2014/11/30

『スリル・ミー』11/22昼 伊礼/田代ペア 1 小鹿か子犬のような万里生

@銀河劇場
伊礼彼方/彼
田代万里生/私
ピアノ/朴勝哲
演出/栗山民也

それぞれのペアの略称が並んでいるなか、<伊万里>ペア、と仰った方に座布団一枚ね! うまい!きれい!

さて、評判が良いので一度観てみたいとおもっていた作品、日程の関係でどのペアかは選ばず、取れたのが、この伊礼&万里生、でした。スチール写真の段階で、落ち着き払った感がダントツね・・・と思っていたのだが、
開演早々に「19歳」と<私>が言って、椅子から落ちそうになった。

じゅうく? あらまぁ・・・ わかったわ、じゅうくね! 童顔に短めの髪が可愛い万里生はともかく、伊礼さん! 心の目を200%活躍させて、じゅ、じゅうくよ! シュミが普通じゃない<彼>だから、まぁ老けて落ち着いて見えるのかもしれないよね。無理遣り納得しました。

ここの肝は、未成年(裁判上、それも大事なのかもしれないが)その事より、若者である、という設定を押さえればいいわけですし。
パッと見、<私>の自分への執着を利用してコントロールしている、という態度であれば見た目なんか二の次だわ。

登場人物は語り手の<私>と、<彼>、シンプルな舞台の2階部分端に、唯一の伴奏であるピアノ。
休憩なしの100分、少しずつ少しずつネジをきりきりきりと巻いていくような展開、客席も緊張感に呑み込まれていく面白さでした。「現在」の仮釈放申請の場面からスタートするので、「過去」の19歳の場面から、逮捕に至ることは分かるのに、ドキドキがすごくて、見事な脚本と演出、そして音楽です。

観終わって、各ぺアごとに<彼><私>の関係性、主導権がどこにあるのか、どの段階で2人の依存しあう心の動きを見せるのか? タイミングや見せ方が少しずつなのか、けっこうなのか、とにかく違うにちがいない。
同じペアであっても、その日の自分の気持ちでも変わるかもしれないしなー。ああ、これは全ペア観たくなる地獄!(観たかった)
物語そのものの構成はシンプルにつき、役者の力量や個性で面白さの濃淡が決まるのだね。

伊礼&万里生はどうだったか?
見た目上、分かりやすくガタイが良いほうが、支配的な態度。童顔で伊礼さんに比べれば小柄(でも万里生も決して小さくはない)が・・・と、ここまで書いて公式で身長確認したら、伊礼178、万里生177でした。1センチしか違わなかった。おおー、役の印象や全身の雰囲気で、もっと差があるように感じてたな。

大学院生となった2人は久々に再会、<私>は子犬のように<彼>にまとわりつき、冷たい態度をとられる。他の人と、自分たちは違う。<彼>にとって自分は特別な人間だと訴える<私> ふむふむ。
恐ろしく“中二病”な、ニーチェを持ち出す<彼> 俺は、俺たちは、「超人」だから、世の倫理や法律などお構いなしでOK、自分自身の考えで行動するんだ、などなど。

哲学などちっとも分からないので、帰宅してからニーチェの項をナナメ読みしてみたけれど、ものすごく大雑把な私の感じ方だと“中二病” ほんとは違うとおもうが、とりあえず。自分のこと高く評価しまくって、超人はその他の凡人より偉いんだぞーっという選民思想っぽい。たぶんほんとは違うけど。とりあえず。

19歳だもの、俺は人と違う特別な人間だ、というのは“中二病”でくくれる気がする。<彼>がニーチェを深く読み込んだ結果ではなくて、むしろ思春期のオレ様気分に、ニーチェの「超人」がフィットしたので、理由づけのため「超人」と言ってるだけであろう。

若者がいきがって哲学者の言葉を引用するのはありがちなことですが、だからって放火したり殺人を犯すのは、度を越してました。その意味では「超人」でしょうかね。

さて、始終傲慢な態度で支配的に見える<彼>が、実はそうではなく<私>に深く依存していることを垣間見せる場面がわりと冒頭からありました。

放火や盗みの見張り役をさせられる<私>が、これ以上は付き合いきれない、と切り出す場面。このやり取りの落ち着く先を見ると、二人ともこえええーって思うんですがー。
<私>が自分から離れようというそぶりを見せると、俺にはお前が必要だと! 怒って罵倒したあとに、優しくするなどDV男の常套句だわ! 万里生、逃げてーっ などと純な私は思ってましたが、ほほほ。

