2010/07/29

ほっかいどう☆てぬぐい

前から販売されてたのは知っていたのですが、なかなか行けず(歩いて20分程度なんですけどねー)。先日、円山登山の帰りにようやく購入できたものです。



100729_2 

北海道の風物手ぬぐい。食べ物から文化まで網羅ですー。可愛いでしょー(自慢させてくださーい)。



基本は藍色なのですが、赤は限定とのことでした。あと、お店の方いわく、ネットオークションで、840円のものに2倍以上の値段ついてたらしい・・・わぁ。



コレは観光地手ぬぐいとはちょっと違いますが、記念にいいのがあれば観光土産に買いたいと思っても、いつのデザイン?ってか、いつからココに在るの?ってくらい古いのが多くて。いいのが増えると嬉しいのに。



取り扱っているのは、「はらいそ」という<かまわぬ>の手ぬぐいを中心にステキ和雑貨を置いているお店です。
ここに来たら何も買わずに帰ることは出来ない。







シシィでおたより

100728



2009年発売されてて、買い損ねてた記念切手を買いましたー。日本オーストリア交流年記念、の切手。
ちなみに私はコレクター趣味はないため、買って喜んだ後は使いますー。シシィと分かってくれる人へのお手紙に使いたいけどね。うふふ。



オーストリアに行きたーい!



2010/07/27

『レベッカ』5/23-20 それは私よ

2ヶ月前の記憶・・・えーっと、あともうひといき。



それは私よ。



前回のこの場面、あてつけ?みたいにイッヒがいきなり女主人な感じになってたの、何だか偉そうになっちゃって!っとあまりいい印象ではなかったのでした。



ところがところが、ちひろちゃんはとても成長してる!



D夫人に、言って聞かせるようになったのー。イヤな女みたいになってた「だから私よ ミセス・ド・ウィンターは私」の言い方、前は対抗してるようだったのに、子どもに言って聞かせるみたいに柔らかな物言いなのです。



対抗なんかする必要ない、自分はマキシムと共にこの屋敷の主であって、ミセス・ド・ウィンターという人間なんだって受け入れたら、D夫人なんか怖いとか、怖くないとか、そんなモノサシで見なくていいって気づいたんですヨー。だって主人と使用人だもの。命令すればいいんだもの。



アドレス帳も捨てていただくわ
このあたり、シルビアD夫人は、あれあれ?って感じでした。自分の圧力が全然通じてない?ってどうしてなの?って表情です。
涼風D夫人は、メラメラと燃えてた感じ。何言ってくれちゃってるの、小娘が!ギャー!って感じです・・・



趣味が悪いわ この置物も 見たくないわ趣味が違う・・・♪
これもー。一見、これまでの仕返しかってくらいのお言葉なんですが。


レベッカの影を生きているかのように崇めるD夫人に、「ミセス・ド・ウィンターは私」を分からせるためには、1番大事な天使を壊すという象徴的な行動が必要なんですね。
イヤな女どころか、オトナの女になってたー。


まるでちがーう!


よく考えれば、この後、インテリアを変えさせる場面になるので、これだって片付けさせれば済むのだけど、自ら割ることのインパクトは大きい。
今年のイッヒは、怒ってたり鼻息あらかったりしない、どんと構えちゃう大きさがありました。




2010/07/26

225.4M

雨続きだったのが、ぱっと晴れたのでさくっと山登りしてきましたー。標高225.4M・・・かわいい山です。
隣の円山球場からは高校野球の南北海道大会の応援の声が。夏!100725_1頂上からの眺め。我が家も見えました。家からずーっと歩いて来たんですが、うーん近かった。100725_2_2



2010/07/25

祐一郎はリシュリュー枢機卿

私が30度の職場で溶けているあいだに、こんなものも発表されておったのですね!



2011年7月~『三銃士』@帝国劇場 



楽しそう。夏休みにピッタリ!



ダルタニャン/井上芳雄 おおー、王子にぴったり。



アトス/橋本さとし 男気あふれるカッコいい方面で演じて!
アラミス/石井一孝 これはバシッとはまりそう。
ポルトス/岸祐二 レミゼの岸さんしか知らないので、興味しんしん。女好きの役を!



リシュリュー枢機卿/山口祐一郎 マントか・・・・もしかして。きっとお似合いです。いい歌あるといいなぁ ロッテルダム版などなど。CDあるのかしらー。
ロシュフォール/蛇のようにねちっこく冷酷に!楽しみーっ
悪役二人が息の合ったワルさを発揮してくれそうです。



ルイ13世/最近、今さんの引き出し増えてますね。期待します。どんなルイになるのかな。
アンヌ王妃/シルビア・グラブ これまたぴったりな感じ。



コンスタンス/和音美桜 ・・・きらびやかな芸名がまばゆいです。
バッキンガム公/伊藤明賢 見栄えしそうな方ですねー。 



役者・ジェームス/坂元健児 あらー。どんな役かしら? 再読しないと思い出せないワ。



ところで、『風と共に去りぬ』 のチラシ、どうにかならないのか。笑いしか喚起しないのですが・・・、ターゲットはどの層なのかも計りかねます。
米倉涼子ファンしか見たい!って思えないのでは?とても心配。元の作品のイメージが強いものって難しそうですしねぇ。



タバコ♪って歌ってる祐一郎の声が響くわ~ ひょうひょうとした感じでステキ。寺脇康文がレットかぁ~相棒のイメージがまだこびり付いてるヨ。





2010/07/24

『キャンディード』 3 ヨーホー!

井上くんの、2幕のラスト付近の歌。ヨーホー♪
王であったが、今は王ではない、王たちの亡霊が歌うヨーホー♪ 男声合唱で、カッコ良かったでっす!なかでも、私が好きな阿部よしつぐさんが、美声を響かせてました。この方の声はすっと通って響きますねー。



ちょっと怖いような雰囲気もありました。これについていくとあっちに行っちゃうんだね。



歴史の流れが円環の舞台を横切るって感じでしょうか。キレイでした。



■クネゴンデとキャンディード。
キャンディードの愛が高らかに歌われるラストには、ちょっとうっとおしさも感じます・・・ロハス的な・・・? それはお幸せに。



あーあ、クネゴンデがあんなにしおれちゃうことないのに! 男目線だよねーと少々不満なラストへの流れでした。クネゴンデはその人生を恥じることなくいて欲しかったの。
キャンディードが主人公だから仕方ないんですが。



ざっくりまとめ。
お気づきのように、感想がさっぱりとしたものに・・・ 



昼間に『ミュージカルコンサート』で脳みそのキャパ超えしてたせいもありそう。ふんふんふーん、と気楽に観劇してました。
あの濃厚コンサートの後では、B席からの眺めなどでは、爽やかすぎた模様でっす。



キャンディードの流転を上からの目線で眺めていたという気がします。よく出来た本を見ているような。
あと、舞台全体がう程よくまとまっている印象です。突き抜けるものはなくて、ほどよく。



