デモイン。カフェで手を握り合って見つめ合っている二人。
焼ける・・・ジュウジュウ
(ところで、いま読んでるミステリ小説でサブキャラが「デモインに出張」に行って、うわぁーと喜んじゃった。調べたらけっこう有名な都市なのね)
♪Almost Real
フランチェスカ
フランチェスカの姉、キアラの歌。
ナポリの女の子は、ママの理想か男の子の願望を叶えられるかが女の子の価値だった。彼らの望み通りになることが期待されてた。
そのままの自分自身でいることは難しかったということね。
1幕でさらっとロバートが言った「女の子は抑圧されているから」っていうセリフにつながってます。ロバートの言葉で、フラニーは“抑圧されているのか?” と自分を見直したのかもしれません。
戦争前、フラニーとパオロとの思い出。きらきらした思い出、でもパオロは戦争へ行き帰ってこなかった。
キアラは彩乃さん、パオロは石川くん
まずは沢山の役をこなす彩乃さん、キアラ役もまた良かった。色っぽくて謎な感じもあって。けっこうなアクロバティックな動きが多くて、大変そうでした。
口を開くように脚を開くの♪ の歌詞のあたりでは、開脚して見せつけてみたりね。
お前は農夫の妻くらいが関の山(歌詞はちがったけどこんな感じで)というキアラの言葉が今だにフラニーの胸に刺さっているようです。キアラ的には誰の妻であるかが自分の価値だという話なのかな。
そういわれても、パオロとの結婚を夢見ていたのに、戦争で奪われたのでした。
やめてキアラ! これを失敗と呼ぶのは♪
キアラの呪いから遠く離れたかった歌なのかなー。体も心もオープンにみえるキアラへ愛憎あるのかなと。
そして、21才のアメリカ兵だったバドと出会う。
彼は翼♪
ここにフラニーとバドの関係が如実に出てて、荒れはてたイタリアから、キアラから遠く離れて自由になるための翼だった。I could love him オリジナル盤だとこう言っていて、意志によってバドを愛したってことなのかしらね。翼だから。
過酷だった時代を思い出して、Almost Real と歌うのって、愛だと思っていた、人生だと思っていたということ? 本当じゃなかったよってこと?
ダレカオシエテ。
ママの期待どおり、男の子の願望を叶える女の子→相手がイタリア人じゃなくて、アメリカ兵になったけれど、相手に合わせて自分を抑えてたのは同じ。
でも、パオロのことは素直に好きって思ってたのよね。彼の死がきらきらした心を閉ざしてしまったのかも。
この歌のあとは、
■イタリアには一度も帰ってないこと。
バドがマイケルの態度を許さない(反抗的態度は許さない)ってフラニーが話して。
マイケルはここを出たほうがいいと思う、そしてアイオワから出るにはロケットみたいに飛びださないとって話。
■マージとチャーリー
フラニーとカメラマンがああ!っなことになってたらどうしよう・と心配してるマージ。もしマージがカメラマンによろめいたら? って話。
チャーリーはそうなったら、兄弟のところへ行こうかなーと。ひどいわ!とマージ。
でも、自分は品評会に行ってないし、君もここにいる、いつもの自分たちだ、望むままの自分たちだとチャーリー。
ぼさぼさーなチャーリー、カッコよかったよね。彼らは心を開いて人生を歩んできてるんだなぁ
■ジョンソン家に戻ったフラニーとロバート
バドから電話あり。リンリンーン。
後ろめたさが見えるフラニーの表情と、苦しそうな影がさすロバート。
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