『お望み叶えて』
キレイなお姉さまたちが登場するなんてー。嬉しい! ミュージカルに欠かせない(・・・よね)お色気です。羨ましい美脚が目の前にずらりと。
鈴木結加里さんのラパン夫人良かったです。パンチ効いてて威勢が良くて気持ちいい~ようこそ、パラダイスへって仰ったので、別のパラダァーイス♪withTバックまで思い出しながら楽しみました。
『神は愛してくださる』
この日はシルビア・グラブ。D夫人のお衣装とパッと見が似ているので笑えます。あの炎に巻かれたあと、救出されて改心したのだわ・・・とか思ってました。え、ちがーう。
眉が優しいラインで、表情も優しくて。そして、声もとてもとても優しくてステキ。シルビアさんもぐぐっと表現力の幅が広がりました。
『愛したことだけが』
女性が続きます。涼風さんのマリー。ピンクから、ボルドーに黒が混じった色の衣装に変わりました。
曲順が、本公演で考えるとものすごーーーく飛んだので、心の中の時間もエイエイっと進めてアンテナ合わせました。
後ろから(紗の幕はないですね)哀しげに、強く歌う今フェルセンの声が重なります。美声~!涙。いきなり出てきて、こんな風に場を作ってしまうのって凄いわ。ほとんど本公演見ている気分です。
公演後半には、感情移入しちゃうマリーになっていったんだった。
『もしも鍛冶屋なら』
陛下~ また寂しい曲をお歌いになるのね。お一人で出てきて、子どもたちはいないのに、まるで目の前に居るかのような動きで語りかけるように歌います。居ないのに居るようにするので、余計に切なさ満点になっておりました。
愛するお前たちこの手で守れたなら・・・ へいかーっ
角度のせいなのか分かりませんが、2列目から見上げていると俳優さんたちの目にライトがキラっと入って、ものすごくうるうるした目に見えます。感情が高ぶっていっているのかも。そんな全身全霊で歌われたら、泣くしかないでしょー。
『みんな狂っている』
神に感謝だ! ←名言だよね~ふふ。
山路さんの声も艶っと響いてすばらしいんですけど! ドイツ版で削られたと嘆いておられたが、日本での再演があればどうなるのか。この声が聞けないのかしら?
ギロチーン! が怖かったのを、思い出す。こわいけど、いい曲!
『恐怖政治』
これは文字通り怖い場面でありながら、男声がどんどん畳み掛けるように出現したなかに、マルグリットの女声がアクセントみたいに加わって、スリリングで好きでした。
探り出すわ いつも どんなことも 会いに来た人間/人間!
理由/理由 手紙/手紙
全て!
ひゃー、カッコいいー。
それにしても全員でバイタ!って叫んじゃってー。相変わらずミュージカル(ほとんど東宝)でしか聞かない単語ですヨ。PCで変換もしてくれない・・・(売女)
あ、フィリップ・ブラヴォ! KENTAROさんの市民フィリップ=オルレアン公、帝劇で演じたキワモノ的・オルレアンに比べて男っぽくてたくましい感じ! 声もガツンと響いていいですね。歌いにくそうな曲を、しっかりと歌ってくれました。
ただ・・・ただ、鬘はどうにかしていただきたかったです。ザ・カツラな鬘でビミョーでした。
さらに、マルグリットは河合篤子さん。いつもお美しいわー。アダルトでクールなマルグリットでした。
『ILLUSION-或いは希望-』
この曲が聴けて、もう飛行機代分はもらったと思いましたねー。
帝劇の再演で加わって、ドイツでは冒頭で歌われたという。歌謡曲モードばりばりのこの曲、途中で入ってくるとバランスがヘンだったので、冒頭のほうが合いそう! 最初に、ガツン!と気合入れちゃってほしいわ。
私を求める 人間たち~(そ、それは私のことだわ・・・求めてマス。)
望んだのは自由なのか それとも全て幻か!
まーぼろーーーし かーーーーー!!!
神さまー、神様ー。頭まっしろ!息できない!
えらく楽しそうにぶっ飛ばしてらっしゃいましたっ 祐一郎、満足気にバズーカを放ったあとは、悠々と去って行きました。あなた、本当に普通じゃないよ。凄すぎだわ。
ハー、放心ですわ、もう。満たされたと同時に、全て持っていかれちゃった気分です。ふひー。