ISBN : 4-10-400108-2
☆☆☆
日常の言葉で哲学を語る哲学者ということだが、短いコラムのなかでは「言い切り」型が多くて、続けてよむと面白味がないうえに、イライラさえ感じてしまう。短い文って難しい。
論調が硬いというか・・・青年の主張のよう。すべてこの世界は、自分のなかにしかない、とか、花が咲くのも自分が生きて存在していることも神秘ではないか、というのとか、そうだよねと思うのに、他人を跳ねのけるような物言いをするのが、好きじゃなかった。
あと、彼女の実体験から生まれた考えなのだろうけれども、あまりにコラムの字数制約があって、全然そのあたりが書かれていないのも、つまらない一因だと推測されます。
本当の哲学は、あたまじゃなく、全身、五感、すべてから生まれるものでしょう。
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