2011/04/30

激痛のその後

4/28に知覚過敏なのかも分からないくらいに激痛で、風が吹いても痛い歯、という状態でした。あまりに痛くて涙が出るほど。仕事を休んで病院に駆け込んだ、その後です。



結局、重度の知覚過敏でした。いちおう、神経を抜くまでのいくつかの治療をやってもらったのですが、全く効き目がなく、これでは歯列矯正どころか日常生活も送れん、と腹をくくり、神経を抜いてもらって帰ってきたのでした。



抜いたら、全く痛くない(当たり前ですけど)。



さらに、私には、くいしばるクセがあるので、それをもっと気をつけるよう指導されました。起きてる間はけっこう大丈夫になってきたものの、寝てる間はコントロールできないと話したら、暗示だ!と言われました(これは教科書にも書いてあるんだって)。
ええっ? 暗示ですか・・・ くいしばりません、と念じて寝るのか。がんばってアホ面して寝るようにします。
あとはシュミテクトでやさしーく歯磨き。



でもって、すっかりけろっと治ったので、昨日はアウトレットなどにお出かけ。服が4枚で4000円、お買い得~♪
さらにアウトドア用品の店では、オットとザックなどを購入。お買い物楽しい~っ



そして今日、歯の痛みがなくなったので、それでは、と最後の抜歯をしてきました。私の前歯は1ヶ月くらいでまっすぐ並ぶらしいです。歯が動くのは早いみたい。嬉しいわぁ



和装の祐一郎@NHK

『探偵Xからの挑戦状!』第二回「ビスケット」



探偵「巫弓彦」役で、山口祐一郎登場でした。はー、コスプレ満載で、NHKドラマ班さま、ありがとうございます!



始終ささやき探偵だったので、必死に耳をダンボにして集中して見てましたー。



・赤味のある茶の地にストライプのスーツ、
隣で見てたオットが体に厚みがあるんだねぇとつぶやく。ふふふ、その厚みは美声の土台なのよ!
・たこ焼きも焼く(きっと鼻歌がステキ)
・居酒屋でホール係りもして(リクエストがあると歌ってくれるかも)、
・新聞配達も(仕事帰りに歌ってそうだ)。



・謎解きには、和装、羽織つき。
ものすごく大きい人というよりも、やはり厚みがあるひと、という感じで映りますね。
手にハンドクリーム塗ってあげたかったけど、ダイイング・メッセージの手の形を魅せてくれたわ。うーん、うつくしい。画面に向かってハイタッチしに行くところでしたよ!



犯人に話しかけるときは、感極まった感じで、これまたオットは表現が大きいな・・・と。舞台上じゃちょうどいいのよう。
立ち上がったときには、一発ぶちかますのか!と思ったけれど、そうじゃなかった。足が痺れなかったか心配になったけど、剣道で鍛えたから平気だったのかしら。



ちょこちょこNHKドラマへの出演があるのは、喜ばしいことです。



姫宮さんと別れるとき、ちょこちょこ歩いていったのが監督の指示なのか、ご本人の判断なのか、知りたい。優雅に歩くっていうのは、ダメだったのか。なんか可愛い歩き方でした。







2011/04/28

『レ・ミゼラブル』4/16-7 ファンテをつつむ愛

知念ファンテーヌに優しく、優しく語り掛ける祐一郎バルジャン。以前はジャベールを気にして、ささっと立ち去ろうとしてましたが、今回はそういう素振りがありませんでした。



静かに、ファンテーヌに語りかけ、しっかり見つめ、抱きしめてました・・・・ 何て優しいの!



これはもう父性愛なのかなぁ 義務や責任感から出た行動だけれど、この時点で大きな愛情がバルジャンの心に溢れてきているようです。



守ろう、私が♪



本当に、全身全霊でコゼットを守り抜きましたものね。



うわーーーん。



ファンテを抱き上げるとき、そんなに大変そうじゃなかったのが安心。祐一郎の腰が心配で。軽いファンテで良かったなり。



ベッドの縁に腰掛けて、ファンテの手を包んであげてる、そのお姿。横顔。
素晴らしくステキで、またもポワーン。自分の手まで暖かくなったみたいな気が(妄想パワー)。



■KENTAROジャベールとの対決


うーむ、こりゃ向き合った段階で、祐一郎の勝ちでした。頑張れKENTAROジャベ。
丁々発止(翌日の禅ジャベを観て、すごく良くわかったのですが、こちらは本当に丁々発止、いい掛け合いで震えました)のやり取りとまでは、さすがに行かず。


向かい合って立ってるだけで、バルジャン優勢なのが明らか。体力的にはバルジャンが勝つだろうと本人も言っているものの、お前はクズの24653!と蔑むジャベールの怒りは、バルジャンのコゼットを保護したい気持ちとは、互角にぶつかり合っていいところです。


という点で、気合負けだったかなぁという印象でした。


ジャベールと素手で戦う場面、最後にジャベールの背中をドンと殴ってノックダウンさせますが、ジャベの背中の30センチくらい上でチョップ繰り出しただけで、倒しちゃってました!
気功もびっくりのバルジャンチョップねー。すごいわ。


■テナ夫妻との対決


阿知波さんの椅子に押し戻すの、足を引っ掛けてぐいぐい押さえつけてます。あのバルジャンを足で押さえ込むとは、実はすごいのかも、女将さん。


三波テナも歌がぶれず、とってもいい合唱で、夫婦相和。


お金の交渉もまどろっこしいなって顔で、早くコゼットをここから連れていくんだと決めている態度で、さっとコゼットと出て行きました。
私の子だ。の言葉に込めた決意、優しく話しかけているが、肩にかけた手は逃亡者となってもどうにかしてこの子を守る、と決めた力強い手なの。とても優しくて、大きな。


リトコゼちゃんもくるーっくる回してもらって、やったぁ!な感じ。その大きな人がお父さんだよ、幸せにおなり!



