1-4 ベルサイユ宮殿の王妃の一室
M9 『完璧な王妃』
けっこう、ここも半年で変わりました。「妃殿下」「から「陛下」に・・・ そう!、たぶんこのせいで私はまだルイが王位についてないって思ってたんですよ! いや、最初にボーマルシェが「若き王だ」って言ってくれてたんだけど、聞いてない~
どういうマリーにするのか、試行錯誤だったんだろうなと思うシーンですね。
上演開始まもなくは、ただのバカ?っていう深みも悩みもなさそうなマリーだったけど、12月になるころには「あーあ、つまらない」という表情に。その後タメ息の音が「はぁっ」とちゃんと聞こえるように。
東京に帰ってきた凱旋公演、そして千秋楽では、王妃の立場ならではの孤独、それから権力の使い方に無頓着な感じ(悪い子じゃないかもしれないけど、思慮が足りない)が見えました。
千秋楽で、ツボだったのは「大切な友人には心からのおもてなし」の、マリーの仕草。しばらく、私もお友達と「おもてなし」!と遊んでました。
はい、アナタもぜひ。「心からの」で両腕を胸に~、「おもてなし」で両腕を肩の高さに広げます! このあと、オルレアン公もこんなカッコしてたっけ・・・
M10 『不器用な王』
でもって、ルイ! 禅さんのルイは、「みなに愛されるように」を心に秘めて演じてたそうですが、その通りになったわ。愛すべき、マジメな一人の男。ただ国王には向かなかった、のかもしれない、いや、ただ生まれる時代を間違えたのね~ 残酷な処刑を廃止したのだし。もっと、狡猾さがあれば生き延びることもできたかもしれないのに。
アメリカの独立戦争をフランスは支持、それが財政をとことん悪化させてフランス革命を呼び起こした、というのが時代の流れとか。ルイのお陰で、アメリカは独立できたのか! 歴史って皮肉。
あなたぁをぉ~ あぁーいぃーしぃーてぇるぅ♪ 必死に表現するルイに対して、きちんと受け止めないマリー。かなしいーっ マリーがルイの良さに気づくのは、まだ後のこと・・・
ところで、フランスの王様って自分でお着替えしないのでは? どうしたら、国王にこんなヒドイ事が起こるんでしょ。映画『マリーアントワネット』byコッポラ、でマリーは高位の貴族から着替えしてもらってたよ。 なのに靴が左右違うってさ! 意地悪されたの?って心配になります。お着替え係(靴係か?)はクビにするのです!と、思ってた。
M11 『完璧な王妃(Rep.)』
凱旋で見たら、繰り返しが増えててびっくりした。いやらしい取り巻きを強調したのでしょうか。シーンとしては、最後に歌ったね、で終わるのでまとまった感じがするのか? 歌えば歌うほど、マリーは自分をなくしていくようでした。
やっとカリオストロ登場。待て次号~
0 件のコメント:
コメントを投稿