2012/06/30

行こうよ~ 連れて行って~♪

さすがに大千秋楽は瞬殺でしたが、他の日程で大阪エリザに行くことにいたしました。おバカさん・・・えへへ。



連れって行ってはくれないので(祐・惑されただけだわ)、自分で手配したわけですが。



マテさんも見てこようと思ってます。ワイルドなんですって? 楽しみ!



大阪でミニ観光する時間あるかも、何しよっかな。



札幌もむっと暑くて30度。北国人には限界マックスの気温です。空気も乾燥してて、肺が痛い。日が暮れるまでは、室内でだらだらしてよー。



そうそう、数年前からの咳喘息、再発が抑えられないものかと、病院を変えてみたのです。



アレルギー検査や呼吸の検査をして、自分の状態を確認してます。意外なことに、肺活量は年齢の数値よりちょっと多かったのー。
まぁでも、気管支の細いほうの機能が弱ってて、それを治しつつ、アレルギーかどうかも確認です。



貧血と気管支トラブルがあるなら、いつもふらふらしてるのも分かるわねぇ 酸素足りてないんだな。どうりでだよ。



机上旅行クラブ

そういう名前のクラブがあったよねー? 明日は一般発売日だよう、大阪に行けるのか吟味しております。



もう有休ないしなー(いつの間に?! けっこう通院とかで使ってたらしい)



取れたら、考える! ってことで、寝よっかな・・・



2012/06/29

さらに歌って踊る

一路真輝トートの映像を見てました。



轟悠さんがルキーニだ。この方は、カッコよすぎだと思いますけど! このまま東宝版でも出演できそう・・・



上演後に、さらに登場曲をアレンジしつつきらびやかに歌い踊るという、お客様大満足の設計に驚いております。物語だけでもこってり満腹だったのに、さらにデザート山盛りなんですねー。すごいわぁ サービス大、ね。



これはこれで素敵なんだろうなぁと、なんとなく想像は出来るのですが、劇場まで行く勇気がまだ出ません。
Salon de Takarazuka
には行きたいものだと思うけど。ふりふりのドレス着たいのだ。えへへ。



えー、まだ鼻水とくしゃみと、咳、頭痛のため、そろそろ寝ます。アデュー。







2012/06/27

おおさかが呼んでいるような気が、げんちょうよっ

千秋楽に行くよーとお友達から連絡があって、そうかそうかと思っていたら、地下からの第1報、2,3,4・・・・ 開場までの間にも、山盛りメールが届いてました。



盛り上がったのでしょうか~ そうでしょうね~(惚けてるらしくて、肝心の観劇後はメールが届かないのであった。生きてるか?黄泉の国に連れていってもらっちゃったのかー!



いかに祐一郎さんがカッコよかったか、と聞くたびに大坂?大坂が呼んでるんじゃないかしら?とうろうろしてしまいます。



どうする?どうしよう? 6億円BIGが私には必要~♪



・・・ですが、私は風邪が治るどころかちょっと悪化してました。暑いと薄着しちゃうのがダメなのかなぁ 
微熱が引かないので、もう寝ます。おやすみなさい。





2012/06/26

夏の日差しがビールを誘う

まぶしい日差しが戻ってきましたー。



Sn3t0237_800x600
大通り公園12丁目より、東方向。バラが見ごろでした。佐藤忠良の「若い女」像の後ろ姿をどうぞー。
佐藤忠良が、福音館の「おおきなかぶ」の挿絵を担当した方でもあったと、つい先日知って、たいそう驚きました。知らなかったよ。お恥ずかしい。



ビアガーデンは7/21-8/20(2012年)だそう。楽しみ。



Sn3t0239_800x593



今日はオットの誕生日だったので、ケーキを買ってきました。食べるのは私だけど。
(海外出張中で、しばらく帰ってこない)



ルバーブとイチゴのタルト By Dread Naught BAKE SHOP



2012/06/25

『エリザベート』5/13-2 皇太子のクール少年時代

思い出したよー、この日、何だか全体的に<大声大会>の様相を呈しておりました。



まぁ、祐一郎さんは元気いっぱいだったので、私としてはいい感じです。もっと神秘的なイメージを追及したい方には、黄泉の国の帝王にしては楽しそうだわ、っていう。
私にとっては、すてきだった、うふうふ。



たぶん、春野さんがキメどころと踏んだところで、急激にがつーんと大声シフトになるので、お相手も大声になってしまう感じ?
昨日も書いたことですが、春野さん、この日は不安定さがあったため、音量をあげるとさらに不安定さが目立つという事態にーっ ああ、残念。



ついでに、禅さんもけっこうな大声シフトになっていて、ちょっと面白かったです。トート閣下とのラストの攻防も、大変なことになってたわ。



そんなに声ださなくても、大丈夫よー、と思ってみてました。



■少年ルド



坂口ルドのセリフの捉え方が、新鮮だったので、メモしておきます。



トートとのやり取りが面白かったのですが、





トート:ママには聞こえない~
ルド:だれ?


今回ので比べると、清史郎くんはおびえ気味にだれ?と問いかけてます。これまで私が見たちびルドくんたちも、おおむねコチラの反応でした。


坂口くんは、かなり鋭く、詰問調!
おお、すでに皇太子の風格がおあり? 相手がオトナだと気づいているのに、上から目線な問いかけ方に驚きました。ほほー。


トート:呼んでくれれば来てあげる・・・
ルド:ほんと?


ここでも、期待がこもったような<嬉しい!>っていう言い方をするちびルドがほとんどのはず。
坂口ルドは、ぶっきらぼうに、で、それがどうしたのさ?ほんとかよ? といった感じ。


なかなか気骨のある皇太子であります。この骨がある感じ、ひ弱だけど気持ちは強情そう、となって、なかなかシシィにも通じるところですよねー。良いと思います!


