2007/11/29

帝王は美声を響かせています

祐一郎の舞台映像がブログで見られるとは! (初日前の稽古のものだそうです)
『M!』公式ブログ



夢見心地で舞台を見つめている私にとっては、特に愛する祐一郎の映像って嬉しいようで嬉しくないというジレンマもあるんだなぁと・・・ああ、いや嬉しい。しかし1分ちょっとの、しかも最高に素敵なところを除いたものでは、ますます不完全燃焼な気分がつのってしまうではないか!



この美声、美しい立ち姿、華麗な手の動き(たまにロボコン疑惑つき)、ぜひ劇場で♪



これで、「見てみようかしら?」と思う方が増えるといいですね。作品はとてもいいバランスに仕上がっていて、オススメですよーっ(未見の方に呼びかけてみます)。



2007/11/28

『モーツァルト!』11/19-2 中川ヴォルフとアマデ

この日のアマデは真嶋優ちゃん。



目が大きくてとってもきれいな顔だちですが、何せ最初から最後まで無表情、動きだけで表現していかなくちゃいけない。カテコで笑顔が見えてよかったわー。かわいい。



すごく印象的なのが、赤のコートの裾を勢いよくぱっと跳ね上げてから椅子に座っていたことですね。おお!と思いました。カッコいいの。とても自信がありそうなアマデです。全体的にとてもきびきびシャープな動きで、迷いとかムダを感じさせません。



でも、人形みたいにただ動きをなぞってる感じはなかったですよー。もっと冷酷な雰囲気があってもいいくらい。素晴らしいアマデ役だったと思います。



中川ヴォルフが天真爛漫にいかにも思春期の若者っぽく青くとがって、でも傷つきやすくて、でも、音楽を追求するこころも高くて、と飛び回っているのとは、対照的。



中川ヴォルフのぴょんぴょん



あは!って言いながらぴょんぴょん飛んでるイメージ。そして、意外とちゃんと「男の子」なのがいいんですよねー。



アッキーは、iTuneだとR&Bになることからもー。節を転がすのが好き。あれ、関係ないのかな? 「始まり、だーー、ああ~っ」の、最後のフレーズが気持ちよく回ってました♪ 歌が盛り上がってくると、アッキーの顔が真っ赤になるのも見えて、こちらも息をつめちゃってましたね。



2幕、ぴょんぴょんしすぎたのかそういうつもりだったのか? ドレッドにつなげてる自分の髪がひょこっと飛び出しててまして、髪型がいまいちになってしまったんでした。ご愛嬌。



残酷な人生!パパ!



自分の夢を息子に託して、思い通りの人生を送らせようとする父。しかも、才能が自分の思い描く以上にあるらしいと気付いて、自分の手から離れる恐れ、才能への嫉妬心が渦巻いてる父。



それでも、ヴォルフはずっとパパに褒めて、まるごと愛してもらいたかったんですね。ナンネールがパパの死を告げてから、「大人になった男は自分の足で歩かなくてはいけない」と呟いて出て行くまでの場面、とても良かった。体がふるふるっと震えたような気さえします。



呟いたときのアッキーの声、姿といったら。子ども時代がすっかり抜けて無邪気さも遠くて、近くにいるコンスからも遠く遠く、ただ1人きり、孤独な男がいる感じなのです。



もともと、ここの場面もとっても大好きなんですけれどもー。ただ感情を爆発させても、うまくいかないとこですよね。しかも、メロディがいい曲なので、キレイに歌うことも出来る。出来るけど、それはつまんない。



コンスと仲直りのベッドで休んでるとこにウェーバー家の襲撃、金を無心されて、「嘘をつくのは嫌だ、利用されるのも!」と突っぱねます。おおっ男らしい。
で、パパの死です。いやー、うまい展開だ。
さらに、「大人の男」になったヴォルフは父である皇帝のためでなく、市民のためのオペラ『魔笛』を作曲しようと決心します。いやああーっ、ほんと見事な台本でうなりっぱなしですよっ



本当の自立、悲しい決別の場面ですね。アッキーは、子どもの目線からパパに向かって「分かり合える時がくることを・・・」と、絞り出すように呼びかけてましたっけ。歌ってるよりも、魂の叫びだったなぁ~ 



2007/11/27

シカネーダー特集☆

開幕前は静かだった『M!』ブログ、「シカネーダー特集という記事がアップされてますね。



嬉しい映像、でも舞台の映像って奥行き感が薄くなるものですねー。ああ、全部見たい!



先日、『蜘蛛女のキス』チタ・リヴェラのCDを買いました。あ、私のは輸入盤でしたが。



で、聴いてると、「オーロラ」が岡幸二郎さんで脳内上演です。リヴェラ様に対抗できそうなのは、幸二郎くんくらいでしょうか。これは「Where you are」をタナボタでやったのを拝見したからなんですけどね・・・。いきいきしてたんだもーん。



タナ・ガラ見に行きたかったよう。マダム・トムヤムクンカードも頂きたかった!!(岡さんのブログに画像載ってましたよん)





2007/11/26

『B型陳情団』奥田英朗

B型について書いたのかと思い読んでみた。単に、奥田英朗がB型だったのでこういうタイトルになったらしい。もとは、モノ・マガジン掲載の「モノモノしい話」というコラム。



ひねくれた感じが、若いんだなと思わせる。いろいろとんがってて良いです。
伊良部シリーズくらいしか奥田英朗の作品は読んでないけど、彼の文章は冷静さと気合があって好きなほう。



当時の身の回りのことを書いているので、バブルっぽい話とかも多くて時代を感じます。野球に関する話は怒りつつ、まともで拍手。みんなで同じ応援をするのはいやだとか、本当に素晴らしい選手なら外野同士のボールまわしさえも、芸術的な球と捕球の音がする、という話。