山口祐一郎@巫弓彦、今夜登場

放送が中断された第1回放送、の再放送が昨夜あり。この最後に、探偵役の祐一郎のスーツ姿が映ってましたー。



茶系のスーツをびしっと着こなしてましたね。



今夜は楽しみだわぁ



4/28 夜10時~ NHK「探偵Xからの招待状!」
http://www.nhk.or.jp/tanteix/top.html





いてぇいてぇ

数日前から、歯が・・・というのか、歯ぐきのあたりというのか・・・が、痛い。最初は歯磨きがしみた。次に、コーヒーもしみた。今は、風が当っても痛い。つ、つうふう・・・?



今日は歯磨きが怖すぎて(脳天に突き刺さる的な)昼食が食べられず、午後はふらふらしながら仕事したわ。帰宅して、モゴモゴ食事、歯磨きは目に涙を浮かべながらしました。



知覚過敏で治療してたところが悪化したのだと思って、熱いものがしみるのは、もうデッド!と主治医から言われ、いろいろ相談したけれど、結局この歯の神経を抜いたのでした。



抜いた後、麻酔が切れて思ったこと。神経抜いたのに、痛いんだけど! 
(歯並びは悪いが虫歯で痛くなったことなどがないため、もちろん神経抜くのは初体験。抜いた後も痛いのかも知らない。どうなんですか?)



一日待ったが、また痛い。



鎮痛剤も効かないので、明日、無理矢理 時間を空けてもらって病院へいくことに。私の貴重な休暇がまた減ったぁぁ 



知覚過敏なのか、矯正治療の器具か何かなのか、もう痛すぎてどこが痛いのかを言うことが出来ないのすー。



思いがけず4連休にしてしまったが、痛いままだと、カナシイ。



2011/04/27

『レ・ミゼラブル』4/16-6 ピッと止まる、さあどうぞ

市長殿になったバルジャン、背筋も伸び颯爽と舞台の奥からご登場でっす。



きゃーっっ 祐一郎・・・だから好きだよ、はぁ 囚人からの変身ギャップがステキすぎ。
舞台進行のお約束が良く分かってない我がオットが見たら、もう違う人の話だと思うに違いない(いつか見せてあげたいと思っているんだけど、本人興味なく・・・



ファンテーヌに指指され、「私が・・した!」と驚くのでした。雇用を守れなかったため、「こんな目に・・・
見るごとに、この時の祐バルの申し訳なさが深まっていく気がしてます。
前に見た橋本さとしバルジャンなんかは、全身で助けよう!と表現してるのですが、祐一郎の場合は動きが少ないにもかかわらず、ファンテーヌを思いやる気持ちが手に取るように分かるんですよね。



何でかな。声でしょうか。「どうしたなら助けられる」 ウソのない心からの言葉として伝わってくるんだわー



あとは、膝をついてファンテーヌに語りかける姿に、相当の女子はポワーンとなっているはずだ。当然私も。キレイな格好した人が膝ついたり馬車を背負ってたりすると、キュンですよね! ねーっ
馬車の荷台を押し上げるときは、さらにジャケット脱ぎ&放り投げパフォーマンス付きなので、ますますトキメキ指数アップ。あ、これってジャケットプレイ・・・? 



それなりにやってきた自負があるバルジャンの心を粉々にするファンテーヌの姿、自分へ向けられている敵意。ああ、無常! とか言いたくなる場面です。頑張れバルジャン、負けるなバルジャン。


さて、歌いだしのとき、ピッと動作をキメてます。いつもの祐一郎です。
それが面白いというか、愛おしいというか、ついウフフと笑ってしまうのだけど、それが祐一郎を大きな役者たらしめているのかな?と思うようになってきた。これって贔屓目なのかしら?
構えているんだけど、構えすぎには見えなくて、この場面に全力で!という姿勢に見えるの。やっぱり贔屓目か?


ただ立っているのが素晴らしく上手。ご自分が動くとものすごい影響を舞台に与えるのを、本当に良く理解されてると思うわ。


自分こそがジャン・バルジャンであると言うか迷う名曲、 Who am I ?「裁き」


ピッと止まって、ハイ、どうぞ! 奥へ去っていくジャベールを見送ってからの場面なので、最初は客席に背を向けたところから。歌いだしの直前にくるっと向き直りますよー。
キュッと!


私の脳内では、塩田さんのキューの他に、ヨシキタ!ズバーンとキタ!などと野球か・・・という掛け声が掛かって賑やかです。深刻な場面なのに、舞台に祐一郎しか立ってないせいなのか、ついおちょくりたくなる。悪い子だー。


裁判所でのやり取りも、目をつぶってたら見逃しかねん早さですね。裁判長も、バルジャンと間違われてる男も、まるで背景。バルジャン×ジャベールの無言対決。


にわかに事態が飲み込めないジャベールを尻目に、ファンテーヌを助けねばの一心で法廷を後にする市長殿であった。


うーむ、見事です。囚人から市長殿になって、また逃亡者になるまで、一体何分の間に起こったのやら。その分、演じる役者さんたちも、一瞬で数年を越えていかなくてはならないのですね。KENTAROジャベール殿は、そのあたりまだぼんやりしていたかなぁ


わが祐一郎バルジャンは、完璧よ! って、市長以降は実年齢に近いから、今とてもいい感じだわ。


2011/04/26

『レ・ミゼラブル』4/16-5 俺はジャン・バルジャン

いやー、何回見てても、オーバチュア、ジャッジャジャーン! で熱き血潮な気分に引き込まれるのがスゴイです、レミ。



■「囚人の歌」 囚人たちがスモーク&ライトに照らされて行進してくるだけで、めまぐるしく物語が進行。バルジャンが仮出獄するまでの間に、かなりの情報が詰め込まれてます。



友人に「祐一郎の足首きれいだから見てね!」と言ってたくせに、久々のレミなのでコーフン激しく、足首まで見る余裕ナッシングでした。スモークと光の効果やら、音楽の素晴らしさやら、祐一郎のデカさだのに目が奪われておったのだった。