この、皇太子である自覚が強いところが、成長したあとに父との対立を生んだり、反体制派と通じても王家そのものは守ろうとしたろことにも、繋がりそう。


2012/06/24

『エリザベート』5/13-1 春野シシィはとてもたおやか

5/13マチネ@帝国劇場



エリザベート/春野寿美礼 トート/山口祐一郎 フランツ/石川禅
ゾフィー/寿ひずる ルドルフ/平方元基 少年ルドルフ/坂口湧久



この日、前日の好演ぶりにテンションがあがっていて、久しぶりに祐一郎さんにオハヨウゴザイマスっていいに早く行きました。



端っこから見送ってみたのですが、人いきれで辛かったぁ



だけど、人垣の奥にいた私たちにも、ちゃんと手を振ってオハヨー!と笑顔を向けてくれる気遣いに、われわれ、骨抜きにされてしまってました。
ヘーメルンの笛吹き以上の吸引力もすさまじく、みなさんお怪我なさいませんようにね。あと、大事な祐一郎さんにも怪我させないように。



とにかく、2時間弱の待機の疲れが吹っ飛びましたねぇ 栄養ドリンクより、効くわ。



さて、この日も祐一郎さんは好調でした。



そして、前日の心残りであったルドルフについては、平方さんが払拭してくれましたよー。いいルドでした。
少年ルドも、セリフの表現のしかたが清史郎くんと違っていて、はっとすることが多かったです。
全体的に、安定感があるキャストですが、春野さんが不安定だったのが・・・うまくいかないものね。



■春野シシィは、とても女性的


演技については、とても愛らしくて守ってあげたい気になるシシィです。気を張り詰めているシシィ役が多いなか、これは良かった点。


全体的に、春野さんはゆったり、たおやかでした。


少女時代:パパみたいになりたい!と可愛らしく屈託なく話す少女時代、守られていることを当たり前に思っていて、大人になったら自由に生きたいなぁと無邪気に信じているよう。


オトナ未満、でも少し女性らしさが垣間見れました。こんなに可愛い子が、王宮に閉じ込められてしまう!と やきもきします。


フランツにプロポーズされたときも、恋に恋してるような初々しさ。顔を近づけたフランツから、はっと離れるところなど、「愛してる」と歌いあうシシィの幼さが見えました。まさに、知らなすぎたわ♪


立ち居振る舞いもとても品があって(細い!・・・心配になります)皇后としての態度は申し分ありません。


■私だけに
この歌を、<わたしわたしわたし!>と我が侭なくらい強烈なものに、思わせずに歌った春野さんは、表現においては魅力的な方だなぁと思いました。


直前の、ゾフィーともうまくやりたいって謙虚な気持ちで応対したけど、ゾフィーからは否定の言葉だけ。
わかってほしい、と駆け寄った夫フランツからも、ママの意見を聞きなさい、と自分の思いを汲んでもらえないときの失望感。


否定された反発で、私が決める!と心を硬くしてしまったのね?と、細い体がよけいに痛々しく、必死に頑張るシシィに、すでに孤独感の小さな芽が芽生えているのを感じ、とても気の毒な女性に思えたのでした。


セリフも、ヒステリックな言い方をしないのも、自分を抑えて(フランツと同じ・・・)いるのね、と胸がつまります。


■歌。うたがー。


開幕間もないので、これが全てとは言えないし・・・、あと、観る前に<春野さんは歌がお上手だ>と何度か聞かされていたため、期待値が高かったのかもですが。


ちょっと残念だわ。です。
歌いだしが遅れるのが気になったのと、遅れて出るうえに音程を歌いながら合わせてるように聞こえます。素人のカラオケでよくある感じなんですがー。


地声と高音域への流れが、うまくいかないことも多かった。


もうひとりのシシィ、瀬奈さんがアグレッシュブで裏表がなさそうなまっすぐシシィであったものの歌声に関しては瀬奈さんのほうが安定していたので、私としては足して割るといい感じかと、勝手に思ってます。ごめん。


それぞれの持ち味なので、足してはいけないのですが、それぞれ惜しいなぁと(私の好みのシシィには、ってことで、ワガママな希望ですが)





2012/06/23

『エリザベート』5/12-18 その胸に飛び込みたい

ルキーニがシシィを刺し、シシィは美しかったあの頃にもどってトート閣下の胸に抱かれるのであった。



トート閣下は、当然、と自信200%って態度でシシィが駆け寄るのを、待つ。シシィの人生は波乱万丈だったけど、閣下にとっては一瞬の出来事だったのかしら?



最後まで、カッコいい閣下のまま元気に歌ってくれた。祐一郎さーん、ありがとーう!



瀬奈シシィの閣下への態度も、ブレることなく活発な女性の印象のまま飛び込んでいきました。死んだのに、元気ね。
この物語、フランツが気の毒であるが、仕方ありません。ふ、違うものを求めすぎたのです。



はぁ・・・



カテコではニコニコ祐一郎さんに変身して、笑顔がまぶしかったぁ 瀬奈さんをリードして、立ててあげてるのもすてき。じーっと見つめ合って、何?何? きゃぁぁ



音程を外してた方がいたけれど、そのほかは大満足だった。共感できないヒロインをどう興味をもってみるか、という点でも私なりに成長した気がするし。



夢心地のまま、帝劇をあとにしました。ぽわぽわしながら、ドイツ料理とビールで乾杯。一緒に観劇したお友達といたのに、それぞれが思いにふけすぎ、黙りがちで変でした。えへへ。



■思い出してるうちに、もう6月末だわ。祐一郎さん、今日のソワレがんばってねー。



いろいろな方の感想を聞くたびに、元気でクールな閣下を演じてらっしゃるご様子。次は、名古屋で再会を果たしたいと思います。暑くてくらくらしそうだけど、会えるのを楽しみに。



で、この日の翌日ソワレ、平方ルドで私の不満は解消されました。新しいシシィの感想もつづく。





2012/06/22

ほっぺかむ

歯列矯正をはじめて、1年半。パッと見は揃ってきたなぁ と、なぜか数日前から自分のほっぺをはさんでしまう。肉がおちたとか、肉がよけいに付いたとかでしょうか・・・・ひいい。



札幌もぐずぐず天気で気分がイマイチ晴れない一週間でした。



しかし、昨日『愛と誠』みて、けっこう元気チャージしてきたぜいー。たぶん、原作読んでないし、結末もしらない状態で見たのが良かったのだと思います。



妻夫木くんが、やっぱりカッコよく。女子ばかり(レディースディなり)の館内は、けっこうな笑い声が溢れて楽しかったー。



ミュージカル風っていうより、BGMを自分で歌ってる感じに近い。伝わるかな? アニメとか、盛り上がるときって、主題歌とかが流れたりしますよね、あれに近いと思いました。
しかも、歌詞と物語の流れがちょっとズレてたりする。ぴったりじゃないのが、BGMっぽいのかもなー。



市村さんだけは、ひとりミュージカル世界を作ってくれて、ブラボー!