全然モノの話も出ないし、ぶつくさ反抗してるキャラなので、モノ・マガジンで連載だったというのが面白いかも。









『ZOKUDAM』森博嗣

Zシリーズの続きかと思って読み始めて、何だか違和感が。この後に『ZOKU』を読み返して違和感の原因は判明。



ロミ・品川、ケン十河、バープ斉藤、揖斐くんと野乃ちゃん。登場人物の名前と何か悪と闘うのね、という設定は同じだけど、ロミ品川とケン十河は、この話で初対面、ってことになっている。だから、続編ではない。



しかも、『ZOKU』ではくだらなすぎる悪事を働くことを目的にしょぼい工作活動をしていた「ZOKU」だったが、こちらではロミやケンたちが正義の味方らしい。Zワールド、というのかZなパラレルワールドというのか。



そして物語は遊園地の地下に(どれだけ広いのやら・・・)作られたロボットZOKUIDAMの秘密基地へ、乗組員となるべく配属されたロミとケンのぼやき、あるいは恋物語、で、シチュエーション・コメディとなっている。『ZOKU』はオチもつけてたので、かなり違うかもしれない。



最後まで闘いが始まる様子はなかったし、話の行き先もあるようなないような。もしもZOKUDAMを作ったら?という想像をしてる雰囲気です。



森博嗣の言葉の選び方とか、屁理屈のこね方が好きなので楽しめた。でも、それに興味がない人にはつまらないかも。



野乃ちゃんにほのかに恋、のケンのオタクっぽさが何とも意外とリアルな雰囲気なのがー。30代としては、ロミ・品川に頑張ってケンを奪ってほしいものだと思いつつ読む。奪えなかったみたいですが。



『モーツァルト!』11/19 仰ぎ見る

椅子に座って、仰ぎ見る席だったなぁと思い出す。上手側のB列でした。



ヴォルフガング:中川晃教 
ヴァルトシュテッテン男爵夫人:香寿たつき アマデ:真嶋優



井上くんでも、同じく思いますが、ホントに私、この作品が好きだなぁと。家族という普遍的なテーマに、権力者や気まぐれな世間との関係。
それから物語、場面展開と繋ぎ方、演出(変更点は多少あり、衣装が・・・)、もちろん曲! そして少ないながらも楽しい猊下のパフォーマンス、シカネーダのショウ場面もいつも楽しみですし。どこから見ても、うまいっと感心しまくりです。



前回よりも、さらに両ヴォルフの魅力の違いが際立ってたのも素晴らしい進化。毎週通えたらいいのに~ 二つ見れるなら、両ヴォルフをぜひ見るべきですーっ。見てねーっ



アッキーらしく。繊細なヴォルフ。



言葉にするのは難しい。線が細いのとは違うのだけど、小柄なせいもあるのかとても傷つきやすく繊細、というセリフそのもののヴォルフ。



男らしさよりも、一生懸命に人生を模索している様子が印象的です。
歌のうまさよりも(あ、上手いですよ!でも)、全身で訴える姿に心打たれますね。とても切ない。無理に大人びた風にもしないし、子どもっぽくもしないし。大人で、子ども、すごくそれを感じられます。



あはっ、はんっ、あうっ、←って感じの声が・・・、セリフの前や歌の合間に入るのはクセなんですよね? 気にすると激しい動きの表情とあいまってますます濃いですが、この役だとテンション高いヴォルフなのねーと納得な感じ。アッキーのは「ヒデキ」系じゃなくてー、生まれたてのコって感じが。たとえがヘンでごめんなさい。何だかいつも生まれたてみたいなイメージなんですよ。無垢というか。



そんな彼のあまりのかわいさにめろめろになったのが『並みの男じゃない』。
ダンスに関しては、井上くんは基本しっかり、正しいステップ。で、アッキーは思いのままに動いてるように見えるのがポイント。シカ様とのからみも、やはり身長差が素晴らしく可愛らしさを強調~



初日はベテランもかたくなる。



かなりびっくり、冒頭のアマデの演奏の場面での市村正親@レオポルドの音程が不安定でした。こんな不安定な市村さん、初めてだなぁとどきどき。
緊張なのか、調子が悪いのかこの時はよく分からなかったのですが、後半、飛ばしてたので(音はしっかりしてきてました)緊張してたのか?! と思います。



たぶん、こんなに前で見たことがないせいだとは思うけど。メイクが濃く見えるので『スウィーニー』のときみたいに顔色や目元がダークで怖いような。カテコではぴょん!と飛んで非常にお茶目さんでしたが。気合が入ってました。



それから、吉野圭吾@シカネーダー。あ、『チョッピリ・オツムに、チョッピリ・ハートに』のアンサンブルさんたちと一列になってラインダンスになるとこで、ステッキをさっと足で跳ね上げるらしかったのが、上がらず!残念! ステッキが足元でコロン・・・。



圭吾さんって、「私が誰だかご存知か?」の楽しい間のやり取りも、非常に真面目に演じてらっしゃるなと伝わりますね。指先、足先まで気持ちが行き届いている様子です。
花形スター総出演、オレも!」のキメ場面のターンと、ポーズといったら、ポスターにしてーっ、カレンダーでもいいー!と欲望噴出の見事なもの。カッコよかったわー。



ほんとにさー。クロリンかわら煎餅よりも、M!素敵写真集がほしい。プログラムの写真ってこま切れな感じで、もっといい角度でお願いしたい!圭吾さんのも足りないしさー。ぶつぶつ。



そして、山口祐一郎@猊下ですら、とりあえず着実に♪というお歌でした。ところどころ面白いなぁという節があったりしましたが。数日後を見た友人からは、猊下のお歌が全開だった♪と教えてもらったので、やはりまずは堅実な歌いだしだったみたいです。



