2006/11/06

『MA』11/6 笹本マルグリット

11/6 13:00@帝国劇場 S席上手



初、笹本玲奈マルグリットでした。



似てるー



ぱっと聞いた感じが似ている笹本玲奈さんと新妻聖子さん。うーん。もちろん役へのアプローチも同じ方向でしょうから、ますます似てきます。



声に関しては、玲奈ちゃんがやや低いんですね。というか、低音がぐっと響いてきます。新妻さんは、逆に高音がガツンと響いてると思いました。



で、今のトコどっちが好きかなと考えてみたんですが・・・ 



声は新妻さんの高音が好きだけど、革命に向かわせる貧しさや貴族への憎しみは玲奈ちゃんのほうがよく出てるのです。



足して2で割りたい!



全体としては笹本マルグリットのほうが、憎しみの気持ちからマリーの人間・家族に触れて行き、アニエスの教えのように暴力はいけない、革命をけがしてはいけない、と思うようになるあたり、変化していく感じが良かったかな。



新妻さんは冒頭から気迫がすごい。本当に革命闘士って感じ。玲奈ちゃんは自分と豪華なくらしとの差に打ちのめされてそうですが、新妻さんは怒りに直結!のようでした。



かよわさとか・・・あんまり・・・ないの。強い子です。
声の出し方も強いので、共感して見てるっていうよりは、勇ましいなぁと感心しちゃいます。



オルレアンの金に物言わせるやりかたに反抗してても、新妻マルは心中では跳ねつけている印象でした。



笹本マルだとすごく傷ついた感じがあります。
憎しみ、理想の正義のあり方、マリーの実像、いろんな感情がぶつかりあってるらしいことが、よく見えました。



わりに哀切のマルグリットだったので、ラストでマリーに手を貸すところはすごく分かりやすいです。新妻さんは、ここでようやく迷いが外に伝わる感じだったなぁ



☆男気の新妻、情緒の笹本☆ 今日はこんなんでした。



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