■キッチュ
2幕はじまり、冒頭のルキーニはわりと以前と同じようなルキーニ調でした。後半の、「シシィはものすごいエゴイスト~♪」のあたりが、セリフに近い歌い方に。
■カテドラル
禅フランツの、毛皮のローブのさばき方が素敵。ジャベを思い出しつつ。
岸エルマーの怒りの大声が響きます。熱いですー。
■エーヤン
張り切って、新しい架け橋築くのだぁぁ~♪と元気に歌いあげるフランツ、ちょっと心が痛い。やっとシシィの力を得て希望が見えたって感じの張り切り声が、切ないわ。
祐一郎、どうやって御者台に乗るのかなーっと観てたら、わりと普通にさっと乗りました。これは、前回シーズンのほうが、非常に颯爽と乗ってたように思います。今回は、さりげなく普通にさっとでした(決して、ヨッコイショではない~)
いっまの、内だっけだぜっ! おっ前が、ほほっえんでいられるっのは!
おおー、元気だ元気だ。元気に歌いだした。
もう誰にも歯車を止められはしないさー。
おおー、楽しそうだ楽しそうだ。閣下は、純粋に楽しんでらっっしゃるご様子です。俺の初日、いい声でてるよ!
またまた、ここのラストの音<さぁぁ~~~♪>の響き方が素晴らしくて、聞いている私の体全部が震えてました。耳もじーんとするわー
つかの間の女王~今だけだ~♪
ここのルキーニの突っ込みも、最高にいいですよねー。知らずに、栄光を味わっている絶頂のシシィに浴びせる言葉。
前の祐一郎のところの音といいルキーニのピッチも高くて、シシィの人生のいい時期のはずなのに緊迫感があおられる気がします。ここの掛け合い(他にもたくさんあるけれど)いいよねー。
エリーザベート!エリーザベート!エリーザベーート!
これだけ観てて、今ごろはっと胸を突かれた私・・・これば、この後のルドルフが<ハンガリー国王!>で高揚感を味わっているのと似てるのね。なんて意地悪な!
そして、なぜ今までそれに気づかなかったのだー、私。ううむ、祐一郎ばかり観てるからか。そうだな。
その祐一郎トート閣下、御者としての手綱さばきも案外普通に、そつなくでした。大げさじゃなかったよ。
■私が躍る時
勝ったのね♪ そうらしいね・・・ 庶民派シシィ、2幕の<あたしはついにやったソング>で歌い上げるときも、けっこう庶民派です。
そうねー、瀬奈さんって、やっぱり動きがさばさばしてるから、そう見えるんだろうな。別に品がないというほどではないのだけれど。
気が強い風に歌うのは好きなのですが、仕草に関しては王家のふるまいが身についてしまった、という方向を希望。
遺憾であったのが、最後のこの私が<えーらーぶー!>の音程がズレてやや不安定になったところです。これは声の調子もあるでしょう。
ここが、カーン!と出ると、いい感じで決まるんだがー。祐一郎のハイトーンとぶつかって、交じり合って、素晴らしくなる。
祐一郎は、全解放という声で。しかも、1幕からの冷たい男っぽさも残しつつ、楽しそうに歌う! お前には俺が必要なんだ、もうすぐに憎みだす人生を!
キャー!!
(すいません、毎回キャー!って叫んでおかないと、ガス抜きしないと死ぬから・・・)
必要!必要! あなたが必要!
もはや、元気に歌う閣下が黄泉の帝王であることを忘れかける事態である。デュエット楽しいね、ってそうじゃないよね。
この日の祐一郎は、そんなに瀬奈さんに気遣って合わせるようには歌わず、お互いにいい呼吸で歌えてたようでしたね
(翌日の春野さんには、合わせてる感じだった)
おなじみの、俺様コンビであるシシィとトート閣下が自分勝手に気持ちよく歌いあって、ジャジャーン!と客席に向かってキメポーズ、キメ顔。
どんどんやっちゃってくださいねー、閣下!
0 件のコメント:
コメントを投稿