2018/04/11

『マディソン郡の橋』3/15.16昼 14 再演いつでしょうか。

月並みですが、マディソン郡の橋を見て流れる涙は、
人生は生きるに値する(by 劇団四季)
っていう涙だった気がしました。

4日間、短いかもしれないけれど、ふたりの人生を変えた4日間。
出会うべき人に出会った、でも、一緒の人生を選ばなかった。
選ばなかったことを互いに尊重しあって、生きたふたりのお話。

映画と原作は映画の公開当時に見ていたのですが、当時の私は20歳程度、不倫を美化しているんじゃ?と斜めに見てたわけです。
子どもに告げずにいたなら、墓まで秘密をもっていけなかったフランチェスカを、傲慢だとも思っていました。

40代となって思うのは、子供たちもフランチェスカの年齢になって、親となっている点に気づかなかったなーということ。拍手する話じゃないけど、人生にはいろいろあるって知っている年齢、批判せず理解してくれると思ったのかも。
わたしがそうなので。

バドが一生知らないでいるなら、あるかもしれないね・・・くらいは分かる。フラニーが流された気持ちや、どう選んだかも分かるなぁーと。

ミュージカル版、原作や映画の「大人になった子供たちがママの手記を発見する」構成を取らなかったのは良かったです。理解すると書いたものの、やっぱり喉につかえちゃうもの。

あくまでも、フランチェスカとロバートの4日間の物語に徹したのが良いです。
そして、RJBが最高に素晴らしい作曲家でした。ありがとうございます!

あとは再演するだけよ! 待ってますーー!

『マディソン郡の橋』3/15.16昼 13 色あせて~のこるはあなた♪

ジョンソンです。
お葬式の後、ジョンソン家の電話が鳴る。フラニーが出るけれど無言電話

誰からかははっきり描かれなかったです。
ロバートかな? フラニーもそう思ったかもしれません。

ナショナルジオグラフィックオフィス。
同じ秘書(彩乃さん)が、髪の毛がシルバーのラインが入って時間を感じます。話し方も、チャラーんとした感じは同じなのに、年季が入ってる。

ロバートが電話。電話、型が変わってましたっけ。ね。
呼び出し音、アメリカ映画でよく聞くタイプに変えてあげたい・・・(すごい日本の呼び出し音だった気がするの)

ひとり、うす暗いお部屋から電話するロバート。

もう写真は撮らない。

お願いしていた電話の件ももういい。
フランチェスカがここに電話すれば、いつでもすぐに迎えに行くって言ってたから、連絡がちゃんとつくように待ってたことが分かります。

きっと秘書さんは、詮索せず言わずとも一緒に待っててくれたのね。
ロバート、ただ一人のひととは一緒にいられなかったかもしれないけど、仲間はいたじゃないのー

はっきりと言わないけれど、どうも余命宣告させたような病気のようです。神様!

It All Fades Away
ロバート

アカペラから始まる歌。

色あせて~色あせて いまも残るは あなた~♪
あ~あ~あ~あ~あ~あ~あ~あ~♪

この、あああ~♪のとこ、感情で乱れるところがまた良い。セツナイ。
写真もすべて処分したけど、あの日のあなただけ処分できなかった
(これは手紙に書いてたっけ)
世界を切り取って時間を閉じ込める、そんな写真を撮り続けてきたロバート。
でも手元に残したかった、というか処分できなかったのが、フランチェスカとの思い出なんですね。

命や存在がなくなっても、あなたは鮮やか・・・
壮大なイメージの曲調。
あの日の思い出が、ロバートの人生を少し明るい世界に変えていたのなら、嬉しいと思いました。

さらに年月がある程度経過したらしい雰囲気。
ポーチに座ってロバ―トから届いた手紙を読むフラニー。

何度も書こうとしたけれど、出来なかったこと。
そして書いたお手紙がこんなお手紙でごめんね、と
(死によるお別れの手紙だから)
4日間がいかに幸せであったか。
たまに僕を思い出してくれたらうれしい。

