2014/12/31

2014 観劇まとめ

1月 オペラ座の怪人@札幌
   クリエミュージカルコレクション(×2)
   シャーロックホームズ アンダーソン家の秘密(×2)
・とにかくもうもう! 祐一郎が笑顔で舞台にいることが嬉しくて、共演者の方たちの温かい雰囲気とか、客席の泣きそうな笑顔とか(実際泣いた)
・ホームズ~は、展開がアレレのさすが韓国発という物語ながら、出演者の巧みな表現で楽しく見ました。浦井くんの二役、この後のチャーリィ役とともに、素晴らしかったです。

2月 カチバス@札幌
TEAM NACS森崎さん演、最も見て欲しかった帯広公演のチケットの売れ行きが最初心配されたが、ものすごいPRで満席だった話が印象深い。こういう地元発(製作は東京ですけど)のものが、気軽に地元で楽しんでもらえるようになればいいと願いつつ。

3月 
4月 ラブ・ネバー・ダイ
   レディ・ベス(×3)
鹿賀さんが体調不良でWキャストの市村さんが代わりに立つ。私は病み上がりの鹿賀ファントムでした。よれよれしててとても心配だったが、マント姿が素敵でそんなこと忘れた。これまたトンデモ展開だったが、くさってもロイドウェバー!音楽美しいし、舞台装置キラキラで、何だか楽しく見れてしまうのだった。濱田めぐみさんのハスッパじゃないレディ姿が初めてでした。すごくレディでした。何でもできるんだなぁ すごい。

世界初演レディ・ベス。漫画みたいな展開ね、と思いながらの4月東京でした。まだまだ(祐一郎はちがったけど)若手組の演技が硬く、歌は気合入りすぎて激しい歌合戦のようだった。祐一郎が帝劇の舞台に戻ってきたぁぁ!だけで、満足。

5月 万獣こわい@札幌
   レディ・ベス(×2)
   ビッグ・フェラー(×3)
・ねずみの三銃士が来てくれて嬉しいわー。また来てね、札幌。案外、夏帆が良かったのが収穫でした。
・レディ・ベス。ちょっと落ち着いた感じに。4月も麗しかったが、花總さんのベスの安定感が増して、相手役も落ち着いて見える。
・ビック・フェラーは、ウッチーが若い2人(ソンハさん、浦井くん)をぐいぐい引っ張っていく、まさに大物。浦井くんの何かを表現してる感がないなぁ(物足りない)の印象は、浦井くんの演技のたまものであることが3回目の観劇で納得。おお、すごいぞ。

6月
7月 ザ・ロスト・グロリーリー/パッショネイト宝塚! (宝塚大劇場)
楽しかったなー、夢の世界であった。念願の轟悠さまを見れたし、星組の柚希&夢咲さんがまばゆい太陽のようじゃった。サロン・ド・タカラヅカでシシィの衣装も着てすっかりタカラヅカマジックにひたる。

8月 タイトル・オブ・ショウ(×2)
四季以来の柿澤さん、やはりひとを惹きつける魅力に溢れた俳優さんだと思う。喉の調子を崩した浦井くんと、サポートしてくれる共演者の回を見た。柿澤さんの男気や魅力が爆発してたな。浦井くんは猛省してた模様。アドリブ風に展開していくし、もちろんアドリブが入ることもあるので、きっちり思考し納得して演技プランつくる浦井くんにはチャレンジ部分も多かったのかも。

9月 アルジャーノンに花束を(×2)
   レディ・ベス(×2)@名古屋
使われる音楽が私の気持ちにちっともぐいっと来ないので、いまいち乗れなかったのが心残りだが、初演時に菊田一夫演劇賞を受賞しただけあり、彼のピュアな一途さとチャーリィの素直さと葛藤のさまが素晴らしかった。体や視線の使い方も演技の技術と演じる心が一体になっていて、ますます健治いいね、だった。

名古屋のベス、東京での杞憂はなくなり、綾ベスのドスドス歩きも若干優雅に上達。花總ベスなど、何も言うことありません。メアリのお2人もそれぞれの苦悩の方向が明確で、震えた。Wフェリペも同様に個性が出ている。禅&圭吾は、スピンオフ作ってほしいくらいの出来栄え。Wアスカムもそれぞれの温かさと情熱でベスを教育。
私は加藤ロビン派でしたが、彼の千秋楽の涙と舞台上で加藤くんを励ました祐一郎の手が忘れられません。

10月 オペラ座の怪人@札幌
高井ファントムのエロ度が増してて、衝撃。好きだわ・・・

11月 ポリグラフ@札幌
   スリル・ミー
   アリス・イン・ワンダーランド
   ファースト・デート(×2)
・森山開次さんが出演してるというので。時間と場面がコラージュみたいに次々かわり、整合性を求めてはいかんのだな、と途中からただ見守るのみ。森山さんは相変わらずエレガントでした。
・評判がよいので見たいと思っていたスリルミー。なるほど!これはまた見たくなる!の面白さでした。音楽もピアノのみながら、2人の感情を余すことなく表現し、ムダのない舞台装置といい、良かったです。
・アリス~、取り壊し前となってしまった青山劇場で。初めて二階で聞いたが音がちっともきちんと聞こえず、これはダメ劇場なのかと思わずにはいられない体験。
出演者はみなみな魅力的でした。
・ファースト・デート。クリエサイズの佳作。こういうのもっと見たい。こちらも出演者がはまっていて魅力あふれ、歌も聴きごたえ十分で大満足。

12月 モーツァルト!(×2 いずれも芳雄W)
   星ノ数ホド(×2)
・芳雄ヴォルフの最高到達点か(見事) ソニンコンスによって、これまで感じなかったコンスタンツェの感情が伝わった。祐一郎猊下はとにかく楽しそうで、それが何より嬉しい。
終盤、ついに芳雄トートが発表され、役柄としても芳雄時代の本格スタートだなぁとしみじみ。祐一郎ぉぉ
・星ノ数ホド、テンポよく重なるセリフに浦井くん時折翻弄されているようだったけど、鈴木杏ちゃんの安定もあって、2人芝居を乗り切っていた。役柄上、同じ役でありながら、わずかに少しずつ揺らいでいく作品で、いくら作りこんでも、間に合わなかったんだと思う。その瞬間に生まれるものを信じて舞台に乗せていくことも多かったんじゃないかと推察。普通の服の浦井くんの後ろ姿がキュートでした。

17作品、33公演

けっこう見たのは、浦井くんのせいだ。お財布からっぽだが、心は燃えた!
来年はクリコレからまたスタートで、いっそ正月恒例行事にしてよと希望です。
祐一郎出演の新作、老貴婦人の訪問、化けてほしいですね。

ではみなさま、来年も楽しい観劇をいたしましょう。

2014/12/28

スッキリ作業してました(道半ば)

友人が<断捨離大賞>をもらったと聞きすっかり影響され、ご無沙汰のあいだ、ひたすら手放す作業に没頭してました。フーッ!

それほどモノに執着しないタイプなので、とりあえず保管してたもの、もう使わないものは問題なくサヨウナラ。

高校から大学あたりの写真の整理、終わり。何で撮ったのか分からないものとか、誰?という方が写っているものは、サヨウナラしました。嵩は1/3くらいになった。

お手紙類も整理。大学時代はパソ通がはやり始めたころで、友人たちとはたくさん手紙をやり取りしてたんだなぁと。そして内容の青さに、恥ずかしいを越えて青春!  

私がせっせと作業してるのを見て、オットも影響され思い出の品も整理してました。いいぞいいぞ。

20Lのごみ袋が10個出来てますが、まだありそうだ。

最後の山は舞台関係。というか、祐一郎関係ですが、プログラムは、いいの。これはね、幸せになれるから。でも場所取りますよね。重すぎて木製の書棚板が折れて金属棚に買い替えた。でもまた買っちゃうんだよね。
雑誌はお休みの間に時間があれば、ぼちぼち切り抜いて整理しよう。

函館の湯の川温泉、ぽっかぽかに温まりました。温泉はいいー。
 ハリストス正教会、リースがかかっていて可愛らしい。ちょうどミサをしていて、中には入りませんでした。
函館駅前から少しあるいたところにある滋養軒、コクがあるけれどサラリとしていて美味しかったです。また食べたい。とんこつ系はギトギトで苦手なのですが、これは良かった! お勧めです。

2014/12/19

年末は落ち着かない

ファースト・デートも途中のままだな。みなさまお元気ですか。
エリザショックがやや落ち着いて、粛々と受け入れるしか・・・! 服しましょう(by キャット)の気分になってまいりました。

週末は温泉でホカホカしてきます。
あとは、毎年恒例の青色申告地獄が始まるので、ちょっと時間が足りない感じに。

先日の遠征では、
こんなに楽しそうなコロレド猊下は初めて見ました、というくらい楽しそうにニコニコ溌剌と歌う猊下に謁見できまして、もう猊下のしもべは胸がいっぱい。
猊下がお幸せそうならば、それでよいのです。

きっと役を自分のものとして堂々と帝劇を背負っている芳雄ヴォルフを、まぶしく温かく見つめているんだろう、と。その眼差しが、客席にまで及んでいたのだと思います。

芳雄ヴォルフは、本当にとってもとっても良かった。こう言っては何ですが、私、祐一郎を俳優メインというよりも、存在そのものを愛しているんです。大きすぎる演技、大きすぎる声、たまの盆踊り、何もかもが人並み以上、というか人じゃない。祐一郎こそ空から落ちてきたよ。全て愛。

芳雄くんは、俳優さんだなぁとつくづく思いました。素晴らしい歌い手で、役者で。
大きくなーれ、と願っております。

それから、新国立で2人芝居の浦井くん。
本人が言っていたように(とあるところで)またひとつ扉を開けたのかなと思います。ぎこちなく、一生懸命に役に取り組んでいる姿、いつもまぶしい。
鈴木杏ちゃんがカッコよくリードし、浦井くんは自然の強さを愛する好青年。すごく普通の、全然ヒーローじゃない青年を、普通100%で演じてます(とても褒めている)

次のマサラミュージカルも楽しみですよ。きっと笑顔で踊るんだろうなぁ 1人だけ大きく踊るんだろうなぁ 女優さんたちも美しく。ラ・カージュと連日見るので、もうキランキランになりそう。

フィガロの結婚、聞きながら。全編通して聞いたことなかったので、いい機会です。芳雄が血を注いだのかと思うと、泣けてくるわ!

2014/12/16

片目でこのニュース

こんばんは。
いつものまぶたの裏にできちゃうんだよ。ゴロゴロがさ、を除去してもらい、単眼の2日間。片目でこのニュースは辛かったよう

昨夜ほど、全国の祐一郎さまファンの皆様と手に手を取って、思いの丈を訴えあいたかった日はありませんでしたよー!

ウワーン!

いつか来るとは思ったが、サラリと明るく東宝が発表して。ハァ?でした…
芳雄はラストヴォルフ祭りでいいなぁ 前回のエリザベート公演で、ちゃんとラスト公演としてお祭りして欲しかったです。

新作は新作で気になりますね。シニア組、素敵よ! 圭吾さんがどこにいるのか気になりつつ、戯曲「老貴婦人の訪問」も読んでみたいです。この豪華メンバーでクリエとかヤメテ。サイズ間違いよ。

祐一郎のやるアルフレート(プロフェッサー!)は、クズオトコだとか? ヨワヨワしいのだろうか。涼風さんにいじめられるのかなぁ?