結果、契約書を持ち出して、二人はお互いの要求を必ず満たすこと、という血の契約を結びます。
本当に、本当に、自分の倫理観などから<彼>に付き合いきれないと本心から思っていたら、どのように言い募られても犯罪を重ねることは変わらないのだから、きっぱり去るべきですよね、でも<私>は契約を結びます。

おどおどと従う外見とは別に、<彼>には自分が必要であることを<私>は確認したかった、言わせたかった、服従してるカタチを取りながら、<私>と<彼>の関係強化した場面でした。
背中がぞわーっとするような、静かな怖さがありました。共依存・・・
しかも、小鹿か子犬かのような可愛い万里生<私>を見ていると、Sな自分が掘り起こされる気さえした。言葉は悪いが、可愛すぎていじめたくなるというか。
<私>の従属的な態度が、むしろ<彼>の傲慢な態度を引き出しているようにさえ見えるのだった。
客席の私の心の支配的な部分を呼び起こす万里生<私> 怖いわよ。

そして、<彼>にしても、態度では傲慢さを保ちつつ、<私>に去られることが恐怖なんだというのを、うすうす気づいたような表情の伊礼さんだったかと。表面化してないし、表層では<私>を良いように操縦するオレ、というストーリーを保ったけれど、このやり取りは見た目の関係性とは違う二人の主従関係の一端が見える仕掛けです。
「超人」たるオレ様を維持するためには<私>が必要であるし、オレがいなければあいつはダメなんだと思うために<私>には<彼>が必要。
面白いーっ 

中盤の児童誘拐&殺害の場面へ展開している最中は、この2人の微妙な関係をふと失念してみていましたが、このちょっとした2人の力関係のあり方が、終盤の展開への伏線となるわけです。
万里生の静かな「ぼくこそ超人」を聞いた瞬間の、うぉー、やられた感、面白いわーっ

2014/11/26

大きくてはみでる

友人が、もらってきてあげるねー!とレミの宣伝シールを手に入れてくれた。
あ、光っちゃった。B5サイズでしょうか。ありがとう、友よ。スマホに貼るねー、ルンルンとカッター板を出して気づいたよ。これは大きい・・・・!
でも、
Do you hear the phone ring って書いてあるってことは、スマホに貼ってほしいなぁと思ってるってことですよね? あー、もしかしてiphoneのひとはうまく貼れるのか?!
少数派機種はつらいのう。

あと、勘亭流風の文字をスマホに貼るのは、心のハードルが高いので(「無常」なら貼っても大丈夫だった気がするが、宣伝にはならないか) やはり英語のタイプが嬉しいのだったが、とにかくでかい。

そして、そして!
何より、コゼットの哀しい表情に胸が痛くなっちゃう・・・

これから寒い季節なので、春になったら貼るかも。でも今はなんだか寒さに凍えるコゼットを想って、ますます寒くなるので、ひとまず眺めておくことにします。

2014/11/24

お家が遠い帰り道

楽しい夢は終わりで、家路半ばです。お家が遠い…

今回は宿泊ホテルで火災警報器が鳴動してびっくり。20分ほど何の説明もなくて、女性フロアのおばさまたちがギャースカ大騒ぎなどあり。誤報でした。

高層階にいたから、靴を履いてコート着ていちおう待機したけど、地震も怖いよなと思い出してました。

禅さんのナイト。キーヨの足上げ、万里生の小さい顔を思い出しながらお家に向かってます。
札幌が雪じゃなくて良かったわー

2014/11/23

大満足3連休

土曜日昼。『スリルミー』伊礼&万里生
万里生のことかなり好きかも!と思いながら、キリキリする緊迫感を楽しむ。

夜。『アリス・イン・ワンダーランド』
素敵な作品なのに、音が広がって2階席では歌詞がちっとも聴き取れない哀しみ。
禅さんが踊ってきゅるんきゅるんして可愛かった。うん。新納さんカッコいいいもむし。

日曜日夜。
『ファースト・デート』
ノンストップの楽しさ! 出演者がみなキュートで、特にアッキー&聖子ちゃん相性良い。歌も素晴らしく、明日も見に行ける〜チケット2公演取った私よ、グッジョブ!
キーヨは可愛すぎます。