何となく、小さめの劇場のほうが迫力が出るのではないかしら。贅沢ですけれども。







2010/07/23

2011 レ・ミゼラブル、キャスト

キャスト発表されてたぁー『レ・ミゼラブル』 ああ、祐一郎は引き続きでバルジャン役ですね。よかったわぁ



全体的には若返った印象の新メンバーですよね。そこでも不動の祐一郎、嬉しいと同時にプレッシャーもありそう(勝手に想像)。ただの観客の私には、また祐バルに会えるのが楽しみです。ありがとうー。



そして嬉しい新キャスト、あ、まずはびっくりキャスト・・・バルジャンの吉原光夫さん! 笑っちゃったの、ごめん。



元劇団四季のー。『夢から醒めた夢』で暴走族役なのを観ました。シンバなどもされてたんですよね・・・非常に濃かった印象が。熱血バルジャンの予感。



嬉しいのは、阿部よしつぐさんがアンジョルラス。あのスコーンと抜けていく気持ちのよい声が響くと思うと、楽しみです。



ジャベ役のKENTAROさん、お声は真っ直ぐで男らしい。彼らしいジャベが表現されますように。ジャベ役は全体的に動きがよいメンバーね。うんうん。



ファンテーヌ、エポから二人も移籍。新妻聖子&知念里奈。わりと良さそうだな。二人とも舞台上で息絶えること数限りない経験があるのだし・・・。



帝劇100周年のスペシャル・キャストはこってり濃厚メンバーっすね。行けたら嬉しいけど、こりゃ厳しいなぁ! 特に石川禅アンジョ&岡幸二郎マリウスは・・・・垂涎もの。



鳳蘭さんがマダム・テナルディエってのも、空前絶後のこってり豪華ですしねー。



2010/07/22

『キャンディード』 2 おしりが半分ない人、素敵

阿知波さんは「老女」役・・・正確には「おしりが半分の老女
こんなにヒドイ目に遭った人はいない! でも元気にしてるところが、魅力です。



たくましさで生き抜くっていうよりも、何もかもを失っていても、生きることだけは手放したくない根源的な欲望が勝っている人物でした。生きるのに意味なんかないよっていう見本ですね。



バングロス先生がちまちま意味を見出そうとしてる横で、ともかく生きること以上も以下もない、生きることを疑わない姿は清清しい、そしてとてもステキ。
女性のたくましさを見てるようで、好きなキャラでしたー。



その気になればいいのよ~♪ スペインに逃れて、溶け込むたけに歌う場面、楽しそうでした。オトナ的余裕があって、舞台が落ち着くんですよね。



村井さん、渋し。
先輩格お二人目。これまた・・・汚い格好で! 『ベガーズオペラ』を思い出す。



掃除夫をしている現実主義者、渋い。実体験が人生哲学になっている人物、たまにズルそうなところも、オ・ト・ナ。



実は1番気に入ったかも、マキシミリアン・坂元健児
あれー、あれー。すっごく似合ってました! 男好きな元領主の息子。いやーん。



ゲイの道に開眼した流れなど、国を追われてから今までを語る場面、可笑しくて可笑しくてムフムフ笑いっぱなしでしたー。
こういう才能もあったのですね!サカケンさん。鍛えているからこそ、妙に似合ってしまうのもツボです。



「完全に日本人」カカンボ・駒田一
外さないわね・・・駒田さん。恐ろしい子よ!


唐突に出会った感、そしていつの間に忠実な僕に?? カカンボとキャンディードの結びつきがどうして成立したのか、分からないままでした。


いろいろ分かってそうなのに、どうしてキャンディードに尽くしてるのか不思議でした。どうしてだったのかしら?


亜門版では坂元健児がやってて、この時はそんなに違和感は感じた記憶はないのです。きっと駒田カカンボが、理性的で落ち着いた雰囲気があるからではないかと推測。


クネゴンデ・新妻聖子。
ひたすらキイが高いので、大変な役だったかと思います。きれいなもの、キラキラしたものが好きなお姫様なクネゴンデが、生きるために娼婦にもなります。


恥ずかしさと、生きるためよ!という二つの気持ちが混ざり合うGlitter And Be Gay♪ 身もフタもない内容を、美しく軽やかに歌うところに、凄みが出る歌なのかな?と予想してたのですが、聖子ちゃんはわりとまじめに歌っていたので・・・


身をやつしても、恥ずかしいと歌っていても、可憐な感じでしたね。


私の印象なんですが、新妻さんは役を自分のものにするまで、けっこう時間がかかるタイプかなと。しかし、一段上がったとき、すごく深く表現してくれていると思ってます。
再演でもう一度出来たら、きっともっと豊かに表現できそう。


大選手になればー、自慢

昨日はファイターズvs.マリーンズ@札幌ドーム。ビール半額だったのでレッツゴーです。



12-6で勝ったのもよかったんですが、中田翔のプロ1号本塁打が見れたのがよかったです。パカーっと早い弾のままレフトスタンドへ。



ファイターズの中心選手になっていってくれれば、私は「1号見たもんねー」と自慢したいわ。ヒーローインタビューのアナウンスがある前からナカタコール、また頑張ってよ~100720 こちら、マスコットのB☆Bを上から写してみました。上から見るモヒカンって・・・・イケてないものですねぇ



2010/07/20

『キャンディード』 1

6/26夜 帝国劇場B席



ヴォルテール&バングロス/市村正親 キャンディード/井上芳雄
クネゴンデ/新妻聖子 マキシミリアン/坂元健児 
マーティン/村井国夫 老女/阿知波悟美 
ヴァンデルデンデュール/安崎求 パケット/須藤香菜
カカンボ/駒田一



天井が近い席から観劇、照明がよく見えますが、衣装の細部などは全然分かりません。近くで見たら印象違ったかな。あと、1階通路を使った演出時は、寂しい疎外感がー。モニターとかあるといいのにね。



前にテレビで見た宮本亜門版のものと、印象が違って面白いもんでした。亜門版は、みな普通じゃない!ってキャラのままラストまで。そしてラストの山に向かうあたりの演出もけっこう違うものなんですねー。



ジョン・ケアード版のこちら、普通の人間が困難に巻き込まれていくなかでの成長、といった趣。
バングロス先生の教えを無邪気に信じていた亜門版のアッキー・中川晃教キャンディードに比べ、井上くん演じるキャンディードはもっと自分の体験と頭で世界を見ているようでした。





■箱庭、寓話
舞台装置はいたってシンプル。オープニング曲に合わせて床に置かれていた大きなリンク画天井に向かって上昇。少し斜めになって、天のように。床には同じ大きさのリンクがもうひとつあって、それが世界の枠みたい。


キャンディードたちはこの輪のなかで、さまざまな困難に出会っていきます。棺おけサイズから手箱サイズの木箱がいくつか出てきて、それがテーブルや金庫や段に見立てられて使われてました。


と言うわけで、全体的に箱庭のなかの出来事風な演出です。


あと羊! あのメエエエ!の名演技は和みますネェェ~ これもまた、寓話っぽさの一部です。


■みんな大変なの!
見ていると、登場人物のそれぞれが大変な目に遭います。すべて最善のための・・・というバングロス先生こそ、気づけばいいのにって感じ。これだから頭でっかちな学者は、などと思っていると、先生も大変なことに


自分のしたいようにしてるのが1番幸せだよねー。それを実現してるのが実はバングロス先生だったりして。


■井上キャンディード
歌いまくるミュージカルでもなく、かといってセリフばかりでもなく、セリフのような歌もあれば、オペラ歌手のような歌も。いろんな歌が散りばめられてます。


井上くんは、歌い上げるよりも物語の展開に翻弄されていく役どころなので、「歌声」はちょっと物足りない気分でしたー。ただ、相手役との掛け合いや間の取り方、セリフ、どれもまたまた力をつけているなぁ! 