新生エリザベート、確かに芳雄トートは満を持して。私も楽しみです。そりゃ美しい閣下になるだろう。城田さんはトートでは未見なのでよくわからない。

ルキーニ、トートより難しい役になります。頑張れ、育三郎。前任者がずっとシングルで担った役だし、すごくお兄ちゃん色が付いてて、あれを乗り越えないとね。
優男風か、チャラい系か、変態系か… ストーリー自体にはラストでしか関わらない(しかも行きずり殺人に近い)が、観客動員には、1番近くで狂言回しをしなくては。

若い万里生…! 陛下かぁ いい声だけど、若いよ。ルドルフからフランツかぁ

クラシカルなこれまでのエリザから、現代寄りな演出になるかも。と書いて気づく→小池修一郎の現代寄りは、危険ね…ロミジュリよね… ナウなヤングなですよね… 帝劇じゃなくても好くないか。うぐうぐ。

ふー、謎のカウントダウンもアップも、私を振り回しただけであった。
東宝が祐一郎トートを映像化しなかったのを、いつまでもウジウジせめちゃうからー!

世代交代、世の常、しかしまだまだ帝劇の真ん中で立つ祐一郎を見たいのよ。
吸血鬼伯爵さまは、誰ですかね。これ以上はびっくりしたくないです。宜しく。

千々に乱れる心を癒しでくれるのは、浦井くんの笑顔だわ。星ノ数ホド、じわじわ好かったなぁと思ってます。

2014/12/13

昇華されたかも

マチネでM!、ソワレは星ノ数ホド。

祐一郎猊下、ありがとうありがとう! 昨日今日と大満足の公演で、私の心も天に昇ったかもしれない。
井上芳雄、第1期の代表作ということで、私の心にしっかり残った2公演でした。

さて、浦井くんの星ノ数ホド、面白い脚本で見る側もそれ以上に演じる側も大変な作品。
鈴木杏ちゃんに浦井くんリードしてもらい(グイグイ)なかなか良かったです。杏ちゃんカッコいいわ。

脚本が緻密というか、可能性を何度も見せるので、同じようなセリフが続きます。前回と今回の違いについて考えたいが、次々と展開するので、可能性の広がり全てが二人の世界すべてで。

別人を演じるのではなく、違う可能性を同じ人物を演じるほうが、切り替えしにくいのかしら。

養蜂家らしさ、がピンとこないけど、シンプルさを愛している人なのは分かった。もっとシンプルさを出しても良いかも。自然のサイクルに敏感で蜂の生命を見つめている、杏ちゃんとは時間に対するスケールが違う人物と言う設定なのよね。それが彼女の病気に絡むのか。

二人芝居が良かったのは、浦井くんの若干の前のめり感の比較対象が杏ちゃんだけなので、ローランドとしてのライブ感に変換されたこと。
いやでもさ、浦井くんかわいいんだよー。やっぱり浦井くんの良さは真剣に頑張ってるとこでもあるよね。ねー!
今回は一生懸命よりも前進、あ、キスが上手くなったですね。ゆったり衣装も似合うし、眼福着替えもあるー。

明日は近くから拝見。楽しみ。

2014/12/12

猊下にやっとお目にかかりました

こんばんは。全日本猊下のしもべ会員のセルゲイです。

本日、初見の友人と共に久しぶりのコロレド猊下に拝謁。ますますお若くなっておられる!
マント捌きも美しく完璧で、しもべ冥利に尽きまする。

バージョンアップ激しかった馬車は、シビアな物語のほのぼの息抜き(でも折々にヴォルフが猊下の所有物である事が語られる、笑顔の猊下に抜かりなし)で、ただただ笑いました。悪路、お疲れ様です。
これまでは前が危険だったのに、前も後ろもデンジャラス! ドキドキしたわねー。

祐一郎、バズーカの重荷は降ろし始めたような。ファンもとにかく元気に歌ってくれれば良いと思って見てる気がします。まだまだ聴かせてくれたけど、少しずつ変っていくものですね。

祐一郎がここまで伸びやかな演技なのは、芳雄ヴォルフの成長に尽きます。若き日に苦労してい高音も響き、コンスを抱き寄せるのも、もう器械体操じゃない!前はぎごちなかったものだよ。

素晴らしいヴォルフガングで、青年は大人の男になったのだなあと感慨深い。

他のキャストも、初参加の方までもが役を観ごとに表現していて、何だか震えます。

ソニンコンス、わたし初めて、ヴォルフとコンスは似たもの同士で引き合ったんだと、気付きました。今までのコンス役だと、自分勝手さや計画性のなさが単なる欠点でしかなかったの。でも、それがヴォルフには魅力的だし、自分勝手というよりヴォルフと分かりあえなさの結果だったんですね。
ヴォルフへの愛はずっとあるのに、お互い相応しいタイミングで相応しい言葉で伝えらなくなってしまったの。

ナンネール花總さまなど、10代にしか見えないのもすごいし、男に生まれて自分も世に出たいという気持ちと、弟や父を思う気持ち、スッと伝わってきました。プリンセスになりたかったんだな。

市村パパ、お子様が出来たせいかしら、ヴォルフを思う親心があふれてます。これまでは息子に自分の夢を投影する【私が!】の部分ばかり目が行きましたけど、それだけじゃなく誇らしさとか愛情、自由に振る舞うことの恐れなどなど、色んな感情が混ざりあったままに見えました。
見ている私が大人になったのかしらね?

とにかくこの素晴らしき舞台が残るのはうれしいです。Brava!

2014/12/10

『ファースト・デート』11/23夜、11/24昼 1 クリエサイズにぴったり良品

@シアタークリエ

アーロン/中川晃教 ケイシー/新妻聖子
ゲイブ/藤岡正明 アリソン/昆夏美 ローレン/未来優希
レジー/古川雄大 ウェイター/今井清隆

演出:山田和也 翻訳/小田島恒志
音楽監督:島 健 振付:佐々木信彦 振付/監修:大澄賢也
衣装:屋島裕樹

2公演取りすぎだったかなーと失礼なことを思いながら観にいったら、2公演分取っておいて良かったなでした。大がかりな舞台も大好きですが、こういうクリエのサイズにぴったりの佳作も良いですねー。

いま、スタッフの名前を書き出して、振付監修に大澄賢也さんの名前があってびっくりー。振付師さんとは違う仕事があるのかな?
チラシの衣装は抑え目だったのね、が、聖子ちゃんの衣装! パンキッシュなテイストでありながら、女の子っぽさもあって、その加減がケイシーの自分も相手も大事にしたい、っていう気持ちにも合ってた。それにしても細いわ・・・食べるの好きな聖子ちゃんだけど、ちっとも肉になってない。
髪型もメイクも私の好みどストライクで、着こなしていた聖子ちゃんもますます好きになったわ。

さて、着席したら20分前と10分前くらい? キーヨ&アッキーによる楽しい掛け合いお手洗い等々の説明がありまーす。事前に教えてもらってたので、いつもは5分前に到着派の私も早々に着席して待つ。
キーヨが説明で、アッキーが合いの手を入れる形式ですね。チーズケーキ♪チーズケーキ♪など楽しそうに歌いながらのアッキー、すでに可愛い。ぐふふ。
男性用お手洗いも説明します。自分が使ったことないから、そこにあるのねーと新鮮。

さぁ、開演!

キーヨ(ああ、ウェイターさんはお名前つけてもらってないから、ラストも名乗れなかったのか!)のいるレストランへ、ブラインド・デートのためやってきた・・・まずはアーロン。
きっちりネクタイ締めたままで、ウェイターさんにキメすぎ、頑張りすぎ!とネクタイ外される。スーツは紺地に正方形の格子が細くはいったオシャレなもの、クレリックシャツと茶の靴で、金融関係のビジネスマンにしてはかなりオシャレ度高い。仕事だけ人間には見えないオシャレさんだ。小柄だけどスラリと見えるいいスーツだな(どこのだったんでしょうね) あと黒縁のメガネ。似合ってる。
椅子の位置を直したり落ち着きがないアーロンの登場シーンでした。

次いで、イケイケな(アーロン曰く)テンション高く威圧的なケイシー登場。見るからに、合わなさそうな二人の衣装とメイク。早口設定の聖子ちゃん、こういう役が似合う。「Bitter Days, Sweet night」も似た雰囲気を出してましたが、イケイケ、ズケズケ、でも実は繊細なのという。

アーロンの駆けつけ一杯がBeer!に大して、ケイシーは強いお酒、さらに強いお酒をチェイサーに。かっと飲み込んで、威圧感すごい。

吹いたアッキーに吹いた。
姉のローレンが、アッキーのことを「トム・クルーズみたい」と言ってたと聞いて、飲んでたビールをブブー!!と吹いた! すっごい弧を描いて、きれいに左右に吹いた・・・
練習したに違いないと思わせる、上手なブブー!

お互いの印象を歌い合って、でもこの人かもしれないと余白を残して、デートは続くー。

2014/12/09

M!映像化、本日撮影だったようです

東宝・・・担当者が変わったのでしょうか、ともあれ東宝作品が映像化されるなんて! 夢のようです。もっと祐一郎が超イケイケの頃に収録してほしかったけれど、いまさらだな。とにかくこのチャンスを逃してなるものかーっ
2002年10月の日本初演依頼、
日本のミュージカルファンを魅了し続ける『モーツァルト!』。
“音楽の天才”
モーツァルトが駆け抜けた、
歓喜と苦悩の35年の生涯を描いた
傑作ミュージカルが、多くのお客様の熱いご要望にお応えして、
初のDVD化がついに決定!予約受付開始!!
(東宝ナビザーブからのメール引用)
A席センター、壁際のあたり?にカメラが入ってたんですかね。無茶なアドリブはなくて、キチンとした進行だったらしい。

思いのほか好評だった的なことになって、もっと映像化しようぜとか思うように仕向けたいものだ。
予約受付中のwebページを見ても、いまいち信じられないんですが、ええもう、この好機をもっと良い方向にしたいわー。

ついったにも書いたんですが、ちょっと興味あるかなという友人を誘うにしても、こんな感じなんだと見せるものがあると良いと思うの。実際の舞台体験は、映像から受けるものの何十倍も素敵だから、映像でOK!って思えたひとは、安心して観劇できるね。

で、興味ないしって人にもこういうのあるよと見せて、徐々に普及活動可能。例えば、私のタカラヅカへの流れは、DVDで轟悠さまのルキーニ見て、実物見たい!と思ったのが最初でしたし。

映像化で舞台(というか、この場合“ミュージカル”)の裾野を広がると思いますよ。爆発的にじゃないと思うけれど、小さな努力は続けていくべき。上演してくれない地域に住む身としては、せめて映像で、というのもある。身近じゃない人たちに楽しんでもらって、旅行のついでに見たいなって思ってもらえたら、それだけでもお客さまいらっしゃいませ、よね。

クンツェ&リーヴァイ作品で許諾取れたなら、他の作品たちも是非とも映像化へ! おねがーーーい!!(友人たちに美・祐一郎を自慢するっ→メイワク?いやお構いなしよ・・・フフフ)

2014/12/07

恒例行事も大人の波

学生の頃から、クリスマスに集まってプレゼント交換する会が開催されていまして(女子大だから女子オンリー)
ずっとテーブルにあったチキンが、ついに今年は登場いたしませんでした。なぜならば、胃腸の調子がイマイチが2人いたからー。ウチ1名は私。
チキンは止めて、寿司になりました。

でもこれは別腹!
ケーキ!

