2006/09/24

『ペリクリーズ』2003年のウッチー

先日、録画しそこねてた蜷川幸雄演出、内野聖陽主演『ペリクリーズ』、エンジェルが届けてくれたので楽しませてもらいました~ 感謝ですっ



さて、まぁあらすじとかは割愛しますけど。



タイアという国の王ペリクリーズが、艱難辛苦を味わいながらも、最後には別れ別れになってすでに死んだと思っていた妻、そして娘と再会するまでの物語。



海に囲まれた地域らしく、暴風雨で難破したり。島同士の連絡がうまくなくて生死が確認できなかったりと、はらはらドキドキの展開ですね~



面白かった!



後半、しばし娘マリーナの物語になってペリクリーズ内野が出てこなくなった途端、眠気に襲われ・・・・ ごめんなさい。
田中裕子さんがなんだか眠いんだもの。ちょっと浮世離れした感じでいいなぁと思いましたけど。



ウッチーかっこいいからっ



冒頭で着る赤×黒の衣装、髪も整えられててきれい。イヤリングも。これはこれで若くはつらつとした王で素敵でした。



むふー、でも私の鼻の穴が一番広がったのは、タイーサ(田中裕子)に求婚するための槍試合での男らしい姿。



父の形見の甲冑(難破でぼろぼろ)を素肌に着て、髪はワイルドな長髪。戦いに出る出演者たちで考えたという、男らしさをアピールする(らしい)ダンスあり。



この望みに生きる! うきゃーっ かっこいいっす!



清清しくてほんのりセクシーです。やっぱりウッチーが一番いいよねぇ、タイーサ!と激しく彼女に同意しながら観てました。すてきーっ



ウッチーとタイーサが最初に出会って、ドキドキのダンスを踊るところでは触れ合っていない2人なのに、情熱が激しくほとばしるよう。



タイーサの赤い着物をぎゅうっと握っちゃってさ~ これ生で観てたら、座席でじーっとしてられたかしら・・・ もだえちゃう!



ふふーん、愛を誓う場面なんか、さわやか好青年! 



・・・ただし抱擁とキスが堂に入ってますけど・・・彼女の背中に回す手がきれいだわぁ
田中裕子が羨ましいデス。



やっと幸せになったと思う瞬間に、妻を亡くすという乱高下の激しい人生でありながら、自分や愛する人を裏切らないんですよね。
ペリクリーズはこういう逆境にくじけずに、神に恥じぬ生き方を貫くあたり、胸打たれます・・・ 気持ちいいくらいの勧善懲悪といいますか。



20年後、マリーナと再会するところでは、思わず涙・・・・涙。



気高く生きるって素晴らしいわ!と感銘を受けまくってしまいました。どんなに境遇が最悪でも、心は自由なのね~



田中裕子が不思議オーラでした。



演技が上手いとか、そういう印象ではないんですけど。ちょっとのんびりした話し方、ぽうっとした表情など。いい雰囲気があります。



妻タイーサ、そして純潔を守る娘マリーナの二役でしたが、それぞれに女神っぽくていいんですねー。
踊るとドスコイなのは愛嬌☆



出産で死んだ(と思った)妻タイーサを宝物のようにして棺に入れ、埋葬してほしいと宝石をいれるぺリクリーズ。



女冥利に尽きる。こんなに大切に思われたら・・・



市村正親と白石加代子



市村さんと白石さんが琵琶法師みたいに物語る進行役。



市村さんは語り部、タイーサの父、マリーナを養育する太守クレオン、マリーナの婚約者(貴公子ってウッチーから呼ばれてたね・・・ふふ)と大活躍。



琵琶も弾くし早替わりあって、いっちゃん、大忙しー。



いやらしいのも、情けないのも、さわやかなのも、イケるのねー。いっちゃんと白石さんは本当に巧者だなぁ



蜷川演出



波乱万丈だけど、親子物語で基本的には地味目なお話のせいか、どろどろした場面もなく、蜷川演出に負けそうなことが多い私でも大丈夫でした。



照明がキレイ。



それから物語をどんどん進める語りを補足するかのように、人形振りのようにペリクリーズらに扮した人が人形として出てきます。歌舞伎の人形振りが面白くて好きなので、これは良かったな。



人形→生身の役者→また人形のフリ、ってそそられます~っ



インタビュー



それと、BSで放送したので本編の前にウッチーへのインタビューがあります。



これが! 



いい男すぎます。明るい茶色のきれいな目、かわいい口に、笑顔♪ ちらっと山川アナを見る時の目が、目が! うぉーぉぉぉ(これ以上言葉に出来ません。たまらない魅力ですっ



『不機嫌なジーン』の放送時を思い出しました。毎週、もだえてました・・・ そしてジーンが憎かったっす。あんな素敵な人を振るなんてーっ



『風林火山』でも、このままだと毎週もだえるのは間違いないです。大丈夫だろうか、私。せめてGacktに嫉妬しちゃったりしませんように・・・ え?亀治郎さんは嫉妬しないよね・・・ 



0 件のコメント:

コメントを投稿