クネゴンデを一生懸命探す姿には、じーんとしちゃいました。どんな状況でも最善を尽くす姿勢、というのがキャンディードのよいところ。しかも皆がよくなるように判断するってスゴイね。


2010/07/19

『クリエ ミュージカルコンサート』6/26-13 逃れられない~

『影を逃れて』



ずらすらっと並んだ皆様。中央の階段の上ではパトリックがドイツ語で高音をぶっ放しており、その下では祐一郎はじめ一路さん涼風さんらが。



朦朧としかけているなかで、祐一郎さんはお口が少ししか動かないのに、あの声量って・・・とか、涼風さんもこんなにほっそりしているのに!などと思い返していたような。



段上でAh~♪っとものすごい高音を出してるパトリックが、ヴォルフガング以外の何かにも見えます。こんなにでかいヴォルフってイメージと違う~ でも声はいいわ~



この盛り上がる曲、ラストのAh~♪で痺れまくり。じいいん。



終わっちゃうんだ・・・(寂しいけれど)ありがとうありがとう! 拍手喝采で、楽しいコンサートは終幕しました。
満足気なパトリックが面白かったです。一体どんなキャラなのやら。そして、サブリナちゃんのあまりの素晴らしい歌声に出会えたことも感謝ですね。ステキだったー。



豪華でハイカロリーだったヨ。しばらく観劇ないけれど、生きて行けるわ!



文字通りふらつきながら、プログラムを購入しました。で、すでに数回見ていたお友達が迎えに来てくれたので、スゴイねスゴイよねと言いながらカフェへ。
そこで我らが祐一郎さんの不思議メッセージも拝読し、やっぱりこの人、へん!(とても褒めていますよー。)と盛り上がってました。



そして、ものすごくコーフンしたまま帝国劇場へ向かったのでした。こちらもなかなか楽しいひととき。





2010/07/16

さんのすけ☆てぬぐい

100714柳家三之助さんの手ぬぐい。先日の落語会で買いました。飛行機好きらしく、オシャレーなデザインです☆



昨日は夜勤で、こってりな内容でぐったりでした。クリコンのメモが終わったら、次はキャンディードも書きたいんだけど。レベッカは温め中、温めすぎねー。あっという間にエリザの幕が開きそうだ。



いま突然にThe Who祭り。アルバム『Tommy』は好きだったんですけど、他のアルバムもヘビロテです。
通勤中のウォークマンでは、さらにQueenのフレディが叫び、コステロがねちねちステキなラブソングを。あ、たまにBilly Joel、Ben Folds、とWeezerがキュートに歌ってます。



・・・生まれる時代を間違えた気が。90年代以降で骨に沁みる音楽、なかなか見つからない。



2010/07/14

『クリエ ミュージカルコンサート』6/26-12 ものぐるいだそうですよ

普通のカッコしてると、歌声だけが非常に際立って、もう!もう! 本当はキャー!!っと叫びたい気分でした。しませんが。



これで死んでも悔いはなし・・・ありがたや!と天に手を合わせかけたわ。



で、こんなスンゴイ歌を歌った直後の祐一郎さんを、武岡さんは引き止めなくちゃならないんです・・・ちょっとお互い気の毒な進行じゃなかろうか。



俺はやったぜ、と気分よく舞台を去りたいだろう祐一郎さん。を、あの、ちょっと・・・と引き止めます。微妙に、まだ普通の世界に戻りきってませんね。



武岡「ここまでで思い当たったことなどありますか
祐一郎「いや・・・あの・・・ いろいろありすぎて・・・ ランチの時間がね・・・



ざっくりとした質問、うーん答えにくいよと思った答えが・・・ え? ランチ? いま3時くらいだよ? 夜の部の前がランチなの? 



祐一郎「ほんっとに、ありがとうございました・・・(ささやき気味)
と、立ち去ろうとする祐一郎。場内からは「ええ・・っ(これで終わり?)」なざわつき。
武岡さん、頑張ってさらに引きとめます。



祐一郎「クンツェ&リーヴァイの・・・4作品が僕の10年間だったんだなと思って・・・
言われてみたら、ほとんどそうなんですねー。ここらで『オペラ座の怪人2』どうですか・・・ふふふ。


物狂いになって・・・ このあいだ伝統芸能の方とお話して・・・
話の流れとしては、このコンビの作品で10年間物狂いのように邁進したぞ、ということか。と思います。
けれど、いきなりの、伝統芸能。その方の口真似しながら話していたのですが、とても女性的で柔らかな物言いでした。どなたなんでしょう? 


『大丈夫、あなた前から中がないから/ちょうどいいのよ』
ああそうなんだ。
『こういう、当り狂言のときは空っぽがいいのよ』
でも、僕の場合は・・・
(といいかけたら)
もともと中がないから大丈夫よー、とね


狂言?と分かったような、分からない話だ・・・と思ったら
ありがとうございました!」と唐突に挨拶なさってから立ち去りました。


後にはぽかーんとしてる武岡さんと、われわれが残されたのであった。
武岡さん「私には分かりませんでしたが・・・」の正直コメントがナイスです。


※↑コーフンしながらメモってたので、間違いがあるかもしれませんけどー。雰囲気を汲み取ってくださるとありがたいです


ちなみにー、
当り狂言」とは、
評判がよく入りの多い芝居。


物狂い」とは、
1、何かの原因で正常な判断ができなくなること、乱心。
2、神の乗り移った者。
3、能楽で、悲嘆のあまり心の平常さを失って舞い歌いなどする人物、また、その芸。
(『広辞苑』より)


だそうです。


ぴったりだわー。つまり「評判のよい作品に神が乗り移った祐一郎が10年間出演してたよ」ってことか。あ、乱暴にまとめてしまったけれど、祐一郎さんの本心は自慢じゃなかったと思います、もちろんね。


それだけ、この作詞作曲家コンビとのお仕事で、自分の10年間が彩られていたなと思い返してらしたのだと思いました。


歌でも呆気にとられ、トークでも異世界の住民であることを披露してくれた祐一郎。ありがとう! 
私のハート、いや細胞ひとつひとつにまで「祐一郎LOVE」と刻まれてしまったと確信しました。


