先日、録画しそこねてた蜷川幸雄演出、内野聖陽主演『ペリクリーズ』、エンジェルが届けてくれたので楽しませてもらいました~ 感謝ですっ
さて、まぁあらすじとかは割愛しますけど。
タイアという国の王ペリクリーズが、艱難辛苦を味わいながらも、最後には別れ別れになってすでに死んだと思っていた妻、そして娘と再会するまでの物語。
海に囲まれた地域らしく、暴風雨で難破したり。島同士の連絡がうまくなくて生死が確認できなかったりと、はらはらドキドキの展開ですね~
面白かった!
後半、しばし娘マリーナの物語になってペリクリーズ内野が出てこなくなった途端、眠気に襲われ・・・・ ごめんなさい。
田中裕子さんがなんだか眠いんだもの。ちょっと浮世離れした感じでいいなぁと思いましたけど。
■ウッチーかっこいいからっ
冒頭で着る赤×黒の衣装、髪も整えられててきれい。イヤリングも。これはこれで若くはつらつとした王で素敵でした。
むふー、でも私の鼻の穴が一番広がったのは、タイーサ(田中裕子)に求婚するための槍試合での男らしい姿。
父の形見の甲冑(難破でぼろぼろ)を素肌に着て、髪はワイルドな長髪。戦いに出る出演者たちで考えたという、男らしさをアピールする(らしい)ダンスあり。
この望みに生きる! うきゃーっ かっこいいっす!
清清しくてほんのりセクシーです。やっぱりウッチーが一番いいよねぇ、タイーサ!と激しく彼女に同意しながら観てました。すてきーっ
ウッチーとタイーサが最初に出会って、ドキドキのダンスを踊るところでは触れ合っていない2人なのに、情熱が激しくほとばしるよう。
タイーサの赤い着物をぎゅうっと握っちゃってさ~ これ生で観てたら、座席でじーっとしてられたかしら・・・ もだえちゃう!
ふふーん、愛を誓う場面なんか、さわやか好青年!
・・・ただし抱擁とキスが堂に入ってますけど・・・彼女の背中に回す手がきれいだわぁ
田中裕子が羨ましいデス。
やっと幸せになったと思う瞬間に、妻を亡くすという乱高下の激しい人生でありながら、自分や愛する人を裏切らないんですよね。
ペリクリーズはこういう逆境にくじけずに、神に恥じぬ生き方を貫くあたり、胸打たれます・・・ 気持ちいいくらいの勧善懲悪といいますか。
20年後、マリーナと再会するところでは、思わず涙・・・・涙。
気高く生きるって素晴らしいわ!と感銘を受けまくってしまいました。どんなに境遇が最悪でも、心は自由なのね~
■田中裕子が不思議オーラでした。
演技が上手いとか、そういう印象ではないんですけど。ちょっとのんびりした話し方、ぽうっとした表情など。いい雰囲気があります。
妻タイーサ、そして純潔を守る娘マリーナの二役でしたが、それぞれに女神っぽくていいんですねー。
踊るとドスコイなのは愛嬌☆
出産で死んだ(と思った)妻タイーサを宝物のようにして棺に入れ、埋葬してほしいと宝石をいれるぺリクリーズ。
女冥利に尽きる。こんなに大切に思われたら・・・
■市村正親と白石加代子
市村さんと白石さんが琵琶法師みたいに物語る進行役。
市村さんは語り部、タイーサの父、マリーナを養育する太守クレオン、マリーナの婚約者(貴公子ってウッチーから呼ばれてたね・・・ふふ)と大活躍。
琵琶も弾くし早替わりあって、いっちゃん、大忙しー。
いやらしいのも、情けないのも、さわやかなのも、イケるのねー。いっちゃんと白石さんは本当に巧者だなぁ
■蜷川演出
波乱万丈だけど、親子物語で基本的には地味目なお話のせいか、どろどろした場面もなく、蜷川演出に負けそうなことが多い私でも大丈夫でした。
照明がキレイ。
それから物語をどんどん進める語りを補足するかのように、人形振りのようにペリクリーズらに扮した人が人形として出てきます。歌舞伎の人形振りが面白くて好きなので、これは良かったな。
人形→生身の役者→また人形のフリ、ってそそられます~っ
■インタビュー
それと、BSで放送したので本編の前にウッチーへのインタビューがあります。
これが!
いい男すぎます。明るい茶色のきれいな目、かわいい口に、笑顔♪ ちらっと山川アナを見る時の目が、目が! うぉーぉぉぉ(これ以上言葉に出来ません。たまらない魅力ですっ)
『不機嫌なジーン』の放送時を思い出しました。毎週、もだえてました・・・ そしてジーンが憎かったっす。あんな素敵な人を振るなんてーっ
『風林火山』でも、このままだと毎週もだえるのは間違いないです。大丈夫だろうか、私。せめてGacktに嫉妬しちゃったりしませんように・・・ え?亀治郎さんは嫉妬しないよね・・・
0 件のコメント:
コメントを投稿