2005/09/30

『三文オペラ』1931年

来年1月上演『ベガーズ・オペラ』にちなんで。



1931年 ドイツ・アメリカ合作 監督/G・W・パプスト 原作/ベルトルト・ブレヒト 



出演/ルドルフ・フォルスター カローラ・ネーエル



図書館で「クラシック名画100撰集」のなかにあったので借りました。先日読んだブレヒトの『三文オペラ』に沿っています※1が、オチルーシーが登場しないところが大きく違ってます。



辻でオルガンを回す人が登場し、歌い始めると物語りもスタート。話のポイントごとにオルガン回しらが出て来て話を進めて行きます(狂言回し)。



白黒で、アメリカで上演した時のフィルムなので、英語の字幕つき。そこへ日本語字幕がつく、疲れる画面でした。そして進行もセリフも何もかもゆっくり・・・ 眠気と戦って観賞。



色男で女好きのマクヒース。女好きではあったけど、色男ってのは・・・むむむ。オジサンが演じてまして、お顔も普通。お腹ちょっと出てるし~ マクヒース役にはウッチーのほうが素敵でしょう。



ほぼ同じメロディを、それぞれが山場で歌ってて、面白かったです。ポリーとは目が合ったら恋に落ちたという演出で、なかなか素敵でした。



ブレヒトの本ではもっとドタバタしてたので、後半はあれれ?という感じ。ポリーがマクヒースの仕事を預かるところも違ってたし。こうなるとジョン・ゲイの『ベガーズ・オペラ』を読んでみたいもの! どこかにあるのかなぁ 探してみます。



※1 1700年代にジョン・ゲイが『ベガーズ・オペラ』を制作。それから200年以上のち、ブレヒトがベガーズ…を『三文オペラ』として改作し、発表。詳しくは公式HPのここをお読みください。



2005/09/29

秋は京都に

明日、明後日は山口・内野トートそれぞれが楽日です。休憩時間に一応当日券にチャンレジしてみましたけど、時すでに遅し! 予定枚数完売のテープが虚しく流れました・・・





11月は京都へ。10月末には、行けたら馬頭温泉に行こうと思ってます(10月はキング・オブ・ホビーに真面目に取り掛かりますヨ)



京都に行くメンバでG嬢のお家にお邪魔して、夕ご飯&まったりお茶してました。すっきり整理整頓されたG嬢の家を見た後に我が家を見ると(捨てて捨てて捨てたんだけどな)モノが多い~とがっくり。あ、京都計画というよりは、物欲を語ってましたけど。魔法のカードに活躍してもらわなくては・・・



2005/09/27

富士山頂到達報告③

一緒に登ったゴンザちゃんの報告はコチラです。



画像がたくさん。私のぼろぼろうしろ姿も余すところなく公開中・・・ うふ。



心配した筋肉痛は、今日はもうありません。ストレッチが良かったのか、上手に省エネ登山だったのか? 実は我が家でも、どうして私のほうが元気なのかと話題になり・・・



80%生活



という結論に。私、とっておきの余力20%常に温存してる気がします。倒れるまで働くとか(遊ぶとか)、想像できない。しかも、とっておきと言いながら、20%の出番は滅多にありません。前にお出ましになったのは、さて何時でしたか・・・うぉぉ思い出せません!



2005/09/26

『エリザベート』9/26

9/26 マチネ@帝劇 A席

エリザベート:一路真輝 トート:内野聖陽



ルキーニ:高嶋政宏 フランツ:石川禅 



ルドルフ:井上芳雄 少年ルドルフ:塩野魁士

また観にいくの?!とオットから呆れられてますが、これがマイ楽です。同じのを観るんでしょう?と聞かれるけど、毎回違うから観るんだよ~。さすがにちょっと観すぎた気もするけど、来年また観たくなるに決まってるのです。ふふ。



さて、甦った(byトンハ。9/21参照)井上くんを観たいと思って行きました。「第一の尋問」ですらりと背が高く恐ろしいほど小顔なのが彼ですね。化粧も目元が濃いっ。見栄えします。



浦井くんよりは男っぽいけど、トンハさんの男らしさとは違う。意外としっかりしなくちゃと思っているらしいルドルフでした。エーヤンエーヤンルドルフ~♪とのせられて、嬉しそうな顔で馬車に乗り込んですっかりその気になった顔と、捕まった後との落差が激しくていい☆



「独立運動」 井上くんも見たいけど近い(左端の1番の席だった)ウッチーも大注目で、目がいそがしかった・・・ ここは動きが揃ってて全体としてもきれいでした! あと、ウッチーと声の張り合いしてるみたいにガツンと歌ってくれてました・・・。



つるつるした井上くんを見てると、君のトートまでの道のりは長い・・・。声だけなら浦井くんのテノールの方が先にいけそうかも。いやいや彼も女の子みたいにつるりん。



「マイヤーリンク」で、ウッチー閣下は激しく、ぐいぐいとルドルフの上半身を回してますけど、井上くんはそりゃぁきびきび回ったのでした。ルドキッスの長さは(カウントしちゃったんですもの)井上>パク・トンハ>浦井 の順でした。あ、公演日の逆順ですね~ だんだん長くなってるのか~ うっとり閣下を見つめながらちゅうされちゃいました。閣下とルドルフはすでに合意してるって感じの・・・も、妄想?



そうそう、「最後のダンス」の後、高嶋ルキーニが小道具で小鳥ちゃんを回すのですけど、今日は途中で失速! 飼いならすどころか今にも死んでそうな小鳥ちゃんに・・・ あーぁ、と哀しく見つめてルキーニも観客も苦笑。



陛下のラストのぼろぼろぶりには、毎回心が痛みます。今日もトートダンサーに取りすがったり、放り出されたり、ヒドイ目に。綜馬陛下より、お髭になってからの声の(見かけもそうかな)オジサン度(褒めてるの)が高いですね。熱演ありがとう! 結婚する時ははずみっぽいけど、その後はなかなかの(シシィにあなたじゃ足りないと言われても)抱擁力を発揮してる気がします。



ウッチー閣下のシシィへのアプローチ、ちょっぴりエロ閣下な程度ですよね・・・ 前はもっと大変なことになってたと噂だけを聞く私。大人になっちゃったの?閣下ったら。 



それよか、パパなのにセクシービーム出す村井国夫さんが問題っ 毎回ビームにやられてました。結婚式でヴェールに囲まれ、閣下の思うがままに手を上に上げてふりふりする振りが他の人より振る回数少ない!と見てるのが楽しかった・・・その力の抜けた雰囲気がたまりません。あ、ハリソン・フォードの吹き替え担当してましたよね。そうかぁ もう全身から色気だしてたのか。次はベガーズでお目にかかります。





大変だったチケット争奪戦でしたけど、意外と行けました。気づいたら6回。またしばらく祐一郎サマの声が聴けないと思うとがっくりです。春のレミゼまで待てなければ名古屋あたりに出没してみようかしら。



『ミュージカル李香蘭』

9/25 マチネ@四季劇場「秋」 C席

李香蘭:野村玲子 川島芳子:濱田めぐみ 李愛蓮:五東由衣 



杉本:芝清道 王玉林:芹沢秀明

芝・お兄様の生歌を聴きたくて、譲渡板で譲ってもらい行ってきました。



ずっと香蘭を歌う野村さん、さすがに声がお疲れ? 高音はさすがの貫禄ある伸びがあって背中がぞくぞくっと、でも低音になると割れたような感じでした。それに小柄な人なんですね・・・ 7歳~26歳まで演じててびっくり。声もかわいいから、まぁいいか。



日劇での李香蘭、もっとゴージャスな演出だと嬉しいなぁ 戦争してるけどここは別世界ってことで。扇を持っているので、ついエリザを思い出す・・・ なんにせよ歌はとにかく素晴らしかったですよ! 多少声がかさついてても、オーラが出てましたっ あ、ついでに・・・丸の内署長も好きです。青木朗さん、最後バイバイって手を振ってはけていくのがかわいい。暗い話のなかではバカな人として。ほっとする場面だし。



ライオンキングのCDではナラを演じている濱田さん。聴くのが楽しみでした。川島芳子という男装の麗人、スパイ役にぴったり! 大事な狂言回しの役を美しくクールな歌声でこなしてます。惚れました・・・面白い振りで踊ってましたが、あれは何だい?  