画像はローズベーカリー銀座のクリビアック。お米、サーモン、パイ包。美味しかった。

2014/11/19

『アルジャーノンに花束を』9/21昼、9/22昼 2 ミュージカルかぁ

きっと、音楽担当の斉藤恒芳さんと相性悪いんだね・・・
久々に、唐突に音楽(というか歌が!)という気持ちが拭えませんでした。全部がヘンだったわけじゃないんだけど、全体の統一感がなくて、音楽で何を表現したいのか掴みきってないのかしらと。
場面場面ではそれなりに雰囲気がある曲なのに、時代感や音楽の質感がバラけていた印象です。音楽についても私は素人ですけど、むしろミュージカルじゃないほうがスッキリしそうとさえ思った。
宝塚の音楽もけっこう作ってるから、別に初めてというわけないみたいなのに。

もし、この統一感のなさは狙い済ましたものだったら、ゴメン。んー、いやいや、狙ったものだったとしても、私は好きじゃない。
三木たかし先生を見習って!(劇団四季との製作、好きです。しみいります)

私の愛するミュージカルは、言葉で語られないキャラクターの本心を表したり、思いの激しさ、喜び具合、それらを言葉よりも、時に演技を超えて表現する大事なもの。
その点で、斉藤さんの音楽はどうにもしっくりこなくて、残念でした。

さて、各ステージでチャーリィが今まで気づかなかった周囲と自分との関係を発見していきます。
素敵なアリス先生への恋心、パン屋のみんなとの付き合い。すっごく賢いと思っていた病院のドクターたちがそうでもないと感じたとき。
病院の外、自由に生きる女性と抱き合ったり、でも上手く出来なくて。

母ローズ、妹ノーマとの関係に登場する。性の問題は、観ていて痛くて辛かった。母の心配も、妹のくやしさもわかる、だけどチャーリィはそれが分からない。
理解できない人にどうやって対処すれば良かったんだろうね。ううっ
女の子に触れちゃだめなんだという戒めは、最後までチャーリィを傷つけてました。

チャーリィ自身も、自分がどう思われてたかと気づいた上で、傷つきながらも乗り越えていこうとしていたのは成長の証だった。賢くなったそのままでいられたら、乗り越えた後のチャーリィに会えたのに。

周囲の人たちも、チャーリィが変化したことで今までの態度がアンフェアだったと恥じたり、気づかれたくないと願ったり。自分より出来ない人がいると安心したりするよね・・・チャーリィの可愛い笑顔を見ながら、そんな黒い自分を思ってしまう。恥ずかしい。
各場面のチャーリィは、私にいろんな面を思い起こさせました。

役柄に対する深さでいくと、浦井くんがあまりにダントツで、あ、安寿さんもいい感じです。このお2人のほかとの、技量の差が激しすぎたのも、なんだかもったいない。
そう! そうだ! この作品、もったいない点が多すぎるんだ!

もしかしたら、初演の浦井くんはもっと違う感じ(賞も受けたけれど、一生懸命だったに違いない)で、他キャストとの差も見えなかったかもしれない。でも、再演においてはそりゃ深い溝がってくらいの開きになってしまったんだなー。

いろいろな点で、今しか見れなかった作品だろうと思います。年齢的にもチャーリィとほぼ同じで、浦井チャーリィ最高のできばえ、ではなかったかと。

単に浦井ファンとしても、天使かよ!の笑顔の最初のチャーリィから、世の中の隅々まで見えるようになっちゃったチャーリィも楽しめて、お得でした。

2014/11/18

『アルジャーノンに花束を』9/21昼、9/22昼 1 浦井くんの10年の豊かさよー

随分時間が経ってしまったけれど、メモくらいは。

@天王洲 銀河劇場
チャーリィ・ゴードン/浦井健治 アリス・キニアン、ローズ(回想)/安寿ミラ
ニーマー教授、ギンピイ/良知真次
アルジャーノン、アーニィ、白痴のウェイター、チャーリィ(回想)/森新吾
ヒルダ、ファニィ、ローズ(回想)、ノーマ/桜乃彩音
セルドン、フランク、リロイ/高木心平
フェイ・リルマン、ジョー/秋山エリサ
ルシル、エレン、ミニィ、ノーマ(回想)/吉田萌美
ストラウス博士、ドナー、マット/宮川浩

