『ペテン師と詐欺師』@銀河劇場 13:30~
ローレンス/鹿賀丈史 フレディ/市村正親
クリスティーン/奥菜恵 ミュリエル/愛華みれ
ジョリーン/高田聖子 アンドレ/鶴見辰吾
魅力的なタイプの違う2人の男が騙し騙され、そして・・・?
コン・ゲームなので筋はあまり書かないようにしますが・・・
ネタバレありですので。
これから楽しみにしている方はお気をつけてください。
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楽しみました!ストーリーも込み入ることなく筋がしっかり見えていて、2人の男たちが右往左往しているのをうふふと笑いながら見ていられます。
オーヴァチュアのメロディを聞いて、これは良さそうと確信。いい音楽でした。
■鹿賀ローレンス
南フランスの保養地で、疫病だ戦争だのが激しい国の「プリンス(でも身分を隠している設定)」で、あなたのためになりたいの!という金持ちマダムからお金を騙し取っている。
欠点を探しても見つからないよ!と鏡に向かって言ってしまう素敵なおじ様。本当に素敵!
チャーミングで、スーツの着こなし最高で、ダンスも上手い、たぶんウィンクとかも上手いだろうな。プリンスと踊ってみたい~ 照明も操るマジックあり、指パッチンもキマってますね。
騙し屋家業だけど「ロマン」も持ってまして。騙すコツは「夢を与えること」。気持ちよくさせること。
そして歌うのは「夢をあげよう♪」軽やかで甘く素敵な声で夢をあげよう♪と歌ってくれます。ください! あ、この舞台で、今、まさに夢をもらってるのね♪
というわけで重々しさがなくスマートで素敵なサギ師でした。ソロ曲も多くて見蕩れますよー。たまに見せる普段着の表情も余裕があっていいんですってば。
■市村フレディ
アメリカ人の小さな額を騙し取っている若者。・・・若者の役でした。遠目にはジーンズ姿も動きも若々しくて問題ナシ!
偶然、ローレンスと知り合いになり弟子にしてくれ!と頼み込み、先輩ローレンスの素晴らしい技を盗もうとしたところ・・・ハプニング!
結局ローレンスの窮地をバカ演技で乗り越えたものの、邪魔あつかいされてしまうのでした。
フレディがごねてうると、いつの間にか2人は勝負することに。そして物語はさらに騙しあいの渦中へと!
相変わらず市村節って感じのおとぼけ。それもこれも鹿賀さんがしっかり受けているから。お互いに引き立てあってていいキャスティングです。
いっちゃんの車椅子演技、そして一族のダークサイド演技は肉体派の市村で! 厭らしくも、くどくもならないのって才能ですね。さらっと面白いの。
特にバカな子の演技が光るのが、勝手に婚約しちゃったジョリーンに嫌われようといっちゃんをバカな弟に仕立てる地下室の場面。
ちょこっと下ネタなのも大人向けミュージカルならでは。観客もうふふと笑ってました。聖子さんに抱きついて押し倒そうとすると、鉄のパンツつけぞ!とか・・・ね。
私なんか肩がふるふるしちゃって大変。爆笑っていうよりは、ふふふっと思わず笑ってることが多いかもしれません。始終そんな感じでしたヨ。
■奥菜クリスティーン
いい子のときのクリスティーン、そして別の顔を見せるラスト。
そうかな?と半分思いながらも、可愛いので男たち2人と一緒に見つめてました。ラストのほうが見慣れている奥菜さんです。
歌のことは言わないで!
ですけど、周りがしっかりしてるのでこのくらいは大目に見ます。とりあえず可愛いので、それだけでいいや。
音はそんなに外してないけど、人に聞かせるとなると・・・ううーん。う・・・・
つづく。
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