2015/12/30

MUSICAL BOX 2015 in WINTER Act.1

石川禅/田代万里生/柿澤勇人
@赤坂ACTシアター 12:30開演
年の瀬の日帰り・・・ハード(体力的にもお財布的にも)でしたが、行って良かった! 
お歌は上手なので耳が幸せなのはもちろんのこと、
・いちいち可愛いすぎる51歳石川禅さん、
・しゃきっとソツなく司会してたと思ったら最後にやらかした可愛すぎる万里生、
・全然2階席みてくれずちっちゃくなりながら一生懸命歌って踊ってくれたかわいすぎるカッキー。

ありがとうありがとう、ほんと素敵でした。

■選曲
入場時に渡されたのですが誰が歌うかは記載ないので、開演まで誰かな?と楽しみでした。半分くらいしか当たってなかった。

大曲(カロリーが高いという意味、内容とか声量とか)と小曲のバランスが良く、作品もディズニーからホリプロさん主催から、東宝までと、こちらもバランス良く。

持ち歌じゃないものをお互いに歌ったりしてたので新鮮だったし、その方でも公演見たいなぁと思わせる出来でした。

■アレンジ
ジャズ風にアレンジしたものがいくつか。それがとてもシックで、タキシード着た禅さんが「(M7)星に願いを」をやさしく歌ってくださったときに、飛行機代の元は取れましたーっと確信。素敵だった。

かと思えば、5名のバンドだったにもかかわらず(今のキーボードってどんな音でも出せるんだねー)ここは帝劇かというような音まで。例えば(M8-9)レミゼの3曲、「(M15)闇が広がる」など。

M1 Seasons of Love「RENT」
3人がタキシード姿で登場。禅さんがグレー、万里生がベージュ、カッキーは白。
2階で聴いてたのですが、すごい音割れでガガーンとなった。ソロなら耐えられてるものの、3人の声が合わさるとすごい響きすぎて酷い。音量絞ってはいけなかったんだろうか・・・会場のせいなのか、とにかく酷い音で、この先ずっとこれだったら泣きます、とドキドキ。

M2 君住む街角「マイ・フェア・レディ」
禅さん
合間に「ミュージック!」と叫んでバンドさんに合図したり、アレンジがジャズ風。このとき、私の脳裏では禅さんの動きは井上順(若い人はググってください)にしか見えぬ事態発生。ちょっと腰が引けてるとこと、背中がちょっと丸まる姿がー。
大人の余裕って感じで歌って去っていった。

M3 なんてラブリー ~朝までの恋「エニシング・ゴーズ」
万里生
落ち着いた曲だった(エニシングゴーズちゃんと知らなくて)が、タキシード万里生
の首筋から肩のラインとか腰のあたりが、いつものように私をドキドキさせる。
いい声。
さっきのM1、音が割れたのはあれだけかな? と気持ちも持ち直す

M4 Wig in a Box「Hedwig and the Angry Inch」
カッキー
すっばらしいヘドウィグ! 白いタキシード姿なのに、二重映しのようにヘドウィグの衣装で踊る姿が目に浮かぶ。
手の動き、ウィッグ載せて♪のときの仕草、すべて完璧。ぴょーんと横っ飛びしたり。
もちろん、歌声も乙女入ってて、あなた何て子だ! 勇人恐ろしい子・・・・!!
すごいなぁ すごいよ。
年末なのよう!もりあがってー! と最後に叫んで。

MC:禅さん、万里生、そしてゼェゼェ言いながらカッキーの順で自己紹介。
アンコールありがと、とか禅さんカッキーに言う。全力出しちゃったカッキー、しばらくうな垂れており。
・一年があっという間だ!と若手と禅さんで言い合い(君たちよりずっと早いんだぞと禅さん)
・一年を漢字一文字で表すと。
禅:続(お仕事が続いているのが有難いことだとか)
万里生:寧(去年のケガがありウォーミングアップや体調管理に気を使っていた)
カッキー:海(海外スタッフと作ってきたデスノート、海辺のカフカで海外公演)

ケガの話をうけて、禅さん。きちんと治さないと40代とかに出てくるんだよー、むち打ちでウッ(いい体の動き付き)てなって・・・

M5 ゴー・ザ・ディスタンス「ヘラクレス」
万里生
歌いあげ系。気持ちよさそうだ。万里生は年齢以上に、堂々と歌いますね。

M6 自慢の息子「アラジン」
カッキー
ぴったりじゃー。これ他には芳雄くんVer.しか知らないんだけど、本役ならカッキーにはぴったり! 
カッキーの声は、さわやかで、ほんの少し寂しさがあるんだなー。たまらん。
四季の「春のめざめ(2009年)」を見た日のメモにも、柿澤メルヒオールが「青年らしい透明感に切なさと真剣さが混じってて」「応援する」と書いてた私。ふふふ。

M7 When You Wish upon a Star「ピノキオ」
これを聞いて、飛行機代の元は取ったと思った(諭吉4人くらい) 禅さんは、聴かせる技が秀でて。大人の余裕。
ささやき声、やさしく響く低音、美しく広がる高音。
こんなやさしいささやき声、なかなかミュージカル作品では聴けない。来てよかった(涙)アレンジも素敵だったー。

やっぱりミュージカル界は禅さんをもっと活用すべき! うっかりなんでも出来てしまうからクセのある脇役とか多くなりがちなんだろうけれど、真正面から禅さんの良さを使った作品をー! ホリプロさーん!

MC:禅さんがお話、TDL開演時「18歳!」万里生くんは「その年に生まれました!」と言ったと・・・
ディズニーランドのエンタテインメントの完成度の高さを褒め、自分もエンタテインメントに携わる者として、目指したいと。
時間がたつのがあっという間、そんなものを見せたい、と。

M8 夢やぶれて「レ・ミゼラブル」
万里生&カッキー
おおお、も、妄想が広がる二人の並び。万里生はふつうにすっとしてたんだけど、カッキーは先ほどの印象が強く何だかまだ女性っぽいような。あ、歌い方も女性っぽくしてたな。何でカッキーはいちいち艶っぽいんですか。
お二人のデュエット、面白いパートわけしてて、うまく言えないんですがサブになるほうが高音パートだったり、それがお互い行き来してたりで、む、難しそう・・・
でも美しさを保っててすごい。

M9 カフェ・ソング「レ・ミゼラブル」
禅さん
一度見たことがあるんだっけ・・・あ、2007年に見てました。
泣けちゃう。泣いちゃう。ここは帝劇。
旧演出で、禅マリにまた会いたいよう、えーん。
深みが違うわね。

M10 民衆の歌「レ・ミゼラブル」
ラマルクの死・・・から始めるアレンジが新鮮。
センターに禅さん、左が万里生、右はカッキー。

役に入ってるっぽい禅さんといつでも堂々たる万里生は胸を張って、高らかに革命の歌を歌い上げる。が、カッキー??? 歌声は堂々としてるんだが、ずっと下向いてるの!どうした、腹痛か?(違います)

どうやらただ歌うのはちょっと戸惑ってる模様。ここも振り付けてもらえばOKってことですね。さっきヘドウィグで自由に踊ってたのと同じ人とは思えないわー。

歌声かっこいい度でいえば、StarSさん越え・・・ あれは目的が違うから、うん。禅さんたちユニット名つくればいいのになー

え、もう?とあっという間に前半終わってしまった。

2015/12/29

2015 観劇まとめ

先日見た「MUSICAL BOX」はもとより、『トロイラスとクレシダ』『パッション』『ダブリンの鐘つきカビ人間』が・・・ああ、今年もあと僅か。書けたらいいなぁ(希望) 

リンクあるのは、感想メモに飛びます。今年は書けてないのが多かった・・・ペース考えないとですね)

遠征しなかったのは5月のみ。

1月
CATS
夫と行こうと思ってたら仕事で行けず、代わりに友人と。やはりわくわくするよね。夫とは今年の大晦日に行く(予定。帰ってきたら)

2月
ラ・カージュ・オ・フォール
ボンベイ・ドリームス
クリエ・ミュージカル・コレクションⅡ
キラキラしてた2月。ラ・カージュは永遠。ラスト詐欺と言われても、市村&鹿賀の名コンビをまた見れて良かった。
ボンベイの浦井くん、久々に一生懸命な青年。とてもよい。加藤和樹くんもとても良かった。あのキーが高い歌を歌ってしまうとは。
クリコレは幸せのコンサート。祐一郎すてきすてきすてき。

3月
クリエ・ミュージカル・コレクションⅡ
引き続き。アッキーは神の子だし、ちーちゃん可愛い。みんな素敵。

4月
禁断の裸体
デスノート(浦井・月)
ウッチーはいつ見ても、「ウッチー」なわけだけど、それでも、それが好き。苦悩する情けない男、寺島しのぶのカッコいい脱ぎっぷりも。
行くつもりなかったけど、評判よくて「デスノート」千秋楽に急遽飛びました。見れて良かった。話の展開が早くてついていくの大変でしたが、狂気の月、怖いくらい。浦井くん痩せてた。

5月 なし
6月
東海道四谷怪談
サーカス(森山開次さんダンス公演)
アラジン
プライド高いけどダメな男、伊右衛門をウッチーが。乱れる和服姿もカッコよく、舞台もシンプルで絵画のようでした。
開次さんのダンス、楽しいダンス。
アラジン、映画のまんま!全部同じですごかった。瀧山ジーニーが素晴らしい。

7月
サンセット大通り(濱田ノーマ/柿澤ジョー)
キューブ三銃士 Mon STARS コンサート
トロイラスとクレシダ
エリザベート(花總シシィ/芳雄トート/育三郎ルキーニ/万里生フランツ)
カッキーは色気が漏れてくるのどうにかして(嬉しい)
トロクレでは、(痩せた!)美しい姿の浦井くん・・・
芳雄トート、これは美トート、ちょっとキレてるとか「なんでだよう」という顔したり、客席の乙女たちをめろめろにしていた。わたしもだ。育三郎ルキーニはあのお兄ちゃんからのでは、大変だったと思うが、かわいいルキーニでした。

8月
(浦井くんファンクラブイベント)
貴婦人の訪問
きゃーーーーーーーっ(お察しください)

9月
オペラ「マクベス」RHO公演 キーンリーサイド様
お高かったのですが、英国に行くより安い! キーンリーサイド様も良かったが、マクベス夫人がとてもいいお声で満足。いつか本場で見たい。

10月
CHESS
ラ・マンチャの男
カズさん、万里生、アッキー これで見なかったら自分を許せないということでチェス。音楽とても良かったな。同じキャストで再演しますように!
幸四郎さんのラ・マンチャは見ておかねば。ということで。
休憩なしと知らなかったが、内容が濃い作品でした。霧矢アルドンザがものすごいガラっぱちです。

11月
パッション
ダンス・オブ・ヴァンパイア
ダブリンの鐘つきカビ人間(@札幌)
TDVまつり月間。風邪ひかないように、休日のすべてを遠征につぎ込んでた。
芳雄くんのパッション、じわじわと染みてくるような作品。彼の心の変化を演じるのはなかなか難しいことだろう。シルビアの弱く強い女性も記憶に残る。
札幌にカビ人間が! ちーちゃん、圭吾さんも参加。圭吾さん市長の華麗なるお姿、麗しかったです。

12月
ヘッズ・アップ!(@札幌)
ミュージカル・ボックス in Winter コンサート(石川禅/田代万里生/柿澤勇人)
CATS
爆笑、しみじみ。アッキーは妖精さんだったヘッズアップ。今さんの老役者も笑いましたー。食費削ってチケット代、だっけ?身に沁みます。
MB、素晴らしすぎて言葉もない。ホリプロはいい人材いるなぁ これをCD,DVDしないのはもったいないです。またやってね! in Summer ?
1月に夫を連れていけなかったのでキャッツリベンジ。果たして行けるのでありましょうか。(※12/29の時点では、まだ出張中)

『TDV』13 ダンスダンスダンス フィナーレ

【フィナーレ】
Vダンサー、攻めてる衣装のヘルベルトとマグダ。
ああ、まつりだ!まつりだよ! 拍手だよ!

これまでフィナーレに登場した伯爵さまの巨大幕はなくなり、本物の伯爵さまがキラキラ電飾で飾られたコウモリを背に登場するように。ガオー!な仕草あり。

いろいろ小さな疑問がわくかもしれないが、TDVは結局このフィナーレで「ああ楽しかった」となるのが上手い。
今回は、ヘルベルトがダンス講師を担当。わたし、サイリウムの回が3回あったのかな、とても楽しかったです。

2階席だったので、落ちないようにその場で上手に暴れるようにという指示がツボりました。メラメラ~の仕草のときは、血がほしい!ほしい!の顔つきで。

開次さんが上手側のせり出してるとこで、超絶かわいくダンス。あなたさっきまで孤高の伯爵さまそのものだったのに、どうしたのだ(かわいい)!
特に片足をきゅっと曲げながら「モラルもルールも♪」の頬に手を当ててる姿が。ええもう、開次さーんと叫ばずにはおられぬ。

新上さんはどうだったかなー。ワイルドだったような。

しかし中央では(たまに間違えるらしい。わたしは見てない)祐一郎も和テイストで踊ってるのだよ。ふふふ、盆踊り上手そうだけど、それはまだ見たことはない。

自分も踊らなきゃなのに見どころ多すぎて、あっぷあっぷしちゃう。

上口くんはダンス講師役なだけあって、とってもカッコいい。あくまでもヘルベルトらしく少々「しな」をつくって踊ってて、それが素晴らしい。
千秋楽など、ほかの方たちが千秋楽モードに入ってるのに、指導時は千秋楽だね!モードに負けず、ヘルベルトのままやってくれました。偉いぞー。

パーンと紙吹雪も飛んでくるし、本当にまつりでした。
わたし、何度も見てるから慣れちゃって見方とかも偏ってるかもしれないが、今回(一緒には見てないけれど)所見の方が周りに数人いて、楽しかったと言ってくれてたのは嬉しかったです。

何で教授はせめてマグダには杭を打てばとか、お笑いなのシリアスなの?とか 多少不思議な点があったようですが、伯爵さまのお歌とダンスと歌で「たのしい」気持ちになれたなら、それで良い。

帰ってきてくれてありがとう!
TDV大好きです。
伯爵さまの深みを増すお姿、100%で喜ばせようとしてくださる姿、どれも胸に深く残りました。

名古屋でまた会える!

『TDV』12 とにかくキラキラな伯爵さま

感情など! という教授、残念だわぁ もっと楽しく生きられるのに!(認めたくないだけだろうけれど)
特に今季は、あっという間にここまで来ちゃう。ああ、もう終わっちゃう・・・ちょっと悲しい。

舞踏会へお出かけにいくVのみなさんの最後の人たちを、ポカン叩いて衣装を奪う教授とアルフ。生オケならではのナイスタイミングで音楽鳴るのが楽しいよね。

【舞踏の間】
はっ 暗闇の向こうで、伯爵さまがスタンバイしてらっしゃるわ。ゴメン、クコール。準備してる姿も半分くらいしか見てない。リー君も出演してますね(公式さんのパタパタコウモリくん) わたし奥の上方にオペラ向けて待ってる・・・

初日では見なかった気がするんですが、スポットライト当たる前から音楽に合わせてゆらゆら揺れてる祐一郎伯爵さま。なんてラブリー! シルエットでさえ素敵!
ダダダダダダダーン♪

きゃーーーーーっ
(その衣装なんですかぁぁぁーーーっ)

まぶしいざんすーっ

足を階段に掛けて、超かっこいい、あと超げんき、超あかるい、さっき墓場で見た方と同じなのかしら・・・(自信ない!)
初日は衣装に度肝を抜かれ、アワアワしてる間にフィナーレ終わってた。

わたしも千秋楽のころにはすっかり見慣れて、キラキラやったー!と思えるくらいに成長できました。観客も成長します。

まんずぉく くわぁぁ~♪
(まんぞくできませんーっ コール&レスポンスしてみたい)

軽やかに階段を(でも祐一郎はちゃんと足元目視して降りてくる。かわいい)降り、お城のみなさんにご挨拶。
中央でさらに歌い上げる伯爵さま。
あと2人の獲物が待ってるぅー、のっ、だーーーーーーっ♪

呼吸、呼吸忘れちゃう。

おっと、階段の電飾も明るくなってます。衣装がこうなったのは、お城の電気代のせいだろうか・・・と深読みしてしまうほどのまばゆさです。違う・・・?

おや、ヘルベルトは超クラシックな黒でまとめてシックです。サラをマントバッサーンでお披露目するのは踏襲しました。上口さんも悪くないが、圭吾さんのバッサーンが一番きれいだな・・・

あー、伯爵さま、黒のシックな衣装でもよいんですよ。でもまぁ長いことヴァンパイアしてると、黒ばかりじゃ飽きるんだろうなって納得することにした。

わいわい喜んでるお仲間たちに囲まれて。今季(前は立ったままだったと)牙はしゃがんで装着。すっと後ろにさがってしゃがみ、牙着けてる祐一郎。着けるとすかさず立ち上がり、真顔でサラの後ろで立つ。かわいすぎた。かわいい。

やはり今季のサラたちは、吸ってちょーだい!度が分かりやすかったな。いよいよです、のこの時も来い!

前回の伯爵さま、噛みつき方がもっともっとエロくて最高に好きだったんですけど、どうも今季はいまいちだったのよ・・・ もっとはっきり「首筋」に噛みついてほしいのーっ そこじゃないよ、それ肩じゃないかな?

後半は良くなっててホッとしました。でも腰やら胸も、がしっとつかんで欲しいわ。クライマックスだからさ・・・ ふふふ。
サラ側の反応は良かったよ。音楽に合わせて伯爵さまとともに揺れてたし。

血のり係さんに血をつけてもらうサラ。また後ろに下がって牙を取り、満足気に彼女を見つめる伯爵さま。おいしかったですかー?