で、さん。ヒゲもなくてさっぱりした顔です。想像より、理想家の青年らしくすっきりと歌ってました。うう、セクシータガーの芝さんを観たいよう~ 香蘭との別れのとこ、天国の門のほとりで君を呼ぶ~♪ だぁぁ、いい声だよう芝さん。行かないで!



2幕最初の水兵の「月月火水木金金」、休みなく働く・・・とおちょくる芳子嬢のセリフって笑っていいよね。ね。まわりはしーんとしてて寂しかったわ。今日の客席は全体的にしーん、としてましたけど・・・ 手旗信号は揃ってました。バサバサっと。



群舞のシーンは、躍動感を重視かな。手を床に付かないで側転したりバック転したり、すごいです。ダンスじゃなくてサーカスっぽい。裁判シーンで香蘭を追い詰めるとこは怖かった~ 怖くて涙。



そして兵士たちの辞世のとこ、こういうのは弱いの。続けて「海ゆかば」が歌われる中、実際の戦争の映像・写真がスクリーンに・・・ミュージカルも忘れて泣くのみ。会場内は鼻をすする音でいっぱい。私もマスカラが取れる~と思いつつ、どどっと落涙。ううう、戦争なんて嫌ね。



それに重低音で響く戦闘機や銃撃の音がコワイったらないのでした。こんな音を毎日聞いては生活できない!



この話の中で描かれる権力側について煽りたてるマスコミとか、お国のためといって旗を振る市民とか、誰も責任を取らないじゃないか、という恐ろしさも見えます。ただ「李香蘭」は何かのメッセージを押し付ける感じがないように、うまく作ってます。そりゃ伝えたいことというのはありますが。



裁判の場面は、実際にそういう判決があったのですか? 怨みは徳を持って・・・とは、なかなかきれい事ではあります。それは日本から見た願いということですね。ここの香蘭の罪があるなら・・・♪ 胸にせまります。香蘭個人に罪はない、しかし。憎しみは消えはしない・・・



三部作を続けてみたら、あまりに悲しいシリーズになりそう。つらいよ~



2005/09/25

富士山頂到達報告②

日付が変わって2:30過ぎ、出発準備。寝ていたところから急に動くと、また貧血を起こしそうなので、軽く体操。やや硬くなりつつある足の筋肉をほぐしたり、トイレに行ったり。想像よりは外は暖かく、山小屋のあたりでは風もありません(5-7度くらい?)。



3:00、フリースに上下のカッパ(レインウエア・・・?)、頭にはアルパカのぽかぽかキャップ、そこにヘッドランプの完全装備で出発。



見上げればすぐ明りが見えるのが本八合のあたり。そこまで軽く行けそうな気もするが・・・どっこい、ものすごく息苦しい~ 20m進むごとに休憩したい。半歩分もないくらいの歩幅で進みます。他の登山者も似たりよったりで、抜きつ抜かれつで登ってました。



よれよれと少しずつ。九合目の看板がないなぁ~と思いながら登っていくと、浅間神社の鳥居が! はぁぁ、ここが九合目? でも看板がない。で、2回ほど登山道の角を曲ったところ・・・ そこに「富士山頂上浅間大社奥宮」の標識が。



おお、着いた!



IMG_2219 山頂に着いた途端に、強風にあおられました。コーヒーを飲もうとコンロや豆を持って来てたので、風を避けて(でも吹き荒れて)神社の壁際で火を付けました。空は少しずつ白み始めていて、達成感でいい気分。続々と他の登山者たちも到着し、歓声をあげてます。



もちろん御来光を見たくて早朝出発したのですが、厚い雲が東に広がっていて叶いませんでした。残念。



学生っぽい人に「ここ頂上ですよね」?と聞かれたのIMG_2222で、答えてあげましたヨ↓。



本当に一番高い地点はココではなくて、火口をぐるっとまわる御鉢巡りをして行く、剣ヶ峯(富士山測候所のあるところ)です。



私たちも、まだ体力があったので行きたかったのです。でも日の出のあとどんどん雲が出てきて、結局、火口の中は見えませんでした。



5:55、無理して進んでも何も見えないだろうということで下山開始。



開始してすぐ、ミストサウナのような霧が沸いて来たと思ったら、どんどん天候悪化。雨となり、そこへ風も加わります。



ブルドーザーが走るための下山道は、砂利が深くて歩きにくい。出来るだけ体重をかかとに乗せ、重心を低く、足に負担をかけないように登りと同様にジグザグに進みます。短めの靴で、カバーもつけていなかったので、小石が靴の中に入って痛かった~ 次はカバーつけよう。雨のせいで足はどろどろ。替えの持ってこなかったよ。



昨日出発した五合目に戻ってきたのは9:00.。いくら下山の方が早いとはいえ、二日分を一気に下るのは大変。3時間下りっぱなしで、今まで私より元気だったゴンザちゃんの足に異常が~ 砂利に取られる足首を守ろうと太ももで衝撃を受けていたら、半分くらい来たあたりで急にぷるぷるし始めたそう。ケイレンしそうだったみたいです。登りは私がへこたれてたけど、下りは反対になりました。



最後の1時間は、振り返るとロボットのようにぎこちなく降りてくるゴンザちゃん・・・ 背負えないから、頑張ってね! いよいよ辛そうになったとこからは、オットが荷物を持ち、私はストックを提供。そんなこんなでどうにか下山完了なのでした。



IMG_2225← 9時過ぎの五合目。これでも見えた瞬間に撮影です。



雨が降ったものの、登っている最中と頂上にいた間は降らないでいたのは、良かった。普段の行いかしら。



朝ご飯らしきものを食べていなかったので、私とオットは外でインスタントラーメンを作って食べて腹ごしらえ。疲労困憊のゴンザちゃんは、室内休憩所でウイダーインゼリーをちゅうちゅう。顔が青い・・・?



さてその後ももう少し遊んでました。



濃霧でまっしろな富士スバルラインを降りると、下界は曇り空。雨は富士山だけだったようです。泥だらけの靴では特急に乗れない(見栄えは我慢できてもぐちょぐちょで気持ち悪い)ので、富士吉田のスーパーで(用意のいいオットは別)、私とゴンザちゃんはサンダル購入。



汗を落とそうと思っていた温泉は閉鎖・・・がーん。ワインの試飲し放題という勝沼にある「ぶどうの丘」にも温泉施設があるというので、そちらに向かいました。足が痛いゴンザちゃん、まだ運転で頑張ってくれます。



でもって、ここは専用の試飲容器タートバンを¥1100で購入すれば、地下の貯蔵庫でたくさんのワインを試飲できるのです!! わーお、天国かここは・・・ 疲れたのかあまり意欲のないオットを尻目に試して試したのは私。厳選の3本を購入いたしました。前からここの話だけは聞いていたが、念願かなって嬉しいよ~ 



まず我が家で開けたのは、中央葡萄酒の「周五郎のヴァン」。作家・山本周五郎が好み、エッセイにも書いたもので、これを受け名前を周五郎の・・・と変えたそうです。冷やすとさらに甘味が強くなり、美味しい~ チーズと共にいただいてます。



酸素の薄さはきつかったけど、天候はまずまずで、暑くなく寒くなく、けっこう良かった。調子に乗って、紅葉の時期にも近場の山に登りたいと思えるように~ 夏の激混みの富士山は嫌ですけど・・・



2005/09/24

富士山頂到達報告①

やりました! 



3776m 日本一の富士山に登ってきました~!



9/23~24 参加者:私・オット・ゴンザちゃん



9:30 「あずさ7号」にて大月駅着。甲府から参加のゴンザちゃん車に拾ってもらう。買出しをしてから、富士スバルラインで五合目まで。



11:20 五合目 河口湖口より出発



11:55 六合目にて昼食(12:10出発)



13:00 七合目



15:00 八合目 山小屋「元祖室」着



17:00 夕食。その後適当に就寝



3:00 「元祖室」出発



4:55 富士山頂 



5:30 御来光・・?



