『ダ・ヴィンチ・コード』 150分/2006年/ロン・ハワード監督
原作は既読。最初のシリーズ『天使と悪魔』のほうが面白かった、と思ってます。
☆☆☆
■渋い大学教授をトム・ハンクスが、今年50歳になる(あ、祐一郎と同い年。身長もほぼ同じ185センチだ) トムが!演じます。しばらく彼の映画を観てなかったので、年を取ったなぁと強く感じる。
心配。渋い教授? ハリス・ツイードよ? 水球選手だよ?
ちょっと困ったように何度か笑ってくれたけど、始終眉間にシワを寄せていて、教授は大変そうでした。にやけた感じのオールバックの髪型が、なんとも。えぇ。
もっと中年の色気を出す場面があるのかと期待したけど、教授は真面目でしたねぇ。オドレィ・トトゥの可愛い瞳にも負けず、謎を追いつづけてました。ほんわかしたものがありましたけど。それだけ。
原作で読んだときの教授も素敵かもと思ったのですが、おじさんになったベビーフェイスなトム・ハンクスでも、なかなか素敵だったのでした。かわいいよ~
最後のソフィーとの場面、いいわ、教授。すっかりおじさんになっちゃって・・・トム。
■映画は、パリとロンドンの映像、過去の映像が現在と混じる演出、本だと分からない像を見ながら楽しめる点、がいい。
しかしあの厚さのものを、150分にまとめたんだから「謎」の骨格だけを追って、終了! 奥行きがなくなりました。まぁこういうものを映画化するとしょうがないことかもね。そういう映画でした。深くないが、それなりに楽しめます。
原作読まないで見たとしたら、謎解きの材料が矢継ぎ早に出てくるので、考えてると次の場面になって忙しいかもしれない。
■キリスト教にとって、これがそんなに大した問題なのか? と、肝心な点の感触がつかめないのがもどかしいところでして、どっちでもいいのになー。
ウェストミンスター寺院に行ったのに、ニュートンの墓があるとは気づかなかったよ。一緒に行ったKちゃんは、見てたのかしら。また行きたいデス。
■イアン・マッケランが、ゲイであるというので何となく驚いて(何でも驚くのです)ました。魔法使いの顔ばかり浮かんでましたが、マニアな英国紳士の役もいいです。
映画見てきました~。
返信削除海外ではこの映画の論争まで起きているようですね。
日本人は無宗教といわれるほど宗教と生活が密接しているとは思えないのですが、結構海外では宗教の教えが生活基盤になっているような国もありますよね。
歴史の類は好きな方ですがキリスト教となるとまるで無知に近い状態なので奥深い所までいきませんでした。
でもあっという間に終わってしまった150分でした。
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