いずれもマチネ。
13日(金)13:00 B席
14日(土)12:00 S席
こんな事態・・・信じられないけど、マイラブ祐一郎のことより先に。
=これから観劇で楽しみにしてる方は色々書いてるので、読まないほうがいいかもです=
■綜馬さんが、綜馬さんがーー!!!
↑という悲鳴のようなレポを頂いておりましたので、いやどうなっちゃってるのか楽しみで仕方なかったんですよねー。
久しぶりの祐一郎のシルエットに感無量になってたものの、上手から登場してきた綜馬さんに目が釘付け・・ むらむらの白塗り??? ビンディがズレてる??
「少々酔ってらっしゃるがね」 ずどーん。さすが、非常にノーブルでらっしゃる。でもコワイよー。爬虫類のような雰囲気が舞台から漂ってきます・・・こんな綜馬さん見たことないー。
素敵な今さんとマリー様の逢瀬をじっと見るも、あぁきっと、この先には見てはいけないものがあるに違いないわ!ってくらいドキドキしながら、私の心はピンクのベンチが気になって気になって!
「だってこれを、あの華奢で爬虫類みたいな綜馬オルレアンが蹴っ飛ばすんでしょ? そーなんでしょ??うわぁうわぁうわぁ」
そしてついに、マリーとすれ違いながら綜馬オルレアン公がいらっしゃいました。さぁ、オルレアン公ショウの始まり~♪
ひいいいいいいいーっ(怖いのに、なぜか笑顔になる私)
こわい、こわいよー。ママーー!(さらに笑顔爆発)
こんなシリアスな舞台ですが、ここだけ拍手喝采したかったっす。ヨッ!とか。
どうやって歌うのかと思ってたら、うーむ。ちゃんと歌ってくれましたね!
お兄ちゃん(高嶋さん)は、セリフに節がついた程度だったけど、綜馬さんは違いました。あのいいお声で歌ってくれました。
跳ねるような綜馬さんのクセのある歌い方が、妙に合っていて、しかもこんなだけど(コホン)美声・・・
ソウマ・・・恐ろしい子!(白目むいて言おう♪)
「卑劣か?」のオトメポーズといい、上手際での腰の動きといい、ラストの髪を振り乱しながら雄々しく叫ぶ姿といい。鈴木綜馬、新境地、開拓。
「負け犬どもぉ~」って艶めかしく腰を動かしたわー(あまりのお姿に落涙)。ああ!
「どうしたぁ あんあんあん・・・・♪」
こんな綜馬さん、誰が想像できたであろう? 少なくとも、私は妄想すら出来ませんでした。修行不足でした。役者魂、驚きとともに拝見いたしました! だって、あんあんあんっって! なんじゃそりゃーっ
内気な通信士? マザコン気弱な皇太子? そんなもの、捨て置け!(友人プーちゃん談)
あと、普段の3倍くらいに綜馬さんの目が見開かれたママで、お目が乾きますよ・・・と心配でした。見開きっぱなしで、高らかに歌い上げます!
激しく動きすぎて、14日マチネの時は前髪がキューピーみたいにオデコにくるっと落ちてきて、目に入りそうでハラハラしましたー。
この場面の後は、オルレアン公が男色好きだったという話がさらに強固に。そうでしょう、そうでしょう。ものすごく物腰などは貴族的で、だけど権力志向が高い。また、その爬虫類風のありようからも、大物になれない小狡さのようなものも透けて見えたオルレアン公でした。スゴイ、スゴイです。
これだけ蛇っぽいなら、金を出して王座に就こうとする人物だというのも、ものすごく納得でした。
ハイ・・・この後に続く、ボーマルシェの「ご満足いただけると自負しております」ってー。綜馬さんのパフォーマンスに向かって言ったと思いたいくらい。
『なんというセレモニー』では、じーっと柱に手を当てて、石のように気配を消して心の中でほくそ笑んでいた様子。まぁっ かなりねちっこそうな性格よねー。目だけ動かして様子を見てましたよ。
『正義の鐘よ』での「所詮はあばずれ~♪」で、14日昼ではジャケットの両肩を落として、いやーん、のポーズ。兄オルレアンのキッスメイクなんか、かわいいものだったわ。完全に、私、これを見て墜ちました。違う世界にぶっとばされました。
他にも、「ヴェルサイユヘ!」と叫ぶときの「V」の発音が見事な公です。帰国子女。
お楽しみ2、ピンクのエプロンのオルレアン公。「何をしているのぉ」は、これまた想像を裏切る一本調子の裏声だったんで、私の脳ミソは限界!の沸騰状態に・・・
たーすーけーてー!
そうそう「市民、フィリップ・エガリテと呼んで・・・」で、とても偉そうなとこともツボです。その不遜なところがあだになったか、彼もマリーの1ヶ月後ほどで処刑されちゃうんですよね。かわいそうなヤツだ。
■いまハイライト盤聴いてますが、今さん綜馬さんが入ってないのが、悔しいのです。素晴らしい歌、演技でしたので。CDがダメなら映像を残すっていうのはどうでしょう?(ますます見込み薄いが) どうにか残して頂きたいです。