5:55 下山開始



9:00 五合目着



まずは初日。台風情報を見つつ、とりあえず8合目までは行けるだろうと予測。24日の天気が悪ければ諦めて下山とする。富士スバルラインは往復¥2.000。つまり入山料ってことか。道端ではキノコ狩りらしき人が多数。



IMG_2181富士五合目はよくある観光地で、大型バスや家族連れで賑わっています。馬に乗って六合目あたりまでは行けるらしい。この日は山頂まできれいに見えました。ゴンザちゃんはここで木の杖を購入。大きな鈴が付いていて、歩くとしゃんしゃんと鳴ります。お遍路さんみたい~



六合目。まだまだ元気な3人(体力なしの烙印がすでにある私も)。おにぎりをぱぱっと食べる。ここを過ぎたあたりから、ようやくジグザグジグザグの登山道らしくなりました。



七合目。汗がたらたらと落ちるものの、気温はさほど高いわけではない。ものすごく歩幅を短くして、小休止をたくさん取りながら登る。赤っぽく丸い石が、足元でずるずると動いて、登りにくい~ でも初めて使った杖(ストック)は大変活躍しました。このおかげで山頂まで行けた気がするくらい。



八合目近くなると、道は岩場に。登りにくいんだけど、杖を使うんだか手を使うんだか(両方使った)。うっかり気を抜くとひっくり返りそう・・・ ひょいひょいと降りてくる小学生を見て、唖然とするゴンザちゃんと私。身軽ね・・・



うーむ酸素が足りない気がする。すぐに息があがって胸がきゅうっとするような。私が折角買った酸素を吸う!というと、まだ早いんじゃないの~とオット。苦しいってほどじゃないからもうちょっと使うのは待つことにした。



八合目にある元祖室。収容200名ってどうやって?と思うよ・・・ 壁にある桂三枝や南野陽子の色紙に闘争心を燃やす。負けられん。この時期、通常はすでに閉鎖しているらしいのですが、工事中だったのでついでに開けているようでした。



一人1畳もないスペースをもらうが、あまりお客もいなかったので、少しずつ寝床拡張。足くらい開いて寝たい・・・ 夕食(カレー。具はタマネギオンリー。具が足りないよぅ)でお向かいにいたおじさんから、夏場は山頂の場所とりで押し合いへしあいだと聞く。そんなの嫌~



17:00夕食を食べ、21:00消灯。18:00には2階にある寝部屋の布団に転がってました。足を揉んで、ネオパスタノーゲンを塗布して筋肉痛緩和に励みます。夜中になっても泊まりに来る人がいて、1時間ごとくらいに目が覚める感じ。睡眠したというより、横になっていた程度です。



11:30ころ、うとうと寝ていた私。急に吐き気に襲われ、目が覚めた。貧血を起こしかけてる! 隣のオットを起こして「さ、酸素・・・」とつぶやく。酸素を吸う時の音ってダースベイダーの気分になれますヨ。しゅごーっ スー・ハー



人も多いし、けっこう暑くなっていたので、酸素10倍入りの水を持って1階へ降りる。降りる階段で耳が遠くなり、いよいよバタンと倒れそう(と思ったが、手前で治まった)。しばしひんやり冷たい畳の上でひっくり返る。明日の山頂への登山に参加できないかも~という心配が頭をよぎりました。



オットが様子を見に来た。ちょうど登ってきた外国人が泊まれるのか、とか聞くので返事してもらう。素泊まり¥6300というと、高いといって外で休むことにしたようだた。私はふらふらが、やや治まったので外にあるトイレへ。おなかの調子も悪かった・・・



おなかが空いてしまったので、真夜中に酸素をスー・ハー吸いつつ、カロリーメイトを食べて体力回復を願う。でも重い布団を掛けた時みたいに、常時胸が苦しいのでした。



2005/09/22

『ミスター・ムーンライト』

劇団集団キャラメルボックス 2001 ※DVD観賞



キャラメル大好きの同僚から借りました。キャラメルボックスという劇団について何の知識もありません。上川隆也さんというのは、ものすごく素敵に見えるときと、あんまりなときがありませんか~ 私はコワイ顔してる方が好き。



上川演じる鹿島、勤務先は図書館職員が誰よりもうるさい図書館・・・ 雰囲気はいいけど。サンシャイン劇場でやったものだから豊島区内の設定らしい。



交通事故で死んだ鹿島の友人の妹。その妹の死の原因になった車を運転してた男を殺そうとしている兄を阻止したくて、死んでしまった妹の霊が鹿島に憑依するというもの。なので、上川さんは妹に憑依されると20歳の女の子に。これがカワイイっ うふ、とかって笑っちゃって。



たたみかけるセリフの応酬で、息詰めながらみてしまいました。今の演劇(いや、昔も知らないんだけど)ってこういうの多いのかなぁ



司書なので子ども向けの絵本読み聞かせの場面があって、興味深いものがありました。男の人が読む場合、やはり無理に女性の声を出すのはツライ~ ものによっては、甲高い声でも楽しいと思う。ま、普通の声でよろしい、とか画面に乗ってる指は邪魔だ、とか。仕事モードで見てしまったわ・・・ 



見た目はオジサン(と、自分で言った)なのに、妹の霊がしゃべっているように思うって不思議です・・・ 劇場とか、演じること、とか、久しぶりに考えてみたくなりました。あぁぁ 歌舞伎か文楽で心中モノ見たい!



あ、上川さん来年の大河で山内一豊役でしたっけ。「功名が辻」ね。なで肩が素敵に似合うことでしょう。いい声だし。脚本は大石静、ふーん 女性たちが活躍ってのも頷けます。仲間由紀恵も好きなので見たいけど、でも・・・飽きちゃうような予感も。



頑張れ貧乳!from「トリック」





2005/09/21

『エリザベート』9/21

9/21 マチネ@帝劇 B席

エリザベート:一路真輝 トート:内野聖陽



ルキーニ:高嶋政宏 フランツ:鈴木綜馬 



ルドルフ:パク・トンハ 少年ルドルフ:苫篠和馬

B席最後尾。一番天井に近いせいだろうけど暑い!後半に集中力が切れかかった~



内野トート、9/7以来です。やはり衣装のことが気になったので双眼鏡で観察。基本的には山口トートと一緒なのね。微妙に違うだけ? 全く一緒なの? 体格違うだけで全然見栄えが違っちゃうのね。恐ろしい。



ウッチーは向きを変えたり座る時に、ロングコートの裾を持ってひらりとターンするので、きれいです。トートダンサーたちがターンする時みたいに、くるっと。



あ、あとコート脱いだ後なんかに肩の前に落ちてきた銀髪をかきあげる仕 自意識過剰の高校生みたいなかきあげ方・・・ さすが帝王!自信たっぷりな。



先日の読売新聞に挟まってたエンタメ系の別刷に、でっかく載ってたウッチーの短髪姿を思い出しながら観てました。あれ、素敵だったけどもらえなくてさ・・・(図書館のだから!)



ふふ、手の動きも色気あり。裏声でシャウト!も聴けた。 ヒ・デ・キ! シシィに振られる時のがっくりぶりもいいね。振られると余計に燃える男なの。全体的にやはりヤングマンなトートでした。今日はゲームのように嬉しそうに色仕掛けで迫ってた印象。



金曜日に拝見する銀次郎様の面影なし。ブラボー!



『私が踊る時』 何度聴いても盛り上がる~ 今まで観たなかでは一番高慢ちきちきなシシィかも。肩のそびえさせ方や表情がすんごく勝ち誇ってて良かった! 前の場面までは、けっこうしおらしいシシィにしているので、がらっと腹の据わった声になるここはシビれます。



鈴木綜馬陛下。端正ながら感情豊かにシシィへの愛を歌います。お願い扉を開けて~ 開けてあげて♪~と心で叫ぶ私。うう、エリザの中では誰の愛も成就しない。哀しい(閣下はまぁ別だけど)。でも綜馬陛下はお髭になっても貴公子だ・・・ 声もいいけど歩き方がいいからかなぁ。



今回でルドルフ役のパク・トンハさんが楽日。そのせい? ルドキッスは前よりはちょこっと長かったよ。ウッチー、ルドルフにはちゃんとチュウするのに、何故っ シシィとは・・・嘘キッスなの~ シシィを手に入れるために3時間歌ったり踊ったりしてたんじゃないのか。抱擁は感激してるのが分かるけどさ。 個人的理由とかありますか・・・・?