この後の祐一郎の笑顔が普通に素敵なので、デレデレしがちだ。スリムになったせいか、ダンスのキレも向上してる気がしてくる。もう少し踊ってくれてもいいのになー
あとは若い人たちで、的な感じで人込みの奥へと消えていく伯爵さまであった。

自分は超おいしいサラたんを噛んだから、あとはみんな教授と弟子を吸っちゃいな!ってことですかね。

たぶんサラが吸われちゃったのを見たアルフが、ひゅーんと気絶したりしてたはずですが、お席が悪くて全然見れませんでしたー。

噛まれたのに平気!
(何ででしょうね? 自ら吸われるとこうなるのかしら)
みんなが踊り始め、上手では上口ヘルベルトとアルフが小芝居してるし、下手側では教授がサラに話しかける機会をうかがう。

で、教授がサラに「シュ!」とか「チッ!」っていうでしょ? あれは何て言ってるんでしょう?
ウィーン版のCDでは、「プスプス」って言ってるように聞こえます。
「血!」かなぁとも思ったが、どうも違う気がするし。

いちにーのさん、で動けなるアルフ。鏡の奥の方たちも、同じ演技で。

ガハハー笑う祐一郎の笑顔が最高でっす。長い脚も伸び、一番デカイ。やはりデカイ祐一郎。そして吸い尽くせーと叫ぶの。
燭台で十字架をつくり、ヴァンパイアたちを撃退する教授と弟子。

くこーるぅー!
こんなんでダメになる伯爵さまたち、案外かわいいのね・・・ 世の中には十字になるものは沢山ありそうだけど、クコールが除けてあげてるんだろうなぁ(健気)

ガッツで十字になった燭台を掴んでぶるぶる震えてるヘルベルト。ちちうえーっ(言ってないけど、そんな感じだ。あとこれ割とヘルベルト楽しんでない? スリルある感じで)

うう、クコールちゃんがオオカミたちに襲われちゃいました。すごい頑張り屋さん・・・しくしく。見た目がユニークだから村ではきっと生きにくくて、伯爵さまにお世話になってるんだよね。クコールが幸せになるエンディングも見たいわ。

【外は自由(Reprise)】
安全なところまで逃げおおせた若い二人、お風呂にも入れる!自由! 喜んでるサラの表情がキリっと変わって、アルフをがぶり噛む!

ここはサラの見せ場なんだけど、ミミサラはわりと当初からうまく出来てたような。沙也加サラは、後半はメリハリがついて変化がくっきりわかるように。

ミミサラさん、アルフの血を吸って全身で喜びのポーズ(倒れてるアルフの頭の奥でのけぞるの)が、素晴らしき背筋力! こんなに反ってるのは荒川静香さん以来・・・ 演技とか超えて、ヅカの基礎力すごいにゃー。
もともとお姉さん風でもあるミミサラなので、吸ってからが輝きますねー。本当に自由を謳歌してくれそうです。

吸いあってる二人、も回を重ねるごとに大胆になったような。ぐふふー。

二人を見てる教授、何やら手帳にメモメモ。イヤン、と手を目のあたりに掲げていちゃつく二人を見ないように。

でもなんかこう・・・いま、世界でVじゃないのは、教授だけだよって言いたくなるような。しかし教授は楽しそうなんだよね。満足してるから噛まれなくてもOKなんだろうなぁ
1回くらい本当に杭を打ってVに勝利するところを見せてくださいねー。

2015/12/27

『TDV』11 祐一郎の妖気

オリオンだ!
城の最上階で、夜空を見上げる教授。寒そうだー。
アルフ:安全なんでしょうか?
教授:死ぬほど安全だ!(どこから来るのかしら、その自信)

またもクレーンで飛んでる伯爵さま、マントで顔以外をくるんでいるので、目の動きと歌声だけで二人と対峙してる。妖気みたいなの出てると思うの。とてつもない威圧感です!
ハハハハ・・・優雅に笑う声のなかに、獲物に対して勝利を手にしたという態度が見え隠れ。逃げられない。

下手側にいる教授に流し目、その下で震えてるアルフには上から下への目線。
メイクもそんなに強くしてないのに、祐一郎の目力を見せつけられますー。ドキドキする。

教授:誘惑するのか!
伯爵:するまでもない。彼はもう私のもの!

ふらつくアルフを庇う仕草、前半のほうがはっきりしてたと思いました。アルフを庇う教授はカッコいいので、ぜひもっと庇ってあげてほしい・・・

オマイガー!とアルフがすっかり参った様子。そりゃそうだ、あんなセクシー伯爵に祐惑されちゃったら、ふらつきます。

【永遠】
ヴァンパイア出演者のほとんどの方が出てくる場面。俳優さん、ダンサーさん。
今回、チケ運悪くて2階から見てばかりでしたが、この場面は怖いんだよなぁぁ
ここまで、アルフをメインにわりとおちゃらけてたシーンが続くのに、伯爵さまを皮切りに、キリリとする場面が続きます。

ダンサーさんたちが、この最後のとこで連続ターンするのカッコいい。あんなに重そうな衣装で、すごいなぁ お怪我なさいませんように、と祈りつつ。メイクこわい・・・
ヴァンパイアは人間とは違うんだなぁなんて思いながら、迫力ある場面を眺めてます。

わたし、全然知らなかったんですが、墓場にウサギさんのお墓があるのですってね? 聞いてから千秋楽の日に上手の奥を凝視してみたんですが、あれなのかなぁ(自信ない)光が当たるのも一瞬でした。名古屋で頑張ります。

【抑えがたい欲望】
ほかの場面も素晴らしいのだけれど、全編通してのハイライトはやはりココ。

ぐーっと惹き込まれるし、その日のコンディション(演者も観客も)によって沸き起こってくるものが、都度違う。
字面を追ってみれば、自分の存在意義に迷いつつも、根源は「欲望」であり、それを肯定している話です。

初演のときなど、私は完全に伯爵さまは「欲望を100%受け入れている人」ととらえてました。再演時も同じかと思います。

今季の伯爵さまには、欲望こそがわれらの支配者、と言いながらも、永遠に迷い続けるしかないのか・・・という恐れのようなものが混じっているように思いました。
深化といえば簡単だけれど、歌詞変えてないのに変化を感じるのって不思議なものです。

その迷いをもしかしたら、ダンサーの開次さん新上さんらも後押ししてたかもしれません。苦悩している伯爵の内面を表現しているお二人、開次さんはそれから逃れようと必死にもがいているよう。新上さんは闘っているよう。
どちらも、とても痛々しい感情があふれているようで、素晴らしかった。

これも今季、はじめて思ったことですが、伯爵さまと影伯爵がお互いに影響しあって歌い、踊っているなぁと。前からそうだったのを、やっと気づけるようになったのかもしれないけれど。お互いを信頼してこのシーンを作っているのが伝わってきて、心打たれてしまう。

伯爵さま、少女やナポレオン軍の供のものへ、愛した人の命を奪ってしまうわが身を嘆きます
欲しい、が血を吸うしかないから・・・悲劇。

人間や愛を信じる 金や名誉 芸術 勇気を信じる
そして神を信じるのだ

↑上記は、教授やアルフたちを思い浮かべ。
欲望こそがわれらの支配者、というのは、否定しがたい。こう劇場に足を運ぶ身としては、そうなのー!と伯爵に喝采送りたくなる。

これまでで最も、「人間らしい」内面を見せる伯爵さまであり、目線ひとつでイチコロな妖気がすさまじい伯爵さまであり、衣装がきらきらな伯爵さまー

どんなに他で遊んでみても、この場面の完成度、充実度があればこそ。子供じみた話にならず、大人が楽しめるエンタテインメントになったのです。

神は死んだ、などという伯爵はニーチェ的なのだという話を聞いたことがあって、ニーチェについて知りたいと思いつつ(浦井くんもドラマ「ニーチェ先生」に出演することだし!)
まずは原典にアタックしてから解説本読んだほうがいいのかのう。
伯爵さまのライブラリに行きたいわー。

2015/12/26

『TDV』10 アルフレート忙しいとこ

【本だ!】
城の探索してるうちに、ライブラリに迷い込む教授とアルフ。

教授の喜び方が、またも以前よりウキウキ度があがっている。→なので、感情は捨てた!理性が勝つ!と叫ぶ教授を見ていると、捨てたいんだけど、あなた実はとても感情的よ?と言いたくなる。
誰もが持つ感情を優先させていたら、研究に差し障るという意味なのはわかるんだけど、不自由な人だなぁ・・・と。
特に、今季はV化した人たち、みんなとても楽しそうなので、教授だけ人生のヨロコビを自ら見ないようにしてるようで。

このあたりで、わりとアルフの教授離れが見えてきますねー サラを探すため、単独行動です。彼が教授の世界から離れる理由が、サラっていうのが、「感情」でよろしい。

ああ、あんた。
アンタ・・・ まぁいいや。るんるん入浴中のサラ、開花!な壁紙の模様。うーんと、ドレスはシックなほうが好みだな。あれは可愛いタイプ。
サラを大人の世界に呼んでるんだから、背伸びしてるような大人のドレスがいいんじゃないー?

見ないでよ、言われたアルフですが、他所に目を向けながらも、君を助けに来た王子様だよアピール。ここはらちくんも元基も、ちょっとカッコつけますという演技です。

【恋をしているのなら】
シッシと追い払われたアルフ、ライブラリに戻ってみると、まだ教授がうきうきと本を称賛中でした。サラを連れ帰るにはどうしたら・・・?
手始めに、本だ!
・・・・教授、本じゃ救えないと思いますっ

らちくんは、ふと目をやると見つけたという風がうまい。元基くんは、すっごいサッと手にします。

ときには一度のキスが100万の言葉に勝ります。

時には、ですが。
そういえば、サラとアルフはキスしないね・・・ 噛みつきあってるからいいのか?

【出たー!!! すけすけの野獣!】
初演から見てきた幸せを感じるTDV、ヘルベルトの変遷もしみじみしちゃう。

長男、吉野圭吾ヘルベルト
初演メンバーのプレッシャーのなか思い切りすぎたコスチュームと演技で、客席の乙女のハートわしづかみ。
開脚ジャンプでひらりみえる「お・し・り」の美しさ、タトゥーの見栄えの良さなど。わたしこんなんですみませんって思ったよね。
清潔感と野獣感、あとお茶目さのあるお方でした。またお城に帰ってきてほしい(城主代行とかでもいいんじゃないかと)

次男、馬場徹ヘルベルト
こちらは長男がすごすぎたので、よく受けたな!がんばれ!というプレッシャーだったと想像。
なかなかの筋肉美(美脚)、ツンツン(あまりデレない)の必殺野獣派。
もし三兄弟が一緒に城に住んでるならば、実務担当してそうです。露出は上半身が自慢。

そして今季初登場は、三男、上口耕平ヘルベルト
キャスティング発表のとき、かわいい系だなぁ(アルフと被らないだろうか?)
しかし制作発表時の(下半身)攻めてるコスチュームや宣伝映像見ると、これは新たな派ができそうと期待高まる。

初日の彼は、まだどの程度まで行けばいいのか手探りのところもあった気がします。しかし楽日には、すっかりヘルベルトを自分のものに! 新しく加入した方が共演者たちと上手に役を作り上げていくのを見るのは、楽しいですよね。たまらん。

裾が足首あたり。ちょっと短めのレーシィな黒いパンツに玉虫色っぽいキャミソール。一見、露出は最も少ないのだが、動くと色気というか襲っちゃうわ度がすごかった。途中あたりで、アルフに馬乗りになったとき、キャミをめくっちゃう仕草が追加され、イヤーン☆

きっと初めての人間の男子に違いない、というくらいアルフにぞっこん。
逃げて(笑)!! だ。アルフには受け止めきれないと思う、この情熱。

客席へ逃げていくアルフ。らちくんより、元基のほうが恐怖してそうに見えた。男に襲われる!ぶるぶる。かわいいのに・・・ヘルベルト。
(シャーシャー叫んでた浦井くんを思い出すわ。ああ、やっぱり最もあほの子だった!→とても褒めてます!)

教授が助けに来て、指十字架を見せたときの逃げ方も、酷い(褒めてるよ)!
お尻を客席に向けたまま這って退場。 あれはかわいい容貌があるからこそ、アハハと笑えるシーンになったのだろうなぁ

げっそりしてるアルフレート。
わたしもぐったり。
なんかすごいもの見たね? って思わせてくれる、上口ヘルベルト、ありがとう!

想像ですが、ヘルベルトって伯爵さまと血のつながった子というよりは、伯爵さまが見込んで息子にした三兄弟だと思っているので、幅広い取り揃えに大満足です。

・・・スピンオフで、伯爵さまと息子たちとの出会い編など作ってほしい。とても美しいし楽しいと思うんだけど。

2015/12/21

『TDV』9 伯爵さまはパジャマの裾、イン

【今日は完璧】
朝食セットを持ってくるクコール。年を経るごとに、美味しそう度が増している気がしてなりません。
ヴァンパイアは普通の食事もするのかなぁ(クコール渾身のスープ、美味しそうだから食べてるといいなと思う)

寝乱れてる教授の足を直してママみたいにポンポン良い子良い子してあげてるクコール。
それからカーテンを開けるクコールの動きがいつもすっきりキレイで感心します。何もないのに上手い。

基本的には、これはあの子か?と勘違いするアルフにクコールが、違うわい!と怒って去るパターンでした。キイイとナプキン噛んで退場。

霊廟探索! 
出かけるときに可愛いポーズを繰り出していたのが、ラチフレート。マリオみたいにぴょーんと飛びながら、教授の後につづきます。このいかにも直球の可愛いポーズがよく似合ってました。他のシーンでもちょこちょこ可愛い動きが多いので、らちくんの魅力ですね。

元基フレートは、えええ???って態度で、もう行くの??と慌てて後につづきます。主体性がない感じがよく出て、コレもまた良し。

【霊廟】
鑑賞者側の気分も大いに反映されそうなコントシーン。気分が良ければほんわか見守り、体調悪いと「・・・・(いまスベった)」などと思いがち。最短距離とか騒いでないで、さっさと降りてくればいいのに。など。
皆さまはどうだったんでしょう?

天然あほ度が高得点をマークしてたのが、意外にも元基フレートでした。
おお、ひょろり棒みたいに立ってるだけかと思いきや、ここで満を持して「天然」爆発します。このための棒?

浦井くんアルフどうだったけなーと思うと、いちから100まであほ1000%という純度が高い天然ぶりだった。あほ過ぎて可愛かったし、教授がぶうぶう言うのも、響いてなさそうで良かった。

元基フレート、天然ながら教授にぐいぐい言い返してたのが印象的。君の中では、教授とは全く対等なんだな! 驚きだ。老いぼれに粛々と従う気はなさそうね・・・?

両手のひらをかざして、階段ですよって言ったり(無理だし、本人も無理かなってうすうす気づいてるような)

ラチフレート、は確信犯的に可愛い子です。あの子は自分が可愛いって思ってる・・・
ジャケットを脱いで、ぱしっとホコリ払うようにして、おお杭を打つのだなと期待させて、またジャケットを着るパフォーマンス。これ好き。意味がなくて。

こちらは、さぁ!と自分がマットになった風で寝転がり、教授に飛んで来いアピール。

教授もオツカレサマです。
元基フレートにはパワハラ上司風に、ラチフレートにはお父さん風に、対応してたかと。元基くんにはらちくんよりキツめだったなぁ 私、キツイ言葉とか態度が苦手なので、けっこうドキっとしてました。

ここの場面を見ながら、ある年の浦井くんはハンマーを棺に落としてたよねとか思い出に浸ってしまう。浦井くん可愛かった(会いたい)になりがち、でした。

最後に、棺の後ろにクロロック・クロロックJr. の文字があったけど、これは今季からじゃないかしら。手書き風の文字なのが・・・もっと格調高い文字を彫ってあげないの?

さて、コントは続くよどこまでも。
教授と弟子がケンカしながら退場していくと。「うるさいよ!
下手側にクコールが運んで来てた質素な木の棺から、シャガール出てきます。ほんとにウルサイよねー。

今季、ここが面白場面になったのはポイント高い。何でって、
シャガールによる棺のなかの伯爵さまレポートがあるからです!

「すけすけのネグリジェ」「おなかにブルブルする機械つけてる」「パジャマの裾はイン!」「にこにこしてる」だったかな。
きっと毎日、伯爵さま情報を提供してくれてたことでしょう。ありがとう!

アタシのこと噛んだじゃん!と一応怒ってるマグダも登場。1幕で村の人たちとも不思議な距離感出してたり、自己肯定感低そうな子だったのが、すっかり(死んだけど)活き活きしてるー。よかったね、マグダ。

欲望肯定派に加入した2人、楽しそうだ。

シャガールは舞踏会に娘が出ること覚えてるんかな。あんなに娘に執着してたシャガールが愛人と楽しんでるというのは、サラにとっては朗報。閉じ込められる心配なし。

ああ、そしてまたクコールが活躍。ふわふわ踊るマグダをお姫さま抱っこして棺に戻す。やっぱり紳士よね? だから、彼がくさいわけないわ。

そんな浮かれた2人が入った棺がうるさいので、クコールが上手袖側にぶん投げて、コント終了。

2015/12/19

『TDV』8 今すぐ吸ってほしいサラちゃんともったいぶる伯爵さま

【愛のデュエット】
肖像画はなくなり、各時代の衣装を来たVたちがサラを取り囲む演出に。長い時代を行きてるヴァンパイアさんって分かりにくくなってなかったかしら。大丈夫か。

スタンバイする祐一郎を見るため、サラは冒頭しか見てなくて、あとは暗闇にオペラを向けて待機。
マントの裾がきれいになるように、腕を前に伸ばして整えてるのとか! 階段しっかり見ながら降りてくるのとか! キュンキュンする。かわいい。死にそう。

サラを見つけて、ふわっと笑顔になるとか。どうしてくれよう! キュンキュ(以下同。略

今季のサラたちは、積極性があるなぁという印象。同じ歌詞なんだけど、これまでのサラさんたちより、まっすぐイケイケな印象です。今すぐ吸ってくれっていう首の角度のせいかも。
舞踏会まで楽しみは取っておこう。ふむ、もう準備万端のサラなので美味しいとおもうけれど、盛り上がるとこで吸おうという。伯爵さまもイベント好きなのねー。ぐふふ

私も一度でいいから、伯爵さまの麗しのマントに包まれてみたい・・・ キュ(略

【夜を感じろ】
ヴァンパイア・シンガー(松澤さん、麻田さん、河合さん、真記子さん)たちも、ひゃぁぁぁーっと天蓋の上で大爆発。ベテランな松澤さんがイイイー!ってキメて闇に消えてくと嬉しくなります。
怖いで賞は真記子さんに。はっきりした顔立ちがメイクで更にくっきりで、迫力ボイスと重なると、く、喰われるー!
土台は男声で、姐さんたちの声のほうが際立つ今季です。楽しそうに見えます。

ダンサーさんたちが怪我しないように、ミイラ布みたいにお布団を体にしっかり巻いて、教授とアルフは寝てます。

さて影伯爵が登場する前の部、登場してからも、伯爵前半(切れ目は、影アルフが吸われちゃうあたり)後半、と勝手にダンスを区分けして見てるんですが。

まずは伯爵が登場する前、Vダンサーさんたちの部の、特に女性ダンサーさんたちのカッコ良さに痺れます。
どうしたらあんな風に体を動かせるんでしょう。盆踊りさえあやしい私には、まぶしい。ワタシモオドッテミタイ。キメるときの静止する様がいいんですよねー。

TDVのお得感って、歌もあればダンスもふんだんなところ。普通に生活してると、なかなかダンスを見ることがないもので、すごく嬉しい。

影伯爵が登場。
開次さん見てると、彼のとこだけ重力が軽いように思えます。重力に勝ってる。同じ時代に生まれて良かったと思わせる方。
もともと長い手も、もっと伸びてるとしか(指に長い爪つけてるけど)
何より、色気! けっこうガツガツ行くとこは、男っぽかったりするのもドキンとする。 

新上さんもまた、お色気が。開次さんとは反対に不思議と抑制のきいた色気で、こちらもポワーンとさせてきます。至福ですよ!

