシュ、伸びた髪が暑くなってきたので蝶モチーフのヘアクリップを買いました。

2005/06/14

スパシーバ

阿佐ヶ谷のラピュタで「ユーリー・ノルシュテイン旭日小綬章・叙勲記念レイトショー」を観る。
プログラムA  作品紹介
『霧の中のハリネズミ』/ユーリー・ノルシュテイン
『キツネとウサギ』/ユーリー・ノルシュテイン
『愛しの青いワニ』/ワジム・クルチェフスキー
  (アニメーター:ユーリー・ノルシュテイン)
『犬が住んでいました』/エドゥアルド・ナザーロフ
『お姫さまと怪人』/エドゥアルド・ナザーロフ
『ひとりぼっちのカバ』/エドゥアルド・ナザーロフ
『マルティンコの軌跡』/エドゥアルド・ナザーロフ
 計7作品(64分)


ノルシュテイン以外の作品も上映され、面白かったです。「マルティンコ・・・」の若返りの様子が、ロシアらしさを見た感じ。おばあさんの胸がぐいっと山盛&お尻もぷりっとなるのが、若返りの表現だったので。日本だと曲った腰が伸びてシワがなくなる、というのが典型かなぁ 
「霧の中・・・」「キツネと・・・」このノルシュテインの2作品は、絵本にもなっています。映画ほどの効果ではないけど(そして地味なんだけど)素敵。読んであげれば聞いてくれるものの、子どもは自分からあまり選んでくれないんだよね。また読んでみようか。



2005/06/13

大阪までバスでいくらなのか

あ、『レ・ミゼラブル』が年末から新年に大阪で再演するんだぁ(東京では来年4月の1ヶ月間の再演決定) キャスト表を見ると、山口祐一郎と岡幸二郎が、バルジャンとジャベールで組む日がけっこうあることに気づく。・・・マチネを見に往復高速バス、という予定が組めるんじゃないのかと妄想開始。あぁぁ イタリア旅行のカード決済も済んでないのに~ 君は東京公演まで待て、だ。

岡幸二郎さんのブログ「エグゼリーノの青い溜息」はPCをあけたらチェック。すごくマメに書き込んでいるうえに、内容がきらきら華麗~ 先日は下着まで全部アルマーニ、指輪はブラックオパールで、とか書いちゃうし。美味しいものもよく食べるし。熱い気持ちがあふれているので、ぜひ観てみたいの。22日に銀座山野楽器でCD発売のイベントがあるとのこと。行けたら拝聴しに行きたいと思ってマス。

Italia Roma編 2

5 サンタ・マリア・イン・コスメディン教会
「真実の口」のとこ。けっこうな距離を西日を受けながら歩いたのに、すでに閉まっていた。6時近くだったんです。ホント、明るいのでうっかりします。ただ鉄格子越しには見れました。・・・感想なし。あぁ、これか、という感じです(たぶん歩き疲れてた)。それより手前のチルコ・マッシモの風景が穏やかで良かった。映画「ベン・ハー」でも出てきた昔の競技場跡が公園のようになっていて、犬を散歩させたり自転車で帰宅途中だったりしてました。

6 ジェラート
またカンピドーリオ広場に向かって歩きます。地図上だと遠く見えたけど、歩くと10分もかからなかったかな。さて、さすがに一休みしたい。そこで遠足の帰りっぽい子どもたちが群がっているジェラッテリアがあったので、入ってみました。ん~、ココは美味しかった! 私はリモーネ(レモン)。シャーベットに近い食感でした。歩き疲れた体に染みたぁ 食べ終わってから気づいたのは、ドルチェ担当A嬢の事前リサーチで「美味しい」となっていた店だったということ。ふふ、いい勘だったわ。あ、店名は覚えてません~ Piazza d'aracoeli に面してました。

※自家製のジェラートかどうかは、容器に山盛りしてるとこは既製品を継ぎだしていると思え、です。つまり容器のフチより高く盛ってあるところは避けるとヨシとのこと。でもさ、そうなるとほとんどの店はダメダメになってしまったの。OKなのってほんと少なくて、次にジェラートを食べるヴェネツィアだったのでした。

7 コルソ通り
今日の観光目的地は達成。ということでディナーの場所を探しつつ,店が建ち並ぶコルソ通りをぶらり。実はもう7時近く。DIESEL、ジーンズは半額くらいで買えるみたいです。T嬢がエスニックぽいシャツを試着している間、ジーンズも履いてみたいなぁと見つめてました。閉店時間になってしまったので履けなかったんだけど。あの細いのは無理かしら~