さてカーテンコールでは、一路さんが楽日のパク・トンハさんを紹介。話し始めたいのに拍手が収まらず、困って笑っちゃいまして、で、横で村井パパが観客にお怒りポーズ(もうっ!しっ、しーっ!)、そして拍手といえばルキーニ兄、ちゃんちゃんちゃん!とすっきり収めました。



一路さんは「1ヶ月という短い期間で・・・、あ、普通は1ヶ月なんですけど」と、エリザの人気を受けての発言あり。出演者の方からも突っ込まれた?みたいでした。



その後、スピーチするトンハさん。日本語が・・・と言って紙を内ポケットからだし「赤紙じゃありません」「バックミュージックはいりませんよっ」と冗談・・・冗談よ~



覚えてる内容をかいつまむと。



「エリザに出演(しゅえん主演と聞こえた。・・・日本語、頑張ってね)出来て嬉しい、また今度も呼んでね、今後の活動はトンハのHP見てね、みなみな様ありがとう」



あと妙におかしかったの「次は井上さんが黄泉の国に甦ります」って。甦るのか、ゾンビっすね。次のミュージカルは「グランド・ホテル」。さっきプレオーダーしといた。取れるといいなぁ



それで、最後の「ありがとうございました」があまりに普通に(感情込めた感じじゃなかったの)言ったので、観客は拍手のタイミングをうっかり逃し、そこにすかさず一路さんの笑い!ふふっと笑って(しかもけっこう大笑い)ウッチーの腕を叩いてました。ぬぬう、ジェラシー・・・ はっ いけないいけない、愛が執着になりかけてるよ私ったら。



鳴り止まぬ拍手に応えて。いつもはシシィ&トート閣下の二人ですが、今日は真中にパクルドルフも一緒でした。ウッチーとトンハさんが、がしっと肩を組んで拍手に応えてましたよ。一路さんをやや放置気味で・・・ いいのか。











ややっ! なななっ なんですと~。ルドルフ役は『ミルク』で踊ってるんですか。トンハHP見てて、いま気づいた! 不覚なり! 他でも踊ってたりする? えぇぇ市長と握手してる人って・・・気づかなかったよぅ~ 来週の井上くんの時までにチェックしとこ。ひーっ あ、しかも同い年!



まだ見落としてることありそう・・・。私のエリザ狂いも来週月曜日が最後です。





2005/09/20

例会@中札内村④

ジェラートで満足、さらに中札内美術村へ。あっ 看板が奥ゆかしくて見逃し行き過ぎた。



相原求一郎美術館北の大地美術館の二つへ。今気づいたけど、相原・・館は、もともとは帯広にあった公衆浴場なんですか。立派だったんですね。素敵でした。



相原氏の描く風景、特に山は寒い!これは北国を知ってる人の描く絵だね・・・ ぶるぶる。暗いというより、冬の絵はホントに寒い風が吹いてるような絵でした。ここのトイレ、センスよいです・・・(Kちゃん情報)。



北の大地美術館は、六花亭包装紙でおなじみ坂本直行さんの絵とか、企画展では真野正美さんの十勝の絵がありました。直行さんの絵をみるとほっとする。真野さんという方は、細部まで書き込む絵で近づいてビックリの細かさ。ちょっと前の風景っぽいのかな。のんびりした生活が表現されてました。



おっとそろそろお昼も過ぎてしまった。腹ごしらえの時間だ。



もちろん美術館村にあるポロシリ



050904_134001 角煮丼とは合わないだろうというビン牛乳も頼んだ。でもでも、この「思いやり牛乳」(レディースファーム)は無殺菌でビン詰してて美味しいのです! あぁ、昨日のカレーか、さっきのジェラートがおなかにつかえてるわ・・・ 角煮はきつかった。反省。テーブル奥ではかなり頼んで豪勢に召し上がっていた方もいた模様。K嬢?



おなかいっぱい。あとは柏林でお土産だ。ここでしか買えないどんぐりのお菓子を買いました。ところが・・・レジにて、ポイント集めてもらおう、の小風呂敷に物欲しげな目を注ぐ私。それを見た心優しいKちゃんが、何と! 自分の貴重なポイントで私に風呂敷をもらってくれたのです。きゃぁぁ 嬉しいっ 思わずKちゃんに投げキッスした・・・(嫌がられたような) ふふ、勿体無くて、お弁当とかには使えないよ~



Kちゃんへ。茶の間に飾ってます、あの小風呂敷! 



ここで、A1車とはお別れ。彼女たちは鵡川のししゃもを目指して海沿いぐるっとコース。私たちは帯広にRちゃんを送るので、往復同じ道で帰るのです。どちらが早かったのか? 普通に走れば、私たちの方が早いのです。ですが、海コースの方が早く札幌に着きました。



なぜって寄り道しまくったから~ 



またしてもつづく。



2005/09/19

登山準備と

23-24日に富士山登山を目論んでいます。あはは。も降るかという時期・・・



装備に不足あり。東京にちょうど遊びに来ている登山メンバー・甲府のゴンザさまと私、アドバイザーとしてオットの三人で、神田へ行きました。



ゴンザ嬢は靴、雨ガッパ、ヘッドライト、ザックなど購入。私は伸び縮みするストック(杖?)、雨ガッパ、酸素、酸素10倍入り水(怪しいよね、でもさー、貧血だからね、私)を購入。



当日は麓のビジターセンターで待合せて5合目までさらに車で向います。やる気だけは充分だぜ。あ、寒さ対策で毛糸の帽子探さなきゃ。御来光見たい!



さて、そもそもは神田神保町で古本ハンティングしようと思ってたのです。急に山の話が出たので先に装備を買いに行ったの。でも知らなかった・・・古本屋街って日祝休み多いんだね。ううう。



まずは「みわ書房」へ。ここのレジの後にかかってる大野隆司さんの版画が欲しい。お酒は二十歳から、読書は2歳までに、という意味のことが書いてあるのです。素晴らしい。



こどものとも、バックナンバーや『まちがいペンギン』購入。



あと、休みは多かったものの演劇系雑誌のバックナンバーを揃えているところなど幾つかには行けた。



『月刊ミュージカル』の2000年エリザ特集のもの、定価の3倍くらいになってました。買えませぬ~ 『レプリーク』は2000円くらいに。廃刊だもんねぇ あ、この劇団四季のプログラム、この間ブックオフで400円くらいで買ったけど!ここだとは5.000円。ちゃんと価格がつけられる場所なんだよね。



『月刊ミュージカル』に関しては、区立図書館フル活用決定。5年保存は足立や目黒の図書館だった。台東区から借りてもらおうっと。



2005/09/18

『のだめ♪カンタービレ』♯13

出ました13巻。我が家ではのだめ終焉説・・・がちらほら。ヘンタイマンガじゃなくてスポコン度が高いのは洗練なのか? でも千秋がいたぶられてるのは歓迎です。



龍ちゃん&真澄ちゃん、カムバーック!



あと読書中のものは(並列読書派)



『南総里見八犬伝(一)』 滝沢馬琴作、浜たかや編。



偕成社から出ている児童向けのものです。先日映画で観たSHIROHで、でっかく使われていた山本タカトさんが挿画担当していたもので。美剣士たちが美しゅうございます。ちくま文庫の山田風太郎、忍法帖シリーズも描いてますよね。こっちも読んでみたいが未読のままのシリーズだな・・・



『秘太刀馬の骨』藤沢周平 文芸春秋



もちろんドラマ化の影響で。北国の人たちの素朴な感じや生活感のある物語が良いです。



『エリザベート』クンツェ原作 小池修一郎著



嗚呼!←という漢字が似合うようなお話ですわ・・・



聴いてるCDは『オンリー・ラヴ』スミ・ジョー



ソプラノ歌手、スミ・ジョーさんがミュージカルナンバーを歌ってます。舞台向きの発声にしてないので、とってもナチュラルで聴きやすい。UNUSUAL WAY/nine the musical  I STILL BELIEVE/miss saigon  などなど名曲~!