こんな感じだったか。もはやわたしの妄想かもしれません・・・

Always Better
フランチェスカ、ロバート、カンパニー

わりと曖昧に訳していたように思います。なんとなくな感じ。

もしあの時、愛を選んだら子どもの成長が見れずにいた、と言ってたな。
家族への愛、ロバートと出会って知った愛、そういういろんな愛について歌った気がするの。
どちらが良かったの?
決して悔いはない♪

オリジナル歌詞だとロバートへ向けて歌ってるんだと思うんですが、違うのかな。
訳詞で聞いたとき、対象がぼやけてた気がしたんですよね。

フラニーを囲んでバド、子どもたち、隣人、いろんな人が登場。
そしてロバートも。
やさしく静かに見つめながら、

ふたりなら一瞬で どこまでも行ける~♪

ささやき声が流れて

Fin

『マディソン郡の橋』3/15.16昼 12 日常がどっと戻ってきた(歌がない)

行こう一緒に! の祐一郎ロバートの声がこだまするー。
会いたいなぁ・・・
祐一郎の声はね、若者の声だったんですよ! 

CDどこー? DVDどこです?
トート閣下も残ってない、ってか、主演作品が残ってないのは何で。

昨日書いたこと振り返って思うのですが、
置いて行かないで、と頼んだフラニーは自分で責任とる勇気がまだないのね。
ロバートに連れて行かれた、なら自分のせいではないと言い訳できるもの。

ロバートはもしこの家を飛び出すなら、自分で決めた覚悟がなかったらお互いに向き合えないことが分かっていたんだろうと思います。

トラックが出て行って、まだ宙ぶらりんのところにいるフラニーのところへ、
家族が賑やかに帰ってきます。
ブルーリボン賞!とキャロライン、わりと母親を気遣ってそうなマイケル、そして帰宅できてほっと嬉しそうなバド。

さきほどまでの非日常ロマンチックファンタジーが、一瞬で! 日常に
洗濯物。晩御飯。はぁぁ
買い物にも行ってないし。

それだけロバートとの時間に夢中だったということだし、思い出したくなかったのもあるかな。
何もないから、と外食しようと提案するも、君の手料理が食べたいと。まぁそうだよね。

バドが善人なのがまだズキズキしてくる。
ごはんの支度してないって言われても怒らないし、何食べてたの?って心配してくれるし、ラタトゥイユにお肉いれればいいじゃないって言うし、いいひとなのよ・・・・・(裏切れない)
結婚相手としていいひとだよう

混乱して、キッチンで「・・・・・!」ってフラニー声にならない声で言ってたでしょ あればロバートって言いました? 
16日は全く聞き取れなくて。

どのタイミングでロバートが雑誌社に電話してたかな
撮り直しは無し、6時には出るよって。
またまた、彩乃かなみさん、メガネのおかっぱ秘書として登場。かわいい

困ってるとこへ、マージ!
マージいいひと。やさしい。ラザニアとケーキ(と、パン?)持って来てくれた。

どうして買い物行ってないって分かった???
さすが、双眼鏡。
見てたのはアレだけど、詮索すること言わないし、お料理もって来てくれるし、いいひと。

マージは子供たちにごはんの用意をしてくれて、フラニーは納屋にいるバドに話があるのって言いかける。

自分の人生に意味なんてあるのかとかバドに言うと、家庭を作ったじゃないかーとニコニコ。
そうじゃない、自分の人生は? 思い詰めて、ロバートのことを話そうとしたときに、キャロラインの叫び声が。

マイケルが車を運転しようとしてる。

免許あるんだよね? なんでここまで怒るのか(子ども扱いして心配なんだろうけど)とにかく、バドがそれまでのやさしい表情から怒りモードになりました。

コワイわ。このシーンのためのやさしいバドだったのかしら。
支配的なんですよね。
家長の責任感と言えば良く聞こえるけれど、自分の価値観を押し付けてしまっています。マイケルを自分に属するもののように扱うんだな。

アイスクリームを買いに行こうと思っただけだよ。
泣く。
マイケル、やさしいわ。彼なりに、暑いしママもゴハン作ってなかったしって考えて行動したのに。

数日ぶりに帰宅したら、ご飯のこと忘れてるし、人生の意味とか言いだすし、いくらのほほんとしてるバドも予感したのかなーと思います。その不安な気持ちが、マイケルへの怒りにも繋がっていった。