8 スズキじゃなくて。
雰囲気が良かったのでここでいただくことに。Ristorante IL MIRAGGIO Via dell'Umilta,46
メニューに英語が併記されてたので、何となくは分かったんですが、魚料理に困りました。魚の名前は英語も分からん。迷っていたらウェイターのおじさんがある料理を指して日本語にて「スズキ」「オイシイ」と言ったのです。スズキって食べつけないよねぇ、オススメだというし、オーダー。そして出てきたものはピンク色・・・ 念のため、食べてみる。これはどの角度から見ても「しゃけ」だよ?サーモンと言っても良いのだが。こほん。今後のためにも間違いを正してあげたいところながら、いそがしそうなので出来ませんでした。美味しかったです。

あとは名物のサルティンボッカ、アサリのスパゲティ、サラダなどを。T嬢いわく。イタリアではパスタが熱々で出てくるのである、素晴らしい。よってくパスタは熱々のうちに食すべし!のスパゲティは、アサリの味が濃くてびっくり。うわーん美味しい!

IMG_1363ハッピーバースデイ!
さて今日はK嬢の誕生日でした。先ほどの間違いウェイター氏に超カタコト伊語で「誕生日・今日」といいながら、ドルチェにティラミスとカフェを頼みます。するとティラミスにぶすっとろうそくを差して灯し(だ、大胆な)、席の明りを落とし お祝いしてくれました。グラッツェ!

日本で食べるティラミスってもう、こってり濃厚マスカルポーネじゃありませんか? 自家製だと言うこちらは、とってもさっぱりしてました。甘いものが別腹じゃない私も、全部美味しく頂けました。昼のジェラートも甘ったるくなかったし、オトナ向きの味だったな。

9 あら、トレヴィの泉に近い
地下鉄駅を地図で探すと、トレヴィの泉が通り道にありました。寄ってみることに。おお、落ち着いた照明がいい! IMG_1372水が満々とあふれていて、豪勢な気分になります。泉の前の階段には各国からの観光客がいっぱい。バラの花を押し付ける物売りもいっぱい。無言でぐいぐい手に押し付けてきます。賑やかだけど昼のぎらぎら太陽がないので、ゆっくり眺めました。・・・物売りやスリのいそうなところで財布をあける気にならなくて、コイン投げはしませんでしたが。

地下鉄の駅・・・と歩いていくと、急に思い出した。工事のため夜9時~運転中止してたんだった。代替バスに乗らなくては。えー、バス停どこでしょうか。人がたくさん並んでいたのですぐに発見、降りる駅の案内がないので、目の前にしたスーツをぴしりと着こなしたおじさんに尋ねてみると、同じところで降りるらしい。降車駅を教えてもらってようやくホテルに帰還。

ふう、やっと初日が終りです。

2005/06/11

nine THE MUSICAL

観劇2度目。前回は上手側よりの5列目、今回は最下手の5列目。



席によってこんなに違うのかぁ 
上手側だと、ずっとグイード(別所哲也)の顔と対面するけど、女性たちを背中側から見る感じ。でも下手側になると、反対にグイードの背中ごしに女性たちと対面するのです。下手側からの方がグイードの心に沿って見れて良かった。上手だと妻ルイーザ(と女性たち)側にたった見方になったので。大勢の女性に囲まれ、迫られ、見捨てられた(ように感じている)グイードを、見てる私も感じられました。女性たちが個々で違うキャラクタを演じ、動いているのに、すっと「女性たち」になる一体感もあって・・・ゴージャス。



別所グイードは、今日の方が声が出ていて素敵。妻ルイーザのラストの激情っぷりも、真正面からぶつけてくる角度で見られたので、あぁっ こんなに愛されてるのに、グイードったら逃げちゃだめ、と前のめりです。



ゴージャスといえば「なつめさん」と呼ばれているんですね、大浦みずきさん。うしろの席にいた小母さま二人組がファンらしく、「素敵よねぇぇぇ」とうっとりされてました。池田さんのアクロバティックなセクシー攻撃にも参った。でもからっとした色気(ねっとりじゃなく)で、いやじゃなかったです。