パンひとつ盗んで5年の刑、あとは脱獄の罪で、計19年もいた。
え、この汚いひと幾つ?(40代半ばよね・・・んまぁ!ってな感じですわ、青春なかったね・・・



俺はジャン・バルジャン。俺はジャベール。 
この名乗りあうところ、東宝CD時代の祐バルには反抗心があって言っている感じですけれど、最近の感じは・・・哀しみがこもっているように感じてます。誰も、ずーっと彼をジャン・バルジャンと呼んでくれてないのですよね。
あ、この先も、偽名で暮らすので、本名で呼ぶのはジャベールだけなんですね。あうー。



■「仮釈放」 いまこそ、自由だ・・・ 
祐一郎バルジャンの声に、胸がぎゅっと捕まえられてしいまう。待って待って手に入れた自由に、期待している様子が伝わる声。大事そうに「自由だ・・・」と言う声でした。
気持ちがぱーっと開放されていくような歌声。



■「司教」 前科者に世間は冷たかった・・・善悪の判断もつけられなくなっていたバルジャン、銀の食器を盗むが司教の愛で目が覚めるのでした。


これも悪い人になっていたっていうよりも、社会からはじかれてしまった者に社会のルール(モノを盗んではいけない)を守る謂れはないですものね。
バルジャンをここまで追い詰めた法のあり方は正しいのか! などと憤る私・・・怒っていたら、あっという間に舞台が進行してしまうので忙しいっす。


悪いことをするのは知っているが、罪悪感がなくなってしまったのよ。哀れ、バルジャン。


この日(16日)、祐一郎バルジャンったら、倒すべき椅子の背を一度触って場所をしっかり確認してから、ダーンと倒して捕まってました。カワイイ・・・うぷぷ。


■「バルジャンの独白」 前回公演のとき、ワナワナっと手をふりながら立ちすくんていた祐バルですが、今回は手をふるのはあまりしなかったですね。


むしろ、衝撃のあまり動けなくなっているみたい。表情も、はっきり何かと分かるようなものではなく、考えこんでいる感じ。これまでの自分を振り返っているのかも。


憎まれた俺は、この世を憎んだ。石のように心を閉じて生きてきたのだ、俺の人生。
あの地獄へ送り返さずに自由をくれたのだ。
生まれ変わるのが、神の御心か。


歌ってスゴイわー。バルジャンが40年来の自分を内面化していく過程が、ここに凝縮されてます。


闇を這い出そう、光を求めて別れを告げよう。罪がうずまくジャンバルジャンの世界と。
ジャンバルジャンは死んで生まれ変わるのだ。


レミを見始めたころ、このバルジャンの行動を地獄へ戻りたくないばかりに起こした行動みたいに思ったんですよねー。何で仮釈放の紙を破いたのかなって疑問でした
バルジャンを捨てるのは、逃亡犯が偽名を使うこととは、バルジャンの覚悟から言うと、ちょっと違うんだと気づくのに時間がかかったよ、私。


厳しすぎて間違っている法律や警察よりも、神の求める生き方に近づきたくて、別人になろうという覚悟なのね。バルジャンを消してしまうというのは、それもまたツライことがたくさんだわ。


というのが分かるようになったのも、祐一郎のおかげかも。祐バルの蒼白って雰囲気の覚悟の強い姿を見ていると、司教さまから受けた愛がいかに彼を救って、そして生き方を示してくれしたのかがすごく良く分かるから。


あと、祐一郎の年齢が最高にバルジャンとマッチしていて、これまた、まさにバルジャンだなと思わせる。
たいていのひとは、人生見えてる年齢にあって、これからを覚悟している姿って、思いのほかズキンとやられちゃうのです。子どもがいてもいい年齢の人が、生まれ変わるぞって思ってるんですよ。すごすぎますって。


闇から、上を目指して生きていくバルジャン。やがて闇に吸い込まれてしまうジャベール、誰だよ、ほんと、素晴らしい舞台です。同じメロディで表現するなんてねぇ 


久しぶりだったせいか、司教さまのお声を聞いてる段階で滂沱・・・ で、バルジャンが覚悟して立ち上がったのを見て、嗚咽。
前も書いたけど、なぜか号泣さんばかり近くにたくさんいたので、心強い・・・席で、遠慮なく、うおおう、と泣いた。泣くと気持ちいいよねぇ





2011/04/24

『レ・ミゼラブル』4/16-4 三波テナ~

■ゲスで食えない感じ。駒田一テナのほうが、さらにさらに上を行く気がしますが、かなりの人物でした。
それにしても、三波豊和テナルディエ、DNAでしょうか ステキに良い声で動乱のフランスを生き延びていましたわ。



キャラ立ちしすぎているキャラ設定にもかかわらず、すごくリアルな人物として演じておられるのが好きですよー。



テナ最初の「へい、ただいま!」の返事をするときの顔、最高にイイっす。
声は陽気なオヤジで、表情はくそ食らえ、すごいですねぇ 私もこれくらい表情のコントロールが出来たらいいのにと羨ましいくらい。



テナルディエのオヤジの脳内には、雲の上のような妄想世界は一ミリもないでしょう。全て現実のなかで人生は展開、神の視点など気にならず今日を生きることに全生命力を惜しみなくそそぐ、したたかさ。



・・・私にないものばかり!



バルジャンは神の国に行ったし、ジャベは神にそむいたために天国へは行けなかった。あら? じゃ、テナルディエはどうなるのか、ふと考えてみました。



たぶん、天国の不良門番に袖の下を渡そうとしてますね~ いつもどこでも、最高のコスパを求めて行動していることでしょう。


■笑わせようとしない。
笑ってくれよ、とか、笑うシーンだよっていう方向を客席には強要しないテナでして、いいバランス感覚をお持ちだなぁと感心。この加減が私の好みと合わないときは、しらけてしまったりする。


何せ、どんなにおどけても、私はバルジャンが幸せになってほしい一心で舞台を見守っているので、テナルディエに共感するなんて余裕はないわけですよ。


でも、テナに求められる役目って、神の心だの法律だ、市民のためだ・・・とお題目を唱えるバルジャン、ジャベール、アンジョルラスらを尻目に、
生きるってこうだ、命を大事にってこうじゃん、というたくましい人間として彼らの対極に位置しなければいけません。
かといって、大人物のような貫禄はなくていい・・・ ね、難しい。


これまで、テナルディエはお笑い担当のように見えてたことが多かったけれど、ここ数年のテナ役者さんたちは、この役をより面白く、深く、重要な人間として表現されてきてますねー。


ブラーボー!