加藤清史郎くんが、気合入った男子でお見事。ぶっとばす!は、レミでも言ってたか? 意外と男くさい顔立ちになってきた気がします。いいね。



武井咲は、掃きだめに鶴、泥中の蓮。お嬢様らしく、まっすぐすぎてズレている感じも、似合ってます。



・・・あの伊原さんのセリフって、学ラン着たときに言わねばならん雰囲気になっちゃったと推測。オッサンに見える病気って。ひどいこじつけであった。ふふ。



三池監督なので、血とか泥とか満載ですけど、妙な軽さが評価を分けるところかも。手ごたえがありそうなところで、ふっと軽くなるので、定型的な重さを求めると物足りなく思えるだろう、と。



私は、妻夫木くんがカッコいいからOK! でっす!ガム子もカワイイしねー。斉藤工@岩清水がキモ過ぎるしねー。



大野いと、スゴイ大根でしたが、悲しい女ということなので許す。この役、生い立ちが不幸でこんな棒読みするようになったのねーと思うことにしました。



あー、エンドロールで流れるかりゆし58の歌は、要らなかったですよ!昭和の歌でいい気分だったのに、邪魔されました。妻夫木の『激しい恋』で十分だったのになー。



2012/06/20

『エリザベート』5/12-17 美しすぎるー!

■あーくーむー



ゆっくりと禅フランツが上着を脱いで、ルキーニが敬意を表したような態度で受け取る、嵐の前の静けさが、たまらない。
禅さん、威厳があるのよね。



マエストロはトート閣下!



やる気満々の表情じゃないのに、動きがやる気満々のトート閣下です。チラっと長し目しつつ、なにやらご自分の脳内で響く音に身を任せておられる・・・おお、ノリノリです。



陶酔の表情に、私の意識も遠のきそう。



次々に不幸な目に遭うフランツとシシィの近親者たち。王政が崩壊していくのが、ドミノ倒しのようなスピード感で。



美しすぎる手を正しく三拍子で。イッチニーサン!フフン!とひらひらさせ、人間どもを翻弄する閣下。残酷で美しいお顔の閣下。本領発揮ですねー。



すーてーきー。



でも、下界では禅フランツがありえないほどもみくちゃになり、シャツや髪を乱し、何が起きているんだ!と大混乱。



お前が招いたのだ!


妻の姿がない!わが妻だ! エリザベートは私のもの!


・・・・言われてみたい。


勝ち誇ったように(やーいやーい)フランツに対抗してる閣下。意外と大人気ないくらいの居丈高。妙に可愛いわ。


二人の激しい言い争いが、素晴らしく緊張感であり、がっぷりと組んだ男同士のバトルでありました。


ここまでさほどシシィに執着してる様子を見せなかった閣下が、初めてフランツと張り合っているのが新鮮よね。そうなんだ、やっぱりフランツに勝って、シシィを自分のものにしたいのね。


今年の祐一郎閣下は、男なのだなぁ~


ここで、必死の抵抗を試みるフランツがいることが、救いというか。セツナイところだけど、シシィはこのフランツの愛情をうまく受け取ることができたらよかったのにね、と哀しくなる。
シシィが見て欲しかった<わたし>とは違うものを、フランツは見ようとしてたんじゃないかしら?


あれだけオケの音と、コーラスの声がガンガン入ってくる中、祐一郎さん、禅さん、お二人の声がはっきりと聞こえてます。オケとコーラスとの、呼吸なのかなぁ ブラボー。


■刃物だ!


この日のナイフ、以前より高速気味にルキーニに飛んでいきました。わりと、受け取る高嶋お兄ちゃんが取りやすいように&観客がナイフを認識できるように(たぶん)、弧を描いてゆっくりと手から離してたと思うのですが、この回はシャーッと投げてました。


気合入ってるぅー


ナイフを認識したあとの禅さんの乱れっぷりも見事。何としても阻止しようという気持ちが現われます。阻止できないんだけどさ。






脅かしすぎの、功罪・・・か。

首都圏は台風で大混乱ですね、お怪我などしませんように。



今日のソワレを観劇したお友達から(しかも、初・エリザ観劇)、



大野ルド、それほどひどくなかったよー とメールが。



あの日が超絶不調だったのか、1ヶ月間の進歩著しいのか。



とにかく、ダメージをあまり受けずに見れたらしい。
(わたしが大騒ぎしすぎて、それが功を奏して<言うほどでもなかった>と感じるのかもしれない・・・どちらにせよ、ゴメン)



ご機嫌で見終わったが、彼女のお家は中央線の先・・・甲府。



新宿から先に進めず、ホテル泊となりました(空室検索お手伝いしたの。私の定宿も満室でいろいろ探したわ) 



石丸閣下のシャウトを子守唄に、ゆっくりおやすみ~。





2012/06/18

『エリザベート』5/12-16 ムズカシイ

ルドルフを死なせてしまった・・・と慟哭のシシィ。



痛々しいが、何か違和感があって、やはり瀬奈シシィは若さが見えるのですよね。声質や立ち居振る舞いのせいだと思います。



ちなみに、慟哭場面では、涼風シシィのすさまじい慟哭っぷりが今でも耳に焼き付いてますね。見ている私の身まで裂かれるような気分に。この方は、全身女優・・・・



闘魂系シシィと思って見てきましたけれど、ここでも体育会系の嘆きに感じました。たとえるなら、ドーハの悲劇的な気分といえばいいかしら。
シシィはすでに勝利はとうの昔の記憶でしかないけれど、目の前で未来が奪われた感触が、どうも体育会系です。



それより、こんな時であっても皇帝陛下と手を取り合えないシシィが・・・何とも強情だなぁと感心します。



閣下、面白い出方だった



すでに、細部がおぼろげなイメージになりかけているが、必死に思い出す閣下のお姿。



窮屈そうに出てきたように記憶しているが、合っているのか? 心配です。いつものように、ぐわーんと登場じゃなかったのは確かなんだけどな・・・ううむ。



死なせて~♪と歌う瀬奈シシィだけど、私には本心には見えなかった。一時的な逃避で、絶望にあっても、死にたいわけじゃない、という点では一貫した態度を見せてくれてたと思うな。



それを、閣下は当てつけみたいに「まだ、私を愛してはいない~っ!(ヴァ~!)



