■ぼくはママの鏡だから
瀬奈シシィもかなりの非情っぷりでした。全く放置って態度で、ルドルフの絶望感が膨らみます。あまり老けた感じにしてなかったですね。
ここでも大野ルドの歌に、わたしの絶望感までもが膨らんでしまうのですが、
もうどれだけ酷かったといえば、いっそ歌わずに語りでヨロシク!と訴えたいくらい。
やはり音程が取れていないのと、音量も不安定。すべてふらふら。走りこみしてくれば良いと思うわ。合唱部は走りこみと腹筋&背筋だもの。
どうしてこんなことになってしまったのか。稽古したらよくなると思ったのだろうか。責任者に問いたい。俺のチケット代・・・この子には払えん。
■マイヤーリンク
最初にルドルフが逃げようとしたところへ舞台中央奥から祐一郎が登場して舞台前まで追い込むとこ。
ダーッと走ってくる閣下をイメージして待ってたら、それほど足早にがっついて追い込みに来なかった。ほお。
走るまでもなく、ルドルフの前に立っただけで十分に効果ありということでしょうか。トート閣下の存在感が増す変化でした。
大野ルドが戦意喪失でへろへろになっているので、もう閣下の仕事はそんなになさそう。今にも死んでしまいそうなヘタレっぷり。これは演出としては弱気な皇太子ってことで良い感じです。
(ただこういう演技がよかったよねー、といえなくなるくらい、歌に破壊力があるのが問題)
あ、拳銃をだすの、早くなった。どのタイミングだったかは忘れたけど・・・
これで死ぬんだって有無を言わせない態度で。黄泉の国に迎えよう的な感じではなくて、死なせるためにやってきたクール閣下です。
■そうかー、情熱のキッスではないのねー。
きゃー!
ルドルフのすごすぎる歌声にしょんぼりしてたけど、祐一郎がやってくれた! スーパークール閣下!
ワイルドにくにゃくにゃ人形を掴んだように頭を持って、ぶんと動かして、愛のないキス。
ああ。愛情は感じられませんでした。つめたいつめたい死のキス。トート閣下に、人間のような愛情があるわけないわね、と目が醒める思いの演出だったなぁ
でも、キス場面は好きなので、怖いようなキスも嬉しい。やーん。
今回の閣下はクールで統一されていて新鮮だわ。ちゃんと初日までに固めてくる祐一郎、ブラボーよ。いろいろ工夫してるのよね。
ダンサーの皆さんについて、あまり書いてないけど、どの場面でもしっかり閣下の心をあらわし、特にここのスカート風の衣装の動きは、何時見ても妖艶ですてき。
ただ、この日は1階A席からの観劇につき、翌日の2階席のほうが彼らの良さがもっと分かったのでした。
はー、観客が試された大野ルドもこれで終わり。妙な疲労感がわが身を襲っていたような記憶があります。俺もキスされたい・・・連れていって・・・
この出来でステージにあがのは、本人も辛いのではないか?(辛くなかったらどうしよう) もっと歌えて踊れる方はいるはずなのに。
と、思わせることを問題に感じてほしい、東宝サイド。
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