友人Rちゃんのブッシュ・ド・ノエル
 ヨコから撮ればよかった。小枝に雪が残ったような飾りが繊細。もちろん小枝も自分で作ったとのこと。すっごい。
中は、というとこれが! 下の層はチョコレートのムースで、間にココアのスポンジ(粉を使わない生地)で、上はキャラメルのムース。取り囲むのはたっぷりのガナッシュ。
美しすぎる。毎年彼女のつくるケーキを頂いていますが、いつもうっとりしてしまう。

お陰で、デパ地下のケーキでは美味しいと思いにくくなってしまった。贅沢ー。

2014/12/02

『アリス・イン・ワンダーランド』11/22夜 イッツショウタイムの連続技

@青山劇場 B席(2階)
初めての青山劇場の2階、きっとこれが青山劇場ラストになると思うが、音が聞き取れない哀しみとともに記憶に残るのがさみしい。
もっとギター音がギュンギュンしてた『メタル・マクベス』は歌詞が聞きにくかった記憶はないから、2階席の壁近くというのが悪かったのだろう。
セリフが1番聞こえにくかったのが、主人公アリスの安蘭けいさん。しくしく。

ほとんど事前に情報を入れずに、ただし、“禅さんがウザイおじさんで超かわいい”らしいことは耳に入ってました。
タイトルが、特にひねっていないので普通に『不思議の国のアリス』のミュージカルなんだとばかり思っていた。再演にあたり、どうやら違うらしいと気づき、それなら見てみたいなーと組み込んでみました。

アリス/安蘭けい 帽子屋/濱田めぐみ ウサギ/平方元基
クロエ/唯月ふうか モリス/松原剛志 エル・ガド/小野田龍之介
芋虫/新納慎也 白のナイト、ジャック/石川禅
ハートの女王/渡辺美里

音楽:フランク・ワイルドホーン
演出:鈴木裕美

役者さんたち、みなさん各自のキャラを楽しく演じていてブラボー!
渡辺美里をはじめてライブで見たわ!(でもCD持ってたよー、けっこうちゃんと買ってました。80年代の思い出)
ちょっと浮世離れした女王さま役が似合ってました。

芋虫があんなに気高く素敵だなんてー! 新納さんの美声はますます磨きがかかってて、聞き惚れる。思慮深いという役だったので、何だか新鮮でした。美・芋虫さま

ウサギさんは、多くの皆さん仰るように“でかい”! 
2階から見てたせいか、平方くんの可愛い部分を見れるのかなーと思っていたが、そうでもなかった。真面目感の強いウサギに見えました。ちっとも時間に遅れちゃう感じじゃなくて、アリスを導く役目が主です。汗だくなのは見えなかったわよー。
若干、堅いウサギだったが、声はよく出ていたので嬉しい。地声がいいのね? 

で、ジャック役の禅さん。なるほど、確かに! ウザイ!(超ほめてる) 
ウザイっていうか、でもいい夫に見える。優しさはありそうだ。なぜアリスと上手く行かなくなってしまったのかが、はっきり描かれないけれど、アリスに余裕があれば、ジャックの可愛さを再発見できるはずよ!

クロエを迎えにくるハンチング帽にジャケット、スニーカー(だったか?)のお姿も可愛いうえに、白のナイトの青×白衣装も・・・うーん、可愛い。
白馬にまたがって、ぱっかぱっか登場。楽天的なことを言うだけで、解決策をださないナイト。あ、これが上手く行かない原因?
可愛いからなぁ しょうがないよ・・・現実的な対応がうまくできなくてもさー。

昭和のアイドルと間違えそうな衣装で踊って歌う石川禅、おお、可愛いが濃い。そして、いちいちダンスの動きも妙なタメ入りだ! これ知ってる!浦井健治だよー! 健ちゃんと同じだったー。やはり浦井くんは昭和アイドルなんだな。
ホリプロなら、禅さん入れてのユニット作れる。年代ばらばらでもいいし、禅さんと同年代でもいいし。あああ、見たいーっ

しかし、そんな可愛い可愛い禅さんのことも脳内から吹き飛ばしたのが、帽子屋の濱田めぐみ。
パワフルな役が本当に似合う方よ。登場しただけで、出ました!めぐさま!掛け声がかかりそうな迫力、そのうえあの声、どの角度からも美しく見えるボディの使い方、賛辞の言葉が足りなくて申し訳ないが、褒めるとしたら、一度でも見てくれれば分かる!でしょうか。
他がほんわかしてるなか、帽子屋だけは真剣にダークサイド。全てを思い通りにしたいアリスの欲望の象徴です。高笑いもカッコいいし! 素敵でしたっ

エル・ガトの小野田さん、キュートさで押してました。芋虫、エル・ガト、ナイト、とウサギの可愛い派4名が集まると、ええもう可愛いの分かったよ! 

見終わって、あれ? 意外と大団円じゃないのが大人向けなのかと。娘と夫は一緒に冒険してないから、同じで、ただアリスの心の向きが変わったら、もしかして関係改善しそうね?というラストなんですね。

扉を開けるたび、オレの番っすね!とキラキラ楽しいショウがスタート☆ 見終わったと思ったら、また次の扉。物語そのものの筋より、イッツ・ショウタイム!な展開にぐいぐい引き込まれ(セリフも歌詞も半分以下しか聞き取れなったけれど)、楽しかったーっとなる。客席の埋まり具合が土曜日なのにさみしかったのが、悔やまれる。きっと笑顔でいっぱいの客席が、さらに盛り上げるスパイスになるのに。

ともあれアリスの悩みは多少の差はあれども、誰にも当てはまるものだから、素直にアリスがゆっくり考えて、楽天的に、べきじゃなくて、何がしたいか、などなど、ライフハックなアドバイスを受けて、自分と生活を客観視して前向きな気分になればそれでいいのだー。

2014/12/01

『スリル・ミー』11/22昼 伊礼/田代ペア 2 分かってから見直したい、リピーターを呼ぶつくり

中盤の誘拐殺人から、拘置所までの流れの緊迫感が。
お腹痛かった。
先に書いたように結局逮捕されて刑務所にいることは分かっているのに、それでも緊迫感が激しかった。ずっとオロオロしてる万里生、罪の意識を襲われている様子の万里生、警察の手が自分に迫っていると追い詰められていく万里生、素晴らしかった。素直に騙されましたー。

一方、最初は全能感でいっぱいのオレ様だった伊礼<彼>が、徐々に事態を把握し、めがねを紛失したのはお前の責任、捕まるのはお前だけ、と罪をなすりつけようとする小賢しい態度を取り始める。いやー、ちっちゃいな「超人」は。

<彼>からの提案。証拠品を全て処分せず保管していた<私>が、<彼>の指示にしたがって従属的な立場で犯罪に加担してしまった、罪は認めるが主犯は<彼>とする司法取引を取り下げて、<彼>と共に裁判を受けることに・・・
そんなに<彼>のために生きるのか、お前は!と、またも純情に思っちゃったわ。

拘置所で小賢しい策略をする<彼>が、<私>を説得しようと歌うメロディは、児童誘拐時に子どもに向かって歌っていたものと同じ
自分の悪企みを伏せ、優しい人の仮面を被り、手懐けようとするメロディ。巧い!
けっこう耳に残る歌だったので、ここで同じメロディ使うんだなーって。たくさんあるミュージカルの楽しさのひとつでしょうね、このメロディをここで!と気づく楽しさ。愛の始まりと終わりに同じメロディが使われるとかさ・・・(『エリザベート』とか他にもたくさん)

それから、櫛目ばっちりなヘアが乱れるように、「超人」気取りだった<彼>がどんどん普通人っぽく崩壊していくのが、面白い。ちょっと、ざまーみろ、という気分になる。
ずっと惚れた弱みなのか<彼>に従う<私>がかわいそうな気持ちにすらなっていたので、そう思ったんだろう。

拘置所の隣同士、<私>が寝てしまったと思い、自分の気持ちを語りだす<彼> お互い顔を合わせず、心の底を見せるような夜。<彼>の「超人」はどこへ、死ぬのは怖いと吐露などする。児童への罪の意識よりも、自分が死ぬかもしれないことを恐れるのだった。

万里生がどんな顔して聞いてるのかなーってオペラ出して拝見する。じっと聞いてた。すごく嬉しそう、でもなく、すごく怒ってるのでもなく、静かに聞いてた。死ぬのは怖くないの・・・? 優しさはないけど、大人が子どもの話を聞いてるみたいな、<彼>がそう語る内容は既知のことだっていう感じの顔。
これまで、万里生<私>は分かりやすい反応してたのが、ここで“何考えてるのか分からない”人にみえる。このじっと聞いてる<私>が、<私>の素か。

超人なのは、僕のほうだ。
(セリフうろ覚えですけど)<私>が静かに語りだす、大逆転の場面。
95年、2人は一緒だ。そのために、めがねを殺人現場に残したし、証拠品も処分せずにいた。司法取引を取り下げるように<彼>言うことも見越しての、収監だ。決して離れられないでいられるようにするために、誘導したのだ、と。

「まだわからないの?」的なことを言ったときの万里生の顔が! コワイ! 自分がコントロールしてると思っていた<私>から、実は自分のほうがコントロールされていたことを言われ、最後の一撃受けたみたいに崩れ落ちる<彼>!
ギャー。
そうだった、冒頭で万里生<私>の従属してる風で実はこっそり主導してる感じ、忘れてたけど、そうだったー!

トドメ刺したなー、全て手に入れたらしい<私の>静かな満足感が恐ろしい。

こういう展開だと、<私>が<彼>への執着をどの程度見せるのか、さじ加減が大事ですよね。あからさまに手に入れたい態度だと、主導権を奪い去るこの終盤の見せ場が薄れてしまう。かといって、あまりただ振り回されてる<私>だと、実は・・・の部分に説得力が生まれない。
ということで、万里生の<私>は、そのチラ見せ加減が良かったですよ。伊礼<彼>の尊大さとある意味鈍いところもぴったりだった。

終盤、仮釈放の審議場面、<彼>が刑務所内で殺されたことが語られました。せっかく95年(つまり永遠に一緒と同義)いられるはずだったのに・・・ もう<彼>がいないから、仮釈放申請したんだなっていうのが分かりました。はぁぁ

ところで時代設定に気づいたのが、電話を見たとき。
大学生が三つ揃え着てる時点で時代感を捉えるべきだったとは思うけど、女性の衣装ほどにはすぐ時代を把握できなかった。他に時代や場所を示すものがなかったので、子どもを殺して帰宅してからの「めがねがない!」騒動で電話機が出てくるまで、しっかり時代を把握してませんでしたね・・・
今思えば、タイプライターで分かるんじゃ?ですけど、なにせ「俺は超人」とかいう子だから、レトロ好きなシュミがあるのかもとか思った程度。鈍かった。
だから犯罪の証拠品の扱いがあんなだったのねー(DNA検査のない時代のお話)

舞台セットもシンプルでよい。
余計なものに気を取られることなく、ただ2人の攻防を見ていればいい。左右対称のセットに、光がタテヨコと当たって、この光の使い方は演出の栗山さんらしい気がしました。

先日、アルジャーノンの音楽が私には合わなかったと書きました。スリル・ミーにおいてその杞憂はゼロ。場面ごとに相応しく、あるときは展開をリード、あるときは流れていることさえ忘れるほど自然に溶け込んで、ミュージカルの音楽ってこうであってほしい度が100点です

2014/11/30

『スリル・ミー』11/22昼 伊礼/田代ペア 1 小鹿か子犬のような万里生

@銀河劇場
伊礼彼方/彼
田代万里生/私
ピアノ/朴勝哲
演出/栗山民也

それぞれのペアの略称が並んでいるなか、<伊万里>ペア、と仰った方に座布団一枚ね! うまい!きれい!

