2005 136分 脚本と監督/三谷幸喜
☆☆☆★
ホテルに集まる客、従業員、芸人が交錯する人間模様・・・ 模様ってほど大それた感じじゃないな。あるホテルの大晦日の物語。
5点満点で。役者さんたちは5点ですが。
面白かったぁ! という気分まではいかなくて、ふんふんふん♪(・・・鼻歌)ふーん♪と歌う余裕はあるけど、テレビでもいいかもね、とも思えるような。
だけど、何かじんわり効いてくるものがあるんですよ。何だろう? あ、仕事頑張ろうとか、そういう気分ですね。大人って頑張ってるよね、ヨシ、と、思っていいよね?とか。
走り回ってる人がいるのに、全体的にバタバタ感が思ったよりも少なかったのが、物足りない原因かも。
もっと役所広司がバッタバタに焦るのかと思ってましたが、けっこう落ち着いてて頼れるホテルマンなので。めちゃくちゃだよ!ということが案外なかったし。
長回しで撮影してるらしいんですけど、緊迫感が出ないのもそのせい? 意外と、同時進行してるんだっていうドキドキした雰囲気が薄かったなぁ
堀内敬子さんがギター背負うのも誰も咎めないし! そんなのロッカーに転がしとけばいいよ。いくらその後使うからって・・・ しかもベルボーイが叫んでるし(慈英) このバカップルもどうしようもないっす。パンツなんか! 支配人は洗顔グリーム持って来いってばかり言いつづけてるしな。
こんなホテル嫌だー。
ダブダブの声が山寺宏一さん、ってのが可笑しかったかも。いい声で!
YOUの歌を久々に聴けてよかった~ もうちょっと長く歌ってくれればいいのに。
耳の大きい親子、意味のない遊びはスキ。
コールガール役の篠原涼子、バカで頭のいい、っていう役が似合う!
生瀬さんも動くだけでオカシイっす。出番が増えればいいのに。
戸田恵子の歌声もいいですね~ さっすが。
慎吾ちゃん&西田敏行の歌は、かなりよかった。作ったの甲本ヒロトでした。
で、西田敏行のお腹に目がクギヅケ・・・ あの表情の変化はすごいです。印象に残ります。
筆耕係のオダギリジョーはナイス。その髪型。こういうホテルの仕事のウラが見れちゃうようなネタがもう少し混ぜてあれば。尚嬉しかったです。
松たか子・・・ かわいいし、いいんだけど、私はどうも声(話し方)が苦手で。行きがかり上、愛人と間違われる役ですけど、これも拒否できそうなスキがあるんですよねぇ もっと強引な逃げられない状況にしてくれたらいいのに。
このもやもや感を、先日放送してた『ラヂオの時間』のビデオで吹き飛ばしました。ええ、コチラの方がまとまってて楽しく見れました。
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