2010/07/13

『クリエ ミュージカルコンサート』6/26-11 セ・・・セクシスィ~

『私だけに』
久しぶりの一路さんによるこの曲。何だか時間が戻るわ~ ウッチートートも一緒に思い出して、懐かしかったです。



一本気で不器用そうな一路シシィも、久々に聴くと良かったな。大人っぽさ(色気はそんなにないけれど)と、意地っ張りな感じが魅力でしょうか。



たっぷり気味に歌い上げた一路さん、続いては祐一郎再び。 まだ歌ってくれるなんて贅沢すぎよーっ



『最後のダンス』
スーツの祐一郎がすっきりした表情(コレといった意味はなさそうな冷静な表情)で登場。



ドラマティックで印象深いですよねー、『エリザベート』の世界は。つくづく思いました。衣装なくても、歌詞とメロディだけで、十分スゴイ。



そして、あの色っぽい冒頭の音がタラララ~ン♪ 目の前の祐一郎の姿とのギャップに、まだ慣れずにいるとこへ、ささやきトートで攻めて来ましたー。



意外と動いてないのが不思議。ってことは、公演中に動くのは・・・演出ってことでいいのか?(違うような気がするけれど)



あなたの愛をめぐって~♪ ささやきで歌いながら、何となく楽しそうな雰囲気の祐一郎。全体的に幸せそうな感じです。それ見てる私もさらに高揚感がー。



うーん、かなり楽しそうです、完全に自分のペースで歌っているからでしょうか。お客様の目がきらめいているからでしょうか(確実に私の目はきらきらと!)


あ、ここで「嘘よ!」って合いの手が入らないのは寂しいなぁ 袖で、一路さん言ってそうな気がするんだけどな。


サビの「最後のダンスは俺のもの~ お前は俺と踊るさぁ~だめぇ~♪


タメも、音量も、たっぷり、たっぷりでしたよ! 


さらに、何だかくねくねしてるのー。表情も、歌も。AhAhAh~♪のところなんかも、地響きかしらという迫力があって、そのくせ色っぽいのー。暴力的な色気というか、俺様的な魅力を振りまいておられました。


凄いわー、やっぱり凄いわ。歌い始めると、この世のものじゃないものを表出しちゃうのよね。
『レベッカ』で、トレンチを着こなすようになって嬉しかったのだけど、こういう異形のパワーを出してしまうアナタが好きだわー。好きっていうか・・・どこまでも付いていくわ~♪


最後に勝つのはこの俺さぁあ~♪


ラストの「おおお、れええ、さぁぁああ~♪」にいたっては、耳の奥がびりびりと痺れて、空気薄いような。


美しいだけじゃないのよ。なんとも言えない悪魔の呼び声かもしれないっていう禁断の震えを起こすのよ。


ラブ。祐一郎。


2010/07/12

『クリエ ミュージカルコンサート』6/26-10 熱く見つめあい

ダンヴァースさんたちの迫力に圧倒されて、実は一息つきたかったところでした。なのに、レベッカー♪と熱くなった舞台には、そのまま切ない闇広の音楽が流れてきた。



ひいい、息つかせてー。



『闇が広がる』
そもそも妄想刺激されがちな作品ですが、ここはそんなエリザの中でも盛り上がる曲。



ルドルフを石川禅さん、禅さん・・・・! 皇太子役、本公演中でも若き日のフランツを、マジカルメイクと魅惑ボイスで無理なく演じられているので、出来るよねとは思っておりました。
どういう風にルドルフを歌ってくれるのか、楽しみだったのです。



情熱的なルドルフでしたー。一途で真面目で、熱い。



ちなみに、禅さんは艶黒ジャケットで登場。祐一郎は先ほどからの濃いめグレイのスーツ。二人とも衣装替えはなし。



長い沈黙の時は終わったのさ 君は思い出す・・・



友達を忘れはしない 僕は今 不安で壊れそうだ



側にいてやろうぅ~♪



あー、禅さん、爽やか王子じゃなく、ダウンしかけの切ない歌声でした!こっちか!
(若いトーンで歌ってらっしゃったけど、子どもを亡くしたルイ王の嘆き声に近いかな? )


コンサートでも、こうやって「皇太子」としてのキャラを失わないのって、素晴らしいですね。
自分の歌として歌うことも出来るんだと思いますが、相手がトートの祐一郎のままってことで、合わせたのでしょう。気配りよねー。そして上手い。うますぎるー。


禅さんったら、ルドでも行けます。わお。


そのトート祐一郎といえば、遠慮なくドカーンと声を放っています。公演であるようなルドルフとぐるぐる動く演出はないものの、


二人は熱く見つめ合ってましたー! 
やーん。いま禅ルドの目には祐一郎しか、祐一郎トートには禅ルドしか、入ってない~ やーん。


立ち上がれよ 王座に座るんだー!
王座!


はふー。のりのりですよ、祐一郎さま。余裕で飛ばしてくれちゃって、この小さな劇場が震えてますっ
私の心もブルブル震え、ひれ伏す勢いでした・・・・来れてよかった、生きててよかったよう。




2010/07/10

『クリエ ミュージカルコンサート』6/26-9 Wダンヴァース、恐怖。そしてまた気絶しかけ

熱唱のサブリナ&パトリックへ拍手を送った後、武岡さんからサブリナ情報♪が。この日は



日本に来て、すごいなって思ったことは?の答え。
吸入器(加湿器って言ったかも・・・)を買いに出かけたら、日本のレインブーツがカラフルなのにびっくり。帰るときまでに買いたい。ドイツはグレーと茶しかない!
しかも吸入器は、ドイツ価格の1/3で買えるそうです。ドイツ・・・消費税とか?



グレーと茶しか、ってあたりが本当かもしれないと思う、私のドイツ観。たぶんすごく偏ってますねぇ



『レベッカⅠ』
シルビアさん。さっきまでの優しげなアニエスはどこへ? まゆもキリリとして、怖い人になってしまいました。
このコンサートの直前まで公演してただけあって、いきなり本公演度は高いです。全部、自分の歌って感じで。



迷いなく、ガツーン!とぶっとばして下さいましたぁ スゴイけど、けど、コワイわ・・・



あ、波の音が流れてます。サービスいいね。



『何者にも負けない』
今度は涼風さん。これまた、さっきまでの姫はどこへ~ この日、1番歌う曲のキイが変化してたのは、涼風さんだったでしょうねー。



こんなに細いのに、どうしてこんなにドスの効いた声で響かせられるんですか! さらに、低音で歌いながら色気もにじみでるというスゴ技。変幻自在のお声ですね・・・



『レベッカが歌う』
続けてWキャストの歌を聞くだなんてこと、有り得ない経験で面白かったのです。2公演分けてみるよりも、さらにお二人の違いをくっきり感じることが出来ましたよー!