さて、評判が良いので一度観てみたいとおもっていた作品、日程の関係でどのペアかは選ばず、取れたのが、この伊礼&万里生、でした。スチール写真の段階で、落ち着き払った感がダントツね・・・と思っていたのだが、
開演早々に「19歳」と<私>が言って、椅子から落ちそうになった。

じゅうく? あらまぁ・・・ わかったわ、じゅうくね! 童顔に短めの髪が可愛い万里生はともかく、伊礼さん! 心の目を200%活躍させて、じゅ、じゅうくよ! シュミが普通じゃない<彼>だから、まぁ老けて落ち着いて見えるのかもしれないよね。無理遣り納得しました。

ここの肝は、未成年(裁判上、それも大事なのかもしれないが)その事より、若者である、という設定を押さえればいいわけですし。
パッと見、<私>の自分への執着を利用してコントロールしている、という態度であれば見た目なんか二の次だわ。

登場人物は語り手の<私>と、<彼>、シンプルな舞台の2階部分端に、唯一の伴奏であるピアノ。
休憩なしの100分、少しずつ少しずつネジをきりきりきりと巻いていくような展開、客席も緊張感に呑み込まれていく面白さでした。「現在」の仮釈放申請の場面からスタートするので、「過去」の19歳の場面から、逮捕に至ることは分かるのに、ドキドキがすごくて、見事な脚本と演出、そして音楽です。

観終わって、各ぺアごとに<彼><私>の関係性、主導権がどこにあるのか、どの段階で2人の依存しあう心の動きを見せるのか? タイミングや見せ方が少しずつなのか、けっこうなのか、とにかく違うにちがいない。
同じペアであっても、その日の自分の気持ちでも変わるかもしれないしなー。ああ、これは全ペア観たくなる地獄!(観たかった)
物語そのものの構成はシンプルにつき、役者の力量や個性で面白さの濃淡が決まるのだね。

伊礼&万里生はどうだったか?
見た目上、分かりやすくガタイが良いほうが、支配的な態度。童顔で伊礼さんに比べれば小柄(でも万里生も決して小さくはない)が・・・と、ここまで書いて公式で身長確認したら、伊礼178、万里生177でした。1センチしか違わなかった。おおー、役の印象や全身の雰囲気で、もっと差があるように感じてたな。

大学院生となった2人は久々に再会、<私>は子犬のように<彼>にまとわりつき、冷たい態度をとられる。他の人と、自分たちは違う。<彼>にとって自分は特別な人間だと訴える<私> ふむふむ。
恐ろしく“中二病”な、ニーチェを持ち出す<彼> 俺は、俺たちは、「超人」だから、世の倫理や法律などお構いなしでOK、自分自身の考えで行動するんだ、などなど。

哲学などちっとも分からないので、帰宅してからニーチェの項をナナメ読みしてみたけれど、ものすごく大雑把な私の感じ方だと“中二病” ほんとは違うとおもうが、とりあえず。自分のこと高く評価しまくって、超人はその他の凡人より偉いんだぞーっという選民思想っぽい。たぶんほんとは違うけど。とりあえず。

19歳だもの、俺は人と違う特別な人間だ、というのは“中二病”でくくれる気がする。<彼>がニーチェを深く読み込んだ結果ではなくて、むしろ思春期のオレ様気分に、ニーチェの「超人」がフィットしたので、理由づけのため「超人」と言ってるだけであろう。

若者がいきがって哲学者の言葉を引用するのはありがちなことですが、だからって放火したり殺人を犯すのは、度を越してました。その意味では「超人」でしょうかね。

さて、始終傲慢な態度で支配的に見える<彼>が、実はそうではなく<私>に深く依存していることを垣間見せる場面がわりと冒頭からありました。

放火や盗みの見張り役をさせられる<私>が、これ以上は付き合いきれない、と切り出す場面。このやり取りの落ち着く先を見ると、二人ともこえええーって思うんですがー。
<私>が自分から離れようというそぶりを見せると、俺にはお前が必要だと! 怒って罵倒したあとに、優しくするなどDV男の常套句だわ! 万里生、逃げてーっ などと純な私は思ってましたが、ほほほ。

結果、契約書を持ち出して、二人はお互いの要求を必ず満たすこと、という血の契約を結びます。
本当に、本当に、自分の倫理観などから<彼>に付き合いきれないと本心から思っていたら、どのように言い募られても犯罪を重ねることは変わらないのだから、きっぱり去るべきですよね、でも<私>は契約を結びます。

おどおどと従う外見とは別に、<彼>には自分が必要であることを<私>は確認したかった、言わせたかった、服従してるカタチを取りながら、<私>と<彼>の関係強化した場面でした。
背中がぞわーっとするような、静かな怖さがありました。共依存・・・
しかも、小鹿か子犬かのような可愛い万里生<私>を見ていると、Sな自分が掘り起こされる気さえした。言葉は悪いが、可愛すぎていじめたくなるというか。
<私>の従属的な態度が、むしろ<彼>の傲慢な態度を引き出しているようにさえ見えるのだった。
客席の私の心の支配的な部分を呼び起こす万里生<私> 怖いわよ。

そして、<彼>にしても、態度では傲慢さを保ちつつ、<私>に去られることが恐怖なんだというのを、うすうす気づいたような表情の伊礼さんだったかと。表面化してないし、表層では<私>を良いように操縦するオレ、というストーリーを保ったけれど、このやり取りは見た目の関係性とは違う二人の主従関係の一端が見える仕掛けです。
「超人」たるオレ様を維持するためには<私>が必要であるし、オレがいなければあいつはダメなんだと思うために<私>には<彼>が必要。
面白いーっ 

中盤の児童誘拐&殺害の場面へ展開している最中は、この2人の微妙な関係をふと失念してみていましたが、このちょっとした2人の力関係のあり方が、終盤の展開への伏線となるわけです。
万里生の静かな「ぼくこそ超人」を聞いた瞬間の、うぉー、やられた感、面白いわーっ

2014/11/26

大きくてはみでる

友人が、もらってきてあげるねー!とレミの宣伝シールを手に入れてくれた。
あ、光っちゃった。B5サイズでしょうか。ありがとう、友よ。スマホに貼るねー、ルンルンとカッター板を出して気づいたよ。これは大きい・・・・!
でも、
Do you hear the phone ring って書いてあるってことは、スマホに貼ってほしいなぁと思ってるってことですよね? あー、もしかしてiphoneのひとはうまく貼れるのか?!
少数派機種はつらいのう。

あと、勘亭流風の文字をスマホに貼るのは、心のハードルが高いので(「無常」なら貼っても大丈夫だった気がするが、宣伝にはならないか) やはり英語のタイプが嬉しいのだったが、とにかくでかい。

そして、そして!
何より、コゼットの哀しい表情に胸が痛くなっちゃう・・・

これから寒い季節なので、春になったら貼るかも。でも今はなんだか寒さに凍えるコゼットを想って、ますます寒くなるので、ひとまず眺めておくことにします。

2014/11/24

お家が遠い帰り道

楽しい夢は終わりで、家路半ばです。お家が遠い…

今回は宿泊ホテルで火災警報器が鳴動してびっくり。20分ほど何の説明もなくて、女性フロアのおばさまたちがギャースカ大騒ぎなどあり。誤報でした。

高層階にいたから、靴を履いてコート着ていちおう待機したけど、地震も怖いよなと思い出してました。

禅さんのナイト。キーヨの足上げ、万里生の小さい顔を思い出しながらお家に向かってます。
札幌が雪じゃなくて良かったわー

2014/11/23

大満足3連休

土曜日昼。『スリルミー』伊礼&万里生
万里生のことかなり好きかも!と思いながら、キリキリする緊迫感を楽しむ。

夜。『アリス・イン・ワンダーランド』
素敵な作品なのに、音が広がって2階席では歌詞がちっとも聴き取れない哀しみ。
禅さんが踊ってきゅるんきゅるんして可愛かった。うん。新納さんカッコいいいもむし。

日曜日夜。
『ファースト・デート』
ノンストップの楽しさ! 出演者がみなキュートで、特にアッキー&聖子ちゃん相性良い。歌も素晴らしく、明日も見に行ける〜チケット2公演取った私よ、グッジョブ!
キーヨは可愛すぎます。

画像はローズベーカリー銀座のクリビアック。お米、サーモン、パイ包。美味しかった。

2014/11/19

『アルジャーノンに花束を』9/21昼、9/22昼 2 ミュージカルかぁ

きっと、音楽担当の斉藤恒芳さんと相性悪いんだね・・・
久々に、唐突に音楽(というか歌が!)という気持ちが拭えませんでした。全部がヘンだったわけじゃないんだけど、全体の統一感がなくて、音楽で何を表現したいのか掴みきってないのかしらと。
場面場面ではそれなりに雰囲気がある曲なのに、時代感や音楽の質感がバラけていた印象です。音楽についても私は素人ですけど、むしろミュージカルじゃないほうがスッキリしそうとさえ思った。
宝塚の音楽もけっこう作ってるから、別に初めてというわけないみたいなのに。

もし、この統一感のなさは狙い済ましたものだったら、ゴメン。んー、いやいや、狙ったものだったとしても、私は好きじゃない。
三木たかし先生を見習って!(劇団四季との製作、好きです。しみいります)

私の愛するミュージカルは、言葉で語られないキャラクターの本心を表したり、思いの激しさ、喜び具合、それらを言葉よりも、時に演技を超えて表現する大事なもの。
その点で、斉藤さんの音楽はどうにもしっくりこなくて、残念でした。

さて、各ステージでチャーリィが今まで気づかなかった周囲と自分との関係を発見していきます。
素敵なアリス先生への恋心、パン屋のみんなとの付き合い。すっごく賢いと思っていた病院のドクターたちがそうでもないと感じたとき。
病院の外、自由に生きる女性と抱き合ったり、でも上手く出来なくて。

母ローズ、妹ノーマとの関係に登場する。性の問題は、観ていて痛くて辛かった。母の心配も、妹のくやしさもわかる、だけどチャーリィはそれが分からない。
理解できない人にどうやって対処すれば良かったんだろうね。ううっ
女の子に触れちゃだめなんだという戒めは、最後までチャーリィを傷つけてました。

チャーリィ自身も、自分がどう思われてたかと気づいた上で、傷つきながらも乗り越えていこうとしていたのは成長の証だった。賢くなったそのままでいられたら、乗り越えた後のチャーリィに会えたのに。

周囲の人たちも、チャーリィが変化したことで今までの態度がアンフェアだったと恥じたり、気づかれたくないと願ったり。自分より出来ない人がいると安心したりするよね・・・チャーリィの可愛い笑顔を見ながら、そんな黒い自分を思ってしまう。恥ずかしい。
各場面のチャーリィは、私にいろんな面を思い起こさせました。

役柄に対する深さでいくと、浦井くんがあまりにダントツで、あ、安寿さんもいい感じです。このお2人のほかとの、技量の差が激しすぎたのも、なんだかもったいない。
そう! そうだ! この作品、もったいない点が多すぎるんだ!