おろおろするフラニー。
こういう時、自分の存在を薄く感じてたのかなーと思います。バドに追従してる限りは、夫からはいい妻であるという。でも子どもからは軽んじられかねないですし、信頼されるかどうかですよね。

バドが怒って、黙りこくってシーン。
フラニーがたまりかねて、みんなでアイスクリームを食べに行きましょう! と。
キャロラインはマイケルが行くなら嫌だとか叫ぶも、バドが「アイスクリームをー!みんなで!たべにいくー!」と叫ぶ。

コワイ。ほんと、禅さん怖かった。
バドにも思うところがあって、これが家族の危機って感じたんじゃないかと。

町に着いた。やっと音楽がドーンと感動的に流れてきた。
何も持たず生まれ変わる~のメロディが。
フラニーの隣にはキャロライン。

実際は、ロバートと目を合わせただけなのです。演劇的には、走り出してロバートと抱き合うフラニー。気持ちは、そう。
でも、走り出さず、アイスクリームを食べに行きました。

心を決めて。日常へ戻るのでした。

時は流れて。

When I'm Gone
チャーリー、バド、カンパニー

自分はいつか死ぬ、残せるのは土地、そして愛だけ。
男の歌だったな。
無口な男の思いって感じ。コーン畑に囲まれた農家の男の心。
戸井さんかっこいいーっ

マージとチャーリーが盛装している。キャロラインが結婚する。
ハンカチは2枚!
このご夫婦は安定感があって、良かった。思いやりがあるし、お互いを信頼してるし。

どんどん時は流れる。マイケルが最優秀で医大を卒業。
フラニーがバドからマイケルを守ったから、とマージかな? 苦労を思い出して。

そうしてバドが入院。
そして、バドのお葬式。

すっかり落ち着いた母となっているキャロラインとマイケル。

寂しくないように私の家の灯りは付けておくね、と言うマージ。
マージは双眼鏡持ってるくせに、実際の人間関係は意外と節度ある態度という・・・不思議なお隣さんでした。
マージのファンです。

アイスクリームの争いから、バドの死まで息つく暇もなく、早い展開でした。駆け足のわりに、時間の流れを感じられました。何が良かったのかな。
自分のなかに、20年がどう流れるか物差しがあるのかもしれませんね。

2018/04/07

『マディソン郡の橋』3/15.16昼 11 ふたりなら一瞬でどこまで行ける

デモインから戻ったとき、フラニーが楽しかったーってバッドにばたんと仰向けになるの。開放感。妻であること、母親であることから解放されてる。

バドからの電話で、一瞬現実に引き戻されるんだけど、まだ(本当は醒めそう)夢はつづくように振る舞う。

Before And After You
ロバート、フランチェスカ

Before And After You の部分は、何も持たず生まれ変わる~♪ 
かなり意訳って感じになってましたよね、でもこの歌詞くらいしかきちんと覚えてない。歌詞教えて。

まだフラニーは夢のなかにいて、知らない自分を見つけた、それをロバ―トとの出会いで得られたんだっていうことでいいかしら。意外とポジティブな感じにも聞こえたのだけど、どうだったか自信ない。

オリジナル歌詞のほうが、はっきりと出会いの前後のじぶんが引き裂かれているって言ってて、もう悲しみが。

初めて聞いた日、この歌は喜びの歌に近いように聞こえた気がします。
でも、翌日は、その先に行けない哀しさが聞こえました。

自分の気持ちとか、キャストの二人の流れでどちらにも聞こえるんじゃないかな?