ダニエル・キイス原作
脚本・作詞・演出/荻田浩一、音楽/斉藤恒芳

初演は見ていなくて、これが初めてのアルジャーノン健治でした。

とにかく、これは浦井くんが良い!よね、の一言に尽きる作品。原作は随分前に読んだきりで、邪魔になるかと思って読まずに観ました。

治療前のチャーリィと、治療後のどんどん知能が上がっていくチャーリィ、そしてそれが失われつつあることを自覚していくチャーリィ、知能が上がった時の悩みを捉えられなくなった昔のような無垢なチャーリィ。

劇的ってこういうときに使いたい言葉かも。チャーリィの微妙な変化を微妙に演じ分け、観終わってみれば、全部同じチャーリィとしてつながっている集中力の素晴らしさに感嘆するしかなかったです。

観れて良かった。

他の作品でも感じることだけど、浦井くんはそこそこ悪人やら不良役だったとしても、この人は心の奥に誰にも見せてないピュアさを潜ませているようだ、と思わせます。そうね、だから王子役はぴったりだし。
演出の荻田さんは、その浦井くんの魅力をこれ以上なく上手く使ってくれている。

チャーリィの変化の段階ごとに問題が浮き上がるわけだけど、最後まで見通した時に、どんな風であっても、チャーリィはチャーリィであるし、その時ごとに一生懸命に生きてるな、と思えるの。

チャーリィの気持ちになって、というよりは、チャーリィの周囲の人間たちに自分を重ねて観ていたせいか、泣くところか、知能と魂は別モノだわ・・・・大反省しなくては、と震えてました。透明なチャーリィが、周囲の人たちの影を浮かび上がらせていく、と。ぎゃー。

浦井くんの演技は大枠として演じ分けのために「演技テクニック」というものが、きちんと使われているのですが、そこに浦井くんのピュアな心で舞台に取り組むハートが加わって、結果、チャーリィは完璧に演じられた。

文字でとても再現できないけれど、知能最高潮のチャーリィの出してるオーラは、ほんとピリリとキレキレで、会話シーンでも会話のテンポが颯爽としてて、いやもう舌を巻くというか、<うらいくんすごい><すごいわ・・・>ばかり。
毎回書いてるけどさ、ほんと、浦井くんは<このあたりに来るだろう>の先を見せてくれるんですよ。どうなってるんですかね。どこまで伸びるのか、楽しみすぎです。

さて、歌も(記憶残ってませんが)優しかったり激しかったり、いずれも素敵な声だったことはメモしておきます。CD出たら確認できるかな。

そうして、もう1人、とっても素敵だったのが安寿ミラさん。ヅカを観ない私の実家でも、なぜかお名前が素敵過ぎるせいか、昔からお名前だけは存じ上げていた。

初めて拝見した・・・はず。
チャーリィが恋心をぶつけてきたり、他の女性と関係を持ったり、そんな変化を「教育者」の立場から見るべきか、ただの女性として受け止めるべきか、最後まで逡巡している様子でした。その逡巡が、アリスの誠実さだったんだと思います。
立ち姿もきれい(当たり前ですね)、声も聞きやすく素敵。
今度、『アリス・イン・ワンダーランド』でお目にかかれるのが楽しみー。
違うわーっ↑「」しか合ってないじゃん・・・!
安寿さんじゃなくて、「安蘭けい」さんでした。ご指摘感謝。また安寿さんに再会できますように。

アリスの悩みがちっとも下品にならないのは、安寿さんの演技によるものだったでしょう。陳腐になってなかったもの!

宮川浩さん、ドクターのときはイマイチしっくり来ないと思ったが、父親マットは良かった。母親ローズとの関係がきしんでいく感じも、お客としてやってきたチャーリィが分からないあたりも。人は観たいものしか見えない! ずっと息子と向き合ってこなかったから、ちっとも気づけないのよー! そやりゃチャーリィがビシッとしてるなんて想像できないだろうけど、能天気に気づかないマットを好演ですよ・・・
悪い人じゃないけど、チャーリィから逃れてしまった人ですね。

えー、セルドン、フランク、リロイ役の高木心平さん、ね。ものすごく音をはずし続けながら歌ってたのです。最初だけ音が取れないのかなぁと思ってたけど、最後まで外れたままでした。どうした・・・
いなくていいんじゃ。
野心家ドクターのニーマー教授、ギンピイを演じた良知真次さんがいれば、ストーリー回ったと思うけど、良知さんが大変か。高木さんは、歌ってないときは、何も問題ないのに、一応ミュージカルだからがんばって!