ちまちまつづく。



2007/11/24

『モーツァルト!』猊下覚書-3 恍惚

『神よ、何故許される』 まさに恍惚、の猊下。



まるでヴォルフの死に追い討ちをかけるように、衣装はブラック。しかし巨大キラキラ十字架を縫い付けた肩掛け(何て言えばいいのでしょうね? 左肩に長く垂れ下げた飾り布です)で、キラキラは忘れません。おしゃれです。膝上ブーツがさらに偉そうで、権威に取り付いてるヤツですからね。



最晩年に手がけたオペラ『皇帝ティトの慈悲』序曲が猊下の頭のなかで鳴り響いてます。



信じられない・・・ 完全、無欠だ・・・ 



音楽を理解できたという点では、猊下はとても啓蒙君主であられせらる、でありますが。ヴォルフを我が物にしようとした点で、欲深いのでした。



アルコ伯爵がいそいそと持ってきた「フランス人画家の脳みそ」の話は聞こえてません。さんざん伯爵が話しかけたあとの「なんだ」の言い方が無感情でナチュラルで素敵! 
怒ってもいないというのは、本気でアルコ伯爵の存在に気づいてなかったってことですものね。



そんなものはどーでもよい、・・・と、レオポルドを呼ぶように言いつける猊下。この才能は私だけのもーのーっ、と思ったらしい。



今、悟った!(本を読んでも研究しても、分からないってことを悟ったらしい。大変ご苦労さまでした)
・・・音楽の魔術に 神の摂理が 敗北するはずはないーっ! 



リウマチが悪化して、痛々しいレオポルド。「わたしのために!」音楽をつくるなら、恩赦を与えよう、という猊下に対して、「あんなたわけもの」に恩赦は要らない、と悔しさをだすパパ。



だが、音楽の才能はある
ここの言い方、初演のCDだと感情込めて「(称えるかのように)ある!」と言ってますが、今年は再演の2005年よりもさらにさらにいいなぁという言い方になってました。



ヴォルフガングはたわけ者だと分かっているけど、それも含めて了解済み、レオポルドも分かっているように、才能はあるやつだから。



↑取り立ててパパに向かって才能を賛辞せず、かなり普通に「や、才能はあるでしょ」と言ってのけてる感じです。なので、この後の市村パパのヴォルフより孫のレオポルドを!っていう叫びが、より悲痛に聞こえると思うんですよ。



で、孫の話をだしたパパを苦々しい表情で追い出させます。愚か者め!とでもいう顔。



じゃーん♪じゃーん♪ おお、来た来た。猊下オンステージ後半です。猿でも調教できる、ってあまりにヒドイお言葉ですが、ヴォルフ以外の作曲家は猿の調教程度だと見てるのね。ヴォルフの才能を最高に評価してるってことで!



この私を笑い見下した・・・ 
ここ、神に向かって問いかけてるんですが、「この私」と言いながら、右手で右胸のあたりをちょいちょいっと突いてます。怒りやらを表現するなら、ドンドン叩けばいいのにと思いつつ、猊下ったら自分が可愛くて痛くないようにちょいちょいっと突いてるのかなぁとも。どちらでしょう? ともあれ、猊下の仕草が可愛いです。



猊下としては(自分は堕落した権力志向だっていうのにねー)神の摂理に反する(つまり自分に反抗する者)くせに、どうしてこんなに神の音楽とも言うべき曲を作り出すのか? 自分の築いたものと、ヴォルフの才能のあり方が対立してるので葛藤が治まらない模様。



私を惑わす無礼で傲慢うぬぼれ愚かな男が作り出っす!



かなり勇ましく神に対峙してきた猊下。天を見上げ、いろんな感情を煮えたぎらせてお怒りの様子です。



ところが、その最低の男が作り出す音楽を脳裏に浮かべちゃったらしいのですね。あの奇跡の音楽を♪ そしたら、顔がほにゃっと恍惚の表情に・・・ とろけて白目剥いて、両手は胸の前で組んじゃって。オトメのポーズよ!



何秒くらいうっとり静寂になってたか、カウントしてませんけど、けっこう長くじいっと恍惚に浸っておられました。
それって、いま祐さまを見上げてる私の仕草とおんなじかも! きゃーっ



(ブレス!)音楽のほぉ~ まぁじゅうぅ~つぅ~~~~~~っ!!



きゃーーーーっ
(もう、私のなかに言葉は浮かびません。たぶん脳にエンドルフィン?出てたと思います。いま思い出してても、幸せでいっぱい。ウキャーーッ!!)



2007/11/23

満腹@登別温泉

満腹@登別温泉
父の誕生日祝いで帰省してきた弟、私とオット、両親で来てます。温泉でぽかぽか〜♪

2007/11/22

『モーツァルト!』猊下覚書-2

『僕はウィーンに残る』または、むらさきふりふりの場面



両ヴォルフのことはあとで思い出すことにして、祐一郎@猊下、です。



忘れてたのか、気づいてなかったのか? 
私、19日は2列目の楽しい席だったので「猊下のパジャマ(部屋着?)ってふりふりフリルだったのね!」という今更の発見をして、非常に喜んでました。薄紫のドレッシーなシャツだったんですねぇ ね、やっぱりオトメだな。



靴の紐も結べないのは猊下だと思うんですが、キレイドコロのお姉様たちにガウンを着せてもらいます。当然、仁王立ちです。
お前はウィーンで野垂れ死ぬ・・・の言葉を、やたらうっとりと語る猊下。壁にかける手の表情もキレイ。
好きな子には意地悪しちゃうんだよな。お部屋から出てくるときの歩き方も、しなしなしてます。うふっ



権力者の汚い手!と、ヴォルフが言うところ。ここ大好き。



19日の中川くんのときは、アッキーが小柄なお陰かもしれないけど、ヴォルフの頬まであと10センチの猊下の両手。頬、というか顔を両手で包もうとするような仕草です。包もうとしたとこを、アッキーヴォルフは撥ねのけます。きゃっ



20日、井上ヴォルフのときは、猊下が手を顔のほうへあげる前に、「汚い手!」とヴォルフはその手を撥ねのけました。



いくらお姉様といちゃついたフリしても、ふふふー、フェイクだ。猊下はヴォルフのほうが気になってるんですねー。彼を意のままに連れ歩きたいの。これって、やはり祐一郎が演じるからお姉様たちといやらしく見えないんでしょうね。どうしても清潔感がただよってしまうと思うのです。身びいきか・・・?