2011/04/23

『レ・ミゼラブル』4/16-3 阿部アンジョルラス

スコーンと抜けていくいい声の人、という印象だった阿部よしつぐさん。さて、アンジョルラス役をどのように演じるのか。



■ニャー?



これまでの、スカッと気持ちよく抜けていく響きとは違う声に聴こえます。あれれ。少し鼻にかかってるのか、喉がしまっているのか? 語尾というか音の最後がにゃんっとコブシが回ってるように聴こえました。少し気になる。



立ち姿は、すっきり細マッチョという感じ。赤いベストがきゅっと端正な雰囲気を華やかに見せてます。着こなしも、すっきり派ね。
細いせいか、がっと引き寄せる感じはなかったですね。それがまた、学生たちの未熟さも見るようで、私には眩しくもあり、痛々しさもありでして。
そんな若者たちが酒を酌み交わすのを、じっと見ているバルジャンの成熟した人間からの視点も加わって、ああもう、レミの舞台構成って抜かりないわ)



そうねー、阿部アンジョは、クールで知性派なリーダーでしょうか?
常に100%っていう張り切り感もあったので、この緊張感が今後よりクールに向かうのか、あるいは熱く燃えるのか、見てみたいわ。



私、祐一郎の出演日をメインに日程を組むので、アンジョルラスで見たことある方、偏ってるかもなぁ





Red and Black♪歌ってるときに思ったのは、一歩抜きん出たリーダーっていうよりは、仲間をまとめる力がある人物なんだなと思いました。声高に言わないけど、社会のことを考える真剣さで仲間をまとめているような。


このカフェに集まる学生たちがどうなるのか、筋を知っていれば考えてしまいますよね。
命を無駄にするなとか、学生たちがバカなことをしたのとか、一時はそう考えてたんですけれど、それでもこういう若者のエネルギーっていうのは、そういうものだな・・・
この先のシーンを思えばカナシイけれど、瞬間に生きている姿に胸が熱くなってしまうのは、抑えられませぬ。


んでもって、アンジョ。マリウスが撃たれてものすごく取り乱すとこがー、いきなり子どもみたいにウワーっとやけっぱちになり、砦のてっぺんで赤い旗をぶんぶん振り回してます。
やめろと止める仲間も見えないようで、そんなにマリウスが大事なのね、あぁ、邪念がわきあがってしまう~


幻のようなコゼットにポワーンとしてるマリウスを叱咤したのも、嫉妬からか、そうなのか。
知的クールリーダーっぽかった阿部アンジョですが、マリウスに対しては上下の立場じゃなく、イーブンな気持ちがあるらしい。



今さんと圭吾さんには、ミュージカルに興味を持つまでに間に合わず。見たかったぁぁ


2011/04/22

『レ・ミゼラブル』4/16-2 収穫ありすぎ

祐一郎については、まだちょっと先。プリンシパルも初めての役の方がKENTAROさんのほかにもいらして、それがまだ素晴らしいんだものーっ 



■エポニーヌ、平田愛咲
パリの貧民街に現れた姿、この暗転の間に何があったのーっと言いたくなるくらい、悲惨なことがあっただろうねと思ってしまう、なかなかにたくましい(あ、ボディは細いです。精神がね)子になってます。



マリウスに話しかける表情は子どものように可愛いのだけど、態度がオトナびてるのが、エポのこれまでの人生経験の深さを見るかのよう。本当はキレイな心でいたいのよね・・・



平田エポは、なんといっても、声が好み~ コゼットが聖女的な高音を歌うのに相対して、エポニーヌは低いパートを歌うことが多いですが、その低いところの広がりがとってもいいです!
低音がきれいに出るので、これからも役柄は広がりそう。





エポニーヌは「オン・マイ・オウン」や「恵みの雨」、「心は愛に溢れて」の三重唱、不幸な役ですが歌はものすごいメイン。エポニーヌ役が好みの感じだと、ぐいぐい引き込まれて行きますねー。
心は愛に・・・の 低めに独白で入ってくる「片思いだわ・・・あたしはひとり・・・」のとこ、好きなんですよ。
恋に落ちた二人のラブラブハーモニーの低奏になるのが、とても切ないけど響きあってる回に当たると、背中がぞくぞく震えてきます。


これからの活躍が楽しみな方だわぁ エポニーヌ役も、もっと自分のものにしてほしいでっす。


■ファンテーヌ、知念里奈




エポニーヌ役(2007、2009年)より、ずっといい!エポニーヌにしては、知念さんの可愛らしい雰囲気が邪魔してたと思うのです。
でも、ファンテーヌは、可愛くて大丈夫な役ですっ。可愛い人が、子どものため、コゼットへの愛情のために全てを投げ打って、どんどんドン底に落ちていく哀しい人。世間を知らなかったわ・・・の言葉を、可愛らしさが裏付ける感じになって、いいのだわー。


何でか分からないんですが、ファンテ役の方たちは娼婦になっちゃってからが輝きますね。役としても面白いからか。それとも「ファンテーヌの死」で歌うから、そちらに人物像がセットされてるからでしょうか。


知念ファンテも、「夢やぶれて」よりも、死の床で幻のコゼットに向かって話しかける姿がたまらなく良かった。
命は消えそうなのに、子どもへの愛情が少しも消えないあたり、涙腺決壊、泣きすぎて祐一郎の美しい横顔もよく見えませんでしたーっ うぉぉー。