♪One Second And Milion Miles
ロバート、フランチェスカ

音楽は繋がって、ロバートの魂からの呼びかけ。

こんなピュアで美しい心を歌う祐一郎(レミでも神様への歌は美しいけれど)
個人的な思いを歌うなんて、初めてだわー。
心は18歳、みたいな顔でした。

損得とか常識とか、立場とか、そんなことよりあなたとの人生を求めているっていう呼びかけよ。
(ワタシならどうするかなーと一応考えちゃう。皆さん考えましたよね?? 
たぶん行かない・・・んだけど、このロバートの言葉は一生胸に刻むわ)

ふつうに話すときは落ち着いた大人の男性なのに、歌うと見た目の年齢がどこかへ飛んでいくのね。美しい・・・
わたしの心も切なくてきゅーん、涙涙涙。

必死に説得、とかそんなんじゃないの。
フラニーと同じ気持ちだってもう知っているの、でも、電話の先にいるバドやこの家がフラニーをとどめているんだね。

ふたりなら一瞬で 飛び立つ~ ほんの一瞬で♪
ふたりなら一瞬んで どこまで~も~ ゆける~♪

要らない要らない何も他に!
あなたは彷徨う魂・・・
行こう一緒に♪
旅は約束の地へ~♪ あなたへと ほんの一瞬で!

ロバートの言葉を聞いているフラニー、最初は飛び出すってことを想像もしてなかったって顔にみえて、どんどん引き込まれて、行こう!って心を合わせていくように歌声も一緒に響きます。
向き合って呼びかける姿もイイ・・・

どこまでも~のメロディで響く祐一郎さまのお声が好きすぎて、ずっとずっと脳内リピート。

いやー、でも
この作品は曲のすべてが良い。
まだCD出ないの? おかしいわ。

要らない要らない、も何たる可愛さ!と驚愕したし、
行こう一緒に~ と歌われて拒否できる? この一歩を、この手を掴んだら、違う人生が始まるっていう誘惑。祐惑。つらい。

でも、メロディが終わると、現実が目の前に。

有り得ない夢!

フラニー、床に崩れ落ちる。
この後しばらく自分のことしか見えてない。あと少しで家族が帰ってくる、とパニックに。

ロバートは、やっぱり、と、そういう答えが返ってくることも知っていたけど、その上で諦めない気持ちもあって、落ち着いた表情にもどる。
まだ希望をもって、フラニーに呼びかける。はぁ優しい。素敵な人だよ。

聞いて!
何だっけ、6時に町で会おうって言い聞かせるんだったよね。

じゃ!って感じで颯爽と出ていくロバートが、中学生かしらってくらい爽やかすぎでした。心も体も大きいなぁ
(ここ、貴婦人の「クレア!」ってなだめるところ思い出したわ。また祐一郎が涼風さんを包み込んでるー)

置いて行かないでって言っちゃうのも弱いけど、分かる。
あなたから来いって言ってほしい、っていうのも。
でもロバートは、選んでほしいと願っていて、

人生の生き方の決断だから。そして何を選ぶかも知っていて決断させたの・・・?
大人・・・

結果的にフラニーは残る選択をしたことで、「選んだ人生」に責任をもって生きることが出来たんですね。
キアラの幻影も気にせず、自分がはぐくんだ家族を守ることも出来たのでした。
ロバートはそこまで見えてたのかな。

さて恋の歌ってミュージカルには数多あるわけですけど、
叶わぬ恋(この場合は叶っているけれど、現実には昇華しない恋)を歌った歌、これが1位になった。

ちなみに、これまでは『二都物語』で芳雄くんが歌った「この星空」が1位でした。こちらもこちらでいい曲。まだ再演しないのかな。すみれちゃんにも出てほしいし。

こんなに書いてみて気づいたんですが、この曲について、言葉をつくしてもその時感じてたことって、まだ全貌が見えない気がしています。

この10年ちょっと集中して祐一郎さまの出演作を見てきたけど、いつも予想より上なんです。出来上がっているものが。こんどの祐一郎さまはこんな感じかなーとか思ってても、ずっと素晴らしいの。

祐さま自身のことでも、感じることがあって、涙が出ちゃうんだろうなぁ

2018/04/05

『マディソン郡の橋』3/15.16昼 10 抑圧されているから。

デモイン。カフェで手を握り合って見つめ合っている二人。
焼ける・・・ジュウジュウ

(ところで、いま読んでるミステリ小説でサブキャラが「デモインに出張」に行って、うわぁーと喜んじゃった。調べたらけっこう有名な都市なのね)