と、押しやってしまう。瀬奈さんならば、そう、死にたいとは思ってなさそうな生命力を感じたので、そのとおりだよ、と思う。



しかし、最後の焦らしみたいに黄泉の国に連れて行かない閣下の駆け引きが、ニクイのであった。今年の閣下はやり手!



■キッチュ


ハハハハハ♪ 高嶋ルキーニの語りも、ますます乾いて、意地悪さをあらわしたものに。茶化すよりも冷静に物語っているルキーニでしたねー。


あんなに嘆いているシシィの裏側を語る場面、こんなに辛いのに、こうやって意地悪く言われてしまうのも、辛い立場だなと気の毒にもなります。


ランデブ~♪ はきれいに流れますね、お兄ちゃんの声。


■夜のボート


禅フランツの優しさが!こんなに愛が溢れているのに、とても寂しい。シシィもそれをわかっているのに、国王と皇后の立場が邪魔して、ひとつのボートに乗れないのね。


愛はどんな傷も癒せる、というフランツと、愛にも癒せないことがある、とこたえるシシィ。


フランツの言う言葉を聞きながら、どうしても受け入れられないシシィの強情さというか、潔癖さに、おののくばかりです。
そして、優しさだけでは男女の愛は成就しないのだなぁとも。ムズカシイ。


何を大事にしたいか、があまりに違ってしまって、どうやっても一緒には生きられない。


禅さんの優しい声、かつ老けた声を聞きながら、相手がミラクルボイスの禅さんだと、瀬奈シシィの張りのある声が、あまり合わなくて、それはちょっと残念。


瀬奈さんの声もきれいに出てたのだけど、声の表情がまだ色とりどりではないのです。きれいに歌えた、よし。というところで。
禅さんの出す<深み・コク>とでも言うものが、まだ醸し出されないなぁと。


ただ、歩き方はけっこう老けたようにしてました、瀬奈シシィ。もうひとつ、殻を破ってほしい感じです。






2012/06/17

『エリザベート』5/12-15 愛のないキスにしびれる

■ぼくはママの鏡だから



瀬奈シシィもかなりの非情っぷりでした。全く放置って態度で、ルドルフの絶望感が膨らみます。あまり老けた感じにしてなかったですね。



ここでも大野ルドの歌に、わたしの絶望感までもが膨らんでしまうのですが



もうどれだけ酷かったといえば、いっそ歌わずに語りでヨロシク!と訴えたいくらい。
やはり音程が取れていないのと、音量も不安定。すべてふらふら。走りこみしてくれば良いと思うわ。合唱部は走りこみと腹筋&背筋だもの。



どうしてこんなことになってしまったのか。稽古したらよくなると思ったのだろうか。責任者に問いたい。俺のチケット代・・・この子には払えん。



■マイヤーリンク



最初にルドルフが逃げようとしたところへ舞台中央奥から祐一郎が登場して舞台前まで追い込むとこ。
ダーッと走ってくる閣下をイメージして待ってたら、それほど足早にがっついて追い込みに来なかった。ほお。



走るまでもなく、ルドルフの前に立っただけで十分に効果ありということでしょうか。トート閣下の存在感が増す変化でした。



大野ルドが戦意喪失でへろへろになっているので、もう閣下の仕事はそんなになさそう。今にも死んでしまいそうなヘタレっぷり。これは演出としては弱気な皇太子ってことで良い感じです。
ただこういう演技がよかったよねー、といえなくなるくらい、歌に破壊力があるのが問題



あ、拳銃をだすの、早くなった。どのタイミングだったかは忘れたけど・・・



これで死ぬんだって有無を言わせない態度で。黄泉の国に迎えよう的な感じではなくて、死なせるためにやってきたクール閣下です。





そうかー、情熱のキッスではないのねー。


きゃー!


ルドルフのすごすぎる歌声にしょんぼりしてたけど、祐一郎がやってくれた! スーパークール閣下!


ワイルドにくにゃくにゃ人形を掴んだように頭を持って、ぶんと動かして、愛のないキス


ああ。愛情は感じられませんでした。つめたいつめたい死のキス。トート閣下に、人間のような愛情があるわけないわね、と目が醒める思いの演出だったなぁ


でも、キス場面は好きなので、怖いようなキスも嬉しい。やーん。


今回の閣下はクールで統一されていて新鮮だわ。ちゃんと初日までに固めてくる祐一郎、ブラボーよ。いろいろ工夫してるのよね。


ダンサーの皆さんについて、あまり書いてないけど、どの場面でもしっかり閣下の心をあらわし、特にここのスカート風の衣装の動きは、何時見ても妖艶ですてき。
ただ、この日は1階A席からの観劇につき、翌日の2階席のほうが彼らの良さがもっと分かったのでした。


はー、観客が試された大野ルドもこれで終わり。妙な疲労感がわが身を襲っていたような記憶があります。俺もキスされたい・・・連れていって・・・


この出来でステージにあがのは、本人も辛いのではないか?(辛くなかったらどうしよう) もっと歌えて踊れる方はいるはずなのに。


と、思わせることを問題に感じてほしい、東宝サイド。


2012/06/16

『エリザベート』5/12-14 祐一郎、絶好調。

大野ルドへの個人攻撃のようなことはしたくないのですが、良かったなどというほど心は広くありません・・・(お友達は、<そうでもなかったよ>と言ってたの。や、優しすぎるー!)



見てしまったものは仕方ない。



闇広がカッコよく盛り上がって終わったところで、拍手しましたこの喝采は、すてきな祐一郎トートに送っているんだよと腹黒く念じてしまった。ああ、こんな気分にさせた制作サイドが憎いわ。



■独立戦争



もう、祐一郎さんだけを見ることにしよう。と気合をいれてこの場面に挑む。がっつり組んでくれた浦井くんに会いたいよう。



堂々と歩く閣下の前を、影うすく歩く皇太子ルドルフ。やはり自分でも不甲斐ない出来だと自覚しているのであろうか。閣下が皇太子になりすましたら、革命できそうなのに(それはもう違う話になるって)!



