『MA』ブログで、鈴木綜馬さんのインタビューがアップされまして、今朝方やっと確認しました。
いい声だ・・・ちーん。
下からあおり気味で撮っているのも、効果ありで、舞台メイクのままなのでコワイです。目の下のどよんとした隈、なぜだか(歌舞伎の隈取りがヒントだそうですねー)口の端は口裂けっぽいのも、全部コワイ。笑っても却ってギャップにおののく。
そう、それでも隠し切れない綜馬さんの品の良さ!
感情が激しく乱高下しなさそうな(あくまでもイメージですけど)、安定してそうな語り口・・・ 祐一郎をよろしくね、と託しておこうかとさえ思えて来ましたヨ。
この作品について、単に批判するのは易し、好き嫌いではないところで見る目も必要だし、と一応考えてます。いちおう、ね~ 綜馬さんはミュージカルを超えた、と仰ってましたけど・・・お芝居としてみたらどうなの? それも考えてみよう。照明とかはキレイだけど。
というのも、今、精力的に『レ・ミゼラブル』を読んでいるのですが。全体の1/10くらいの現段階ですらものすごく端折ってるんだ!ってことが分かるのに、全体としてミュージカルはひとつの作品に収めてしまえている、ということに驚愕しているワケです。
もっとバルジャンの悩むところや、ファンチーヌ(東宝ミュージカルではファンテーヌ)の悲惨さをクローズアップすれば深みや奥行きが出るでしょう、でも! 潔くカットしていったところに拍手。
・・・まぁ、『MA』は、レミと違ってもう、全ッ然!遠藤周作の『王妃マリー・アントワネット』が原作だと言えないだろう、というくらい違うお話にしてしまったんですよね。そこからして、大違いだったのだわーっ 天国のセンセイが気の毒なほどよ。
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