■指揮ワレリー・ゲルギエフ PMFオーケストラ@Kitaraホール
- モーツァルト ファゴット協奏曲 変ロ長調 K. 191
ファゴット:ダニエル・マツカワ - ストラヴィンスキー ペトルーシュカ(1947年版)
- チャイコフスキー 交響曲 第5番 ホ短調 作品64
久々にキタラのレストランで食事をしてから聴くことに。今日は長年のおつきあい☆K嬢とご一緒です。12列目のチケットをゲットしてくれました。感謝!
吹奏楽の経験のあるK嬢曰く、ファゴットは息の強さで音の高低を吹くのだとか(私の解釈が違ってたらつっこんでください~)。リード命・・・?
耳で聞いているだけだと柔らかく軽快な音なのに、演奏はとても大変なのね。最初は緊張されていたようで固かったのですが、だんだん乗ってきたのが素人な私でもわかる楽しい演奏に変わってきました。素敵。
「ペトルーシュカ」はこれはバレエでも観たい! 楽しくて面白い!
オケが掛けあいをしている部分がお気に入り。躍ってるような音と不穏な音が左右から鳴らされたり~
前半の2曲。ゲルギエフ氏は指揮台を使いませんでした。いつもなのかしら? 指揮棒も持たず、両手をひらひら、あるいは腕ごとぐるぐる、たまにジャンプ!の全身指揮でオケを引っ張っていきます。
これは見てて楽しい指揮っぷり。
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ところでゲルギエフ指揮のウィーンフィル演奏のチャイコ5番、のCDがウチにありまして。ついアタマの中で今日の演奏と聞き比べになってしまいました。
そりゃウィーンフィルは巧くてスキがない。でも今日のPMFオケは勢いがあって、アグレッシブな印象です。
そう、若い・・・
「悲愴」より5番のほうが好きかもしれない私なのですが、どの楽章も緊張感が続いててとってもコーフンしました!
ゲルギエフの熱血指揮に若いオケメンバーが引っ張られていってる感じでしょうね。
熱血風でありながら、暑苦しい音楽にならないのが素晴らしい。強弱、緩急が気持ちよくて涙~
そうそう。チャイコフスキーはもう彼の血肉らしくついに譜面すらありませんでした。
台もなく、指揮棒もなく、スコアもなく。ゲルギーという人がいるだけの指揮・・・ なんか素敵すぎでしたよー。
第2楽章がものすごく聞かせてくれましたねぇ 聴衆もすごい集中して聴き入ってたかも。ブラス系の楽器のブレスに合わせてこちらもつい息をするような。ひゅっ。
第4楽章のたたみかける終盤、指揮もオケもいけいけーっ 欲を言えばティンパニーはもっとガンガン鳴らしてほしかったけど・・・ 迫力が波のように押し寄せてきました。
気持ちとしては叫びたいくらいで。拍手喝采に応えて5-6回挨拶に。あ、アンコール曲はありませんでした。用意がないようです~
とても気持ちの良い演奏会で幸せな夜になりました!
※ただし実家へ帰宅のためのバスが20分来ないのを見て、不便だーっと独りごちたのでした。最終バスは23:08 早いよ・・・(これでも昔より遅くなったんだよー)
あ、キタラホール自体は中島公園内にあってとても便利がよいですヨ。音も良い。
ちなみに前の私の住まいはココから徒歩5分。演奏会のあと鼻歌うたって歩いて帰れました。いいところだった~
こちらこそ御一緒できて楽しかったです~
返信削除ほんと、ゲルギー最高。
ファゴットについてはそういう解釈で大丈夫です。私がやっていたのは小6~中3までで、なんとか吹いてるといったレベルなので正しくないかもしれませんが。オクターブキーさえあれば楽なのになと思った覚えがあります。リード命!欠けたらアウトです。そそかっしい私はよくひっかけて欠かしてました…一本3000円からするのに…。うう、先生ごめんなさい。
あの音が好きです!
��ふぁんたすまごりあさん
返信削除まだ余韻が残っているような気がするくらいの、とっても熱のこもった演奏だったね~
リードってそんなに高価なんですか。まぁ・・・
何か楽器を演奏できたら素敵でしょうねぇ
リコーダーとか!?