それから、白いドレスの人となってバルジャンを迎えにくる姿も、この世の人じゃない雰囲気が出てて素敵でした。知念さん、意外と低めの声が聞きやすいのね~


16日じゃなくて、17日のときに気づいたのは、コゼットが駆け寄ってくるのに気づいたファンテが、コゼット!って表情してからすっと立ったこと。これまでのファンテで、私はこういう表情してバルジャンから離れた方は記憶になかったので、新鮮でした。


瀕死のバルジャンにばかり目が行ってるから分からなかったのかもですけれどねー。今までは、母としてっていうより、天上人な雰囲気が強かったように思います。


はー、「コゼット、愛された~♪」 にいつも泣かされてますね。ダメ押しが「俺の命!」 うわわん、って感じです。
すっかり涙スイッチが設置されてるような気がしますねぇ そこに美しい音楽が流れてるんだから、泣けといわんばかり。素直に泣いてます。


2011/04/21

『レ・ミゼラブル』4/16-1 新ジャベール殿

4/16 17:00@2階S席



バルジャン/山口祐一郎 ジャベール/KENTARO エポニーヌ/平田愛咲
ファンテーヌ/知念里奈 コゼット/折井理子 マリウス/山崎育三郎
テナルディエ/三波豊和 マダム・テナルディエ/阿知波悟美
アンジョルラス/阿部よしつぐ
リトルコゼット/蒲生彩華 リトルエポニーヌ/飛鳥井里桜 ガブローシュ/小宮明日翔



グランテール/土屋研二 クールフェラック/杉山有大 ジョリ/士倉有貴
コンフェブール/谷口浩久 フイイ/宇部洋之 司教、レーグル/武井基治
バベ/高山光乗 ブリジョン/清辰之介 プルベール/五葉隼人
モンパルナス/尾崎巧使 クラクスー/高舛裕一
買入れ屋/坂本幸香 マテロット/曲木佐和子 ファクトリーガール/さとう未知子
ジベロット/中村美貴 マダム/谷口ゆうな
少年1/北川理恵 少年2/山岸麻美子 かつら屋/恵理



■・・・誰?



すいません、すいません。祐一郎以外のことはアタマにまるでなくて、囚人祐一郎に優しくないジャベール殿が、どなたか分かりませんでした!



一瞬、声の出し方は今さんぽいかな?と思ったけど、体型とか歩き方が違うし・・・(さすがに今ジャベでないことは知ってたわけですし)
休憩でロビーで「本日の出演者」を見るまで、分かってませんでした。KENTAROさんゴメンね。


このKENTAROジャベール、とっても切ないジャベールとして胸に刻まれました。
例えば、岡ジャベだと一度突き抜けて危ないバランスながらも気を張って高みで頑張ってます。禅ジャベなら、己の出自を否定するあまり、怒りが原動力なっている感じ。


自分を愛せない哀しみ、人も心から信じたことがなさそうな哀しみ、そういう哀しいものを背負ってるジャベールでした。こういうのもあり、ですね。


■歩き方は、ずんずんわっしわっし。魅せるよりも、実を取って生きてる人物に見えます。田舎の人っぽさがあるような。その辺もまた新しいジャベ像だなと思います。


でも何度もジャベ役をするうちに、他のジャベのようにシャキーン!と歩くようになるのかな?


そうそう、KENTAROさんかぁ! と気づいてから、いそいそとオペラグラスで観察。髪はロングだな、メイクはキリリと目じりがぐいっと上がった怒り目。あら、顔色も暗いわ・・・


動きや表情が大げさすぎることもなく、とてもじっと耐えることが出来るお方のよう。回を重ねたら、もっとKENTAROさんらしさがにじみ出てくるんだろうなぁぁ


■いい声!


ダミ声にしても、叫んでも、不安定にならず聞きやすい。ジャベの歌は基本、低めですけれど、低い声がよく響いてました。


欲を言えば、バルジャンと出会って変化していくジャベールの心境をもう少し表してもいいかなと思ったくらいです。でも、これはそのうち出てくると思うわ。


というか、すごく伸びしろがありそうなんですよねぇ 化けそうな感じ、期待を持ってます。




2011/04/20

スモークと光が目に焼きついている

どうしても、スケベな工場長~のとこばかりが思い浮かぶのよねぇ なぜかしら。
打ち消そうとすると、今度は、アハンアハン♪と囚人たちが脳内を行進してきて、お仕事が大変でした。



夜勤帰りなので、もう今日は寝る・・・



禅さんジャベの、ますますの素晴らしさについて語れるかどうか心配だけれど、頑張るわ!



ほんとに、禅さんってきっと努力家に違いないわね。観るごと、そのたびに素晴らしさが増してらっしゃる。



あ、あと禅さんは市村さんの当り役もこなせると思うので、ラ・カージュのザザ役もやっていただきたいです。ついでに願望書いとこ。



2011/04/18

乾杯♪

乾杯♪
二日間のレ・ミゼラブル観劇、あたしも燃えた〜♪でした。

今日は銀座ライオンで昼間からビール! 大人でよかった!
美味しくいただきました。ごちそうさまです。

この完成されたかに見えるレミゼを、どう変えるのかを楽しみに待とうと思います。

まもなく羽田空港、ありがとう、レミゼカンパニー☆

2011/04/17

今夜は禅ジャベ

メイクも迫力あり過ぎの、怒りや憎しみを抱えたジャベールでした。
一途さではバルジャンと通じるものがあれど、立場が。

祐一郎さんは、ますますコゼット命!のパパで、思いの深さに胸がいっぱいになりました。
理不尽さに耐えてきたのよねぇ

中山エミリコゼット、案外活発で意思が強く、主張出来そうな雰囲気で、なかなか新鮮なコゼット。面白かったです。声もきれいめで見直しました。

昨日ほどではなかったかもだけど、またも隣席の(スーツの男性☆)方とハンカチを絞ってしまった…

男子の胸も熱くさせてしまう、レ・ミゼラブル ブラボー!