Almost Real
フランチェスカ

フランチェスカの姉、キアラの歌。
ナポリの女の子は、ママの理想か男の子の願望を叶えられるかが女の子の価値だった。彼らの望み通りになることが期待されてた。
そのままの自分自身でいることは難しかったということね。

1幕でさらっとロバートが言った「女の子は抑圧されているから」っていうセリフにつながってます。ロバートの言葉で、フラニーは“抑圧されているのか?” と自分を見直したのかもしれません。

戦争前、フラニーとパオロとの思い出。きらきらした思い出、でもパオロは戦争へ行き帰ってこなかった。
キアラは彩乃さん、パオロは石川くん

まずは沢山の役をこなす彩乃さん、キアラ役もまた良かった。色っぽくて謎な感じもあって。けっこうなアクロバティックな動きが多くて、大変そうでした。
口を開くように脚を開くの♪ の歌詞のあたりでは、開脚して見せつけてみたりね。

お前は農夫の妻くらいが関の山(歌詞はちがったけどこんな感じで)というキアラの言葉が今だにフラニーの胸に刺さっているようです。キアラ的には誰の妻であるかが自分の価値だという話なのかな。
そういわれても、パオロとの結婚を夢見ていたのに、戦争で奪われたのでした。

やめてキアラ! これを失敗と呼ぶのは♪
キアラの呪いから遠く離れたかった歌なのかなー。体も心もオープンにみえるキアラへ愛憎あるのかなと。

そして、21才のアメリカ兵だったバドと出会う。
彼は翼♪
ここにフラニーとバドの関係が如実に出てて、荒れはてたイタリアから、キアラから遠く離れて自由になるための翼だった。I could love him オリジナル盤だとこう言っていて、意志によってバドを愛したってことなのかしらね。翼だから。

過酷だった時代を思い出して、Almost Real と歌うのって、愛だと思っていた、人生だと思っていたということ? 本当じゃなかったよってこと?
ダレカオシエテ。

ママの期待どおり、男の子の願望を叶える女の子→相手がイタリア人じゃなくて、アメリカ兵になったけれど、相手に合わせて自分を抑えてたのは同じ。
でも、パオロのことは素直に好きって思ってたのよね。彼の死がきらきらした心を閉ざしてしまったのかも。


この歌のあとは、
イタリアには一度も帰ってないこと。
バドがマイケルの態度を許さない(反抗的態度は許さない)ってフラニーが話して。
マイケルはここを出たほうがいいと思う、そしてアイオワから出るにはロケットみたいに飛びださないとって話。

マージとチャーリー
フラニーとカメラマンがああ!っなことになってたらどうしよう・と心配してるマージ。もしマージがカメラマンによろめいたら? って話。

チャーリーはそうなったら、兄弟のところへ行こうかなーと。ひどいわ!とマージ。
でも、自分は品評会に行ってないし、君もここにいる、いつもの自分たちだ、望むままの自分たちだとチャーリー。

ぼさぼさーなチャーリー、カッコよかったよね。彼らは心を開いて人生を歩んできてるんだなぁ

ジョンソン家に戻ったフラニーとロバート
バドから電話あり。リンリンーン。
後ろめたさが見えるフラニーの表情と、苦しそうな影がさすロバート。

2018/04/03

『マディソン郡の橋』3/15.16昼 9 甘くて甘くてとろけています

大阪公演も終わってしまいました。

千秋楽カテコでの農夫役のため筋肉つけた禅さん、腕立て伏せを始めた祐一郎、と聞きました。映像ないのーーーーー??
とても充実した公演だった。観客も燃えたし、俳優としても燃えたのね。
少数精鋭の出演者、オケの音も美しく哀しく、再演の発表など待っていたのに。まだないですね。いつかなー。
・・・・・・・・・・・・・・

さて観劇当日にもどります。幕間で立ち上がることもできず、自席で放心していたわたしです。

見ている間も胸が締め付けれる思いでしたが、客電がついて忘れていた息をしたら、するするーっと涙が溢れてました。こんなのは初めて。

「言葉」にまだできない何かが全身を覆っていて、まだ何かわからないけれど、心が涙を流したのでした。思い出し泣きとも違ったの。幸せと哀しみが同時に誕生する出会いって、すさまじいわ。