「女は娼婦か妻の2種類しかない」んだってよ・・・(そうなの?)で、娼婦は悪なんだだって言われちゃったんだね。それと同時にやさしいママからも、自分で歩いていくんだよ、と(不本意だったのに)手放されちゃったと傷ついた。そこで未熟なままのグイードは、それぞれの女性たちのおいしいところだけ食べ歩きつつ、心は9歳のままおじさんになった。ところがそれが行き詰まり、死にそうなところまで追い込まれてたところで、気づいた。女性たちは先に気づいていたので、彼の前から去って行ってしまった。そう、相手も自分も損なっていくだけ・・・。



もうすぐ40歳♪で、やっとママへの想いから自立、妻と向き合った、ところで幕。さぁその後、離婚を切り出した妻とはどうなったのか。新生グイードなら、離婚してもOKだし、再度関係を築いてもいいな。余韻が残るラストでした。立ち上がったグイードを、祝福している女性たちの笑顔の優しいことといったら。あれは本当にグイード側のファンタジーだよなぁ 君に幸多かれ!グイード!



※ライブ盤CDを出す予定らしいです。決まったらお知らせください、にメルアド書いてきました。



2005/06/10

トップの写真は

ヴェネツィアで出会ったネコです。たぶん女子。かわいいコだった☆

えー、おとついは職場復帰二日目でした。朝から腹痛で、午前中二つの会議に出たあと館に戻り「腹ペコで痛いのかも」とお弁当を食べたけど、やはり治らず早退。出社拒否か・・・? いや、どうも疲労その他もろもろが重なっただけだったみたいです。もう回復しました。

今日は午後から仕事で西葛西に行きます。日販(書店取次業者)に行って、10万円分のお買い物をするの。普段買いもらしたものを見つけられたらいいなぁ 

夜はまた「ナイン・ザ・ミュージカル」(また、って今月4日にも行ったから)。舞台を俯瞰できる場所からも見たかったけど、やはりまたかなり前列。明日もまだ空席あり、らしい。でも仕事だ・・・ お財布もブーだし、我慢なり。

そろそろ気分だな、と町田康に着手開始。手始めに軽くエッセイ『へらへらぼっちゃん』と『人生を救え!』から。読点が来ない~、この感触は夏目漱石の『坊っちゃん』以来。草書体が目に浮かぶわ。読んでると、仕事モードの目線がちょいとズレていいです。

2005/06/08

Italia Roma編 1

旅のルームメイトはずっとマダムのA嬢でした。さて彼女持参の100円目覚ましで、爽やかにお目覚め。いやん、空が青い!真っ青! 窓の外には赤いポピー。それに朝食も素敵。ローマ中心部から離れたホテルのせいか、ハム・チーズも数種類、スイート系パンも数種、ヨーグルトに入れる蜂蜜も数種・・・ 旅行中でいちばんシアワセな品揃えでした。

1 おつりプレファボーレ
地下鉄&バス一日券(4ユーロ)を買おうと、自販機に5ユーロ紙幣を入れました。券が出て・・・・・・・あら、おつりは? おつりハンドルっぽいものをぐるっと回してもダメ。駅員に言うと、彼は機械をバコバコ叩いて「ノーン!(壊れた、と言ってるらしい)」 で、おつりはもらえるのかい。聞くと住所や名前を書類に書けと言う、面倒になってきたのでローマの地下鉄に1ユーロ寄付しました。ちぇっ

2 目の前にコロッセオ
が、どーんと。駅をするっと出てふと顔を上げると、うぉぉ コロッセオ。とても非日常な風景が現代の駅を出ると広がっていたのです。ここに来て突如「ローマに来たのね! ここをシーザーも歩いたのね!」と盛り上がる我々。こんな巨大な建物を使って猛獣と人を戦わせ、飴とムチ政治を行ったんすね。ローマ帝国の当時の繁栄などに、汗を流しながら想いを馳せる4名。
ちなみに、この先もほぼ同じ会話が繰り返されます「おおお」「すごいなぁ」「手で作ったなんてねぇ」「・・・暑い」。建築・工学・美術・歴史あたりの学部出身者がいたらマメ知識を披露しながら、感想も広がったかも。しかし我らは国文学科出身のグループゆえ、感想も文学的傾向に(うそ)。

3 フォロ・ロマーナ
IMG_1325町中に2000年前の建物を、今だにこうして残しているというのが しっくりしない。建材用に壊したりしないで残しておいて、えらいのぉ 神殿が教会になったため、残ったのかなぁ