幻想のサラ、は新納さんが踊ってらっしゃるのですが、彼女も美しいです。はっきりした意思を出すというよりは、新しい世界(伯爵)に恐れと期待を持って、丸腰で飛び込んでる様子が、しっかり見えて、<求められる私>って価値あるよね・・・とつくづく思うのだった。フフフ。

悪夢を見てるのはベッドで寝てるアルフ。
元基くんはじっとしてたと思う。
らちくんは、影アルフが噛み付かれるとき、動いてたような・・・ 1月にまた良く見ておくわ。

あんなにたくさんいたダンサーたちが、するする消えていくのが面白い終盤。
アルフの心の中では、すでに激しい欲望を刺激されてるんだね。

音楽もテンション高いし、ダンサーさんたちの呼吸も見ながらの指揮なんだろうし、緊張感があって良い。

2015/12/16

『TDV』7 ACT-1フィナーレ② 酔いしれるだけー

こちらは「まだ」学生の方? 助手で・・・♪

明らかに、教授に向けた笑みとは違う種類のキラキラが出てる! オイシソウって顔!

我が息子も嬉しい・・(このタメたまらん)・・でしょう(うふっ)♪

伯爵さま、息子のあごあたりをこちょこちょ最終的には、ヘルベルトくんったら父上の指にむちゅーっと(あれはキスだろうか?噛んでたかなぁ 2階からで、詳細不明)
じゃれあってました。

上口ヘルベルト、初日はまだどこまで弾けたらいいのかなと迷いというか遠慮があったようですが、最後には弾けまくって爆発してて、とても良かった。顔は可愛く、行動は野獣(若さあふれる)。

ヤバイようって固まってるのがラチフレートで、元基フレートは固まってるようでした。

しかしこの教授と伯爵の初体面の1幕ラストが、自分の初登場でいきなり
やっと 退屈に さよならぁぁぁぁぁ~♪」と歌って去っていかねばならぬヘルベルト役、とてもプレッシャーだろうなぁ

すっかり劇城内が温まってるとこに加わって、同じテンションで行かなくちゃならない。いや、むしろ誰よりもテンション高く歌わないとイカン場面!だ。

良く出来ました!

舌なめずり~って顔して、獲物見つけた(はあと)という演技、そしてお客さまの関心をひきつけました。このヘルベルトに見初められたら、大変そうよねっていう。見かけは歴代最高に可愛いのに、中身の野獣度も回を重ねるたびに激しくなっていった。

クコール
そう働き者クコールも居ます。何故か(未だに理由は分からないよ)伯爵さまの背後から頭ぐりぐりー。
伯爵さま>あんっ

でかしたぞクコール。と毎度。伯爵さまのエロい声だ・・・
ムシュニギー

ヘルベルトとアルフが並んで、クコールが荷物持ちに近寄ると「くさいくさい」ってジェスチャーするの・・・

やーめーてーーーー!
クコールちゃんは、見かけがぼろぼろなだけで、くちゃくない・・・と思うの!
今回から入った仕草だけど、アドリブなら止めて欲しいわ。
働き者のいい子なのよーっ そんな目に合わせないでください。

呼び止める伯爵さま。
アルレート!
若干薄手なタイプのスポンジが伯爵さまの上着(あれは何と言う名称でしょう)から出てきました。

夢は成長すれば叶うから!
老いぼれに頼るな、愚か者には従うな、決してやつは理解できない・・・♪
心が教授と伯爵の間に挟まれるアルフ。

今季の性的な比喩、分かりやすくなった気がしています。そんなに演出変わってないのに不思議なんですが。「伯爵さまに吸われる」がどういうことなのか、など含んでる意味が明朗だなぁ 

あ、祐一郎のセクシーポイントが上がったせいかも?(贔屓・・・?)

君の憧れ、ときめきなど・・・
汗かきアルフが揃ったんでしょうか、
とりあえず平方アルフの汗ぬぐい、スポンジでぐいぐい吸われてたり、伯爵さまが手でふき取り→手を床に向けてペッペ!と払ったり。
ラチフレートにも同じようにしてましたね。

歌詞の麗しさと仕草がちぐはぐで、笑える。
美しいものを愛でる伯爵さま。欲望に従う伯爵さま。素敵。

そして伯爵さまからのありがたいお言葉が続きます。しかも美声で。

・・・美声です。とろけます。

最終的には、

自由を、その手でーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!

ほんとに、こんなもんじゃないくらいロングトーーーーン!ですから!
ここが気持ちよくて、日常の垢やらもやもやも、祐一郎の声と一緒に浄化されてく感じだわ。とんでけー!

伯爵さまは、アルフは自由になれるんだと吹き込む。これまでの古い価値観を捨て、自分の思いのままに生きることができるのだ、と。

毎度のことで恐縮ですが、このあたりでもうお腹がキューンとなって危険レベルに入ります。自律神経? 腸が過敏?

今季の伯爵さま、退場のときの歩き方は、いつも以上にゆっさゆっさと肩をそびやかしてドヤ顔でご退場

拍手!

フンガー。
そして働き者のクコールちゃんが、雪を掃除に出てくるよ。クコール劇場開幕。

毎回毎回、本当にありがとうございました、駒田さん。
これがあるお陰で、すごくクコールに愛着湧くわ。で、オオカミに襲われると悲しくなっちゃう。こんな可愛いクコールが好きな伯爵さまも、絶対かわいい人だし! YES!

ハンディで撮ってyoutubeに挙げてくれるリー君さんにも、感謝。
初演のときから、ファンと製作側の双方で祭りを楽しみましょうねっていう雰囲気が出来てきて、それが今でも続いているのも嬉しい。途中、ちょっとリー君さみしくなったときがあった気がするけど・・・
再演してくれますよね? 待ってます!

2015/12/08

『TDV』6 ACT-1フィナーレ①(このシーンにもっといい名前つけたい→「ようこそ」(仮))

【ACT-1 フィナーレ】
女性ヴァンパイアダンサーさんたちが、セクシーにカッコよく踊って、教授とアルフをお城に誘うよ。

扉を開けろよって教授に指図されて、うんしょうんしょと開こうとするも、びくともしないお城の扉。あ、こちらの扉は以前からと同じ、コウモリモチーフの門扉デザインのままです。

ギギギイ・・・

扉がある時点で教授もアルフもごめんね、中央にオペラグラスをフォーカス完璧にして待ち構えてる。は、は、伯爵さまーーーーっ!

教授たちと同じ気持ちなんですよ。きゅあああ、どんなお方なのかしら?
さっきコウモリ号で誘惑しに来たときに見たじゃん?って。それはそれ。お客さまを出迎える伯爵さまの衣装とか表情とか、もう気になってそわそわしちゃう~

ようこそ♪ ご挨拶が丁寧な伯爵さま。ごきげんよう、ようこそ。

初日に見たときはね、んんん・・・??? 麗しきお姿とは別件、青くきらきらしい布地が眩しかったなー。あれ何でついてるの? 

でも楽日までには見慣れた! 

伯爵さまは、オシャレになろうとかそんな程度のお方ではないのだ。この間も書いたけど、これはお客さまを喜ばせようとするあまりのキラキラなの!(と思うことにした) 長いヴァンパイア人生のなかで、シックな装いが気分のときもあれば、演歌歌手かな?ってくらいきらきらしたい時もあるのさ。そうなのさー。

初日あたりの細かい表情のことなど、記憶に残ってない。登場しただけで胸がいっぱい、あ、そこで本だすのねって思ったくらいかなぁ 前より早く出して待機してるよね。

教授も、見るたびに伯爵さまとの距離感を掴んできてて、というか、伯爵さまがよりハッきり教授との距離感を詰めてきてたのか。

こんな出会いを待ち続けた♪ パタリ、手帳を落とす教授。その後は固まったまま伯爵を凝視してる。
ハハハハハハ・・・(セクシーに伯爵さま)
はははははは・・・(怖いよードキドキ教授)

お名前をお聞かせいただいても・・・までは、伯爵さまはシブい顔で(威圧感もある)教授を見つめてるんだけど、名刺もらって「愛読しましたこうもりの研究♪」に至ると、すごい破顔一笑って感じの笑顔になる。惚れるわ・・・・

教授、デレデレしてますね。業績を褒められるのは、くすぐられるんだろうなぁ 私は祐一郎の笑顔でデレデレ。

あと、冒頭からずーっと祐一郎の声の色気がとんでもなくて、ひいいいってなってます。コーヒーカップ(遊具)でぐるぐる回しまくったくらい、クラクラしてます。すごいです。サラに対するアプローチとはひとあじ違うので、伯爵さまのレンジの広さには驚きますわー。

あなたとならば通じ合える論理的会話♪ 嬉しい教授、欲望こそが我らの支配者とのたまう伯爵に向って、論理的会話ができる、と教授は話してます。面白いね。
伯爵は「欲望」>論理 人間を突き動かす最たるものだ、そして逃れられぬものだ、と思っているわけですが、教授は論理>欲望 だと信じてるんですね。

齢40、私の短い人生経験から言えば、やはり理性より感情の支配が強いわ・・・ まず感情があって、いやいや・・・と考え直すことがほとんどよ。

ちょろいなって顔して、伯爵さま。教授の血は美味しくないかも知れないけど・・・おお、こちらは?(おいしそう!)学生の方?

アルフレーーート! 狙われてるよー!
はい、上口ヘルベルト、見るたびに素敵な三男になって、大好きになりました。こういう成長があるから、リピートせずにいられないよね。

つづくー。

2015/12/07

『TDV』5 マグダの欲望

【ヴシャ ヴシャ】
狼たちはヤケに獰猛だ~♪ ロシア帽のいい声メンバー、今季はちょっと可愛い感じがする。

教授、ここでもカッコよさが光りました。決然とした態度、正直に話す勇気を求めてます。
レベッカを「まだ魂は救うことができる」慰める姿には、優しさ成分が増えてるー。こんなに素敵教授なのに、どこか残念な人なところも残すって、思えばすごい大変な役だな。

松澤さん演じる抜けてる村人、何か言いたげなのに絶妙なタイミングで扉が(いや、今季は扉じゃなくて布なんだけど)閉まっちゃうー。いいタイミングで扉と音楽が繋がると、気分上がるわ。・・・扉は布じゃないほうが好きだよー。

教授とアルフに杭を向けて、シャガールがグサッとされるのを阻止したレベッカ。こんなに伯爵さまを恐れているけれど、遺体に傷つけるのはダメなんだなぁ(復活できないから?)
出雲レベッカ、シャガールが乗ってるテーブルに乗ろうとしたけど、乗れず・・・という動作いれてました。抱きしめたかったのかな? わりと悲しげな熱烈チューして去りました。
阿知波レベッカは、カチコチで運ばれたあたりから、もう泣いてる声が切なくて、私もつられて泣いちゃう。こちらは、愛しそうに見つめて、優しくチューして去ります。

【死んじゃうなんて】
今季、最も役どころへの解釈を変えてくれたのは、ソニンのマグダかも。
冒頭のガーリック、やすべて順調、の場面などで、ずーっと「ここに馴染んでいない子」でした。これまでのマグダは愛人ではあったけど、世界に馴染んでいない感じはありませんでした。
みんながガーリック♪楽しく歌ってるとき、彼女は床を拭いてて。胸をアルフに覗かれても、自信なさげな表情。すべて順調♪でも、楽しくシャガールに話しかけるとレベッカが介入してきます。

死んでしまったシャガールに、生きてるときはしつこかったけど・・・触っていいよ♪ この歌詞、これまでうまく納得しきれてなかったんですが、ソニンマグダは分かります。シャガールのこと好きって言いたかったんだなーと。でも道に反することなので、おおっぴらに言えなかったのね。

おとなしすぎるーーーッ♪ 体をのけ反らせての絶叫、それがマグダの欲望の姿だったのだなぁ 可愛い! 若いんだし、もっと楽しまなくちゃっ
マグダは噛まれて良かったねーってくらい、楽しそう。
これまで、巻き込まれた割にVになって楽しくなったんだなぁ(ハテナ・・・)でしたが、マグダの解放感がすごいので、今季のマグダは見ていてすっきり感増えた。

★シャガール劇場?
マグダ噛んで。雄たけびアウゥー! 商売人らしく腰の低い雰囲気だったシャガールも、ここではオスに。しかし噛んだ後、また普段の腰が低い感じになるので、可笑しい。
ごめんね、マグダ・・・」といいつつ、テーブルへ移動させ、ヴァイオリンをはじいてるピコピコ音には、「何この音? あせるぅ~」アドリブ入れてくる。
歴代最高に、憎めないシャガールです。

教授たちとドタバタ繰り広げ、最終的にはサラの居場所へ案内させる展開に。
そういやあんなに心配してたサラのこと、シャガールもう心配しなくなっちゃうよね。娘も解放させちゃうV化パワー、すごいわ。

ほとんど2階席から見てたので、このあとの客席降りでの様子は良く分からず。

・・・でも、マグダに杭を打たないのは、まだ謎です。なんで? その後マグダは楽しそうだからいいけどさ、あんなに打ち放題な状況なのになぁ

2015/12/04

『TDV』4 影伯爵さまとダンサーさまたちにめろめろ

【外は自由】
いよいよテンポアップしてくる~
でもって、またも伯爵さまと入れ違いな感じでクコールが通路を通ってやってくる。何かを舞台前において帰る。走って出てくるサラ、彼女が外に居る事に気づかず部屋のほうを見ながら歌うアルフ。

サラの部屋を見てる両アルフとも、どんどん気持ちがこもってる感が強くなって良かったー。
サヤサラは、少し子どもを残しつつ自由になりたいのに、って怒ってて。ブーツを履いても、まだ本当に夢を見てる少女っぽさが残ってる。これはこれで可愛らしい。
ミミサラは、実は半分くらい何か覚悟ができつつあるのかなってくらい大人。で、ブーツを見て、一気にテンション上がっていく、自分がどうしたいのか分かったって顔。

影伯爵とVダンサーたちの舞い・・・

4名で大ジャンプしてるのとか、中盤あたりだっけな、片足の先をバレエの動きのように優雅にススっと動かす(もどかしい・・・)「舞踏会で踊ってるような振り付け」とかね、全部すきすき。

今季、中盤から自分がサラだったら、という視点で見てみることにしてみたのです。
もっと早くしておけば良かった・・・だって、
た・の・し・い!!!

