『壁抜け男』10/18 13:30@劇団四季 自由劇場
デュテュイル:石丸幹二
部長/刑務所長/検事:高井治
C氏/囚人:小林克人 B氏/警官1/看守1/ファシスト:荒木勝
M嬢:佐和由梨 乞食/看守2/裁判長:井上隆司イザベル:坂本里咲
八百屋・娼婦:丹靖子 テュプール医師/警官2/弁護士:寺田真実
画家/渋谷智也 A夫人/共産主義者:岩本潤子
新聞売り/有賀光一
心がほんわか、そして不思議なラストなのに悲しくならない素敵なミュージカルでした~
何より、石丸さんが! もーっ 可愛らしくていじらしくて席で悶えてました。
デュテュイルが地味だけどいい人、っていう単純な人物ではなかったのがいいですねー。
突然、やってやるぞ!と行動を起こすけど、イザベルにはもじもじしてたり、好きなら直接行けばいいのに、脚光を浴びれば自分を知ってくれるはず!とびっくりの発想したり。
ちゃんとした大人なんだけど、あまり積極的に自分の人生を自分で引きよせようとしなかったんです。
でも「平凡な暮らし」を守っていくのだって大変ですよね。
たとえば嫌な上司。彼を壁抜けの能力で驚かして病院送りにするあたり、ただのマジメじゃないって分かって嬉しい場面です。
積極的じゃないけど、仕事は誠実、考え方は少しユーモアがあって。壁抜けの能力がそれをさらに引き出したって感じです。もともと素敵を持ってたのね。
だってだって、だって石丸さんだものぉ
■きゅーんって、これかーーっ
秋生さんがきゅーん♪とめろめろになっていたのが、1階後列からでも分かりましたよっ これが前列だったら本当に転げてましたね・・・
自由劇場のこのコンパクトさっていいな。オペラグラス要らず!
何ですかこのキュートな方は?
キラキラ☆☆☆☆
シリアスなラウル子爵様もよく似合う方ですが、こういうコメディでも品があって嫌味じゃなく、爽やかで。褒めても褒めたりませんっ ムフー!
ぴょんぴょん跳ねて、手のひらをふりふりさせ、ぐるんぐるんさせ、イザベルにキスして、またベッドに行きましょう♪という彼女のお誘いにタイムを申し出るっ なんたる可愛らしさ。
2回目のお誘いをちょっと休憩・・・というあたり、若者じゃないのねデュテュイル君は、という人間くささを感じマス。いいわーっ いいっ
はぁぁ 私の目にはきゅんきゅんのハートが浮かんでました。映画か漫画にしかいないですよ、こういう王子様は。
それが歩いて歌ってるのは奇跡的。
で、石丸さんの素敵なところは年齢を重ねた風も出しつつも、おじさんにならないところですね。ピュアな男のひと・・・あ、書いてて照れます。が、とても貴重な存在です。神さまに謝しておこう。
でもって、この素敵な石丸デュテュイルを見れた幸福をじみじみと味わいました。目に焼き付けましたよ!
■ガルガル♪
ものすごく歌いにくそうなメロディです。ウチにCDがあるので以前から聞いてはいたんですが、上がったり下がったり大変。
歌に問題のある方は出来ません。みなさん苦心して歌ってる感じがなく軽々と歌ってくれましたので、安心して物語と歌を楽しませてもらいました♪
石丸さんのうまさはもう、書くまでもなく。キレイに歌うだけではない、演じてる人物の心があふれてくるような優しくて誠実な声。しかし暑苦しくないんですよーっ 歌のうまさをひけらかすでもなく。
もーーっ 笑顔なんか見た日には、私の顔はふにゃふにゃーんです。
かーわーいーいーっ
それに演奏がたった3名だったとは・・・かなり驚きました。上手にパーカッション(小松玲子)、下手にピアノ(戸田多佳子)とリード(上里稔)。
全然、人数が少ない印象がなかったです。どれどころか、ものすごく詩的で素敵な音楽だなと思ってました。
ミュージカルってこんな少人数でも十分に出来ちゃうものなんですね。新鮮でした。
・・・もちろんつづく。石丸さんを称えて終わってしまいそう。
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