僕を閉じ込めるな! をはじめ、いい歌詞が続きます。息子はごろつき!と返事する猊下も猊下だ・・・ 子どものケンカみたいにも見えます。



おまえほどふゆかいなしもべはみたことがないめざわりなやくただずめ!
(お前ほど不愉快な僕は見たことが無い目障りな役立たずめ!)



何かのゲームみたいに、ここはひと息で。すごいですね。



さて、こっちこそ願い下げだ!とヴォルフが叫んで、貴族的なものの象徴らしい白のカツラを猊下に向かってぶん投げます。



アッキーは、猊下の右側へ低めにシューっと。当たってません。



井上くんは、いやん、猊下の下半身どまんなかに命中してました・・・ 命中! あー、しかし猊下は微動だにせず、ぶつかって落ちたカツラを目だけで見た感じです。2階奥のB席で、私は命中だ・・・と肩を震わせておりました。
みなさん平気だったの? 狙ってたんならすごいなぁ、とあっという間に色々想像が膨らむんですけど。猊下ってほんとヨコシマな想像がしやすくて面白いんだからーっ



追い出そうとするアルコ伯爵の「貴様、これで終わりだ」のあたり、猊下は高いところでお部屋にもどろうかという感じ。ヴォルフや客席に背を向けてキレイなラインを見せつつ立っています。(ヴォルフを捨てた、という場面ながら、でもまだ気になる感じもあるので、やや体をひねりかけてます。顔は客席には見せませんけど)



うーん、ガウンの後姿も美しい!



で、振り返らずに奥へ歩いて行かれるのでした。足長~い。



2007/11/21

2007『モーツァルト!』猊下覚書、お久しぶり

11/19、20の山口祐一郎@コロレド猊下 覚書。



『何処だモーツァルト!』
じゃ、じゃ、じゃ、じゃーん♪ の音楽が鳴ると、すっかり私の顔はにまにまとほころんでしまい、ここって本当は威張り散らしてる自分勝手な聖職者だから憎々しげでもいいんですが、や、分かるんだけど、でも嬉しくて、うふふと喜んでしまう。だってーっ 素敵なんだもの。



ミュージシャンは新曲さらったのかぁぁ(このあたり、音程が上下に動いて面白かった)何処だ、モーーツァーーールト! と、私の耳には聞こえました。長めにお呼びです。



テーブルに登ったり「しつけがなってない」と顔をしかめて、ヴォルフを袖にする猊下。顔は見たくない、父親も息子も!のとこは、怒り度60%な感じ。まだ余裕たっぷりです。
アルコ伯爵にスコアを拾わせて、ベース音のだーん、だーん、猊下のメインテーマが流れるなか、きょほーいてきだ・・・と呟かれ、下手に去っていかれました。



ちょっと前まで、囚人で聖者と言われたバルジャンだったのになぁ 今日はもう、完璧に猊下であらせられる。



ともかく威張れる地位にいるんだな、というコロレド猊下でした。特にここは、ヴォルフを子ども扱い、使用人程度の扱いをしてることが強調されます。



『神が私に委ねたもの』というか、お手洗いのシーン?



■19日(中川ヴォルフ)
お約束で、馬が走り出した反動でがん!と後頭部を壁にぶつける猊下。痛そうです。両手でイテテ、と押さえてました。御髪の乱れも気にされた感じです。



皇帝陛下の前では演奏させない」、とかウィーンの話題は「私が独占するのだ」とか、可愛いお髭をちょいちょいといじりながら、大層満足気です。意地悪~っ



と、あうっ、と突然アルコ伯爵に合図したかと思ったら、馬車が止まるまでは、下半身をぐっと押さえて硬直の猊下。んまー。



よよよと下車し、伯爵に上着を取ってもらうと、もう辛くて死にそうな御様子です。猊下ともあろうお方が、一方の手は前へ、もう一方は後ろへ。



この日はB列からだったので、顔がものすごく変になってるのも、しっかり拝見できましたぁ 白目剥いちゃってます。
うはは。そりゃ、小も大も大変に切迫している模様
う、ううっと内また歩きで耐え忍びながら、衝立の後ろへ駆け込まれまして。



アルコ伯爵の意見に、お返事しようとお顔を出しますが、ごゆっくり、と言われてまた衝立に隠れます。



御髪の乱れ具合はどうかしらと期待してたんですが、初日はそれほど乱れておりませんでした。でも、「プラター公園などもってのほか!」だーん、ちゃぶ台返しならぬ衝立倒し!出た!



さっきまでのカッコ悪い姿はなかったと言わんばかりの尊大な態度で、のっしのっしと馬車へ。
再度、馬が走り出すと石でも踏んだのか馬車が揺れます。すると、ついとっさに・・・アルコ伯爵に向かって手を差し出し掴まろうと、で、伯爵もうっかり手を差し出す。あ、いや、いや、と今のは無かったことにね、という態度の二人の仕草が可笑しい。



やっぱりなぁ、ふふふ、猊下はオトメ成分がけっこう入ってると思うんですよ! ここなんか、「きゃっ!」って感じにも見えるんですけどねぇ 妄想しすぎですか・・・?



