『マリーアントワネット』11/15 18:00@帝国劇場 B席
物語に入り込めないと観念したので、今日は祐一郎・オン・ステージが開催されているのよ、と自分を奮い立たせてオペラグラスを握り締めてました。手が疲れました。
■可もなく不可もなく
初日、二日目、11/6、に感じた勢いは本日なかったです。丁寧に歌ってますが、爆発はしませんでした。
可もなく不可もなく。こういう日もあるでしょう、ええ。祐一郎だけじゃなくて、全体的に落ち着いてた舞台で。こんな日にはあまり当たりたくないですけどね。
でも私は山口祐一郎の声に惚れているので、聞けたってのは良かったのです。惚れてるって弱いわ・・・そのために来たんだし。この声は天からの賜物ですもの。
その賜物を発揮しつくせない今回の役どころ。もったいなさ過ぎ。
惜しい! 惜しいのよー! ちょっとだけ役なら、『モーツァルト!』の睨下のほうが数倍よかった。ブーッ。
劇場内がびりびりしびれるような歌がないのが寂しいです。休憩時に流れる『レ・ミゼラブル』のバルジャン祐一郎に泣きそうでした。こっちがいいよぅ!
♪「もしも」で仮面をずらしてニカっと笑うときも、歯を見せないでにこっとしただけでしたヨ。ね、オトナシメ。
大人しいのですが、歌が板についてきたような感じもありました。こなれてきたのかもしれません。
■黄色い旗振り
は、張り切ってたようでした。トラブルなしで。
張り詰めてる空気が、緩みます。ここで緩ませる必要があるのかどうかといえば、緊迫したまま収監された場面につなげたほうが安心なのに。なぜあれがあるのかサッパリわからないっす。
■オルレアン公は「カリオストロとボーマルシェ」に首飾り事件を依頼
↑プログラムによれば。
製作側がそう思ってるのかもしれないけど、私の目にはそうは見えませんでした。
4回目の観劇だったけど、何度見てもカリオストロはフランス革命に関わる誰とも直接交流してません。もし、プログラムが意図するところだとしたら、それは失敗だわ・・・。
作ってる側があまりに情報を持っていても、観客席には全ては届きませんヨ~。
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