2010/07/14

『クリエ ミュージカルコンサート』6/26-12 ものぐるいだそうですよ

普通のカッコしてると、歌声だけが非常に際立って、もう!もう! 本当はキャー!!っと叫びたい気分でした。しませんが。



これで死んでも悔いはなし・・・ありがたや!と天に手を合わせかけたわ。



で、こんなスンゴイ歌を歌った直後の祐一郎さんを、武岡さんは引き止めなくちゃならないんです・・・ちょっとお互い気の毒な進行じゃなかろうか。



俺はやったぜ、と気分よく舞台を去りたいだろう祐一郎さん。を、あの、ちょっと・・・と引き止めます。微妙に、まだ普通の世界に戻りきってませんね。



武岡「ここまでで思い当たったことなどありますか
祐一郎「いや・・・あの・・・ いろいろありすぎて・・・ ランチの時間がね・・・



ざっくりとした質問、うーん答えにくいよと思った答えが・・・ え? ランチ? いま3時くらいだよ? 夜の部の前がランチなの? 



祐一郎「ほんっとに、ありがとうございました・・・(ささやき気味)
と、立ち去ろうとする祐一郎。場内からは「ええ・・っ(これで終わり?)」なざわつき。
武岡さん、頑張ってさらに引きとめます。



祐一郎「クンツェ&リーヴァイの・・・4作品が僕の10年間だったんだなと思って・・・
言われてみたら、ほとんどそうなんですねー。ここらで『オペラ座の怪人2』どうですか・・・ふふふ。


物狂いになって・・・ このあいだ伝統芸能の方とお話して・・・
話の流れとしては、このコンビの作品で10年間物狂いのように邁進したぞ、ということか。と思います。
けれど、いきなりの、伝統芸能。その方の口真似しながら話していたのですが、とても女性的で柔らかな物言いでした。どなたなんでしょう? 


『大丈夫、あなた前から中がないから/ちょうどいいのよ』
ああそうなんだ。
『こういう、当り狂言のときは空っぽがいいのよ』
でも、僕の場合は・・・
(といいかけたら)
もともと中がないから大丈夫よー、とね


狂言?と分かったような、分からない話だ・・・と思ったら
ありがとうございました!」と唐突に挨拶なさってから立ち去りました。


後にはぽかーんとしてる武岡さんと、われわれが残されたのであった。
武岡さん「私には分かりませんでしたが・・・」の正直コメントがナイスです。


※↑コーフンしながらメモってたので、間違いがあるかもしれませんけどー。雰囲気を汲み取ってくださるとありがたいです


ちなみにー、
当り狂言」とは、
評判がよく入りの多い芝居。


物狂い」とは、
1、何かの原因で正常な判断ができなくなること、乱心。
2、神の乗り移った者。
3、能楽で、悲嘆のあまり心の平常さを失って舞い歌いなどする人物、また、その芸。
(『広辞苑』より)


だそうです。


ぴったりだわー。つまり「評判のよい作品に神が乗り移った祐一郎が10年間出演してたよ」ってことか。あ、乱暴にまとめてしまったけれど、祐一郎さんの本心は自慢じゃなかったと思います、もちろんね。


それだけ、この作詞作曲家コンビとのお仕事で、自分の10年間が彩られていたなと思い返してらしたのだと思いました。


歌でも呆気にとられ、トークでも異世界の住民であることを披露してくれた祐一郎。ありがとう! 
私のハート、いや細胞ひとつひとつにまで「祐一郎LOVE」と刻まれてしまったと確信しました。


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