盛り上がってきたところで、威張りくさって下車し、仁王立ち。
伯爵に赤いマントをかけてもらい、理由はさっぱりわからないけど、音にあわせて、最後はマントの前をぐいっと前に突き出してポーズ。決まったね!
(ですが、何をキメようとしてるのか、よく分かりません。そのポーズは誰に向かってだ? 笑わせてくれる猊下なのでした)



■20日(井上ヴォルフ)
流れは同じなんですが、うっと、馬車を止めたあとは内また度が上がってました。エーックす!な感じ。
手で押さえてたのはお腹かも。初日が「出るー(あ、ごめんね下品で)」な御様子だったけど、この日は「お腹痛い!」って感じです。いずれにしても、お腹壊したのねー。



あと、この日のメインは衝立から出てきた猊下の御髪が乱れに乱れ、お顔が見えないくらいに前に髪が下りて来てたってことですね。しかも、すだれになったまま手を洗ったりしてました。
もちろん、アルコ伯爵が甲斐甲斐しくお世話してくれます。失礼、猊下、と言った感じで御髪を手で整えて差し上げてました。



いやもう、ここは劇場内がうふふ、あはは、と明るい笑いで包まれて楽しいわぁ。



猊下覚書、まだ続く。



また来月。

また来月。
東京駅のエキナカにある、いがらしろみさんのカップケーキのお店「フェアリーケーキフェア」でお茶。
甘くてジューシーな幸せのひととき♪ 濃いめのミルクティも良く合います。
まだまだ二日間の余韻が心地よいまま、雪が降る町♪に帰ります〜

バタバタでしたが久しぶりにお会いできた方もいて、素敵な数日でした☆

2007/11/20

ブラボー芳雄くん

子供が青年になって大人になっていく様を見せていただきました♪
よかった…中川ウ゛ォルフとは違う魅力で、井上くんも素晴らしかったです!初演のCDは忘れよう。高音も声量保ってでたしね。

そうだカテコで市村パパが。「そんなの関係ねぇっ」をやりました… や〜んお茶目さん。今日も市村パパは迫力がすごかったな。自分のものにならない息子への愛憎が。

夜風が気持ちいいわ B席暑かったよう

細かい感想は帰宅後にちまちま書きます。大満足でおやすみなさい。

2007/11/19

まじゅつぅ〜

初日の『モーツァルト!』中川ウ゛ォルフはじめ、アンサンブルさんもよかったです!
初日のせいか出だしは硬かった…コートやステッキを落としたり。市村さんの出だしの声が不安定だったり。
それにしてもB列ってオペラ要らずですね。祐一郎の仁王立ちをしっかり目に焼き付けました♪
馬車の場面は大サービス。前も後ろ(小も大も?)切迫したゲイ下。必死に内股でついたてに隠れてましたよ〜

あ!香寿さんが素晴らしい男爵夫人で! 圭吾さんのシカ様も華麗なダンス☆でした。

来て良かった〜っ

2007/11/18

アッキー・・・札幌に来てたのか!

泣く・・・11/14(水)に札幌大丸に来てたんですか! 歌ったのかー! 知らなかったのよー。



オワクリ? 『終わらないクリスマス』中川晃教♪
経営統合した大丸・松坂屋のクリスマスキャンペーンで歌まで作ってたのね、って、それを今日知りました。ぼーっと大丸のエスカレータに乗ってたら、壁にアッキーのポスターがありまして。



ビデオクリップのアッキーの衣装がかわいいっす。



他にも、12月の遠征時に、飛行機の時間とM!が重なってることが判明(あー、この日のソワレを取ってたことを忘れて、飛行機取ったんですよねぇ やっちまっただ・・・)ので、交換してくれる人がいないかなぁ、とちょっと虚ろな顔してます。しくしく。



もう少ししゃきっとしないといけませんね。アッキーには帝劇で会って来ます。





雪が降る町♪

稽古場日誌といいつつ(『モーツァルト!』ブログね)、もう明日は初日だよ。「」誌じゃない・・・ あの大きくてマントの似合う方はお元気でしょうか。かわいいアッキーも見たかったのに。
ヒミツにしていおいてびっくりさせよう計画ならいいですけど、そうじゃないだろうしね。明日、空港から直行なんですけど、関東のみなさんは何を着て歩いてるんでしょうか。



あ、私はもうあったか下着は上下装備、足元はブーツ(足首保温は大事)、帽子、マフラー、手袋です。この格好じゃあまりにまだヘビーよね?



昨日夜の予想天気図、きれいな冬型です。等圧線は狭い縦じま、を見てユニコーンの「雪が降る町」が脳裏に浮かびました。名曲ですね。歌詞はココ



いまは、掃除やら洗濯をしながらユニコーンのCDかけてます。僕らの町に今年も雪が降る♪



白くて静かで寒い季節がくるくるー。





2007/11/16

キーヨ天使・・・?

もう発売になってました。今井清隆『Heaven's Voice



ジャケ写がやたらツボで、じいいっと見つめてしまった()。あらら素敵!なんで?なんでマントなの? 右手には白い花・・・ほんと素敵っ と言いつつ、顔がでへへと笑っちゃうのはどうしてでしょうね。キーヨの癒しキャラのせいか。



事務所も移籍されて、また心機一転てところでしょうか 堀内敬子さんと『All I Ask of You』デュエットなさったんですよね。ふむふむ。



崇高且つ神秘にして壮大な“神の叙事詩 ってすごい宣伝文句ですねぇ。聞く前から、何だかあちらの世界に呼ばれちゃいそうです。でも、曲目見ると、ミュージカルソング集♪だけどな。日曜日か、東京に行ったときにでも山野楽器でチェックします。



岡幸二郎さま、もちろんジャケ写も最高。



11/28発売とのこと。『華麗なる歌~服部良一トリビュート~』 画像は岡さんの11/15付ブログ記事にあります。



おおお、こちらは岡さまの素敵すぎるタキシード。やーーん。



お二人とも、山野楽器でイベントあり。いいなぁ 行きたいよ。



そういえば、私・・・祐一郎のタキシードって舞台では見てないんじゃ?似合うよね。ね。レベッカで着ないかなぁ 『女神の恋』で、両手がしっと広げてるあのタキシード姿くらいかな。あればもう、ごろごろ転がっちゃうくらい素敵だったわ。ふう。



071116 今朝のご近所。路面も凍ってましたー。ぶるぶる。



2007/11/15

失せモノ

物をなくすってことほとんどないんですけどね。



なくしました。



あ!なんか石が飛んできた。あはは、結婚した年に雪原で転んで結婚指輪をなくしたことはある。あるけど、春に泥の上から見つけ出したもん!