チャーリィの心映えというか、表面に出ない感情を表現していたのが、森新吾さん。ふむふむ。ふむ。悪くないんですよ、演出意図もわかるし、表現方法も奇抜じゃなくて親切だったし。
問題があるとしたら、浦井くんだけでも、それ分かる!です。もったいなさがあったなぁ 表面上はAという態度だけど、本心ではBだ、とか。そういう使い方はなかった、ような。あったかもしれないが、記憶にないの。
そうか、チャーリィにウラオモテはほとんどないからかー。難しいね。
過去の出来事の回想シーンとか、浦井くんがいて、そこでの心情表現とかがメインでした。うん、それ浦井くん見てれば分かるから。
あ、ミニィを殺しちゃうとこは、ものすごく恐怖でした。これくらい浦井くんチャーリィを激震させる<チャーリィ>として動いたら見栄えしそう。いや、うっとうしいな。

まとめてで申し訳ないが、女優さんたちはみなさま良かった。おのおのの役で、的確に演じてくれてました。妹ノーマの叫び、ぐっと響いたわ。回想のノーマの吉田さんかな、私のこと愛して!という叫びが、突き刺さってました。でもって、知性をもったチャーリィはその苦悩に思い至るのが、かしこくなって良かったこと、でした。自分を客観視することが出来たのは、良かったなぁと思う点です。

2014/11/13

体の使い方がキレイだった。カッキー

起きてる時間のうち、ある程度は労働のために。それから、ゴハン食べて、食休みに1時間くらい。
それから、きらきらしい方たちの姿を眺めたり、聴いたり。おっと、お風呂入って、ああ、もう寝る時間。睡眠時間はだいたい6時間(足りてない気が)

隙なくスケジュール組んでいろいろ片付けるのとか、苦手で。苦手というか、そういう人になりたくなくて(なれないからだけど)、行動と行動の合間に、ほうっとする、という時間がわたくしには必要なのですっ 急にマリー様みたいに主張。

覚えているでしょうか、『タイトル・オブ・ショウ』の感想書くねとか言っていたことを。もはや私しか覚えてないか・・・
得意のぼんやりを楽しんでいたら、『スリルミー』が近づいてきてしまった。柿澤さんの日じゃないのですが、追いつかれちゃったなぁという感じ。

舞台でのカッキーがセクシーだったので、どっきーんとしたのだということを書いておかねばと思っていました。前方席だったせいかもしれないが、歌い方というか、血管心配になる首筋のとか(体脂肪少なそうですよね)、汗かきかきのとことか、あら?文字にするとセクシーさが全く伝わっていないような・・・ 何て書けばいいのだ!

そうそう、体幹がしっかりしてて、ターンが美しかった。キメてほしいところで、ピタっと止まってくれる分かりやすさとか、そういうのも清々しくて良かったです。

浦井くん喉壊してたしねー。カバーしまくるカッキーが、頼っていいぜと言う感じでさ、カッコ良かったんですよ。白紙くんにまた会いたい。

来週、札幌で『ポリグラフ』公演があります。楽しみで!
森山開次さんが見れる。あのエレガントな肉体がまた見れる!
TdVも2015帝劇で予定されているそうですが、誰が踊るのでしょうね。そして伯爵さまは誰が。
祐一郎が出演してた作品の再演も、以前のように当然祐一郎だと信じて待てない今日このごろがセツナイ。どうかどうか、またキャスティングされますように。

しかし劇場の音響が心配でなりません。札幌教育文化会館(大ホール)は前回『ジャンヌ』上演時に行ったのだけど、音が反響しすぎなのかセリフがはっきり聞き取れなかったのでした。



2014/11/09

殿下風ベア

ベアマスコットが追加販売されるといいですねー、と思いながら、私のPC前にいる殿下なクマを撮ってみました。→コロレド猊下マスコットベアがない負け惜しみ・・・?
札幌で毎冬開催のミュンヘン・クリスマス市で買ったもので、ドイツ・ザルツブルグの会社のものです。
お名前は<Ludwig Bear>ほんとはルードヴィッヒ2世だけど、私はフランツ・ヨーゼフとしてお取り扱い。
ここの会社、Mozart-Bearも作ってるのです。今年もクリスマス市に来てるかなぁ
HPから画像お借りしました。http://www.rasp.at/en/xstatic/rsp/contact こちらでご覧ください。