チラっと視線を交わすルキーニ兄ちゃんと祐一郎さんが好きだ。悪い大人みたい。



今にも消え去りそうな薄いルドルフに、けしかけるトート閣下。魔力ねー。熱心に誘いかける風を装って、目は冷たいような。この子を死なせると、シシィが悲しむとわかっているのに、それしか出来ない閣下である。
何だか、悲しそうにも見えたのが不思議でした。









■バーン!


見せ場です。短い上着の裾がバサバサと動き、男たちの情熱がダンスとなって!かっこいいー。


歌はダメでも、踊れたりするかとわずかな期待を持って視線をルドルフに送ってみたのですが、やはりふにゅらーとしてしまいました。筋肉をつけるべき。


というわけで、いつもは、ルドルフと閣下を見るのに忙しくて、エルマーにまで目が行かなかったが、怪我の功名? あれ、これは誤用か。


岸さんら、革命家さんたちの男くさいダンスは見せていただきました。かっこいいおじさまたちの舞踏を見ていると、カッコいいの見本が・・・


背が高いだけでは舞台栄えしないということが分かったわ。
立ち姿、視線、歩き方、すべてで観客の視線を奪うのが、役者のオーラなのね。


視線を祐一郎に戻すと、トートダンサーの皆さんと懸命に革命の嵐を起こしています。


お、今年も軽やかに(当社比)踊っています。年を経るごとに、動きがスマートになってすてきよ。美しい金髪も揺れる~ 


まぁ祐一郎さまのダンスは、ダンスっていうか、気合です。だけどリズムも外してないし、いわゆるセンスの問題。
トリプルキャストで、他の2名がダンサートート閣下なら観客としては良いかなと思います。


馬車を動かすパワーも、今年の閣下はさらっとこなす。うぬう!と気合いれなくても、簡単に移動させられるようですね。うふうふ。


ハンガリー国王!


有頂天気分だったルドルフたちを警官が取り囲む。仲間と信じた閣下も背を向けて立っているところに、非情さがにじみます。


あれだけ踊ってたのに、祐一郎はゼイゼイしてる様子は見せないよね、どうなってるんだ。



2012/06/15

『エリザベート』5/12-13 破壊力あった大野ルドルフ

■お前に政治が分かるはずがない~



禅さん、シシィに語りかけるのとは、うって変わって厳しい国王の声。パパじゃなくて、国王陛下であるしかなかったのね、父子の断絶も切ない。



緊迫した場面からの登場、この後も死にいたるまでの場面すべてがテンション高いのですね、ルドルフって。っていうのは、大野ルドを見てて思ってました。
あー、禅さんの持ってきた緊迫感に追いつけてないな、と。でも、新人さんだしね、などと思ってた。



このテンションの差が、すなわちルドルフの子供っぽさを感じさせたのでした。夢見る青年(実際のルドルフは、もう青年じゃない年齢になってたけど)ぽい。
つかまったら、ママにすがるところも、あらあら覚悟もなしに参加しちゃったの? うーん、意地悪く見てしまったなぁ



浦井くんも、どんどんしっかりした皇太子に成長したので、きっと大野ルドも成長するんだろうなと思うんですよ、でもなぁ~



■ユダヤ人!



なんか、以前よりも激しくやられてませんか? ユダヤ人の方。おお、痛い。



とりあえず、大野ルドはどうも体の芯がふにゃふにゃしてそうに見えました。体幹鍛えたほうがよくないかしら? 
それとも、役づくりで<市民が扇動されているのを見て、不安のためめまいが・・・!>でしょうか、そんなわけない。



大きなハーケンクロイツを引きおろすルドルフですが、やたらと溜めて引っ張ってました。カウント間違えたのかなぁ 長かった。



■長い沈黙のときは終わったのさ 君は思い出す・・・
子供の頃のあの約束は君が求めれば現われる


キター!だなぁほんとに。 うんうん、前回までの妖しい声バージョンじゃなくって、しっかり張りのある男っぽい冷酷さを秘めた声で誘いかけます。


テラスからは、普通にさくっと降りてきた。


前述のとおり、大野ルドは非常にふにゃふにゃ・・・ われらが黄泉の帝王閣下は、シャキーンとキマってます!(なんたって、ロボ疑惑やら、針金入ってる疑惑が)


友達を忘れはしない 僕は今 不安で壊れそうだ


え? なに? このあたりで、微妙に心に広がりかけていた心配が現実のものに!


あたしも不安ですけど!


キーがずれてるわ・・・ あと、ヴォリュームも一定にならずにフラフラするわ・・・ どきどきするわ・・・ きみ、顔だけか・・・


子供の頃は(それは、加藤清史郎くん)しっかり歌ってたのに、どうしたのー!ノォー!


そばに居てやろう~


閣下が調子いいのに、これはない。ノォー!


猛烈に哀しくなっておりましたわ。お芝居のチケットって安くないですよ、この子はまだ帝劇レベルじゃなかったのよー。おうおう。


何だか一生懸命に声を出しているのは分かるのですが、それは単に大声を出してるだけで、歌ってるのとは違うような。


その後も、踊ったり心臓抜かれてキスされたりするわけですが、ずーっとふにゃふにゃしてて、それが気になった。背は高いけど、映えない。もったいないです。


闇が広がる、というビッグタイトルに負けていたルドルフでありました。


後半には、脳内で大野ルドに浦井ルドを重ねて慰めてました・・・しくしく。けっこう、最初から歌がうまいルドより、浦井くんみたいに成長するタイプがすきなのではあるが、それにしたって、ちょっと問題があったと思うよ。


歌がアレレなところに、ボディもふらふらしてたのが相乗効果抜群。私としては、大野ルド、さようなら~の心境であった。とにかく頑張って、成長を願うばかり。


で、残念ルドルフのお相手をしてた祐一郎さんは、非常にクールでカッコいい閣下でした!
気合で、ルドルフが後ずさりでしりもちをつくあたり、そうでしょうそうでしょう。大きな方だもの、覆われてるわよ、きみ。


なかなか不安定なルドなので、引いて歌うか?と思ったけど、あまりそういう感じじゃなかったと思います。しっかり頑張ろうぜと励ましているかのよう。


祐一郎がしっかり存在しているので、ルドルフがふにゃらーとしてしまっても、曲の終わりにはキマッタ!という気になります。リーヴァイさんの曲にたぶらかされてもいる。






2012/06/14

『エリザベート』5/12-12 禅さんとキーヨ

このおれっだーっ!