例会@中札内村③

翌日。



産みたて卵を採ったり、ポニーを見たり、森林浴をしたり。私と同室になったK嬢とで写真を撮って歩いてみた。思い思いに素晴らしくさわやかな朝を過ごす。その卵で朝食~



どんな時でも何が何でもコーヒーを飲みたい私、札幌でカップごとにドリップできるフィルタを購入し持参。ふー、朝はコーヒーよね。



チビッコ二人と参加したKTママとはここでお別れ。またゆっくり遊びましょう。



050904_104001そしてまず、敷地内にあるニットの貴公子「広瀬光治の館」へ。



広瀬先生の作品が私たちが宿泊したのと同じような建物のなかで展示されてます。おおお、美しい編目!きつくなく、ゆるくなく。おなじみのお衣装もずらり。肩パッドは必須アイテムのようだ。触っちゃいました・・・



壁にあった白~アイボリー色でまとめたモチーフつなぎの作品が素敵だった~ すっかり涼しいし、見てると編物したくなるね!と、R嬢と私。無心になれるのが楽しいよなぁ 毛糸だまの歌♪は聴けなかったけど、大満足。



隣の「伝統のニット工房館」というのも広瀬先生プロデュース。編物への愛がいっぱい。各国の毛糸事情を案内した展示の、妙な物語りも気になりました。それにしても染めてない自然の色の毛糸もいい~ 編物したーい(と言ってもマフラーか靴下しか編めないが)。



さらに隣「十勝マンガ探検館」へ。ここは期待以上に楽しみました。士幌町在住・北本善一さんの作品が無造作に展示。獲ろうと思ったら獲れるんじゃ・・・ というおおらかな展示です。



十勝地方の公共施設や工場をイラストで紹介するシリーズの原画がたくさん! よーく見ていると・・・すずらん印のお砂糖工場の秘密が・・・ へぇぇ!です。



ちなみにいずれも無料でした。さすが高級貸し別荘ねぇ ようやくチェックアウトして・・・



続いては、十勝野フロマージュ。K嬢のご親戚が作っているのです。チーズ♪ あ、ジェラートも売ってる~ 食べる?と相談する間もなく、みな何を選ぶか真剣。私はバニラ。さっぱりしてて美味しい~ イチゴとか、もちろんのカマンベールとか、それぞれいただいてました。自分用にチーズを三種。今食べごろと、一週間後食べごろと分けて購入。



駐車スペース裏手に広がる秋の風景にしばしうっとり。空気もキレイ







2005/09/16

37才

ウッチー 誕生日おめでとう!



勝手に40歳くらいだっけ?と思ってました。それにしては若いなぁ・・・と。失礼しました。



マイダーリン=オットより若かったんですね!



近況報告

遊ぶためには資金が要る。最近遊んでばかりのようですが、私もちゃんと働いているのです。本当。



今日は終日力仕事。15キロちょいの箱(計25箱)を出したり入れたり。腰が痛いよ。同僚の助力もあって、非常にスムーズに済みましたけど。疲れた。



夜は以前一緒に働いていた方を囲んで7名で飲み会。予想通りグチ大会に発展。そしてゲストにご馳走してもらいました。そんなつもりではなかったのに・・・ 次はご馳走します!



来週末、富士山登山するかも。年々恐ろしく体力の低下を感じるので、早いトコ日本一を達成しておくべきかと。ただでさえ、一般成人女性の半分の赤血球(鉄)しかない私、酸素の薄い山頂まで辿りつけるのか・・・ 鉄剤を飲んでおこう。明日はその血液検査です。



2005/09/13

『エリザベート』9/12

9/12 ソワレ@帝劇 B席

エリザベート:一路真輝 トート:山口祐一郎 



ルキーニ:高嶋政宏 フランツ:石川禅 



ルドルフ:パク・トンハ 少年ルドルフ:苫篠和馬

初めての拝見だったのがパク・トンハさん。大きいしがっちり系だぁ 祐一郎閣下とのダンスが楽しみ!



今日の一路シシィはおとなし目。戦う雄雄しさ!じゃなくて女っぽかったような。禅フランツ陛下がお年を召して最後よれよれになる、その崩れっぷりに心を痛めつつ観てました。若い頃のおでこちゃんが気に入ってます。



綜馬陛下は、見合いのことを知らなくて、小声で「けっこん??」って言ってからゾフィーの後を小走りでついていく姿がカワイイ。でも禅陛下はここはあまりリアクションしないのね)



観るごとに、村井パパとの掛け合いが慣れた感じになってます。歌メインよりもセリフに重心を置くような歌い方に。あとアデュー、シシィも強めにきっちり話している感じ。ここの親密な雰囲気好きです。村井パパのセクシーなたたずまいやら声にもやられてますけど・・・ フランツがパパみたいな男だったら良かったのか~



閣下、『闇が広がる』の出だしの歌い方は試行錯誤中でしょうか。 



ぼくちゃん駄々っこだい!という感じ(に聴こえる)の朴訥とした歌い方で・・・ でもまもなくすぐ素敵な歌い方に戻るのですけど。まさかカワイイ風を装っているわけじゃないよね?



たまたまなのかなぁと暢気に観劇してたけど、ここまで続くときっと考えた末ね。シシィの子どもを奪ったあとの歌にしては、迫力が足りないのではないですかっ むむー。



ドクトルに変身してマント放り投げるの、今回はぐるっと1回まわして美しく放り投げました。その後の突進ぶりを観ようと思って、双眼鏡をガマンして動きを注視。



おおお、動きだけでコワイ! 歌声もあるとさらにコワイ! カウチに飛び乗って迫り、ついにを手に入れるかと思いきや、まだまだ強気のシシィにフラれ一瞬しょぼん。ここで顔を覆う仕草好きだ。だが閣下も諦めず壁に追い詰めたぁ~ わー、手が長い~素敵!でもやっぱりコワイ!



出て行けと身振りで示されて素直に出て行くのが何とも。あんなに迫ってたくせに、もうっ シシィの前ではだたの男~



青年ルドルフのパク・トンハさん。ビブラート効かせるのね。でもって迫力ヴォイス。気のせいかもしれないけど、祐一郎閣下も遠慮なしだぜっと歌ってくれたような。



で、閣下と男×男!なダンスを繰り広げます。わーお。 浦井くんもパク・トンハさんも身長は同じくらいなんですが、浦井くんはまだ美少の雰囲気だったから。こちらの雰囲気は新鮮! 舞台栄えしてました。



独立運動のとこの閣下のダンス、振りに合うように衣装も改良しないかしら。くるくる回転した時に裾がもっときれいに上がればもっといいのになぁ。





※図書館で『エリザベート 愛と死の輪舞』ミヒャエル・クンツェ原作/小池修一郎著



を見つけてしまい、ひいひい悶絶して読んでます。宝塚版ってことでしょうけど、セリフが舞台のに沿ってるらしく、いちいちスゴイです。感想はまたあとで。



なかおち丼と水上バス

札幌から遊びに来ているYちゃんとランチ。銀座大野屋でてぬぐいを買い(Yちゃんもお買い上げ~)、いろいろ寄り道しながらお腹を空かせて築地へ。さてどこにしようか?と暑いなか見てまわる。と、



限定20個「本まぐろ丼」の案内。・・・限定って書かれるとついつい、ね。050912_125101



なかおちだけの丼になってもいいならあるよ、とのこと。おお、食べます食べます! 思ったより脂がきつくなく、味もさわやかで美味しかったです~ 完食したものの、最後はゴハンがキツかった。



胃袋の休養のためカフェで一休みし、浜離宮まで歩く。入場料を支払い、水上バス乗り場へ。オレンジ色のコスモスがきれいでした。だらーんとしながらバスを待つ。おじい様な風貌の外国人を観察する二人。ジェントルマンね。



水上バスに乗るのは10年振りくらいかも。Yちゃんに、乗ってみたかった松本零士プロデュースの船があってね、と話していたら次の日の出桟橋ですれ違いました。あれはヒミコという船なんだって。虫っぽいな。



050912_152201川の上はいい風が吹いています。窓の大きな後部デッキは暑くてじりじりするけれど・・・



終点は浅草で下船。さらに観光客っぽく仲見世をひやかして歩く。お、冷たい抹茶¥100(ちょっと甘いと書いてあったが、けっこう甘かった)。ごくごく飲む。疲れが取れるわ。



そしていつも見るだけで楽しい助六へ。何て素敵なのかしら~ いつか何かの記念に欲しいもののひとつです。



そうそう、参拝してお参りしてくじを引いたらでした。Yちゃんは吉だったかな。何をしてもダメダメダメダメって書いてあってお先真っ暗です。ただし、観音様のご加護を祈って所定の場所に結べば吉へ転じるとのこと。大いに祈っておきました。宜しくお願いします!



さらにきび団子を食べ、小腹を満たす。もう少し食べ歩きしたかったけど、冷たい抹茶が効いて諦めました。無念じゃ。一休み再び、スタバでぼぉぉ。



私が6時半からまた祐一郎閣下に会いにいくので、有楽町で解散。



アディオスYちゃん!