2011/04/16

オジサマだって号泣

こんばんは、たったいまレミゼ終わりました〜

文字通り、涙溢れて何もみえませんっ
私もズビズビ泣いてうるさかったかもだけれど、周りも、オジサマまでも男泣き…

KENTAROジャベもよしつぐアンジョも、個性があってステキでした。
テナ夫妻(三浪&阿知波さん)も笑いを!

今日は子役ちゃんたちも素晴らしくて、びっくりだし。

祐一郎さんは、外さないわ… やるときはやる子だものね!

何かもう、全身の水分が絞り取られちゃいました。

熱いものがこみあげまくって、たいへん!

…さてと、お友達の家に向かいます♪

2011/04/15

ナイのね

いつものように、泊めてあげる!と言ってくれた都内在住のお友達に、せめて保存食とかサバイバルグッズなどを持っていこうと思ったのですが、出遅れておりましたっ



な、なにも、ナイ!



ラジオもないのね。そのうち防災グッズが増産されたら送るわ・・・ とりあえず、北海道の何か美味しいものにしておきます。



そういえば、期限が来たから「カンパン」食べたことがあって、あれって美味しいのね~。文字通りからからに乾いてるから、口の中も乾いちゃうけど。血糖値が上がる感じがありました。氷砂糖も嬉しい。



しかしながら、ホントに硬いので、顎に問題がある私にはキツかったのも確か。入れ歯の人は、これ厳しい・・・わ。





2011/04/13

デビュー拒否

昨日から、ハナミズが止まらない。下を向いていると、たらーんと水のようなハナミズが・・・



留守電のメッセージの最後にも、耐え切れずに「ズズッ」と音を入れてしまったほどよ。お聞き苦しくて、ごめんなさいませ。



もしや、ついに、花粉症デビューかと思ったが、まだ北国には花粉は飛んでないよね。



と思って調べたところ、北海道立衛生研究所の花粉飛散情報ページによれば、ハンノキやシラカバは既に飛散だそうです。



しかし、私の場合は、職場に着いた途端にヘーックション、クションクションとくしゃみが連続で出るのです。



ダストアレルギーでしょうか。そうでしょうか。



私だけは違うと思っていたのに!(ハハとオトウトはアレルギー体質だが、私はアレルギーに関しては何もないので、優越感に浸っていたのだった。罰が当たったかもです)





2011/04/12

祐楽町であいましょう~

週末に、帝国劇場です。



祐一郎さん以外の方の作品について、すっかりノーマークだったよー。地震でいろいろ忘れてた! 物事は、すぐやるに限りますネ。反省。



で、7月に観劇予定を入れるかどうか、現在、考え中です。ヒコーキ代がね・・・あうあう。それと、職場がものすごく忙しいかもしれん。



今回の計画だと、吉原さんバルは見ないで終わりそうなので、見た方のレポを楽しみにしてます。



あとステキな靴など履いていくのはやめました。履きたいけどさ。ズンズン歩けるようにスニーカーで、荷物はザックに入れて行く(背負いやすいのよ、秀岳荘オリジナル 私のは現在製造してない子ども用)



・・・から、オシャレな店に行きにくいですわ。









2011/04/10

『ライオンキング』3/30-3 方言だべさ2

ハクナマタタの後半、気に入った方言フレーズはこんな感じ。



T:イボイノシシのおならは“わや”だ。なんまら臭くてみんな倒れたぁ
P:こっぱずかしいわーっ



T:ほんとだな!
P:・・・名前変えようと思ったっ
T:したけど、中身は変わらんべ
P:死にたくなったぁ
T:もう、わやくそだ! ・・・いい加減にすれ、臭がられても気にしなきゃいいべや



【シンバ、元気に歌って。ここに住んでるの?】
P:おケツが休まさるとこが うちさ
T:ぼんず、良く聞けや。俺たちと一緒にいたいなら、おんなじもん 食わないばなんないよ。ここはさ、虫のコッコがなんまら 取れるんだ。
虫のコッコだべや、何にみえるのさ。



シンバ:きもちわるい!



T:なんもさ、ザンキみたいな味だぁ
P:ねっぱるけど、うまいしょ
T:いやいやー、こりゃ珍味だぞ ・・・歯ごたえ、わやだぁ
・・・がっつしクリームつまってる! なんぼでも食べらさるんだな、これが



シンバ:ねっぱるけど、うまいっしょ!



爆笑のうちに、やりとり終わり。で、颯爽と田中彰孝シンバ登場。1幕終わり。



客席、すっごく温まって、にこにこ笑顔が広がってました。方言パワーすごいっしょ、ですねー。



最後にびゅーっとシンバが大きくなって出た時は、一瞬、「??」ってことになったのも、素直な反応で面白かったです。でも、すぐ気がついて拍手が沸いてました。



方言の解説メモ、以下に書いておきます。

















わや」って、なんかもう、とっても大変な感じなの!という意味です。


例:忙しくて、アタマのなか わやだった/大雪で、わやだ/混んでてわやくちゃだった/家の中がわや(片付いてない感じ)


というように使用。「わやくそ」、となるともっと大変な感じに強調です。


こっこ」 こども。モノに「コ」をつけることが多いかも。
例:缶コ(缶)、身ッコ(カニの身とかに使う、カニの身っコ)
ぼっこ(棒のこと。ミトン型の手袋は、ぼっこ手袋という♪)


