2010/07/07

『クリエ ミュージカルコンサート』6/26-7 虜にして離さない・・・

<モーツァルト!>から



『モーツァルト!モーツァルト!』
おー、音楽が流れずアンサンブルさんたちの声だけの、冒頭に入る「モーツァルト!モーツァルト!
こんなにハッキリ聴こえたのが初めてだったので、ぞくっとしました。ここは地獄から呼ばれているような恐怖もありますよね。



アンサンブルさんたちは、皆さん黒ドレス、黒スーツ。選ぶ衣装にも個性がちらり。



それから、涼風さん(ヴァルトシュテッテン男爵夫人)は淡いピンクのドレス、ストレートのラインで胸の高い位置に大きなリボン、いやーんすっごく可愛い~
痛みとかなしみ~♪」が切なくて好きですが、マリーの時と違う声なのがねー。どうなってるんですか。しかもこの後、ダンヴァース歌ったし・・・尊敬です。



祐一郎(コロレド大司教)は特にお着替えなし。
上手からゆっくり途中から入って来たんですが、近づいてくるだけで大きな存在感がぐいぐいっと。別に誰かの前に出ようってわけじゃないのに、そこだけ異世界のよう。溶け込んでいるような、飛び出してくるような。



人を虜にして離さない・・・♪ってアナタのことだわ、祐一郎!



『M!』早く観たくなってきたーっ うぉぉ



『神よ、何故許される』
祐一郎だけ舞台に残り、ズジャジャジャダーンダーン!とあのメロディが・・・ 武岡さんは来ないんだね・・・(去ったあとの曲だしなぁ)


音楽の魔術に 神の摂理が 
敗北認めるの


かぁぁぁぁあああ~~何故敵わないのか~♪


↑たしかー、後半のここ、すごく伸ばしてたのです。ぉおおおお~!て。コブシのような? 大サービス。
厳しく悔しさと恍惚さを混在させた表情で、どんどん盛り上がっていきましたー。


私を惑わす無礼で傲慢うぬぼれ愚かな男が 
つくりっ だっ すっ!!


・・・・・・静寂・・・・・・
(当然、マイクを持っていない左手は、ぎゅーっと高い位置で握られてます。お怒りだわぁ)


な、長いタメ。ためすぎよー!いやーん!死ぬー!


おーんがーくーのー


まぁー じゅうぅー


つうううう!!!


うはあ・・・・凄かった。そして閣下は大満足らしい足取りで颯爽と舞台から去っていかれたのでした。またもや放心。
もう今日は私の小さな心はすっかり骨抜きにされた。いや、骨すらもなく、全身入れ替えしてもらったようなー、ゴージャス体験に言葉もない。


書いてて思いますが、もし舞台で祐一郎をまだ観てない方がいたら(きっといる・・・)、ぜひぜひ聴いてほしい。大声出してるだけみたいに感じるかもしれませんが・・・違うのー、違うんですよ。上手下手だけでもないんですよ、唯一無二なのです。好き嫌いはあるでしょう。でも、ぜひ生で聴いてみて欲しい。


さらに、サブリナ&パトリックが登場。これまた素晴らしかった。


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