2005/09/12

例会@中札内村②

日勝峠をだらーんとした渋滞気味のなか進む。峠越えの最中、私は同乗者らに(狂ったように聴いている)ミュージカル☆地獄を味あわせました。ふふふ。本当は『エリザベート』の祐一郎の美声が良かったけど、ささやき系が多くエンジン音に負けてしまって却下。そこで劇団四季『美女と野獣』だ。ガストンの「結婚、だぁ~♪」で楽しくドライブよ。



おお~ 峠も下り始めると、ついに十勝平野が目前に。何だか気持ちが開放されるようだ。でも相変わらずとうきびがある・・・



道民にはおなじみすずらん印の砂糖(詳細ここ)。精製工場が十勝にあります。



パティシエR嬢曰く、ビートの砂糖とさとうきびの砂糖は匂いが違う!とのこと。私は今まで考えたこともなかった・・・ さとうきびはすぐ分かるんだそうです。嗅ぎ比べせねば。北海道ではビートの収穫が始まりました、とかローカルニュースでやってるのよね。今もしてるのかしら。



で、工場の中でも一番大きなタンク(石油の貯蔵タンクのような円柱形。巨大。屋根からパイプが出ている)が通り道沿いにあり、興味深々。



そこでA2車内で推理合戦開始。



私などは原材料のビートの濃縮液が入っている派。運転手A嬢は、ロマン溢れる推理で、あの中には砂糖がいっぱい入ってる派。Aのはかわいい。でもきっと濃縮してあるのが運ばれて精製されるんだよぅ~と夢のないA以外の3名であった。



ところが、本当にあの中には砂糖が詰まっていたんです!判明するのはまたも翌日。 





帯広の映画好きR嬢と、帯広駅で合流。ソーセージ・ハム、チーズを買い、R嬢推薦の「はるこまベーカリー」目指して進むが、なかなか一発で着かない私たち。あっちかな?といいつつ、何とか着いた時には5時近くであったか。早く別荘地に行かねば皆が餓えてしまう!



今回の宿泊地は農村休暇村フェーリエンドルフ。夕闇せまる6時、どうにか到着。すでにA1車と、帯広から参加のKTママと二人のプリンセスは到着していて、賑やかに遊んでいました。



じっくり建物を観察する間もなく、カレー制作に取り掛かる。あ、子どもも含め全員女でしたね・・・ うーんさすが三十路メンバー、誰も指示せずともそれぞれ黙々と作業に取り掛かる。7合のゴハン炊くのってドキドキするなぁ~ 食べられるのかしら(→食べられた)。



大人数のため2棟を借りたので、食器などももう一棟から運んだり。外に出ると周りはなにもなくて真っ暗、これで晴れていれば天の川も見えたかもしれない。今回は残念でした。



8時前、お腹を空かせた子どもにも何とかぎりぎりで完成。



いただきます!



2005/09/10

例会@中札内村①

賢明な方はご存知であろう、私は5日に実家のある札幌から帰京してました。しかも9/3-4は、短大時代に発足した某S会メンバーと、北海道十勝、中札内村にて楽しく遊んでいたのでした(今回の参加は大人9、子ども3)。トート閣下の魅力に溺れて、ご報告が遅れましたことお詫びいたします。



快晴とまではいかぬがまずまずの初日。札幌からは車2台(A1A2とする。私はA2に乗車)。あとは帯広でもメンバーを拾う予定。高速にて夕張まで。A1車のほうが30分少々出発が早かった。



とうきび事件発生!



A1車のK嬢(私とイタリアに旅したあのKである)からもうすぐ夕張の地点で入電。 

件名:とうきび!



本文:できたら拾って~

「???」 A2車内のメンバーに伝え、解読を試みる。・・・っていっても、えええ? 拾ってOKのとうきびがあったが、A1車では拾えず私たちに託したのだろうか。それとも路地モノの店があったのに買い損ねたのだろうか。でも「できたら」って曖昧だぞ。



あまりに訳がわからず、困惑の爆笑。詳細求む!の返信。すると・・・

件名:道路にとうきび



本文:かなりヘンゼルグレーテル的な感じ。今穂別地球体験館の前を通りました。ここでもまだ落ちてるよ





道路にたくさんとうきびが落ちてるって~!ここでA2車内さらにさらに笑いの渦。追加報告は

トンネル内のとうきびにはまじで気をつけてね。・・・(略)

高速を降りたら、とうきびトラップ? 危険? も、お腹イタイって程に笑いまくるA2車メンバー4名。



で、ついに高速を降りると、ホントにあったよ~とうきびが! 左の路側にとうきびが点々と落ちてます。しかも割と等間隔で~ 何で何で? やっぱりヘンゼルグレーテル?だったら私たちが拾ったらお家に帰れないよね、拾わないでおこうよ。うん。



過積載のとうきびトラックが通過して、ほどよく落としたのか? トラックの荷台に猿でも乗っていて、味見するがまずいのをぽいぽい捨てているのか? 日勝峠を過ぎ、十勝清水に入ってもとうきびは落ちており、謎は深まるばかりであった。しかしこの謎、翌日に有力説登場で晴れました。それはまたあとで。



とうきびに翻弄されつつ、道の駅樹海ロードにて、40分ほど遅れてA1車のランチ終わりごろに私たちも合流。A1車のちびっこにも私は初対面。おおカワイイ~! 晩ご飯の買出し分担をして、先にA1出発。



観光客っぽく名物やまべソバを食べ、いよいよ日勝峠へ向かいます。



2005/09/09

『ベガーズ・オペラ』舞台模型

050909_123001.jpg



来年1月上演の『ベガーズ・オペラ』。舞台の模型が帝劇ロビーにおいてありました。見にくいですけど、舞台がセンター部分の客席の半分くらいまで伸びてます。せり出してる舞台を囲むように客席を配置するようでした。



うふ、3公演分のチケットは確保。セクシー☆おいはぎのウッチーが楽しみ。新感線とも組むし、ウッチー勢いありますね。新感線のは、詳細は不明ながら『メタルマクベス』ってことで、ウッチー公式HPでも掲載。帝劇にもチラシが出てましたよ~



『エリザベート』9/9

9/9 マチネ@帝劇 A席(1階最後列中央)

エリザベート:一路真輝 トート:山口祐一郎 



ルキーニ:高嶋政宏 フランツ:鈴木綜馬 



ルドルフ:浦井健治 少年ルドルフ:苫篠和馬

9/6と少年ルド以外は同じ。



オケピからはドラムスの激しい練習音。たったかたったか。気合入ってるんだな。よしよし。トランペットは音外しかけてたけど・・・お疲れでしょうか。



ウッチーのを見た後、ウッチーの衣装が山口トートよりいい!と断言してましたけど、



閣下お許しくだされ。撤回いたします!



初回はコーフンのあまり、私の目がおかしかったんだ! 山口トートの衣装も役に合ってたし素敵だったのです。前回は場所が悪かったといい訳させて・・・(やたら座高の高い上に前傾気味の人の後ろで壁際だった。ぐっすん)



今日は1階最後列、どんなジャイアントが前にいても、好きなだけ前傾して観劇可さ。ど真中だったので、素晴らしく舞台が見渡せました。やっほー。



胸あき衣装もよかった・・・ ホント、初回はあたままっしろだったらしい。何を見てたのやら。



それにしてもうしろ姿までも美しいことよ。長めの金髪が映えるわ~ はぁぁ ゴージャス! とろけました。



6日ソワレの時より、祐一郎の動きは機械仕掛けじゃなくなってました。動きがよかったと思う。馬車に乗るのも降りるのもさくっと。ムチ打つ姿も「釣り」には見えなかったよ・・・(9/6日記参照)



席が正面だったので、結婚式の時の白い布にトート閣下のシルエットが映るのと、両側の鏡にうつる雰囲気がやっと分かったよ。



ルドルフとのマイヤーリンク、うーん、やっぱり今日の方が動いてる!素敵! 堪能いたしました。映像化してくれればウチでもうっとりできるのに。ルドキッスは短めでした・・・ 窒息キッスはやめてあげたの? そうそう、浦井くんはマイクが額にあるんですね~ キッスされるから??? 



今日の祐一郎は歌もラストをわざとシャウト!でしめたりして。いやーんっ 少ないセリフのとこでも声に魅惑されっぱなし。



何度聴いても倒れそうになる「最後のダンス」、シシィの気合十分の「私が踊る時」この2曲、スキ~。今回の場所では音割れもなかったしね。



少年ルドが「我ら息絶えし者ども」で歌う時、ルキーニがハイって感じで、歌いだしのところで肩をたたいてあげたり、肩車の後に衣装を直してあげたりしてるのが、ほほ笑ましいです。「ママ、何処なの?」でもルキーニが拍手してあげるのって、観客も拍手しやすいよね。



「ミルク」「HASS」の迫力ある場面も、真正面でますます大迫力~。高嶋ルキーニ、頬がこけてますが大丈夫か。うーむセクシー☆。こっそり自宅で「ミルク」の時のダンスを真似。かっこいいです!



