2006/11/07

『MA』11/6 井上フェルセンに惚れます

誠実ながら、あと一歩の強引さの出ない非常に上品なお方。王妃様に強くは出られないのね。



夏休み明けに会ったら、急に大人びてた



井上くん・・・ もう井上くんって言うのが憚られるな。うううむ、大人の男の色香が出てます。
いつの間に! 何で!



ミーマイの時は、どちらかと言えば年の割には若々しいオーラが出てる人だなと眩しさに目を細めておったのですが。



薄いラヴェンダー色の衣装にふりふりシャツが嫌味なく、さらりと似合ってます。関係ないけど、オペラ座のラウルたちに見習ってほしいわ!



ひとつにまとめた髪、長い手足。それから歩く姿勢の美しいこと! やーん。



マントをばさっとまくって走り去るとこは、まだまだ修行よ!と励ましてます。マントマスター☆祐一郎からいろいろ盗み取ってください。ま、それすら誠実さをあらわす演出だったら申し訳ないことですね・・・ どうなんでしょう?



2幕で黒いマントにフードを深く被って、あら?カリオストロ?って思わせて登場します。



1日2日はフードもちゃんと被って退場してましたが、時間を取られるし、かといって急いだだらカッコよく被れないってことで止めになったようでした。単にマントをざっくり羽織って退場してます。



あとマリー様とのデュエットで背後から寄り添うところ、やや様式美。かたいのよ。でもこれも、演出かもなぁと思ったり。



愛していますと言うことが出来ても、フェルセンは貴族。身分の壁って大きいでしょう。王妃に寄り添うときも、その遠慮のようなものが出てしまうのかなぁとか。



こほ。2幕のチューが情熱的のようで、でもなく。・・・成就しない恋って悲しい、思わず目を反らしてしまう。



声、とろけマス。



大昔(きっと井上くんにとっては遥か昔)、「M!」という作品を見ました。声を張ると不安定になりがちでした。ロック調の曲との兼ね合いもあったんだと思います、が。



なのに、いまやその影ナシ! 進行方向敵ナシ!



聴いてると、私の細胞が喜んでいる気がしてます。歌ってる本人も、すっごく気持ち良く歌えてそう。



これで、井上くんとタイプの違うライバルがいれば(ミュージカル界に)完璧なのに! 



ああああああああ・・・・



マリーからのレブレターと思った手紙が、諸外国へ宛てた王制、王家再興の援助を頼むものだったと知ったフェルセンの声にならない叫び。



初めて聞いたときは、ぎょっとしました。まるで、カエル。ゲコゲコゲコ。3回目の今回、本気で声にならないって感じで良くなってました。



『MA』に登場する男性たちは、色香勝負の方がいない。と、思う。



女性は娼婦の御姉様たちのほかはマリー様くらい。



あ・・・カリオストロは、どーだ、と出すつもりはないみたい。思わず出ちゃうのよね~っ、という素敵なほんわか色気がありますけれども。どっちかといえば「この人なに?」って思われてるんです。



あとはオルレアン公(眉なし高見沢俊彦)、ルイ(いい人)、ボーマルシェ(色気はこっそりこの舞台では・・・隠している、。



ね、誰もいないんですよー。



ロココの美しい男はいないのか・・・(禅ルイのお言葉拝借)





フェルセンだけが、見目麗しい美しい男でしょう。



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