メモを見直してたら、ここも激しくエコーがかかってて風呂場で絶叫って・・・書いてあった。そうか、そうだった。



あんまりエコーが過ぎてもねぇ



■あなたの企みは成功!



杜ゾフィー様、なかなか老けて参りました。でも、お声はしっかりしてる。



あなのせいです! ウッ! って、前からだったでしょうか? フランツが母に怒りをぶつけたら、杜ゾフィー様はウッって心の臓が痛そうな感じになってました。ズッキーンと来たのね。息子に非難されるって思わなかったのか?



悲壮なる決意、などという文字が頭に浮かぶような禅フランツの声。激しい母子の言い争いのあと、ソフィー皇太后の生涯を振り返るメロディが静かに流れる。



禅さんは、デュエットでも、自分と相手が一緒に輝くわ~ すごく痛々しくもあり、フランツ、遅いよ!ってところでもあるんだけどね。



そして、これまた見事な時間経過<瞬く間に10年が過ぎ>を声音で表現する禅さん。ブラボーブラボー!



■二度と過ちは犯さないよ ひたすら帰りを待っているよ(まだ元気)



なんかもう、好きとかキライとかのレベルじゃないところですれ違っている感じだ。かなしい・・・



この歌詞も切なすぎて泣いちゃう。そんなに待っているのかー。







■母上はもういない 帰っておいで(ヨレてきた)


陛下~っ シシィは王宮には合わないのです。不幸なことです。


禅フランツだけ見ていると、シシィがそんなにフランツから離れていくのがヒドイわねって思えるのよね。シシィにはシシィの問題があって、ウィーンに帰らないのだろうけど、禅フランツだったら(だから違うって・・・)和解できそうなのにー。


皇帝陛下は超真面目だったのですよね? 長所であって欠点でもあって。和解してほしいなぁとしみじみ思っちゃいます。


■パパみたいに


うーん、キーヨパパになってこの場面が楽しみになったー。キーヨの包容力と愛がたっぷりの存在があると、シシィの嘆きが、心の奥底の苦悩として浮かび上がりました。


ここでも、まだ燃えるシシィ、闘魂シシィといった感じの瀬奈シシィでしたが、でもパパの前では10代の女の子らしい心がよみがえっていくよう。


静かに優しく歌うキーヨ、すてき! シシィ、パパみたいになるには何かをあきらめることも必要だったりするのにね。いまだに、世間が皇后に求めるものと、自分自身とのギャップが埋められないのが苦しいのね。


禅さん、キーヨと美声にうっとりとした後は、なかなかの破壊力だった大野ルドルフの登場であった。うーむうーむ。がんばれ。




2012/06/13

航空便で届いた

キーボードが反応しなくなったので、Dellに電話したら交換してくれた。そしたら航空便で届いてびっくりしたわ。



あまり激しく打たないようにしまーす。それが原因かは分からないけどね。



20120611
ベランダの癒し系。両方ともタネから育ててるので、かわいらしい。



手前は秋になったら雄百花繚乱的なことになる予定。奥は、ワイルドストロベリー。実がなるかな~



ときめきすぎじゃないかと、じぶんが しんぱい。



堺雅人@リーガルハイは言うまでもなく、



大野智@鍵のかかった部屋の演技(衣装いいよねー)とか、



Joseph Gordon-Levittの可愛い笑顔と意外と男っぽい声とか、
Neil Patrick Harrisと並んで喋ってる動画
http://www.youtube.com/watch?v=n1LvqmAYTwg)が気になって仕方ないわー。いやん。むふ。



サッカー男子日本代表とか(本田さんお肌がきれいなんだけど!)、
ついにザッケローニ監督のメガネと、もじゃ髪にラブ・・・とか、



まぁいいか。ときめくと、長生きするかもだよ。



2012/06/10

『エリザベート』5/12-11 まだ、踊らない!

精神病院



もっとも関心を示したもの、というエピソード。



瀬奈シシィ、かなり果敢に偽エリザベート様に対峙しています。お転婆はまだ健在のようだ。さぁ、来なさい!に見えたのだった。



あなたの魂は自由だわ・・・♪



まだまだ闘いの最中である、という雰囲気でした。
一路さんなどは、母性的だったと記憶してて、それとは違いましたね。若さがある感じだし、偽エリザベート様と近い目線で闘い続けてるようでした。



偽エリザベート様役の河合篤子さんの声は、いつもいいテンションで素晴らしく。毎回公演、大変でしょうにダメな日にあたったことがないですね。きれいだしー。



気品という点では、偽のほうが自信に溢れている・・・



皇太后さまも元気



杜けあき皇太后さまも、やはり若さがあります。見かけはおばあちゃんですが、気持ちがまだやる気満々でした。





重臣たちとの企てをするこのシーン、意外と楽しくて好きですね。企ては全く下品でよろしくないんですが、ちょっと笑えるの。当事者にしたらヒドイ話なんだけど。


■マダムヴォルフノコレクショーン(ヌ)♪


伊東弘美マダームも、スタイルを維持しておられてご立派です! 偉いわ・・・あたし、あんな衣装着れません。


コレクショーンのおねえさんたちも、威勢よく踊り掛け声もパンチが効いてて良い!


鼻の下が伸びている重臣たち を眺めながら、夜の蝶を見る。ちょっとした息抜きタイムでした。脚がキレイー。


■微熱が・・・


瀬奈シシィの倒れこみ方、やはりガッツあるわ!という男気がありました。根性? 体操用の衣装が似合うのだった。


下がりなさい、の言い方が怖かったなぁ 他人を拒否してる雰囲気で。そんなんじゃ部下に慕われないよ、シシィ。


うーん、ドクトル祐一郎の美声が素晴らしく、めまいがするほど。
どうなさいました・・・の若干のおじいさん風の声から、脈は・・・で非常に色っぽい声になるのが、くすぐり上手!


