5/25 18:30@日生劇場 GC下手側
エリザベート:一路真輝 トート:山口祐一郎
ルキーニ:高嶋政宏 フランツ・ヨーゼフ:鈴木綜馬
ルドルフ:浦井健治
ジフィー:寿ひずる 少年ルドルフ:苫篠和馬
2006年エリザ、これがMY楽。さみしいよう。
そして書いてる今日(28日)は千秋楽。自宅でCDかけ、一人千秋楽気分。暗い?
さて、25日ソワレ。
いつも以上に気合入れてみてたら、途中で貧血起こしました。
倒れたことある人は分かると思うけど、突如地面(と天井)がぐらぐらぐらーっと揺れて、聴覚が消えかけ(耳の奥でさーっと砂が落ちるような音が)、ドン!
・・・いやいや、ドン!の手前で持ちこたえたのでした。危なかった。
だって舞台では祐一郎が『最後のダンス』歌ってたんですよ! 何が何でも持ちこたえねば。
たぶん晩御飯時間なのに何も食べてなかったから。
■歌舞伎でしたか
2幕のルドルフが「ハンガリー・・・国王!」って言うとこ、祐一郎はぐわっと目を見開いてますよね。
それから、いろんなところでの動いて、止まって、とか。手を上に掲げてキメる感じ。
例えば、フランス病をうつされてショックを受けてるシシィに走って迫るも、逃げられちゃって、カウチの上で迫った姿勢のままで止まってる姿とか。
さらにあの白地に青いアイラインのメイク。髪型・・・連獅子か?
型で決めてるわけではないと思いますが、歌舞伎のようでもありました。
うーん美しい!美丈夫!
(この間読んだちょこっと古めのミュージカル案内本に 山口祐一郎は美丈夫 とコメントが。オーッホッホ、びじょうぶって!すごい褒め言葉,で照れるわ。
広辞苑によれば美丈夫とは、「美貌の若者。立派な男」だそうです)
■さあぁぁぁ~♪
『最後のダンス』 3回山口トートを観ましたが、この日が一番「さぁぁ~!」のタメが激しくて、打ち震えました。
運命め/さぁぁだめーーっ
息が出来ない! 貧血寸前だったのって、息するのも忘れてたからかなぁ
この魔術的な歌声を振り切るシシィって強靭ですよ。どーにでもしてくださいって平伏しますね、私ならば。
ところで、この曲の最後。俺さーっ!
と歌いながら、祐一郎は何かをヨイショっと下から上に持ち上げてるように見えて仕方ない。歌声と見栄えのするカラダに陶酔しながらも、プププ・・・っと可笑しさがこみ上げて来るんです。
閣下の大袈裟なイエーイ? それとも、片手バンザイ? 振り付けの意味を知っていたらかわいそうな私に教えてください。
でもって、やはり3回のなかで一番大きく派手にコートの裾をばさーっと(ほとんど一周したかというくらいだ)翻して去って行きましたっ
がーーっ 素敵、すてきーっ
■いたぞ!
落ち着いて初演時のCD聞いてると、抑え目の声で
「(テロリストはどこだ!)いたぞ!」と発声してるんですねー。
なぜ今回は甲高いのですか・・・・
何かに似てるなぁ似てるんだよぅ、とずっと考えてたんですが、あれです。
鬼太郎!って呼ぶときの目玉おやじの言い方に似てます。すっきりしたー。
■美しい~
ただの美貌の若者じゃダメなのです・・・。それに美貌っていう言葉には当てはまらないし。コホ。
祐一郎の存在感って。
ダンスは得意じゃないし、ささやき声が度を越しておもしろ声になることもあるけど!
それが何だ。ただの上手い下手じゃないのよー。舞台にたつと、ものすごい吸引力で私の目も心も釘づけに。
集中と気迫。余裕がありそうにも見えるけど、一生懸命にも見える。カテコになると演技中のオーラはすっと抑えられて、とってもチャーミングな人になるのも堪らなく素敵です。
「エリザベート」私に楽しみを与えてくれてありがとう。2006年キャストでCD出さないかしら。
閣下、お肌の調子を整えてくださいね。7月にまたお会いしましょう。
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