2006/07/05

『ダンス オブ ヴァンパイア TdV』7/3ソワレ クロロック伯爵(2幕)

サインしまくってるクンツェさんにこっそり熱視線を送りつつ、呼吸を整えて(すぐ乱れたが)、2幕。



♪愛のデュエット



こんなタイトルだったのか。伯爵からの真っ赤なブーツのプレゼントを履いて、城へやってきたサラ。



舞台中央のホネホネデザインの階段の上に伯爵、下にサラ。
デュエットはだんだん激しい気持ちをぶつけ合い、二人はゆっくり近づいいて。すっか私は貴方のもの!と、身も心も捧げちゃうわのサラ、伯爵にうっとりと顔を向け・・・ 



ああああ! 



ヴァンパイアの本能のまま首筋に吸い付こうかというところで、伯爵、思いとどまりましたっ この時の祐一郎の表情は最高です~ 特にAB席の方はぜひオペラで狙い撃ちしてくださいね!



ああいかん!(本当のセリフは忘れてしまった。ドイツ語だとNein!って叫んでます) 



自らすすんで来る娘の血は最高なのだ!と言い聞かせ、明日の舞踏会までご馳走は我慢だそうです。かわいい・・・ かわいすぎだよ。
サラ、危ないところだったよ! この子は本当に向こう見ずで心配よ。



翌朝。



ヴァンパイア退治のため霊廟へ向かう教授とアルフレード。いろいろあり、ま、退治なんかできないまま夜になり・・・ 
サラを探してあるく二人は屋上みたいなところへ(だってそうだよね、伯爵があのお乗り物でまたまた登場ですから



うろ覚えなんですが、お乗り物の目が光ってました? 次回確認しよう。恐れを知らぬヴァンパイア・ハンターな教授、ハッタリか本気か、対峙してましたが。どうも傑作な乗り物の伯爵の勝ちっぽいです。



♪抑えがたい欲望



この曲、ドイツ語版CDで骨に染みるほど聴いていてとても好きでした。祐一郎がこれを歌うんだなと思って、ずっと妄想ステージを繰り広げて楽しみにしてました。



うきゃーっ いよいよか、とまたも血圧が上昇。そして学習しない私はまたも息が苦しい。息止めてるからだよ・・・まったく。



そういう歌詞だったのか、と面白く聞きました。思い出を語ってたのね。



月は隠れた光なき夜が来た この静寂 見えるものは独り私の苦悩の影だけ~♪



と墓場にたたずみ伯爵様オン・ステージが始まりました。出だしはとても静かに。



美しい・・・モミーが気になるが、いやいやお着替えして紫のスカーフ(シャツの一部かも)と銀のアクセサリーがお似合いです。
苦悩しつつ、きっとメランコリーな気分のご自分に少しうっとりされているに違いない。



1617年、1730年、と好きになった女性の思い出を歌う伯爵。けっこう歌詞はグロテスク。
い肌に詩を書いた・・・赤いその血で♪



しかも伯爵の化身(新上裕也さん)がくねくねセクシーに気持ちを表現してまして。ここは詩も演出も、耽美! キメキメでうっとりでした。嬉しい~



はっ でもこのパートは本当に祐一郎のためにあるパートです。



静かに歌いだし、思い出を回想していくうちに感情が爆発していく様が音楽とあの歌声でぴりぴりと心臓まで突き刺さってきました。天使でも悪魔でもない、その苦悩が切ないです。



そしてまた静かな回想へと戻ってから、伯爵様ったらそんな自分の人生が嫌なのかと思ったら、欲望こそが我らの支配者♪ と大自己肯定です! さすがです!



これ以上ないくらいに大盛り上がりの音楽に、祐一郎の超ロングトーン! 生きててよかった・・・ 引越しが来年でよかった・・・



神も死に、残るのは「欲望だけ」・・・ 妙に説得力。TdVのチケットが増えていったのも欲望のまま・・・おそろしい!(白目) ぎゃー。



ひとつとても可笑しくなってしまったのが。思い出を語る前半、祐一郎伯爵様は石棺に腰掛けていらっしゃるんです。その姿は!