自分が18歳で、実家とその周囲しか知らなくて、そこへ可愛いアルフとエロかっこいい伯爵さまからお誘いがある。
たのしい・・・夢のようだ。

★新上裕也さん
私の中では情熱たぎるワイルド獣派セクシー伯爵さま、だった・・・ のですが、今季はさらに優雅さが華麗に加わりました。素晴らしい!
ワイルドかつエレガント、情熱の赴くままに踊るというよりは、情熱を秘めつつ危ない雰囲気は透けてみえるという・・・魅惑の影伯爵さまへと成長です。

サラの化身役のダンサー、横山さんとも、一方的じゃなくサラと対話してるのが伝わってきて、新上さん何があったのー凄い凄い。

★森山開次さん
開次さんはねー、もう何も言うことないよ。何をしても重力を感じないし(どうなってるんだろう)、中世的なのにワイルドでちょっと怖い瞬間もある。まさにヴァンパイアの欲望の有り様が具現化してるとしか。

髪も地毛なのよね。たぶん初日は少し色を落ち着かせたたんだと思うんですが、どんどん色が抜けたたように思います。金髪でもいいぞ! だって表の伯爵さまは半分赤毛だもの~(影っぽくみえないかな)

伯爵さまからの誘いのダンスシーン、あれはサラの妄想コーナー。赤いブーツをもらったら、めくるめく妄想が広がって走り出してしまったのだ。
若いっていいわー。
いいの、もう!
と叫んで駆け出したとき、サラは自分で大人の扉を開けたんです。だから血も自ら吸われたし、アルフと広い世界へ飛び出すの。

ないよースポンジ。
アルフよ、サラは先に外の世界に飛び出したよ! 早く追いかけなよー!
(ここでシャガールについて駆け出さないのが、アルフらしさなんですねー。意気地なしー)

2015/12/01

『TDV』3人類のたメー! からの祐☆惑

【すべて順調 ~人類の為に】
教授の美声が堪能できる~♪
レベッカとマグダの小競り合いも宿のパートより見えるので面白い。

そこへクコールさん登場。
ささっと家に戻る女子2人。シャガールさん対応。

こんにちわ。にゃっ
初演のころ、クコールさんはもっと凶暴で怖い感じがしてたような。
クコール劇場のせいか、とにかく働き者で伯爵さまラブなひとにしか見えない。ともあれ伯爵の威光でロウソク奪いとりました。伯爵さま、ろうそく代払ってあげて・・・

サラに「今夜、おまえ、一緒に、いく・・・コンヤ」と伝えて退場。通路の方にもご挨拶して帰ります。やっぱり可愛いじゃないか。

そこへ昨日俺を殴ったのは誰だーと真理を追究の教授。

アルフとのコンビネーションも楽しいシーンだけど、前よりもアルフレートが全体的に教授についていけてない感じが強調されたような気がした。
あとマグダも、何この人?って態度がはっきりさせてます。「誰かさんが邪魔をしなければ/すべて順調」っていうのがクッキリしたかな。お城のことは言いたくないんだよーって。

生まれてから常に真実を求めて生きてきたと自己紹介、感情は捨てた理性こそ真実! を聞くと、ちょっと不思議な気分。禅教授はけっこう感情豊かに見えるからなぁ 
なので、本来は感情豊かな人なのに、真実を求める欲求が強くて、感情は(豊かにあるけど)捨てるという言い方になってるかしらと思う。

飛んでる鳥を落とす教授の高音ボイス! これまた禅さん軽がると出すから、いやはや。ちょっとクラクラしちゃったよとポーズしてるけど、絶対息切れてないよね!と。
か弱さアピールかしら・・・(だって禅さん自身はヒロイン枠よね?) 
千秋楽の日、「ためーーーーーーーーーーーーっ、メッ!」 と最後に調子よく気合一発入れてロングトーンでキメた。

電飾が光るのも変更なく、で、いい声で歌ってくれるので嬉しい~
動きにもキレがあって。衣装のパターンが変わったのかなぁ 今季はとてもシャープだ。
かっこいいので、見とれるし聞き惚れてます。
それとどうしてあんなにお目目がきらきらしてるんだろう。オペラ越しじゃないのに、うるうる感が伝わってきます。アイドルと同じ目だよ。うるうるきらきら。

あと 何?っていう顔しながら、アルフをチラ見して一緒にコーラスとダンスに参加してるソニン・マグダも可愛いとこです。
今季の拍手ループ、拍手がおとなしめの日はちょっと長く感じますー。分かってる人が多い日やらノリのいい日などは、舞台と客席が通じて楽しくやり取り。
千秋楽、客席に向ってお辞儀する教授に、レベッカが「誰かいるの?」とツッコミながら。「気持ち悪い(帰ろうよ)」でした。

【あんたは素敵】
お風呂に入りたいサラ。湯を運んでくるアルフ。ザザザザー
初日のあたり、このサラのアプローチは堅いなぁ どんな風になっていくのかなと楽しみでした。

・サヤサラ
きゃわきゃわ~な天使の笑顔で無邪気にお願い。自分の魅力に気づいているのかないのか(たぶんサラが自分が思ってるより、すごく魅力的になってる)
自分のすることがアルフにどんな影響を与えるのか、ちょっと無自覚なところあり。素直な天真爛漫系へ。

・ミミサラ
初日にも大人の魅力で行けばよいのにねと思っていたが、千秋楽はとっても素敵なサラになってた。すっかり大人に成長してるのに、親からは子ども扱いされてるってことを,
本人もだいたい理解してる。あとは誰が解放スイッチを押すかだけ。
アルフ(千秋楽はラチフレートでした)に声かけたり腕を掴んだりすることが、どう思われるかを分かっててイジッてる感ある。いいわー。

期待しまくりのアルフというと、ラチフレートは動きがはっきりくっきりしていて、とても分かりやすく嬉しい、ドキドキ、ワーイ!がっくり・・・ 推定年齢21歳
かっこつけようとして、つるっと滑る仕草とか、なかなかアルフの本質だよなぁ アルフレートの一生懸命だけど残念君なところを見せてくれました。

元基フレートも、反応は分かりやすいものの、こちらのほうが大きいせいかお兄さんぽい。推定年齢24-5歳くらい。

元基くんは、これまでのアルフレートのなかで一番「普通の男子」に近い。背丈を見て浦井アルフを懐かしく思った初日ですが、元基くんは「普通」なところが魅力のアルフレートへ。

【お前を招待しよう】
サラのお風呂の後方の闇に向って一斉に向けられるオペラ。同士よ、私も伯爵さまを狙い撃ちです。来い!って思ったポイントに来ないと、ぎゃっと思う。

ごきげんよう、って挨拶するのってなかなか御機嫌な伯爵さまだな・・・今頃思った。女学生のようだわ、素敵すてき。
のちのち自分は「天使でも悪魔でもない」って慟哭なさるわけですが、可愛こちゃんを誘惑するときは、嘘も方便。「私こそ待ちわびた天使」と自己紹介。使い分けね。うんうん。

きゃああああーっ
ここの衣装、カッコいいですねー。ああ? ロングコートになんか緑色の紐のような網目のような飾り(とろろ昆布?)、肩から袖に垂れ下がってます(SF未来感)
腰をきゅっと絞ったデザインで、長く床に広がる裾部は、裏地が鮮やかな赤。揺れるたびにキレイ~
ブーツは膝上のロング。細身のパンツはブーツイン。
片足に体重を乗せて、サラにかがみこむと、この美しい足がさっと強調される。
きゃああーバタリ(かっこいいー)

サラのおとがいに手を当てたり、お鼻をチョンとしたり、オデコをチョンとしてみたり。笑顔でさー。
確かに怖くない! もう、うっとりしかない!

いろんな表情、手の動きで(今季はネイルもキレイにしてるので、ますます美しい) 
瞬きも惜しいシーン。

そうそう、コウモリ号の素材もリニューアル。黒地に赤が混じったようなグラデーションがかった色合いに。伯爵さまのテーマカラーは赤・・・(それは舞踏会でも明らか)に合わせてます。

めくるめく陶酔の世界へ・・・ぽわわー

その目で見ろ! の表情も忘れがたい。伯爵さまはサラを見てるんだけどね、自分もサラになってると想像してご~らん~♪ 完全に祐・惑された!

だぁぁぁああああ~! 闇夜に消えていく伯爵さま。目を見開いてて、早く地上に降ろして~と祐一郎が叫んでいるようにしか見えない。今季も・・・。ごめんね、ちょっと心配しつつ笑っちゃう。
肘のあたりをバーに絡めているだけに見えるので、それは怖いよね。
シーソーみたいな装置だったと思うが、2階席からも今回は見えませんでした。照明がうまく働いてた。

・・・
で、アルフが見たんです!と騒いで、みな駆け込んでくる。
シャガールがサラのお尻ペンペン。ほんとに、こんな大きな子にお尻ぺんぺんって、おかしいよ。子どもの成長を認めない、自分勝手なダメ親である。

お風呂からバッサー上がるサラの裸をガン見して、お口がと目があんぐり開いたま「びっくりー!」のままになってるのは、ラチフレート。超かわいい。
平方くんは、棒のように固まってた。全体的に、役に立たない棒っぽかったわ。これもかわいい。ふふふ。

調査する教授、いつも思うけど、何で「何かが腐った」臭いかなぁ 絶対、いい匂いのはずなのに! 教授の理論、そこは間違ってるんじゃないかしらー。

2015/11/25

『TDV』2 神は死んだ。私も死んだ(蘇生して続きも見る)

初日のキャストであった神田&平方のお2人はかたかった。カドがあって、まだ余裕はない。
その後、中日をすぎた2人を見たら、とーーーっても良くなっていました。特に神田沙也加ちゃん、かわいくなってた。平方くんも、歌声がのびやかに。
翌日の良知フレート、一生懸命さが役とあいまって、可愛い~(泉見アルフを彷彿とさせる可愛さ)、舞羽さんもかたいようだけど、この先どんな風に自分色になるのか楽しみ。

【プロローグ】
の前の、城内アナウンス、当日のアルフレート役が担当。
客席からのアルフレート、は変更無し。

舞台上には、天井から白い布が何枚も垂れており、これが雪風景を表現。で、上手の布の後ろに教授がいるんだな。

優秀な助手、アルフレート! のとこ、以前までは言ってる段階ですでに、テヘ、優秀♪って!というニュアンスが強かったかと思うのですが、今季のアルフ2人にはそれほどテヘってとこは強調しないのかも。ぐふふって程度で、さっさと教授を探しに舞台中央へ。

どこですかー!と手を振り回したら、ズササーっという音とともに布が落ちて、教授いた! 背負おうとするけど、地面に転がしてしまい、足を引きずって上手へ掃ける。

ジャン! ジャン! Vampireの文字が青→赤 ああ、テンション上がる!

【ニンニク】
今回、指揮の西野さんが良く見えるところから観劇することが多く、このシーンの最初に振り出す手に気合が入ってる様子が良く見えました。いきなりハイテンションで声を合わせて、素晴らしい。

おお! シャガールの店が簡易版になっているーっ
ツアー用に簡単にしたのかな・・・ です。中央の店の扉さえも、布! これじゃ寒いよ。壁は布でも扉は、硬いのにできないのか。すごい簡易版にしたものです。店内が寂しく見える。
天井から降りてる照明は可愛い。何となくコウモリみたいな・・・気のせいか。(12/1追記:気のせいでした。ふつうのランプだった)

振り付けは基本的には変化なしに見えます。でも全く同じでもないような(記憶に自信なし)女性たち、前はもう少し色っぽく踊らなかっただろうか。これも気のせいだろうか。

今季から参加の出雲綾レベッカと、ソニン・マグダ。
出雲さんはお若い分、可愛げのあるレベッカ。まだお母ちゃんってほどではない。コチコトカチカチ♪になってやってきた、アルフレートに、口移しでウォッカ飲ませる! あれ、これは前も口移しだったかしら?違ったんじゃない? わー、レベッカにもいいことあるねー。
出雲レベッカ、ご馳走様♪的に、飲ませたあとの自分の口をぐいっと拭くのが可笑しい。気づいたアルフと目があって、まごついてる。

阿知波マグダ、もう、宿のおかみさん度がばっちりで、安定感抜群。
同じく口移しでしたが、深い意味はないというさっぱりした態度、さすがカアチャンだ。
伯爵さまのお城がー・・・・! を隠すためのスカート位置も表情も、完璧。

ソニンマグダ。今までで最も健気というか、若干、痛々しい気がしてしまうの。小柄だから? なんだか自信なさそうにしてるから?
客にちょっかい出されたり、アルフに胸を注視されたりした後の反応が、勝気って感じじゃないんですね。困ってる、というのか。自分の魅力について肯定できてないという役どころのようです。その分、ヴァンプ化してからの弾けっぷりが、気持ちよい。

熱いお湯で復活した教授、足を拭いてあげるアルフ。床も拭いてて、あら育ちのいい坊ちゃん、と思う。きちんとしてる。

逆立ちして足を交差させるとか、ぐるぐる頭をしたにして回転してみるとか、私にはありえない運動(ダンスと言え)で楽しませてくれます。すごいー、すごいー。

【きれいな娘を持ったなら】
コングさん、腕あげたよね。歌とセリフの間合いも余裕があって、今季のシャガールは芸達者。クコール居ないときは、シャガールが楽しませるよってくらい盛り上げ役担当。

お風呂でアアアア~♪歌ってる娘がいるのに気づかず、最高級バスルームでございまぁす! だよね、可愛い女の子が入ってる最高級バスルームだよね。
期待顔でシャガールの言うこと聞いてる良知アルフも可愛い。

シャガールが風呂場のドアを固定すると、皆がぴょんぴょん跳ねたり、板に振り回されてるのも同じ。教授とアルフが寝るまでの動作は、その日の動きで前後することもあり。
平方アルフのほうが、ちょっと教授の面倒みるのはドライかな? 帽子を渡してあげないとか。
お前は床で寝ろってぺらぺらの枕を放り投げる教授。弟子に優しくしてー。

寝てからの皆さま。出雲レベッカの「コンチクショウ!」まだ可愛いです。嫉妬してる様子。阿知波レベッカ、古女房の重みがある「コンチクショウ!」重みあります。

マグダの部屋に夜這いしにいくシャガール。
これまでのマグダ役の方たち、けっこう何アンタこっちこないでよ的に邪険にしてたので、安心してみてたんですが、ソニンが小柄で若くて可愛い分、本気で無理やり襲われてるかわいそうな子、に見えてツライ。

【神は死んだ】
そわそわしちゃうよねー。アルフとサラは可愛いんだけど、伯爵さまが近づいてくるーって思って、ドキドキスタンバイします。

背景の月は、とても鮮やかなものに変わってます。大きくてきれい。赤く妖しく光る月。
若い2人のピュアピュアデュエット、どの組み合わせも良いなぁ

不思議とするするするーっと通路を進む祐一郎伯爵さま。やはり人外だからなぁ するするーっと寄ってくるように見えるんだよ、いつも不思議だ。

伯爵さまファンをじらす演出家め・・・ 背中、横顔、曲も中盤になってやっと舞台中央で正面顔を見せてくださる! 周囲のオペラ率の高さよ。構えヨーシ!

ああーん、なんて美しい横顔だろう。こんなキレイな横顔、他にいない(贔屓)!
そしてここの衣装はシックな路線を保っていたので、祐一郎が痩せて心配してはいるんだけれど、艶つやウィッグとあいまって、美しさ無限大なり、と打ち震えてました。ぶるぶる。こんな美しい方がこの世にいていいのかしらん・・・

この間のアルフレッド(貴婦人の訪問)と同じ人なんだよねー、不思議だぁぁ~

いやー、これ文字にしにくいけど、年々セクシー囁きボイスに磨きがかかって、というかリミッター外してくれちゃって、「思うがま・ま・だぁぁぁぁぁ~(超絶セクシー声!)」がすごくて、客席もだいたい思うがままになってしまう。と思う。わたし、へなへなになる。

最後にひらひら手を振るのは、前回から同じ。ちょっと振り方違うけど、バイバイっていうより魔法掛けたって感じです。

で! 上手通路を客席降りして、去っていかれるのじゃった・・・ 途中で、ちょっと立ち止まって客席の生身のお嬢様をじっと見つめる、という鼻血というか湿疹、失神ものの動き。
この時の表情、今回は全く1階席上手がなかったため、分かりませんでした。たぶんシリアスな表情のままだと思うけれど。

それでさ、入れ替わりにクコールがろうそくもらいにくるんだけど、なんかちょっと可笑しくてね。毎回、ロビーで2人はハイタッチしてそうだなぁとか想像してました。
もしくは、伯爵さまがクコールに化けてるとか想像してみたり。それも楽しい。にゃっ

2015/11/24

『TDV』1 超若々しく変貌した伯爵さま、軽やかに楽しさアップで登場

TDV観劇、祭り期間もあとは千秋楽を残すだけとなりました。

初日11/3夜(神田/平方/出雲/新上)、11/4昼(舞羽/良知/出雲/森山) 
11/5昼(舞羽/良知/出雲/新上)
 
11/17夜(舞羽/平方/阿知波/森山) 11/18昼(神田/平方/阿知波/森山)

初日の緊張と期待がいっぱいの城内も良かったし、中日過ぎの落ち着いてきた劇城もオツなもの。まつりまつりー!

ともかく、まずは伯爵さまの若返り度について思い出してみます。

年齢不詳の美伯爵

【ヘアスタイル】
チラシでも大評判の肩から下が赤く輝くヘアスタイル、他は黒く艶つや、トップのボリュームも申し分なく、イケてる伯爵さまを表現。初演時のおじいさん寄りのイメージからは、ずいぶん現役感あふれてます。
思うに、回を重ねるにしたがって元気に弾ける「ショウタイム!」などでの祐一郎の姿と観客の反応を見て、もっと艶やかさを足そうと変更したのではないかと、勝手に想像。

数百年を生きているヴァンパイアであること、その年数の重みは「抑えがたい欲望」で十分感じることが出来ます。その上で、欲望を肯定する伯爵さまのあり方は、枯れたおじいさん風より、今回のビジュアルのほうが見てる側は楽しい! あと、活き活きした姿で苦悩するほうが、よっぽど苦悩してる度も高くみえ、効果あり。
この変更点は本当に良かったわー。ありがとうございまっす。

【表情や仕草】
気合いれた教授との対決シーンでは、ものすごい威圧感を出すのに、普段はお茶目な伯爵さま。何と言う緩急でしょう。オペラグラスを握り締める私、その表情の変化にいちいちフガフガー!鼻息が荒くなってました。

例えば1幕フィナーレの長丁場、ようこそ♪のシーン。はじめ、いぶかしげでコワモテ表情で教授たちを出迎え(もちろん彼らが何者かはとっくにご存知なのだけど)、アプロンシウス教授、ですと自己紹介を聞いたとたんのにっこり顔(きゃーーー!)、アルフをチラチラ見ては、学生のかた?と物色してる顔、息子に良かったね~と目配せしてる顔、ああ、どれもこれもキュン死レベル。

2幕の屋上での「剥製にされてね!」の場面、コウモリ号に乗り、体はマントに覆われているので、顔のみで教授と相対しているのに、そんなハンデなどものともしない凄み。
目線と声だけで、教授を威圧してます。
もちろん、これは威圧されている演技の禅さん教授のお陰でもあるんだけど、今までで一番シリアスで抜き身の勝負というシーンに仕上がってる気がします。

話がそれますが、今回の禅教授がとてもカッコいいのです。見かけは白髪だけれど、彼のハートは研究に向うときには若々しく、颯爽としてます。
このシーン、もしかしたら100回に1回くらい本当に伯爵を剥製にできるんじゃないかと思ったくらい。
※初日あたりはこう思ったのですが、17日/18日に見てみてると、伯爵の迫力がものすごくて、やはり剥製になど出来そうもなくなってました・・・おお。

【衣装】
ふ・・・ 見慣れました。単に好みかどうかを言えば、ヒドイとは言わないけど、伯爵さまの格調はどこへ???と、言いたくなる方向転換。
ばか息子ヘルベルトの衣装が、すっきりカッコいいのに、どうしたの・・・

でも、今季のTdVはとにかく「まつり」です! わっしょいわっしょい(それは前回のフィナーレにおける祐一郎のダンスだけどさ・・・盆踊りしてた
まつり! そう、まつりです。

今を楽しく欲望のままに生きよ、と様々な葛藤を経て伯爵さまがたどり着いた境地。軽々しく衣装がまばゆいくらいで文句を言ってはいけないのだった。
舞踏会にくるお客さまを喜ばせようと張り切ったら、なんか不思議なセンスが大爆発しちゃったのだという解釈へ心を落ち着けました。

・コウモリ号でくるとき。ちょっとキラキラしてるな、あ、コウモリ号も髪色に合わせて赤みがついたんだ! シュッとしてるな、コウモリ号。

・「ようこそ♪」その青くきらきらしてる背中に垂れてる布はなに? っていうか、襟まわりのぶっとい蛇が絡まってるみたいな飾りはなに? なに?
特撮ヒーローものに出てくる悪だくみのボスが着けてそう。
 
伯爵さまったら、教授が来るのが嬉しすぎて、ワーイ青いのつけちゃおうって思ったの?
祐一郎自体が美しいから許すけど、これ着こなし難い衣装だよー 色味を入れてもいいけど、格調高くしておいてくれたら嬉しかった・・・です・・・ 仮装シュミの人のようでもあり。

・ショウタイム! フィナーレの赤いキラキラ上下。氷川きよしくんから借りたのかな・・・ 総合司会も大変だねぇ、盛り上げようと頑張ってる伯爵さま!
(ちょっと泣いて良いですか)
初日は衝撃のあまり、あごが外れそうでした。アワアワ。

それに比べると、ヘルベルトはクラシカルな正装にマント姿で、安心するわ。
こうなると、舞踏会に出てるほかの皆さまも、当時からのお洋服っていうより仮装舞踏会に出席してるって感じ。

ふー、もはや、この物語の時代設定も全く分からなくなって、伯爵さまは演歌歌手かラスベガスのショウに出てる人みたいだし(見たことないが)

なのに

祐一郎かっこいい・・・
伯爵さま、かっこいい・・・

まばゆい衣装でも何でも、楽しそうだから。

もういいのーーーー!!

