2007/09/15

『レ・ミゼラブル』8/26昼-7 不誠実ってほどではなく小西マリウス

不誠実そうなマリウス」にがっかりした日から2ヶ月。



でも、6月よりはよくなってましたーっ(他のマリウスとは比較できない・・・まだ)



前回(6/23の感想)、私の素敵マリウスの記憶ページから追放したかった小西マリウス。
好き嫌いっていうことじゃないの。君は歌も演技もお遊戯会のようだ!



いきなりカテコに飛びますが、彼が「帝劇が気に入ったのでまた(帝劇の舞台に)来たいです」とかなんとか・・・と挨拶したときは、しばらく他で修行しておいで、とお祈りに近い気持ちで呼びかけておりました。お願いだからマリウスの誠実さを禅さんから学んで~



歌はまぁ・・・相変わらず腹筋鍛えようね、という感じですが、一本調子から脱却してちょこっと表情のある歌に。そして、遊び人疑惑まで持ち上がった軽いマリウスだったのが、これもマジメな感じに修正されたと思いました。



2回目の攻撃、弾がないぞ!でバリケードの外に行こうとすると岸アンジョが必死になって止める、の場面。
この日は心が入ってたようです。どこにいても同じだ!と叫ぶことができました。この場面では藤岡マリウスが1番辛そうに見えたかな。藤岡マリは考えすぎちゃいそうなイメージ。
小西マリは、何も考えてない・・・ 目の前のことで精一杯で、他人への思いやりとか、誠実な人柄とか、あまり伝わりません。博多でさらに揉まれてるといいですね。



なぜ彼がマリウスにキャスティングされたのか未だに分からないけど、何かがあるー。いろいろ?



六九さん☆



今回のテナは、美声で驚いた安崎さんがお気に入りでしたが・・・。



小西くん同様この日のカテコで「ぱっつんぱっつんだった」とお話してた三谷六九さん。ベガーズ・オペラでの役で見たくらいですが、六九さんは悪党になれないテナでかわいらしかったです。



駒田一テナなどは、手練れの域に達していて、安定感を越えた存在感が・・・ 小悪党なのかと思わせて、かなり良心ってものが無さそうな恐ろしさが。あの大きな目でぐわっと見られたら怖いです。エポニーヌを足蹴にするのも、駒田さんが1番本気で何するか分からない感じでしたー。



へっこき六九さんは小悪党っぷりがかわいいのでほのぼの。下水道では死体を踏んづけ、お尻の下に敷くのに愛嬌ありです。
瀬戸内テナ妻との相性も良かったみたいで、大悪党でもなく良心を放置して現世で生き延びている底辺の人な感じがありありと見えました。瀬戸内さんは、庶民ぽさを出すのがうまい。そして、コゼットいびりがこれまた怖い。



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