疲れたからひと休みしているおじさん、でした。私だけか?いやだぁ~っ やや背がうつむき加減だったからかもしれないな。



疲れたの? 祐さーん? この座ってる姿はあまり美伯爵じゃない。もうちょっとカッコつけて欲しいのです。
息子のヘルベルトくんにキメ☆の座り方を教えてもらうのもいいかもね。ぜひ研究してください。



♪舞踏の間



じゃーんとさらに音楽が激しくなり、左右にホネホネのパネルが動くと、そこはTDLと間違えそうな電飾が(単色だけどね)。ちょこっと地味なエレクトリカルパレードみたい。



相当、伯爵も盛り上がってきてますねー。階段の踊り場から、城の者たちに舞踏会に最高の生贄を用意した、とかいう内容の宣言をガツンを高らかに行います。
お歌の声が嬉しそうです。



マントはいつ外したのかしら。記憶違いでなければ、ここからマントがなくて、銀の刺繍やらアクセがきらきらの正装で登場してました。似合うわー、似合いすぎっ 階段と正装、たまらん組み合わせだ。



というわけで、またまた失神パートです・・・ えええ、いよいよ噛み付きますので!



我慢も限界!って感じに最高の顔をして、真っ赤なドレスのちひろサラの首すじに噛み付きましたーっ すかさず周りのヴァンパイアも一斉に噛み付く! コワイ!コワイよーっ
慌ててしまい、祐一郎が噛み付く瞬間にオペラ間に合わず。不覚なり・・・



吼える祐一郎! うわぁ! お茶目さん! これがアナタの欲望なのねー



もう、心臓がばくばくしっぱなしで、正気を保ってられたかどうか。逃げる教授とアルフレード、そしてサラを追いかけるように指示して、伯爵様は大満足の様子でお城の奥へ戻っていかれました。



これで祐一郎はラストだったのかな?と思っていたら、あの巨大な!垂れ幕。
素敵なヴァンパイアのお顔で会場中の目を釘付けにしました・・・・ とても驚いたです。お耽美だった伯爵様はいずこへ? やっぱり笑いを狙ってたんじゃないかーっ もうーっ やられたー。





カテコでは、牙のせいでうまくしゃべれません、ってはにゃしぇましぇん、とか。いや、もう少し普通に話せると思うし。だけどありがとうございましたっ!と、非常にさわやかに叫んだ祐一郎にまた惚れました。なんて清清しいんだ・・・



で、帰りに帝劇前でおともだちと会えたので、彼女に柱の祐一郎伯爵とすっかり放心しながらもニタニタしている私のツーショットを撮ってもらいました。だははは。ありがとう~



3 件のコメント:

  1. お初に書き込みお邪魔いたしま~す。
    幕間でちょこっとお会い出来て大変嬉しかったです。
    なによりレポがすごーーい!!
    細かくチェックが入ってますねぇ。
    ��疲れたからひと休みしているおじさん
    そうそう、私もそう感じました。
    あれってバルジャンじゃないか?って(笑)
    お腹大変だったそうで・・・。もう大丈夫でしょうか?
    私はヴァンパイアウィルスに感染して壊れちゃってます。
    また遊びにきますね。(^_^)

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  2. よく覚えている事に関心です(笑)
    私なんぞはあまりにボーっと観ておりここまでのレポはできませんわ。
    愛のデュエットは確かに伯爵様はチャーミング!!私はここで完全に心を奪われました。
    その後?幕間以上に壊れています(笑)
    伯爵の牙は近くで見ると他のヴァンパイアより長いのです。何ででしょうね~!!

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  3. セルゲイ2006/07/06 1:31

    ��ポチョコさん
    遊びに来てくれてありがとうございました☆
    会場では、すっかりヨレヨレになっている姿でのご挨拶になってしまいました(笑)
    あ、お腹はもう大丈夫デス。
    だけどヴァンパイアウイルスには感染してしまいました~
    そうそう!あのバリゲードで一休みのバルジャンのようでした。あそこは改良してほしいです!
    ではでは、またお会いできますように!
    ��クロリンさん
    レポ~ レポ~ プリーズ!
    ええー、歯が長かったんですか。さすが最前!
    なぜでしょうね?

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