垂れ幕がおー! から、ご本尊が電飾のコウモリを背負って競りあがって、生がおー!に変更になったのを見て、そうかこの電飾に相応しい、きらきら衣装だったのかもって思いました。あの電飾の前に立つなら、これくらい派手にキメたほうがお似合い。
しかもこんな衣装でも下品にならない祐一郎がすごいと思うの。

TdVの楽しさって怖い。ちょっとくらい気になることがあっても、カテコで一緒に踊れば全てOKな気分に。

2015/11/15

この世に復帰しました。

素敵なお土産、先日の観劇の折りにいただいたもの。キラキラ☆ どこに着けましょう~
TDV、毎日盛り上がっているようで、嬉しい。

祐一郎は人外度が初見の方にも通じてるし、クコールの可愛さも、やはり初めての方にも分かってしまうようです。そうでしょう、そうでしょう!
サラと影伯爵のダンスは、サラはダンサーさんと入れ替わってるのよォォオ・・・(こだま)

作品の好みは人それぞれ、私はエリザベートより全体としてはTDVのほうが好き。観劇の楽しさは色んな面があるけれど、この世の憂さを晴らしに行きたい度が高めな私にはピッタリなので。
何より祐一郎の笑顔が存分に見れるのは大きいかも知れません。

あ、エリザを例に出したのは、聞き所はエリザベートのほうが高いのに、という点でいい比較かなと。作品のボリュームや完成度でいうと、断然エリザなのにね。好きか嫌いか、というわけ方も難しいものだ。

明日から、自宅でゴハン食べない1週間になることが判明(遊んで歩くから)
宴会の季節到来。

2015/11/04

ダンスオブヴァンパイア 初日おめでとうございます!

かなりきらめく☆舞踏会でした。踊って、ヒューヒュー叫んで、笑って、お腹痛くて、幸せでした。

歌もダンスもキレキレです。
衣装も眩しい。オペラ越しの世界がきらめきすぎて、乱視の私には大変…
ヘルベルトはいろんな意味で攻めてます! 可愛い系が爆誕♪
トランシルヴァニアはますます寒そうに。
マグダが若くぴちぴち、ヴァンプ向き。
教授は高音に加えて、イケボイスもふんだんに。
新上影伯爵も。ますますカッコよくなってます。

これからの方もたくさんいらっしゃいますね。
期待してご覧ください〜

ではまたお昼から舞踏会に参ります… 本日初日の方たちも。楽しみ!

2015/10/29

仕事には行けない(この爪では)

もっと深いグリーンだなぁと思いつつ。いっそグレイもいいかも、と。

だがしかし、いま私の爪はとても短いのだ。グラデが見栄えしなさそう・・・

2015/10/24

救済のお願い(TdV東京)

お仕事で行けなくなってしまった分のチケットの救済をお願いします・・・
(11/1追記:グレーの2枚は嫁ぎ先が決まりました。ありがとうございます!)
(11/24追記:全てお引き受けいただきました。ありがとうございました!)

すべて@帝国劇場

・11/4(水)13:30開演
B席(2階M列50番台)
¥4.000→¥3.500
4日のみ当日手渡しも可能です

・11/15(日)13:30開演
S席(1階P列50番台)
¥13.000→¥11.000

・11/26(木)18:30開演
S席(1階G列1桁台)
¥13.000→¥11.000

壁際の席なので、ほんの少し、気持ちですが・・・お値下げしてます。
・振込み→郵送です。11/4のみ当日手渡し可
・送付方法は、普通郵便/特定記録郵便/簡易書留 のいずれかをお選びください。
(どの場合でも、こちらで負担します)
・振込み手数料はご負担願います。

ご連絡、お問い合わせは
左サイドバーにある「連絡はこちらから」をご利用ください。

端っこ席だったけど、私には唯一の1階席だったという(泣)
名古屋に期待してます。

ちなみに某おけ○さまにも出してますが、
こちら経由の割引率を高くしてお待ちしてます!

2015/10/12

お祝いして来ましたー☆

遠征の友と北海道ワインとともに、祐一郎さまのお誕生日をお祝いしてきました☆

お料理を持ってくるたび、ワインのオーダーのたび、じーっと店員さんが祐一郎を見ていた気が・・・尋ねられなかったので、説明しなかったのー。いや、ぜひ聞いて欲しかったところだよ。

この人は、世界で一番美しい59才です!

お料理も美味しかったのだけど、祐一郎を眺めながら飲むと格別だったわねー。うっとりうっとり。チラっと見るたびに、でれでれーっとなり、酒がすすむな。

ご一緒した彼女は、私がこの間のクリコレで祐一郎ティアナンのことが、やっとカッコよく見えたんだよって話たら、祐一郎がするなら何でも可愛い!とファンの鑑でした。
私は、若き頃のティアナンに呆気に取られ、付いていけなかったのです。修行が足りなかったわ。

あやつり人形みたいなダンスも好きだし(褒めているよ!一生懸命な祐一郎のダンス)
歌いだしとか終りに、指揮者状態になって本物の指揮者にタイミング指示してるとか、全部好きなのよ。

山口祐一郎の、という看板がついちゃう役が多いし、カメレオン役者ではないけど、自分の名前が看板になって舞台に立てる「主役」の似合う人も、そうそう居ないわ。

トム・クルーズみたいなものよ。
演技の質とか言う前に、
完璧にかっこいいもの。 きゃーーーっ

贔屓の引き倒し・・・いやいや、私が褒めたくらいでは倒れるわけもない。

2015/10/05

Happy Birthday! 祐一郎さま!

Happy Birthday to you~♪
Happy Birthday dear YU-SAN!
Happy Birthday to you~♪

山口祐一郎さま、59歳のお誕生日
おめでとうございます★
舞台でのお姿、声に酔いしれるファンのひとりから、お祝いを!
私の人生の輝ける星。

勝手にケーキ、ご一緒させていただきまーす。
(なんか違うけど、お祝いで私が食べますわん)

げきぴあさんから、お写真拝借しまして。
ケーキはフルーツケーキファクトリーのぶどう尽くし(名前忘れた)タルト。
お花はネイルに合わせてみたかったんですが、立ち寄った花屋はあまりダークなものを扱ってなかったの。可愛い・・・?

どうかお元気で、良いお仕事が続きますように。あともうちょっと太ってもよくってよ!

でも今年はTDV史上最高に超絶美貌の伯爵さまの予感。
スチールだけで、息が苦しいわ・・・ぽわわーん
いい血をたくわえて劇城に踊りに参りますねっ

伯爵さま
しもべより。
最近、やっと貧血状態から脱したので美味しくなったはずよ。フフフ

2015/09/30

一日があっというま

としのせい・・・?
睡眠時間も取らねば、課題があり、24時間では足りませぬ。
あと9月は記憶がないくらい早かった。じつはお家建てるため、にわか勉強してました(土地すらまだ取得できてないけど) 
土地の神様、宜しくお願いします。猫を飼いたいですにゃー。 

今後もぼちぼち更新したいと思いますが、すごいスローになりそう。気が向いたら覗いてみてください。

11月には祭りですから、復活してたいと思います! 
あ、出遅れたけど浦井くんが(FC限定だけど)ソロコンサートをするってー!
ワーイ!
ゆうさまも続いてみてはどうか。童謡コンサートでもいいんじゃない?


秋ですねー、北海道では旭岳に初雪。忍び寄る冬将軍。
ところでこの木、可愛い実がなってたのですが、何と言う名前だろう。

追記:マユミかな?

2015/09/26

『貴婦人の訪問』6 1人で歌うマチルデ

Scene5 イルの雑貨店
♪愛こそ砦 マチルデ

ずーっと昔のことなのに、クレアったらいまさらヒドイよー!(俺は悪くないのにさー。な態度)と妻に向っていじいじしているアルフ。だってだって君だ。

うふふ、と余裕で笑って、この町はみんなあなたのことが好き。みんなお友達♪ と答える妻マチルデ。・・・人間関係の濃い生活圏って息苦しく思えるけど、2人はそんな小さな町で明るい妻とひょうひょうとして優しい夫、という役割を演じて来たのだ。

弱気のアルフに、聖母(役)のように歌うマチルデ。

愛こそ砦。絆があるの。

実は見てるときは全く気づいてなかったのですが、帰宅してCD聴いてて、ハッとしました。
マチルデ、1人でこの歌うたってたんだね・・・
(おお、悲しいこと!)
さっき、クレアと美しくデュエットしてたのに。

2人の絆なんて、無かったのね。守り抜くわ~♪と歌っているのはマチルデ1人で、アルフはマチルデに取りすがるのみで、一言も君を守る、とは歌わない。何も歌わない。

「デュエット」は、気持ちが通じ合っていたり、あるいは対立していたりの、何かしらの関係性を表すものだとすれば、アルフはマチルデとは歌わない。

頼られてる、この人には私だけ、って思えるからこそ、ずっとアルフと一緒にいようと思ってたのに、いよいよ身の危険を感じたら、トイレットペーパーをトランクにつっこんで、俺の命があぶないんだよう!と叫びながら、家族を捨てて逃げるのが、マチルデに対するアルフの立場で。

ラスト、裁判で挙手するマチルデを責められない。良し悪しはともかく、彼女の復讐なのかもって思った。

結婚だって、ある種の契約というか、全てではないけれどお互いさまの部分があるから。
結婚してる間、クレアのほうを愛していたのではと不安になっても、結婚したのは、妻になったのは私だからって思って納得してきたんだろうし。

声を合わせてないことに気づき、さらにさらにアルフの評価が下がりました・・・・。明確なソングライティングです。

2015/09/16

『貴婦人の訪問』5 20億ユーロは正義の値段

Scene4 ホテル“黄金の天使”のなか
♪クレアに乾杯 マティアス/全員
まーだーむーーーーっにーーー!!
と、キーヨが大発声の段。にー、のとこで若干声がひっくり返るのがチャームポイントだったか・・・
マダムからいいお話があるのかなぁって期待してます。

ギュレンのために!  ・・・・20億ユーロを寄付します!
額をいう前のタメが長かった。もったいぶって、やり手だなぁクレア。金の威力を骨の髄まで分かってるって感じです。

大喜びのギュレンのみなさん。テーブルの対面に座っていたアルフも、当然大喜び。さっきの森での甘く切ない会話が効いたぜーっ これ以上ないハイトーンボイスというか裏声かわいい声で、クレアを称えてるアルフ。このあとに続く言葉を知らないうちは、喜んでいられるのだ。

条件がひとつある 私への正義を買うの
ヨハネス:正義は金で買えない!
20億は正義の値段よ♪

音楽がぐっと加速度があがって、様子見のメロディからギュイーンとギアチェンジ、不穏さと不安さがつのっていくのが上手くあらわされてました。
ヨハネス牧師の、「正義は金で買えない」に対して「買えるわ。20億なら」のクレア。法外な金がもつ欲望の吸引力のようなもの、熟知してるのよね・・・

嬉しいなぁとにこにこしてるアルフ、条件も、なんなりとって顔だ。

そして条件とはただひとつアルフレッドが

・・・・死ぬこと!

ここも、タメが入りますねー。カッコよくて痺れたわ。ひどいこと言ってるけど、クレアにはクレアの筋があって、ブレがないのよね。

いつまでに、どうやって、と条件をつけずに「死ぬこと」としたこその、残酷さというか周到さがのちのち骨に染みてきますが、宴席で、多額の寄付の条件は市民の死だと言われたら、そりゃ驚きで反発します。

マチルデ:いやよアルフレッド!
奥様はそうでしょうとも。クレアは挨拶もしてくれなかったしね。はぁ?ってことだよね。
何十年も昔のことだ!
森でのスットコドッコイでのん気な態度の訳がこれで分かるというもの。あんなひどいことしておいて、過去の終ったことだと勝手に思ってたのだった。

クレア涼風さんの声が、余裕のある態度で、かつ真剣。

これは見終わっての感想だけど、クレアはこの町がどうなるのか、きちんと予想できてたし、アルフがああなることも予想した上で、この申し出をしてる。まさか、本当に死ぬとは、なんて夢見たいなことは思ってなかったと思う。

ただ、本当に彼が死んだときに、自分がどう感じるのかについて少し見誤ったところがあったのかなと(思った以上に今のアルフレッドを失う喪失感が大きかったのではないかと)

原作台本では、棺を持込んだうえでアルフレッドが死んだら、金を出す、と言っていて。剥製にでもしそうな・・・ そのほうがストレートに怖いんですが、ミュージカル版では愛の物語に重点を移したので、ここもソフトに変更したのでしょうね。

マティアス:飢え死にしたほうがマシだ!
とか。他の人も口々に抗議する。

市長として、申し出を断る! と叫んだのに対し
よぉーく考えて・・・・・お返事を!
きりっと言い捨てて、自室に戻るクレア。私が勝つ、と自信たっぷり。

♪とんでもない
アルフレッド/クレア/マティアス/クラウス/ゲルハルト/ヨハネス/客たち

この作品の音楽は、すごく意図が明快でズババーン!と胸に響く。この曲もカッコよくて痺れました。
あと振り付けも、手を叩いたり、ぶるぶる震えてたり、面白かったー!

切れ味のいいダンスしてたのは、禅・クラウス校長。衣装のジャケットの裾が長いコートタイプだったので、ターンするとカッコいいです。キーヨは丸太がダンス? でも恰幅言い分、こちらも迫力ある。
今さんゲルハルトは、剛という感じで、制御されてる。
中山ヨハネス、この段階ではそれほどでもないけれど、後半たががハズレたときの壊れダンスがとても怖かった。ここでは恐怖ととまどいを表現といったあたり。

条件があまりに突飛だから、まずは拒否してます。
とんでもなーい♪ くるってるんだ♪

すごく耳に残ります! ラストの「あああああーーー!」も怖いわー。

2015/09/11

『貴婦人の訪問』4 アルフレッドの変わり身の早さを楽しみましょう

クレアに子どもはいるのと普通に聞くアルフ。
それまでの和やかな雰囲気が凍り、もう戻ろう、と去ろうとするクレア。

そこへアルフレッド、町の困窮を訴える。
ちなみに、ここはイケメン声で語ってました。お金だすっていわれてからの声とは別人のようだった。

追い詰められたら、人は何だってできる。byクレア様。
深い。何だってしなければならなかったの、私。ってことなんだけど、目の前の人は知らないの。

良く出来てる脚本だ。

♪愛は今も、って歌いながら、クレアはアルフが自分との関係や出来事をどう捉えているのかを確認していったんですよね。

自分を捨てて、幸せにしてるのか(マチルデを愛しているのか)
罪の意識はあるのか。

そしたら、「君のことは諦めた」「しがない雑貨屋」「子どもは?」ですものねー。
見事に無神経な回答。ひいい。

マチルデへ愛がなくても、せめて敬愛の気持ち・・・もない(きっと私が既婚者だから、ここは気になる)
それに自分との間に子どもがいたことをどうしてスルーできるのか。馬鹿なのかしら(ちがう、その場でしか考えないからだ)

ビジネスモードに戻っちゃったクレア様、町を見捨てないわって答えてあげる。
なーんのもんだいも、ないわぁ(はあと)超ビジネスモードだ。
でもアルフは気づいてない。

この時のアルフのヨロコビようといったら、まぁアナタ! きゃーっとクレアの手を握って、じゃれ付く犬って感じ。ニコニコして。

喜びようが、ちょっと嘘くさい。祐一郎の演技がうっかりするとくさい、っていう特徴がうまく使われてると思います。もちろん、祐一郎もワザと「演技的」にみえるよう演じているのだ・・・よ。もごもご。

【くさい】
大劇場にぴったりの様式的な演技のことを指しており、私はそんな祐一郎を愛してるのですけど、うっかりするとちょっと昭和的な演技してる演技に見えちゃうのね。でもそれも演技力のひとつだと思うのよ。人外な役にはうってつけ!