どのくらい使ってたか思い出せないくらい長年使ってた定期入れを・・・! えーん。入ってたものは残額300円くらいのプリペイドカードくらいなものなので、それはいいのです。定期入れ自体も別に高価なものじゃないんだけど。ずっと使ってたので愛着がありまして。



どのあたりで落としたか想像ついてるんですが、遅かったし寒いので戻ってません。あ、ついに札幌市内、路面も白くなったんですよ。雪!
明日、思い当たるところに問い合わせてみますが、望み薄な感じだなー。



やれやれ。きっと私の愛用品が身をもって何かの災いを持って行ってくれたと思うことにします。今までありがとう!



こんな映画見てたからぼーっとしちゃったのかしら? バンデラスがセクシー封印して先生役、ということでした。が、にじみ出る中年の誠実な色気。映画はまぁ、ね、という感じだったけどバンデラスが踊ったとこは目がキラキラでした。



2007/11/14

おじさんが好きだよう

おじいちゃんは幸せだ・・・って、若々しい(若作りじゃないあたりが素敵なんだけど)祐一郎が言ってもあまり説得力がないかもしれませんねー。



もったいなくて、やっと今日、出演者質疑応答の動画を見てます。きゅーーんっ?



またまた私の胸はときめきだ。



そして大真面目なアッキー(中川晃教)の言葉とあわせて聞くと、祐一郎のコメントはオトナ。ふふふ、おじさんの5年の間には私がファンになりましたよぅー、っと画面に向かってトキメキ☆つきで念を送っておきました・・・いらないだろうけど。



遠いなぁと思っていた『モーツァルト!』初日も来週。早いです。今回は中川、井上のお二人の初日を見てさくっと帰ります。青山劇場に立ち寄りたかったが、出来ませぬ。計画に不備ありでした。反省会だな。



071114_2こちらは今日のおやつ。職場の方の手土産でした。



ふわふわなんですね、これ。ぺろりといただきました。



2007/11/13

白いドラキュラ、対、綜馬さん

昨日は冬眠するのかというくらいの睡魔に襲われ、10時すぎ(『ガリレオ』は頑張って見た)から寝てしまい。電気は朝までつけっぱなし、かろうじてパジャマに着替えたのは偉かったかも。



そうそう、それで昨日です。職場でふふーん、とお昼にとあるファンクラブ会報誌を読んでたら、あまりの衝撃にうぎゃっ!と叫んだものがありました。



ミュージカル・ロマンス DRACULA-ドラキュラ伝説-



主演:松平健
紫吹淳 剱持たまき、大澄賢也、鈴木綜馬、光枝明彦
2008年4月中日劇場ほか



知らなかったよー。すっごく見たい! あー、しかし遠征日程とうまく合えばいいんだけどな。



黒くなくて、白いドラキュラだそうですよー。祐一郎トートは大きな体でどすどす踊りますが(あー、そう、踊ってるんです・・・)健さんだって、かなり重量ありますよね。それで白くて、チラシの雰囲気だとキラキラ☆ですよー。踊るのか?



ミュージカル・ロマンスって意味不明だけど、きっとロマンティックなんだろう。



ともかくミュージカルな健さんはかなり楽しそう(公式HPの「WEB劇場」だけで一日中笑えます。濃い・・・私には濃すぎだ。ありがとう、健さん!)。
歌ってる(しかも踊ってるかも)ドラキュラ姿を想像しただけで、おかしさがこみ上げてくる・・・! 



大澄賢也、鈴木綜馬のお二人もとても好き。綜馬さんの妖演再びか? ヴァン・ヘルシング教授役で白い健さんと対決するんですね? それじゃ、きっとさすがの綜馬さんも分が悪いかもです。
剱持たまきさんはヒロインぽいのかな? また襲われちゃうのね。



中日劇場のHPでチラシ画像も見れます。スポーツ報知はコチラに。



071112こちらは昨日、またもお客様からいだたいたケーキ。かなりラム酒が効いてて美味でございました♪





2007/11/11

ユーが映らない

これは北海道だけなんだっけか。フジ、テレ朝、テレ東系ってU波なんだよね?



PCでテレビ録画してるんですけど、このU波のチャンネルが映らないの!砂嵐~ がーーん。というわけで『SP』録画に失敗してました。
居間のテレビでは見てるんですが、記録できてなかったんですよ。なんでかなぁ? なんか触っちゃったんだろうか・・・ケーブルの不良? 



NHKとかは映ってるのにさ 『風林火山』は大丈夫でした。桶狭間!桶狭間!桶狭間! なんか、越後の虎はますます1人でCGみたいです。信玄公の眉毛も似絵みたいです。



堤真一が「係長」かぁ、という感慨とともに、「ここで終わりか!」というがっかりとともに、来週も楽しみな『SP』。北村有起哉が出てるし。良い声だ~♪



2007/11/10

うはは。これがあたしよなのぉ♪

ザザのように宣言してもいいぞ!(『ラ・カージュ・オ・フォール』♪)



昨日、友人たちと「モテ」についてちょこっと考察してすぐに放棄してたんですが、面白いから読んで~と教えてもらったの。これね→。はい、くすぶってますよん。



なかなか冷静でいい考察が延々と続いててしばらく読みふけってしまった。妄想完璧男子!えへへーん。作れるし! 妄想好きのくせに実際の恋愛に興味ないし!きゃーっ



ま、モテない女子の自覚のあるヒマな方は読むと笑えます。



071110 今日の画像は、「昨日僕が焼いたんだよー」とお客様から頂いた焼きいも。コゲた皮が芳ばしくて、ほくほくで、美味でした☆









何も加えません

071109 大学時代からの友人たちとごはん食べつつ、ケータイ小説やら、あいのり、モテ?、結婚、釧路の名物、クリスマス、ランボー、コンサドーレの来季、などなどなど。



