プログラムを見てはみたものの、お1人ずつはっきり区別しにくかったのが残念~
■真島茂樹、ハンブルグのハンナ!
いやぁ・・・素晴らしいダンサーでした。振り付けも担当しているけど、真島さんのキレ味抜群のダンスが目に焼きついてますよー。くるくるっとターンする動きがキレイです。
しかし猛獣、ハンナ! 初演時からこの役だそうで、もう、板につきまくりっす。初演のとき、ムチの練習のために夜の公演で振り回してたらおまわりさんに連れて行かれたことまであるそうな。おおー。
刺激的な衣装は豹柄かしら?前はハイレグ、うしろはほとんど紐(Tバックといえばいいのか)?状態、のレオタードを着て、ムチをばしばし振り回して凶暴でした。セリフっていうより叫び声が・・ステージ上でこだましていたっけ。
■新納慎也、シャンタル
新納さんは美声を披露する役どころでした。う・つ・く・し・い! その声、どこから出したのかなぁ 男の地声と天を震わす高音を交互に出すのって喉が大変そうな気がしますが、新納さん軽くやってらっしゃった印象。
若いこともあって、羽やスパンコールで飾られた衣装を華やかに着こなしてます。
■水野栄治さん
「ベガーズ・オペラ」くすね屋ネッドを演じてらした方だわ、と水野さんは一生懸命に見分けたいと思って見てました。しかし割りとすぐ見失っていた・・・私。
で、その水野さんはじめカジェルたちの能力が激しく発揮されるのが、「カンカン」を含む1幕ふたつめのレビュー場面です。
もー、びっくり。(そもそもカンカンってものの定番が分かってないんですけど・・・ゴメン)
バック転、側転、勢いよく前後開脚(これはフレンチ・カンカンでも見たことあるー)。などなど。
見ている私までもが息つくまもなく、ガンガン攻めまくりのダンスシーンでした。妖艶に2階建ての鉄骨から出てきたかと思ったら、あっという間にヒューヒュー叫びながら、次から次にくるくるくるーっと回ったり側転したりー。どうなってるの?
劇場内はどんどんコーフン度が増して、熱気を帯びてくるのが分かりましたねー。
プロってこういうことかー、と。ザザ&ジョルジュたちのセリフや歌も、ダンサーたちのショウアップされた動きや表情も、指揮の井村さん(すごく手の動きが大きくて見ていて気持ちが良かったです)とオケ、照明・・・とにかく作り手のレベルが高いって、それだけで感動します。はぁぁ
そうそう、カジェルたちの美脚っぷりに嫉妬ー。
間近で見たら「男らしい足」なのかもしれませんが、2階席から見ていると、ほんっとうに美脚ぞろいのおねえさまたちでした。
おしりからもものふくらみが少ない分、かえってIのラインになってすっきり見えるからかしら?
オトコらしい踊りだって!
面白い~というのが、2幕。愛する息子ジャン=ミシェルのためにパーティに出席したいアルバン。ならばおじさんとしてなら、と言われ女性らしい仕草じゃなく、シュワルツェネッガー風のオトコ!ならなくちゃとジョルジュに指導される楽しい場面。や、本人たちは大変なんですが見てるほうは楽しいですよね。
街にいる港の男たちの、これでもかこれでもかのオトコらしい動きが続くダンス場面。うーむ、さっきまでセクシーでゴージャスな衣装で踊ってたのに、Tシャツにパンツ、という格好でこれ踊ってるのってスゴイな。どちらも無理なくやってしまわないといけないんだよね。
こんなに筋肉質で足だって特別長くもない(あああ、ゴメンなさい)皆様だったの?!とびっくりしました。役者さんたちってすごすぎます!
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