もしかしたら、初演の浦井くんはもっと違う感じ(賞も受けたけれど、一生懸命だったに違いない)で、他キャストとの差も見えなかったかもしれない。でも、再演においてはそりゃ深い溝がってくらいの開きになってしまったんだなー。

いろいろな点で、今しか見れなかった作品だろうと思います。年齢的にもチャーリィとほぼ同じで、浦井チャーリィ最高のできばえ、ではなかったかと。

単に浦井ファンとしても、天使かよ!の笑顔の最初のチャーリィから、世の中の隅々まで見えるようになっちゃったチャーリィも楽しめて、お得でした。

2014/11/18

『アルジャーノンに花束を』9/21昼、9/22昼 1 浦井くんの10年の豊かさよー

随分時間が経ってしまったけれど、メモくらいは。

@天王洲 銀河劇場
チャーリィ・ゴードン/浦井健治 アリス・キニアン、ローズ(回想)/安寿ミラ
ニーマー教授、ギンピイ/良知真次
アルジャーノン、アーニィ、白痴のウェイター、チャーリィ(回想)/森新吾
ヒルダ、ファニィ、ローズ(回想)、ノーマ/桜乃彩音
セルドン、フランク、リロイ/高木心平
フェイ・リルマン、ジョー/秋山エリサ
ルシル、エレン、ミニィ、ノーマ(回想)/吉田萌美
ストラウス博士、ドナー、マット/宮川浩

ダニエル・キイス原作
脚本・作詞・演出/荻田浩一、音楽/斉藤恒芳

初演は見ていなくて、これが初めてのアルジャーノン健治でした。

とにかく、これは浦井くんが良い!よね、の一言に尽きる作品。原作は随分前に読んだきりで、邪魔になるかと思って読まずに観ました。

治療前のチャーリィと、治療後のどんどん知能が上がっていくチャーリィ、そしてそれが失われつつあることを自覚していくチャーリィ、知能が上がった時の悩みを捉えられなくなった昔のような無垢なチャーリィ。

劇的ってこういうときに使いたい言葉かも。チャーリィの微妙な変化を微妙に演じ分け、観終わってみれば、全部同じチャーリィとしてつながっている集中力の素晴らしさに感嘆するしかなかったです。

観れて良かった。

他の作品でも感じることだけど、浦井くんはそこそこ悪人やら不良役だったとしても、この人は心の奥に誰にも見せてないピュアさを潜ませているようだ、と思わせます。そうね、だから王子役はぴったりだし。
演出の荻田さんは、その浦井くんの魅力をこれ以上なく上手く使ってくれている。

チャーリィの変化の段階ごとに問題が浮き上がるわけだけど、最後まで見通した時に、どんな風であっても、チャーリィはチャーリィであるし、その時ごとに一生懸命に生きてるな、と思えるの。

チャーリィの気持ちになって、というよりは、チャーリィの周囲の人間たちに自分を重ねて観ていたせいか、泣くところか、知能と魂は別モノだわ・・・・大反省しなくては、と震えてました。透明なチャーリィが、周囲の人たちの影を浮かび上がらせていく、と。ぎゃー。

浦井くんの演技は大枠として演じ分けのために「演技テクニック」というものが、きちんと使われているのですが、そこに浦井くんのピュアな心で舞台に取り組むハートが加わって、結果、チャーリィは完璧に演じられた。

文字でとても再現できないけれど、知能最高潮のチャーリィの出してるオーラは、ほんとピリリとキレキレで、会話シーンでも会話のテンポが颯爽としてて、いやもう舌を巻くというか、<うらいくんすごい><すごいわ・・・>ばかり。
毎回書いてるけどさ、ほんと、浦井くんは<このあたりに来るだろう>の先を見せてくれるんですよ。どうなってるんですかね。どこまで伸びるのか、楽しみすぎです。

さて、歌も(記憶残ってませんが)優しかったり激しかったり、いずれも素敵な声だったことはメモしておきます。CD出たら確認できるかな。

そうして、もう1人、とっても素敵だったのが安寿ミラさん。ヅカを観ない私の実家でも、なぜかお名前が素敵過ぎるせいか、昔からお名前だけは存じ上げていた。

初めて拝見した・・・はず。
チャーリィが恋心をぶつけてきたり、他の女性と関係を持ったり、そんな変化を「教育者」の立場から見るべきか、ただの女性として受け止めるべきか、最後まで逡巡している様子でした。その逡巡が、アリスの誠実さだったんだと思います。
立ち姿もきれい(当たり前ですね)、声も聞きやすく素敵。
今度、『アリス・イン・ワンダーランド』でお目にかかれるのが楽しみー。
違うわーっ↑「」しか合ってないじゃん・・・!
安寿さんじゃなくて、「安蘭けい」さんでした。ご指摘感謝。また安寿さんに再会できますように。

アリスの悩みがちっとも下品にならないのは、安寿さんの演技によるものだったでしょう。陳腐になってなかったもの!

宮川浩さん、ドクターのときはイマイチしっくり来ないと思ったが、父親マットは良かった。母親ローズとの関係がきしんでいく感じも、お客としてやってきたチャーリィが分からないあたりも。人は観たいものしか見えない! ずっと息子と向き合ってこなかったから、ちっとも気づけないのよー! そやりゃチャーリィがビシッとしてるなんて想像できないだろうけど、能天気に気づかないマットを好演ですよ・・・
悪い人じゃないけど、チャーリィから逃れてしまった人ですね。

えー、セルドン、フランク、リロイ役の高木心平さん、ね。ものすごく音をはずし続けながら歌ってたのです。最初だけ音が取れないのかなぁと思ってたけど、最後まで外れたままでした。どうした・・・
いなくていいんじゃ。
野心家ドクターのニーマー教授、ギンピイを演じた良知真次さんがいれば、ストーリー回ったと思うけど、良知さんが大変か。高木さんは、歌ってないときは、何も問題ないのに、一応ミュージカルだからがんばって!

チャーリィの心映えというか、表面に出ない感情を表現していたのが、森新吾さん。ふむふむ。ふむ。悪くないんですよ、演出意図もわかるし、表現方法も奇抜じゃなくて親切だったし。
問題があるとしたら、浦井くんだけでも、それ分かる!です。もったいなさがあったなぁ 表面上はAという態度だけど、本心ではBだ、とか。そういう使い方はなかった、ような。あったかもしれないが、記憶にないの。
そうか、チャーリィにウラオモテはほとんどないからかー。難しいね。
過去の出来事の回想シーンとか、浦井くんがいて、そこでの心情表現とかがメインでした。うん、それ浦井くん見てれば分かるから。
あ、ミニィを殺しちゃうとこは、ものすごく恐怖でした。これくらい浦井くんチャーリィを激震させる<チャーリィ>として動いたら見栄えしそう。いや、うっとうしいな。

まとめてで申し訳ないが、女優さんたちはみなさま良かった。おのおのの役で、的確に演じてくれてました。妹ノーマの叫び、ぐっと響いたわ。回想のノーマの吉田さんかな、私のこと愛して!という叫びが、突き刺さってました。でもって、知性をもったチャーリィはその苦悩に思い至るのが、かしこくなって良かったこと、でした。自分を客観視することが出来たのは、良かったなぁと思う点です。

2014/11/13

体の使い方がキレイだった。カッキー

起きてる時間のうち、ある程度は労働のために。それから、ゴハン食べて、食休みに1時間くらい。
それから、きらきらしい方たちの姿を眺めたり、聴いたり。おっと、お風呂入って、ああ、もう寝る時間。睡眠時間はだいたい6時間(足りてない気が)

隙なくスケジュール組んでいろいろ片付けるのとか、苦手で。苦手というか、そういう人になりたくなくて(なれないからだけど)、行動と行動の合間に、ほうっとする、という時間がわたくしには必要なのですっ 急にマリー様みたいに主張。

覚えているでしょうか、『タイトル・オブ・ショウ』の感想書くねとか言っていたことを。もはや私しか覚えてないか・・・
得意のぼんやりを楽しんでいたら、『スリルミー』が近づいてきてしまった。柿澤さんの日じゃないのですが、追いつかれちゃったなぁという感じ。

舞台でのカッキーがセクシーだったので、どっきーんとしたのだということを書いておかねばと思っていました。前方席だったせいかもしれないが、歌い方というか、血管心配になる首筋のとか(体脂肪少なそうですよね)、汗かきかきのとことか、あら?文字にするとセクシーさが全く伝わっていないような・・・ 何て書けばいいのだ!

そうそう、体幹がしっかりしてて、ターンが美しかった。キメてほしいところで、ピタっと止まってくれる分かりやすさとか、そういうのも清々しくて良かったです。

浦井くん喉壊してたしねー。カバーしまくるカッキーが、頼っていいぜと言う感じでさ、カッコ良かったんですよ。白紙くんにまた会いたい。

来週、札幌で『ポリグラフ』公演があります。楽しみで!
森山開次さんが見れる。あのエレガントな肉体がまた見れる!
TdVも2015帝劇で予定されているそうですが、誰が踊るのでしょうね。そして伯爵さまは誰が。
祐一郎が出演してた作品の再演も、以前のように当然祐一郎だと信じて待てない今日このごろがセツナイ。どうかどうか、またキャスティングされますように。

しかし劇場の音響が心配でなりません。札幌教育文化会館(大ホール)は前回『ジャンヌ』上演時に行ったのだけど、音が反響しすぎなのかセリフがはっきり聞き取れなかったのでした。



2014/11/09

殿下風ベア

ベアマスコットが追加販売されるといいですねー、と思いながら、私のPC前にいる殿下なクマを撮ってみました。→コロレド猊下マスコットベアがない負け惜しみ・・・?
札幌で毎冬開催のミュンヘン・クリスマス市で買ったもので、ドイツ・ザルツブルグの会社のものです。
お名前は<Ludwig Bear>ほんとはルードヴィッヒ2世だけど、私はフランツ・ヨーゼフとしてお取り扱い。
ここの会社、Mozart-Bearも作ってるのです。今年もクリスマス市に来てるかなぁ
HPから画像お借りしました。http://www.rasp.at/en/xstatic/rsp/contact こちらでご覧ください。

2014/11/08

「M!」初日おめでとうございます

帝国劇場にて、開幕。モーツァルト!初日おめでとうございますー。

・市村さん復帰おめでとうございます。千秋楽まで無事に務められますように。

・えー、劇場売店では「ベアマスコット」が速攻完売したとか。限定1000体。すごいですね。そうようね・・・チケ代から見たら、全然高くみえないけど、あれどのくらいの大きさなのかしら。14センチか。わりとこじんまりと、ね。ただだのくまなら¥2900は高いのだけど、ファイナル?というのが、あおるわよねー。私は買わないですよ・・・コロ様ベアが出たら、やぶさかではない
他のグッズの売れ行きもよろしいらしく、売店前が混雑して戦争だった模様。劇場スタッフさん、どうにかしてあげてくださいまし。

・衣装、コンスの衣装などグラデーションというのかレインボーって感じですね。ナンネールの衣装も可愛いなぁ
コロレド猊下の衣装はグレードアップしてるのかな(でもあれ以上豪華にしようがないかも) 早く金色の裏地が照明に当たってキランキランするとこ見たい。

2014/11/04

友よー!! 感謝だ!

山が雪で白くなっちゃいました。

寒いー寒いーと思いながら帰宅したら、ポストにテンション上がるものが沢山入ってた!