2014/11/08

「M!」初日おめでとうございます

帝国劇場にて、開幕。モーツァルト!初日おめでとうございますー。

・市村さん復帰おめでとうございます。千秋楽まで無事に務められますように。

・えー、劇場売店では「ベアマスコット」が速攻完売したとか。限定1000体。すごいですね。そうようね・・・チケ代から見たら、全然高くみえないけど、あれどのくらいの大きさなのかしら。14センチか。わりとこじんまりと、ね。ただだのくまなら¥2900は高いのだけど、ファイナル?というのが、あおるわよねー。私は買わないですよ・・・コロ様ベアが出たら、やぶさかではない
他のグッズの売れ行きもよろしいらしく、売店前が混雑して戦争だった模様。劇場スタッフさん、どうにかしてあげてくださいまし。

・衣装、コンスの衣装などグラデーションというのかレインボーって感じですね。ナンネールの衣装も可愛いなぁ
コロレド猊下の衣装はグレードアップしてるのかな(でもあれ以上豪華にしようがないかも) 早く金色の裏地が照明に当たってキランキランするとこ見たい。

2014/11/04

友よー!! 感謝だ!

山が雪で白くなっちゃいました。

寒いー寒いーと思いながら帰宅したら、ポストにテンション上がるものが沢山入ってた!

1. 関東の友人から、クリコレの出来立てほやほやのチラシ。


額に入れたいけど、いまはないから・・・(の、割にはざっくりマステで付けてますが)PC前にでーんと! 毎日嬉しい! 勝手にかっちょいいBGMが流れてくるよね、この並び。
ありがとう、ありがとうね! お礼に・・・お礼に、シャケでも?

2. 『35』の芳雄にグッジョブ!

次から次へと芳雄くんの素敵カラー写真が並ぶ本だけど、祐一郎との対談ページが!
目がランランとしちゃった。
リラックスした祐一郎の表情、笑顔、足首(リラックス?)とかもうもうもう、良くやった、芳雄! 今すぐ感謝のお手紙書きたいくらいだ。

メレル履いて写ってるのとか可愛すぎるんですけど。メレル、履き心地いいよねー、同じ色買いたいが、私あまり似合わない色だ。

そうしてふつふつと湧く欲望。祐一郎さんも、こういう本出してくれればいいのにー! キティジェットで行く台湾に密着(はあと)みたいなのとかさ、公演中ある日の祐一郎とかさ、お散歩してる祐一郎とかさ、いいじゃないかぁぁ
そして巻末に、思う存分不思議で素敵な文章を載せていただきたい。
見たい。
見たいです。
祐一郎に手紙かくべきかもしれません。書こう。

3. 浦井くんから、10年のメモリアルブック!
これらが同じ日に届くのが感慨深いなぁ
私は2005年から意識してみてるんですが、その年ごとにいい方たち、いい作品にめぐり合って、今日の浦井が、明日の浦井へつながってるといった趣。
見た目は可愛いカッコいい浦井くんの役者としての深みが増してるのが、素晴らしい。

元気でたです。

2014/11/02

毎日「選taxi」してるはず

もともとやる気はほとんど備わっていないのに、ますますやる気なんて出ない11月。

必死ならなんでもできるといわれても、必死に頑張ると体壊すので、適度に頑張るくらいが精一杯です。とか面接で言いにくいわー。
今年度末でいまのところと契約が切れるので、お仕事を探していますが、ちっともやる気がわかないというお話でした。

かっちりしたものじゃないけど、人生設計を思い描いていて、それが実現しないということを悟って軌道修正するのに5年くらいかかった気がします。案外長かった。なかなか諦めきれなかったな。いくつもの道を同時に描けたら、もっと気が楽だったんでしょう。
「選Taxi」みたいに戻れたら! 戻れないから貴重な日々を大事にせねばです。

後悔しないこと、って20代の座右の銘のように思って行動していたのが信じられない。後悔してない、と表面上は言えても、まぁそれなりにあるものですね。ああ。

そうねー理想のお仕事、帝劇の屋根裏から眺めてるとか(しごとじゃない・・・)
真面目なはなし、ずっと同じ業種にいるので継続できたらいいなぁと思います。
損得で選ぶと自分が苦労する。

しかし、貧すれば鈍する、ということもある。ひいい。チケット代・・・