好みから言うと、シルビアD夫人のほうが私は好きなタイプではありました。それに気づいたのも、Wキャストになったからと言えます。


あと、本公演時は全然気づいてなかったんですが、涼風さんがとても女っぽいD夫人と思うのは、髪形のせいも少しありそう。ウェーブがかかっていて、緩く編んでまとめている形なんですねー。
シルビアさんはひっつめ形なので、そのあたりから、きちんと表現を変えてたんだなぁと今更の気づきでした・・・・面白かった。


ここは、先に涼風さんが歌いだし、途中からシルビアさんが再登場して歌う演出でした。不思議な光景すぎて、笑ってしまいそうでしたー。
二人とも怖い顔して同じ衣装着て歌ってるので、ついに分身の術でイッヒを追い詰めるのかーと妄想スイッチオンでしたヨ。


そして、面白がっているところへ間髪入れずに閣下が!トート閣下が禅さんルドと闇広を!


山口祐一郎さんです!」って紹介されて歌いたくなかったに違いない。だけど、こちらの身にもなっていただきたい・・・・いつも予告なしにドカーンと歌われたら、そのたびに衝撃がー。


あ、トート閣下が並んで歌うのも<笑劇>だろうな・・・ 出来れば歴代トートを並べたい。ウッチー、武田くんも参加で。


2010/07/09

『クリエ ミュージカルコンサート』6/26-8 こんなに聞かせる曲になるのね

『星から降る金』
サブリナさん。落ち着いた赤系のロングドレス(編み模様とチュールが重なったような、面白いデザインでした)。ちゃんと靴も履いてます。



日本だと、男爵夫人ということで落ち着いた母性的だったり、人生の先輩のような雰囲気で歌われてますがー、若々しい主張にあふれた雰囲気で。



で、で、この曲のラストって「険しい道を越えて 旅に出る~♪」高音なんですけれども。



そこをさらにAhhh~!とロングトーン、しかも美声! 
この曲がこんなに聞き応えあったなんて!物語から離れて、ひとつの曲として聴いた感じでした。曲の盛り上がりにつれ、サブリナさんの動きも大きく、激しくなり。全くドイツ語わからなくても、日本語訳詩を知らなくっても、引き込まれるに違いない。



『僕こそ音楽』
パトリック・・・・ヴォルフガングを意識したのね、上下赤いスーツ、白シャツ。王子スタイルですが、何せ身体がぶ厚い方なので、サンタさんにもなれそう。ゴメン、まずぷっと笑ってしまったの、でも可愛い。



アハ!とか入れたり、階段を平均台のように見立てて歩いたり、オケのおじさまにアピールしたり(別の日は女性にアピールしてたらしいですね、この日はおじさま)、お茶目ヴォルフで歌ってくれました。



歌の表現力に関しては、これからもっと伸びて欲しいと思います。サブリナが良すぎるんだと思うけど、ね。声はけっこう爽やか王子系、主役声といいますか。


Ich bin musik! 彼も、サブリナに負けずラストの高音をロングトーンでまとめましたぁ お、いい声。


『愛していれば分かり合える』
なんじゃ、この大人びたコンスは! しかもラブに溢れてるわ! いいわいいわー。アイドル枠かのような日本のコンスタンツェ役に、良いお手本となるように・・・お祈り。
もう少し、大人っぽい雰囲気を出してもいいんだなって思いましたよー。


体はとても大きいが、パトリックヴォルフはピュア~な雰囲気。お互いに跪いて見つめ合って歌ってくれました。ドイツ語圏ではこういう演出なのかな?


日本の『M!』では、私の場合ですが・・・歌を聴くというよりヴォルフの成長物語としてみてることが多かった。なので前回の井上芳雄くんの大成長は、とても驚いて、歌のうまさ(歌で感激しちゃう)でも、楽しめるようになったよーと思ってました。


サブリナさんならば、歌でバシッと聴かせられんですね・・・・ステキ。


またも拍手喝采で、『M!』のパートは終了~ 拍手に応えて何度もパトリックが舞台に戻るという遊びをしてました。彼、可愛いのがアピールポイントなのか。


それにしても、サブリナー。スゴイよー。マイハート鷲掴みですよ。ドイツ行っちゃう?って本気で思いますもの。観てみたいなぁぁ


2010/07/07

『クリエ ミュージカルコンサート』6/26-7 虜にして離さない・・・

<モーツァルト!>から



『モーツァルト!モーツァルト!』
おー、音楽が流れずアンサンブルさんたちの声だけの、冒頭に入る「モーツァルト!モーツァルト!
こんなにハッキリ聴こえたのが初めてだったので、ぞくっとしました。ここは地獄から呼ばれているような恐怖もありますよね。



アンサンブルさんたちは、皆さん黒ドレス、黒スーツ。選ぶ衣装にも個性がちらり。



それから、涼風さん(ヴァルトシュテッテン男爵夫人)は淡いピンクのドレス、ストレートのラインで胸の高い位置に大きなリボン、いやーんすっごく可愛い~
痛みとかなしみ~♪」が切なくて好きですが、マリーの時と違う声なのがねー。どうなってるんですか。しかもこの後、ダンヴァース歌ったし・・・尊敬です。



祐一郎(コロレド大司教)は特にお着替えなし。
上手からゆっくり途中から入って来たんですが、近づいてくるだけで大きな存在感がぐいぐいっと。別に誰かの前に出ようってわけじゃないのに、そこだけ異世界のよう。溶け込んでいるような、飛び出してくるような。



人を虜にして離さない・・・♪ってアナタのことだわ、祐一郎!



『M!』早く観たくなってきたーっ うぉぉ



『神よ、何故許される』
祐一郎だけ舞台に残り、ズジャジャジャダーンダーン!とあのメロディが・・・ 武岡さんは来ないんだね・・・(去ったあとの曲だしなぁ)


音楽の魔術に 神の摂理が 
敗北認めるの


かぁぁぁぁあああ~~何故敵わないのか~♪


↑たしかー、後半のここ、すごく伸ばしてたのです。ぉおおおお~!て。コブシのような? 大サービス。
厳しく悔しさと恍惚さを混在させた表情で、どんどん盛り上がっていきましたー。


私を惑わす無礼で傲慢うぬぼれ愚かな男が 
つくりっ だっ すっ!!


・・・・・・静寂・・・・・・
(当然、マイクを持っていない左手は、ぎゅーっと高い位置で握られてます。お怒りだわぁ)


な、長いタメ。ためすぎよー!いやーん!死ぬー!


おーんがーくーのー


まぁー じゅうぅー


つうううう!!!


うはあ・・・・凄かった。そして閣下は大満足らしい足取りで颯爽と舞台から去っていかれたのでした。またもや放心。
もう今日は私の小さな心はすっかり骨抜きにされた。いや、骨すらもなく、全身入れ替えしてもらったようなー、ゴージャス体験に言葉もない。


書いてて思いますが、もし舞台で祐一郎をまだ観てない方がいたら(きっといる・・・)、ぜひぜひ聴いてほしい。大声出してるだけみたいに感じるかもしれませんが・・・違うのー、違うんですよ。上手下手だけでもないんですよ、唯一無二なのです。好き嫌いはあるでしょう。でも、ぜひ生で聴いてみて欲しい。


さらに、サブリナ&パトリックが登場。これまた素晴らしかった。


『クリエ ミュージカルコンサート』6/26-6 なーし!

