2008/12/07

『エリザベート』11/11-12 12 待っていたぁ~

■皇后の勝利
コンコン扉を叩いて聖職者や軍人らを呼び出す皇太后様。
ゾフィー様のお怒りは、やはり最愛の息子が取られたってことなんですね。政治がどうのというのももちろん考えているんでしょうけれど、結局、息子を嫁に取られた!ことの恨みー。



だからって、売春婦をあてがうというのがあまりにびっくりな展開です。シシィのフランツへの影響力や絆を邪魔しようとしたにしても、そりゃあんまり!



■マダム・ヴォルフのコレクション
一緒に観に行った友人Pちゃん、『レベッカ』での役と違いすぎて驚いてました。私はこちらのほうが伊東弘美さん初観劇だったので、ビー役のほうが新鮮でした。



ムチをばしばし鳴らすの、効果音入れたんですね。いつの年か忘れたけど、ぺチン、としか鳴らない日もあって、今日は鳴るかなぁとどきどきして観てたんです。これで安心? でも私は本当にべしべし鳴らしてほしい。



マデレーネは柏木ナオミさんだと思うんですが、美脚にマイッタ。ほっそりだけど華奢でもなくて、魅惑の娼婦でした! 羨ましい。



■落下
ここのシシィの運動スタイルが好き。袖がふんわりしてて、ウエストがきゅっとなってて。男役の頃はこんな感じ?と思う素敵衣装です。



ふらついてるのに運動しようとするシシィ・・・・意思が強いのか、自己愛が激しいのか、完璧主義者なのか(小さな頃は完璧主義ってほどな感じはなかったですね)。
倒れたら、ドクトル。ドクトル、とすでに私の両頬は緩んでおります。ムフ。



■微熱
うーん、扉に対してドクトルのシルエットが大きいのう!お帽子もマントもおしゃれです。
もし私がトート閣下だったら、医者の振りして近づくなんて、いかがわしくて楽しくなってしまうだろうな・・・。なので閣下も非常にわくわくしてるはずだ。
もったいぶって脈を取ってみたりさー、悪いコですよ。まったく。



カウチに横たわっているシシィのすぐそばに、そっと腰を下ろすあたり、もぞもぞしませんか~? 私はもぞもぞと・・・真正面から来られるよりドキドキします。我が友Pちゃんも、ここでさらにテンションがあがったとか。
客席にカラダを斜めにしてる感じも良いのかしら? 状況にコーフンしてるんだろうか? シシィが気づいていないことに、ドキドキなのか?



■第四の諍い、最後のチャンス
あれ・・・各シーンのタイトル書いてていまびっくりしました。「諍い」ってずっと皇帝陛下とシシシィの話だと思ってましたけど。とにかく「諍い」なら相手は関係なかったのねー。あら。



待ぁっていたぁ!エリザベェイート!
本当に心底嬉しそうで楽しそうな「まぁっていたぁぁ!」が聞けました。羽織っていたコートをぐるんぐるん回してから放り投げ、ずんずんとシシィに向かって突進。
今こそー出かけよう黄泉の国へ お前の愛する俺と二人で♪
↑この短い歓びの言葉に、どれだけ閣下が世間ばなれしたお考えを持っているかが分かりますねぇ
黄泉の国ってお出かけする場所だったんですよ、ピクニックみたいにー。
あ、お前の愛する俺、っていうのは「命を絶ちます!」て言うのを聞いて、舞い上がって言った言葉ですよね。キリスト教では命を絶ったら地獄行きだから、ここは閣下に連れて行ってもらうのが良さそう♪



そんな有頂天な閣下が楽しい場面。うきうきでずんずんでシシィに迫る祐一郎さんの背中が堪りませんっ 楽しすぎてへらへら笑いながら見守ってましたわ。嬉しそうで、私も嬉しい!です。



涼風さんの「私自由になれる!」と歌うときの動き、とてもオトコらしくてカッコいいです。ロック魂注入みたいに感じました。



誤魔化すなよお前はあいつを愛しちゃいない お前が求めるのはこの俺だ!
さらに「俺だ!」とたたみ掛ける閣下の猛攻に負けず、シシィは全身で拒否。まっすぐに腕を扉に向けて伸ばし、帰るように閣下に指示です。強い。
まだダメかよ、手ごわいぜい、とでも思ったでしょうかー、閣下はわずかの間、そんなシシィを見つめてから指差された扉からお帰りになったのでした。大変素直な去り方だったな。



悔しいって感じはないですねー。あ、またダメか。楽しかったのに、ってくらいに感じましたヨ。まぁ、少々背中に哀愁が漂いがちかもしれませんが。



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