2004/06/15

海猿ウミザル

海猿ウミザル 監督/羽住英一郎 120分 フジTV他 2004

☆☆☆☆

以下の理由により☆4つつけました。
伊藤英明主演、日に焼けた男14名(裸つき)、制服、おじさんたちも素敵。これらがスキな方にはお勧めします。

主題歌JOURNEYのOpen Arms 聴くだけで感動モードにスイッチ・オン。熱いものがこみ上げて!と思ってたんです。たとえストーリーがよくある青春成長物語だとしても、友情やら絆ってものにもっと真正面にぶつかってほしかった。ある程度悩んで、周りの人の助けがあったら、それでスイスイっと乗り越えちゃったように見えたのです。海猿=海上保安庁の潜水士たちは、そもそも気持ちも相当にタフだったということなのね? 

見終わって「海上保安庁」に対する尊敬の気持ちは湧くのだけれど、スッキリ爽快になれない。もやもやが残る。素材は良いのに勿体無いなぁ すぐ分かり合っちゃうんだもん、優しすぎる気がしてしまいました。人物たちの葛藤や苦悩は私たちが想像で補うべきなのか。違うはず。それから2時間で訓練生の成長を描くなら、女は要らないのよね。邪魔。後半は教官役のおじさま・藤竜也の気持ちのほうに、ついつい共感する始末。もっと主人公の気持ちに共感しながら見たかったよう。

私はほぼカナヅチで、ゆえに海は恐怖の対象です。2分半の息止めとか、40メートル潜水とか、急浮上すると肺が破裂する話とか。観てるこちらまで一緒に息を止めてしまい、苦しくなりました。

とまぁもどかしくもあるのだけれど。伊藤英明の笑顔は眩しい~ 本人もマスターダイバーだそうです。「白い巨塔」の彼を見ててぐっと表現力がついたと感じていたのが、今回は発揮されていました。体力系もいけるなんて素敵、それに声が良い。次は嫌な男の役とかしてみて欲しい。下品にならないのが良いところかと思います。花王サクセスの踊りを見たときは・・・どう反応して良いのやら居間で赤面してましたが、このままシワも似合う男になっていくと期待。

既に「海猿2」続編決定らしく、特報が最後に流れました。見に行く方はご注意。Next stage・・・訓練より現場の方が危険も多くて思うようにならないことが多い。続編の方がうまくストーリーも構成できるかもしれないですね。

DVD出たら欲しいなと思いつつ。期待していた分、いろいろ気になった映画でした。

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