時間が巻き戻ればいいのに。あのときの2人でいられるよう(だいたいこんなセリフ)
それがあなたの望みなの・・・
君を忘れた事なんかない

さっきから、私の神経を逆なでし続けてるアルフ、追い討ちをかけるこの!援助の約束をもらえたと知ったのちに、言うのコレを? サイテーサイテーサイテー!
ふんがーっ(鼻息)

アルフレッドって、相手の望むような人でいようと、ほとんど無意識に立ち回ってしまう人みたいね。自覚的なら計算高いと言えるのだけど、条件反射というか深く考えないで言っちゃう分、悪い。

Scene3 ホテル“黄金の天使”の中
♪晩餐のアンダースコア 客たち/ボーイたち

クレアをもてなす晩餐会の開始前。客らが噂話。
クレアの親父はのんだくれで、母親はアバズレ(だっけ?) クレアも似たようなものだった。富豪と結婚して未亡人になって、結婚と離婚を繰り返している、謎の多い人だ。
天使か悪魔か~♪

死にかけの町に降って湧いた出来事、無責任な噂で盛り上がってる。ここにも無責任な人々が。

噂が人を追い詰めてしまうような現代とすごく通じるところ、ヒドイなぁと思いつつ、そういう自分は真っ白なのかと言われると、胸を張れるのかどうか。我が身を振り返させられる。

そこへアルフレッドとオジンズが階段上の廊下へ登場。

金額は言ったのか? 金額は問題じゃない、約束してくれたんだし、きっと多額だろう、と鼻高々のアルフ。テンション高い。ああ、軽薄な感じがすごいわ! マネーの力だわぁ

キャーーー! クレア様がドレスに着替えてお出まし!
黒と金のスパンコール? ビーズかな? 重そうなドレス。カッコいいわねー。お金持ってるわよぅ 分かりやすい。

ついさっき、君の事は忘れたことがないって言った男が、クレアに「妻のマチルデ」と紹介。握手を求める手を完全無視して、
覚えてるわ、窓からアルフレッドをいつも見てた。必死だったわぁ(おほほ)」

ぎゃー。心臓に悪い。冷たい戦いが。
悲しそうな、怒ったような表情になるマチルデ。そんなことはないって言いたいらしい。

マチルデをなだめて、着席を促すアルフ。何を言ってるのかは分からないけど、僕は分かってるから気にしないで、とか言ってるんだろうなぁ

変わり身の速さに、目が回っちゃうわ! すごいねー、すごいねー(棒読みだよ)

2015/09/08

『貴婦人の訪問』3 愛は今も~♪ 振り返れば、残酷なことばかり言うアルフ

Scene2 コンラーツヴァイラーの森
♪愛は今も 
アルフレッド/クレア/若いアルフレッド/若いクレア

木立のセットがするすると上から降りてきて、ベンチのある森の中。
下手側で待っているアルフ、上手の奥からやってくるクレア。
なんかこう、キラキラキラ~♪っていう音が入ってから、穏やかなメロディが。

クレア様、ジャケットを脱いで薄い大判のショールをゆったりと纏っている。シルバーの刺繍なのかなぁ キレイでした。マネしたい。

美しいメロディ、若いキラキラしてたときの2人が一緒に舞台上いる、二重写しの構造も分かりやすくてよかったですね。

いつだって想ってた。
連絡くれなかったわ。

ねーーーー!!(って、私は誰に向って・・・)
あんたー! アタシを置き去りにしたくせに、「何時だって想ってた」とか、ヌケヌケと良く言えたものだわ。

まぁこの時点では、付き合ってたけど別れて、マチルデと結婚した過去、が明らかになるだけだった。あきらめたーきみのことは~♪
だけど。
二度目に見る時には、「あきらめた?」なにそれ。何があったか知ってる立場なので、良くも言えたものだ!の気分になり、クレアも内心はそう感じてるはずね、と勝手に想像しちゃうのだった。

茶色のタオルで、ササッとベンチの上を掃くアルフ。日本の男子にはそんなことされた経験ないので、アルフはマメな男の人、と捉えちゃうんですが。それでいいですか。
さっきはマチルデのスカートを払ってあげてたしね、マメマメしいんだな。

わたしの黒いヒョウ。
俺の可愛いノラ。

でもって、クレアは黒ヒョウをギュレンに連れて来てるんだねー。フフフ。
そうだノラってどういう意味? あだ名ってことは、「野良」なのかしら?

楽しかった、と言い合ってから、この上なく美しいメロディの♪愛は今もへと展開する。

しかも若い2人を演じる飯野さんと寺元さんの2人が、爽やかで。例えるなら「劇団四季」みたいな爽やかさ。ウェストサイドのトニーとマリアみたいに美しい。
そしてそれは思い出のなかの2人。月日は過去を美しい思い出に変えているに違いない、と思いながら。

同じメロディを歌いつつ、のちの展開を見ると、クレアがどんな気持ちでいるんだろうなぁと、切なさMAXになります。

一方、アルフは「過去の美しい思い出」を2人で共有しているという態度のまま。おお、残酷なり。

君なしの人生は地獄だった。
マチルデと一緒になって、幸せじゃなかったと?

いけしゃしゃあと! 結婚生活の悪口を昔の恋人にいうひとは最低で信用できないので、この美しい思い出ソングのなかで、ずんずんとアルフの評価は下がっていくのだった。
ムダにいい声でさー、祐一郎が。どんどんダメ男ぶりを見せるのだ。なんだよ、超カッコいい声ってどういうことなのよ。

再会冒頭は固い口調だった2人、歌にあわせて昔を思い出してちょっとほぐれた感じ。

子どもは?
なんて、クレア聞いてあげてる(絶対、そんなこと知ってるのに違いないが)
君はいるの?

ギャーーー!!最低! 
これも、この時点では明らかにされないことですが、のちにアルフとの間の子どもの認知裁判で偽証され、しかも納屋から転落。赤ちゃんを失い、足も障害が残ったということが。

ますます、どの口が言う!なことなんですが、たぶんですね・・・たぶん、アルフの脳内では記憶が都合よく書き換えられてたんじゃないかと。でなきゃここまで酷いこと言えないと思うわ。
若い日の過ちだが、クレアは大富豪になったんだし、「俺と一緒にならなくてよかった」んだ、と本気で考えてる。どれだけ深く傷つけたかなど、想像しなかったんだろうなぁ

すでに終ったこと、それゆえに美しい思い出箱に入れてたのだな。
ハートのマーク~♪ 

愛し合う若い2人は、ただその時、今この時を謳歌してたのでしょう。でも、子どもが出来たとなると、養わなくてはならず。アルフにはそれが重荷となり、しかも雑貨屋の娘、マチルデが自分に気があると知っていたから、仕事と妻がセットになったマチルデを取った。

思慮のないことをしたその報いを、いま受けようとしているアルフなのだ。
と言うわけで、アルフは冒頭が最高に素敵なおじさまで、あとは落ちるばかり。ついでに、町のみんなも、どんどんダメな方に落ちていく。

アルフ酷いという気持ちと全くかみ合わない、素敵な曲を涼風さんと祐一郎がデュエットしてくれました。
わりと能天気に歌う(神経質なひとに見えない)祐一郎と、考えてそうな(なにか含みがある)涼風さんの、微妙な距離感も面白いシーンでした。

2015/09/05

『貴婦人の訪問』2 冒頭だけでも人間関係や欲望がみえる

Act1
Scene1 ギュレン駅
♪栄光のファンファーレ
マティアス/クラウス/ゲルハルト/ヨハネス/市民

駅前の様子。古びた服の市民たちが、市長の指揮で、これから訪問してくる大富豪となった町の出身者、クレアを歓迎しようと準備している。
駅の時計は針すらなく、時が止まっているよう。手縫いで直したりとか、布がテカってたり、細かな汚しが入った衣装でした。遠くからみた初日は分からなかったなー。

汚れてはいるけど、カラフルなのね。で、みんなだんだん生地はキラキラしてるけど、色を失ってグレーになってしまうの。

メインの4名が、クレアが帰ってきたら泣くにちがいない、とか、金の話はその後、など。
もうね、この時からラストの下地はあるんだなー。結局、自分のことしか考えてないオジンズなのだった。
赤い絨毯を敷かせてる今ゲルハルト、挨拶は俺がする!とか張り切っています。ちょっと可愛い。

マティアスは虚偽の証言でクレアを町から追いやったという記憶は抜け落ちているのか? アルフレッドと付き合ってたから、あいつに話させようって、ヒドイ。のっけからヒドイな。

クレアとアルフレッドが過去に交際していたが、何かがあって別れたことがわかる。この時の、禅さんクラウスのごにょり方が、やはり最後まで抵抗したクラウスの優しさ? それとも、何だっけ?って思い出せてないあたり、イジワルに見るべきかしら?
みんな、過去の話だからといい思い出フォルダに入れちゃったようね。

バタバタの後半、すすすっと我らが、あ、私の!祐一郎アルフレッドが奥から登場。妻マチルデとハグ。芝居がかった、という雰囲気のハグです。
うーん、今ゲルハルトだったかと謎の手と腕をゴツンとさせる挨拶を交わす。
だれかと、ヨシ!みたいな手をぎゅっと握る仕草してたような。誰だっけ。

さて祐一郎は普通のおじさんの役がちゃんと出来るのだろうかと、見つめていた私。初見の日は、このワザとらしい動きは、どうなんだ、どうなんだ、と気絶しそうだった。

終幕まで来た時点で、特に1幕のワザとらしい明るさ、ワザとらしい友人たちとのやり取りが、意味あるものだったと分かります。あと声も高かったよね。嘘ついてるときは高い声なんじゃないかなーと。

可愛い祐一郎はね、あれはね!演技だよ! 可愛いおじさんを演じているアルフ、という演技だよ!

このシーンの最後にクレア様がボディーガード2名を伴って(あと黒ヒョウ)登場。
列車じゃなくヘリでやってきたクレア。見つめる妻マチルデ、しがみつくアルフ。え??? しがみつく・・・うわぁ
しがみついたあと、マチルデの服をパンパン払ってあげるアルフ。あああ、この時点で【私のシュミじゃない、アルフレッド!】である。どうでもいいことはマメにするが、大事な(命を守る)ことはやらないんだな・・・シュミじゃないぞー。

■「何も変わらないわね」、とクレア様。感情を読み取り難い気合一発なセリフをぶち上げて、次の場面へ。
パンツスーツに、杖をついて、白く長いスカーフを首に垂らし、帽子を被って。ひいー、超絶カッコいい! 美しい!
もっさりしたギュレン市民とは正反対の洗練され、モノクロの姿です。

見つめるギュレン市民は、みな未来が見えてきた、みたいな笑顔である。


♪ようこそマダム
合唱団
音が外れまくりの合唱団を指揮するのは、クラウス校長。指揮棒を胸の内ポッケからだそうとして、ボディーガードに拳銃を向けられちゃう。うふふ。禅さん可愛いの巻き。

ボディーガードについては、二日目にようやく港さんがいることに気づきました(北海道出身なので応援してます) レミでの司教、ジャベでもごついイメージじゃなかったけど、歌うからかやはり身がしっかりしてるんですねー。右側にいたのが、たいてい港さんでした。
友人にどんな姿かと聞かれ、「ながぶちつよしみたいなサングラスにスーツ」と答えてみたが、そんな感じ。

歓迎の言葉が上滑りになるオジンズ。
警察署長には、警察が忙しいような町なのか。と軽くご挨拶。
牧師には、死にいくものに祈りを? 死刑囚にも? 
この国では死刑は廃止されている、と牧師が答えると、復活するかもしれませんわ。(フフフ・・・)

これら会話中の涼風クレア様の話し方が、とても劇的、もったいぶった感じ。内面は見せず、大富豪らしく振舞う。アルフとは別の鎧をつけた態度なんだろうと思う。

話が詰まったところで、アルフレッドの出番。
舞台下手側に立つクレア、上手にアルフ。

やぁ、クレア!
さすがに少し感情が動くクレア。
その、ほんの、ほんの少しだけ感情が動いたように「アルフレッド」って発声する涼風さんが素晴らしい。対して、アルフレッドの呼びかけは過去には何もなかったような明るい声。
クレア、アルフに向って「ひどい顔ね」って(フフフ。けっこう普通に笑う)
「年を取らない人はいない」「でも君はきれいだ」

ぎゃーーー!
こういうのをサラっていうのがアルフなんだねー。まぁキレイだから言ってもいいんだけど、優男って感じの雰囲気が良くでてました。ふふん。

「あとで、秘密の森で」とこっそりアルフに語りかけ、クレアは退場。
うまいなぁぁ 2人の秘密の場所。

なんか、うまいこと行きそうだねって、ますますニコニコになるオジンズ。すでに乾杯のシャンパンが運ばれ、これが上手く行ったら次期市長は君だ!と気持ちが大きくなってるキーヨ市長。
なぜかアルフとお互いにお腹をナデナデしあう。市長はヒミツは腹なんですか・・・?

オジンズが去ったあと、すっとニヤケた表情が消える。うんうん、だからさっきのやたら明るいアルフは、ギュレンではそういうキャラを演じてるってことなんだよね。

2015/09/02

『貴婦人の訪問』1 言葉に出来ない夜だった

8/28.29.30(全てマチネ)@シアタークリエ

アルフレッド/山口祐一郎 クレア/涼風真世
マチルデ/春野寿美礼
マティアス(市長)/今井清隆 クラウス(校長)/石川禅
ゲルハルト(警察署長)/今拓哉 ヨハネス(牧師)/中山昇

若い頃のクレア他/飯野めぐみ
若い頃のアルフレッド他/寺元健一郎

市長夫人・ハンター他/岩崎亜希子 アガーテ(市民)他/樺島麻美
レーナの母・客 他/河合篤子 エミリア(市民)・客 他/三木麻衣子
ユリア(アルフレート娘)・ジャーナリスト/吉田理恵
若い頃のマティアス・客 他/榎本成志 
ニクラス(アルフレート息子)・ジャーナリスト 他/木内健人
ホフバウアー(肉屋)他/さけもとあきら
ヘルメスベルガー(市民)他/武内耕
トビー(ボディーガード)・ハンター 他/谷口浩久
若い頃のゲルハルト・ハンター他/俵和也
ロビー(ボディガード)・ジャーナリスト 他/港幸樹
裁判官・フランツ(市民) 他/山名孝幸

レーナ/日浦美菜子 青木璃乃

東京公演のおしりのあたり、30日が前楽でして、それがマイ楽となりました。
この日は最前列という席を頂いてしまい、観劇3日目で良かった(つぎの動きが予測できるから)と思いつつ、美しい祐一郎の横顔とか手を堪能。声が素敵なのでうっかりしがちだけど、すごい顔が素敵なのよね・・・(若い頃は、「美丈夫」だと評判の美しさよ)うふうふ。
涼風さんなんか、近づくほど美しさがまばゆくて、どうなってんの。あの小さなお口からどうしてあのような声が出るのかしら。

原作の戯曲は読んでました。というわけで、アルフレッドへの先入観ばりばり。この人は最低男よ。あと、クレア様は激しい女っていうイメージです。

また、ウィーン盤も聞いてました。ドイツ語はさっぱり分からないので、名前くらいしか聞き取れてなかったし、誰と誰が話してるのかも、把握しきれてなかった。でもいい音楽だなっていうのは分かってました。

という状態で、いざクリエ。

マイ初日を終えた感想

ああ、これ私すごい好き! 音楽すてき!
涼風さま素敵! カッコよすぎる!
祐一郎、すごい普通のおじさんの役が出来てる!偉い偉い偉い!
最低の男だし! 祐一郎が普通のダメなおじさんを!
4人組カッコいい!
ハートのマーク~♪
けもの~けもの~♪
涼風さんみたいにお辞儀してみたい(後日マネしてみて、体幹が大事と悟る)

つまり、<言葉にならない>って状態で出てきました。
満たされすぎたので、出待ちも無理。
ふわふわの心を鎮めようと、カフェでビールをぐびり(もちろん1人で) おいしい。が、アルコールのせいでますます燃えるハート。コーフンおさまらぬ夜を迎えるのだった。

次回からは順を追って思い出し劇場よ~

2015/09/01

ドイツ語が(脳内)翻訳されるので、楽しい

これまで、ママパパ、ナイン! くらいしか聴き取れなかったドイツ語。意味がわかるわぁ! 日本のライブ盤が出るまで(出ると信じて待つ)これで。
トリュフ、キャビア~♪

福岡、名古屋がこれからの段階で、来年秋の再演が発表されました。東京の千秋楽に嬉しいことです。

映像化とはいいませんから、どうかどうか、この素晴らしいメンバーでの完全収録ライブ盤で出してください
(東宝へメール送りました。お問い合わせから意見が送れます)

2015/08/30

新たな機能が追加されました→普通人間型祐一郎

昨日からクリエで素晴らしき作品「貴婦人の訪問」に酔いしれてます。
当然、お腹は壊してます!

私の祐一郎史上、最高に可愛いです(どうしようもなく弱い男ですが)!

もう一度言うね、
可愛いでっす!

あと。どこから見てもしがない雑貨屋のおじさんです。
昔はモテた、という雰囲気もちらつかせつつ、普通です。

普通の人間型も、ついに祐一郎に装備完了されました。うわーい。
山田さん、ありがとうございます!感謝だわ!

曲も素敵だし、デュエットはうっとり、危険な会話の四重唱はかっこいい。CDだすべきよ。

明日マチネを見て、マイ楽。
すごく良い席なので、たぶんお腹死ぬ。頑張ります。

2015/08/23

『エリザベート』7/23昼 3 小鳥ちゃんをうまく叱れなかった育三郎

ざっとした感想としては、良い手直しだったんじゃないかなと思います。細かく、前のほうが好きだったというところも当然あるんですが、エリザベートを一生に一度しか見ないひとには、新演出版のほうがシシィストーリーとして流れが掴みやすくなりました。

その分、他のキャストの見せ場が少し後ろに下がったような印象。

・ルキーニ 
育三郎ルキのせいかもしれないが、アクがなくなりました。いや、初演のお兄ちゃんがアク強すぎなので、これは仕方ない点。
「狂言回し」の「回し」部分が押さえられました。説明係ってところでしょうか。

役と育三郎の重なりがまだ日が浅いため、小鳥ちゃんがうまく飛ばなかった(私の日はすぐに落下してしまってました)ので、メッ!と叱るアドリブで対応でしたが、全然<ルキーニ>に見えなくなっちゃうのねー。育三郎だよね、それっていう。ファンタジー世界からふと目覚めそうになって残念。いっそ飛ばすの無しにしとけばいい、と思った。
安易なアドリブは命取り。

良かったのは、シシィを刺す場面。
誰でも良かったんだ、という部分は、前任者より狂気というか、テロリスト的でした。お兄ちゃんルキは、変質者っぽさで最後キメてきたけど、育三郎ルキは、<偉そうな人>なら、っていうところは理解しての暗殺というのが感じられました。何が違うのかな。
たぶん育三郎のほうが、理屈で考えてそうだから・・・か。お兄ちゃんゴメン。

ミルク~
ミルクはちょっと残念だった。カッコよさが落ちたよー。軽い!軽いよ。
基本の動きは変えてないのに、ちまちまっとしてる。今日のミルクがないっていう切実な怒りが溢れてこなかったです。
ダンスサークル?って程度だよう。再演(あるよね)時には、もっとガツンとした場面にし直していただきたい。

同様に、ナチス台頭のところも、うーん。
ルドルフが市民をおい!おい!って揺さ振っても、答えてくれないっていうの、良かったのになー。時代は変わった、というのは伝わりましたが、ルドルフの<通じ合えない!>っていう辛さが薄れてた。
それと、何となくルキーニ総統もコスプレっぽさが。これも軽い感じに。残念。

・パパ
大谷美智浩さん、存じ上げなかったのですけれど、とても良いパパでした。セクシー度が控えめです。村井さんとか、村井さんとか・・・はもっと色男でしたね。自由人でありながら、バランスの取れた精神を持っているのだろう、という雰囲気です。

で、これまで眠気との戦いだった「コルフ島」場面に眠気が来なかった!