フォロ・ロマーナを進むと出る、カンピドーリオ広場はミケランジェロ設計の幾何学模様が素敵、ということですが。そんな床模様よりも我々の目には・・・式典用の制服をクールに着こなした警官らしきおじ様たちが気になってました。何かが開催されてる感じなの。地図を見ると「市庁舎」。え、こんな素晴らしき古典な建物が役所なの~。すごいな。制服・スーツ姿にヨワイ私は隠し撮りしたかったんですけど、風景に紛らわせて撮るのが精一杯。かわりに白バイ撮ったりして。

4 パラティーノの丘で「アホーイ
まだまだ広い古代遺跡群、ぐるりと周ってやっと丘の上高級住宅地へ辿りつきました。丘にはいい風が吹いて気持ちが良いです。景色も良い。オレンジの木には実が成り、ゲイカップルは立ち入り禁止区域で写真を撮る~ かなり歩いていたので、芝生で輪になりひと休みしました。ふーう。空にすいこまれそう♪

やはり非現実的な廃墟風景だわ、とまた歩いていると 写真を撮ってくださる?と白人のおばあ様が声を掛けてきました。頼まれたのは眩しい笑顔のイタズラ天使・・・T嬢。笑顔で撮影し、じゃぁね、という時「アホーイ」という言葉が。このT嬢、職場には各国留学生がいるのです。で、チェコ人ともお友達。すかさず「チェコ(の方)?」 そう、おばあ様はチェコ人で、アホーイというのは気軽な挨拶の言葉だそう(よね?)。イタリアで日本人の女の子にチェコ語が通じて、きっと喜んでいたんじゃないかなぁと、私たちも嬉しい出会いでした。アホーイ!


2005/06/06

Italia 1 24時間の旅

旅の仲間は 札幌からK嬢、T嬢。東京からA嬢、私の4名です。ちなみに短大からの友人たち。

ローマまで何と家を出てから24時間かかりました。

まず直接には関係ないものの、品川から来るA嬢にハプニング。JRが故障を起こしたため、予約していたナリタエクスプレスを逃す。私だけこの列車で空港へ。A嬢は一本後の(たしか)特急で30分ほど遅れて合流。ま、でもまだまだ余裕です。腹巻タイプの貴重品入れを買いつつ、出国ゲートへ向かいます。

爽やかにKLM機に乗り込み、離陸するのを待つ我々。待つ、待つ・・・・・・・あり、ついにエンジンが止められた~
油圧関係にトラブルあり、とエラーが出たので確認するとのこと。「あと30分くらいで復旧」とかいいつつ、結局1時間50分遅れの離陸となりました。

途中、ジェット気流かエンジンのお陰か遅れは1時間に収められたのですが、経由地スキポールに着いたまさにその時! 我々の乗るはずだったローマ行きが離陸して行ったのでした。

次の乗り継ぎ便を手配してもらったところ、3時間後の便に決定。おっと、便が変更されたら旅行代理店に連絡せねば。ここで素晴らしい威力を出したのが、K嬢持参の海外でも使える携帯電話。素晴らしい! Grazie!まだユーロに両替もしてないのに電話できるよ~ 旅行でケイタイなんて、と思ってたけど便利さには敵いませんよね。次回は持っちゃうかもなぁ

ローマ行き機内で、T嬢の隣に座ったイタリア人女性が人懐こく楽しい方で、日本支社が神戸にあり大阪・東京など何度も行ってるそう。古いものがあるところが両国は似てる、などと親日らしい感じです。オマケにいい靴屋とかピッツェリア情報などを教えてもらいました。幸先良さそうだ!

そしてようやく夜中近くにレオナルド・ダ・ヴィンチ空港到着。ローマの夜は暗かった・・・ 空から海岸線がけっこうキレイに見えたけど、街が日本のピカピカに比べると「夜」でした。
こんなところで死にたくないから!と思わせる程に、恐ろしいスピードで走る送迎ワゴンに揺られ、宿泊地 Express by Holiday inn SAN GIOVANNI へ。あ、受付くんと写真取るの忘れたね・・・>Aちゃん。

2005/06/05

ただいまー

昨日朝、帰国しました。早速、キャンティ・クラシコを飲んで寝て寝て寝てました。

今日の夕方からは、「ナイン・ザ・ミュージカル」を観てきました。じーんとします、空席が勿体無い・・・ まだ数日ありますから、迷っているかたは是非ご覧あれ。

旅行については少しずつ報告予定です。