1. 関東の友人から、クリコレの出来立てほやほやのチラシ。


額に入れたいけど、いまはないから・・・(の、割にはざっくりマステで付けてますが)PC前にでーんと! 毎日嬉しい! 勝手にかっちょいいBGMが流れてくるよね、この並び。
ありがとう、ありがとうね! お礼に・・・お礼に、シャケでも?

2. 『35』の芳雄にグッジョブ!

次から次へと芳雄くんの素敵カラー写真が並ぶ本だけど、祐一郎との対談ページが!
目がランランとしちゃった。
リラックスした祐一郎の表情、笑顔、足首(リラックス?)とかもうもうもう、良くやった、芳雄! 今すぐ感謝のお手紙書きたいくらいだ。

メレル履いて写ってるのとか可愛すぎるんですけど。メレル、履き心地いいよねー、同じ色買いたいが、私あまり似合わない色だ。

そうしてふつふつと湧く欲望。祐一郎さんも、こういう本出してくれればいいのにー! キティジェットで行く台湾に密着(はあと)みたいなのとかさ、公演中ある日の祐一郎とかさ、お散歩してる祐一郎とかさ、いいじゃないかぁぁ
そして巻末に、思う存分不思議で素敵な文章を載せていただきたい。
見たい。
見たいです。
祐一郎に手紙かくべきかもしれません。書こう。

3. 浦井くんから、10年のメモリアルブック!
これらが同じ日に届くのが感慨深いなぁ
私は2005年から意識してみてるんですが、その年ごとにいい方たち、いい作品にめぐり合って、今日の浦井が、明日の浦井へつながってるといった趣。
見た目は可愛いカッコいい浦井くんの役者としての深みが増してるのが、素晴らしい。

元気でたです。

2014/11/02

毎日「選taxi」してるはず

もともとやる気はほとんど備わっていないのに、ますますやる気なんて出ない11月。

必死ならなんでもできるといわれても、必死に頑張ると体壊すので、適度に頑張るくらいが精一杯です。とか面接で言いにくいわー。
今年度末でいまのところと契約が切れるので、お仕事を探していますが、ちっともやる気がわかないというお話でした。

かっちりしたものじゃないけど、人生設計を思い描いていて、それが実現しないということを悟って軌道修正するのに5年くらいかかった気がします。案外長かった。なかなか諦めきれなかったな。いくつもの道を同時に描けたら、もっと気が楽だったんでしょう。
「選Taxi」みたいに戻れたら! 戻れないから貴重な日々を大事にせねばです。

後悔しないこと、って20代の座右の銘のように思って行動していたのが信じられない。後悔してない、と表面上は言えても、まぁそれなりにあるものですね。ああ。

そうねー理想のお仕事、帝劇の屋根裏から眺めてるとか(しごとじゃない・・・)
真面目なはなし、ずっと同じ業種にいるので継続できたらいいなぁと思います。
損得で選ぶと自分が苦労する。

しかし、貧すれば鈍する、ということもある。ひいい。チケット代・・・

2014/10/30

クリコレのビジュアル出た!

うわー、かっこいい! 祐一郎は美魔女(ひとりは永遠の妖精さんだが)を両側に、センターですすっとウォーキング風。
他の皆さまも、それぞれの個性が現れる表現でよいではないですかー。さっきついったにも書いたんですが、岡田さんと万里生がちょっとおとなしめな上に並んじゃって勿体無いです。スーツの色も地味目で並んでしまったし。色や柄が少しあればアクセントになったろうになぁ
そうか、祐一郎を美女で挟んだから、左側が男性度があがってるのね。

とにかく、その横でキラキラ☆アイドル光線だしてる洋平くんを見習って☆☆☆
私も何かの記念写真、これくらいキャピー☆っとポーズキメたいわ。

圭吾さんは、もうそのままの美・圭吾で行ってください。何を歌ってくれるのか楽しみで死にそうです。
右側では、今さんとアッキーがセクシー大人の色気と可愛い攻撃。今さーん!キマってますっ アッキーはいつも可愛いからなあ 可愛い可愛い。あ、と言ってると千紘ちゃんを見てないことに気づく。可愛いです。きっと横の今さんとアッキーの2人にちょっかいだす小悪魔ちゃんなのだ(想像)

あら、きれいなボディラインの方は知寿さんでしたか!(出演されることを失念していた)きれいな青がお似合いだ。
妖精さんは、もう年齢も国境も越えてきたよね。髪も衣装も白くて、絶対に妖精さんだと思うわ・・・

これ、どうやってチケット取ればいいの? お願い、DVD化して!

http://www.tohostage.com/cmc/

2014/10/26

ひとりソウルショー 2014

すっかり寒くなったせいか、帰宅するとプレ冬眠といった眠気に襲われ、ぐうぐう寝ています。やれやれー。

更新しない間も、毎日祐一郎の声を聞いてほわーっとしたり、エリザの発表のことを想像したり、浦井くんのインド人ぶりを考えたりしています。いつも通り。

昨日は、札幌のベッシーホール(初めて行ったけど本当に小さなホールだった)で
田島貴男ひとりソウルショー 2014 に行って踊ってきました。
学生時代好きで良く聴いてまして、また最近いいなぁと聴きなおしているひとり。

当時も、ハートでもなく耳でなもく、腰にくるセクシーさ!と絶賛してましたが、ますますセクシー度が濃密になり、会場の男子ーズ(おじさん世代も多し)もメロメロになってました。なぜか女子からも「たじまー!」と呼び捨てられてる貴男ちゃん・・・

夜をぶっ飛ばせ、とかね、CDのポップなイメージとは全然ちがうガッツンとカッコよくて(何せホントにひとりでギター抱えてるだけですから!)
誘惑について、が聴けたのも嬉しかったなぁ
アンコールはまさかの3度。ひゃっほー! 全然疲れてない!といいつつ息が上がってる貴男ちゃん、客席もオーバーエイジなのでフラフラだけど、楽しくて踊っちゃう。

懐かしい曲が多め、最近の曲もうまく入れて。
CMでおなじみ「ウィスキーがお好きでしょ」 お色気にふらふら~ キャーーー!!

ギターのうまさ(うまさ、という言葉では勿体無いな)、声の色っぽさ、こんな小さなホールでいいんでしょうか・・・貴男はライブで儲ける気はないのね。

来年、オリジナルラブらしい、かつ新しいオリジナルラブとなるアルバムが出る予定とのこと、楽しみにしてます。

2014/10/13

後2ヵ月半で2014年が終るって・・・めまぐるしい

昨日、祐一郎さんを口実に札幌にいらっしゃる祐一郎さんファンの方たちと、食事会でした。楽しみすぎて、夢中だったらしく、お料理写真も撮らず。

心置きなく手放しで祐さまきゃっほー!といえる幸せ・・・ &外出できるようになった幸せ!

夜も1度起きただけで、わりとしっかり寝ていられました。ようやく復活しつつある。

※祐一郎さんを語るはずが、ふと気づくと浦井くんのよさを力説している自分がいました。そうなのか、わたし、そこまで評価してるのか(いいじゃんそれで)
しかも必死に祐一郎さんとの共通項を探してみたり(自分のものにするまで格闘はげしそうな感じとか。不器用に見えるところとか?)

祐一郎さんが表舞台に戻ってきたぁぁ! で終っていく2014。その合間合間に、浦井くんまた成長したな!とおののく2014。もう終わりなの? 信じられませんね。

時間をみつけて、ベスの思い出と浦井くんのメモ残しますー。

2014/10/12

風邪から咳喘息

こんにちは。

風邪引いて、咳喘息になり、5日くらい仕事も休んでひたすら気管支の炎症が治るようにお願いする日々でした。1時間程度ごとに激しく咳き込み、というのをやるので、安眠もできないし、そのせいで疲れも。昨日は4時間寝られた。治ってきてるーっ

(アラフォー)気合では風邪は治せない。肝に銘じます。

5年前に診断ついて通院してますが、咳喘息は完治しにくいのかなぁ しくしく。薬代! A席と同じくらいかかるYO・・・はぁぁ

みなさまも、どうぞどうぞお体お大事に。

ものすごく病みあがりだけど、ちょっと出かけてきます。

2014/10/05

大・祐一郎さまの御生誕祝いです。が、

こんにちはー。各地でみなさま、思うがまま、愛情天井知らず放出で、我らの山口祐一郎さまのお誕生日を祝っておられることと存じます。うるわしいことです。

58歳。
めでたい。これからの1年も、健康で輝かれますように。
(いま気づいた。オットとちょうど10歳違いなのか!←だから何?でしたね 何となくキリが良くて嬉しいような)

で、私もそのなかの1人でありたかったのですが、先々週くらいから週末ごとに(いや、平日の有休休暇までもを繰り出して)遊び惚けていたり、同僚が退職したり、金子誠選手が(日ハムの生え抜き選手なのです)引退したりで、すっかり免疫力が落ちていたらしく、

風邪引いてます。

熱も鼻水もないんですが、いつもの咳・DEATHスパイラルに突入(咳込むと止まらなくてくるちい)
有給休暇をつぎ込んで仕事も休み、オットとの日常会話も最低限にして回復を待ちましたが。間に合いませんでした・・・

とはいえ、何かしたいなぁ

いま、オットがケーキ買いに行ってます。何を選んでくるんだろう?(フルーツ挟まってる生クリームタイプとかはダメ。と指定済。生クリーム・・・ツライ)
帰ってきたら、画像貼り付けますよー。
はい。こんな感じになりました。Porte Rouge のケーキ。
左:フランボワーズ 右:エンジェル

おめでとうっ

2014/09/29

『レディ・ベス』9/23夜 前楽は素晴らしかった

@名古屋 中日劇場
レディ・ベス/花總まり ロビン・ブレイク/加藤和樹
メアリ・チューダー/吉沢梨絵 フェリペ/古川雄大
ロジャー・アスカム/山口祐一郎

ガーディナー/石川禅 シモン・ルナール/吉野圭吾
アン・ブーリン/和音美桜 キャット・アシュリー/涼風真世

東京からスタートした世界初演ミュージカルも、ついに前楽。そう、楽というのは素晴らしい出来になることが多いもの(千秋楽は祭りぽくなって調和が乱れることが)例にもれず、この日の公演もとっても素晴らしかった・・・ これを完全収録CD化してくれればいいのに!