以前のパパは、シシィ目線の亡霊度の強い雰囲気で、シシィへの愛情を強くアピールしてなかったのです。それよりもシシィの孤独感が強い。

今回のコルフ島に出てくるパパは、もっと積極的にシシィに語りかける意思を感じます。娘を救ってやりたい、という気持ちが見えるので、孤独や無力感のシシィに、別の道もあるのだと言い聞かせてくれてました。
父の想いが通じたかはともかく、シシィが呼んだパパというより、苦境の娘のため登場してくれたパパ、という感じに。こっちのほうが安心するシーンになったな。

・眠気ポイントその2 夜のボート
薄暗いシーンが続くので、もう眠気マックスなことが多い・・・
万里生フランツ、良く老けました。声はさすがにまだ作り声の老け声なのですが、若いので仕方なし。
花總シシィに気持ちがフォーカスできてるので、ここも眠気来ず。どういう風にフランツに対応するんだろうと楽しみに見ました。

けっこう意外だなと思ったのは、鎖は断ち切られた♪といいながら、基本的にフランツを人間として認めている気持ちは持ってそうなこと。皇帝の立場でなければ、きっと同じ船に乗れたのにね・・・
フランツはフォーエバーラブ・シシィ全開ですが、シシィは最後の信頼のような気持ちは捨ててなかったように見えました。ただ、進む道が違ってしまったのだ、どうにもならない、と歌います。

嫌いっていうより、なんだか切なく思えた。

これはある程度の年齢の役者が若作りで演じるほうがいいのだろうか。禅さんみたいに、青年時代が誰よりもキラキラしてて、つやつやの唇、は稀なことでしょうけれど。
役者さんのタイプ次第か、そうだな。

2015/08/14

夏風邪でした(遊び過ぎ)

休日の全てを遠征につぎ込み、勤務後は野球場にいくなどしていたところ、ちょっと肌寒くなったとある日に風邪を引き、治療をサボっていた咳喘息を起こしておりましたとさ。休息は必要だよね。
久々にPC立ち上げたら、マウスが死んだふりして2日は使えないなど、マウスもお盆休みだろうか(私はお盆休みなし)やっと直りました。

しがない雑貨屋さん祐一郎はどんどん洗練されているようだし、合間を縫って伯爵さまがゴージャスに「教会」に登場。またお痩せになったのでは・・・ あまりほっそりしすぎるのも心配。
もとは華奢なお体の方だと思うのだけど(骨とか細い) 厚い胸やお腹からゆったりお声が出せますように。

貴婦人のPVも見てみました。涼風さんがカッコいい~! 祐一郎もすごく普通の人に見えるし、いいわ。これはCD出してくれるよね? あ、帝劇にもっていってからなの?(もちろん帝劇上演も視野にあるのよね) 早く決定してください。

さて咳き込みながら、祐一郎のトートを聞いてました。初演のCDね。
芳雄くんのファンは、いまの彼の声がいつか聞けなくなることを、まだ想像もしないかもなぁ(私も思ってなかった。祐さま! CDでさえ腹痛起こりそうな響きわたる声に圧倒されます)この一期一会がいかに宝かと。
今回の演出、祐一郎みたいな人外度が高いタイプもイケると思うだけに、新しい演出でも見たかったものだと遠い空を見つめる・・・ゲホゲホ。

役者、作品、観客、劇場、いろんな要素がガッチリはまる瞬間に出会う瞬間を知ってしまったら、永遠にそれを追い続けることになるのよね。

TdVはカロリー高い曲を歌うので、シングルの祐一郎は元気でいてほしいです。たまに息子が代役してもいいかもよ? あ、この場合の息子は吉野圭吾さん。

あとね、札幌に!その圭吾さんが!いらしゃるの! 
ダブリンの鐘つきカビ人間」11/20@札幌市教育文化会館
こちらは大塚千弘ちゃん、篠井英介さん、村井國夫さん。ぐふふ。

HEADS UP!」12/3@札幌市教育文化会館
主演、哀川翔、相葉裕樹 におののいていて見るつもりはなかったんですが、共演者がどうしたことか非常に面白い。

橋本じゅん、青木さやか、今拓哉、上原理生、芋洗坂係長、大空祐飛、中川晃教 

しかも安い!¥5500 市民よ、さぁ行こう!
哀川翔とじゅんさんが並ぶとか、そこに今さんと上原くん、しかもアッキーが!
どんな話になるのか全く想像できないけれど、濃いことは間違いないだろう。

2015/08/01

『エリザベート』7/23昼 2 トートダンサーさんたちは、閣下のハートを表現する雰囲気をつくる隊

■トートダンサーの扱われ方、見え方が変わった
こう・・・祐一郎閣下とトートダンサーの関係は、親分と子分っていうか、部下っていうか。ダンサーさんたちも、肉体感があったと思うの。

芳雄閣下とダンサーたちは違いました。
閣下自体も、ありありとした実存感が薄い(存在感はあるのですが、<ここに・ある>感じが曖昧な瞬間がけっこうある)のだが、ダンサーさんたちは、部下というより閣下の心情を表したり不穏な状況を表す<雰囲気つくる隊に変更されたらしい。

重そうなゴンドラでゴトゴト登場しないで、黒羽根つけて天井からスルリと降りてくるところから、うっすら感があるわね。重量感の差がある。

最初のうちはセットが変わっても基本路線はあまり変わらないものねーと思って見ていたけど、シシィとトートが出会う場面でのフォーメーションみて、あれ?

旧版だと、人さらいのおじさんが少女にドキンしちゃったので、良く聞けこの子は連れていかないから!と手下に目配せしてそうな(実際にそんな動きはないが、わたしの印象ではこんなふう)、ダンサーさんたちはシシィを連れて行ってしまいそうだった。

新版では、シシィにはあまり触れずに周辺をふらふらと。そして閣下は、超・胸キュンしてる! 駆け出しトート閣下だから、生きる希望にあふれた可愛い子に会って、キュンキュンしたのだな・・・
祐一郎は余裕ありげに、命を返そう(重々しげ)だったが、芳雄は い、いのちは、かえすよ!と平仮名な反応だった。かわいい。
いちおう書いておくと、別に芳雄トートが挙動不審だったわけではないのです、落ち着いていたのに、どうしてもキュンキュンしてるようにしか見えない演技をしています。

あとは、ゾフィー様の死の表現が決定的でしょうか。
カラン・・・って杖が落下する音の演出、好きでした。あれは復活してほしい。トートダンサーたちがすっと支えて迎えるのも良かったのになぁ
ゾフィー様はひとりで死んでいきました。
雰囲気つくる隊だから、実行部隊的なことはしないということなのかしらね。寂しいが、理屈は通ります。

■女性っぽくルドルフを誘う動き、してましたか?
一度きりの観劇ゆえ、覚えきれず。
ルドルフが自殺へと進むシーンで、旧トートダンサーは半身ドレスの衣装でルドルフを追い詰めに来ますが、今回はその記憶がないのよね。

シシィと一緒で、死を望んだのはルドルフ自身で、トートが具体的に死へ追い込んだ感が少なくなっています。希望を見つけた、という表情で閣下にキスした京本ルドでした。

■「死にたいのか!
芳雄トートがルドルフに、少し驚いたような・叫ぶような言い方だったことに、驚いた。毎回違うのかもしれないが。
私の中では、死にたくなるように閣下が仕向けたものだというアタマがあるので、おお、そういうことになったのですか!という驚きです。

そうかそうかー、死にたい・生きたい、は閣下の仕事ではなく本人の生き方であるということなのですね。人間たちには主体性がより与えられ、閣下からは生殺与奪の権はなくなったのか。

2015/07/29

『エリザベート』7/23昼 1 新演出、バンザーイ! 祐一郎がこの演出なら・・・と

@帝国劇場
エリザベート/花總まり トート/井上芳雄
フランツ・ヨーゼフ/田代万里生 
ルドルフ/京本大我 ゾフィー/剣 幸
ルイジ・ルキーニ/山崎育三郎
少年ルドルフ/大内 天

どうして私エリザのチケット1枚しかもってないんだろう(しくしく)

まぁ見ておくかとかそんな事言ってる場合じゃなかった。でもこの日見たトート閣下は私の「凍った心とかーすー♪」めろめろに溶けて、ふにゃふにゃだ!
そして花總シシィが完璧100%のシシィで、はやく会いたかった・・・!と叫びたいくらい。

とはいえ、演出のことから。
いま思えば、チラシも新演出のプランに沿ってるんだな。これまで祐一郎閣下、ウッチー閣下、武田真治閣下、石丸閣下・・・と見てきて、各閣下ごとに雰囲気も違ってたけれど、基本路線は変わらない。いろいろ思い出してみても、やっぱりずーっとトート閣下メインの流れでした。タイトルロールの存在感うすいという何故なの状態。

2015のエリザベート、ようやく! ようやくタイトルロールがタイトルロールらしい立ち位置におさまり、
トートはあくまでも<シシィの人生における「死」のありよう、つまり生き方の反映>という、本来そうであったに違いない位置に戻っています。

ちなみにウィーン版は見てないのですけど、どう考えても本来はこっちの流れの話だったかと。
それをヅカ版にした際にトートメインになり(その理由は良く分かるし、タカラヅカでは必要な改変だったと理解する)、そして東宝版にしたときに、なぜかヅカ版踏襲したってことですよね。それが大問題のはじまりなのじゃ。

それでずーっとわたし、シシィがわからない、物語どうでもいい、閣下だけ見てる、っていう観客でした。祐一郎ファンだからかもしれないけど、でも他の閣下のときだって、シシィの話だなあって思いなおした事なかったもの。

だって、彼の名前は「死」って訳したのにね・・・死神、であり、死、という<概念>なのよね? だからこそ、シシィが拒否するときに勝手に連れていかないのがすんなり納得なんだよな・・・

象徴的なのは、ルドルフとシシィがともに自らトートにキスすること。以前は、閣下が「いのちを奪う」という感じでキスしてました。

特にシシィがラストシーンで「泣いた笑った・・・私は命ゆだねる それは 私だけに!」の歌詞からしても、生き切った、人生を全うとしたのだ、という自負があればこそ悔いなくトートにキスできたというほうが、まさにエリザベートの人生を見せてもらったことになります。
わたしだけに!って歌った次に、不可抗力的に死のキスを受けるって、ちぐはぐですよね? シシィと閣下は気持ちが通じてなさそうだなぁって思ってたんだよー。

脱線するけど、この時の芳雄トートの表情が素晴らしいのね! あの表情みたら、今まで私が想像してたようなこと(→閣下はシシィを黄泉の国に連れて行ったら興味なくして、もう彼女への愛はぽいしちゃうだろう、等々)が、的外れだったと気づかされます。そんな下世話な話じゃなかったんだぜー。

たぶんトートは死への入り口、鍵みたいなもので、生を全うしたシシィは天国へと旅立つけれど、生者と死者の合間にいる閣下はそこへは行けない・・・んじゃないかな? 
無表情とも違うんだけど、感情が読み取れないような透明な表情してて。セツナイ!

自らキスするってことは、もう死は要らないってことだから、トート閣下の存在感も薄れていくのだなぁと思ったの。

三銃士コンサート Mon STARS 7/6 2 ヒデキや仮面舞踏会♪でアラフォー踊り狂う

大いに盛り上がりきってるところへ、ゲスト登場。

ゲストコーナー
★4日 和音美桜さん+アラミス    All I Ask Of You  『オペラ座の怪人』
★5日 瀬奈じゅんさん+アトス 太陽は登る   『ニューヨークに行きたい』
★6日 シルビア・グラブさん Once Upon A Time  『ブルックリン』

英語で歌ってくれて、カッコよかった。聴かせるという感じね。

トーク>>
歌ったあとでシルビアさん言ってましたが、出にくかったらしい。わかります。
これ聞きながら、カズさんが「良い曲だねー」と言ってたよとバラすさとしさん。『ブルクリン』はカズさんとシルビアが共演した作品なのに・・・
英語になったから分からないのか等つっこまれる。
そして、すぐにいろいろ忘れるのが自慢のカズさんであった。私もだ!

さらにトーク続く。
『三銃士』で、ミレディが身投げするシーン。客席には顔は向けていないが、ここで毎回カズさんアラミスが、無音でOH MY GOD!!! って言うのが可笑しくて、毎回間に合うように袖でスタンバイしてたビアさん。

それを指摘した翌日はJESUS!!だったかな。ウィスパーで叫んでて、ミレディ死んで悲しいはずのアトスだが、笑いを堪えてたとか。
フランス人なのに! 英語だし!

あとは、レミやってるときに東山さんとビアさんが飲んでて朝の4時にさとしさんに電話かかってきて、来ない?って。さとしさんは飲めないのに、ハイーって呼び出されてたそうです。飲めないの知らなかった。飲めそうな顔なのに・・・
髪を一本縛りにしてると、ビアさんと東山さん似てて良く間違われるんだって。へぇ

で、今後の予定などを話てるところへ、ふらふらな感じの石井一彰さんがビアさんに連れられて登場する。トークが長くて、緊張して待ってるうちに、消耗してたそうだ。少しは後輩のことを考えてくださいよっと抗議。ほんと、ふらふらしてたよ。

Duet
★4日 和音美桜さん+アラミス    All I Ask Of You  『オペラ座の怪人』
★5日 瀬奈じゅんさん+アトス 太陽は登る   『ニューヨークに行きたい』
★6日 シルビア・グラブさん+ポルトス+サプライズゲスト石井一彰くん You Don't Know 〜I am the one    『Next To Normal』

なんでも、ほんの少しまえに急遽、石井さんに頼んだそうで。カズさんが息子のとこ歌うはずだったのに、曲が難しくてお手上げに。あと踊らなくちゃならないプレッシャーもあって無理ってことだったそうだ。ありがとう石井一彰さん。早くお願いしなさい、石井一孝さん。

これは公演も見たんだけど、やはり当時より岸さんがいいのだった。余裕が出てるんだろう。再演難しそうな演目だけど、面白かったので、再演してくれたらいいなぁと思ってる。

3人のソロコーナー
♪Wonderful Life   岸祐二
おおらかで気持ちが晴れやかになっていくような転調が心地よい曲だったわ。
収録されてるミニアルバムは廃盤なので、カズさんにダビングしてもらって・・・と岸さん。それは残念。

♪No Rain , No Rainbows  石井一孝
カズさんオリジナル曲。こちらは大人爽やかソング、だったはず。

♪傷だらけのローラ 橋本さとし
衣装は白の袖フリンジのプレスリー風。むちむちボディが眩しい・・・ ウィッグはふわふわな・・・ふわふわな。
いま当時の西城秀樹映像で確認してみたんですが、どう考えても、秀樹より、ヒデキ(さとし版をこう呼ぼう)のほうがやらしくて濃かったわ。あの秀樹より濃いなんて、只者ではない。
3階からは分からなかったけれど、パンツが若干ローライズ気味だったらしく、動くと見えてはいけないものが見えた、ようだ。おしり。
とても盛り上がりました。ペンライト振り回しました。

仕切りのためにヒデキはけたあとは岸さん戻ってきて。すぐカズさんも合流(着替えハヤ!って岸さんに言われてた)
ヒデキさんが居ましたね!などと会話してると、息を切らしてさとしさんも戻ってくる。

いまね、サイジョウヒデキさんがいたんですよ!
え?! いまのわたしを作ったのは、秀樹さんなんです! と熱く語るさとしさん。
これ怒られそう・・・って呟いてたけど、愛あふるるヒデキでしたから、きっとダイジョウブー。

昭和の風に吹かれた勢いで、顔面蒼白のコーナー
♪ジャニーズメドレー  (君だけに〜NAI NAI 16〜仮面舞踏会)
ヒデキの余韻も残りつつ、昭和のトリオといえば・・・と紹介しつつ。

君だけに
指パッチンを見た瞬間、きゃああああ!の会場。私も世代なので、もうもう、嬉しくてテンションが激しく上昇だ。小学生のころよー、全部歌える。
またも当時の少年隊の映像を見てみたところ、たいだいほぼコピーできてたと思う!
ターンでよろけてるとか、テンポ遅れまくるとかありましたけど。頑張った。

NAI NAI 16
NAI NAI NAIの特徴的な腕の振りも、ちゃんとしてましたー。ああ楽しすぎる!

仮面舞踏会
ひゃああー! またも! 特段ジャニーズファンではないのですけど、少年隊は好きなんだな、わたし。ちゃんと歌える。振りは頑張りました。大人が歌うとまたいい歌だった。カッコよかった!