ねっぱる」 ねとねとしてる。 ちなみに、腐ることを「あめる」と言います。


したっけ」 そしたら、という意味で。じゃあね~の意味にもなります。例:したっけ、バイバイ


あっぺ」 反対、逆。 
ついでに「つっぺ」だと、栓。例:鼻つっぺしとけ=鼻に栓しとけ、です。フフフ。


~さる」 可能をあらわす。例:休まさる=休まる。書かさる=書ける。




2011/04/09

しっぼが焦げた

桜の便りをききながら、雪解けの進む札幌の山を眺める土曜日。平和にハニージンジャークッキーを焼きました。シッポがこげた。



110409



古いハガキコレクションなども処分。ブーツも、コートも。春のほうが、大掃除向きだよね。



これから、夏に出産予定の友人を囲んでの食事会。いってきまーす。



2011/04/08

男前すぎる男

せっちゃん、斉藤和義が好きです。



替え歌がネットニュースになってみたりしてますが(有名になったよ)、Ustライブ中継を毎週してるのです。あまりに素晴らしい音とパフォーマンスとシモネタ。



ステキすぎて、そろそろ私、妄想妊娠とかするんじゃないかと・・・ゴホゴホッ



速攻で削除された替え歌も、今日のライブで歌いました。急に通信悪くなって切れ切れになったのは、何かの圧力か!とも疑ってしまった。単に視聴者が多くて負荷がかかったせいかもしれませんけど。
配信が途中で切れちゃったのを、ぷーぷー、ちぇっと顔してから、ふふーん、ともう一度「替え歌」を歌いなおしたところに、彼の男を感じたわ。歌いなおしたのよ? なかなかやるわ。



もちろん声が最高すぎるのですが、ギターだけでもぶるぶると震えます。



コーフンしすぎて、20日に出るライブDVDの予約しちゃった。
KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2010 STUPID SPIRIT at ZEPP TOKYO 2010.12.12 [DVD]



Speedstarチャンネル 合計視聴数: 171,664



斉藤和義 on USTREAM 『空に星が綺麗』
http://www.ustream.tv/channel/speedstarch



次回は4月15日(金)20:00-の予定です。

災害地への応援ということで、ライブ中継見て、ヨシと思ったら物資や救援金をよろしくとのこと。
ライブ見たつもりで、私は義援金で協力しましたー。



今日は3本目の抜歯したとこに、この鼻血ブーな中継を見たもので、もうスッカラカン。水分補給、エナジー補給すべく、寝ます。寝れるかな・・・ふふう



2011/04/07

ジャベ役にコリン・ファース?

映画版『レ・ミゼラブル』のキャスティングについて。



コリン・ファースがジャベール役にどうか、などとプロデューサーのマッキントッシュ氏が構想を語った、とか。



映画.com記事 (ネタもとのDailymail 記事



肝心のバルジャンには、25周年コンサートで歌ってたアルフィー・ボーが上がってました。あと、ロバート・ダウニー・Jrやらショーン・ペンなども。



私の理想のバルジャン役、熱心すぎて突き抜けていく感じの一途さが欲しい。役者だけなら、この二人も悪くないかもしれない。でも、歌えるのか? 
ただ『オペラ座の怪人』のジェラルド・バトラが、熱唱系じゃないわりに、案外イケたということもあるので、全身で歌ってくれたら、うまい下手を越えたものが出来上がる可能性もありです。そりゃ、これは滅多にないことだけれど。



コリン・ファースも『マンマ・ミーア!』のOur last summer♪ の優しい歌声くらいしか知らないので、ジャベ役と言われても・・・ 心配です。見栄えは大丈夫かなと思うものの、どちらかと言うと、ダウニーJrのほうが、ジャベに合うんじゃない?



今週は夜勤が続くので、もう寝ます。今日は髪を切りながら、札幌LKの楽しさを美容師さんに語って宣伝してきましたよう。



2011/04/06

欲望は色とりどりで甘美・・・

「実に欲望は色とりどりで甘美であり、心に楽しく、種々のかたちで心を撹乱する。欲望の対象はこの患いのあることを見て、犀の角のようにただ独り歩め」 



古書店でお値打ち、たったの150円だった『ブッダのことば』岩波文庫/中村元 訳 より。



欲望を推奨している言葉ではないですが、欲望の楽しさ(だよね?)を分かってらっしゃる!と思います。え、そういうことじゃないですか・・・ チケット取れるかどうか患いちゃうもんね。



「四方のどこにでもおもむき、害心あることなく、何でも得たもので満足し、諸々の苦難に堪えて、恐怖することなく、犀の角のようにただ独り歩め」



こんな風に出来たら、心は穏やかでしょう。しかしこれはストイックすぎます。私はいまだ得てない何かを得たい煩悩を背負って上京でっす。



バルジャン! 待ってて!



職場が新年度で忙しいうえに、新しい仕事が増えて妄想タイムも取れないのよう。うう。





2011/04/03

『ライオンキング』3/30-2 方言だべさ

■方言パートが楽しく盛り上がったため、シリアスな気分にすぐ戻れないほど。



王様なわけないべ! のはずが、シンバが王様だって分かると深々とお辞儀する愉快な二人組・・・ もうちょっと、イジってから首をたれていただけるとうれしい。肩書きにお辞儀してるみたいで、違和感が残るところです。



だから、どんなに途中の表現が素晴らしくても、子ども騙しっぽいなという気持ちが浮かんできてしまう。もったいない、ホント、もったいないよ!



■思い出し、北海道弁。



いちおう、席であやしくメモってたんですが、かなりの殴り書きで。あとは当日の記憶をウンウンたどってますので、正確なセリフではありません、ご了承ください。



雰囲気を感じていただければ・・・で、詳細は、



つづきを読む(>>Continue Reading)にしておくので、これから楽しみにしてるという方は以下は読まずにネ!



【ハゲタカに狙われている気絶してるシンバを見ながら】
プンバァ(以下P):したっけねー! ハゲタカー! 
・・・まだ生きてるんでないかい?


ティモン(以下T):そったらもん、わかてっるってー
うわああ ライオンだべや! 逃げれ!はやく逃げれ!


P:ライオンのこっこっしょ。めんこいし、1人ぼっちなんだべか? 
この子、飼わないかい?


T:はんかくさいこと 言うんでない。
俺ら、ライオンに食われちまうべや。


P:なんもなんも、ちゃんこしょや。


T:いーやいやー、すぐ おがるんだって!


P:したらー、うちらの味方になるかもしれないしょ


【シンバ、気づく】
T:ぼんず、どっから来たのさ。/ したっけ、追っぱらわれたんかい?
そりゃいいわ、俺ら 二人もそうなんだぁ


P:なしたのさ。
(シンバ:ひどい事でとても話せない、と答える)
したら、聞かないわ。


うちらに、なんか出来ることあるかい?/
あたしの相棒はこういうのさ。背中に過去を向けれってねぇ


T:あっぺだべ、この、あんぽんたんが!
過去に背中を向けれって!