冒頭のアスカム祐一郎先生の歌声が、ものすごく優しく包容力が増していたので、すでに泣きはじめ、次の加藤ロビンとアンサンブルさんたち、それからオケの音までもが、絶妙なまとまりでひとつとなって、落涙。
♪人生は一度きり
なんでしょうね、加藤ロビンと皆さんとが信頼で繋がってるように感じて泣けました。

シングルキャストのガーディナー禅猊下、ルナール圭吾閣下、和音さん、涼風さん。東京の頃から、さらに役を深めてます。開幕時も素晴らしかったのに、それ以上とは。

最初に観たときも、花總&加藤の組み合わせが好きだったんですが、ラストもやはりこの2人の組み合わせが好きだったな。王女さまと、流れ者が違和感なく感じられる。
朗々と歌うメンバーのなかで、加藤さんの荒削りな感じの居住まいも声も、お互いを映す鏡のようで、いい対比。
2人ともに、少し翳りがある雰囲気が困難に立ち向かう役にもぴったりだわー。

花總さんの驚くべき才能、ヅカ時代から見てたかった(遅い)と歯軋りです! 19歳に何の違和感もない、フレッシュな声、演技、それなのに堂々とした立ち居振る舞いは、王女らしいプライドを感じられるし、ロビンに向ける心や王位につくことへの覚悟の決め方などは、深化の度合いが素晴らしい。

お勉強の時間で入ってくるアスカム先生。聖書を夢中で読んでいるベス。ティンダルの聖書!と注意する先生やキャットに、これは父の形見、姉メアリも咎めないわ、とたおやかにお返事。なんというお上品さ・・・ 
そして、ね?って小首を同時に傾げる祐一郎と涼風さん! お2人!可愛すぎだから!! 私も混ざって、小首かしげたい。

ガーディナー大司教。
びーっくりしました。東京で見たときは、この初登場場面にもコミカルな雰囲気をちょっと混ぜていたと思ったけど。
前楽の禅さんは、威圧的ってほどじゃないのに、有無を言わせぬ感じがあって怖かった。カトリックとプロテスタントの間の壁が、少しの余裕もない対立で、かつプロテスタントのベスが迫害されていることも分かる場面になりました。

♪我が父は王
聖書を奪われてプンスカ怒ってるんじゃないの。いや、怒ってるんだけど、怒りの歌じゃない。そういうとき、私はあの父の娘、王女なのだ、王女らしく振舞って王女に相応しい扱いをされるべきなんだ、っていう歌なんですね(平野さんはかなり東京公演では怒って歌ってた)
むしろ、アスカム先生のほうは怒りをストレートに出すように変わったかも。その素直さが、ベスに影響与えているに違いないと思ったよ。キャットと共に、父母のような役割もしてる雰囲気ですもの。
 
ここ、怒りの雰囲気を分りやすく出さないことで(王家の方は簡単に感情を出したりはしないでしょうし)、だけどロビン相手のときに感情が解放されるんだなっていうことが、より浮かび上がるようになってたと思います。

♪俺は流れ者
ここも変わりましたー。というか、表現が広がって素晴らしかった。
加藤さん、硬派さは変わらぬが声に艶が出てます! 余裕が出来たのね、いいわー! 聴いてるベスも、かなり最初からロビンに興味と好ましさを感じてる風に。可愛いーっ

曲者ですか!
あまりに涼風さんが毎度りりしいので、忍者を思い出してしまう。くせもの・・・不審者っていうのも現代的だし、難しいなぁ
頭がおかしいんじゃないの!
これも、このセリフにした意図を図りかねるところがあります。ロビンといると貴族社会のルールから外れた自由な人間になる、というのは分かるんだけど。会って2回目くらいで、ここまでくだけた言い方するのは早いような。
私ですら、相手に聞こえる状態ではこの言葉は言わない(相当、失礼だし乱暴な言い方に感じますが、どうですか)

♪邪悪
吉沢メアリも、張り詰めすぎてたところから、女王らしい余裕が生まれていた。ベスなんか、下の下だわとでもいうかのような。
禅猊下は、厳しさを崩さない。後に分るが、ルナールの前ではかわいこちゃんになるのだった・・・猊下ったら!

♪悪魔と踊らないで
難しい曲も、迫力に伸びやかさも加わって、迷いなくベスから悪魔を追い出そうと堂々とした歌いっぷりの吉沢さん。カテコては、格闘したというお話だったけれど、その結果はご存知。
侍女たちの踊りもますますノリのいいダンスに感じたし、曲と歌とダンスが嵌ってるなぁと思う。女王、侍女&騎士、の呼吸もぴったりに。

2014/09/27

両国国技館

場所中は相撲中継がついてる家で育ちました。

でも、生で相撲を見るのは生まれて初めて!

謎だった一人枡席は案外、広々使えてよかったです。結局、母と離れていたけど、母の一人枡席に私も移動して一緒に観戦しました。

上位になるにつれ、力士の体も豪華に見えて来ます。艶々。

横綱白鵬vs新入幕逸ノ城、盛り上がりましたね。横綱はさすがの強さでかっこいい!

2014/09/25

レディ・ベスの成長と、光明

何よりも、祐一郎さんの麗しい姿と声が聴けたことが嬉しかった『レディ・ベス』の開幕から、数ヶ月おいての、前楽&大千秋楽でした。
まだ夢のなかにいるような気分でいます。名古屋に行けた幸せを噛み締めないとね。

帝劇でのスタート、そう1ヶ月経ても、まだそれはありませんでした。地方公演のなかで、各キャストがそれぞれに役に向き合い、共演者との掛け合い、演出家の直し・・・などなどによって、私の目には、東京で見たものとは違う一面がくっきりと見えてました

東京では、エリザベス1世の物語を、あまーいあまーいロマンス風味に仕立てたのね。恋か、玉座か、悩むわね、と言った程度にしか見えてなかった。のですが、

名古屋の2公演 前楽【花ベス&加藤ロビン、吉沢メアリ】千秋楽【平野ベス&育三郎ロビン、未来メアリ】、両コンビともにはっきり。
恋も含めての、エリザベスの若き日の成長物語へと見え方が変わりました。

セリフもほとんど同じ。なので、演じ方、俳優さんたちの役への理解の深まりなのだと思う。すごいなぁ すごいすごい。

一見、つらい日々から逃れるかのようにロビンの住む自由な世界へ憧れている、と短絡的に見えてたのが(良く考えればエリザベスはアスカム先生の1番の生徒なんだから、そんな馬鹿な子ではなかったはず)、自分の立場を理解するがゆえに、ロビンへ向けた気持ちも逃避なんて失礼なレベルじゃなく、全身全霊で対面してたのよー! 

いつでも分ってあげるのが遅くて、ゴメン。

アスカム先生も、より大きく優しくベスを見守っていました。「あってはならない!」もはっきりとしたセリフになっていたのに、それはベス本人に向って怒ったというよりも、世界のありようはベスの治世となって、より良きものになるはずだ、と、(神)に向って気持ちが爆発したようにも見えます。

先生は、ベスに向って怒ったのなら、ベスのほうを向いて怒るんだと思うのね。ベスの教育係としての自分に向って言ったのかもしれないが、ベス個人への怒りではなかったと思う。
ただ、ベス個人に向けたような感情的な言い方をしてしまったご自身を、言ったその後に恥じ入っておられ、あなたには全て教えたと去っていくの。先生ー!

このときベスは、自分に怒っている、と悲しく感じたようだけれど、戴冠のときの2人のアイコンタクトを見れば、分かり合えてるのが伝わります。
信頼すること、が、何よりアスカム先生の伝えたかったことかもしれない。

翻訳を担当した薛 珠麗さんが、まだまだ良くできる、というような意味のついーとをされていて、そうそう!と思って再演を今から首を長くして待ちたい。それが光明、あまいラブロマンスじゃなかったね、という道筋がきちんと示せたのが光明。

ふう、しばらく夢のなか。


アルジャーノン→レディ・ベスと2公演ずつ見た4日間。チケットの価格について考えてしまう。
結論だけいうと、この二つがほぼ同じ料金なのが納得いかん・・・ 東宝/帝劇公演が日本の最高峰レベルだと思うんだけど。なんでなんで。

浦井くんたち(安寿さん!素敵でした)は悪くなかったんですけど、いや、とても良かったんですけどね、ミュージカルにしてる効果あるかしらねーと半分くらいの歌で首を傾げつつだったのです。歌謡曲風なら、三木たかしくらい貫いてほしい。オケや出演者数だけで価格が決まるものでもないでしょうけれど、内訳うかがいたいものだ。
浦井くんのまごころに包まれる(命削ってる)演技はお勧めしたいと思います。その分、他のイマイチ感のある点が気になってしまうんだけどね。ほぼ役者は素晴らしいです。
ひとりすごく音が取れないひとがいて、つらい。

2014/09/24

祐一郎さーん!

昨日は夢の中で入り待ち出待ちを済ませる準備万端ぶり。

前楽の中日劇場、キャストも客席も熱かった! 

昨夜はコーフンのあまり眠れず。ツイートで大騒ぎしてたので、とりあえずサイドバーからか… 
https://twitter.com/Sergei_5 

加藤ロビンの肩を2度ほどぐぐっと掴んで、晴れやかに美しく「王国があらわれるー♪」で上手に去るシーンにて。
私が観劇した祐一郎史上、最高に目を見開いていて、あれは涙が出ないようにだったかな? 

祐一郎さん、自分のことでは生の感情を出さずの方だけど、加藤ロビンの泣き崩れる中に、ここまでやってきたな、っていう感無量が溢れてて、ぐっときたみたいでした。

開幕の気合入った歌合戦から、物語の流れと歌がしっくり合致の昨日の出来栄え。日本人の私が見ても甘いファタジーだなぁと思うけど、世界に羽ばたいてくれたらいいね。レディ・ベス。

さて、まぶたまで蚊の毒が広がって可哀想な目になってますが、コメダでモーニングしようかなー?

2014/09/22

こだま各駅停車中

今日、出演者トークショーがあることに全く気づいていませんでした。

こだま指定のため、泣く泣くカテコもそうそうに劇場を後に、品川駅にダッシュ。

昨日も書いたけど、浦井くんの演技はピュアさに疑いようがないのね。それって、稀有な才能だと思いました。知的ハンディキャップのある役を哀しみや怒りを表現しながらも、ピュアさは最後まで失われていなかったもの。

すたーず王子とか言いつつ、自分色を一歩も二歩も引いて役に自分を預けているように見えます。
よく見せようとか小さなことより、もっと大きな役の中心を目指しているというか。意外と透明な役者よ。

今の浦井くんの演技、見ておくべきと思いました。年齢的にもチャーリィとはぼ同じ、演技の技量も深化しています。

こうなるとなー、あと2年もしたらまた全然違う浦井くんの一面が見れそうな気がしませんか? そういうまだ見ぬものを、磨けば磨くほど新たな輝きを放ちそうな気配が! 恐るべし、浦井くんの原石感!(33にしてこのーっ)だからほうぼうからお声が掛かるのでしょうね。

ダンスオブァンパイア、再演のときに浦井くん居ないかしらね…平方くんとかかしらね? いやむしろ、ヘルベルトとかね、いいわー!いいわ!

チャーリィ

銀河劇場そばでランチ。塩ジャケレベルに辛いパスタ食べて、喉乾きそうなうです。

昨日から浦井くんのチャーリィ診てますが、役者浦井健治!素晴らしいです。

【演技している】とわかるのに、…つまりテレビとか映像の方がするナチュラルな演技ではないのに、チャーリィの心に引き込まれて行くのです。

前にグイグイ押し出さないよね、浦井くんの演技は。最近、やっとそれが魅力なんだなぁと感じられるように。派手じゃないが、奥に染み込んで来るのよー!