メドレー終った瞬間、ぬぉお、床に手をついてへたり混む3人さん。息切れてるし、へなへなになってました。み、みずーって感じ。元気のバロメーターの汗もかいてたかなーカズさん。

で、オリジナル曲も作ったよ、と。サビはすごく簡単だから、一緒にモンスターズポーズでね。詩は3人で。カズさんが2人に入れたいフレーズきいたら、モンスターは実は宇宙からのエイリアン??みたいな詩になってね・・・などなど。

♪モンスターズのテーマ(オリジナル) 3人
    作詞:橋本さとし・岸祐二・石井一孝
    作曲:石井一孝

実のところ、あんまり歌詞がはっきり聞こえなかったけど、正調ロックテイストに翳りをプラス、
モンスター!! WE ARE MonSTAR!! ってサビは覚えてます。楽しかったわ。

♪ひとりはみんなのために  『三銃士』 3人
前奏のあいだに、この日誕生日だった芳雄くんに、誕生日おめでとう! あちらにはよしよし倶楽部がついてるが、自分たちには「Mon下生」がついてる、連れて行って武道館! 行きましょう、武道館!

3人の声が合わさってるなかで、突き抜けてくるカズさんの声が気持ちよかった。

★★アンコール★★

♪I Was Made For Lovin' You     Kiss
シルビアさん、石井一彰さん加わって。モンスターTシャツ着てきたみなさま。カッコよかったのに、どうしてこれ売ってくれなかったの!
あったら買ったのにー。

は、と気づいたらさとしさんがキッスお面かぶって喋ってたんだけど(何言ってるか分からない) WE LOVE YOU!!
気持ち悪い(笑)あはは ギターも持って手を動かしてたんだけど、弾いてたのかなあ?

で、一番カッコよく歌ったのが、シルビアさんでした。さすが旦那様がkissファンなだけあるわ。

★★アンコール2★★

♪Bring Him Home  『レ・ミゼラブル』
 (バルジャン×バルジャン×現役ジャベールの3声ハーモニー・ヴァージョン)

泣くでしょ、泣くよ。さっきまでKiss歌ってたのにね・・・ほんとすごい。
とても美しくて綺麗な三重唱でした。レミに関わってる3人の経験と、実力が素晴らしかった。新演出がイマイチ好きじゃなくて、今年のレミは遠慮したけど、再演されるなら観にいこうって素直に思わせてくれる。この歌があるなら、行くべきだよね。
そしてここでも岸さんの声の表情が良かったのだ。魂の歌声のさとしさん、ファルセットが美しく響いたカズさん。

3人の魅力、存分に楽しみました!
ぜひ、ぜひ、またお会いしたいです。待ってます。

2015/07/24

骨抜きにされました

こんにちは。
まぁ1回くらい見とくか、などと偉そうな事を思っていたのてした。23日昼に行ってきた。
芳雄トート。

いま、私のハートは芳雄閣下に骨抜きにされ、油断するとデヘヘーと口元が緩みっぱなし!

想像してたのより、クールで熱い閣下。その落差に翻弄され、めろめろです。どうしましょ…

私より芳雄好きな友人からは、ファンクラブ〜とお誘いされ、うっかりその場で申し込みかねない勢い。や。もう少し稼いだら入りたいけど。今は無理だよ!(4つ入ってるからね…野球とかさ…)

新演出というか、そもそもこういう話だったのを、旧版は曲げて上演してたんじゃないかなと思う(ウィーンオリジナル版未見ですが)
宝塚版を踏襲したのがねじれの元じゃないのかしらね。

初めてエリザベート物語だとわかったわ。あと閣下の立ち位置も納得。何もかも良かった。
この演出での祐一郎トートを見たかったよー!

花總シシィ最高に素敵だし、万里生フランツの年齢表現素晴らしい。年老いてからの声が禅さんに似るのが発見。育三郎ルキも彼の良さがわかるし、剣ゾフィ様も宮廷で唯一の男!(ほめている)でも母らしい思いも見えました。
子役ちゃんはじょうずで、そのまま大人になったような京本ルドもひ弱さがダントツ感あってよかったです。

あ、もうすぐ昼休みが終わる!
午後は集中しなきゃ…

2015/07/20

三銃士コンサート Mon STARS 7/6 1 3階から愛を込めて叫んでライト振り回した☆ お布団レミゼ最高!

橋本さとし 石井一孝 岸祐二
ユニット名なのか、コンサート名なのか・・・ Mon STARSのお兄さんたちのコンサート。最終日(平日昼間だから)の3階席が取れたので行ってきたのでした(年齢確認したら、かろうじてお兄さんたちだった)

ペンライトもっていくと楽しいとの情報を得て、秋葉原へ乗り込み、ついにサイリウムじゃなく電池タイプのキラキラ棒を購入してレッツゴー 
会場は草月ホール。青山の素敵なお花の会館で、昭和で笑えるロックなコンサートでした。

これを引き当てた方、いいなぁ↑(会場内で抽選ありました)
以下のセトリはカズさんブログ参考です。

♪ひとりはみんなのために〜パリ  『三銃士』 3人
三銃士衣装で登場する3人。キャーー! アカペラから入って、ギュイーン! とギターの音が入る。いつも綺麗と言われたがる・・・アカサカ♪ とParisのとこをアカサカに変換しながら美声で歌うのであった。甦る『三銃士』! 
この曲テンションが一気に上がるわ。芳雄くんそっちのけで、祐一郎と三銃士ばっかり見てたものねー。かっこいいー。

♪クリスタルの天使『三銃士』 橋本さとし
流れでそのまま。アラミスとポルトスがコーラスで残ります。本を読むアラミス(聖書だろう)、あれ?ポルトスはパン持ってるかもと思ってだけど、持ってなかったわ。お腹すいてるんじゃないかと心配よ。

たしか私が『三銃士』観劇したころ、さとしさん声を枯らしてたんですよね。なので、こんなに声がつやつや伸びやかな「クリ天」(定食みたいってトークで言ってましたが)初めてだと思う。もしくは、あの公演ののち、さとしさんの歌唱力がぐんと上がったのかもしれない。いい声だった。

カズさんが、最後のロングトーンB-flatはなかなかでないんだよって褒めてたんですが、サトス曰く、譜面読まないから「叫び」だと思って歌ってるとのこと。・・・さ・け・び!

>>トーク
オープニングから全力だ!とか、ココで死んでもいい(サトス)とか。本家・・・? STARSからお花頂いちゃったから、今後お返ししなきゃ!費用が・・・といいつつ、お花にはMon STARS より、StarSさまへ って書く(サトス)など。
あと、自己紹介が急に始まって。
舞台手前のスピーカに足のっけつつ、
Mon STAR レッド 橋本さとしです(イエーイ)
Mon STAR ブルー 石井一孝です(キリッ)
黄色です。岸祐二です。(不満そうだ・・・)

岸さんはカーレンジャーで<レッドレーサー>だったから、イエローは自分じゃない感、しっくり来ないがあるとかで。
そこをサトスが、3日で似合ってきたよ。おいしいと思い始めてるやろ?と可愛がってあげてた。どうだったのかな? むしろサトスがおいしいと思うって思ってるんだろう、でしたけど。

♪First Transformation〜Alive 『ジキル&ハイド』石井一孝
「クリ天」でコーラス2人ついたから、この曲でもコーラスを・・・って2人に声かけてたけど、どうやって参加すれば?っていう。赤いから、赤いビーカーがサトス。じゃ、岸さんはテーブル?みたいな話してました。無理でしょってことで、カズさんひとりで歌う。

英語で。
セリフもちゃんと入ってるので、しょっぱい。みたいなとこも、楽しい気分になり、激痛に襲われる、ももちろんあり。
変身最後は床にゴロゴロ転がる大熱演! アアーッ!と叫ぶ声にはけっこうお色気入ってた?
ジキル博士の声は大人のかっこいい爽やか声、ハイドはドスの効いた低い声。想像以上に、きっちり歌い分けてくれました。Free--!! て叫んでからの迫力すごかった。すごいすごい。カズさんのジキハイも良さそうだなぁぁ

>>トーク
歌い終わり、すべて出し尽くして、死人にような青い顔してる・・・ 抜け殻?
汗がいつもより少ないんじゃない?って心配するサトス。汗が元気のバロメーターなの、出ないとマズイの、って答えるカズさん。
・・・赤いビーカー演じたら握りつぶされてたよね、ってサトス。

♪ブイドイ 『ミス・サイゴン』岸祐二 コーラス:橋本さとし、石井一孝
ちゃんとコーナーの趣旨っぽく、2人を従えて、の岸さんのソロコーナー。
アカペラから入った。
岸ジョン未見でした。いいわーいいわー! っていうか、私が見てないいつかの間に、岸さんの表現力がすっごい伸びたんじゃないかと。レミでジャベしたのは大きそうだなぁ
これは出ましたね、私史上最高に綺麗な「ゴミーくずー」の三重唱だったかと思います。
1曲だけで、世界に連れて行ってくれて、もう半泣き状態でした。胸がいっぱいになった。

>>トーク
Special Presentコーナー(団扇を購入してくれた方から1人を生け贄に怪物の館へご招待)

買って番号を呼ばれるのを待ちましたよー。
呼ばれなかった・・・
次の曲を、当選者さまを囲んで愛を捧げながら3人が濃く濃く歌います。 当選者の方、すてきなワンピースの方でした。絵になってましたねー。

♪君住む街 『マイ・フェア・レディ』 3人
すごい顔近い! 小競り合いしながら、セクシーお兄さんたちが当選者さまに歌ったり、ダンスしたり。これはウラヤマシイわー。
でかい声自慢の3人に囲まれて、どんな感じだったのでしょう? 岸さん爽やかでした。

ちなみに、誰が一番なの?って質問に、さとしさん、とお答えになったらしく。全戦全敗!って嘆くカズさん。私・・・だったら、どうなんだろ? 確かにフェロモン量ではさとしさんになる。なるよ・・・ごめんよ。
一緒にお写真撮って、プレゼント終わり。選ばれたことに気を良くして、階段をエスコートするサトスであった。

お布団ちょうだい!(サトス) 上手からずるずる届くザ・お布団セット。
三人でしかできない曲(カズさん)
コントみたいだけど、コントじゃないよ!(サトス、お布団にもぐりこみながら言う)
なんだろ?

♪対決〜ワンデイモア『レ・ミゼラブル』 3人
これは皆さまに見て欲しすぎる、確かに3人ならではの、笑い転げながらも、最後は感動の波に襲われるという恐るべきものでした。

★対決
ジャジャーン! 
あの聞き慣れたメロディが流れ、下手からは岸ジャベール「バルジャーン!ついにーまた出会ったな♪
お布団の前にはカズバルジャン。お布団を見つめながら「頼む3日の猶予を~♪
にらみ合う両者、と、そこへお布団がばっと空いて、ボンネット被ったサトスが!
子どもために行かずにはいられない!
え、ボンネット姿でバルジャンパート歌うんだね、ひいい。あ、ボンネットわっしと掴んで投げた。
考えろジャベール 俺の力を!
2人のバルジャンに囲まれながら奮闘する岸ジャベ。
どこまで逃げても~ 幸せにしよう」「誓ってやり遂げよう~♪

つくづく、レミは名作だなぁ・・・ 今回のレミ、全然見たいって思ってなくスルーしてたんですが、これを聞いて、地方公演なら間に合うかもと遠征したくなりました。ほんと素晴らしい、あと、この3人が素晴らしい。泣けちゃうわー。

★ワンデイモア
箱をごそごそして着替えてる!
岸さん:ジャベール(三色のサッシュ)、コゼット(ボンネット被る!)、アンジョルラス(赤ベスト!)
カズさん:マリウス、テナルディエ
さとしさん:バルジャン、エポニーヌ、テナ妻

だったと、お、も、う・・・ 違ったら教えて!

きっちりワンデイモアを歌いきったのですよ!
しかもどのパートも音程外さずに。凄い。
で、わたし、赤ベスト姿の岸アンジョにぽわわーんでした。超・超カッコよかった。私もキャーーー!の黄色い歓声あげたけど、他のお客さまもキャー!ってすごい反応だったと思う。銃を持って、オリャー!って掲げる、あのアンジョの姿ね。
しかも、明日には博多に行ってジャベる人が、コゼットのとこ完璧きれいにファルセットで歌ったんだよ。喉ダイジョウブ?

私、岸アンジョ見てるはずだよねって探してみたら、
2007/06/22 
見てました。しかもさとしバルジャンで。他の日など岸アンジョはおしりが素敵、と書いてた。ふふふ。

次男のカズさんの青年声といったら、まだ健在でこれもすごい。堅物マリウスが普通にできます。いけます。

さとしバルジャンの熱さも良いし、このままレミゼ開幕可能。ゲストにシルビアさんいたから、いけるわ。

草月ホールのはずが、帝劇にいるみたいな感動がどどーんと押し寄せてきて、3人しかいないはずなのに、30人くらいの大合唱を聞いてるような圧が
はぁぁ~
岸さんカッコよかったぁぁぁ~!
さとしバルジャンも好きだぁぁ
カズさんの青年ぶり、すごすぎて。禅さんと双璧かもって思うわ。でも禅さんは仕草までも青年だものな、負けるかなー。声だけなら互角よ。

この時点で、もう喉が枯れるくらい叫んでました。腹筋に力が入らないし・・・(それは笑いすぎのせいか?)

『サンセット大通り』7/5昼 4 Sunset Boulevard

Sunset Boulevard ジョー
As If We Never Said Goodbye ノーマ

この2曲は作品の存在を知る前から知っていたほど著名な曲で、どういうシーンで歌われるのか楽しみにしてました。

ノーマの曲はその2に書いたとおり。

ジョーのタイトル曲でもあるSunset Boulevardは、石井一孝さんが歌ってるVer.の馴染みが深いわたし。
 
カズさんは、曲としてゆったりめに歌い上げ系。カッキージョーは、もどかしさで、もうどうにでもなれ、っていう。若者らしいヤケっぱち。ただの美しい曲じゃなかったんだなー。

メロディはモチーフになっているので、何度が登場してくるけれど、最もしっかり歌うのは2幕冒頭で。いい服を着て、プールサイドのデッキチェアでまったりしてるジョー。ずぶずぶハマっているのね・・・と全てを語る様子です。
そこで、この状況を恥じつつも拒絶できない(金!名声!)と、ヤケになりつつ歌うのでした。
ここで歌うんだー。

で、観客はジョーが死体になることを既に知っているので、嘆いてないでこの生活と別れなされ!と全力で願う。願い叶わず。
ベティを追い出すときも、同じメロディですが、この曲はジョーの心の奥をぶつけるモチーフなんですね。

ベティを追い出す時の柿ジョー、彼女に隠し事をしてる自分が嫌なんだけど、知られたらきっと軽蔑される、とか思ってあんな風に冷たく追い出したんじゃないかな。
あれは本心ではなかったと思う。俺を見て欲しい、でも見ないで欲しい、そんな葛藤があるように見えました。けりをつけようとした、だからこそ全部リセットしたかった。

出演者の色でノーマとジョーの関係性も変わるようだし、この作品、好きな俳優さんを見るにはいい作品なのかもしれません。

しかし若者が金を手に入れると、プールとデッキチェアっていうのはアメリカの定番商品ですね。ディカプリオの顔が浮かんで仕方なかったです。「ギャツビー」では同様に撃たれてプールに浮かんでたし。

2015/07/19

『サンセット大通り』7/5昼 3 マーーークス! どこに売ってるのかしら

【綜馬マックス】
こんな素敵な執事と言う名の(元・夫)に支えられてるノーマ、そりゃ夢から醒めないでいられますねー。
劇場に入って席に座っていたら、諸注意のアナウンスの声が・・・綜馬さんでした。

ピアノを弾く綜馬マックス・・・なにあれ? からくり人形みたいに可愛い! 唯一ってくらい、楽しそうにしてるマックスだった。ピアノ付きで売ってそうな人形感。

THE GREATEST STAR OF ALL
ノーマを称える歌を朗々と歌うマックス。マックスもたいへん時代がかった物腰、物言い、服装。共犯というか、自分の夢の女優を失いないたくないばかりに、いつまでもノーマを大人の女性として生きることを足止めさせてしまったの。

カッキーと言い合って「あの方をスターにしたのは、わたし」
出会ったのはノーマが16歳・・・ そして結婚した。あああ、世間知らずのまま、ここまで来ちゃったのね、マックスの罪もあるよ。

久しぶりの綜馬さんの歌声、マイクと音響のせいでしょうか、今までで一番響きが良かった。皇帝陛下のときも、品良い歌声だったけれど、苦悩が邪魔してたものね。この歌は夢の世界に浸る声で、うっとりしましたー。

撮影所に入る前の、ノーマにメイクが・・・(シャドウだったかマスカラだったか?)と運転席から指摘するマックス。いつでもマックスはノーマを見てる。
「門を、あけたまえ」も良かったですねー。運転手ながら、撮影所のガードマンに命令してるの。

それから、もちろんラストシーンも。マックスはノーマを守る、と言っていて、それは大スターのままでいられるようにすることで最後まで貫いたなー。哀しいけど。

【夢咲ねねベティ】
唯一観たタカラヅカで、夢咲さんが出ていたのですけれど、その時も素敵だなぁと思ってましたが、こちらの舞台でも明るく溌剌としていてとても綺麗。

私が演じてるのー!っていうギラギラ感がなくて、作品に上手に馴染んでました。宝塚出身の方って、たいがい清潔感があるねって思うけれど、夢咲さんは特に清潔感があるわ。

婚約者がいたのに、ジョーに心がうつってしまうわけで、そのあたりこの清潔感が効いてた。まっすぐな人なのよねって納得できる。全然くねくねしなくて、好きな仕事を頑張る女性を好演技です。
歌も良かった。丁寧で聞きやすい。ジョーとのデュエット綺麗でした。娘役さんの高いキイで歌うのかとドキドキしてたけど、男声といい塩梅のキーでしたし。

【戸井シェルドレイク】
戸井さんも久しぶりで嬉しかったんですけど、こ、これだけ?? 贅沢な戸井使いよ。

畑浜さんもお元気そうでなにより。

初っ端から救いが無い感じの物語なので、出演者の技量でよくも悪くもなれる作品でした。という点では、濱田&柿澤コンビは訴えるものがあって、良かった。脇を固めるみなさんもしっかり役柄を演じています。
適材適所で、ストレスのないキャスティングだった。よかったよかった。

カッキーの声が特別好きだというわけでもない・・・はずなんですが、聞いている時はものすごく引きが強いです。主役声なんだろうなと思う。しばらくは青年の声を生かすのでしょう、50代でどんな声で歌うんだろうって想像したときに、長生きしなくてはと心に刻みました・・・・健康第一。