特に興味深いのが「モテ」について。・・・モテたいって思わない時点で、もう非モテ班だ。何だろうか、最近の「モテ」は。そんなにモテたいのか?ほんとに? とりあえず入り口を広げよう作戦なんでしょうか? さっぱり分からない。ので、いろいろ考察してました。



あー、10年前もきっと似たような話をしてたかも。おほほ。



あとは、私ともう1人が「今年の冬はお洋服買わずに過ごします!」班でした。私たち、遊びすぎたのね~♪ ま、買わずとも困らない気がする。着倒して買いなおしだ!



今日も「いま家」でした。どんどん頂いてたので、全然画像撮ってなかった。





2007/11/09

やっぱり楽しくて

071108 宝塚DVDをお借りしていた方に、お返しついでにお茶にお付き合いいただいて閉店まで舞台話をして来ましたぁ



やーん、久しぶりで楽しかった! はしゃぐ私に付き合ってくださってありがとうございました~。



幸せの脳内物質が大量に湧き出た感じ・・・えへ。これよ! この幸福感が生きてるヨロコビだ!



帰り道は、やっぱり毎日話しても大丈夫なくらい好きだったんだなぁと痛感、そんな自分が可笑しかったです。
最近、ただ「あの声が最高だ!」だの「手の表現がセクシーだ!」だのと話す機会がなかったのです。なんて可哀相な私。もっと喜ばせないとダメだったのよね。



ふー、かなり元気になりました。感謝です。
お茶は、パティスリールタオで。
札幌市中央区南1条西3丁目三越札幌店B2F 



今日はお天気もいいので、冬支度作業第2弾しました。夜は大学からの友人たちとゴハン。







2007/11/07

シアタークリエ、ついに。

■『恐れを知らぬ川上音二郎一座』プレビュー公演が今日からでした。シアタークリエのこけら落とし公演ですね。どうだったんでしょう? この公演を見に行く友人から劇場の様子を早く聞きたいものです。



新聞でテープカットしてる写真を見て、ついにオープンしたのかーと。早いなぁ一年。びゅんびゅん毎日が過ぎていく!



■お友達から教えてもらいました。私にぜひ報告せねばと思ったそうだ。それは、『ウンココロ手帖』
普通の手帳みたいに使えるなら買う!って思ったけど、どうも違うなぁ。残念だよ。本家の『ウンココロ』はもちろん我が家の蔵書にありますが。



寄藤文平さん、好きなんです。 あ、寄藤文平さんはJTの「大人たばこ養成講座」などのイラストを描いてる方です。





2007/11/06

『レベッカ』は新訳で

先日、『レベッカ』を旧訳版(レベッカ (新潮文庫))で読みました(2007/09/20)。そして新訳が手元に来たのですがー。



ざくっと読みたい方は(つまり、大久保さんの素敵な時代がかった言い回しに酔いしれたい方以外は)、新訳をオススメしたい。



読みやすいです。だいたい、活字がオフセットですもんねぇ。凸版印刷よりも目に優しい♪ あと、文章の流れが良くなっていると思います。



例えば同じものを言う場合、旧版訳の時代、どうしても物語のなかには日本人の常識になかったイギリス風俗とかもあるわけですよ。だからそれを今読むと違和感のある訳語だったりするけど、新訳では今の私たちが理解している言葉で訳されてて、すんなり理解できたり。旧版はうっとりを通り越してじれったいくらいに言い回しが硬いしね。素敵なんですが、私の場合はかなり疲労しましたー。



あと、ヒチコックの映画はマックス役の方が全く、私好みじゃない・・・という、どうしようもない理由で、まだ観ていません。文章のイメージのまま舞台を観たいなぁと思ってます。舞台見てから映画かな。



2007/11/05

3月どうしましょ

ベガーズ、そろそろ真面目に日程を考えなければならないです。困ったのぉ。



意外と、まだレミ疲れが残っているのか・・・・? 泣きすぎたっけ?
毎週お屋形様のまゆげ演技とか勘助の唾飛ばし演技の熱いウッチーに会えてるから、満足できてるのかしら? 



わくわくががしっと来ないのはどうしてだろう。



といいつつも、ひらひら女たちの間を飛び回るウッチーを見ないではいられませんよ!ね!ムフ!
出来ればさとしさんがビーチャム役になってからの日程にしたいの。モリクミさんと夫婦だよー、これは楽しみ。



そうそう、橋本さとしさんと言えば。9日のテレビ朝日『モップガール』に出ますね。良い声だけど、へんな扮装だなぁ。当然、殺されちゃう役です。「ラップおじさん」うぉぃ、さとしさんまでおじさんか。



もやもやもやーん

土日は久しぶりに連休だったうえに晴天だったので、せっせと冬支度してました。窓拭いたり(年末は寒すぎてツライので)、煮豆つくったり(冬支度じゃないけど)。タイヤ交換頼んだり。



ところで、最近もやんとした問題が勃発し、なかなかすっきり解決していないのでした。
というわけで、私としたことが『M!』へ気持ちをどーんと集中させられず。うーむ。



家事に精出して疲れたことだしー。こういう時は甘いもの071104



こちらは我が家の近くのお店、ショコラティエ マサールのもの。本店で、カフェもあり。



甘酸っぱいイチゴと洋酒の効いたクリーム、さくさくのタルト生地。わーん、おいし~っ



よし、元気でたかも!