フランス病とも・・・と説明するドクトルに、瀬奈シシィは は?馬鹿ね。という表情、あきれて笑っちゃうわ、といった風。


真面目な方、の言葉に、いろいろ諍いがあってもフランツを人としては信じていたのが分かりますね。
それが、他の女から梅毒をうつされたうえに、自分にまで感染とは衝撃も大きかろう。


命を絶ちます! に、前は大げさな人と思ったけれど、神経を張り詰めているからこそ、ここまで言ってしまったのだろうなぁと思うようになりました。実際に死ぬかどうかっていうのじゃなく、それほど辛いことだ、と。
後も、ルドルフを追って死ぬ、ということをしないのは、自ら死を選ぶことはない、という燃える心・・・瀬奈さんだと、闘魂って言いたくなるような気合が見て取れます。


■待っていたー! 
の祐一郎、どんだけ振り回すのかしら?と見つめておりましたところ、じゃじゃーんと言わんばかりにもったいぶりつつ、ハットを頭から取り、しゃーっと投げます。


ああ!すっごい勢いで奥まで飛んでいきました、笑えます。円盤投げみたいにびょーんと飛んで行きました!あはは!


ついで、ぶんぶん八の字にケープを振り回し(何かの殺法か、黄泉の国では知られた喜びの踊りなのかもしれません フフフ)、ばぁーっと放り投げる!


何で!


いやー、嬉しさのあまりとしか思えないこの行動、カワイイ黄泉の帝王ですネ。たがしかし、今回の祐一郎はクール閣下なのです。嬉しくてバウバウでは犬のようではないか・・・


これで、瀬奈シシィはハッと気づいたんだと思うんだよ。今、死んだらこのウハウハの人のところに行くのか?って(違う)


この俺っだー! じゃん!


と、壁にシシィを追い詰めたものの、帽子を投げたり。こんなにぐいぐい迫ってくる人とは一緒に居られないわってことで(違う)


追い詰めたときの閣下の後姿に、ぽわーんとなってるわけですが。髪がきらきらしてて、足も長くて、ああ、素敵すてき。


あなたとは、まだ踊らない!


ハウスにお帰り!ビシ!と言ってやりました。このところの閣下は、帰れと命令されてたあとは、しょんぼり&ちえーっとふてくされ気味に退場なさっていました。さて、今回は。


おや、案外すんなりと、あ、そう?って感じ。切り替えが早くなりましたね、閣下。クールに帰ることにしたようです。


退場時の後姿も、惜しみつつ眺めます。金髪がきれいだなぁ 



壊れたようだ

キーボードが壊れまして、全く文字が打てませぬ。サポートに電話したら一年経ってないので、交換してくれるとのこと。早くこいー。こいー。



・・・さきほど友人と話してて、それって私のキータッチが激しいせい、も、もしかしてあるかもと。盛り上がる気持ちをそのままに、キーにぶつけているのか・・・筆圧も強いほうだし、2号機は壊さないようにしないとだな・・・・



2012/06/07

昨日の出来事、いいこと悪いこと

仕事のあと、今日はリベンジ!(前日、大敗した)といいながら札幌ドームへ向かいました。



ファイターズvs.カープ、ピッチャー斉藤vs.野村。



エラーがらみで失点したあとは、1点返して、ゼロ行進。後半に1点追加して、これを守りきり勝利!
あまり混んでない球場で、ビール飲みながら適当に応援しつつ、声だしつつ、気分転換していい気分でした。



勝利投手となった斉藤の誕生日だったので、スタンドからはHappy Birthday to you~♪の合唱と、オメデトウ!コール。
大きなボールを象ったケーキを大事そうに持ってくるBBが可愛かったのでした。



たいそういい気分で帰宅。



で、ぼんやりネットを見てたら、びっくり!



6/6、ダウンタウンフォーリーズが江別市(北海道)で公演したと! ギャー!!



どういうこと??



地方公演、最初の発表のとこまでしかチェックしてなかったわ・・・・ がびーんがびーん。球場でビールぐびぐびしてるとき、江別で圭吾さんが華麗にキュートに踊ってたのー?



そして、7日は壮瞥町でも公演があると・・・



そ、そうべつ?



チケットがあるのかどうかも分からないまま、とりあえず<壮瞥にいけるか?>を猛然とシュミレーションする俺。む、むり・・・・!



マイカーで行く、というのが一番無駄のない動きができるのですが、1人で壮瞥まで行って帰ってくる自信がまるでありません。JRやバスで探すと、1日1本とかでお話にならん。北海道は広い。



さすが俺、抜かっているんだった(涙)



ぴあ、のお気に入りなんか役に立たないんですけどー。もーっ



これは映像化しないのかなぁ? 会いたかったっす。



@札幌 7/13、楽しみにしてるのは、『リトルショップオブホラーズ』の公演。
新納さん、すっごく久しぶりなのでお待ちしてます。





2012/06/05

『エリザベート』5/12-10 黄色い旗、ちょっと欲しい

興奮さめやらぬ・・・はーっと感嘆のため息なんかついてると、ちびルドが出てきた。



セットがけっこう変更された。



大きな本を読んでるのは同じだけど、本の上に立つのは無くなりました。あれ、危なかったよね。



ルドルフの部屋、上手には剣が数本かけてあって、軍服も飾ってあります。子供部屋っぽさと、軍人としてたくましく、という期待が同居してるような感じでしょうか。



この日は、清史郎くん(彼を観るの初めてでした)。



歌はとても上手です。やっぱり小柄だわ・・・と思わずにはいられないけれど、舞台での態度や歌はしっかりとしてました。よかったよ。
ちなみに、翌日の坂口湧久くんのルドルフの演技に、新しいルドルフを観たのでした。ほほー。



そしてこの後、成長したルドルフ(大野ルド・・・)がどうしてあんな歌しか歌えなくなったのか!、何があったー? つらいわー。ま、これは後でまた。



芝居の流れが、ちびルドメインになりました。



ママには聞こえない・・・ だれ? 友達さ。


呼んでくれれば来てあげる・・・ ほんと? 必ず。


この後の動きの主導権が、ちびルドが動く→閣下が反応する、というようにあくまでも閣下はちびルドの様子見に来たって感じに。


旧バージョンで、閣下が向けていた剣は、おもちゃの拳銃になりました。
打つと、ハプスブルグ家の紋章つきの黄色い旗が出てきますー。あら?! カリオストロ伯爵を思い出すわぁ 元気かしら、伯爵。


清史郎くんの「だれ?」「ほんと?」は、不安が混じったような小さな声でした。繊細な子供、という印象です。
坂口ちびルドが、強気の態度だったので、小さなシーンであっても全然違うルドルフになっていたのが、すごく面白かった。


閣下が友達だ、と言ってくれたけど彼の心を占めているのがママに会いたい、ということなのね。閣下は、そんなルドルフを観察し、去っていきました。


フー! クールな祐一郎トート閣下!