はぁ、パスタしょっぱかった(泣) 
さて、マチネの後は
カテコもそこそこにダッシュで新幹線に乗らねばならないのが、申し訳ない。

2014/09/20

彩り

鍵膳良房の「菊寿糖」この時期だけの、色つきVer.
うつくしい。
とてもおいしい。

さて、今夜は寒いので友人と鍋です。そんな季節になってしまいました。でもって、明日はやっと「アルジャーノン」チャーリィ健治です。
原作を読んだのは中学生くらいか? ダニエル・キイス著作のものは続けて読んでましたねー。

2014/09/16

牡蠣は食べず

こんにちはー、こんばんはー。
もう16日? 早い・・・! 毎日があっという間です。
秋のお楽しみ、札幌大通り公園で開催の「オータム・フェスト」で美味しいものを食べ、美味しいワインをぐびぐび飲んできました。そういえば、今年は<祐一郎商店>さんは出店してるのかな?
最近、牡蠣と相性悪いので私は遠慮しましたが、うに飯やらタコ、シシャモ! 最後はチーズでシメて最高。

もう優勝の気配も、2位になる気配もないねと思いつつ、今シーズンラストの野球観戦にも。野球を積極的に見るようになってから、次シーズン開幕までが長くて寂しくなってしまいました。

来週の名古屋、まだ半袖でいいのかな。


2014/09/07

やっと夏休み気分が抜けた

遊び過ぎてたよねー、やっとバカンス気分が抜けた。と思う。
半そでじゃ寒い夕方だし。

博多座、レディ・ベスの皆さま千秋楽おめでとうございます。名古屋も元気に上演されますように(行くわー!)

秋から年末までの観劇予定を確認してたら、あらら・・・育三郎ヴォルフが取れてなかった。空いたトコに入れようと中途半端に考えてたせいだ。どうしようかなぁ
おけぴ様で待ちましょう。11/23(S、A席はある。予算の都合上でB席待ち)

SPUR10月号 付録のベルばら付箋・・・ 素敵すぎる。

今夜24:00(というか、明日の午前0時)から、『ビッグ・フェラー』がBS2で放送。楽しみだけど、5時おき生活に戻るので録画してゆっくり見ます。

2014/08/30

思い出せない・・・祐一郎ごめん

行きつ戻りつ、ですが北国には秋風が吹いています。
寝るときは窓閉めて、軽い羽毛の布団を足しました。

さて、とある王子が今聞いてるんだよと言うので、
私も聞いてみたいなぁと思うこのごろ。


トニー賞 2014 A Gentleman's Guide to Love & Murder
BEST MUSICAL
BEST DIRECTION OF A MUSICAL  /Darko Tresnjak
BEST COSTUME DESIGN OF A MUSICAL /Linda Cho
BEST BOOK OF A MUSICAL  /Robert L. Freedman

4部門受賞のミュージカル。1人何役もこなすパフォーマンスが素晴らしかった記憶がありますが。日本上演があるのかしら・・なんて。期待しちゃう。

大きな王子は元気に歌ってるのかなぁ
名古屋! 名古屋まであと少しだわ。
「愛のため全て」のデュエット、石丸さんVer.素敵な声だし、すごく良いガイド役としてベスに語りかけて(強制してる感じはないのに導いてる)ます。

うーん、私の大きな祐一郎は、どんな感じだったっけな?(忘れてる!何てことだ!)
この歌はあまり浮世離れした祐一郎には合わないかなぁと、ほとんど初心状態でモヤモヤ。あ、似合わないって思った記憶はないんですが、声の美しさばかりに(そして元気に歌ってること)気を取られてたなー。でも、最後の「王位継ぐべき身だとー♪」以下の優しい部分は、うっとりできたと思う・・・確か。

今月のお便り、ほほえましくて、にこにこ。きゅうり。


2014/08/26

石垣島から3 東シナ海と太平洋、そして寿司

■3日目(午後、レンタカーで移動)

COCOというのは地元のコンビニらしい。北国ではセイコーマート的な。
でかいオニギリ(フライが具)、チキンレッグ、うずら卵揚げ、などハイカロリーな惣菜が目を引きます。チキンフライ入りオニギリが今日のランチ~

びゅーんと北端を目指します。

●玉取崎
きゅっと細くなっている場所で、展望台があります。
左は東シナ海、右は太平洋。
こらから、向こうに見えている北端まで向います。

●平久保崎
どこを撮っても絵葉書か・・・! 
北国の日本海は、暗い青。砂も暗い色合い。日本も広いなぁと普通すぎる感想ばかり。

このあと、海まで抜けられる鍾乳洞「サビチ洞」に寄ってみる。

ここは以前、泡盛の保管に使われていたとかで、鍾乳洞ではあるのですが、使いやすいように手が入れてあります。
で、鍾乳洞そのものより、海に抜けられるところが面白い。抜けた先は静かな波打ち際で、ドラマの撮影にでも使えそうな人気の無さー。

三寿司さん。
今日こそ、牛肉。

と思ったものの、戻る時間が不確定だったのでまたも予約せず、ホテル近くの寿司屋に行ってみます。あああ、満席!
(しょぼーんと帰ろうとしてたら、お客さんがもうすぐ出るからちょっと待ってて、と申し出てくれました。ありがとうございますーっ 石垣、いいところ)
えー、牛肉は売り切れてました・・・。

美味しそうに撮影できなくてゴメンナサイ! とっても、美味しいおすしです。マグロとか文句なしに美味しいよねー。エビはアカエビ。甘エビみたいにもっちり。


 さらに、美味しそうに撮れなかった、ゴメンなのがウニ。北国育ちに、ウニとは・・・! 挑戦受けて立つぜと思ってお口にいれると、
キャー! 美味しいー!! 幸せ物質が脳内を駆け巡りました。
おかみさんは「シマウニ」って仰ってたのですが。
新鮮だったのでとっても爽やかなお味。もう一度食べたいなー。

書いてみると、なかなか駆け足の旅みたいに見えますね。でも実際のところ、急いだりしたところはなくて、のんびり回ってます。

■4日目
石垣→那覇→仙台→札幌

昼の便なので、お土産などを買い足してから石垣空港へ。ここ、お土産が相当揃ってますよー。ここで買っても良かったかも。
竹富島のものも取り扱いありました。

昨日レンタカーで行った玉取崎。
向こう側が東シナ海、手前が太平洋。

また行けますように。

2014/08/25

石垣島から2 竹富島で水牛がひく車に乗る。ナデナデ。

■3日目(午前は竹富島で水牛車)
晴天。

昨日より近い(高速艇で15分)なのでゆっくりめ、8:40発の船で竹富島へ。水牛車に乗るツアーです。と言っても、乗るだけですが。

港にお迎えが来てます。サトウキビ畑を抜け、島の中央にある集落へ。
後ろに待機の水牛車をパチリ。可愛いーーっ
最初は水牛の糞や安全管理が問題になっていたとのことですが、いまは住民と和解できているとか。糞などを受けるバケツも水牛車内にありました。

声かけるとゆっくり歩き始めます。幾度か直角のカーブ(上の写真よりもぎりぎりの幅しかない)を曲がるのですが、自分でちゃんとベストのコースで回っていきます。偉い。
30分くらいの(徒歩より)ゆっくりペースで集落を回り、その後は解散。帰りの船は自分の好きな時間に乗ってよし。

お約束で観光の記念のお写真販売、っていうのがあり、たいていは購入しないほうですが、水牛に触ってよしと言われて、写真購入しました。想像してたより皮膚は柔らかくて、毛も剛毛じゃなかった。乗せてくれてありがとう~
(シャワー浴びていい気分の水牛)
そうそう、水牛が2種類います。一枚目はアジアの水牛で、シャワー浴びてるのはヨーロッパの水牛。私が乗ったのはヨーロッパのほうで、出身は北海道。おや。
アジアの水牛は長い間、農耕のために働いていた種だそうで、性格は<真面目>
ヨーロッパーのほうは、やる気無しタイプらしい。ふふ。
顔立ちが可愛いのは、アジアのほうでした。目がキュルンとしてる。

ハイビスカスが眩しい。


西桟橋まで歩いてみます。

きゃーーーーー!
西表島よりもさらに砂が真っ白! 海なのに!水が透明! ありえんー!
カラスが小魚狙ってるのー。都会のカラスより小柄です。

真昼に近い時刻なので日陰もあまりなし。遠浅の透明な海でシュノーケリングを楽しむ皆さまを横目に、私とオットはちゃぷちゃぷ足を入れる程度でした。水がぬるーい。

12:30、石垣島へ戻りました。
もっとゆっくり滞在すべき島だったわー。リピーターが多いのも分かります。

午後は、レンタカーで島の北端まで行ってみます。

石垣島から1 西表島でトレッキング(いや、ハイキング)

今年は遠出ばかりした夏休みでした。ラストは石垣島を拠点に日帰りで西表島、竹富島へ行くことに。
泡盛がおいしい島=石垣島というイメージばかりで、マリンスポーツが盛んだということに全く気づいておらず、「海には入りません」観光客でした。もったいなかった。次回は完全防備でシュノーケリングに挑戦したいと思います・・・

南の島でぼんやりできれば良かったのよー。
というわけで、何をした、ということもなかったのでした。

■1日目(移動日
札幌→仙台→那覇→石垣
宿についたら18:00
すぐ近くの「海八」という元気のいい若者が働く居酒屋で飲む。
さすが、マグロやらが旨いのう。
オットはメニューにある石垣の泡盛制覇するといって、飲んでいた。飲みすぎだ。

奥に見えるのはミミガーの酢の物。おいしい。
満腹になったところで就寝。

■2日目(西表島、ちょっとしたハイキングで滝を観にいく)
7時台の高速艇で45分、西表島へ向います。
上原港着ののち、路線バス乗車「浦内川」下車、遊覧船に乗ってトレッキングコースへ。

左に見えるのは、マングローブの木々。
根っこが不思議。

 緑の色が、濃くて鮮やか。
 最終地点、カンピレーの滝。
 炭鉱跡。過酷な労働であったとの説明に、なんとも言えぬ気持ちになる。根が横に張り付くなんてスゴイ力です。

手ぬぐいがあるというので、サンタ ヌ ネエネ というお店に立ち寄りました。ふふふ、色々買った。どれも可愛いので、吟味して吟味して。オットはTシャツも買ってました。
ここで14:00くらいになっていたのですが、お昼食べてなかったのでお店の方に八重山そばが食べたいと聞いてみたら、教えてくれたのがすぐ近くのデンザー食堂

八重山そば、500円。美味しい。ラーメンとうどんの間のような麺、好きです。
で、フェリー乗り場にもどって青い海をぼうっと眺めてみます。
石垣港に戻りました。
汗だくなので一度ホテルに戻ってシャワーでさっぱり。

すぐにゴハンと思っていたのですが、14時にそばを食べたのでお買い物を先にします。
みんさー工芸館
美しい色合いに釘付け。あとSさんというとっても元気な店員さんも素敵。

どうやらオットは前から、ここに来てかりゆしウェアを買う気だった模様。ものすごく真剣に選んでます。沖縄県知事もこちらの製品を愛用してるらしい。

すごく素敵な色のシャツがあったのですがサイズが無い。が、本島の店には在庫があることがわかり、札幌まで送ってもらうことになりましたー。似合っていいなぁ(彼は顔が濃い目)

存分にお買い物を楽しんで、今日は石垣牛だぁと勇んで行ったところ、目指す店はお休み(HPには昨日が定休日だと・・・!)
別の支店にいくと、60分待ちと言われる。待ちます。
待ってるうちに90分待ちに変更。ががーん、待ちます。

やっと順番で食べられたのですが。
食べながら気づいた。私たち夫婦、焼肉屋にはじめて一緒に入ったわね・・・ でもって、2人とも焼肉がさほど好きではなかった! 旅行気分でうっかりしたけど、ステーキがよかったよ・・・

味がついているので、この石垣牛が美味しいのか良く分からない。
明日はリベンジしたいー!
きたうち牧場
※石垣島で食事するには、予約が肝心のようです。同じ時間に観光客が押し寄せるので。