今さんの腕を見たのは初めてだよ・・・感激(ぴちぴちTシャツだったのー)。鍛えておられます。衣装だと、このあたりは分からないものですねー。



『ミルク』
容赦なく私を死にそうな目に遭わせ続けるクリコンですが、期待してたうちのひとつ「ミルク」の音楽が鳴ったときは、キャッホー!と万歳しそうでした。あ、良い子なのでじっと拝見してましたヨ。



在庫なぁーし!



おー、すっごく偉そう、いやらしーく言い放ちましたねー。高嶋兄ルキはすまなさそうな、でも腹の底ではバカにしてそうなルキですけれど、今ルキは思いっきり小馬鹿にしてました。



ミルクはどこに行ったぁ? あるところにはあーるさ!
そうぉ! しんじいっつだぁぁ~



終始、ねちっこくパワフルに歌ってくれました。踊らなかったのは少々残念ですが、他の歌でも踊らなかったからね・・・
今ルキ、もありです~



今さん、脂がのっている季節到来です。これからの活躍を見逃してはもったいない。



『夜のボート』
一路シシィと石川禅陛下。もうっ 禅さんの担当は報われない男の歌ばっかりー。恋が成就するあまーいラブソングなども歌ってほしい・・・振られてばっかりじゃ寂しいので。



ふたつのゴールよ、とコンサートでも目を合わせてもらえませんでしたー。がーん。



一路さんはボルドーのドレスに黒のショールを肩にかけて。禅さんは艶感のあるダークカラーのジャケット。お二人ともステキなのに、動きがお年寄り・・・ぷぷ。
若い感じで歌っても面白いところと思ったのですが、本公演時並の完成度で披露でした。一路さんのコーフンも静まったらしく、とても声が伸びやかに。



なんかもう、また陛下も、シシィも気の毒で目がじわーんとしちゃうのよね。



ここで、武岡さんから、指揮の西野淳さんとオケの紹介。



あれ、西野さん1部ではタキシードだったような。しかし今はTシャツ。オケピから見える西野さん、軽快に動いてらっしゃるのは知っていたのですが、まさか足も同じくらい動いていたというのは気づきませんでした。全身で指揮なさってますー。



つづいて、『モーツァルト!』の略紹介へ。ご存知のように「神よ、何故許される」です・・・またまた、魂取られました・・・はー。





2010/07/06

『クリエ ミュージカルコンサート』6/26-5 ひゃああ

幕間に、友人に「死にそう・・・」とメールしたら、そんなんじゃ2幕は持たないよ!と叱咤激励されてました。彼女のいうことは本当でした。



スーツ姿で熱唱の祐一郎を拝見。
感激しすぎて、両頬に両手を当てて(あ、ムンクの「叫び」と思ってくだされ)見ちゃってたもんね。←しかも無意識だったの、恐ろしい。乙女っていうよりあの子大丈夫かな?って感じだわ。
何てマヌケな格好を!と気づいて手を下ろしましたが、それくらい激しく感激したということをお伝えできればー。



Act2 司会は、武岡淳一さん。



びしっとタキシードを着て登場。自己紹介と、東宝から出演依頼があったときに「何の歌を歌うのか?」アルコ伯爵@『M!』!の「乱入です!」くらいしかないのになと思ってドキドキしてたら、司会だった・・・と。祐一郎さんとお手洗いの掛け合いしてくれてもいいけどね~



まず紹介したのが、一路真輝さん。「われらがディーバ!」と。 うーんディーバか・・・



『夢とうつつの狭間に』
気合が入りすぎて、やや激しすぎた熱唱ですが、その気合は受け取った!



だけど、さすがだなぁと思ったのは、登場して歌いだすまでの立ち姿ですね。とても美しい。おおー。宝塚トップの実力ってこういうことかと。
ドレスは暗めなボルドーに光の加減で黒っぽくも見えるもの。アダルトな印象。





歌い終わった一路さん、うひゃひゃとテンション高くて驚きました。緊張してらっしゃった? 客席よりも武岡さんの顔ばっかり見て、笑ってました(ご本人曰く、緊張すると笑ってしまうらしい)。


次は、山口祐一郎さんとの・・・云々と曲紹介。


下手から、キタ! ギャーーッ 


わ、スーツ!普通の!(スーツはやや暗めのグレイ、地にストライプの織り。中のシャツとチーフは紫色。ただし艶感はなし) 
でもメイクが、メイクが安全地帯みたいな感じだわ!どうしてこのメイク・・・ああ、歌が始まっちゃう!


『私が踊るとき』
勝ったのね!の一声を聴くだけで、身震い。何度も聴いているこの曲、でも聴くたびに新鮮な気持ちでどっぷり楽しめちゃうんですよねー。
浪花節まで入ってるようなメロディ、男女のデュエットで、同じ旋律、同じ歌詞を歌うのに、全く反対を見て「わたしが!」と主張し合う面白さ。


微動だにしない祐一郎のマイクを持つ右手に感心。こんなにドカーンと歌ってくれているのに、どうしてブレないのかしら? やっぱりカラクリ式祐一郎は人間とは違うのね・・・素晴らしいわ。
ちなみに、マイクのない左手はまっすぐ下に下ろしたところからスタート。前川清みたいな感じよ。徐々に乗ってきたら、左手もゆったり動いてました。


一路さんがステキドレスで、シシィの姿も髣髴とさせる外見なのに対し、祐一郎はこのまま銀座を歩ける格好だというのに、二人が並んでも全然おかしくないの。


歌い始めた途端に、それはトート閣下そのままでした。こ、この人に衣装ってそんなに関係なかったんだ・・・と新発見。まさに、文句なく帝王。
普通の格好だからこそ・・・か、舞台の上では誰にも代われない唯一の存在感を放っていたのでした。


チラッとシシィを見る目で、私はもう死亡どころか天国に飛んで行ったわ。なにそれ、反則。ああもう、好きになって良かった、飛行機代も元取れた、来れてよかったよう~


飛ぶがいい、カモメ・・・ 
俺だけが 自由を与えることが出来る
どんなに強く拒んでみせても いつか俺を求める 
手を取って俺と踊るんだ


お前には俺が必要なんだ・・・


私に歌ってるんじゃないけど、一語一語が胸に飛び込んで来たなぁ そうよ、あなたが必要! 拒むなんて無理!やーん。


あ、一幕よりも、デュエットのお相手がいるせいか楽しそうに見えましたね。一路さんの声も、緊張が治まったようで、のびやかに。このシシィも、やっぱり良かったなぁと思い返してました。
心持ち、一路さんに祐一郎が合わせている雰囲気があって、それもまた久しぶりに歌う一路さんへの思いやりですね。


歌い終わって、祐兄さんと一路さんは、右手同士をぐっと組み合わせて「やったな!」とエールを送りあってました。うう、優しいな祐一郎さん。
場内も大拍手です。


と、これで私はもう大満足でござる、と思っているところへ・・・『ミルク』の音楽。そして嫌味全開な「ざいこなぁし!」と叫ぶ今さんが登場。
これ以上見ると、呼吸が危ないんですけど・・・


