■お前に政治が分かるはずがない~
禅さん、シシィに語りかけるのとは、うって変わって厳しい国王の声。パパじゃなくて、国王陛下であるしかなかったのね、父子の断絶も切ない。
緊迫した場面からの登場、この後も死にいたるまでの場面すべてがテンション高いのですね、ルドルフって。っていうのは、大野ルドを見てて思ってました。
あー、禅さんの持ってきた緊迫感に追いつけてないな、と。でも、新人さんだしね、などと思ってた。
このテンションの差が、すなわちルドルフの子供っぽさを感じさせたのでした。夢見る青年(実際のルドルフは、もう青年じゃない年齢になってたけど)ぽい。
つかまったら、ママにすがるところも、あらあら覚悟もなしに参加しちゃったの? うーん、意地悪く見てしまったなぁ
浦井くんも、どんどんしっかりした皇太子に成長したので、きっと大野ルドも成長するんだろうなと思うんですよ、でもなぁ~
■ユダヤ人!
なんか、以前よりも激しくやられてませんか? ユダヤ人の方。おお、痛い。
とりあえず、大野ルドはどうも体の芯がふにゃふにゃしてそうに見えました。体幹鍛えたほうがよくないかしら?
それとも、役づくりで<市民が扇動されているのを見て、不安のためめまいが・・・!>でしょうか、そんなわけない。
大きなハーケンクロイツを引きおろすルドルフですが、やたらと溜めて引っ張ってました。カウント間違えたのかなぁ 長かった。
■長い沈黙のときは終わったのさ 君は思い出す・・・
子供の頃のあの約束は君が求めれば現われる
キター!だなぁほんとに。 うんうん、前回までの妖しい声バージョンじゃなくって、しっかり張りのある男っぽい冷酷さを秘めた声で誘いかけます。
テラスからは、普通にさくっと降りてきた。
前述のとおり、大野ルドは非常にふにゃふにゃ・・・ われらが黄泉の帝王閣下は、シャキーンとキマってます!(なんたって、ロボ疑惑やら、針金入ってる疑惑が)
友達を忘れはしない 僕は今 不安で壊れそうだ
え? なに? このあたりで、微妙に心に広がりかけていた心配が現実のものに!
あたしも不安ですけど!
キーがずれてるわ・・・ あと、ヴォリュームも一定にならずにフラフラするわ・・・ どきどきするわ・・・ きみ、顔だけか・・・
子供の頃は(それは、加藤清史郎くん)しっかり歌ってたのに、どうしたのー!ノォー!
そばに居てやろう~
閣下が調子いいのに、これはない。ノォー!
猛烈に哀しくなっておりましたわ。お芝居のチケットって安くないですよ、この子はまだ帝劇レベルじゃなかったのよー。おうおう。
何だか一生懸命に声を出しているのは分かるのですが、それは単に大声を出してるだけで、歌ってるのとは違うような。
その後も、踊ったり心臓抜かれてキスされたりするわけですが、ずーっとふにゃふにゃしてて、それが気になった。背は高いけど、映えない。もったいないです。
闇が広がる、というビッグタイトルに負けていたルドルフでありました。
後半には、脳内で大野ルドに浦井ルドを重ねて慰めてました・・・しくしく。けっこう、最初から歌がうまいルドより、浦井くんみたいに成長するタイプがすきなのではあるが、それにしたって、ちょっと問題があったと思うよ。
歌がアレレなところに、ボディもふらふらしてたのが相乗効果抜群。私としては、大野ルド、さようなら~の心境であった。とにかく頑張って、成長を願うばかり。
で、残念ルドルフのお相手をしてた祐一郎さんは、非常にクールでカッコいい閣下でした!
気合で、ルドルフが後ずさりでしりもちをつくあたり、そうでしょうそうでしょう。大きな方だもの、覆われてるわよ、きみ。
なかなか不安定なルドなので、引いて歌うか?と思ったけど、あまりそういう感じじゃなかったと思います。しっかり頑張ろうぜと励ましているかのよう。
祐一郎がしっかり存在しているので、ルドルフがふにゃらーとしてしまっても、曲の終わりにはキマッタ!という気になります。リーヴァイさんの曲にたぶらかされてもいる。
0 件のコメント:
コメントを投稿