2005/11/02

『嵐になるまで待って』

『嵐になるまでまって』 演劇集団キャラメルボックス 



2002 サマーツアー 作・演出 成井豊



DVD観賞。



作曲家の波多野(岡田達也)は、口から出す声とは別に「二つ目の声」をだして、相手を意のままにあやつる能力があった。声優デビューを前にしたユーリ(岡内美喜子)だが、その声を波多野に奪われてしまう。本番までに声を取り戻すことができるのか。



↑導入はこんな感じ。作・演出の成井さんってビミョーな超常現象が好きなのですか? たまたまなのかな。



聴覚障害のある姉を忍足亜希子が演じています。手話を日々使っているひとのものは、他の出演者の使う手話とはかなり違ってます、気持ちをカラダ全部で表現しているよう。感情がわっと広がっていくみたい。



冒頭に、手話を取り入れたダンスがちょっとあるのですが、これキレイでした。照明の雰囲気もいいし、言葉がなくても伝わっていく風で。



前の図書館の話でもいいなぁと思った西川浩幸はユーリを担当する東大教授役でした、物語の進行役。うん、ステキです。過去にプレイバック!していき、教授がナビゲーターします。月曜日・火曜日・・・と。順序よく進むので分かりやすいです。



ユーリは相手を操ろうとする声が聞こえちゃう役なんだけど、聞こえない普通の人も術にかかるんです。自分の声が好きじゃない女の子が、君が声を出さなければ彼は君を愛してくれるだなんていうのを間に受けるかな。声優に挑戦しようとしてるくらいなら、前向きだしねぇ そんな疑問も挟めないくらい波多野の能力が強力だってことだろうけれど。



いろいろドタバタとしつつ、最後に愛は勝つ、で幕。



会場はサンシャイン劇場で、いつも役者ごとにマイクをつけないんだそうです。なのでナマ声で会場中に聞こえる音量で話すことになり、見てる私もなんだか呼吸が苦しい~ たぶん会場ではそんなに気にならないと思いますが、DVDで見ると苦しい気になるわねぇ



今月、取れたら『クロノス』観にいってみようと思ってます。



0 件のコメント:

コメントを投稿