2010/07/05

『クリエ ミュージカルコンサート』6/26-4 サブリナ~っ

次々に名曲、そして素晴らしい俳優さんたちが登場して、直前では祐一郎が「まぼろしか!」と盛大に叫んで・・・すっかり放心状態のところへ。



お楽しみいただいてますでしょうか? と、山路さんボーマルシェが。



ええ、それはもう!大満足でございますとも! な客席からの拍手。



『MA』のドイツ語版での修正部分についてお話です。
まず、さっきの「ILLUSION」がドイツ語版では冒頭に配置なおされたこと、それからラストに曲が追加され、マルグリットとフェルセンとコーラスによる、ミサ曲のような祈りの曲でMAを送る演出になった、云々。



そして、このために来日した
サブリナ・ヴェッカリン(sabrina weckerlin 公式)、
パトリック・シュタンケ(patrick stanke公式



のお二人の歌う曲を紹介してくれました。うーん、山路さん、司会もテンポよくていいよねー。



『100万のキャンドル(ドイツ語)』
すすっと下手から入ってきたサブリナさん。あ、裸足・・・ と思っていたら、さっと床に寝転がって音楽が鳴り出すのを待ってます。



最初は寝た状態から歌い始めるんですね。また別の方の顔が(鈴木綜馬さん@オルレアン公)浮かぶ・・・。



わぁあ、歌い出しから、この声って! まっすぐ熱いものが籠められているのが伝わります。もしも、日本語訳が分からない状態でも、何かが揺さぶられるに違いない、そんな声です。
静かな歌いだし、徐々に上がっていく感情とともに歌声も大きく広がっていく曲なんですがー。



感動。この子スゴイ・・・。祐一郎のことで頭がいっぱいで、このゲストについては全く準備なく拝見したんですが、出会えてよかった!という瞬間でした。



※パトリックのHP、彼の歌声が聴けるんですけどー。オルレアン公の歌も聴けますぅ すごく観て見たいワ。





『流れ星のかなた(英語)』
アニエスはシルビアさん。シルビアさんの黒いドレス素敵だったなぁ シンプルで、腰のあたりにゆとりがあって、エレガントでもあり。ヒールの高い靴でした。


優しく少しお姉さん的で包みこむようなアニエスの歌声に、きらきらしたサブリナさんの声が重なって、麗しいお二人~ いいわ~


『心の声(英語)』
市民を導くきっかけになる歌、未来を見て、自分の手で変えようとする決意の歌。


とても歌が上手なのだけど、それ以上に感情の発露がストレートであっという間に彼女のつくる世界に引き込まれていきます。高音も低音も、無理なく響いていて、素晴らしいですねー。


指揮の西野さん、オケのみなさんも、サブリナさんのリズムと一緒に鳴っているよう。


この曲のラスト、力強い高音部が鳴りますが、オケの音の真ん中から、彼女の声が天に昇っていきました。すっごい拍手が起こりましたヨ。感激だわ。


『苦しみの彼方に(ドイツ語)』
噂の変更されたラスト演出で歌われる曲。静かな曲でした。最後はフライ?って言ってるのかな・・・・ フワ~くらいに聞こえたんですが。


・・・で、初めて聴く曲のことよりも、私はパトリックさんに釘付けでござった。
チラシの写真のイメージより、とても・・・とても大きい! 大きいっていうか、分厚い。ディカプリオみたいなお髭なんですけど、もう、その大きさ(厚さ)が気になって仕方なかったわー。だって、フェルセンですよね?


いろんなフェルセンがいるのねと思いながら、声にも集中。うん、爽やかな声です。


おお、これならまた『MA』再演してもいいかもねと思います。どん底なギロチンの風景に人間の残酷さが際立つラストの歌、という帝劇版は帰り道もどん底気分に落としてくれてましたが、こちらなら救われそう。


あっという間に1部終わり。山路さんから、「20分間の休憩」の案内ー。


ハーーッ よろよろ・・・全て持ってかれたわー。


2010/07/04

『クリエ ミュージカルコンサート』6/26-3 本公演見てる気がしてきたILLUSION

『お望み叶えて』
キレイなお姉さまたちが登場するなんてー。嬉しい! ミュージカルに欠かせない(・・・よね)お色気です。羨ましい美脚が目の前にずらりと。



鈴木結加里さんのラパン夫人良かったです。パンチ効いてて威勢が良くて気持ちいい~ようこそ、パラダイスへって仰ったので、別のパラダァーイス♪withTバックまで思い出しながら楽しみました。



『神は愛してくださる』
この日はシルビア・グラブ。D夫人のお衣装とパッと見が似ているので笑えます。あの炎に巻かれたあと、救出されて改心したのだわ・・・とか思ってました。え、ちがーう。



眉が優しいラインで、表情も優しくて。そして、声もとてもとても優しくてステキ。シルビアさんもぐぐっと表現力の幅が広がりました。



『愛したことだけが』
女性が続きます。涼風さんのマリー。ピンクから、ボルドーに黒が混じった色の衣装に変わりました。



曲順が、本公演で考えるとものすごーーーく飛んだので、心の中の時間もエイエイっと進めてアンテナ合わせました。



後ろから(紗の幕はないですね)哀しげに、強く歌う今フェルセンの声が重なります。美声~!涙。いきなり出てきて、こんな風に場を作ってしまうのって凄いわ。ほとんど本公演見ている気分です。
公演後半には、感情移入しちゃうマリーになっていったんだった。



『もしも鍛冶屋なら』
陛下~ また寂しい曲をお歌いになるのね。お一人で出てきて、子どもたちはいないのに、まるで目の前に居るかのような動きで語りかけるように歌います。居ないのに居るようにするので、余計に切なさ満点になっておりました。


愛するお前たちこの手で守れたなら・・・ へいかーっ


角度のせいなのか分かりませんが、2列目から見上げていると俳優さんたちの目にライトがキラっと入って、ものすごくうるうるした目に見えます。感情が高ぶっていっているのかも。そんな全身全霊で歌われたら、泣くしかないでしょー。


『みんな狂っている』
神に感謝だ! ←名言だよね~ふふ。


山路さんの声も艶っと響いてすばらしいんですけど! ドイツ版で削られたと嘆いておられたが、日本での再演があればどうなるのか。この声が聞けないのかしら?


ギロチーン! が怖かったのを、思い出す。こわいけど、いい曲!


『恐怖政治』
これは文字通り怖い場面でありながら、男声がどんどん畳み掛けるように出現したなかに、マルグリットの女声がアクセントみたいに加わって、スリリングで好きでした。


探り出すわ いつも どんなことも 会いに来た人間/人間! 
理由/
理由 手紙/手紙 
全て!


