2007/02/25

逃げ切れはしない、さぁこれまで!

梅田より、またまた速報でした。博多でふくらんだ祐一郎、大阪では元にもどってきたらしい、とか。喜ばしいですね。その調子! 
くるくる回ってみんなに元気を分けてるそうで。私の脳内でもくるくるしてもらってます。さみしいー。



肝心の舞台の変化も少し聞けました。冒頭のカリオストロのセリフ、ラストの断頭台を前にしたアニエスのセリフ、の変化におおっ、と。親切設計のセリフになったようですね?



フランス革命は、カリオストロが「私が」操ったのだ、と積極的にPR。何だかねぇ、というシーンだった「王家逃亡失敗」場面も、黄色い旗は健在ながら、「逃げ切れはしない、さぁこれまで!」と、カリオストロが逃げ道を塞いでる(最初からこうしておけば分かりやすかったよねぇ)ように変更されてたとのことでした。



アニエス(と、マルグリットもか)が、正義のためと信じた革命が血で血を洗うような、あるいはただの憎しみや欲望だけの革命になってしまったこと、を最後に問いかけている模様。



実際に見てないので、想像の範囲ですけれど、アニエスの↑こういう感想は、原作のアニエスの感情にかなり沿っています。ちなみに原作ではマルグリットって、野獣のような子ですが(まさに「顔」をなくした暴徒の一人)、舞台ではアニエス寄りの立場に置いてます。



こういう変更点を聞いて思うのは、たぶんもともと表現したかったことは、幕が上がる前も、今も変わらないのかもしれないのです。
ただ、製作側が、あまりに作品に取り組みすぎて、私たちがどこから「知らない」のか、知りすぎた側には分かりにくくなってたのかなぁと。常識って人によってズレてることに、突然気づいたりしますけど、そんな感じか? 実際に舞台にかけたら、客席との温度差(理解度)が思った以上にあったんじゃないでしょうかー。



最近の変更点は、ま、親切すぎても・・・という面もありますが(勝手でごめん~)、分かりやすさは進化してるみたいですね。



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