2011/04/23

『レ・ミゼラブル』4/16-3 阿部アンジョルラス

スコーンと抜けていくいい声の人、という印象だった阿部よしつぐさん。さて、アンジョルラス役をどのように演じるのか。



■ニャー?



これまでの、スカッと気持ちよく抜けていく響きとは違う声に聴こえます。あれれ。少し鼻にかかってるのか、喉がしまっているのか? 語尾というか音の最後がにゃんっとコブシが回ってるように聴こえました。少し気になる。



立ち姿は、すっきり細マッチョという感じ。赤いベストがきゅっと端正な雰囲気を華やかに見せてます。着こなしも、すっきり派ね。
細いせいか、がっと引き寄せる感じはなかったですね。それがまた、学生たちの未熟さも見るようで、私には眩しくもあり、痛々しさもありでして。
そんな若者たちが酒を酌み交わすのを、じっと見ているバルジャンの成熟した人間からの視点も加わって、ああもう、レミの舞台構成って抜かりないわ)



そうねー、阿部アンジョは、クールで知性派なリーダーでしょうか?
常に100%っていう張り切り感もあったので、この緊張感が今後よりクールに向かうのか、あるいは熱く燃えるのか、見てみたいわ。



私、祐一郎の出演日をメインに日程を組むので、アンジョルラスで見たことある方、偏ってるかもなぁ





Red and Black♪歌ってるときに思ったのは、一歩抜きん出たリーダーっていうよりは、仲間をまとめる力がある人物なんだなと思いました。声高に言わないけど、社会のことを考える真剣さで仲間をまとめているような。


このカフェに集まる学生たちがどうなるのか、筋を知っていれば考えてしまいますよね。
命を無駄にするなとか、学生たちがバカなことをしたのとか、一時はそう考えてたんですけれど、それでもこういう若者のエネルギーっていうのは、そういうものだな・・・
この先のシーンを思えばカナシイけれど、瞬間に生きている姿に胸が熱くなってしまうのは、抑えられませぬ。


んでもって、アンジョ。マリウスが撃たれてものすごく取り乱すとこがー、いきなり子どもみたいにウワーっとやけっぱちになり、砦のてっぺんで赤い旗をぶんぶん振り回してます。
やめろと止める仲間も見えないようで、そんなにマリウスが大事なのね、あぁ、邪念がわきあがってしまう~


幻のようなコゼットにポワーンとしてるマリウスを叱咤したのも、嫉妬からか、そうなのか。
知的クールリーダーっぽかった阿部アンジョですが、マリウスに対しては上下の立場じゃなく、イーブンな気持ちがあるらしい。



今さんと圭吾さんには、ミュージカルに興味を持つまでに間に合わず。見たかったぁぁ


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