態度はクールですが、最初に誘うときの歌声は、たとえるならエンジェルオブミュージック並みの誘惑度がありましたねぇ 


小さな君には分からないだろうけど、閣下の声でめろめろになってしまいたーい。いいなぁ、ちびルド。
・・・役と役じゃないものが、入り乱れて嫉妬してしまうわ。


2012/06/03

『エリザベート』5/12-9 楽しそう、気持ちよさそう。

■キッチュ
2幕はじまり、冒頭のルキーニはわりと以前と同じようなルキーニ調でした。後半の、「シシィはものすごいエゴイスト~♪」のあたりが、セリフに近い歌い方に。



■カテドラル
禅フランツの、毛皮のローブのさばき方が素敵。ジャベを思い出しつつ。



岸エルマーの怒りの大声が響きます。熱いですー。



■エーヤン
張り切って、新しい架け橋築くのだぁぁ~♪と元気に歌いあげるフランツ、ちょっと心が痛い。やっとシシィの力を得て希望が見えたって感じの張り切り声が、切ないわ。



祐一郎、どうやって御者台に乗るのかなーっと観てたら、わりと普通にさっと乗りました。これは、前回シーズンのほうが、非常に颯爽と乗ってたように思います。今回は、さりげなく普通にさっとでした(決して、ヨッコイショではない~)



いっまの、内だっけだぜっ! おっ前が、ほほっえんでいられるっのは!
おおー、元気だ元気だ。元気に歌いだした。



もう誰にも歯車を止められはしないさー。
おおー、楽しそうだ楽しそうだ。閣下は、純粋に楽しんでらっっしゃるご様子です。俺の初日、いい声でてるよ!



またまた、ここのラストの音<さぁぁ~~~♪>の響き方が素晴らしくて、聞いている私の体全部が震えてました。耳もじーんとするわー



つかの間の女王~今だけだ~♪



ここのルキーニの突っ込みも、最高にいいですよねー。知らずに、栄光を味わっている絶頂のシシィに浴びせる言葉。



前の祐一郎のところの音といいルキーニのピッチも高くて、シシィの人生のいい時期のはずなのに緊迫感があおられる気がします。ここの掛け合い(他にもたくさんあるけれど)いいよねー。



エリーザベート!エリーザベート!エリーザベーート!


これだけ観てて、今ごろはっと胸を突かれた私・・・これば、この後のルドルフが<ハンガリー国王!>で高揚感を味わっているのと似てるのね。なんて意地悪な!


そして、なぜ今までそれに気づかなかったのだー、私。ううむ、祐一郎ばかり観てるからか。そうだな。


その祐一郎トート閣下、御者としての手綱さばきも案外普通に、そつなくでした。大げさじゃなかったよ。


■私が躍る時


勝ったのね♪ そうらしいね・・・ 庶民派シシィ、2幕の<あたしはついにやったソング>で歌い上げるときも、けっこう庶民派です。


そうねー、瀬奈さんって、やっぱり動きがさばさばしてるから、そう見えるんだろうな。別に品がないというほどではないのだけれど。
気が強い風に歌うのは好きなのですが、仕草に関しては王家のふるまいが身についてしまった、という方向を希望。


遺憾であったのが、最後のこの私が<えーらーぶー!>の音程がズレてやや不安定になったところです。これは声の調子もあるでしょう。
ここが、カーン!と出ると、いい感じで決まるんだがー。祐一郎のハイトーンとぶつかって、交じり合って、素晴らしくなる。


祐一郎は、全解放という声で。しかも、1幕からの冷たい男っぽさも残しつつ、楽しそうに歌う! お前には俺が必要なんだ、もうすぐに憎みだす人生を!


キャー!!
(すいません、毎回キャー!って叫んでおかないと、ガス抜きしないと死ぬから・・・)


必要!必要! あなたが必要!


もはや、元気に歌う閣下が黄泉の帝王であることを忘れかける事態である。デュエット楽しいね、ってそうじゃないよね。
この日の祐一郎は、そんなに瀬奈さんに気遣って合わせるようには歌わず、お互いにいい呼吸で歌えてたようでしたね
(翌日の春野さんには、合わせてる感じだった)


おなじみの、俺様コンビであるシシィとトート閣下が自分勝手に気持ちよく歌いあって、ジャジャーン!と客席に向かってキメポーズ、キメ顔。


どんどんやっちゃってくださいねー、閣下! 


会いたい・・・おうおう

会えない時間が愛育てるのさ~目をつぶれば君がいるぅ~♪



ゴー・ヒロミの歌までこだましちゃうぞぅ。(よろしく哀愁、だよ)



でも、目なんかつぶらなくてもいつも居るけどねー。ふふん。



オットは電波の届かないアフリカに居て(たまに通じる)、祐一郎さんにはしばらく会えないし。



今日は(もう昨日でした)祐一郎の新聞記事捜索にお出かけ。なかなか楽しかったです。



祐一郎に対する新聞文化面の紋切り型の表現、というのも気づくようになりました。



<圧倒的存在感><圧倒的歌唱>



とかね。まぁそうなんだけどさ・・・私も、同じ言葉を繰り返してる気がするけどさ。



文化面の記者さん、事件とは違うんだし心が震えるような記事を目指そうよ。辛口でも甘くても、気持ちが入ってない記事はつまらない。



あと、よく<けむに巻かれて>るみたいよ。祐一郎の発言で。



2012/06/02

MIB3と、バンジョー

昨日、突然思い立って友人を強引に誘い『MIB 3』を見た。7時に終わったので、そのまま“ディキシーランドジャズ”のライブに行った。Sn3t0222



ベクトルが全然違うのだが、何だか楽しい夜であった・・・・



あ、でもどちらもアメリカンか。



映画の感想はあとでー。ジョシュ・ブローリンが似すぎてて!声も本人のものなのかしら・・・ ジョーンズがこっそり吹き替えてるのかってくらい、声も似てるう。