12ページ分、バルジャンは葛藤した。小さな活字2段組の全集のなかで・・・
どちらも選べないときって、こういう堂々巡りの反芻をしますね。あたふたして、道を見失いかけそうな勢いです。天使になるか、天使の仮面をかぶるか? 一人を救うか、町全体を救うのか?
どういう結果を選んだかは分かっているけど、そこへたどり着くまでにどんな考えがバルジャンの中を駆け巡ったのか、面白い!
長いので、そんな回りくどくかかなくていいよと思うこともあるけど、ユゴーの執念というか根性を感じながら読むのも一興か。ヨシ来い!って感じ。
ところで、読んでたらちょうど「マルグリット」という女性が出てきて、それは「真珠」という意味だ、とありました。そうなんですか~ 知らなかった。
あと、「コゼット」はファンチーヌがつけたあだ名で、本名はユーフラジー。コゼット、にはどんな意味があるんでしょう? 知ってる方がいたら、ぜひ教えていただきたいなぁ
『河出 世界文学全集9 レ・ミゼラブルⅠ』井上究一郎訳、河出書房新社 1989
追記
コメントで教えていただいたサイト、便利!
Cosette is Victorious People :勝利を得た人々(セルゲイ訳)
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