世間に見捨てられたらさ、世間なんか見捨てればいいべや。
/ したから、覚えればいいべ。後について言ってみれや!


ハクナマタータ♪ なんも、きにすんでないってことさ。
ハクナマタータ♪ たいした言葉だべ?
ハクナマタータ♪ よく覚えときなよ
心配ないぜ、この世のことは。悩み蹴飛ばす生き方だべ~♪


P:これが、モットーなんだわ。


T:もっともっと大事にってことだ。ぼんず、お前もここが好きになるよ!


P:いやいやいやー、好きだわ、ハクナマタータ! なんもかんもこれで解決だべさ!


このあたりまで、頑張ってメモできてました。はー、まだ続く。
イントネーションは、『水曜どうでしょう』の大泉洋を想像しながら読むといいかもです。


2011/04/02

『ライオンキング』3/30-1 福井ムファサ、ひゃっほー

2011/3/30の出演者
ラフィキ/平田曜子 ムファサ/福井晶一 ザズ/雲田隆弘 スカー/渋谷智也
ヤングシンバ/久礼悠介 ヤングナラ/中川梨来 シェンジ/小松陽子 エド/岡本繁治
バンザイ/韓盛治  ティモン/池田英治 プンバァ/川辺将大
シンバ/田中彰孝 ナラ/小松加奈 サラビ/小川飛鳥



■福井さーーん。



過去に見たムファサ役は内田圭さんのみでした。比べると、福井ムファサは若々しくて熱血度が高い! 内田ムファサは父親というよりも、まずは王様である、という感じ。



福井ムファサは、声が爽やかですからね~ やーん。



ムファサ様は妻子を大事にしてるようだし、福井さんご本人も、おそらくは優しくて強い父親を演じてらっしゃるだけで、無自覚ではないかと思うのですが、
充実した年齢のオスライオンな・・・フェロモン?が隠しきれない、です。はい。



おおー、C席の私にまでぶっ飛んで来ました。ムファサ様がお出ましになった瞬間、人間だけど王国に入れて欲しかったものー。



サラビ様いるメスライオンの群のリーダーだろうから、きっとモテモテに違いない(決めつけてる)ですっ



そんな福井ムファサに抱きついちゃったり出来るヤングシンバに、ジェラシーなのだった。



年度末の仕事のあわただしさで、オペラグラス持って行かなかったのが心残りだわ。次はもっと表情を狙って観劇しよう。ムフッ



■お前を失うのを、恐れた。



シンバに向かって言った父親の愛情から出る言葉だったのに、これ言われたいわ、ということで、しばし妄想モード。頼りがいのあるムファサさまー。笑顔と笑い声がまた器の大きさを見せているのよ。



こんなに愛されてるのに、シンバって深く思い悩んだように表現されないのは、アメリカンだからでしょうか。



ハクナマタータ♪ とイモムシ食べて成長しちゃうなんてっ 持ち直すの早いよ。ぶつぶつ。



■グワァ!「こっちにおいで!」「ハハッ(笑)!」



ムキーッ ムキーッ(羨ましさのあまり、子役に嫉妬中) おいで!に弱いのかしら・・・私。祐一郎のおいで!も、キャーッとなるしなぁぁ


ヤングシンバと闘いごっごしてるの、微笑ましくてカッコいいですよね。まさに、イケメンなイクメン。


■「お前のなかに生きている♪」




あー、ライオンキングってエンタメ度が高い分、熱唱歌い上げパートが少ないんだった。と、ここを聴きながら思ってました。


少ない福井さんのソロ、とっても素晴らしかったです。



バズーカタイプじゃないけれど、すごく誠実なイメージの歌声。切ない気持ちも垣間見えるような、青春向き、リーダー向きの声。
すっごく幸せなラブソングとか歌って欲しい(そういえばラブソングで聴けたのって『WSS』@札幌のトニー役くらいかしら。青春!素敵だったわぁ 09/5/29


ここだけ2回くらい繰り返してくれて良かったのにー。あと、兄弟ゲンカの歌とかも希望。ダンスパートだけじゃなく、スカーと歌でやり取りしてくれたらねぇ 


2011/04/01

なんも、きにすんでないってことさ!ハクナマタータ!札幌LK

3/30夜公演、観てきました。詳細はおいおい。



ざっと感想を箇条書き。



・光と影のコントラスト、キレイ!(C席センターから観劇)
・でも、ストーリーは納得いかない・・・単純すぎるのよう。
・ダンス、キレてて良かった。
・衣装もいいよねー。



・福井ムファサ様~っ 凛々しくて男っぽくて、頼りになって、素敵すぎるパパ。
・田中シンバ、やっぱり可愛かったぁ いい声出てました。主役のオーラが眩しいでっす。
・渋谷スカー、軽さとズルさで。もっとズルくてもいい。
・小松ナラ・・・子どもライオン?と思うくらい小さかったー。だけど勝気でカワイイ。



・観劇態度はおとなしめの札幌のはずが、盛り上がって楽しかった。冒頭の、ゾウとかが通路を来るとこだけで、拍手が沸き起こる。わぁ~
・スタオベ&客電点灯後もカテコが続く。



・【北海道弁】もう、わやくそだぁ~(「わや」=大変なことになってる!)



川辺プンバァ&池田ティモン。お二人の和みパートでは、ほんと笑いが広がりました。「おけつがや休まさるところが家さぁ」 とか、可愛い。



北海道弁、単語っていうよりイントネーションですよねー。久々に、ものすごい方言ばりばりの会話に触発されて、私もばりばり訛りたくなりました!



したっけねー。



※4/2訂正。プンバァとバンザイとを取り違えて書いてたのを訂正しました。ごめんなさい!川辺プンバァは旭川出身、道産子ネイティブスピーカーでした。