2007/09/14

『レ・ミゼラブル』8/26昼-6 俺の命!

橋本バルジャンについて思い出し中。



コゼットを救い出して、お洋服を替えてあげては「おいで!」とハグ。うわーん。



いま、ちびちびと思い出しても泣けてくる場面です。



これまでの改心してからのバルジャンは神の愛にこたえるため、博愛という感じの気持ちを持とうとしていたに違いない。まぁでも、単純に誰のことでも愛したというよりも、誰も愛さない愛っていうのか・・・ 自分の魂を温めるような愛情じゃないですよね。義務とか、責務とか、修行っていうほうが近かったんだと思うんですよ。



それが、コゼットに会って見つめ合って、「ららららら~♪」とハミングして、「私の子だ~♪」って言った頃には、すごくバルジャン自身が欲してた愛情を得たんだなぁって思うのです。バルジャンはコゼットを守ることで、逃亡者としての人生じゃなく父親になる素晴らしい責務を負ったんですねー。



ららららら♪のときも、ずっとコゼットと目と目で会話。何て素敵なんだーっ 



さて、最初にコゼットを見つけたときの言い方! 
ええと、別所さんは怖いくらいに感動してる様子が取れます。キーヨは驚いてるのが強かった。祐一郎バルは感無量って印象が強かったです。
さとしバルジャンが泣かせるところは、感無量で、かつ喜びと、辛かろう境遇に胸を突かれている感じが「コゼット!(ハグ!)」に出るの。ここはやはり上手いなぁと感心。観劇してるときはここまで分析しないで、バルジャンと一緒になって可哀相に!とか、テナ夫妻へのお怒り気分になってますが。



コゼットと一緒に暖炉の前に手をかざしたりして、憎いヤツ。



「君の恋人・・・マリウス!」



エポが必死に届けてくれたマリウスからコゼットへのラブレター☆ この日はあまり躊躇もなく読み始めました。いい声で♪ いやー、本っ当にさとしさんの声は好きです~



読み終わったバルジャン、色んな気持ちがこみ上げたらしく、早足でがががっと屋敷方面へと大股で帰っていきます。
まずは娘を愛する父親として、「恋人」だとぉー!と怒ってる。
それから、いつの間に恋人が!なぜ俺に教えてくれなかったんだ、コゼット・・・とショック受けてる。
あと、砦にいる学生が政府軍と衝突したら、コゼットの恋人が危ない、と心配。



こんな気持ちが一気に盛り上がってると想像します。さとしバルジャンは、お怒りっていうより(別所さんが1番怒りの気持ちを表現してた気がする)、心配でたまらない!という雰囲気です。コゼットが悲しむことがあったらどうしよう?と。



そう、さとしバルジャンは、優しくて、優しくて、そしてストイックなイメージ。



0 件のコメント:

コメントを投稿