帝劇の席って、互い違いじゃなくて升目と同じに席が並んでて見にくい。場所によって音割れしたりするし。満員御礼なんだし、改修してくださいよ~ 



『SHIROH』ゲキ×シネ

@シネクイント(渋谷) 9/9まで。



去年帝劇で大好評だった『SHIROH』の映像化作品。



われらのみたまをはらいそに~こんな感じ?)



舞台をただ映すのでもなく、ただのお芝居を見るでもなく、舞台のスケール感やライブ感と、映像ならでは(役者の表情をアップで追ったりさらにスピード感を増やしたり)の面の、その両方を貪欲に取り込んだような。新感線はこれが初体験。



コーフンだわ~ よかったです!



エレキギターがぐいんぐいんと鳴って、最初の歌のあたりは耳が痛いかもと心配になったけど、慣れたのかだんだん歌詞も入ってくるように。ほっ。



たぶんいつもの劇団☆新感線らしい、アドリブとか笑いとかがあったのね? 笑い部分をもっと練っていくとぴりっと締まりそう! ほとんどの登場人物が死んじゃうかなしい話なので、くずしちゃうお笑いとのバランスが難しいなぁ 



和み担当なかっちゃんしげちゃん吉野さん&右近さんとかは、安心して見ました。バックします吉野さんは華麗なキコキコ(うーんポキポキっていうか・・・)ダンスにターンで衣装がひらりひらり、右近さんは強烈高音でも魅せてくれました☆



上川隆也の後半の衣装、いいよねぇ ここにも大真面目なコスプレイヤーがいたよ! アッキーのひらひら天使衣装はきれいだけど、四郎様には参りました。さすが「一緒に畑を耕したい男」だ! メイクのせい(せいだよ!)でまぶたが腫れぼったいのですが、全身はかなり素敵なので気にしないことにした。ふふ。



四郎様はずーっとシリアス担当で、おふざけは柳生十兵衛のことをを知らないって何度かおちょくるとこくらいでしたか。殺陣もいい。伊豆守by江守徹に負けない顔ヂカラもあるし。



江守徹。江森節・・・ リズムにノリ切れてないのも江森節。低音渋すぎて聞き取りにくいわ。リアル観劇した方たち大変だったのでは? ちょんまげカワイイけどねぇ



中川晃教、神の声を持つ男。確かに聞き入ります! それにしてもこの間観た「M!」のアッキーと違う~ 幼なかったなぁ(肌キレイ・・・) いま毎日成長中なんすね。父よ!とか歌うのでヴォルフガングとちょこっと重なったよ。



演出で歌が大盛り上がりでも、拍手の(ための)間とか取らないようにしてたのでしょうか。ここで拍手したい!という場面でも、間髪いれずに次の展開へ進んでまして。ミュージカルの定型を外そう作戦かしら。最後は映画館内で拍手送りましたけど・・・



私の隣に座ってたおばさま、ラスト20分あたりからハナミズずるずるでお泣きになってました。殉教って怖くて私は恐怖体験中で泣けず。思想とかに命を賭けるのってコワイよ~。





※最初とインターミッションと、最後にあなたのアッキーからメッセージあり。最後までご観覧あれ。







2005/09/07

『エリザベート』9/7

9/7 マチネ@帝劇 A席

エリザベート:一路真輝 トート:内野聖陽 



ルキーニ:高嶋政宏 フランツ:石川禅 



ルドルフ:浦井健治

ひいい~ ウッチー良かった トートダンサーにも負けないキレキレのダンス、ジュリー!(※くまのすけさんは「ヒデキ」と。私もヒデキ☆にしよっと)叫びたくなるような歌声。ウッチーただ者じゃなかったですヨ。衣装も祐一郎のよりずっと良かったし~ 



続きはまたあとで。まだあうあうあう!とシャウトした閣下の声が響いてます・・・



* * * *



さて。動きの演出はだいたい山口トートと一緒なんですけど、やはり年齢と体格の差か~? 随所で身軽なご様子の閣下でした。



最後通告のあと登場し、机に寝そべった~。祐一郎では机がもつまい泣かないで♪とかいいながら自信満々な色仕掛けで誘う内野トート。ひょえぇ ゴメン、笑いたいっ



わ、その後シシィの肩にかかってたローブ脱がした~ 他のとこでもシシィにはかなり接触してます! 迫って迫って追いかける内野トート! 熱いぜ!



えーとどの場面か忘れちゃったけど、消防士みたいにテラスからポールを伝って一気に降りてきました。祐一郎だとハシゴね☆ いいわ! 御者に化けても身軽です。運転席(というの?)からも一気に降ります。決して車輪伝いに降りたりしません・・・



軽やかさをさらに印象づけたのは、ルドルフとのからみで「闇が広がる(リプライズ)」のあたり。トートダンサーと一体になって舞う! 一瞬、閣下を見失ったくらいよ。うーむマント好きにはたまらない振り付けだ。他では抑え目の動きだったのがここで倍速になる感じ。



浦井ルドルフも見つつ閣下も見なくちゃで、どっち見ればいいのか迷う場面です。もうっ どちらも素敵で困るヨ。



でも軽く見えるのは衣装の影響も大きそう。ウッチーのはひらひらがたくさんあって、素材も透け感のあるものが多かったです。ハイウエストを強調してるデザインでさ。あとは胸のはだけ具合の差も大きい~ そう、ウッチーのほうが断然胸見せなのでした。 



で、肝心の歌です。ヒデキ☆! 祐一郎閣下がバズーカ砲で攻める「最後のダンス」をどう歌ってくれるのか? それはヒデキ☆歌唱なのです! あうあうあう~♪ こういうのも素敵っ 舞台で鍛えただけあって歌詞も聞きやすいです。



あ、でも全部ヒデキなのではないですヨ。基本的にはきっちり歌っていて、フレーズとフレーズの間とかブレスに入る前の切れ目とかで時たまはうん♪攻撃をしかけて来ます。けっこう効きます。下半身系です。攻撃のたびに狭い席で身悶えです。うひ。



山口トートは上からシシィを見てる感じだったけど(体格差の問題?)、内野トートは人間界の話が通じそうな閣下でした。革命家たちとも会話成立してるみたいだし・・・。シシィを追いかけて振られる様子が、好きなのにどうしていいか分からなくて意地悪しちゃう男の子にも見えてカワイイ。



カワイイといえば、木から落ちたシシィに恋する瞬間をうまく見せてくれました(「愛のテーマ」)。死のダンス中、ふとあげた手がシシィの顔に、そこで初めてシシィを見つめる閣下。で、はっとしてフォーリンラブ。カワイイよぅ



最後のチュウもついにこの日が~と感動を味わってるような。私だけの妄想すか?



ウッチー、とにかく入魂の変身っぷり。陶酔の表情とかシシィLOVE(ストーキング中)の表情とか、めまぐるしく変化してます。たまにコーチ!教授!と言いたくなりそうに~ 



山口トートは、あまりにコーフンしながら観てたのでいろいろ見逃してたり記憶がぶっとんだりしてそう。明日のソワレ観る時は、もう少し冷静に楽しみたいデス。



『エリザベート』9/6 ②

すいません。祐一郎の時だけどうしてあんなにエコーかかっちゃうんでしょう? 閣下の声がマイクの通り良すぎるのか、山口専用エコー班がいるのか。今回の場所はそれほどでもないけど、席によっては音割れ起こしてないか心配。



聞きたかった「最後のダンス」 腑抜けになりましてよ。



ラストのあぁぁ~♪ あぁぁ~♪に至っては頭まっしろ。この魅惑ヴォイスを何とか拒否するシシィ!うぉぉ・・・強固な意志!すばらしい!



あとは「私が踊る時」も。勝利した!とこぶしを握り、死の時も私は私、と歌うシシィ。その横に立って私だけがお前を自由にできる~♪のトート閣下。思惑は違うのに同じ歌詞を歌うのって面白い。勝ち誇った様子が高慢ちきちきそうでいいですよ~



私が見た中では祐一郎のバズーカに負けない女声、今回の一路さんが初めて。高音も無理なく出てて、王宮や民衆やトートに勝利したの!と自分の人生を掴んだ!という皇后の姿になってました。



でもライブ版CDを事前に聞いてるときは、一路真輝さんの声どうなのって思ってました。少女時代がキビシイわ、とか。ところが今やエリザの歌を自分のものにしてるんですね! 