ひゃー、カッコいいー。


それにしても全員でバイタ!って叫んじゃってー。相変わらずミュージカル(ほとんど東宝)でしか聞かない単語ですヨ。PCで変換もしてくれない・・・(売女) 


あ、フィリップ・ブラヴォ! KENTAROさんの市民フィリップ=オルレアン公、帝劇で演じたキワモノ的・オルレアンに比べて男っぽくてたくましい感じ! 声もガツンと響いていいですね。歌いにくそうな曲を、しっかりと歌ってくれました。
ただ・・・ただ、鬘はどうにかしていただきたかったです。ザ・カツラな鬘でビミョーでした。


さらに、マルグリットは河合篤子さん。いつもお美しいわー。アダルトでクールなマルグリットでした。


『ILLUSION-或いは希望-』
この曲が聴けて、もう飛行機代分はもらったと思いましたねー。


帝劇の再演で加わって、ドイツでは冒頭で歌われたという。歌謡曲モードばりばりのこの曲、途中で入ってくるとバランスがヘンだったので、冒頭のほうが合いそう! 最初に、ガツン!と気合入れちゃってほしいわ。


私を求める 人間たち~そ、それは私のことだわ・・・求めてマス。
望んだのは自由なのか それとも全て幻か!


まーぼろーーーし かーーーーー!!!


神さまー、神様ー。頭まっしろ!息できない!


えらく楽しそうにぶっ飛ばしてらっしゃいましたっ 祐一郎、満足気にバズーカを放ったあとは、悠々と去って行きました。あなた、本当に普通じゃないよ。凄すぎだわ。


ハー、放心ですわ、もう。満たされたと同時に、全て持っていかれちゃった気分です。ふひー。


2010/07/03

冷夏じゃなかったのか

このまま暑ければ、ビアガーデンは盛り上がるでしょう。その点だけは嬉しいことだけど・・・珍しく暑い北国です。夏バテなのか?体重落ちてます。



オットから沖縄土産。琉球ぴらすというお店で購入。まあ可愛いわ。



(7/7訂正 琉球ぴらすのはオットが自分用に購入したサンシン柄の手ぬぐいで、こちらの画像のは「株式会社ヤギセイ」の注染手ぬぐい、とのこと。お詫びいたします)



100703



ブラジルvs.オランダ。面白かったですねー。オデコサイコー!@スナイデル。
ウルグアイvs.ガーナの思わずハンドには笑いました、しかも勝っちゃったし!



今日はこれからジンギスカン&ビール!イエイ!





2010/07/01

『クリエ ミュージカルコンサート』6/26-2 プティ『MA』にぶるぶる震える

『1779年』
あの不思議な音楽が流れ始め、幕が上がると、そこにはオケが。



衣装そのままのボーマルシェが朗々と歌い始め、「まさに天才!・・・影の主役、錬金術師、カリオストロ伯爵!」



来たわ、来たわ!
舞台中央の階段に腰掛け、フードを深々と被っていた祐一郎@カリオストロ伯爵がー! ギャーッス! 近い! 歌い始めた声は、本番の舞台と変わらぬ真剣な表情と完璧な歌声♪



偶然に見える必然・・・ささいな原因ほど大きな結果を生む! これー、懐かしい。泣けてきた。そうだよ、こんな始まりで、不安をあおりつつ、劇的な音楽だったよ。



若き王だ!王妃マリー・アントワネット! 涼風さんと禅さんとを探しちゃいました。でも、シルエットはないのね。



『もう無くすものもない』
アンサンブルの皆さんが薄茶色な市民の格好で、パンも家もない・・・死にかけの様子で舞台左右から入ってきました。いやー、「コンサート」とか言いながら、ものすごくクオリティ高いです。ハーモニーがたまらん。



うきうき気分も吹っ飛ぶ、暗くて悲惨なコーラスの迫力に体がぎゅっとなります。重たい財布を捜せ! 



しかし条件反射とは恐ろしい、脳内で「どうだい、すみれだよー!」のマルグリットの声が響き渡ってました。響いたのは脳内だけで、劇場にはアンサンブルさんたちのムムム~♪のハミングが流れてましたー。



そして、市民の格好のアンサンブルさんたちが、『もう無くすものもない』からアレンジで繋がった
『ご覧 王妃を』
表情がぐっと変わって、下々の茶色い衣装なのに、宮廷にいるかのような雰囲気になる。すごーい!


下手からピンクの衣装でご登場の、涼風マリー。かーわーいーっ
エスコートしてるのは薄いラベンダー色の衣装の今フェルセン伯爵。憂いな表情で。男は一歩下がってエスコート・・・


『すべてはあなたに』
おお、アンサンブルさんたちが去り、舞台上には深刻な顔のマリーとフェルセン。この歌に来ちゃうのか。


愛はここに残して~♪ の強い思い、まっすぐに届きます。今さん、低音が響くようになったなぁ・・・ 初めて見た(5年前くらい)ジャベでは、華奢で迫力負けしちゃってたけれど。こんなに素敵になってー。
まじめで責任感があって、信頼できるっていう男の声ですよー。深い愛と、正義の間で揺れてる切なさも満点。


そこに重なる「どうかこのまま・・・このまま側に」のマリーの声がまた、今はただの女としてっていう気持ちが出ますねー。いきなりここを歌い出してるのに、すーっと二人の気持ちに入ってしまします。


ああ、ステキ! 


『幻の黄金を求めて』
きゃーーーっ カリオストロ様が!


前の歌のあとだと、かなり恋人たちへの皮肉っぽく聞こえるわ・・・ 


風が叫ぶ空が揺れる!全て砕け散る・・・そして無から有を生もうと人はみなもがく 
それぞれの黄金を求めて 


幻の黄金を求めてーーーー!!!!


おおー、決まった!決まったーー! 


声にあわせて私も翻弄されまくりです。脳も感動で震えてるんじゃないか。ぶるぶる。


マキシムみたいなのも可愛いけれど。こういう超人レベルの役は本当に似合いすぎで、他が立ち入る隙間もない気がしてきます。


場を支配してしまう存在感、声、この人はどうなっちゃってるんでしょうか。ミュージカル・コンサートという名は軽すぎましたね。どんな時も手抜きなしのパフォーマンスに、ただ感激してました。


お約束といわれればそれまでですが、やっぱり最後のロングトーン、期待してるのです。ご本人も、ココね、って感じでサービスしてくれるので、来たぁ!になりますねー。


背後でタクトを振る西野さん、祐一郎さんに合わせて動いてるのが心強かったな。今回は、伸ばしまくるっていうより、強い調子でガーッと伸ばして、切りよく終わる感じでした。



さらに、『お望み叶えて』と怒涛の流れです。うん、伯爵のあとはお姉さんたちに緊張を解いてもらうのが良いですね。


つづく。


あーせーもー

職場建物内は真夏日をキープ中。30度のなかまさに汗水垂らして働いておりまする。



なんか痒いんだけど?と勤務後によく見たら、首にあせもがバーッと出来てました・・・・もう、大人なのに!



緊急に扇風機も置かれたけれど、熱風が動く感じ。恥ずかしいとか言ってられない事態なので、水に浸してから首に巻く「クールスカーフ」なるものを購入してみました。小粋に巻いて颯爽と働きたいと思います。



あせもどころか、自分の汗でかぶれることもあるから、注意しないとねー。