ともあれ、スゴイもの見てしまっただ・・・と舞台に向かって拝みだしそうな勢いでした。
結局、初見の15日はそのまま2幕が開きました。受け止めきれぬとおろおろしていたら、超明るい曲、この曲、ここで入るのかー(巧い)

♪Stete Road 21
ガールシンガー、

フェアの横断幕をもって上手から来る加賀谷カウボーイ。
彩乃さん扮するカントリーガールなどは客席からヤッフー!言いながら入ってきます。1幕の心乱れた我々には、ちょうどい調整剤でした。楽しいも大事。

しかしここの歌詞はちっとも頭に入ってなくて(他を覚えておくので脳が満杯)
道は開かれた~♪ くらい。マイケルにつながる歌詞かもしれないね。

The Real World 
マイケル、キャロライン

曲調は前のカントリー音楽のまま、マイケルの歌へつづく。

親父が死ぬまでこのままか、自分の人生を生きたい、青年の主張ソング。家業は継がないと決心している様子。石川くんはでっかい農業用フォークを回しながら歌います。
最終審査前でドキドキのキャロライン。OH OH下らない、今のすべて見てよ~♪

Who We Are
ロバート、フランチェスカ

Mm~の曲! 祐一郎の!Mmmm~♪ ハミングソング。
眠っているふり? 束縛もない~
ありのままでいればいい~♪

そうそう前もって聞いてましたけど(笑)
ロバート脱がない・・・
ちょっと、ちょっとくらいお胸がはだけていても良くってよ!

きっちりシャツの裾もジーンズにインしてるわー。OH OH
フラニーはコットンかな? 素朴なたっぷりシルエット長袖のシンプルネグリジェ。
お二人とも肌見せは死守なさいました・・・

ベッド脇に座ると、あ、ドクトルの変装も変わったなぁと思っちゃいますね。脈は~♪(これはトート閣下)
祐一郎に覗き込まれるんですよ? そりゃ溶けますね。

呼応するようにフランチェスカ、透き通る声でAH AH AH~OH OH OH~♪

この、このーっ
幸せそうな2人が互いを思いあう曲だった。ロバートがもう優しさの極み。
お声はかなり甘くて、フギャー祐一郎ぉぉ~(声にならない叫びが出る)

祐一郎にオハヨウされたらどうしましょう(されません
寝たふりどころか、死んだふりしてるうちに死んでそうですネ。くーっ

1幕ラストではロバ―トが後ろからフラニーを抱きしめていたんですが、ここはフラニーがベッドに座ったロバートの背後から抱きながら歌うの。
肩ごしに手を繋いでるのが良いよねー。ただのロバートとして、安心して甘えてられるって顔でさ。

カントリーガールの曲も将来を考えてるマイケルや品評会でドキドキしてるキャロラインも遠い彼方です。

コーヒーを淹れよう。
悪いわぁと答えるフラニーの声が甘くて溶けてました。羨ましいくらいのトロけかたよの。
デモインに行くつもりある? ちょうどいいわ(ハート)
キスしてもみんなに見られない距離!

2階のベッドから1階への場面転換時でしたっけ。2人の声だけで進行してました。
これまた超絶甘い声で。
コーヒーの淹れ方とか、このコーヒーポットをみんな笑うのーとか(加賀谷さんが見せてくれてました? ああ、記憶が曖昧)ホイップしたのは桃(に乗せるの?)!

で、ブラックで飲むのが好きだって話とか、飲み方の話してたらフラニーが「バドは・・・」って言いかけたのを、めっちゃ拗ねた声だして別の話題でぶった切るロバート

フラニー、すごい自然にバドのこと言うの分かるよ。家族なんだよね。恋のライバルだなんて思ってないから、うちの子はね、っていう程度のつもりだったのだと思う。

嫉妬で拗ねて甘い声の祐一郎・・・貴重すぎて、うわー!うわー!