「私だけに」聞きながら鳥肌立ちました。シシィはわがままな女の子だと思ってたけど、一路さんのエリザは、世間知らずだけど、自分を信じる意思の力がすごかった。そして細い・・・



続いて高嶋兄(政宏)。ルキーニ役が下手だとこの話は締まらないです。観客の気持ちや視線を誘導する役で、出ずっぱりに近いし、歌うし踊るし。いやぁ歩き方や仕草がうまい!それに声がいい! ヒゲが似合ってる~ 顔が濃いぃ~ 



さらに浦井くん。クウガに出てたのね。やっぱり見なくちゃだ(オダジョー見たいし)。マイヤーリンクでトートダンサーと踊ってる姿が華麗。声も高低しっかり出ていいっ 馬車からしゃーっと降りた日にゃ、もうフォーリンラブ。楽しみが増えた(わ、ばばくさいよー)



忘れちゃいけないゾフィーおばあ様。寿ひずるさん。大迫力で恐れ入りました。コワイです。死ぬ間際のこの手で育てた♪がなかったら嫌なやつってだけだけど、母親だったのは最後に思い出したのね・・・



そうそう、子どもルドルフは塩野くんでした。きれいなソプラノで素晴らしかった! プログラムにいつかトートやりたいって書いてあったのです。頑張れ!





閣下の御者姿、今回一緒に観劇した方は「釣りしてるみたい・・・」と! 降りる時も車輪伝いで可愛いよ! だたし衣装は改善希望!



うーん山口トートは、シシィを一段上から見ているような気が。人間風の話も通じなさそうだしさ・・・。闇の世界のルールでシシィの人生に介入してる感じです。保護者っぽい? 人間好きになったことないからね、どうすればいいのか知らなくて意地悪しちゃうんでしょう。



うい奴・・・ ふふ。





ともかくチケット争奪戦は大変だったけど取れてよかった~ 観れて良かった。



シシィに深く同調できないけど(だって皇后だもんな)、生きたね! 人生を闘い抜いた! と拍手を送りたい気分に。一日2公演をこなす一路さんにも!



『エリザベート』9/6 ①

9/6 ソワレ@帝劇 A席

エリザベート:一路真輝 トート:山口祐一郎 



ルキーニ:高嶋政宏 フランツ:鈴木綜馬 



ルドルフ:浦井健治

ついに観た! 観たよ~! 何だかもう足がフラフラだよう。夢見心地ってこういうことだよう。



祐一郎目当てだったはずなのに、高嶋兄と浦井くん、そして一路真輝らにもブラボー&ブラヴァ! あぁいまは興奮のなかで言うべき言葉には辿りつけませんっ といいつつ・・・



まずは祐一郎トート閣下♪ 



閣下は実はロボットなのかしら?という面白い動き。ルドルフと踊るとこは う、ううむ・・・ ファイトだ閣下。ダンスで腰が落ちないっていうのはけっこうツライですね。



でもあのキッス(もとい、口をふさいで窒息?)でそんなこともぶっ飛びました。しーんと静まる帝劇内、ワタシも双眼鏡越しに注視です! きゃぁぁぁぁぁ~という声にならない声が充満していたような気がする。私は心の中で叫んだよ。



ふ。動きが激しくない閣下。でーんと落ち着いた(でもシシィをどこまでも追いかける/恋は盲目)帝王ぶりです。ノンノン!ダンスが苦手とかじゃないのさ。閣下は人類の英知など及ばぬ基準で動いているに違いありません。何せ出身「ちきゅう」ですからね!



教会や御者や医者に扮装して、



コスプレイヤー☆な閣下 



そのわりに変身しきれてないケド。カフェのみんなももっと怪しがらないとさ~ 



顔まわりが金髪でうっとうしいから、衣装はすっきりしてほしいなぁ 特に前半着るモコモコタイプは非常に見栄え良くないです。



あと、プログラム写真にあった真白な衣装、前はドコで着てたのでしょうか? 見たかったのに! 今年は変わってしまったのね! 見れない悔しさでハンカチ齧っちゃうわヨ。黒一色だと動きがないと余計に見にくかったのです。



バルコニーから用心深くハシゴを降りてくるとか(死の帝王なのに意外と人間味あります)、ルキーニににたりと笑っているとことか、羽ペンが拒否されたお怒りで床に突き刺さるとかがツボでした。



最高だったのは、医者に化けた閣下の場面。



フランツに性病をうつされてしまい、いっそ死ぬわ!というシシィ。その言葉を聞き、有頂天になった閣下の喜びようですね。顔はニコニコで、マントもちゃっと脱いじゃうし、それをぐるぐる振り回して飛ばして大爆発! 今まで落ち着いてたのに実は襲っちゃう気満々だったのか~ むー。



もっとあるんですけど、歌のこととか! もうコーフンでぐったりなので続きはあとで・・・。



2005/09/03

『秘太刀 馬の骨』②

「武士にあるまじき者」



次は木刀でなしに竹刀で from半十郎。



カット割り、シーン転換がこれまた・・・動きが多くあり。大河ドラマも少し参考にした方がいいよね、このスピード感は~。怪しそうな雰囲気の目線が飛んでました。全6回だから後半への伏線になる、と。



あ。了解よ、馬の骨の使い手かを見極める時は後ずさって走る!ね。空間や時間を自由に伸ばしたり縮めたり見えないものを見せたり。演出は見た目リアル路線じゃなくて、心象風景優先で。45分間にぎゅっと納めてて楽しい。



さて対戦者は「受けの沖山」を六平直政。六平さんの迫真演技は怖い。目だけアップもあってますますギョッ。石頭対決すごかった。殺気におののく半十郎(段田安則)かわいいです。お茶目さではウッチーより流石の上手。ウッチーの溌剌演技をうまく受けてる感じね。素敵です。



多喜ちゃんを家老(近藤正臣)に取られちゃった銀次郎様・・・ 口の開き加減ナイス! 今週も正臣ゆるいんだか何だか。跡継ぎがほしいって・・・いやん。魔の手が多喜ちゃんにっ NHKの時代劇でこんなに男女のことが出てくるのって斬新?



んん~ 傷の熱でうなされて母上~ と多喜ちゃんの手を握る銀次郎。ウッチーかわいいわ。でも後家さんを凝視!見過ぎ! 



来週は帝劇でトート閣下のウッチーとお会いします。うぷぷ。



2005/09/02

おお体重増加してる

二日間の報告。



○Yちゃんとランチ。またまた飽きもせず祐一郎への愛を語る。やはり妻が楽しくしてないとね!と深く頷きあうミセス連盟でした。ライオンキング観劇に東京に来て来て! 後半は秋物ハンティング。最近のYちゃんお気に入りの店に連れて行ってもらい、片っ端から試着して黒7分袖カットソー購入。久々にやたらと落ち着いたベージュのマニキュアも買う。秋はシックに?



○イタリア旅仲間のK嬢を誘って、胃炎治療で絶食してた(いまはお粥OK)T嬢のウチへ。ポロコなんぞを買って回復したら食べる!と欲望をたぎらせていた。気持ちは元気のようだ。早く完治しますように。



○そんなT嬢の家へ私の夫とその友人が。札幌が暑くて困ったのでちょうど札幌出張になった夫にTシャツミュージカルMD持ってきて!と頼んでいたのでした。MDは持参分じゃ物足りなくなったから・・・ 山登りに行く途中に寄ってくれました。感謝。夫は私に太った!と言い置いてまた出かけていった。そうよ食べまくりだもーん。



○「ベガーズオペラ」のため、3時間半 電話電話電話! 家に電話した父が繋がらない・・・と困惑してた模様。とりあえず2公演買えた。



○祖母に会いにちょこっとお出かけ。元気いっぱいで喜びすぎの犬とも遊ぶ。犬には訓練する楽しさもあるのかも。かわいいヤツだった。



○回転寿司をたらふく食べた。ホッキとエンガワとマグロが特に美味しかった~



○さっき寝ていた猫が みゃみゃみゃっ と寝ながら鳴いた。自分の足を咬みながらだったし悪夢だったらかわいそうかと思い、ナデナデしつつ声をかけた。良い夢だったらごめん・・・