2007/11/03

「インヴィジブル・リング」

紅玉の戦士
『翠玉の魔女
灰色の女王



アン・ビショップ/著、原島文世/訳 中央公論新社





インヴィジブル・リングシリーズ全3冊、何となく読んでしまった。3冊も! とてもつまらなくてビックリ仰天だった。人気のあるハーレクイン作家のほうが面白かったかも、と思うくらいにつまらなかった。ヒドイ。自腹で買ったら3.000円するのか。恐ろしい。



登場人物が多いのに、動くのは6名くらいか。危険な旅を続けるメンバーだってのに、全然かまわれてない子どもたちとか、かまわないなら出さなくても良かったくらい。
薄っぺらな人物造型なのに、名前が似てるのもいやだ。ブレイドとブロック・・・最後まで区別できず。



ファンタジー世界の設定は、わりに面白いのに物語と文章があまりにひどかったので、余計にどうしてくれよう!の気分が残る。



『太陽の塔』森見登美彦

ISBN: 978-4101290515  2003.12発行



☆☆☆☆



日本ファンダジーノベル大賞受賞作にして、登美彦氏のデビュー作。



まなみ号、男汁、ええじゃないか・・・筆が進んだらしきところ(語り口がのってるとこ)と、とても内省的なところがいい具合だった。
森見登美彦のこの線の語りは好き、楽しみました。根詰めてツメツメになっていない勢いが残っていて、良いよい。



我々の日常の九〇パーセントは、頭の中で起こっている」。名言。その90%を文字にするとこうなるの。



水尾さん研究と称したストーカー(本人は否定)のような行為が物語の主かと思ったらちががった。異性と交際すること、クリスマスを恋人と過ごすこと、素敵な誰かを好きだったこと、共有できたかもしれないこと、決っして共有できなかったこと、そうして過ぎた日のこと、を何度も何度も思い返して自分を納得させている話なんだと思う。



失恋してしょげて、でもまだほんわか好きで、まだそんな自分をどう落ち着かせたらいいのか分からないみたい。
水尾さんをめぐって、常に<私>をぐるぐるとまわる。四畳半を男汁でいっぱいにしながらも、自分を肯定する姿勢がすがすがしくもあり。ほとんど自分と重なりそうで、懐かしくもあり。



まだまだ先だろうけれども、きっと誰かと深く見つめ合うような物語も書いてくれると期待してます。





見れたー

えへへー。M!製作発表の出演者ご挨拶が見れました。



コロラドを親父ギャグって・・・意外と遠慮のない紹介では?ブログ担当の方。ぐすん。
にこにこしてて、さわやかで、良い表情でした。ぽわーん。





2007/11/02

親父ギャグが見れない・・・

なぜ?しくしくー。 『M!』ブログの動画にうまく接続できないらしい。明日またやってみます。



『24 第5シリーズ』北国では放送中。3まで見てたんですが、4をすっとばしてるので分からないところも多々あり。なんかジャック若返ってきたような気が。荒唐無稽もここまでマジメだと楽しすぎ。クロエを見ると自分の顔もぶすっとしちゃうんですよねぇ こっそりトニーがお気に入り。



先日、オットは道央のとある山奥に出張したときに、「子熊に会った」。



ひょえー。子熊の近くには当然、母熊がいます。
でも滅多に人がこないとこで世慣れしてない子熊。人を見てびっくりして「ひょえーー」とバンザイして去っていったのだそうだ。



さすがに私もエゾシカまでしか見たことないのでびっくり。「熊よけのベル持ってるー?」と聞いちゃいました。





2007/11/01

険しい道を越えて~♪M!

モーツァルト!』製作発表でのデモンストレーション映像。



フランスあたりの農民のようにかわいいアッキー、の、表情ありありの顔に釘付けです。好きです。帽子と濃い顔とでかいジャケットで、もったり上半身に見えたけど、かわいいやつ。
井上くんは最近すっかりオトナで、どきどき。ちょっと声にも色気が出た感じよ? あ、でも、もっと食べて肉つけたほうがいいよぅ~



実際に大人への過渡期だった二人がそのまま舞台に立っていた初演(私は未見)から、今回は過渡期をある程度乗り越えたWヴォルフのアプローチが楽しみになってきました。ただただ絶対的なものからの脱出、自由!と叫ぶだけにとどまらない目線が加わるかもしれませんよね。



その右側で仁王立ちしている猊下に至っては・・・また「舞台以外では歌わないの」な感じ。馬力出すとヴォルフを喰っちゃうし、いいのいいの。



まぶたの裏では赤×金の猊下衣装の祐一郎がばっさばっさと熱唱してくれてますからっ 衣装変更はないのかな?



hiroさんは、前回のWキャストをうっかり思い出して「大丈夫!」と思いました。シングルキャストなので、喉も含めた体調維持さえできれば、これ以上は高望みしません。ちょっとくらい演技がへんでも、目をつぶりたいと(今のところ)思います。



前の木村吉乃さんは、演技はさすがに上手いけど歌は・・・・ごにょごにょ。もうひとり西田ひかるさんは、よく言えば可もなく不可もなく。非常に面白味のないコンスタンツェでしたので。



公爵夫人はカッコよかった。猊下と張り合えるくらいの公爵夫人を演じてくれるかもしれませんねー。衣装はどうなるのかしら。ゴージャス&気位の高そうな感じ、を見たいです。



圭吾さーん。市村さーん。
こっそり左端のシカネーダー役の圭吾さん。ちらっとしか写ってなくて寂しいです。ヴォルフの音楽を理解して世に送り出した偉大な作家でプロデューサーですから。暗闇のなかに立っておられただけですねー。いっちゃんはいらっしゃらなかったんですね。こちらも寂しい。ファントムな市村パパの姿も久しぶりです。細い脛とか・・・えへ。猊下との対峙シーン、って闘ってはいないけど、ナンネールの息子レオポルト、を持ち出す場面、ヴォルフと思いあってるのに通じあえないとことか。切なくていいんですよ。



みなさんと舞台でお会いするのを待ってます!