2007/11/26

『モーツァルト!』11/19 仰ぎ見る

椅子に座って、仰ぎ見る席だったなぁと思い出す。上手側のB列でした。



ヴォルフガング:中川晃教 
ヴァルトシュテッテン男爵夫人:香寿たつき アマデ:真嶋優



井上くんでも、同じく思いますが、ホントに私、この作品が好きだなぁと。家族という普遍的なテーマに、権力者や気まぐれな世間との関係。
それから物語、場面展開と繋ぎ方、演出(変更点は多少あり、衣装が・・・)、もちろん曲! そして少ないながらも楽しい猊下のパフォーマンス、シカネーダのショウ場面もいつも楽しみですし。どこから見ても、うまいっと感心しまくりです。



前回よりも、さらに両ヴォルフの魅力の違いが際立ってたのも素晴らしい進化。毎週通えたらいいのに~ 二つ見れるなら、両ヴォルフをぜひ見るべきですーっ。見てねーっ



アッキーらしく。繊細なヴォルフ。



言葉にするのは難しい。線が細いのとは違うのだけど、小柄なせいもあるのかとても傷つきやすく繊細、というセリフそのもののヴォルフ。



男らしさよりも、一生懸命に人生を模索している様子が印象的です。
歌のうまさよりも(あ、上手いですよ!でも)、全身で訴える姿に心打たれますね。とても切ない。無理に大人びた風にもしないし、子どもっぽくもしないし。大人で、子ども、すごくそれを感じられます。



あはっ、はんっ、あうっ、←って感じの声が・・・、セリフの前や歌の合間に入るのはクセなんですよね? 気にすると激しい動きの表情とあいまってますます濃いですが、この役だとテンション高いヴォルフなのねーと納得な感じ。アッキーのは「ヒデキ」系じゃなくてー、生まれたてのコって感じが。たとえがヘンでごめんなさい。何だかいつも生まれたてみたいなイメージなんですよ。無垢というか。



そんな彼のあまりのかわいさにめろめろになったのが『並みの男じゃない』。
ダンスに関しては、井上くんは基本しっかり、正しいステップ。で、アッキーは思いのままに動いてるように見えるのがポイント。シカ様とのからみも、やはり身長差が素晴らしく可愛らしさを強調~



初日はベテランもかたくなる。



かなりびっくり、冒頭のアマデの演奏の場面での市村正親@レオポルドの音程が不安定でした。こんな不安定な市村さん、初めてだなぁとどきどき。
緊張なのか、調子が悪いのかこの時はよく分からなかったのですが、後半、飛ばしてたので(音はしっかりしてきてました)緊張してたのか?! と思います。



たぶん、こんなに前で見たことがないせいだとは思うけど。メイクが濃く見えるので『スウィーニー』のときみたいに顔色や目元がダークで怖いような。カテコではぴょん!と飛んで非常にお茶目さんでしたが。気合が入ってました。



それから、吉野圭吾@シカネーダー。あ、『チョッピリ・オツムに、チョッピリ・ハートに』のアンサンブルさんたちと一列になってラインダンスになるとこで、ステッキをさっと足で跳ね上げるらしかったのが、上がらず!残念! ステッキが足元でコロン・・・。



圭吾さんって、「私が誰だかご存知か?」の楽しい間のやり取りも、非常に真面目に演じてらっしゃるなと伝わりますね。指先、足先まで気持ちが行き届いている様子です。
花形スター総出演、オレも!」のキメ場面のターンと、ポーズといったら、ポスターにしてーっ、カレンダーでもいいー!と欲望噴出の見事なもの。カッコよかったわー。



ほんとにさー。クロリンかわら煎餅よりも、M!素敵写真集がほしい。プログラムの写真ってこま切れな感じで、もっといい角度でお願いしたい!圭吾さんのも足りないしさー。ぶつぶつ。



そして、山口祐一郎@猊下ですら、とりあえず着実に♪というお歌でした。ところどころ面白いなぁという節があったりしましたが。数日後を見た友人からは、猊下のお歌が全開だった♪と教えてもらったので、やはりまずは堅実な歌いだしだったみたいです。



ちまちまつづく。



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